JPH08109648A - マンホールの下水管取付部のシール構造 - Google Patents
マンホールの下水管取付部のシール構造Info
- Publication number
- JPH08109648A JPH08109648A JP6270549A JP27054994A JPH08109648A JP H08109648 A JPH08109648 A JP H08109648A JP 6270549 A JP6270549 A JP 6270549A JP 27054994 A JP27054994 A JP 27054994A JP H08109648 A JPH08109648 A JP H08109648A
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- JP
- Japan
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- manhole
- rubber tube
- sewer pipe
- sewer
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- Pending
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- Underground Structures, Protecting, Testing And Restoring Foundations (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】 マンホールの下水管取付部のシール構造にお
いて、施工時の偏心やばらつきを十分吸収でき、止水性
を向上する。 【構成】 マンホール１の側壁１ａの下水管２取付部の
シール構造において、上記下水管２の外周にリング状の
ゴムチューブ４をはめると共に該下水管２を上記マンホ
ール１の側壁１ａに明けた取付孔３に挿入した後、上記
ゴムチューブ４内に充填物５を注入し該ゴムチューブ４
を膨らましてシールするものである。
いて、施工時の偏心やばらつきを十分吸収でき、止水性
を向上する。 【構成】 マンホール１の側壁１ａの下水管２取付部の
シール構造において、上記下水管２の外周にリング状の
ゴムチューブ４をはめると共に該下水管２を上記マンホ
ール１の側壁１ａに明けた取付孔３に挿入した後、上記
ゴムチューブ４内に充填物５を注入し該ゴムチューブ４
を膨らましてシールするものである。
Description
【０００１】
【産業上の利用分野】本発明は、マンホールの側壁の下
水管取付部のシール構造に関するものである。
水管取付部のシール構造に関するものである。
【０００２】
【従来の技術】一般に、図６に示す如くマンホール１は
地下に配設された下水管２の中途に所定間隔で設置さ
れ、下水管２の塞がり具合の点検等が行われる。従来は
図７に示す如くマンホール１の側壁１ａに明けられた取
付孔３に、リング状のガスケット１２がはめ込まれその
後塩化ビニール製の下水管２が挿入されて取付けられて
いる。
地下に配設された下水管２の中途に所定間隔で設置さ
れ、下水管２の塞がり具合の点検等が行われる。従来は
図７に示す如くマンホール１の側壁１ａに明けられた取
付孔３に、リング状のガスケット１２がはめ込まれその
後塩化ビニール製の下水管２が挿入されて取付けられて
いる。
【０００３】
【発明が解決しようとする課題】ところが、上記ガスケ
ット１２は軟弱なシールリップ１３で下水管２を支持す
るため、施工時の偏心やばらつきを十分吸収出来ない。
そのため、取付け作業が困難となりまた止水性も不十分
となるという課題があった。そこで、本発明はかかる従
来の課題に鑑みて、施工時の偏心やばらつきを十分吸収
できかつ止水性も十分なマンホールの下水管取付部のシ
ール構造を提供することを目的とする。
ット１２は軟弱なシールリップ１３で下水管２を支持す
るため、施工時の偏心やばらつきを十分吸収出来ない。
そのため、取付け作業が困難となりまた止水性も不十分
となるという課題があった。そこで、本発明はかかる従
来の課題に鑑みて、施工時の偏心やばらつきを十分吸収
できかつ止水性も十分なマンホールの下水管取付部のシ
ール構造を提供することを目的とする。
【０００４】
【課題を解決するための手段】かかる目的を達成するた
めに本発明の構成は、図１に示すように、マンホール１
側壁１ａの下水管２取付部のシール構造において、上記
下水管２の外周にリング状のゴムチューブ４をはめると
共に該下水管２を上記マンホール１の側壁１ａに明けた
取付孔３に挿入した後、上記ゴムチューブ４内に充填物
５を注入し該ゴムチューブ４を膨らましてシールするよ
うにしたものである。
めに本発明の構成は、図１に示すように、マンホール１
側壁１ａの下水管２取付部のシール構造において、上記
下水管２の外周にリング状のゴムチューブ４をはめると
共に該下水管２を上記マンホール１の側壁１ａに明けた
取付孔３に挿入した後、上記ゴムチューブ４内に充填物
５を注入し該ゴムチューブ４を膨らましてシールするよ
うにしたものである。
【０００５】
【実施例】以下、本発明の実施例を図に基づいて詳細に
説明する。図６に示す如くコンクリート製のマンホール
１は、地下に配設された塩化ビニール製の下水管２の中
途に所定間隔で設置されている。図１に示す符号１ａは
マンホール１の側壁で、取付孔３を明けている。この取
付孔３に下水管２が挿入されて取付けられるのに先立
ち、図２に示すようなリング状のゴムチューブ４が下水
管２の外周にはめられ、その後図１に示す如く断面偏平
状のゴムチューブ４と一緒に下水管２が取付孔３に挿入
される。このゴムチューブ４の材質は天然ゴム、ブチル
ゴム、ＥＰＤＭ（エチレン・プロピレン・ジエン共重合
ゴム）、ＣＲ（クロロプレンゴム）等が考えられるが、
伸び率が大きくかつ破れにくい天然ゴムが好ましい。
説明する。図６に示す如くコンクリート製のマンホール
１は、地下に配設された塩化ビニール製の下水管２の中
途に所定間隔で設置されている。図１に示す符号１ａは
マンホール１の側壁で、取付孔３を明けている。この取
付孔３に下水管２が挿入されて取付けられるのに先立
ち、図２に示すようなリング状のゴムチューブ４が下水
管２の外周にはめられ、その後図１に示す如く断面偏平
状のゴムチューブ４と一緒に下水管２が取付孔３に挿入
される。このゴムチューブ４の材質は天然ゴム、ブチル
ゴム、ＥＰＤＭ（エチレン・プロピレン・ジエン共重合
ゴム）、ＣＲ（クロロプレンゴム）等が考えられるが、
伸び率が大きくかつ破れにくい天然ゴムが好ましい。
【０００６】そして、上記ゴムチューブ４のバルブｖを
設けた注入口４ａより充填物５例えば空気、水、ウレタ
ン系或いはポリブタジエン系のシーリング材等が注入さ
れと、該ゴムチューブ４は図３に示す如く膨らんで上記
取付孔３と下水管２との隙間Ｃは確実にシールされる。
上記のように、ゴムチューブ４が偏平状態で下水管２が
取付孔３に挿入されるため施工が容易となり、しかも充
填物５で膨らんだゴムチューブ４の支持力が大きいため
施工時の偏心やばらつきが十分に吸収される。なお、充
填物５が空気の場合は抜け易いので好ましくない。
設けた注入口４ａより充填物５例えば空気、水、ウレタ
ン系或いはポリブタジエン系のシーリング材等が注入さ
れと、該ゴムチューブ４は図３に示す如く膨らんで上記
取付孔３と下水管２との隙間Ｃは確実にシールされる。
上記のように、ゴムチューブ４が偏平状態で下水管２が
取付孔３に挿入されるため施工が容易となり、しかも充
填物５で膨らんだゴムチューブ４の支持力が大きいため
施工時の偏心やばらつきが十分に吸収される。なお、充
填物５が空気の場合は抜け易いので好ましくない。
【０００７】また、ゴムチューブ４の取付孔３及び下水
管２に接する側に各々接着剤６を塗布するとシール性が
一層増し、また隙間Ｃにモルタル７を充填することでシ
ール性及び支持力を増大できる。なお、上記充填物５の
ウレタン系又はポリブタジエン系のシーリング材は、液
状の主剤と硬化剤とを混ぜ合わせて使用すると徐々に固
まりゴム様弾性体になる性質がある。従って、ゴムチュ
ーブ４への注入時は液状で注入し易く、時間が経つと弾
性体として十分な支持力が発揮される。
管２に接する側に各々接着剤６を塗布するとシール性が
一層増し、また隙間Ｃにモルタル７を充填することでシ
ール性及び支持力を増大できる。なお、上記充填物５の
ウレタン系又はポリブタジエン系のシーリング材は、液
状の主剤と硬化剤とを混ぜ合わせて使用すると徐々に固
まりゴム様弾性体になる性質がある。従って、ゴムチュ
ーブ４への注入時は液状で注入し易く、時間が経つと弾
性体として十分な支持力が発揮される。
【０００８】図４（ａ）、（ｂ）及び図５（ａ）、
（ｂ）は各々他の実施例のゴムチューブ８、９を示し、
いずれも横断面形状が四角形で、前者は接触面に水膨張
ゴム材１０を後者はブチル粘着材１１を各々貼り付けて
いる。それらの中空部８ａ、９ａに充填材が注入される
と図４（ｂ）及び図５（ｂ）に示す如く膨張する。
（ｂ）は各々他の実施例のゴムチューブ８、９を示し、
いずれも横断面形状が四角形で、前者は接触面に水膨張
ゴム材１０を後者はブチル粘着材１１を各々貼り付けて
いる。それらの中空部８ａ、９ａに充填材が注入される
と図４（ｂ）及び図５（ｂ）に示す如く膨張する。
【０００９】
【発明の効果】以上説明したように本発明のマンホール
の下水管取付部のシール構造は、リング状のゴムチュー
ブをはめた下水管をマンホールの取付孔に挿入した後、
該ゴムチューブ内に充填物が注入されて膨らむため、従
来のガスケットと異なり施工時の偏心やばらつきを十分
吸収できて施工作業が容易となり、また止水性が向上す
るという効果がある。
の下水管取付部のシール構造は、リング状のゴムチュー
ブをはめた下水管をマンホールの取付孔に挿入した後、
該ゴムチューブ内に充填物が注入されて膨らむため、従
来のガスケットと異なり施工時の偏心やばらつきを十分
吸収できて施工作業が容易となり、また止水性が向上す
るという効果がある。
【図１】本発明のマンホールの下水管取付部のシール構
造の断面図である。
造の断面図である。
【図２】同上のゴムチューブの正面図である。
【図３】図１のゴムチューブを膨らませた状態の断面図
である。
である。
【図４（ａ）】同上ゴムチューブの他の実施例の横断面
図である。
図である。
【図４（ｂ）】同上ゴムチューブを膨らませた状態の横
断面図である。
断面図である。
【図５（ａ）】同上ゴムチューブの他の実施例の横断面
図である。
図である。
【図５（ｂ）】同上ゴムチューブを膨らませた状態の横
断面図である。
断面図である。
【図６】地下にマンホール及び下水管が配設された状態
を示す断面図である。
を示す断面図である。
【図７】従来のマンホールの下水管取付部のシール構造
の断面図である。
の断面図である。
１ マンホール １ａ 側壁 ２ 下水管 ３ 取付孔 ４ ゴムチューブ ４ａ 注入口 ５ 充填物 ６ 接着剤 ７ モルタル ８ ゴムチューブ ８ａ 中空部 ９ ゴムチューブ ９ａ 中空部 １０ 水膨張ゴム材 １１ ブチル粘着材 Ｃ 隙間
─────────────────────────────────────────────────────
【手続補正書】
【提出日】平成７年５月２６日
【手続補正１】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】発明の名称
【補正方法】変更
【補正内容】
【発明の名称】 マンホールの下水管取付部のシール構
造
造
【手続補正２】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】図面の簡単な説明
【補正方法】変更
【補正内容】
【図面の簡単な説明】
【図１】本発明のマンホールの下水管取付部のシール構
造の断面図である。
造の断面図である。
【図２】同上のゴムチューブの正面図である。
【図３】図１のゴムチューブを膨らませた状態の横断面
図である。
図である。
【図４】（ａ）は図１のゴムチューブの他の実施例の横
断面図であり、（ｂ）は同上ゴムチューブを膨らませた
状態の横断面図である。
断面図であり、（ｂ）は同上ゴムチューブを膨らませた
状態の横断面図である。
【図５】（ａ）は図１のゴムチューブのその他の実施例
の横断面図であり、（ｂ）は同上ゴムチューブを膨らま
せた状態の横断面図である。
の横断面図であり、（ｂ）は同上ゴムチューブを膨らま
せた状態の横断面図である。
【図６】地下にマンホール及び下水管が配設された状態
を示す断面図である。
を示す断面図である。
【図７】従来のマンホールの下水管取付部のシール構造
の断面図である。
の断面図である。
【符号の説明】 １ マンホール １ａ 側壁 ２ 下水管 ３ 取付孔 ４ ゴムチューブ ４ａ 注入口 ５ 充填物 ６ 接着剤 ７ モルタル ８ ゴムチューブ ８ａ 中空部 ９ ゴムチューブ １０ 水膨張ゴム材 １１ ブチル粘着材 Ｃ 隙間
Claims (1)
- 【請求項１】 マンホール側壁の下水管取付部のシール
構造において、上記下水管の外周にリング状のゴムチュ
ーブをはめると共に該下水管を上記マンホール側壁に明
けた取付孔に挿入した後、上記ゴムチューブ内に充填物
を注入し該ゴムチューブを膨らましてシールするように
したことを特徴とするマンホール下水管取付部のシール
構造。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP6270549A JPH08109648A (ja) | 1994-10-08 | 1994-10-08 | マンホールの下水管取付部のシール構造 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP6270549A JPH08109648A (ja) | 1994-10-08 | 1994-10-08 | マンホールの下水管取付部のシール構造 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH08109648A true JPH08109648A (ja) | 1996-04-30 |
Family
ID=17487736
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP6270549A Pending JPH08109648A (ja) | 1994-10-08 | 1994-10-08 | マンホールの下水管取付部のシール構造 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH08109648A (ja) |
Cited By (3)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| KR20030030358A (ko) * | 2001-10-10 | 2003-04-18 | 박동수 | 맨홀 접속부 덮개 장치 |
| JP2012241447A (ja) * | 2011-05-20 | 2012-12-10 | Hayakawa Rubber Co Ltd | マンホール改修用止水部材及びマンホール改修工法 |
| JP6901814B1 (ja) * | 2021-03-04 | 2021-07-14 | 株式会社匠技工 | 管口止水工法並びに止水用リング及び管口止水具セット |
-
1994
- 1994-10-08 JP JP6270549A patent/JPH08109648A/ja active Pending
Cited By (3)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| KR20030030358A (ko) * | 2001-10-10 | 2003-04-18 | 박동수 | 맨홀 접속부 덮개 장치 |
| JP2012241447A (ja) * | 2011-05-20 | 2012-12-10 | Hayakawa Rubber Co Ltd | マンホール改修用止水部材及びマンホール改修工法 |
| JP6901814B1 (ja) * | 2021-03-04 | 2021-07-14 | 株式会社匠技工 | 管口止水工法並びに止水用リング及び管口止水具セット |
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