JPH08108986A - 乗客コンベア - Google Patents
乗客コンベアInfo
- Publication number
- JPH08108986A JPH08108986A JP24365294A JP24365294A JPH08108986A JP H08108986 A JPH08108986 A JP H08108986A JP 24365294 A JP24365294 A JP 24365294A JP 24365294 A JP24365294 A JP 24365294A JP H08108986 A JPH08108986 A JP H08108986A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- rail
- rear wheel
- traveling surface
- terminal
- point
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
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- Escalators And Moving Walkways (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】踏段反転時の後輪とターミナルレールとのすき
まに起因する衝突打撃音を消滅させることは勿論のこ
と、耐久性及び保守性の良いターミナルレールを提供す
る。 【構成】ターミナルレール２３の走行移行箇所部分のレ
ールを切取り、その部分に耐摩耗性の良いレール２７を
設け、レールとターミナルレール２３に取り付けられた
支持板２８とを弾性体３１によって支持する。最初レー
ル走行面２７はＥ点およびＦ点の位置にある。今、後輪
１１が矢印Ａ１の方向に案内されると、走行面２７Ａは
踏段の自重によって圧縮されて、徐々にターミナルレー
ル走行面２３Ａと同一平面となる。次に走行移行箇所に
達すると、後輪１１は走行面２７Ｂに移行し、走行面２
７ＢはＪ点までたわみ、移行時の衝撃力は弾性体３１の
ばね作用により吸収される。
まに起因する衝突打撃音を消滅させることは勿論のこ
と、耐久性及び保守性の良いターミナルレールを提供す
る。 【構成】ターミナルレール２３の走行移行箇所部分のレ
ールを切取り、その部分に耐摩耗性の良いレール２７を
設け、レールとターミナルレール２３に取り付けられた
支持板２８とを弾性体３１によって支持する。最初レー
ル走行面２７はＥ点およびＦ点の位置にある。今、後輪
１１が矢印Ａ１の方向に案内されると、走行面２７Ａは
踏段の自重によって圧縮されて、徐々にターミナルレー
ル走行面２３Ａと同一平面となる。次に走行移行箇所に
達すると、後輪１１は走行面２７Ｂに移行し、走行面２
７ＢはＪ点までたわみ、移行時の衝撃力は弾性体３１の
ばね作用により吸収される。
Description
【０００１】
【産業上の利用分野】本発明はエスカレータや電動道路
等の乗客コンベアに関する。
等の乗客コンベアに関する。
【０００２】
【従来の技術】従来の乗客コンベア、例えば、エスカレ
ータにおいて、踏段反転部におけるターミナルレールに
対し、踏段ローラ後輪とのすきまに起因する衝突打撃音
を消滅させるため、実開昭48−91779 号公報には、上述
した走行移行箇所の表面に帯状の弾性体をレール表面よ
り若干突出させて設け、それにより走行移行面に発生す
る振動、騒音を緩和するものが提案されている。
ータにおいて、踏段反転部におけるターミナルレールに
対し、踏段ローラ後輪とのすきまに起因する衝突打撃音
を消滅させるため、実開昭48−91779 号公報には、上述
した走行移行箇所の表面に帯状の弾性体をレール表面よ
り若干突出させて設け、それにより走行移行面に発生す
る振動、騒音を緩和するものが提案されている。
【０００３】
【発明が解決しようとする課題】しかし従来技術では、
後輪が帯状の弾性体に直接接触することによって衝撃を
吸収するため、弾性体の摩耗が早く耐久性及び保守性に
問題がある。
後輪が帯状の弾性体に直接接触することによって衝撃を
吸収するため、弾性体の摩耗が早く耐久性及び保守性に
問題がある。
【０００４】本発明の目的は、振動，騒音を緩和するこ
とは勿論のこと、耐久性及び保守性の良いターミナルレ
ールを備えた乗客コンベアを提供することにある。
とは勿論のこと、耐久性及び保守性の良いターミナルレ
ールを備えた乗客コンベアを提供することにある。
【０００５】
【課題を解決するための手段】本発明は、上述の目的を
達成するため、ターミナルレールの、後輪との接触部を
切取り、切り取った部分にそれと同等以上の耐摩耗性の
良いレールを設け、弾性体によって支持する。
達成するため、ターミナルレールの、後輪との接触部を
切取り、切り取った部分にそれと同等以上の耐摩耗性の
良いレールを設け、弾性体によって支持する。
【０００６】
【作用】上述構成によれば、打撃されるレールには耐摩
耗性の良いレールを用いるため、レールの摩耗は少な
く、且つ弾性体によってそのレールを支持するため、衝
撃は吸収され、振動，騒音を減少することができる。
耗性の良いレールを用いるため、レールの摩耗は少な
く、且つ弾性体によってそのレールを支持するため、衝
撃は吸収され、振動，騒音を減少することができる。
【０００７】
【実施例】以下、本発明の一実施例を図１ないし図４で
説明する。
説明する。
【０００８】まず、図３及び図４により乗客コンベアの
一つであるエスカレータの概要を説明すると、エスカレ
ータはフレーム本体１の両端に踏段駆動スプロケット
２，従動スプロッケト３を軸支し、このスプロケット
２，３に踏段チェーン４を噛み合わせる。この踏段チェ
ーン４には、踏板５，支持枠６，ライザ７，前軸８，後
軸９及びこれらの両端に取り付けられたローラ１０，１
１により構成される踏段１２が、前軸８を介して回転自
在でかつ一定間隔に数箇所取り付けられている。エスカ
レータの駆動は、駆動機械１３の駆動スプロケット１４
によりチェーン１５を介してスプロケット１６を回転さ
せ、スプロケット１６と同一中心に取り付けられた踏段
駆動スプロケット２を回転させる。これにより踏板１２
は前輪レール１７、および後輪レール１８により形成さ
れた一定のレール上を一定速度で前後輪１０，１１を介
して移動する。
一つであるエスカレータの概要を説明すると、エスカレ
ータはフレーム本体１の両端に踏段駆動スプロケット
２，従動スプロッケト３を軸支し、このスプロケット
２，３に踏段チェーン４を噛み合わせる。この踏段チェ
ーン４には、踏板５，支持枠６，ライザ７，前軸８，後
軸９及びこれらの両端に取り付けられたローラ１０，１
１により構成される踏段１２が、前軸８を介して回転自
在でかつ一定間隔に数箇所取り付けられている。エスカ
レータの駆動は、駆動機械１３の駆動スプロケット１４
によりチェーン１５を介してスプロケット１６を回転さ
せ、スプロケット１６と同一中心に取り付けられた踏段
駆動スプロケット２を回転させる。これにより踏板１２
は前輪レール１７、および後輪レール１８により形成さ
れた一定のレール上を一定速度で前後輪１０，１１を介
して移動する。
【０００９】次に図２により、上端部の踏段反転部分に
おける踏段の動作について矢印Ａ１の方向に回転する場
合を説明する。踏段１２は両端部において図示のように
前軸８はスプロケット２に噛み合い移動する。一方、後
輪１１は前軸８の移動に伴いターミナルレール２３の走
行面２３Ａ，２３Ｂに案内されて反転移動する。この場
合、前軸８がスプロケット２のＡ点で噛み合い徐々に回
転し、前軸８がＢ点の位置まで回転する間は、後輪１１
はターミナルレール２３の内側走行面２３Ａで案内され
るが、前軸がＢ点の位置に達したとき、踏段１２の重心
Ｇと前軸８を結ぶ線が重心の重力方向と一致し、前軸が
このＢ点より少しでも回転すれば、踏段は自重によるモ
ーメントによって前軸８を中心に回転する。すなわち、
前軸８がＣ点に達したとき、前軸８と、重心Ｇとの距離
はＨだけずれ、踏段１２は２点鎖線で示すように回転移
動し、後輪１１はターミナルレール外側走行面２３Ｂで
案内される。
おける踏段の動作について矢印Ａ１の方向に回転する場
合を説明する。踏段１２は両端部において図示のように
前軸８はスプロケット２に噛み合い移動する。一方、後
輪１１は前軸８の移動に伴いターミナルレール２３の走
行面２３Ａ，２３Ｂに案内されて反転移動する。この場
合、前軸８がスプロケット２のＡ点で噛み合い徐々に回
転し、前軸８がＢ点の位置まで回転する間は、後輪１１
はターミナルレール２３の内側走行面２３Ａで案内され
るが、前軸がＢ点の位置に達したとき、踏段１２の重心
Ｇと前軸８を結ぶ線が重心の重力方向と一致し、前軸が
このＢ点より少しでも回転すれば、踏段は自重によるモ
ーメントによって前軸８を中心に回転する。すなわち、
前軸８がＣ点に達したとき、前軸８と、重心Ｇとの距離
はＨだけずれ、踏段１２は２点鎖線で示すように回転移
動し、後輪１１はターミナルレール外側走行面２３Ｂで
案内される。
【００１０】このように後輪１１の走行面はターミナル
レール２３Ａから２３Ｂにある一定箇所で移行し、踏段
１２が反転案内される。このような反転部分において、
後輪１１を円滑に回転案内するために、ターミナルレー
ル走行面２３Ａと２３Ｂ間の寸法Ｄより後輪の径Ｄ１を
小さくしてすきまＲを与えており、このため、後輪１１
によってターミナルレール外側走行面２３Ｂに打ちつけ
られ、不快な振動，騒音が発生する。すきまＲを小さく
するためには、ターミナルレールを精密に加工する必要
があり多くの労力を費やし、さらにターミナルレールを
精密に製作しても後輪径Ｄ１の寸法にばらつきがあり、
すきまＲを小さくすることは非常に難しい。
レール２３Ａから２３Ｂにある一定箇所で移行し、踏段
１２が反転案内される。このような反転部分において、
後輪１１を円滑に回転案内するために、ターミナルレー
ル走行面２３Ａと２３Ｂ間の寸法Ｄより後輪の径Ｄ１を
小さくしてすきまＲを与えており、このため、後輪１１
によってターミナルレール外側走行面２３Ｂに打ちつけ
られ、不快な振動，騒音が発生する。すきまＲを小さく
するためには、ターミナルレールを精密に加工する必要
があり多くの労力を費やし、さらにターミナルレールを
精密に製作しても後輪径Ｄ１の寸法にばらつきがあり、
すきまＲを小さくすることは非常に難しい。
【００１１】そのために、本発明は図１に示すように、
ターミナルレール２３の走行移行箇所部分のレールを切
取り、その部分に耐摩耗性の良いレール２７Ａ，２７Ｂ
を設け、そのレールとターミナルレール２３に埋込ボル
ト等で取り付けられた支持板２８とを弾性体３１によっ
て支持する。最初レール走行面２７Ａ，２７Ｂは図のＥ
点およびＦ点の位置にある。今、後輪１１が矢印Ａ１の
方向に案内されると、走行面２７Ａは踏段１２の自重に
よって圧縮されて、徐々にターミナルレール走行面２３
Ａと同一平面となる。次に走行移行箇所に達すると、後
輪１１は走行面２７Ｂに移行し、走行面２７ＢはＪ点ま
でたわみ、移行時の衝撃力は弾性体３１のばね作用によ
り吸収される。その分走行面２７Ｂは外側に移動し後輪
の軌道もずれるが、レールの一端はピン等２９，３０で
止めてあるので、後輪１１が進むにつれ次第に正規の軌
道に戻り走行面２３Ｂに移行する。なお、弾性体の後輪
１１を受けた場合のたわみ代はあらかじめ計算されてい
る。
ターミナルレール２３の走行移行箇所部分のレールを切
取り、その部分に耐摩耗性の良いレール２７Ａ，２７Ｂ
を設け、そのレールとターミナルレール２３に埋込ボル
ト等で取り付けられた支持板２８とを弾性体３１によっ
て支持する。最初レール走行面２７Ａ，２７Ｂは図のＥ
点およびＦ点の位置にある。今、後輪１１が矢印Ａ１の
方向に案内されると、走行面２７Ａは踏段１２の自重に
よって圧縮されて、徐々にターミナルレール走行面２３
Ａと同一平面となる。次に走行移行箇所に達すると、後
輪１１は走行面２７Ｂに移行し、走行面２７ＢはＪ点ま
でたわみ、移行時の衝撃力は弾性体３１のばね作用によ
り吸収される。その分走行面２７Ｂは外側に移動し後輪
の軌道もずれるが、レールの一端はピン等２９，３０で
止めてあるので、後輪１１が進むにつれ次第に正規の軌
道に戻り走行面２３Ｂに移行する。なお、弾性体の後輪
１１を受けた場合のたわみ代はあらかじめ計算されてい
る。
【００１２】矢印と反対方向に後輪１１が案内移動され
る場合は、上記とは反対に走行面２７Ｂから２７Ａへと
移行する。
る場合は、上記とは反対に走行面２７Ｂから２７Ａへと
移行する。
【００１３】
【発明の効果】本発明によれば、振動，騒音を緩和する
ことは勿論のこと、耐久性及び保守性の良いターミナル
レールを備えた乗客コンベアを提供できる。
ことは勿論のこと、耐久性及び保守性の良いターミナル
レールを備えた乗客コンベアを提供できる。
【００１４】また、繰り返し衝撃による後輪の寿命の短
縮も緩和できる。
縮も緩和できる。
【図１】本発明の実施例による乗客コンベアのターミナ
ルレール部の説明図。
ルレール部の説明図。
【図２】図３の上部反転部の説明図。
【図３】エスカレータ全体の平面図。
【図４】図３のＸ−Ｘ拡大断面図。
１１…踏段の後輪、１２…踏段、２７Ａ，２７Ｂ…耐摩
耗性の良いレール、３１…弾性体。
耗性の良いレール、３１…弾性体。
Claims (1)
- 【請求項１】レール上を走行する前後輪で支持された踏
段を無端チェーンで連結し、これら踏段を循環駆動する
乗客コンベアにおいて、両端部の反転ターミナルレール
の後輪との接触部を切取り、切り取った部分にそれと同
等以上の耐摩耗性の良いレールを設け、弾性体によって
支持することを特徴とする乗客コンベア。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP24365294A JPH08108986A (ja) | 1994-10-07 | 1994-10-07 | 乗客コンベア |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP24365294A JPH08108986A (ja) | 1994-10-07 | 1994-10-07 | 乗客コンベア |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH08108986A true JPH08108986A (ja) | 1996-04-30 |
Family
ID=17107007
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP24365294A Pending JPH08108986A (ja) | 1994-10-07 | 1994-10-07 | 乗客コンベア |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH08108986A (ja) |
Cited By (4)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPH11139741A (ja) * | 1997-11-06 | 1999-05-25 | Hitachi Ltd | 乗客コンベア |
| JP2003095570A (ja) * | 2001-09-26 | 2003-04-03 | Mitsubishi Electric Corp | 傾斜部高速エスカレータ |
| WO2003072481A1 (fr) * | 2002-02-28 | 2003-09-04 | Toshiba Elevator Kabushiki Kaisha | Dispositif transporteur |
| WO2011033178A1 (en) * | 2009-09-18 | 2011-03-24 | Kone Corporation | People mover |
-
1994
- 1994-10-07 JP JP24365294A patent/JPH08108986A/ja active Pending
Cited By (10)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPH11139741A (ja) * | 1997-11-06 | 1999-05-25 | Hitachi Ltd | 乗客コンベア |
| JP2003095570A (ja) * | 2001-09-26 | 2003-04-03 | Mitsubishi Electric Corp | 傾斜部高速エスカレータ |
| WO2003029125A1 (fr) * | 2001-09-26 | 2003-04-10 | Mitsubishi Denki Kabushiki Kaisha | Escalier roulant incline a grande vitesse |
| EP1431234A1 (en) * | 2001-09-26 | 2004-06-23 | Mitsubishi Denki Kabushiki Kaisha | SLOPED PART HIGH−SPEED ESCALATOR |
| US6832678B2 (en) | 2001-09-26 | 2004-12-21 | Mitsubishi Denki Kabushiki Kaisha | Escalator with high speed inclined section |
| EP1431234A4 (en) * | 2001-09-26 | 2006-08-09 | Mitsubishi Electric Corp | HIGH SPEED INCLINE ROLLING STAIRCASE |
| WO2003072481A1 (fr) * | 2002-02-28 | 2003-09-04 | Toshiba Elevator Kabushiki Kaisha | Dispositif transporteur |
| JP2003252560A (ja) * | 2002-02-28 | 2003-09-10 | Toshiba Elevator Co Ltd | コンベア装置 |
| US7401691B2 (en) | 2002-02-28 | 2008-07-22 | Toshiba Elevator Kabushiki Kaisha | Conveyer apparatus having footsteps |
| WO2011033178A1 (en) * | 2009-09-18 | 2011-03-24 | Kone Corporation | People mover |
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