JPH08107715A - コンバインの拡縮式グレンタンク装置 - Google Patents

コンバインの拡縮式グレンタンク装置

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JPH08107715A
JPH08107715A JP24754094A JP24754094A JPH08107715A JP H08107715 A JPH08107715 A JP H08107715A JP 24754094 A JP24754094 A JP 24754094A JP 24754094 A JP24754094 A JP 24754094A JP H08107715 A JPH08107715 A JP H08107715A
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JP
Japan
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tank
grain
grain tank
thresher
threshing
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Pending
Application number
JP24754094A
Other languages
English (en)
Inventor
Yoshinobu Furukawa
好伸 古川
Toshiro Nagai
敏郎 長井
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Iseki and Co Ltd
Iseki Agricultural Machinery Mfg Co Ltd
Original Assignee
Iseki and Co Ltd
Iseki Agricultural Machinery Mfg Co Ltd
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Publication date
Application filed by Iseki and Co Ltd, Iseki Agricultural Machinery Mfg Co Ltd filed Critical Iseki and Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 本件発明は、コンバインのグレンタンクを拡
張して容積を増大することができるとともに、貯留穀粒
の増加によって崩れる走行車体の重量バランスを修正し
て安定した走行のできる装置を作りださんとするもので
ある。 【構成】 走行車体1上にグレンタンク2と脱穀装置3
とを進行方向に沿って左右に併設して搭載し、該脱穀装
置3は前記グレンタンク2に対して横方向に遠近調節可
能に移動装置4に取り付けて設け、前記グレンタンク2
は穀粒排出搬送装置5を内装して走行車体1に固定した
タンク主要部2aとこのタンク主要部2aに対して左右
方向に移動して内部容量を変更調節するタンク調節部2
bとから構成し、該タンク調節部2bは前記脱穀装置3
に連結して左右移動を可能にしたコンバインの拡縮式グ
レンタンク装置である。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、コンバインの拡縮式グ
レンタンク装置に関し、自脱型は勿論のこと普通型のコ
ンバインにも利用される。
【0002】
【従来の技術】従来、コンバインに装着しているグレン
タンクは、内部容量を変更調節する増量タンクを側部に
取り付けてこれの拡張、縮小によって長時間の刈取脱穀
作業に対応していた。また、グレンタンクを装備したコ
ンバインの走行車体は、グレンタンク内に貯溜される穀
粒の量の増大によって左右の重量バランスが崩れたとき
に脱穀装置を左右に移動させてバランス修正をする構成
のものもあった。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】コンバインにおいて、
刈取脱穀作業によって収穫した穀粒をグレンタンクに貯
溜しながら作業を続けるものにあっては、収穫する穀粒
の増大に応じてタンク容量を増大することが望ましい。
さらに、コンバインは、グレンタンクに穀粒が貯溜され
て増大してくると穀粒の重量の為に走行車体の左右バラ
ンスが崩れ、タンク側が沈んで円滑な走行ができない問
題点がある。
【0004】そこで、本発明は、このようなタンク容量
の増大への対応と走行車体の左右アンバランスの解消と
を一挙に行なわんとするものである。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明は、上述の如き課
題を解決するために次の如き技術手段を講ずるものであ
る。すなわち、走行車体1上にグレンタンク2と脱穀装
置3とを進行方向に沿って左右に併設して搭載し、該脱
穀装置3は前記グレンタンク2に対して横方向に遠近調
節可能に移動装置4に取り付けて設け、前記グレンタン
ク2は穀粒排出搬送装置5を内装して走行車体1に固定
したタンク主要部2aとこのタンク主要部2aに対して
左右方向に移動して内部容量を変更調節するタンク調節
部2bとから構成し、該タンク調節部2bは前記脱穀装
置3に連結して左右移動を可能にしたコンバインの拡縮
式グレンタンク装置である。
【0006】
【実施例】まず、その構成について述べる。走行車体1
は、左右一対のクロ−ラ7、7’を有し、脱穀装置3と
グレンタンク2とを進行方向に向かって左右に併設して
搭載している。そして、脱穀装置3は、扱胴8を内装軸
架して下側に選別網9を張設し、扱口10に沿って挟扼
チエン11を巻回して構成した扱室12を上側に設け、
揺動選別棚13を揺動自由に架設し、圧風唐箕、一番移
送螺旋14、二番移送螺旋等からなる選別室15を下側
に設けて構成している。
【0007】そして、一番揚穀装置6は、縦方向に設け
た揚穀筒に揚穀螺旋を内装して構成し、下部に位置する
始端部を前記一番移送螺旋14の終端部分に臨ませ、上
部の終端部を後述するグレンタンク2のタンク調節部2
bに開口している。そして、一番揚穀装置6は、脱穀さ
れた後に選別された一番穀粒をグレンタンク2に搬送し
て貯溜する構成となっている。
【0008】以上のように構成された脱穀装置3は、油
圧シリンダ−16と油圧ピストン17とからなる移動装
置4上に設けた移動枠18上に載置して左右移動自由に
構成している。この移動装置4は、走行車体1に装着し
ている。油圧装置19は、オイルタンク20に連通させ
た油圧ポンプ21と、前記油圧シリンダ−16とオイル
タンク20との間に設けた2本の送油パイプ22、2
2’と、油路を切替る切替バルブ23からなり、前記移
動枠18を走行車体1に対して左右に移動調節できる構
成としている。なお、切替バルブ23は、送油パイプ2
2に送油する切替バルブ23aと送油パイプ22’側に
送油する切替バルブ23bに切替できる構成としてい
る。
【0009】そして、グレンタンク2は、走行車体1に
固定して定位置にあるタンク主要部2aに、脱穀装置3
に連結して一体となって左右に移動するタンク調節部2
bを内装して嵌合した構成としている。そして、穀粒排
出搬送装置5は、タンク主要部2aの低部に軸装した移
送螺旋24からなり、端部を揚穀筒25に連通させて設
けている。そして、穀粒排出オ−ガ−26は、基部を上
記揚穀筒25の上部に連結し、先端部に穀粒排出口27
を開口して設け、上下および左右に回動自由に構成して
いる。
【0010】刈取前処理装置28は、前部低位置に設け
た分草杆29と、その後方に傾斜状態に設けた穀稈引起
し装置30と、下方に設けた刈取装置31と、刈取穀稈
を脱穀装置3の挟扼チエン11まで搬送するように設け
た穀稈搬送装置32とを一体的に枠組みして構成してい
る。そして、刈取前処理装置28は、脱穀装置3の前部
に連結支持して一体的に左右横方向に移動できる構成と
している。
【0011】なお、33は満杯センサ−であって、穀粒
を感知すると警報を発する構成としている。 別実施例 図5、図6に示す穀粒排出オ−ガ−26について説明す
る。排出筒体40は、固定筒体40aと、この固定筒体
40aに摺動自由に嵌合させた伸縮筒体40bとから構
成し、伸縮筒体40bの先端部には排出口41を開口し
ている。移送螺旋42は、前記排出筒体40に内装して
パイプ伝動軸43とこのパイプ伝動軸43に伸縮自由に
挿通した角軸44とに設け、両軸43、44が前記伸縮
筒体40bの伸縮にともなって伸縮しても穀粒の搬送が
可能に構成している。
【0012】45は駆動螺旋軸、46は駆動モ−タ−で
ある。そして、検出スイッチ47は、オ−ガ−受48に
取り付け、収納した穀粒排出筒体40によってON、O
FF操作ができる構成としている。以上のように構成し
た別実施例の作用を説明する。グレンタンクが満タン状
態に達して穀粒の排出作業に移ると、穀粒排出オ−ガ−
26は、まず、オ−ガ−受48から離れて上昇して先端
の排出口41を排出目標場所(トラックのタンク)に移
動する。すると、排出筒体40は、検出スイッチ47が
ONとなって駆動モ−タ−46が正転方向に始動して駆
動螺旋軸45を伝動する。したがって、排出筒体40
は、図5に示すように、固定筒体40aから伸縮筒体4
0bが伸長して長くなり、目的場所に届きやすくなる。
この場合、移送螺旋42は、パイプ伝動軸43から角軸
44が伸びて排出筒体40に対応できる。
【0013】つぎに穀粒の排出作業が完了すると、伸縮
筒体40bは、検出スイッチ47によって駆動モ−タ−
46が逆転方向に駆動されて図6のように縮小する。つ
ぎに本発明の実施例の作用を説明する。まず、走行車体
1に搭載した原動機を始動し、適宜の伝動機構を介して
機体の回転各部を駆動しながら作業を開始すると、走行
車体1は、駆動されるクロ−ラ7、7’によって推進さ
れて穀稈の植っている圃場を前進しながら刈取脱穀作業
を行う。すなわち、圃場の穀稈列は、走行車体1の前進
にともなって前部の分草杆29に達し、分草作用を受け
ながら株元から分草されて穀稈引起し装置30の始端部
に達する。
【0014】そして、穀稈は、穀稈引起し装置30によ
って引き起こされながら倒伏状態から直立状態になり、
株元が刈取装置31によって順次刈り取られ、穀稈搬送
装置32によって上方に搬送される。このようにして、
圃場の穀稈は、穀稈搬送装置32の終端部から脱穀装置
3の挟扼チエン11に株元が受け継がれて挟扼されて搬
送され、穂先部分が扱口10から扱室12に供給されて
脱穀処理される。
【0015】そして、脱穀処理物は、扱室12から選別
室15に漏下して揺動選別棚13に達して揺動されなが
ら、圧風唐箕による選別風を受けて風選され一番移送螺
旋14に流入する。そして、穀粒は、一番移送螺旋14
の終端部分に達して一番揚穀装置6の始端部に受け継が
れ、上方に揚穀されてグレンタンク2に供給される。こ
のようにして、脱穀作業がすすむと、グレンタンク3
は、脱穀作業に伴って処理された穀粒が貯溜されて所定
の量に達し、タンク内部に装備されている満杯センサ−
33の検出によって警報され、オペレ−タ−に報知され
る。
【0016】つぎに、オペレ−タ−は、切替バルブ23
を操作して切替バルブ23aによって送油パイプ22に
オイルを送る状態にすると、油圧シリンダ−16に送油
される結果、油圧ピストン17が矢印の方向に押圧され
て移動する。したがって、脱穀装置3は、移動枠18と
共に、図1に示す実線の位置から仮想線に示す位置に移
動する。
【0017】したがって、グレンタンク2は、内部の容
積が拡大されて更に穀粒の貯留量を増大できると共に、
脱穀装置3は、仮想線の位置に達してグレンタンク2内
の穀粒量の増加によって崩れようとしている走行車体の
重量バランスを修正して安定した状態で走行できる。
【0018】
【発明の作用効果】以上説明したように本発明は、走行
車体1上に脱穀、選別後の穀粒を貯留するグレンタンク
2と脱穀装置3とを進行方向に沿って左右に併設して搭
載し、該脱穀装置3は前記グレンタンク2に対して横方
向に遠近調節可能に移動装置4に取り付けて設け、前記
グレンタンク2は穀粒排出搬送装置5を内装したタンク
主要部2aとこのタンク主要部2aに対して移動して内
部容量を変更調節するタンク調節部2bとから構成し、
該タンク調節部2bは脱穀装置3に連結し前記タンク主
要部2aは走行車体1に固定して構成したものであるか
ら、刈取脱穀作業が進んでグレンタンク内に穀粒が増大
してタンク容積が不足してくると、移動装置の切替バル
ブを操作して脱穀装置をタンク主要部2aから遠ざかる
方向に移動させてタンク調節部を一体として移動調節で
きる。したがって、グレンタンクは、容積が増大して多
量の穀粒を貯溜できるために、刈取脱穀作業は、連続し
て長時間行なうことができる。
【0019】しかも、この場合、走行車体は、グレンタ
ンクに大量の穀粒が貯溜されて重くなって重量バランス
を崩してグレンタンク側が下がろうとするが、脱穀装置
をグレンタンクから遠ざかる側に移動操作できるから、
全体の重量バランスの修正が行なわれ、安全な走行を続
けることができる特徴を有するものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例であって、作用を示す切断正面
図である。
【図2】本発明の実施例であって、一部を破断して示す
移動装置の平面図である。
【図3】本発明の実施例であって、コンバインの作用を
示す平面図である。
【図4】本発明の実施例であって、コンバインの側面図
である。
【図5】本発明の別実施例であって、伸長時の排出オ−
ガ−側断面図である。
【図6】本発明の別実施例であって、縮小時の排出オ−
ガ−側断面図である。
【符号の説明】 1 走行車体 2 グレンタンク 2aタン
ク主要部 2b タンク調節部 3 脱穀装置 4 移
動装置 5 穀粒排出装置 6 一番揚穀装置

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 走行車体1上にグレンタンク2と脱穀装
    置3とを進行方向に沿って左右に併設して搭載し、該脱
    穀装置3は前記グレンタンク2に対して横方向に遠近調
    節可能に移動装置4に取り付けて設け、前記グレンタン
    ク2は穀粒排出搬送装置5を内装して走行車体1に固定
    したタンク主要部2aとこのタンク主要部2aに対して
    左右方向に移動して内部容量を変更調節するタンク調節
    部2bとから構成し、該タンク調節部2bは前記脱穀装
    置3に連結して左右移動を可能にしたコンバインの拡縮
    式グレンタンク装置
JP24754094A 1994-10-13 1994-10-13 コンバインの拡縮式グレンタンク装置 Pending JPH08107715A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP24754094A JPH08107715A (ja) 1994-10-13 1994-10-13 コンバインの拡縮式グレンタンク装置

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JP24754094A JPH08107715A (ja) 1994-10-13 1994-10-13 コンバインの拡縮式グレンタンク装置

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JPH08107715A true JPH08107715A (ja) 1996-04-30

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ID=17165022

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JP24754094A Pending JPH08107715A (ja) 1994-10-13 1994-10-13 コンバインの拡縮式グレンタンク装置

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JP (1) JPH08107715A (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2007202493A (ja) * 2006-02-02 2007-08-16 Mitsubishi Agricult Mach Co Ltd コンバイン
US9266866B2 (en) 2006-04-20 2016-02-23 Janssen Pharmaceutica Nv Inhibitors of C-FMS kinase

Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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US9394289B2 (en) 2006-04-20 2016-07-19 Janssen Pharmaceutica Nv Inhibitors of c-fms kinase
US9403804B2 (en) 2006-04-20 2016-08-02 Janssen Pharmaceutica Nv Inhibitors of c-fms kinase

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