JPH08107371A - 強制終話機能を有する複信無線通信装置 - Google Patents

強制終話機能を有する複信無線通信装置

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JPH08107371A
JPH08107371A JP6242742A JP24274294A JPH08107371A JP H08107371 A JPH08107371 A JP H08107371A JP 6242742 A JP6242742 A JP 6242742A JP 24274294 A JP24274294 A JP 24274294A JP H08107371 A JPH08107371 A JP H08107371A
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unit
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JP6242742A
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Masayoshi Yoshida
政義 吉田
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Matsushita Electric Industrial Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 通話時間制限のための強制終話機能を有する
複信無線通信装置において、通話時間制限オーバーによ
る強制終話後に何等の操作なく通話再開を自動的に行
う。 【構成】 ステップ1において規定の通話時間の残時間
のカウントダウンを開始し、ステップ2で通話状態とな
り、自分の音声を相手に送信しステップ3で通話相手か
らの搬送波を受信したかを判断し、受信していれば、相
手の音声をスピーカー6で聴取して通話を行い、終話釦
が押されなければステップ7で通話時間の残がt1秒以
内となればステップ8で特定のトーン信号を送信し、ス
テップ9で受信したトーン信号の周波数が自装置とt2
秒一致すれば継続通話するものとしてステップ11で一
定時間送信停止し、ステップ12のキャリヤセンスで搬
送波が空いていればステップ13で呼出名称を送信して
通話に移行する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は強制終話機能を有する複
信無線通信装置に関し、さらに詳しくは法に定められた
制限時間超過による強制終話を行い通話を再開する場合
の接続を速やかに行えるものに関する。
【0002】
【従来の技術】近年、送信と受信にそれぞれ別の搬送波
周波数を用いる複信無線通信装置は、個人コミュニケー
ションのための利用を拡大すべく、郵政省よりいわゆる
特定小電力トランシーバの一種として規格が公布され、
法的規制に合致した装置のみが市販されている。この規
格の1つとして使用者が平等に通話できるように、電波
の独占使用を防止するための通話時間制限手段を有する
ことが装置に義務付けられており、この制限された通話
時間を超過すると自動的に通話を終了し一定の送信休止
時間の後に通話を再開できる強制終話機能が備えられて
いる。強制終話機能が働いた場合に自動的に通話再開を
行う方法の1つとして、強制終話機能が働いた場合は自
動的にデジタルデータの送信および相手方からのデジタ
ルデータの受信を検出することにより再度回線接続を行
い通話状態となる装置も市場に供されている。
【0003】また、近年、複信無線通信装置は、その使
用が一般的になるに従い多くの人が通話を行うことによ
り、郵政省より法的に割り当てられた周波数の搬送波が
有限数であるために、同一の周波数の搬送波を使用する
ことがあり、混信が発生してきている。混信を防ぐ1つ
の方法として、送信側でトーン信号を送出するトーンア
ンプ部、および受信側でトーン信号を検出するトーンス
ケルチ部を有し、トーン信号の周波数が一致した場合に
おいてのみスピーカーより音声を出力する方法が一般に
用いられている。
【0004】以下図面を参照しながら、上述した従来の
強制終話機能を有する複信無線通信装置の一例について
説明する。
【0005】図4は従来例の強制終話機能を有する複信
無線通信装置の通話再開時の動作を説明するフローチャ
ートである。図4において、ステップ40で、制限され
た通話時間の残時間のカウントダウンを開始し、ステッ
プ41で回線接続後の通話状態に入り、自分の音声が通
話相手に送信される。ステップ42で通話相手からの搬
送波を受信しているか否かを判定して、受信していると
きは相手の音声をスピーカーから聴いて通話を行う。つ
ぎにステップ43へ行き、ここで話が終わり、通話を止
めたい時は、ステップ43において終話釦を押すことに
よりステップ44の終話となり、ステップ45の待ち受
け状態となり、またステップ42において通話相手から
の搬送波を受信していないと判定されたときもステップ
44の終話となり、ステップ45の待ち受け状態とな
る。
【0006】ステップ43で終話釦が押されなければ、
ステップ46にて制限された通話時間をオーバーしてい
ないか判断し、オーバーしていなければステップ41へ
戻り、通話を続ける。オーバーしていればステップ47
へ進み、法規にて定められた規定時間だけ送信を停止す
る。その後ステップ48にて回線接続を行うためのデジ
タル信号を送信する周波数の搬送波が空いているか否か
を判定し、すでに他の通信装置が送信していればステッ
プ45の待ち受け状態となる。
【0007】空いていればステップ49にて回線接続を
行うためのデジタル信号を送出し搬送波を変調して送信
部より送信する。そしてステップ50にて、回線接続を
行うためのデジタル信号を送信する周波数と対となる周
波数の搬送波において回線接続を行うための相手通信装
置からのデジタル信号を受信したかを判定し、受信しな
ければステップ45の待ち受け状態となり、受信すれば
ステップ40へ戻り、残通話時間のカウントダウンを開
始し、通話状態41となり、ステップ42で再び通話相
手からの信号が受信されているかが判定され、以後同じ
経路をたどる。ステップ46で制限された通話時間をオ
ーバーしていなければステップ41の通話状態へ戻る。
【0008】通話を開始する回線接続時の動作を説明す
るフローチャートである図5において、ステップ51は
待ち受け状態であり、相手から呼び出されておらず、自
分も相手を呼び出していない状態である。相手を呼び出
す際は、ステップ52の通話開始釦を押すことにより、
ステップ53にて送信しようとする周波数の搬送波が空
いているかを判断し、他の通信装置が送信しているとき
はステップ58へ進み、通話ができないことを表示する
と共にスピーカーより警告音を出力して知らしめた後、
ステップ51の待ち受け状態へ戻る。
【0009】送信しようとする周波数の搬送波が空いて
いるときはステップ54にて法規に定められた呼出名称
を送信部より送信し、続いてステップ55にて通話相手
を呼び出すためのデジタル信号を送出し搬送波を変調し
て送信部4より送信し、ステップ56にて特定の周波数
のトーン信号を送出し搬送波を変調して送信部4より送
信する。つぎにステップ57にて受信した搬送波中に通
話相手からのデジタル応答信号を受信したかを判断し、
受信しなければステップ58へ戻る。受信すればステッ
プ66にて受信したトーン信号の周波数が自通信装置
(自局)のものと一致しているかを判断し、一致してい
なければステップ67で相手の音声をスピーカー6より
出力せず自通信装置の音声を送信し、ステップ66へ戻
る。一致していればステップ68で相手の音声をスピー
カーより出力し自通信装置の音声を送信し、ステップ6
9で通話残時間のカウントダウンを開始し、ステップ7
0の通話状態となる。ステップ70の通話状態は図4の
ステップ41に相当する。
【0010】ステップ52にて通話開始釦が押されてい
ないときは、ステップ59にて受信した呼び出しのデジ
テル信号が自通信装置のものと一致するかを判断し、一
致しなければステップ51の待ち受け状態へ戻る。一致
すればステップ60へ進み、スピーカー6より呼び出し
音を出力し相手より呼び出されたことを知らせ、ステッ
プ61の応答釦が押されたかの判断により、押されなけ
ればステップ64にて呼び出し音の出力がt3秒続いた
かを判断し、続いていればステップ65にて呼び出し音
の出力を停止した後、ステップ51の待ち受け状態へ戻
る。続いていなければステップ60へ戻り、応答釦が押
されるまで継続して呼び出し音を出力する。
【0011】ステップ61にて応答釦が押されればステ
ップ62へ進み、呼び出し音の出力を停止し応答デジタ
ル信号を送出し送信部より送信した後、ステップ63に
て特定周波数のトーン信号を送出し送信部より送信す
る。つぎにステップ66にて受信したトーン信号の周波
数が自通信装置のものと一致しているかを判断し、その
後は前述のフローと同様となる。通話状態においては、
常にトーン信号の送出および検出を行っており、そのた
めトーンアンプ部3、トーンスケルチ部8は常に電源を
供給され動作している。
【0012】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら上記のよ
うな従来例の強制終話機能を有する複信無線通信装置
は、まだ話が済んでおらず続けて通話したいという使用
者の意志に関わりなく、制限された通話時間をオーバー
すると強制終話機能により送信、受信を停止し、一度待
ち受け状態に戻った後、再度使用者が通話再開のための
スイッチ操作を行い、回線を接続し直さなければなら
ず、使い勝手が悪いという問題点を有していた。
【0013】これを解決する1つの方法として、強制終
話機能が働いた場合は自動的にデジタルデータの送信を
行い、相手側からのデジタルデータの受信の検出を行う
ことにより再度回線の接続を行い通話状態となる装置も
市場に供されているが、新たに回線接続動作を行ったう
えで通話再開となるため、たとえば回線接続を行うため
のデジタル信号を送信する周波数がすでに他の通信装置
に使われていたようなときは再び通話ができるまで時間
を要し、一般の電話と同じような使い易い連続通話は実
現されていなかった。
【0014】また上記のような従来の強制終話機能を有
する複信無線通信装置は、その使用が一般的になるに従
い多くの人が通話を行うことにより、郵政省より法的に
割り当てられた周波数の搬送波が有限数であるために、
同一の周波数の搬送波を重複して使用することがあり、
そのときの混信を防止する方法の一つとして、送信側で
トーン信号を送出するトーンアンプ部、および受信側で
トーン信号を検出するトーンスケルチ部を有し、トーン
信号の周波数が一致した場合においてのみスピーカーよ
り音声を出力する方法が一般に用いられているが、常に
上記トーンアンプ、トーンスケルチ部に電源を供給し動
作状態としておかなければならないため、消費電流が増
加し電池寿命が短くなるという問題点を有していた。
【0015】本発明は、上記従来の問題点を改善するた
めになされたもので、強制終話に先立つ特定の時間内に
トーン信号の送出を行い、受信したトーン信号の周波数
の一致検出の有無により通話再開動作を僅かな時間で自
動的に行い、使用者がスイッチを操作することなく一般
の電話と同じように使い易い連続通話ができる強制終話
機能を有する複信無線通信装置を提供することを第1の
目的とする。
【0016】また、通話を開始する回線接続動作時にお
いてのみ、トーンアンプ、トーンスケルチ部を動作状態
とし、デジタル信号の一致検出に加えトーン信号の周波
数の一致検出を行うことにより、通話時の混信を防止す
ると共に、消費電流の増加を抑え電池寿命の長い強制終
話機能を有する複信無線通信装置を提供することを第2
の目的とする。
【0017】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に本発明の強制終話機能を有する複信無線通信装置は、
搬送波を受信する受信部と、前記受信部の受信出力から
トーン信号の周波数の検出を行うトーンスケルチ部と、
トーン信号の周波数の送出を行うトーンアンプ部と、受
信した搬送波と対になる異なった周波数の搬送波を送信
する送信部と、制限された通信時間終了直前の第1の特
定の時間(t1)内に終話スイッチの入力がなければ、
特定周波数のトーン信号を前記トーンアンプ部より送出
させ、搬送波を変調して前記送信部より送信させるとと
もに、前記受信部により通話相手から受信した搬送波の
中から前記トーンスケルチ部にて特定周波数のトーン信
号を制限された通信時間終了直前の第1の特定の時間
(t1)内に第2の特定の時間(t2)検出した場合、
制限時間超過による強制終話を行い法規にて定められた
時間だけ送信を停止した後、法規にて定められたキャリ
アセンス動作を行い、規定以上の強さの搬送波が規定時
間検出されなければ、呼び出し名称を前記送信部より送
出させた後、前記送信部より再度送信停止前の通信時と
同一周波数の搬送波を送信させ通信開始状態とし、通話
相手から受信した搬送波の中から前記トーンスケルチ部
が制限された通話時間終了直前の第1の特定の時間(t
1)内に第2の特定の時間(t2)特定周波数のトーン
信号を検出できない場合、送受信を停止させ待ち受け状
態とさせる制御部とを備えた構成となっている。
【0018】またその制御部は通信を開始する回線接続
動作においてのみ、相手通信装置とのデジタル信号の一
致検出に加え相手通信装置とのトーン信号の周波数の一
致検出を併せて行うことにより、トーンアンプ部とトー
ンスケルチ部の動作時にのみ前記トーンアンプ部と前記
トーンスケルチ部に電源を供給するようにすることがで
きる。
【0019】
【作用】本発明は上記した構成によって、強制終話機能
を有する複信無線通信装置において、制御部は強制終話
動作に先立つ第1の特定の時間内のトーン信号の送出お
よび受信したトーン信号の周波数の一致検出の有無によ
って、通話再開動作の要否の検出を行い、法規に定めた
休止時間だけ送信を停止するとともにキャリアセンス動
作を行って搬送波が使われていないことを検出すれば、
さらに続けて通話をしたい使用者は何らスイッチを操作
することなく僅かな時間で自動的に通話を再開できるこ
ととなる。
【0020】また、制御部により、通話を開始する回線
接続動作においてのみトーンアンプ、トーンスケルチ部
を動作状態とし、デジタル信号の一致検出に加えトーン
信号の周波数の一致検出を併せて行うことにより、通話
時の混信を防止し、さらに消費電流の増加を抑え電池寿
命を長くするように作用する。
【0021】
【実施例】以下本発明の強制終話機能を有する複信無線
通信装置の実施例について、図1ないし図3を参照しな
がら詳細に説明する。
【0022】図1は本発明の一実施例の強制終話機能を
有する複信無線通信装置のブロック図である。図1にお
いて、内蔵マイクロホン1により通話者の音声信号を入
力し、MIC AMP部2にて増幅した後、トーンアン
プ部3にて制御部11より指定された周波数のトーン信
号を発振し、MIC AMP部2から入力された信号と
混合され、送信部4へ入力して搬送波を変調した後、ア
ンテナ5にて空間へ送信される。
【0023】一方、アンテナ5にて空間上に存在するす
べての搬送波を受け入れるが、制御部11より指定され
た周波数すなわち自通信装置(自局)の送信しようとす
る搬送波と対になった特定の搬送波のみが受信部9にて
受信、増幅され、トーンスケルチ部8にて制御部11よ
り指定されたトーン信号の周波数との照合を行い、一致
していれば検出出力を制御部11へ出力する。制御部1
1はこれによりトーンスケルチ部8を通じてAF AM
P7へ入力し増幅し、スピーカー6を駆動し音声信号と
して出力する。トーンスケルチ部8にて照合したトーン
信号の周波数と制御部11より指定されたトーン信号の
周波数とが一致していなければ検出出力を制御部11へ
出力せず、制御部11はこれによりAF AMP7へミ
ューティングをかけ、スピーカー6より音声信号は出力
されない。
【0024】なおトーンアンプ部3には制御部11によ
って常時は電源供給を停止しておき、トーン信号を送出
するときのみ電源を供給する。トーンスケルチ部8にお
いても同様に制御部11によって常時は電源供給を停止
しておき、トーン信号を受信するときのみ電源を供給す
る。
【0025】また終話釦10は通話状態から待ち受け状
態とする際に、通話開始釦12は待ち受け状態から相手
を呼び出す状態とする際に、応答釦13は相手から呼び
出しされ応答する際に押すスイッチである。
【0026】以上のように構成された強制終話機能を有
する複信無線通信装置について、以下その動作を通話再
開時の動作を説明するフローチャートである図2を用い
て説明する。
【0027】まず、回線接続後はステップ1において法
規にて定められた通話時間(たとえば3分間)の残時間
のカウントダウンを開始し、ステップ2で通話状態とな
り、自分の音声を通話相手に送信する。ここでステップ
3で通話相手からの搬送波を受信したかを判断し、受信
していれば、相手の音声をスピーカー6で聴取して通話
を行う。話が終わり、通話を止めたい時は、ステップ4
で終話釦10を押すことにより、ステップ5の終話とな
り、ステップ6にて待ち受け状態となる。ステップ4で
終話釦10が押されず、通話を継続しているときは、ス
テップ7にて通話制限時間に対して残時間が或る設定さ
れた第1の特定の時間t1秒であるか判断し、そうでな
い場合はステップ2へ戻って通話を続ける。通話時間の
残がt1秒である場合にはステップ8にてトーンアンプ
部3より特定周波数のトーン信号を送出し送信部4より
トーン信号で搬送波を変調して通話相手へ送信する。ト
ーンアンプ部3には制御部11によって常時は電源供給
を停止しておき、トーン信号を送出するときのみ電源を
供給する。次のステップ9にて受信部9で受信した搬送
波に含まれるトーン信号の周波数があらかじめ設定され
た第2の特定の時間であるt2秒間、自通信装置のもの
と一致するかをトーンスケルチ部8にて判断し、一致し
なければステップ5の終話となり、一致すればステップ
10にて通話制限時間内であるかを判断する。トーンス
ケルチ部8においても制御部11によって常時は電源供
給を停止しておき、トーン信号を受信するときのみ電源
を供給する。通話制限時間内であればステップ8へ戻
り、時間内でなければステップ11へ進み、法規にて定
められた時間だけ送信を停止する。その後、ステップ1
2にて以前通話していた周波数において法規で定められ
たキャリアセンス動作(その周波数の一定レベル以上の
搬送波が送信されていないことを確認する動作のことを
言う)を行い、この搬送波が規定時間送信されていない
(つまり、他の人が使用していない)か否かを判断し、
送信されていればステップ8にて待ち受け状態となり、
送信されていなければステップ13にて法規に定められ
た呼出名称で搬送波を変調して送信部4より送信した
後、ステップ1に戻って通話残時間のリセットを行い、
新たに残時間のカウントダウンを開始する。ついでステ
ップ2の通話状態となり、先の状態を繰り返す。
【0028】つぎにその回線接続動作について、通話再
開時の動作を説明するフローチャートである図3を用い
て説明する。まず、ステップ14は待ち受け状態であ
り、相手から呼び出されておらず、自分でも相手を呼び
出していない状態である。一般には電池寿命を長くする
ために間欠動作を行い消費電流を減らしていることが多
い。
【0029】こちらより相手を呼び出す際は、ステップ
15で通話開始釦12を押すことにより、送信しようと
している周波数の搬送波が既に送信されて(他の通信装
置に使われて)いないかどうかをステップ16にて判断
する。送信されている時は、ステップ22へ進み、通話
ができないことを表示すると共にスピーカー6より警告
音を出力して使用者に知らせた後、ステップ14の待ち
受け状態へ戻る。送信されていない時は、ステップ17
にて法規に定められた呼出名称で搬送波を変調して送信
部4より送信した後、続いてステップ18にて相手を呼
び出すためのデジタル信号を送出し搬送波を変調して送
信部4より送信し、ステップ19にて特定周波数のトー
ン信号を送出し搬送波を変調して送信部4より送信す
る。つぎにステップ20にて受信部9にて受信した搬送
波中に通話相手からの応答デジタル信号があるかを判断
し、なければステップ22へ行き、あれば次のステップ
21にて通話相手からのトーン信号の周波数がt5秒間
一致しているかを判断する。
【0030】一致していなければステップ22へ行き、
一致していればステップ32にてトーン信号の送出を停
止し、ステップ33で制限された通話時間の残時間のカ
ウントダウンを開始し、ステップ34の通話状態とな
る。このステップ34の通話状態は図2のステップ2の
通話状態に相当する。
【0031】ステップ15で通話開始釦12が押されて
いなければ、ステップ23へ進み、自通信装置のものと
一致した呼び出しデジタル信号を受信しているかを判断
し、受信していなければステップ14の待ち受け状態へ
戻り、受信していればステップ24にて自通信装置のト
ーン信号の周波数と一致しているかを判断する。一致し
ていなければステップ14の待ち受け状態となり、一致
していればステップ25の呼び出し音をスピーカー6よ
り出力する。次のステップ26で相手からの呼び出しに
対して使用者が応答釦13を押したかを判断し、押され
ていないときはステップ30へ進み、呼び出し音がt3
秒間鳴ったのかを判断する。t3秒未満であればステッ
プ25へ戻り呼び出し音を出力し、t3秒であればステ
ップ31へ進み呼び出し音出力を停止し、ステップ14
の待ち受け状態へ戻る。ステップ26にて応答釦13が
押されればステップ27へ進み、スピーカー6よりの呼
び出し音出力を停止し応答デジタル信号を送出し搬送波
を変調して送信部4より送信し、つぎのステップ28に
て特定周波数のトーン信号を送出し搬送波を変調して送
信部4より送信する。ステップ29にてトーン信号がt
4秒間送出されたかを判断し、t4秒間送出されていな
ければステップ28へ戻りトーン信号の送出、送信を行
い、送出がt4秒間されていればステップ32にてトー
ン信号の送出を停止し、ステップ33にて制限された通
話残時間のカウントダウンを開始し、ステップ33の通
話状態となる。
【0032】以上のように本実施例によれば、強制終話
機能を有する複信無線通信装置において、制御部11に
より、強制終話動作に先立つ特定の時間内のトーン信号
の送出および受信のトーン信号の周波数の一致検出の有
無にて、通話再開動作の可否の検出を行い、さらに続け
て通話をしたい使用者は何らスイッチを操作することな
く法に定められた僅かな時間の休止後、直ちに自動的に
通話を再開できることとなる。
【0033】また、制御部により、通話を開始する回線
接続動作においてのみトーンアンプ、トーンスケルチ部
を動作状態とし、デジタル信号の一致検出に加えトーン
信号の周波数の一致検出を併せて行うことにより、通話
時の混信を防止、さらに消費電流の増加を抑え電池寿命
を長くすることが可能となる。
【0034】なお本発明は上記実施例においては、一般
に1個のトーンICが有するトーンアンプ、トーンスケ
ルチ部をそれぞれ別個に働くものとし、1組は送信周波
数用に、もう1組は受信周波数用にと2個のトーンIC
を用いて構成し通話時は少なくとも両方のICが動作す
るようにしているが、これに限定されるものではなく、
呼機と被呼機とで、それぞれ1個のICの送信側のトー
ンアンプ部を動作させてトーン周波数の送出を行い、同
じICのトーンスケルチ部を受信側の周波数で動作させ
てトーン周波数の検出を行うように設定して使用するこ
とにより、1個のトーンICにより動作させることがで
きる。ただしこのときは、終話動作が呼機側からのみ可
能となってしまうが、その他は本発明と同様の効果を有
し、さらに消費電流を小さくすることが可能になる。
【0035】
【発明の効果】以上説明したように本発明の強制終話機
能を有する複信無線通信装置は、搬送波を受信する受信
部と、受信部の受信出力からトーン信号の周波数の検出
を行うトーンスケルチ部と、トーン信号の周波数の送出
を行うトーンアンプ部と、受信した搬送波と対になる異
なった周波数の搬送波を送信する送信部と、制限された
通信時間終了直前の第1の特定の時間(t1)内に終話
スイッチの入力がなければ、特定周波数のトーン信号を
トーンアンプ部より送出させ、搬送波を変調して送信部
より送信させるとともに、受信部により通話相手から受
信した搬送波の中からトーンスケルチ部にて特定周波数
のトーン信号を制限された通信時間終了直前の第1の特
定の時間(t1)内に第2の特定の時間(t2)検出し
た場合、制限時間超過による強制終話を行い法規にて定
められた時間だけ送信を停止した後、法規にて定められ
たキャリアセンス動作を行い、規定以上の強さの搬送波
が規定時間検出されなければ、呼び出し名称を送信部よ
り送出させた後、送信部より再度送信停止前の通信時と
同一周波数の搬送波を送信させ通信開始状態とし、通話
相手から受信した搬送波の中からトーンスケルチ部が制
限された通話時間終了直前の第1の特定の時間(t1)
内に第2の特定の時間(t2)特定周波数のトーン信号
を検出できない場合、送受信を停止させ待ち受け状態と
させる制御部とを備えた構成となっている。
【0036】そのため強制終話に先立つ第1の特定の時
間内のトーン信号の送出および受信したトーン信号の周
波数の第2の特定時間の一致検出の有無により通話再開
動作を僅かな時間で自動的に行ない、続けて通話をした
い使用者はスイッチを操作することなしに通話を再開
し、一般の電話と似た使い易い連続通話を実現すること
ができる。
【0037】また、制御部は通話を開始する回線接続動
作時においてのみ、トーンアンプ、トーンスケルチ部を
動作状態とし、デジタル信号の一致検出に加えトーン信
号の周波数の一致検出を併せて行うことにより、通話時
の混信を防止すると共に、通話時の消費電流の増加を抑
え電池寿命を長くし、携帯して戸外で使用することが多
い本発明装置の電池交換頻度の低減および小型電池の採
用による装置の小型化を実現することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例の強制終話機能を有する複信
無線通信装置のブロック図
【図2】同じくその通話再開時の動作を説明するフロー
チャート
【図3】同じくその通話を開始する回線接続時の動作を
説明するフローチャート
【図4】従来例の強制終話機能を有する複信無線通信装
置の通話再開時の動作を説明するフローチャート
【図5】同じくその通話を開始する回線接続時の動作を
説明するフローチャート
【符号の説明】
3 トーンアンプ部 4 送信部 8 トーンスケルチ部 9 受信部 10 終話スイッチ 11 制御部

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 搬送波を受信する受信部と、 前記受信部の受信出力からトーン信号の周波数の検出を
    行うトーンスケルチ部と、 トーン信号の周波数の送出を行うトーンアンプ部と、 受信した搬送波と対になる異なった周波数の搬送波を送
    信する送信部と、 制限された通信時間終了直前の第1の特定の時間(t
    1)内に終話スイッチの入力がなければ、特定周波数の
    トーン信号を前記トーンアンプ部より送出させ、搬送波
    を変調して前記送信部より送信させるとともに、前記受
    信部により通話相手から受信した搬送波の中から前記ト
    ーンスケルチ部にて特定周波数のトーン信号を制限され
    た通信時間終了直前の第1の特定の時間(t1)内に第
    2の特定の時間(t2)検出した場合、制限時間超過に
    よる強制終話を行い法規にて定められた時間だけ送信を
    停止した後、法規にて定められたキャリアセンス動作を
    行い、規定以上の強さの搬送波が規定時間検出されなけ
    れば、呼び出し名称を前記送信部より送出させた後、前
    記送信部より再度送信停止前の通信時と同一周波数の搬
    送波を送信させ通信開始状態とし、通話相手から受信し
    た搬送波の中から前記トーンスケルチ部が制限された通
    話時間終了直前の第1の特定の時間(t1)内に第2の
    特定の時間(t2)特定周波数のトーン信号を検出でき
    ない場合、送受信を停止させ待ち受け状態とさせる制御
    部とを備えた強制終話機能を有する複信無線通信装置。
  2. 【請求項2】 制御部は通信を開始する回線接続動作に
    おいてのみ、相手通信装置とのデジタル信号の一致検出
    に加え相手通信装置とのトーン信号の周波数の一致検出
    を併せて行うことを特徴とする請求項1記載の強制終話
    機能を有する複信無線通信装置。
  3. 【請求項3】 制御部はトーンアンプ部とトーンスケル
    チ部の動作時にのみ前記トーンアンプ部と前記トーンス
    ケルチ部に電源を供給するよう動作する請求項1記載の
    強制終話機能を有する複信無線通信装置。
JP6242742A 1994-10-06 1994-10-06 強制終話機能を有する複信無線通信装置 Pending JPH08107371A (ja)

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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EP1189365A2 (en) * 2000-09-19 2002-03-20 Honda Giken Kogyo Kabushiki Kaisha Communication system with group registration function

Cited By (2)

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EP1189365A2 (en) * 2000-09-19 2002-03-20 Honda Giken Kogyo Kabushiki Kaisha Communication system with group registration function
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