JPH08106960A - 同軸ケーブル用コネクタ - Google Patents

同軸ケーブル用コネクタ

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JPH08106960A
JPH08106960A JP6240091A JP24009194A JPH08106960A JP H08106960 A JPH08106960 A JP H08106960A JP 6240091 A JP6240091 A JP 6240091A JP 24009194 A JP24009194 A JP 24009194A JP H08106960 A JPH08106960 A JP H08106960A
Authority
JP
Japan
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conductor
connector
coaxial cable
center conductor
center
Prior art date
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Pending
Application number
JP6240091A
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English (en)
Inventor
Takao Kanai
隆夫 金井
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Furukawa Electric Co Ltd
Original Assignee
Furukawa Electric Co Ltd
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Publication date
Application filed by Furukawa Electric Co Ltd filed Critical Furukawa Electric Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 ヒートサイクルの温度範囲が広くなってもコ
ネクタの中心導体又は同軸ケーブルの中心導体コネクタ
が破損することのない同軸ケーブル用コネクタを提供す
る。 【構成】 本発明の同軸ケーブル用コネクタによれば、
中心導体1と中心導体1の外周に同心に配置された外部
導体2と中心導体1と外部導体2を所定間隔に保持する
絶縁スペーサ3を備えた同軸ケーブル用コネクタの中心
導体はその一部に蛇腹状の伸縮自在な導体4を有してい
る。 【効果】

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は同軸ケーブル用コネクタ
に関する。更に詳しくは同軸ケーブル用コネクタ同士を
接続して使用する際にヒートサイクル等を受けても破損
することのない同軸ケーブル用コネクタに関するもので
ある。
【0002】
【従来の技術】同軸ケーブルは周知のように中心導体と
その中心導体の外方に該中心導体と同軸状に設けられた
金属シース等からなる外部導体、中心導体と外部導体と
を適正間隔に保持するプラスチック等からなる絶縁体、
外部導体の周囲のプラスチック等からなる保護被覆から
なっている。このような同軸ケーブルの使用に際しては
その端末で接続箱等や他の同軸ケーブルに接続される
が、その接続に際して通常同軸ケーブル専用の同軸ケー
ブル用コネクタが用いられる。
【0003】図2は従来の同軸ケーブル用コネクタの一
例である。図2において11は中心導体、12は外部導
体、13は絶縁スペーサで中心導体11と外部導体12
とを適正間隔に保持する円板状のものである。中心導体
11は真鍮等の導電性材料からなり、同軸ケーブルの中
心導体14とネジ止め又はスリーブ等を用いたかしめ等
で接続される。外部導体12は中心導体11と同様に真
鍮等の導電性材料からなり、同軸ケーブルの外部導体1
5と圧着又はネジ止め等により接続される。
【0004】絶縁スペーサ13はフッソ樹脂等のプラス
チックからなる絶縁体で中心導体11と外部導体12と
を適正間隔に保持するするとともに中心導体11が同軸
ケーブル長手方向に移動するのを固定する手段ともなっ
ている。図中符号16は同軸ケーブルの絶縁体である。
外部導体12は、例えば外部導体本体12Aと外部導体
前部フランジ12Bとに分割可能になっていてボルト1
2Cで一体に固着されるようになっている。図中符号1
2D、12Eは絶縁スペーサ13の位置決め内鍔であ
る。
【0005】図中符号11A、11Bは中心導体11の
位置決めフランジである。外部導体12、同軸ケーブル
の外部導体15は圧着リング19を外部導体12にネジ
止めされたシェル20を締め込んだことで圧着固定さ
れ、かつ電気的に接続されている。そしてシェル20と
保護被覆17に跨がってシーリングテープ等からなるシ
ール部材18が施されている。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】ところで、最近同軸ケ
ーブルも高出力化とともに長尺化し、例えばCATV等
のように屋外で布設する場合が多くなりつつある。屋外
布設は屋内配線に比較してその使用環境が格段に過酷と
なり、使用温度範囲が広くなるため使用する同軸ケーブ
ルに対しても広い温度範囲に耐えられるものが要求され
るようになってきた。他方、上記の従来の同軸ケーブル
用コネクタにあっても、従来の使用環境であれば何ら問
題が生じないが、使用温度範囲が広くなると次のような
問題が発生することがある。
【0007】同軸ケーブルにおいて、金属製の中心導体
14とプラスチックからなる保護被覆17や絶縁体16
とはその線膨張係数が異なり、保護被覆17や絶縁体1
6は中心導体14に比べて線膨張係数が大きい為に、低
温になると保護被覆17や絶縁体16が縮み相対的に中
心導体14がケーブル端面から突出したようになる。ま
た中心導体14と外部導体15の材料が異なってその線
膨脹係数に差がある場合にも同様の現象が見られる。こ
のように同軸ケーブルの中心導体14がケーブル端面か
ら突出した場合、中心導体14は中心導体14と接続し
ているコネクタの中心導体11を突出させようと作用す
るが、コネクタは同軸ケーブルに長手方向の荷重が加わ
わってもコネクタ部で接続不良を起こさないように、上
述の如く中心導体11は絶縁スペーサ13に、絶縁スペ
ーサ13は外部導体12に固定され、また外部導体12
は同軸ケーブルの外部導体15及び同軸ケーブルの保護
被覆17にシール部材18で一体に固着されているの
で、コネクタの中心導体11は移動することができずコ
ネクタの中心導体11又は同軸ケーブルの中心導体14
のいずれか又は双方が屈曲したりして破損することにな
る。
【0008】高温になると保護被覆17や絶縁体16が
伸びるために相対的に中心導体14がケーブル端面から
引っ込むようになる。同軸ケーブルの中心導体14がケ
ーブル端面から引っ込だ場合、中心導体14は中心導体
14と接続しているコネクタの中心導体11を引き込む
ように作用するが、コネクタの中心導体11は移動する
ことができないのでコネクタの中心導体11又は同軸ケ
ーブルの中心導体14のいずれかが破断することにな
る。このような現象は金属製の中心導体14と外部導体
15の線膨脹係数に差があると、更に助長される。
【0009】本発明は上記の課題を解決し、ヒートサイ
クルの温度範囲が広くなってもコネクタの中心導体又は
同軸ケーブルの中心導体が破損することのない同軸ケー
ブル用コネクタを提供することを目的とするものであ
る。
【0010】
【課題を解決するための手段】本発明は上記の課題を解
決するために以下のような手段を有している。
【0011】本発明の同軸ケーブル用コネクタは、中心
導体と該中心導体の外周に同心に配置された外部導体と
前記中心導体と前記外部導体を所定間隔に保持する絶縁
スペーサを備えた同軸ケーブル用コネクタであって、前
記中心導体はその一部に蛇腹状の伸縮自在な導体を有し
ていることを特徴とする。
【0012】
【作用】本発明の同軸ケーブル用コネクタによれば、中
心導体と中心導体の外周に同心に配置された外部導体と
中心導体と外部導体を所定間隔に保持する絶縁スペーサ
を備えた同軸ケーブル用コネクタの中心導体は、その一
部に蛇腹状の伸縮自在な導体を有しているので、本発明
の同軸ケーブル用コネクタを同軸ケーブルに取り付けた
際に、同軸ケーブルの中心導体がヒートサイクルを受け
てケーブル端面から突出したり引っ込んだりしても、同
軸ケーブルの中心導体と接続するコネクタの中心導体の
一部に設けられた蛇腹状の導体が伸縮自在に伸び縮みす
るので同軸ケーブルに取り付けられたコネクタの中心導
体又は同軸ケーブルの中心導体のいずれも破損すること
がない。
【0013】
【実施例】以下に本発明を実施例により詳細に説明す
る。図1は本発明の同軸ケーブル用コネクタの一実施例
を示す断面図である。なお、図1において従来と同一の
部材には同一の符号を付して詳細な説明を省略する。図
1において1は中心導体、2は外部導体、3は絶縁スペ
ーサである。中心導体1は真鍮等の導電性材料で構成さ
れている。外部導体2は中心導体1の外周に同心に配置
され中心導体1と同様に真鍮等の導電性材料で構成され
ている。中心導体1及び外部導体2の導電性材料として
は真鍮に限らず他の銅合金やアルミ合金等が使用され
る。
【0014】この中心導体1はその中間に蛇腹状の伸縮
自在な導体4を有している。蛇腹状の伸縮自在な導体4
の材料としては真鍮等の銅合金やアルミ合金等が使用さ
れる。伸縮自在な導体4はその両端がろう付けによって
直線状の中心導体1と一体に固着されている。伸縮自在
な導体4はインピーダンスが中心導体1と同じになるよ
うにその外径が電気的に中心導体1と同じになってい
る。絶縁スペーサ3はフッソ樹脂等のプラスチックから
なる絶縁体で、この絶縁スペーサ3は中心導体1と外部
導体2とを適正間隔に保持するものである。
【0015】外部導体2は外部導体本体2Aと外部導体
前部フランジ2Bとに分割可能になっていてボルト2C
で一体に固着されるようになっている。図中符号2D、
2Eは絶縁スペーサ3の位置決め内鍔である。図中符号
1A、1Bは中心導体1の位置決めフランジで、中心導
体1の外周に設けられたオスネジにメスネジを有するフ
ランジ1A、1Bを螺合して絶縁スペーサ3の両側に固
定することによって中心導体1の先端の位置決めが行わ
れる。
【0016】上記の同軸ケーブル用コネクタは次のよう
に同軸ケーブルに取り付けられる。同軸ケーブルの保護
被覆17が所定長剥離され、同軸ケーブルの中心導体1
4と同軸ケーブルの外部導体15とを所定長露出させ、
あらかじめシェル20と圧着リング19を同軸ケーブル
の外部導体15上に挿入しておく。この同軸ケーブルの
中心導体14とコネクタの中心導体1とが半田又はろう
付け等により接続され、次に同軸ケーブルの外部導体1
5の下にその先端のくさび部2Fを挿入するようにコネ
クタの外部導体2を位置決めし、あらかじめ同軸ケーブ
ルに被せておいたシェル20をコネクタの外部導体2に
ネジ止めし締め込む。その結果、同軸ケーブルの外部導
体15はコネクタの外部導体2に圧着リング19と介し
て圧着固定される。最後に外部導体2、同軸ケーブルの
外部導体15及び同軸ケーブルの保護被覆17はシーリ
ングテープ等からなるシール部材18で一体に固着され
シールされる。
【0017】上記のように同軸ケーブルに取り付けられ
たコネクタがヒートサイクルを受けて同軸ケーブルの中
心導体14がケーブル端面から突出した場合、中心導体
14は中心導体14と接続しているコネクタの中心導体
1を突出させようと作用するがコネクタの中心導体1に
は蛇腹状の伸縮自在な導体4を有しているので伸縮自在
な導体4がその突出量分縮んで中心導体1を軸方向に移
動させることがなくなりコネクタを破損させることがな
くなる。
【0018】また、同軸ケーブルの中心導体14がケー
ブル端面から引っ込んだ場合、中心導体14は中心導体
14と接続しているコネクタの中心導体1を引っ込むよ
うに作用するが、伸縮自在な導体4がその引っ込み量分
伸びて中心導体1を軸方向に移動させることがなくなり
コネクタを破損させることがなくなる。伸縮自在な導体
4が突出量分縮んだり、引っ込み量分伸びた場合でもそ
の外径は大きく変わることはないので、伸縮自在な導体
4を含む中心導体1のインピーダンスは変わることがな
い。
【0019】
【発明の効果】以上述べたように、本発明の同軸ケーブ
ル用コネクタによれば、中心導体と中心導体の外周に同
心に配置された外部導体と中心導体と外部導体を所定間
隔に保持する絶縁スペーサを備えた同軸ケーブル用コネ
クタの中心導体はその一部に蛇腹状の伸縮自在な導体を
有しているので、本発明の同軸ケーブル用コネクタを同
軸ケーブルに取り付けた際に、同軸ケーブルの中心導体
がヒートサイクルを受けてケーブル端面から突出したり
引っ込んだりしても、同軸ケーブルの中心導体と接続す
るコネクタの中心導体の一部に設けられた蛇腹状の導体
が伸縮自在に伸び縮みするので同軸ケーブルに取り付け
られたコネクタの中心導体又は同軸ケーブルの中心導体
のいずれも破損することがない。伸縮自在な導体が突出
量分縮んだり、引っ込み量分伸びた場合でもその外径は
大きく変わることはないので、伸縮自在な導体を含むコ
ネクタの中心導体のインピーダンスは変わることがな
い。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の同軸ケーブル用コネクタの一実施例を
示す断面図である。
【図2】従来の同軸ケーブル用コネクタの一例を示す断
面図である。
【符号の説明】
1 中心導体 2 外部導体 3 絶縁スペーサ 4 伸縮自在な導体

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 中心導体と該中心導体の外周に同心に配
    置された外部導体と前記中心導体と前記外部導体を所定
    間隔に保持する絶縁スペーサを備えた同軸ケーブル用コ
    ネクタであって、前記中心導体はその一部に蛇腹状の伸
    縮自在な導体を有していることを特徴とする同軸ケーブ
    ル用コネクタ。
JP6240091A 1994-10-04 1994-10-04 同軸ケーブル用コネクタ Pending JPH08106960A (ja)

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JP6240091A JPH08106960A (ja) 1994-10-04 1994-10-04 同軸ケーブル用コネクタ

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JP6240091A JPH08106960A (ja) 1994-10-04 1994-10-04 同軸ケーブル用コネクタ

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JPH08106960A true JPH08106960A (ja) 1996-04-23

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ID=17054361

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
DE102004044975A1 (de) * 2004-09-16 2006-03-23 Rohde & Schwarz Gmbh & Co Kg Koaxiales Verbindungsteil

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
DE102004044975A1 (de) * 2004-09-16 2006-03-23 Rohde & Schwarz Gmbh & Co Kg Koaxiales Verbindungsteil
US7724106B2 (en) 2004-09-16 2010-05-25 Rohde & Schwarz Gmbh & Co. Kg Coaxial connecting part

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