JPH08106201A - 帯電部材及び帯電装置及び画像形成装置 - Google Patents

帯電部材及び帯電装置及び画像形成装置

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JPH08106201A
JPH08106201A JP7194997A JP19499795A JPH08106201A JP H08106201 A JPH08106201 A JP H08106201A JP 7194997 A JP7194997 A JP 7194997A JP 19499795 A JP19499795 A JP 19499795A JP H08106201 A JPH08106201 A JP H08106201A
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Koji Sato
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 磁性粒子の磁気ブラシ23を有し、表面に電
荷注入層を有する被帯電体1に当接させ電圧を印加して
被帯電体を帯電する帯電部材20、該帯電部材を用いた
帯電装置2、該帯電部材ないし帯電装置を用いた画像記
録装置やプロセスカートリッジについて、磁気ブラシ磁
性粒子の被帯電体側に付着移行による減少を防止して、
帯電の均一性・長期安定性の向上を図る。 【解決手段】 帯電部材の磁気ブラシ23への給電部2
2の長手端部を給電部とは電気的に絶縁した部材24で
形成する、該部材を導電体で形成する、磁気ブラシ端部
に相当する被帯電***置を被帯電体の導電性基体とは電
気的に絶縁した導電体で形成する、該位置の被帯電体最
表面を導電体で形成する、磁気ブラシの有効幅が感光体
(被帯電体)の感光層塗布幅より長く、帯電部材端部に
相当する感光***置を感光体の導電性基体とは電気的に
絶縁した導電体で形成する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は磁性粒子を用いて帯
電を行なう帯電部材及び帯電装置及び画像形成装置に関
するものであり、特に電子写真複写機や同プリンタに好
ましく用いられる。
【0002】
【背景技術】電子写真装置における帯電方法として、従
来、ワイヤとシールドを備えるコロナ帯電方式が主に用
いられてきたが、最近ではエコロジーの観点より、放電
によるオゾン生成物の少ない接触帯電方式が多く用いら
れている。この接触帯電方式の1つとして、磁性粒子を
被帯電体としての感光体に接触させる磁気ブラシ方式が
知られている。この磁気ブラシ方式の帯電部材は、例え
ば磁力発生部材としてのマグネットロールと、マグネッ
トロールの外側を覆って回転可能に設けられた非磁性の
電極スリーブと、電極スリーブの表面にマグネットロー
ルの磁力により吸着されて保持される磁性粒子の層と、
を備える。ここで感光体を帯電するために磁性粒子の層
は、感光体に接触するように設けられ、電極スリーブに
電圧が印加される。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】磁気ブラシ方式におい
て磁性粒子は、帯電部材の長手方向(感光体の母線方
向)の端部領域に押し出され、この端部領域においては
磁気ブラシが感光体と常時接触していないため均一に帯
電することが難しい。従って、端部領域における感光体
の電位は、中央部領域におけるそれよりもかなり低くな
ってしまう。よって端部領域において、電極スリーブ電
位と感光体の表面電位との電位差が大きくなり、磁性粒
子が帯電部材から感光体へ移動してしまうことがある。
感光体への磁性粒子の付着が生じると帯電部材の磁性粒
子が徐々に減少することでしだいに帯電不良が生じる。
この帯電不良に起因して画像不良が生じるため磁気ブラ
シ方式は長期使用が行なえないという問題があった。
【0004】本発明の目的は、帯電部材から被帯電体へ
の磁性粒子の付着を防止する帯電部材、帯電装置、画像
形成装置を提供することである。
【0005】本発明の他の目的は、長期にわたって帯電
不良が生じないようにした帯電部材、帯電装置、画像形
成装置を提供することである。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明は、磁性粒子を支
持し、被帯電体を帯電する帯電部材であって、電圧が印
加可能な導電性部材を有する帯電部材において、前記帯
電部材の長手方向における前記磁性粒子の端部において
前記導電性部材と電気的に絶縁された部材を有すること
を特徴とする帯電部材を要旨とする。また、前記帯電部
材を用いた帯電装置、画像形成装置を要旨とする。
【0007】また、本発明は、電荷を保持する電荷保持
層と、導電性基体と、を備える被帯電体と、前記被帯電
体を帯電するために電圧が印加可能である帯電部材であ
って、磁気ブラシ状で前記被帯電体に接触可能な磁性粒
子を備える帯電部材と、を有する帯電装置において、前
記被帯電体は、前記帯電部材の長手方向における前記磁
性粒子の端部に対応する前記被帯電体の領域に前記導電
性基体と電気的に絶縁された導電性部材を備えることを
特徴とする帯電装置を要旨とする。また、前記帯電装置
を用いた画像形成装置を要旨とする。
【0008】また、本発明は、被帯電体と、この被帯電
体を帯電するために電圧が印加可能である帯電部材であ
って、磁気ブラシ状で前記被帯電体に接触可能な磁性粒
子を備える帯電部材と、を有する帯電装置において、前
記帯電部材の長手方向における前記磁性粒子の端部にお
いて前記磁性粒子に対して前記支持部材から前記被帯電
体へ向かって働く電界の力を減少させる、又はなくす手
段を有することを特徴とする帯電装置を要旨とする。ま
た、本発明は、前記帯電装置を用いた画像形成装置を要
旨とする。
【0009】
【発明の実施の形態】
〈実施形態1〉(図1〜図3) (1)画像形成装置例(図1) 図1は画像形成装置の一例の概略構成図である。本例の
画像形成装置は電子写真プロセス利用のレーザビームプ
リンタである。
【0010】1は像担持体(被帯電体)としての回転ド
ラム型の電子写真感光体(ドラム)である。本実施例は
直径30mmの負帯電極性のOPC感光体であり、矢印
の時計方向に100mm/secプロセススピード(周
速度)をもって回転駆動される。
【0011】2は磁気ブラシ型の接触帯電部材20を用
いた帯電装置であり、これについては後記(3)項で詳
述する。ドラム1は回転過程でこの帯電装置2により所
定の極性・電位に一様に1次帯電処理される。本実施例
では磁気ブラシ型帯電部材20の電極スリーブ22に帯
電バイアス印加電源S1から−700VのDC帯電バイ
アスが印加されていて、電荷注入帯電によって回転ドラ
ム1の外周面がほぼ−700Vに一様に帯電される。
【0012】この回転ドラム1の帯電面に対してレーザ
ダイオード・ポリゴンミラー等を含む不図示のレーザビ
ームスキャナから出力される目的の画像情報の時系列電
気デジタル画素信号に対応して強度変調されたレーザビ
ームによる走査露光Lがなされ、回転ドラム1の周面に
対して目的の画像情報に対応した静電潜像が形成され
る。
【0013】その静電潜像は磁性一成分絶縁トナー(ネ
ガトナー)を用いた反転現像装置3によりトナー像とし
て現像される。3aはマグネット3bを内包する直径1
6mmの非磁性現像スリーブであり、この現像スリーブ
3aに上記のネガトナーをコートし、ドラム1表面との
距離を300μmに固定した状態で、ドラム1と等速で
回転させ、スリーブ3aに現像バイアス電源S2より現
像バイアス電圧を印加する。電圧は、−500VのDC
電圧と、周波数1800Hz、ピーク間電圧1600V
の矩形のAC電圧を重畳したものを用い、スリーブ3a
と感光体1の間でジャンピング現像を行なわせる。
【0014】一方、不図示の給紙部から記録材としての
転写材Pが供給されて、回転ドラム1と、これに所定の
押圧力で当接された接触転写手段としての106 〜10
9 Ωの中抵抗の転写ロール4との圧接ニップ部(転写
部)Tに所定のタイミングにて導入される。転写ロール
4には転写バイアス印加電源S3から所定の転写バイア
ス電圧が印加される。本実施形態ではロール抵抗値は5
×108 Ωのものを用い、+2000VのDC電圧を印
加して転写を行なった。
【0015】転写部Tに導入された転写材Pはこの転写
部Tを挟持搬送されて、この表面側に回転ドラム1の表
面に形成担持されているトナー画像が順次に静電気力と
押圧力にて転写されていく。
【0016】トナー画像の転写を受けた転写材Pはドラ
ム1の面から分離されて熱定着方式等の定着装置5へ導
入されてトナー画像の定着を受け、画像形成物(プリン
ト・コピー)として装置外へ排出される。
【0017】また転写材Pに対するトナー画像転写後の
ドラム面はクリーニング装置6により残留トナー等の付
着汚染物の除去をうけて清掃され繰り返して作像に供さ
れる。トナーは、クリーニングブレード6aにより除去
され、クリーニング装置6内のトナーは、受けシート6
bによって装置6の外へ飛散することが防止される。
【0018】本実施形態のプリンタは、ドラム1・接触
帯電部材20・現像装置3・クリーニング装置6の4つ
のプロセス機器をカートリッジ30に包含させてプリン
タ本体に対して一括して着脱交換自在のプロセスカート
リッジ方式の装置である。31はカートリッジ30の着
脱ガイド・支持部材である。もっとも画像形成装置はプ
ロセスカートリッジ着脱式に限るものではない。
【0019】(2)感光体(ドラム)1 本実施形態で用いた被帯電体としてのドラム1は負帯電
極性のOPC感光体であり、接地された直径30mmの
アルミニウム製のドラム基体1a上に次の第1〜第5の
5層の機能層を順次に設けたものである。
【0020】基体に支持される第1層は、下引き層であ
り、アルミニウムドラム基体の欠陥等をならすため、ま
たレーザ露光の反射によるモアレの発生を防止するため
に設けられている厚さ約20μmの導電層である。
【0021】第2層は、正電荷注入層であり、アルミニ
ウムドラム基体から注入された正電荷が感光体表面に帯
電された負電荷を打ち消すことを防止する役割を果た
し、アミラン樹脂とメトキシメチル化ナイロンによって
106 Ωcm程度に抵抗調整された厚さ約1μmの中抵
抗層である。
【0022】第3層は、電荷発生層であり、ジスアゾ系
の顔料を樹脂に分散した厚さ約0.3μmの層であり、
レーザ露光を受けることによって正負の電荷対を発生す
る。
【0023】第4層は、電荷輸送層であり、ポリカーボ
ネート樹脂にヒドラゾンを分散したものであり、P型半
導体である。したがって、感光体表面に帯電された負電
荷はこの層を移動することはできず、電荷発生層で発生
した正電荷のみを感光体表面に輸送することができる。
【0024】第5層は、感光体表面に設けられた電荷注
入層であり、光硬化性のアクリル樹脂にSnO2 超微粒
子を分散した材料の塗工層である。具体的には、アンチ
モンをドーピングし、低抵抗化した粒径約0.03μm
のSnO2 粒子を樹脂に対して70wt%分散した材料
の塗工層である。このようにして調合した塗工液をディ
ッピング塗工にて厚さ約2μmに塗工して電荷注入層と
した。これによって感光体表面の体積抵抗値は、電荷輸
送層単体の場合1×1015Ωcmだったのに比べ、1×
1012Ωcmまで低下した。なお電荷注入層の体積抵抗
率は、1×109 〜1×1015Ωcmが好ましい。この
体積抵抗率は、シート状のサンプルに100Vの電圧を
印加したときのものでYHPのHIGH RESIST
ANCEMETER 4329AにRESISTIVI
TY CELL 16008Aを接続して測定した。
【0025】(3)帯電装置2 a)装置の概略構成 本例の帯電装置2は、図2(a)のような磁気ブラシ型
帯電部材20は、マグネットロール21と、その外側の
該ロールに同心に回転可能に外嵌した、非磁性の電極ス
リーブ22と、この電極スリーブ22の外周面に内部の
マグネットロール21の磁力により吸着させて形成保持
させた磁性粒子による磁気ブラシ23からなる。電極ス
リーブ22上でのマグネットロール21による磁束密度
は800×10-4T(テスラ)である。
【0026】この帯電部材20は被帯電体としてのドラ
ム(感光体)1に略並行に配列し、磁気ブラシ23をド
ラム1面に接触させてマグネットロール21の軸21a
を不図示の軸受部に保持させて配設してある。マグネッ
トロール21は非回転に固定保持され、非磁性の電極ス
リーブ22が不図示の駆動手段により矢示の時計方向に
所定の周速度で回転駆動される。即ちドラム1との帯電
ニップ部Nにおいて磁気ブラシ23がドラム1面に接触
を保ちながら電極スリーブ22はニップ部Nにおいてド
ラム1の回転方向に対してカウンター方向に回転する。
【0027】具体的には電極スリーブ21上の磁気ブラ
シ23は磁性粒子を厚さ1mmでコートして形成してあ
り、ドラム1との間に幅約5mmの帯電ニップ部Nを形
成している。本実施形態で磁気ブラシ23の磁性粒子の
量は約10gで、電極スリーブ22とドラム1との帯電
ニップ部Nでのギャップは500μmである。磁気ブラ
シ23への給電部としての電極スリーブ22に対して帯
電バイアス印加電源S1から帯電バイアスが印加され
る。
【0028】而して、ドラム1及び電極スリーブ22が
回転駆動され、また電源S1から電極スリーブ22に対
して所定の極性・電位の帯電バイアスが印加されること
で、磁気ブラシ23によりドラム1表面の電荷注入層の
導電粒子に電荷注入がなされて、ドラム1面が所定の極
性・電位に注入帯電方式で帯電処理される。
【0029】磁気ブラシ23とドラム1との周速比は、
以下の式で定義する。
【0030】周速比%={(磁気ブラシ周速−ドラム周
速)/ドラム周速}×100 (磁気ブラシ23の周速度はカウンター回転の場合は負
の値である)。
【0031】周速比が−100%は磁気ブラシ23が停
止している状態なので、磁気ブラシ23のドラム表面に
停止した形状がそのまま帯電不良となって、画像に出て
しまう。また順方向の回転は、カウンター方向と同じ周
速比を得ようとすると、磁気ブラシ23の回転数が高く
なってしまう。磁気ブラシ23が遅い速度でドラムと順
回転で接触すると、磁気ブラシの磁性粒子がドラムに付
着しやすくなる。よって、周速比は−100%以下が好
ましく、本実施形態では−150%とした。
【0032】b)帯電原理(図2) 電荷注入帯電の原理について図2を用いて説明する。図
2の(a)は表面に磁気ブラシ型帯電部材20を接触さ
せて電圧を印加した状態の被帯電体としての感光体(ド
ラム)1の層構成模型図、(b)はその等価回路であ
る。
【0033】11はドラム1のアルミニウム製ドラム基
体、12は電荷輸送層(第4層)、13は最表面の電荷
注入層(第5層)、13aはこの電荷注入層内の導電粒
子(SnO2 )である。ドラム基体11と電荷輸送層1
2との間には前述したように、第1〜第3層としての下
引き層、正電荷注入層、電荷発生層が存在しているが図
には省略した。
【0034】而して、電荷注入帯電は、1×104 〜1
×107 Ωの中抵抗の接触帯電部材20で1×109
1×1015Ωcmの中抵抗の体積抵抗率を持つ被帯電体
(感光体)表面に電荷注入を行なうものであり、本実施
形態では、電荷注入層13の導電粒子13aに電荷を充
電して帯電を行なう方式であり、図2(b)の等価回路
のように、電荷輸送層12を誘電体とし、アルミニウム
製ドラム基体11と、電荷注入層13内の導電粒子13
aを両電極板とする微小なコンデンサーに対して、接触
帯電部材20で電荷を充電する理論に基づくものであ
る。この際、導電粒子13aは互いに電気的には独立で
あり、一種の微小なフロート電極を形成している。この
ため、マクロ的には感光体表面は均一電位に充電、帯電
されているように見えるが、実際には微小な無数の充電
された導電性粒子であるSnO2 が感光体表面を覆って
いるような状況となっている。このため、レーザによっ
て画像露光を行なってもそれぞれのSnO2 粒子は電気
的に独立なため、静電潜像を保持することが可能にな
る。
【0035】c)磁性粒子 磁気ブラシ23を構成させる磁性粒子としては、 ・樹脂とマグネタイト等の磁性粉体を混練して粒子に成
型したもの、もしくはこれに抵抗値調節のために導電カ
ーボン等を混ぜたもの、 ・燒結したマグネタイト、フェライト、もしくはこれら
を還元または酸化処理して抵抗値を調節したもの、 ・上記の磁性粒子を抵抗調整をしたコート材(フェノー
ル樹脂にカーボンを分散したもの等)でコートまたはN
i等の金属でメッキ処理して抵抗値を適当な値にしたも
の、等が考えられる。
【0036】これら磁性粒子の抵抗値としては、高すぎ
ると被帯電体としてのドラムに電荷が均一に注入でき
ず、カブリ画像となってしまう。低すぎるとドラム表面
にピンホールがあったとき、ピンホールに電流が集中し
て帯電電圧が降下しドラム表面を帯電することができ
ず、帯電ニップ状の帯電不良となる。よって磁性粒子の
抵抗値としては、1×104 〜1×107 Ωが望まし
い。磁性粒子の抵抗値は、電圧が印加できる金属セル
(底面積227mm2 )に磁性粒子を2g入れた後6.
6kg/cm2 で加重し、電圧を1〜1000V印加し
て測定した。
【0037】磁性粒子の磁気特性としては、ドラムへの
磁性粒子の付着を防止するための磁気拘束力を高くする
方がよく、飽和磁化50(A・m2 /kg)以上が望ま
しい。
【0038】実際に、本実施形態で用いた磁性粒子は、
平均粒径が30μmで、抵抗値が1×106 Ω、飽和磁
化が58(A・m2 /kg)であった。
【0039】d)電極スリーブ22(図3) 図3は帯電部材20の一端側の縦断面模型図である。本
実施形態において帯電部材20の磁気ブラシ23への給
電部としての電極スリーブ22はその長手端部(マグネ
ットローラ21の端部に対応する近傍)の外周面に環状
(リング状)に、厚さ50μmのポリエステルテープを
貼着して環状絶縁部24を設けてある。図3に省略した
電極スリーブ22の他端側も同様である。
【0040】この絶縁部24は、その幅範囲(スリーブ
長手方向範囲)は磁気ブラシ23の端部よりもある程度
マージンを見込んだ内側から、帯電ニップ部Nで磁性粒
子が押し出されるところまであれば充分である。本実施
例では帯電部材の長手方向端部から5mm内側から幅2
0mmの範囲を絶縁部24として構成した。
【0041】絶縁部24の帯電部材の長手内側へのマー
ジンは、磁性粒子の抵抗によって異なる。磁性粒子の抵
抗が低い場合は、磁性粒子に電流が流れやすいので感光
体に接している磁性粒子の電位が減衰しにくくなる。そ
のため、磁気ブラシ端部の磁性粒子の電位が充分に低く
ならず、磁性粒子に注入された電荷とその電位によって
働く電界によって感光体に付着してしまう。よって、磁
気ブラシ内の絶縁部の長さを長くするのが良い。一方、
磁性粒子の抵抗が高い場合は、磁性粒子の抵抗によって
感光体に接している磁性粒子の電位が減衰しやすいので
磁気ブラシ内の絶縁部の長さを短くすることができる。
つまり、磁気ブラシ内の絶縁部の長さは磁性粒子の抵抗
に応じた長さとするのが良い。
【0042】従来、帯電ニップ部Nで、ドラム(感光
体)表面が帯電電位になっていない非帯電域である長手
外側領域Dに押し出されていた磁性粒子が、磁性粒子に
注入された電荷による電気的な力でドラム1面に付着し
ていたが、本構成をとることにより、磁性粒子と電極ス
リーブ22との導電経路が断たれ、磁性粒子に電荷が注
入されることが無くなり、また磁性粒子に付着電界がは
たらかなくなるので磁性粒子がドラム1面に付着するこ
とを防止できた。
【0043】本実施形態の絶縁部24はポリエステルテ
ープの貼着で構成しているが、これに限った構成である
必要はなく、スリーブにウレタンやアクリル、フェノー
ル等の絶縁性の樹脂を塗工しても同様の効果があった。
またスリーブにリング状のポリカーボネイト等の絶縁性
の樹脂キャップをかぶせる構成でも同様の効果が得られ
た。
【0044】〈実施形態2〉(図4・図5) 次に帯電部材の他の実施形態を示す。
【0045】本実施形態は、電極スリーブ22の磁気ブ
ラシ端部対応部をフロート電極部223にしたことを特
徴とする。これにより磁気ブラシ端部の磁性粒子とドラ
ム表面との電位差が無くなり、帯電ニップ部Nで長手外
側領域Dに押し出された磁性粒子がドラムに付着するの
を防止できる。
【0046】具体的には図4に示すように、電極スリー
ブ22をその長手方向端部より、アルミニウムによるフ
ロート電極部223、ポリカーボネイトによる絶縁部2
22、磁気ブラシへの給電部としての、アルミニウムに
よる給電部221で構成してある。このような電極スリ
ーブ22の端部形状以外の装置構成は実施形態1と同様
である。ここで、絶縁部222の幅が短かすぎると、磁
性粒子23を介して電極部223が電極スリーブ22と
近い電位になってしまうため、充分にフロート電極にな
らない。本実施形態では、絶縁部222の幅を5mmに
設定しているが、この幅は磁性粒子の抵抗に応じて変え
るのが良く、抵抗が低い場合は長く、高い場合は短くて
充分である。
【0047】前述の実施形態1では、磁気ブラシ23の
端部に対応する電極スリーブ22上の部分を絶縁部24
としたため、磁性粒子との摩擦帯電により該絶縁部24
が局所的に電位を持つものもあり、この絶縁部24と感
光体表面との間に電位差が生じ、その電界によって磁性
粒子がドラム1に付着する場合もあった。しかし、本実
施形態では電極スリーブ端部に、磁気ブラシへの給電部
221とは別電極のフロート電極部223を設けること
により、磁性粒子の摩擦帯電による局所的な電位も少な
くなり、磁気ブラシ23の端部の磁性粒子の電位がドラ
ム1とほぼ同電位となり、磁性粒子に電荷が注入され
ず、磁性粒子がドラムに付着することが無くなった。
【0048】またフロート電極部223の構成は図4に
示した形態だけでなく、図5に示すように磁気ブラシ2
3への給電部としての電極スリーブ22の表面に一層絶
縁層24をはさんでフロート電極部223を更に表面に
形成することも出来る。この時に絶縁の効果を充分にす
るために絶縁部24は電極部223よりも、長手方向中
心へ5mm程度長めに設定している。絶縁層24は実施
形態1で記述したように形成し、フロート電極部223
はこの絶縁層24の上にカーボンを分散させたウレタン
等の導電塗料をディッピングするか、または導電テープ
を張り付けて構成する方法でも効果があった。
【0049】〈実施形態3〉本実施形態では、磁気ブラ
シを用いる帯電器において特にAC電圧印加する場合の
ドラムへの磁性粒子付着防止に有利な構成について記述
する。
【0050】磁気ブラシによる帯電は、帯電部材に印加
した電位をそのままドラム与えることができるため、D
C電圧印加で帯電可能である。
【0051】本実施形態は、特に図1に示すクリーニン
グ装置6をなくしたクリーナレスプロセスにおいて有効
である。
【0052】このプロセスでは、ドラムクリーナを省略
したため、転写残トナーが帯電器に混入するが、接触に
非常に安定した磁性粒子を用いているため帯電をするこ
とが可能であり、混入したトナーを帯電器内で回収す
る、あるいは適宜ドラム上に排出することにより繰返し
プリント可能なプロセスを構成することができる。なお
残留トナーは最終的には現像器3によって現像動作を行
なうと同時にクリーニングするのが好ましい。ただし、
この時、トナーの影響を無くすために、磁気ブラシにA
C電圧を重畳したバイアス印加することで、このプロセ
スをより安定して繰り返すことが可能である。ところが
DC電圧にAC電圧を重畳して印加した場合、DC電圧
印加より大きな電位差が帯電部材(スリーブ)とドラム
間に生じるため、磁性粒子の付着の点で不利になる。
【0053】磁気ブラシの端部とドラムの電位差をなく
し磁気ブラシからドラムへの磁性粒子の付着を減ずるこ
とは望ましい。上記のクリーナレスプロセスにおいて前
記した図3の帯電装置を用いると、磁気ブラシ端部のス
リーブ周上に環状絶縁層24を設けることで、磁気ブラ
シ端部とドラムを電気的に切断しドラムへの磁性粒子の
付着を減少することができる。更に、上記のクリーナレ
スプロセスにおいて図4の帯電装置を用いると、磁気ブ
ラシ端部を絶縁部222を介し電極部223を取り付け
ることで磁性粒子の付着を更に減少することができる。
ただし、これらの構成では帯電を連続して行うにつれて
磁気ブラシの端部の電位が徐々に増加するため、長期に
渡り使用した場合に若干のドラムへの磁性粒子の付着を
生じることがあった。そこで、この電極部223を図6
に示すようにドラムアースと共通にしたところ付着をな
くすことができた。つまり、電極部223をアースにす
ることで磁気ブラシは端部に向かって電位が減少し、最
終的に電位はドラムアースに向かうため磁気ブラシとド
ラム(ここではブラシの接しないドラム表面)との電位
差が実質なくなるため、帯電を継続し行ったとしても電
位差を生じることがなく付着も発生しない。
【0054】図7の構成においても同様で、スリーブ2
2に絶縁層24を挟み電極223をドラムアースと共通
にすることにより、磁性粒子の付着を無くすことができ
た。
【0055】図6、図7の構成におけるブラシ端部と電
極部の位置関係について詳しく説明する。本実施形態で
は、ドラム径30mm、スリーブ径16mm、ドラムと
スリーブとの間隔0.5mmにおいて、ブラシ最端部3
〜5mmの領域で磁性粒子が疎であり電界に対し弱い状
態にあるため、少なくとも磁気ブラシ最端部から5mm
以上離れて端部電極境界(図6、図7中のF)を設定す
ることが重要である。
【0056】上述の様に構成することで、帯電部材にD
C電圧にAC電圧を重畳して印加した場合においても、
磁気ブラシ端部の付着を防止することができた。
【0057】なお、図6、図7の帯電装置は、帯電部材
にAC電圧を印加せずにDC電圧を印加する場合にも用
いることができる。
【0058】〈実施形態4〉(図8) 本実施例は、被帯電体としてのドラム1の長手端部の磁
気ブラシ端部に相当する位置のドラムの最表面を導電体
(電極部)101で形成することを特徴とする。この電
極部101は磁気ブラシ23の端部と接触して電極スリ
ーブ22と同電位となるため、帯電ニップ部Nで磁性粒
子が長手外側領域Dに押し出されても、磁性粒子には電
荷が注入されず、電気的な力も働かないので磁性粒子が
ドラムに付着することを防止できる。
【0059】具体的には、図8に示すように、ドラム1
の端部に導電体で形成した電極部101を形成する。こ
の電極部101の位置は、磁気ブラシ23の端部から磁
性粒子が帯電ニップ部Nの長手外側領域Dに広がる可能
性のあるところまでで良いのだが、本実施例では安全の
ため磁気ブラシ23の端部よりわずかに帯電ニップ部N
の長手内側から該電極部101を形成し、幅15mmと
した。但しこの電極部101の下層には電荷輸送層など
の絶縁層が存在し、電極部101はドラム基体11とは
電気的に絶縁されている。また、新たにポリカーボネイ
ト等の絶縁層を設けることにより、該電極部101の下
層としてより効果がある。
【0060】本実施形態では、該電極部101はアクリ
ル樹脂にカーボングラファイトを分散させた塗料をディ
ッピング塗工し、その後常温で乾燥させ、厚さ約20μ
mで形成した。電極部101の構成はこれに限るもので
はなく、塗料としては導電性を持ち、磁性粒子の滑り性
がよく、ドラムの最外層との接着性がよく、削れにくい
もの、また50℃以下好ましくは常温で乾燥可能なも
の、ドラム表面を汚染しない溶剤であること等が好まし
く、アクリル樹脂以外には、ウレタン樹脂、フェノール
樹脂等用いることができる。また、カーボングラファイ
トの代わりには、カーボンブラックや、酸化錫等の金属
酸化物を用いることが出来る。塗工方法も、ディッピン
グ以外に、ロールコート、スプレーコートなどが可能で
ある。
【0061】また電極部101の導電部材としては、ア
ルミニウム、銅等の金属箔を貼り付ける方法、EPDM
にカーボンを分散した導電ゴムの薄層チューブをかぶせ
る方法でも効果があった。電極部101の厚さは、厚す
ぎると該電極部101の段差に磁性粒子が付着するの
で、電極部101の強度が確保できる限り薄い方がよ
い。その観点で蒸着法で電極部101を形成するのが最
も効果があった。具体的には、ドラムの長手方向におけ
る帯電領域をマスキングし、該電極部101を銅を真空
蒸着法によりドラムを回転させながら0.5μmの厚さ
に成膜した。蒸着法ではシリコンドラム表面に導電電極
を形成することも可能であり、本構成をシリコンドラム
に適用することもできた。
【0062】以上述べてきたように構成することによ
り、帯電ニップ部Nから押し出された磁性粒子の接触す
るドラム上端部は導電部となり、磁性粒子の電位と同電
位となるため、磁性粒子がドラム上に付着することが無
くなった。前述の実施形態1、2、3では電極スリーブ
22側で、長手端部の電気的な構成を決めているので、
磁性粒子が帯電ニップ部Nで少しでも長手外側に広がる
と、本実施形態に比べて広がった磁性粒子がドラムにわ
ずかに付着していたが、本実施形態ではドラム1側の端
部が磁気ブラシ23と同電位になるため磁性粒子の広が
りがあっても広がったところも磁性粒子と同電位なの
で、広がった磁性粒子がドラムに付着することはない。
よってこの装置を、長期に使用しても、磁性粒子が減少
しないので、安定して帯電性の良い画像が得られるよう
になった。
【0063】11はドラム1のアルミニウム製ドラム基
体、12は電荷輸送層(第4層)、13は最表面の電荷
注入層(第5層)である。ドラム基体11と電荷輸送層
12との間には前述したように、第1〜第3層としての
下引き層、正電荷注入層、電荷発生層が存在しているが
図には省略した。なお本実施形態の感光体と実施形態1
〜3の帯電部材とを組み合わせて使っても良い。
【0064】〈実施形態5〉(図9) 本実施例は、被帯電体としてのドラム1の長手端部の磁
気ブラシ端部に相当する位置に、ドラム基体11とは電
気的に絶縁された導電部(電極部)102を形成するこ
とを特徴とする。即ち、磁気ブラシの有効幅が感光層の
塗布幅より長くなっている。これにより、この電極部1
02は磁気ブラシ23と同電位になるため、磁性粒子が
電気的にドラムに付着することを防止できる。
【0065】具体的には図9に示すように、ドラム1を
その長手方向端部から、アルミニウムの電極部102、
ポリカーボネイトで構成される絶縁部103、電荷輸送
層102・電荷注入層13等より構成されるドラム部1
04(下引き層・正電荷注入層・電荷発生層は図に省
略)で構成する。ドラム基体11はアースをとるため
に、一部図のような構成とした。
【0066】前述の実施形態4では装置を長期で使用し
た場合に本実施形態に比べて電極部101が削れやす
く、多少磁性粒子がドラムへ付着を起こしてしまう場合
があった。しかし、本実施形態のように構成することに
より、多少の削れでも、電極部102が失われることは
なく、長期に渡ってこの装置を使用しても磁性粒子付着
を起こさないので磁性粒子も減少せず、安定して帯電性
の良好な画像を得ることが出来る。なお本実施形態の感
光体と実施形態1〜3の帯電部材とを組み合わせて使用
することもできる。
【0067】〈実施形態6〉(図10) 本実施形態は帯電部材20の構成として、図10の
(a)のように、多極のマグネットロール21Aに直接
磁性粒子を付着させて磁気ブラシ23を形成保持させ、
該マグネットロール21Aを回転駆動させる。前述実施
形態のような固定マグネットロール21と回転電極スリ
ーブ22の組み合わせでは、本実施形態に比べるとマグ
ネットロール21とスリーブ22表面の間の距離で磁束
密度は低下しやすい構成であったが、マグネットロール
21A表面に直接に磁性粒子を付着保持させて磁気ブラ
シ23を形成することで大幅に磁性粒子のドラムへの付
着を改善することが出来る。
【0068】用いたマグネットロール21Aは、直径1
5mm、等極8極の磁束パターンで、ロール表面での最
大磁束密度は1500ガウスである。磁性粒子の穂立ち
の高さは磁性ブレードで1.5mmに規制し、マグネッ
トロール21Aとドラム1との間のギャップはコロによ
って500μmとした。
【0069】またマグネットロール21Aの端部は磁性
粒子が長手外側に広がらないように、シール部材26で
シールしている。(a)では磁気ブラシ23の磁性粒子
がマグネットロール21Aの全周に渡ってシール部材2
6とマグネットロール21Aの間に存在しているが、実
際には、シール部材26のあるところには磁性粒子は存
在していない。このシール部材26は磁性粒子が長手外
側に広がるのを防ぐために(b)に示すようにマグネッ
トロールの回転方向に於いて、長手外側から内側へ傾斜
をつけて設置すると、磁性粒子がロール長手内側(矢印
Eの方向)に戻されるので、より効果的である。磁性粒
子は実施形態1で示した磁性粒子と同様の磁性粒子を1
5gを用いた。装置はこの帯電部材20以外は実施形態
1で示した構成とした。
【0070】本実施形態で使用したマグネットロール2
1Aそのものは絶縁体であり、磁気ブラシ23に電圧を
印加するために該ロール21A表面を導電化処理27し
ている。この導電化処理において、(c)に示すようシ
ール部材26で規制された磁気ブラシ23の端部よりロ
ール長手内側を導電化処理した。これによりマグネット
ロール21Aの端部は絶縁性なので、磁気ブラシ23が
帯電ニップ部Nでロール長手外側に広がっても、電荷の
導電経路が切れ、電荷が磁性粒子に注入されないので、
磁性粒子はドラムに付着しない。
【0071】マグネットロール21Aの表面導電化27
の具体的な方法としては、ロールの端部のみをマスキン
グして、導電塗料をディッピングにより塗布した。ここ
で用いた導電塗料はウレタンにカーボングラファイトを
分散して低抵抗化処理を施したものである。
【0072】本実施形態では、シール部材26で磁気ブ
ラシ23の端部を規制しており、磁気ブラシ23の外側
にも磁気拘束力が働いているために、実施形態1に比べ
て、帯電ニップ部Nで磁気ブラシ23の磁性粒子が長手
方向に広がり易い。しかし、上述の構成をとることで磁
気ブラシ23の磁性粒子がドラムに付着することが非常
に少なくなった。さらに本実施形態の帯電部材の構成に
実施形態4、5で述べたドラムの端部の表面に導電部1
01、102を設ける構成を加えることで、磁性粒子の
ドラムへの付着をより防止できる。よって、本帯電装置
の長期使用に於いて良好な帯電性を維持することが出来
るようになった。
【0073】本実施形態で用いたマグネットロール21
Aが絶縁体であったため、このような構成をとったが、
導電体で形成されるマグネットを用いた場合には、マグ
ネットの長手端部を実施形態1に示した電極スリーブ2
2の端部のように絶縁体24で構成しても本実施形態と
同様な効果が得られた。
【0074】なお、以上に示した全ての磁気ブラシ型接
触帯電部材は回転エンドレスベルト部材を用いた構成の
ものにすることもできる。また非回転のロッド状・角棒
状・横長板状等の形態のものとすることもできる。
【0075】因みに、磁気ブラシ二成分現像装置などの
磁気ブラシの場合は、通常、現像コントラスト(現像電
位とドラム表面電位の差)は帯電コントラスト(帯電電
位とドラム表面電位の差)よりも小さいので、ドラムへ
の磁気ブラシのキャリア付着は、磁気ブラシを帯電装置
に用いた場合ほど顕著ではない。さらに、現像に磁気ブ
ラシを用いた場合は、磁気ブラシ内にトナーが存在し、
磁気ブラシのキャリアよりも先にトナーがドラムに付着
する。これは、トナーの方が磁気ブラシのキャリアより
も軽く、かつ抵抗が高いために保持電荷も高い。よっ
て、トナーが電気的な力でドラムに付着しやすくなる。
そのため磁気ブラシのキャリアがドラムに付着すること
は少ない。
【0076】以上の全ての実施形態において、帯電部材
の端部において感光体に接する磁性粒子の電位と、感光
体の電位との電位差を小さくする又はなくすことにより
磁性粒子の感光体への付着を防止することができた。
【0077】
【発明の効果】以上説明したように本発明は、帯電部材
の磁気ブラシの長手端部においても、帯電部材と、被帯
電体もしくは像担持体との間に電位差が無くなるので、
帯電ニップ部で非帯電域に押し出された磁性粒子も被帯
電体もしくは像担持体と同電位になるため、磁性粒子が
被帯電体もしくは像担持体に付着することを防止でき
る。
【0078】よって、磁性粒子が被帯電体(像担持体)
側に付着移行して減少することがなく、被帯電体表面の
帯電の均一性・長期安定性の向上を図ることができ、画
像記録装置にあってはその帯電の均一性・長期安定性に
より、長期の使用においても、帯電不良等のない高品位
な画像を安定に出力させることが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】画像形成装置の一例の概略構成図。
【図2】(a)・(b)は注入帯電の原理説明図。
【図3】実施形態1の磁気ブラシ型帯電部材の一端側の
縦断面模型図。
【図4】実施形態2の磁気ブラシ型帯電部材の一端側の
縦断面模型図。
【図5】実施形態2の変形例の帯電部材の一端側の縦断
面模型図。
【図6】実施形態3の磁気ブラシ型帯電部材の一端側の
縦断面模型図。
【図7】実施形態3の変形例の図。
【図8】実施形態4の装置のドラムと磁気ブラシ型帯電
部材の一端側の縦断面模型図。
【図9】実施形態5の装置のドラムと磁気ブラシ型帯電
部材の一端側の縦断面模型図。
【図10】(a)は実施形態6の装置の磁気ブラシ型帯
電部材の横断面模型図、(b)は平面模型図、(c)は
一端側の縦断面模型図。
【符号の説明】
1 被帯電体としての感光体(ドラム) 11 ドラム基体 12 電荷輸送層 13 電荷注入層 13a 導電粒子 2 磁気ブラシ型帯電装置 20 磁気ブラシ型帯電部材 21・21A マグネットロール 22 電極スリーブ 23 磁性粒子の磁気ブラシ 24 絶縁部 26 シール部材 101・102 電極部 103 絶縁部 222 絶縁部 223 フロート電極部
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 真下 精二 東京都大田区下丸子3丁目30番2号キヤノ ン株式会社内 (72)発明者 矢野 秀幸 東京都大田区下丸子3丁目30番2号キヤノ ン株式会社内 (72)発明者 佐藤 康志 東京都大田区下丸子3丁目30番2号キヤノ ン株式会社内

Claims (39)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 磁性粒子を支持し、被帯電体を帯電する
    帯電部材であって、電圧が印加可能な導電性部材を有す
    る帯電部材において、 前記帯電部材の長手方向における前記磁性粒子の端部に
    おいて前記導電性部材と電気的に絶縁された部材を有す
    ることを特徴とする帯電部材。
  2. 【請求項2】 前記導電性部材と電気的に絶縁された部
    材は、第2の導電性部材であることを特徴とする請求項
    1の帯電部材。
  3. 【請求項3】 前記第2の導電性部材は、接地されるこ
    とを特徴とする請求項2の帯電部材。
  4. 【請求項4】 前記導電性部材は前記磁性粒子を支持す
    ることを特徴とする請求項1乃至3の帯電部材。
  5. 【請求項5】 前記導電性部材と電気的に絶縁された部
    材は、前記磁性粒子と接触可能であることを特徴とする
    請求項1乃至4の帯電部材。
  6. 【請求項6】 被帯電体を帯電する帯電部材であって磁
    気ブラシ状で前記被帯電気体に接触可能な磁性粒子と、
    電圧が印加可能な導電性部材と、を備える帯電部材を有
    する帯電装置において、 前記帯電部材は、前記帯電部材の長手方向における前記
    磁性粒子の端部において前記導電性部材と電気的に絶縁
    された部材を備えることを特徴とする帯電装置。
  7. 【請求項7】 前記導電性部材と電気的に絶縁された部
    材は、第2の導電性部材であることを特徴とする請求項
    6の帯電装置。
  8. 【請求項8】 前記第2の導電性部材は、接地されるこ
    とを特徴とする請求項7の帯電装置。
  9. 【請求項9】 前記導電性部材は前記磁性粒子を支持す
    ることを特徴とする請求項6乃至8の帯電装置。
  10. 【請求項10】 前記導電性部材と電気的に絶縁された
    部材は、前記磁性粒子と接触可能であることを特徴とす
    る請求項6乃至9の帯電装置。
  11. 【請求項11】 前記磁性粒子の抵抗は、1×104
    1×107 Ωであることを特徴とする請求項6乃至10
    の帯電装置。
  12. 【請求項12】 前記被帯電体は、像担持体であり、こ
    の像担持体と前記帯電装置は、画像形成装置に着脱可能
    なプロセスカートリッジに設けられることを特徴とする
    請求項6乃至11の帯電装置。
  13. 【請求項13】 像担持体と、 前記像担持体を帯電する帯電部材であって、この帯電部
    材は、磁気ブラシ状で前記像担持体に接触可能な磁性粒
    子と、電圧が印加可能な導電性部材と、を備える帯電部
    材と、を有する画像形成装置において、 前記帯電部材は、前記帯電部材の長手方向における前記
    磁性粒子の端部において前記導電性部材と電気的に絶縁
    された部材を備えることを特徴とする画像形成装置。
  14. 【請求項14】 前記像担持体は、電荷注入層を有し、
    この電荷注入層は、前記磁性粒子との接触によって電荷
    が注入されることを特徴とする請求項13の画像形成装
    置。
  15. 【請求項15】 前記電荷注入層の体積抵抗率は、1×
    109 〜1×1015Ωcmであることを特徴とする請求
    項14の画像形成装置。
  16. 【請求項16】 前記導電性部材と電気的に絶縁された
    部材は、第2の導電性部材であることを特徴とする請求
    項13乃至15の画像形成装置。
  17. 【請求項17】 前記第2の導電性部材は、接地される
    ことを特徴とする請求項16の画像形成装置。
  18. 【請求項18】 前記導電性部材は、前記磁性粒子を支
    持することを特徴とする請求項13乃至17の画像形成
    装置。
  19. 【請求項19】 前記導電性部材と電気的に絶縁された
    部材は、前記磁性粒子と接触可能であることを特徴とす
    る請求項13乃至18の画像形成装置。
  20. 【請求項20】 前記磁性粒子の抵抗は、1×104
    1×107 Ωであることを特徴とする請求項13乃至1
    9の画像形成装置。
  21. 【請求項21】 電荷を保持する電荷保持層と、導電性
    基体と、を備える被帯電体と、 前記被帯電体を帯電するために電圧が印加可能である帯
    電部材であって、磁気ブラシ状で前記被帯電体に接触可
    能な磁性粒子を備える帯電部材と、を有する帯電装置に
    おいて、 前記被帯電体は、前記帯電部材の長手方向における前記
    磁性粒子の端部に対応する前記被帯電体の領域に前記導
    電性基体と電気的に絶縁された導電性部材を備えること
    を特徴とする帯電装置。
  22. 【請求項22】 前記導電性部材は、前記被帯電体の表
    面に設けられることを特徴とする請求項21の帯電装
    置。
  23. 【請求項23】 前記導電性部材は、前記磁性粒子と接
    触可能であることを特徴とする請求項22の帯電装置。
  24. 【請求項24】 前記磁性粒子の抵抗は1×104 〜1
    ×107 Ωであることを特徴とする請求項21乃至23
    の帯電装置。
  25. 【請求項25】 前記被帯電体は、像担持体であり、こ
    の像担持体と前記帯電装置は、画像形成装置に着脱可能
    なプロセスカートリッジに設けられることを特徴とする
    請求項21乃至24の帯電装置。
  26. 【請求項26】 電荷を保持する電荷保持層と、導電性
    基体と、を備える像担持体と、 前記像担持体を帯電するために電圧が印加可能である帯
    電部材であって磁気ブラシ状で前記像担持体に接触可能
    な磁性粒子を備える帯電部材と、を有する画像形成装置
    において、 前記像担持体は、前記帯電部材の長手方向における前記
    磁性粒子の端部に対応する前記像担持体の領域に前記導
    電性基体と電気的に絶縁された導電性部材を備えること
    を特徴とする画像形成装置。
  27. 【請求項27】 前記電荷保持層は、電荷注入層であ
    り、この電荷注入層は、前記磁性粒子との接触によって
    電荷が注入されることを特徴とする請求項26の画像形
    成装置。
  28. 【請求項28】 前記電荷注入層の体積抵抗率は、1×
    109 〜1×1015Ωcmであることを特徴とする請求
    項27の画像形成装置。
  29. 【請求項29】 前記導電性部材は、前記像担持体の表
    面に設けられることを特徴とする請求項26乃28の画
    像形成装置。
  30. 【請求項30】 前記導電性部材は、前記磁性粒子と接
    触可能であることを特徴とする請求項29の画像形成装
    置。
  31. 【請求項31】 前記磁性粒子の抵抗は、1×104
    1×107 Ωであることを特徴とする請求項26乃至3
    0の画像形成装置。
  32. 【請求項32】 前記電荷保持層は、感光層を有し、前
    記帯電部材の長手方向において、前記磁気ブラシの有効
    幅が、前記感光層の塗布幅よりも長いことを特徴とする
    請求項26乃至31の画像形成装置。
  33. 【請求項33】 被帯電体と、 この被帯電体を帯電するために電圧が印加可能である帯
    電部材であって、磁気ブラシ状で前記被帯電体に接触可
    能な磁性粒子を備える帯電部材と、を有する帯電装置に
    おいて、 前記帯電部材の長手方向における前記磁性粒子の端部に
    おいて前記磁性粒子に対して前記支持部材から前記被帯
    電体へ向かって働く電界の力を減少させる、又はなくす
    手段を有することを特徴とする帯電装置。
  34. 【請求項34】 前記磁性粒子の抵抗は、1×104
    1×107 Ωであることを特徴とする請求項33の帯電
    装置。
  35. 【請求項35】 前記被帯電体は、像担持体であり、前
    記帯電装置は、画像形成装置に着脱可能なプロセスカー
    トリッジに設けられることを特徴とする請求項33又は
    34の帯電装置。
  36. 【請求項36】 像担持体と、 前記像担持体を帯電するために電圧が印加可能である帯
    電部材であって、磁気ブラシ状で前記像担持体に接触可
    能な磁性粒子を有する帯電部材と、を有する画像形成装
    置において、 前記帯電部材の長手方向における前記磁性粒子の端部に
    おいて前記磁性粒子に対して前記支持部材から前記像担
    持体へ向かって働く電界の力を減少させる、又はなくす
    手段を有することを特徴とする画像形成装置。
  37. 【請求項37】 前記像担持体は、電荷注入層を有し、
    この電荷注入層は、前記磁性粒子との接触によって電荷
    が注入されることを特徴とする請求項36の画像形成装
    置。
  38. 【請求項38】 前記電荷注入層の体積抵抗率は、1×
    109 〜1×1015Ωであることを特徴とする請求項3
    7の画像形成装置。
  39. 【請求項39】 前記磁性粒子の抵抗は1×104 〜1
    ×107 Ωであることを特徴とする請求項36乃至38
    の画像形成装置。
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