JPH0799715A - 操作用端末器の取付枠 - Google Patents

操作用端末器の取付枠

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JPH0799715A
JPH0799715A JP5239958A JP23995893A JPH0799715A JP H0799715 A JPH0799715 A JP H0799715A JP 5239958 A JP5239958 A JP 5239958A JP 23995893 A JP23995893 A JP 23995893A JP H0799715 A JPH0799715 A JP H0799715A
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Yu Yamamoto
祐 山本
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Abstract

(57)【要約】 【目的】1箇所で並設された複数台の操作用端末器の間
での送り配線のための結線作業を不要にし配線施工を容
易にする。 【構成】取付枠60は、3個の取付窓63を有する金属
製のベース枠61の各側片64,65の前面に絶縁基台
62を積層し、隣接する取付窓63の間の側片64に保
持ばね70aを固定して形成される。また、取付枠60
における両側の側片65には保持ばね70bが固定され
る。保持ばね70a,70bは、ケース1の側面に突設
された保持爪の前面側に弾接してケース1の前方への移
動を阻止する保持片73aと、ケース1の側面に露出す
るリード板に弾接する接触片73bとを備える。側片6
4に設けた保持ばね70aの接触片73bは橋絡片71
を介して電気的に接続され、隣合う取付窓63に装着し
たケース1のリード板同士を電気的に接続する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、負荷を監視制御する遠
隔監視制御システムに用いられ、負荷を操作するスイッ
チを備えた操作用端末器を施工面に取り付ける際に用い
る操作用端末器の取付枠に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来より、複数個ずつの操作用端末器お
よび制御用端末器を時分割多重接続方式で信号線に接続
し、スイッチを備える操作用端末器でスイッチの操作に
より発生した操作データに基づいて制御データを作成
し、その制御データを負荷を接続した制御用端末器に伝
送することによって、負荷の動作状態をスイッチの操作
に対応させるようにした遠隔監視制御システムが提供さ
れている。
【0003】遠隔監視制御システムは、たとえば図9に
示すように構成される。すなわち、伝送処理装置81に
は、スイッチSWの操作状態を監視する複数個の操作用
端末器82、負荷Lを制御する複数個の制御用端末器8
3などが2線式の信号線Lsを介して接続される。操作
用端末器82および制御用端末器83には、それぞれ個
別のアドレスが設定され、このアドレスを用いて伝送処
理装置81が操作用端末器82および制御用端末器83
を個別に認識する。
【0004】伝送処理装置81は信号線Lsに対して、
図10(a)(b)のような形式の伝送信号Vsを送出
する。すなわち、伝送信号Vsは、信号送出開始を示す
スタートパルスST、信号モードを示すモードデータ信
号MD、操作用端末器82や制御用端末器83を各別に
呼び出すためのアドレスデータを伝送するアドレスデー
タ信号AD、負荷Lを制御する制御データを伝送する制
御データ信号CD、伝送エラーを検出するためのチェッ
クサムデータ信号CS、操作用端末器82や制御用端末
器83からの返送信号を受信するタイムスロットである
信号返送期間WTよりなる複極(±24V)の時分割多
重信号であり、パルス幅変調によってデータが伝送され
るようになっている。
【0005】各操作用端末器82および各制御用端末器
83では、信号線Lsを介して受信した伝送信号Vsに
より伝送されたアドレスデータがあらかじめ設定されて
いるアドレスデータに一致すると、伝送信号Vsから制
御データを取り込むとともに、伝送信号Vsの信号返送
期間WTに同期して返信データを電流モード信号(信号
線Lsを適当な低インピーダンスを介して短絡すること
により送出される信号)として返送する。
【0006】また、伝送処理装置81には、ダミー信号
送信手段および割り込み信号処理手段が設けられる。ダ
ミー信号送信手段は、モードデータ信号MDをダミーモ
ードとし、各操作用端末器82および制御用端末器83
には設定されていない空きアドレスをアドレスデータと
して備えたダミー伝送信号を常時送出する。また、割り
込み信号処理手段は、いずれかの操作用端末器82で発
生した図10(c)のような割り込み信号Viを受信し
たときに、割り込み信号を発生した操作用端末器82を
検出した後、その操作用端末器82をアクセスして返信
データを返送させる。すなわち、常時はダミー信号送信
手段によってダミー信号を信号線Lsに送出し、スイッ
チSWの操作に伴って操作用端末器82から発生した割
り込み信号Viをダミー伝送信号のスタートパルス信号
STに同期して検出すると、割り込み処理手段によって
伝送処理装置81からモードデータ信号MDをアドレス
確認モードとした伝送信号Vsを送出するのである。ア
ドレス確認モードでは、アドレスの一部が共通している
操作用端末器82をグループ化し、各グループごとに一
括して伝送信号Vsする。割り込み信号Viを発生した
操作用端末器82は、モードデータ信号MDがアドレス
確認モードである伝送信号Vsを受信すると、この伝送
信号Vsの信号返送期間WTに同期して操作用端末器8
2に設定されているアドレスデータを返信データとして
返送する。このようにして伝送処理装置81では割り込
み信号Viを発生した操作用端末器82のアドレスを獲
得し、獲得したアドレスを用いて操作用端末器82をア
クセスすることによって、操作用端末器82に接続され
たスイッチSWの操作状態に対応した操作データを返信
データとして受け取るのである。
【0007】伝送処理装置81では、操作用端末器82
から返送された操作データに基づいて、スイッチSWに
対する対応関係があらかじめ設定されている負荷Lを接
続した制御用端末器83に伝送する制御データを作成す
るとともに、その制御データを含む伝送信号Vsを信号
線Lsに送出し、対応する制御用端末器83に制御デー
タを伝送して負荷Lを制御する。
【0008】操作用端末器82では互いに独立したスイ
ッチSWを最大4個まで接続することができ、また、制
御用端末器83では互いに独立した負荷Lを最大4個ま
で接続することができるように構成されている。すなわ
ち、同一のアドレスデータが設定された操作用端末器8
2および制御用端末器83について、さらに2ビットず
つの負荷番号データが設定されており、スイッチSWや
負荷Lを最大4個まで識別可能としているのである。
【0009】ところで、従来の操作用端末器82のケー
スは、JIS規格等において規格化されている埋込型の
配線器具と同様に施工できるように、規格化された埋込
型の配線器具用に規格化されている取付枠に取着できる
ように外形形状および寸法が設定されている。すなわ
ち、ケースの後部は取付枠の後方に突出し、施工面の中
にケースの後部が挿入された形で施工面に取着されるよ
うになっている。また、操作用端末器82の間での信号
線Lsの送り配線を行なうために、送り配線用の端子を
設けてある。
【0010】
【発明が解決しようとする課題】上記従来構成では、信
号線Lsを送り配線することによって各操作用端末器8
2を信号線Lsに接続することができるのであるが、複
数台の操作用端末器82が1箇所に並設されている場合
であっても操作用端末器82の間での結線作業が必要に
なり、配線施工が面倒になるという問題がある。
【0011】本発明は上記問題点の解決を目的とするも
のであり、1箇所で並設された複数台の操作用端末器の
間での送り配線のための結線作業を不要にし配線施工を
容易にした操作用端末器の取付枠を提供しようとするも
のである。
【0012】
【課題を解決するための手段】請求項1の発明は、各別
にアドレスを有する複数個の端末器を2線式の信号線を
介して伝送処理装置に時分割多重接続方式で接続し、操
作用端末器でのスイッチの操作に基づいて発生する操作
データを伝送処理装置を介してアドレスによる対応関係
があらかじめ設定されている制御用端末器に伝送するこ
とにより制御用端末器に接続された負荷を制御する遠隔
監視制御システムに用いられ、操作用端末器のケースが
取着される取付枠であって、それぞれケースの後部が挿
入される複数個の取付窓を備えた金属製のベース枠と、
絶縁材料よりなりベース枠の各取付窓の両側片の略全長
に亙ってベース枠の前面に積層された絶縁基台と、板ば
ねよりなり各取付窓を囲む両側片に対応して絶縁基台の
前面側に各側片ごとに一対ずつ固着され取付窓側に突出
する形状に屈曲した保持接触片を備える保持ばねとを備
え、保持ばねの保持接触片は、ケースの側面に突設され
た保持爪の前面側に弾接してケースの前方への移動を阻
止するとともに信号線への接続部と電気的に接続されケ
ースの側面に露出するリード板に対して保持爪が保持さ
れた状態で接触し、隣接する取付窓の間を仕切る側片に
対応した保持ばねは互いに他の取付窓に対応した両保持
接触片を連続一体に接続する橋絡片を備えて成ることを
特徴とする。
【0013】請求項2の発明では、請求項1の発明にお
いて、保持接触片は、保持爪に弾接する保持片とリード
板に接触する接触片とを側片の長手方向に並設して形成
されて成ることを特徴とする。請求項3の発明では、請
求項2の発明において、絶縁基台の前面側に突設された
固定用ボスを保持ばねに挿通した形で絶縁基台に保持ば
ねが固定されて成ることを特徴とする。
【0014】請求項4の発明は、請求項1ないし請求項
3の発明において、ベース枠の前面側をスイッチの操作
部を含むケースの前面の一部を残して覆う化粧プレート
がベース枠に取着され、化粧プレートの後面側の周部に
は化粧プレートの周縁に略直交する方向に可撓性を有し
後端部に化粧プレートの内向きに突出する取付爪が形成
された取付アームが形成され、ベース枠の周部には化粧
プレートの取付アームが噛合し取付爪が周部の後面側に
当接する切欠溝が形成されて成ることを特徴とする。
【0015】
【作用】請求項1の構成では、複数個の取付窓を有して
いるベース枠の側片に絶縁基台を積層し、隣接する取付
窓の間の側片に一対ずつの保持ばねを固定し、保持ばね
を一対の保持接触片が橋絡片を介して連続一体に接続さ
れた形状に形成し、かつ信号線への接続部に電気的に接
続されて操作用端末器のケースの側面に露出するリード
板に保持接触片を接触させるから、操作用端末器のケー
スを取付枠に取着するだけで、保持ばねを介して信号線
の送り配線が可能となり、別途に送り配線のための結線
作業を施す必要がないのである。また、金属製のベース
枠に絶縁基台を介して保持ばねを固定しているから、保
持ばねとベース枠との絶縁が保たれるとともに、ベース
枠によって十分な強度を得ることができることになる。
しかも、保持接触部は、操作用端末器のケースの側面に
突設された保持爪を側片との間に保持するように屈曲さ
れているのであって、操作用端末器のケースの後部を取
付窓に挿入すれば、ケースが取付枠に取着されることに
なって、取付枠に対するケースの着脱が容易になるので
ある。
【0016】請求項2の構成では、保持爪に弾接する保
持片とリード板に接触する接触片とを側片の長手方向に
並設していることによって、ケースの機械的保持とリー
ド板との電気的接続とを異なる箇所で行なうことにな
り、両者を兼用する場合に比較すれば機械的保持部分と
電気的接触部分とをそれぞれに適合するように設計する
ことができることになる。
【0017】請求項3の構成では、保持ばねに対して絶
縁基台の前面に突設した固定用ボスを挿通して保持ばね
を絶縁基台に固着しているので、絶縁基台に対する保持
ばねの位置決めを正確に行い、かつベース枠に対する絶
縁を保ちながらも保持ばねを強固に固定することができ
る。請求項4の構成では、化粧プレートの後面側に形成
した取付アームに噛合する切欠溝をベース枠の周部に形
成し、取付アームの後端部に化粧プレートの内向きに突
設された取付爪をベース枠の後面に当接させているので
あって、取付アームは化粧プレートの周縁に略直交する
方向に可撓性を有しているから、取付アームの撓みを利
用して化粧プレートをベース枠に対して簡単に取り付け
ることができる。
【0018】
【実施例】操作用端末器82の内部回路は、図8に示す
ように構成される。すなわち、マイクロプロセッサを内
蔵した専用の集積回路よりなる信号処理部91を備え、
信号処理部91は送受信部92を通して信号線Lsに接
続される。信号処理部91は不揮発性のメモリよりなる
記憶部93に格納された機能データおよびアドレスデー
タに基づいて動作する。アドレスデータは、操作用端末
器82や制御用端末器83に固有なアドレスを定める。
機能データは、各スイッチSWの操作によって各負荷L
を個別に制御するようにスイッチSWと負荷Lとを一対
一対応させるか、各スイッチSWの操作によって複数個
の負荷Lを一括して制御するようにスイッチSWと負荷
Lとを一対多対応させるかを選択する対応関係のデータ
や、スイッチSWの操作後に一定時間だけ負荷Lを動作
させたり、スイッチSWの操作後に一定時間だけ遅延し
て負荷Lの動作を停止させたりするようなタイマ動作に
ついてのデータを含んでいる。記憶部93に格納された
機能データおよびアドレスデータは、受光素子LRおよ
び発光素子LEを備えるワイヤレス送受信部94により
授受されるアドレス設定器85(図9参照)からの赤外
線等によるワイヤレス信号や信号線Lsを伝送される設
定モードの伝送信号Vsにより書換可能になっている。
操作用端末器82の内部回路の電源は信号線Ls上の伝
送信号Vsを送受信部92に設けた電源回路部によって
全波整流し安定化することによって得られる。
【0019】アドレス設定器85は、赤外線によるワイ
ヤレス信号を送出するのであって、記憶部93に格納す
る機能データおよびアドレスデータの設定、確認、修正
を行う。すなわち、ワイヤレス送受信部94でアドレス
設定器85からのワイヤレス信号を受信すると、ワイヤ
レス信号の要求する動作に従って信号処理部91では記
憶部93のデータを操作する。データの設定が要求され
たときには、ワイヤレス信号の内容に従って記憶部93
のデータを書換え、また、ワイヤレス信号を正常に受信
したことを示す受信確認信号をワイヤレス送受信部94
を通してアドレス設定器85に返す。データの確認が要
求されると、記憶部93のデータを読み出してアドレス
設定器85に伝送し、データの修正が要求されると、設
定の場合と同様に所要のデータを書き込み、書き込んだ
データをアドレス設定器85に返送する。
【0020】操作用端末器82では、スイッチSWの操
作に伴う負荷Lの制御状態に対応て点灯・消灯する発光
ダイオードよりなる表示ランプLD1 ,LD2 を各スイ
ッチSWに対して各一対ずつ備え、各スイッチSWに対
応する各一対のうちの一方は対応する負荷Lの動作時に
点灯し、他方は負荷Lの非動作時に点灯する。また、信
号処理部91にはクロック信号を発生させるための水晶
振動子95や、動作開始時にリセットするリセット回路
96が接続される。
【0021】図7に示すように、上記回路は印刷配線基
板である回路基板2に実装され、この回路基板2はケー
ス1に納装される。ケース1は、前面開口する前後の厚
みが小さい直方体状のボディ10と、後面開口する前後
の厚みが小さい直方体状に形成されボディ10の前面の
開口を覆うカバー20と、カバー20の前面を覆う化粧
カバー30とにより形成される。ボディ10とカバー2
0とは、カバー20の背面側に突設された組立爪(図示
せず)をボディ10の一方の側縁部に形成した組立孔1
1の周部に係合させるとともに、ボディ10に穿孔した
透孔12を通して挿入された組立ねじ(図示せず)をカ
バー20の裏面に突設されているボス(図示せず)に螺
合させることによって結合される。ここに、カバー20
はボディ10よりも上下寸法が大きく、また、ボディ1
0の後部はカバー20の後面よりも後方に突出する。化
粧カバー30の裏面には係着爪(図示せず)が突設さ
れ、カバー20の4箇所に形成された係着孔23の周部
に係着爪を係合させることによってカバー20に対して
化粧カバー30が着脱自在に結合される。化粧カバー3
0の前面には合成樹脂シートよりなる銘板40が貼着さ
れる。
【0022】ボディ10の各側面には上下一対の保持爪
13が突設される。カバー20には、回路基板2に実装
された押釦スイッチである4個のスイッチSWにそれぞ
れ対応する位置で、スイッチSWの操作部としての操作
片26が設けられる。操作片26はカバー20に形成し
た操作孔27の中に挿入されていて、前後に弾性的に移
動できるように操作片26の周部の要所が操作孔27の
周縁に連続一体に結合されている。すなわち、操作片2
6に前方から押力を作用させるとスイッチSWを操作す
ることができ、操作片26に作用させる押力を解除する
と操作孔27の周縁と操作片26とを連結する部位の弾
性によって操作片26が元の位置に復帰するようにして
ある。操作片26の前部はカバー20よりも前方に突出
する。カバー20には、各スイッチSWに対応した表示
ランプLD1 ,LD2 を対ごとに挿入する表示孔28が
形成され、さらにワイヤレス信号を授受する受光素子L
Rおよび発光素子LEを露出させる信号孔29も形成さ
れている。
【0023】化粧カバー30には、操作片26の前部が
挿通される挿通孔31が各操作片26に対応して穿孔さ
れ、さらにカバー20の表示孔28および信号孔29に
対応する部位に、表示孔32および信号孔33が穿孔さ
れている。ここに、操作片26の前部は化粧カバー30
の前面からわずかに突出するように寸法が設定されてい
る。
【0024】銘板40には、操作片26に対応する部位
にやや前方に突出するように周部に段差を有する操作部
41が形成され、操作部41は操作片26を操作できる
ように厚み方向に可撓性を有している。銘板40は大部
分が透明であって操作部41と操作片26との間に挟ま
れるネームカード45の文字などを読むことができるよ
うになっている。銘板40において表示孔32や信号孔
33が並ぶ部位には帯状に非透光部42が形成され、非
透光部42において表示孔32に対応する部位には可視
光線を透過させる透光部43が形成され、非透光部42
において信号孔33に対応する部位には赤外線を透過さ
せる赤外線透過部44が形成される。
【0025】回路基板2はボディ10とカバー20との
間に形成される空間内に収納されるのであって、回路基
板2の左右の一側部はボディ10の一側部に突設された
係止爪15とボディ10の後壁との間で挟持され、回路
基板2の他側部は切欠16を組立ねじに係合させること
によって位置決めされる。また、回路基板2にはボディ
10の周壁を貫通する導電性を有する板ばねよりなるリ
ード板3の一端部が半田により接続される。リード板3
の他端部にはケース1の背面側に略J形に折曲された接
触部3aが形成される。リード板3はケース1の左右の
各側面について各一対ずつ設けられる。ボディ10の中
央部にはコネクタ50(図1参照)に設けた引掛片57
が機械的に結合される結合孔17、およびコネクタ50
の導電部である接触子58をケース1の中に導入する接
続孔18がコネクタ50との接続部として穿孔されてい
る。結合孔17および接続孔18は各一対設けられ弧状
に形成される。コネクタ50は信号線Lsをケース1の
内部回路に接続するために用いられ、ケース1の左右の
各側面に露出した各一対のリード板3は回路基板2の導
電パターンを介して信号線Lsに電気的に接続される。
【0026】上述のように形成されたケース1は、図1
に示すように、取付枠60に取着される。取付枠60
は、2個の取付窓63を有する金属製のベース枠61の
前面のうち取付窓63を囲む両側片64,65に対応す
る部位にのみ側片64,65の略全長に亙って合成樹脂
の絶縁基台62を積層して形成されている。各取付窓6
3にはそれぞれケース1を取着できる。各絶縁基台62
には導電性を有する金属の板ばねよりなる各一対の保持
ばね70a,70bが固定される。隣接する取付窓63
の間を仕切る側片64に設けた絶縁基台62に固定した
保持ばね70aは、橋絡片71の両端に保持接触片73
を連続一体に備えた形状に形成されている。また、取付
枠60の両端部の側片65に設けた絶縁基台62に固定
した保持ばね70bは、固定片72の一端に保持接触片
73を連続一体に備えた形状に形成されている。図2に
示すように、保持接触片73は取付窓63の内側に向か
って突出するく字状に屈曲されており、図4に示すよう
に、側片64,65の長手方向において保持片73aと
接触片73bとを並設した二股状に形成されている。ま
た、橋絡片71および固定片72の中央部にはそれぞれ
絶縁基台62に突設された固定用ボス66が挿通される
とともに熱かしめ等の方法で保持ばね70a、70bが
絶縁基台62に固着される。
【0027】保持ばね70a,70bを絶縁基台62に
固着した状態で、保持片73aはケース1の保持爪13
に対応して位置し、接触片73bはリード板3の接触部
3aに対応して位置する。しかるに、図6に示すよう
に、ケース1を取付枠60の取付窓63に一致させて前
方から装着し保持爪13が保持片73aの屈曲部を乗り
越えると、保持爪13の前面側に保持片73aが弾接し
てケース1の前方への移動を阻止することになる(図2
(a)参照)。この状態ではケース1を構成するカバー
20の後面は取付窓63の周部の前面に当接し、取付枠
60に対してケース1が後方に脱落するのを防止するこ
とになる。またケース1を取付枠60に取着した状態で
は、ケース1の背面は取付枠60の背面とほぼ面一ない
し取付枠60の背面よりもやや前方に位置するように寸
法関係が設定してある。さらに、図2(b)に示すよう
に、この状態においてケース1の側面に露出しているリ
ード板3の接触部3aには接触片73bが弾接するか
ら、2個のケース1のリード板3同士が保持ばね70を
介して電気的に接続されることになり、ケース1を取付
枠60に取着するだけで、別途に結線を施すことなく信
号線を送り配線することができるのである。
【0028】図3に示すように、取付枠60の各取付窓
63の上下であって、ベース枠61にはそれぞれボック
スねじが挿通される各一対の左右に長い長孔状の取付孔
67が形成され、絶縁基台62には取付孔67に対応す
る部位で挿通孔68が形成される。上下の取付孔67お
よび挿通孔68の距離は、JIS規格等によって規格化
されている埋込型配線器具の施工時に用いる埋込ボック
ス4の舌片4aに螺合するボックスねじを挿通すること
ができるように設定されている。すなわち、上下の取付
孔67および挿通孔68の間隔は、規格化された単位寸
法の埋込型配線器具を3個まで取り付けることができる
大角形3個用の取付枠と等しく設定されているのであ
る。その結果、配線器具用の既製の埋込ボックス4に取
付枠60を取着することができるのである。
【0029】また、取付枠60には規格化された埋込型
配線器具の施工時に用いる化粧プレート5が取着される
ようになっている。すなわち、図4および図5に示すよ
うに、化粧プレート5は取付枠60の周縁に係合する取
付アーム55を有した中枠51と、中枠51に対して着
脱自在に結合される爪(図示せず)を有した外枠52と
からなる。取付アーム55は中枠51の周部の内底面か
ら後方に向かって突設されていて中枠51の周縁に略直
交する向きに可撓性を有している。すなわち、取付アー
ム55は、中枠51の周部に後方に開口したスリットを
設けて前端部のみが中枠51に連続するように形成され
ているのである。取付アーム55の後端部には中枠51
の内側に向かって取付爪56が突設される。
【0030】一方、取付枠60の周部には図3に示すよ
うに、上下両縁の中央部および左右両縁の上下端部に切
欠溝69が形成されており、化粧プレート5の中枠51
を取付枠60に被嵌すると、取付アーム55が切欠溝6
9に噛合するようになっている。すなわち、取付アーム
55は化粧プレート5の周縁に略直交する方向に可撓性
を有し取付アーム55の後端部には内向きに取付爪56
が突設されているから、取付枠60に対して中枠55を
前方から押しつけると、切欠溝69の周縁によって取付
爪56が押圧されて取付アーム55が撓み、取付爪56
が切欠溝69を乗り越えると、取付爪56が取付枠60
の後面に係合して取付枠60に中枠55が固定されるの
である。この中枠51に外枠52が結合されることによ
って、取付枠60に化粧プレート5が結合されることに
なる。
【0031】外枠52にはケース1の前部を挿通するこ
とができる露出窓53が開口する。したがって、操作片
26に押力を作用させる部位を化粧プレート5の露出窓
53を通して露出させることができるのである。このよ
うに、埋込型の配線器具に用いられている化粧プレート
5の既製の外枠52を取付枠60に取着できるようにし
ているから、埋込ボックス4だけではなく化粧プレート
5についても既製のものを流用することができ、施工に
要する部材の製造コストの増加を抑制することができる
のである。
【0032】上記実施例では取付枠60に対して2個の
ケース1を取り付けるようにしているが、2個以上のケ
ース1を取着するものであれば、本発明の技術思想を適
用することができる。
【0033】
【発明の効果】請求項1の発明は、複数個の取付窓を有
しているベース枠の側片に絶縁基台を積層し、隣接する
取付窓の間の側片に一対ずつの保持ばねを固定し、保持
ばねを一対の保持接触片が橋絡片を介して連続一体に接
続された形状に形成し、かつ信号線への接続部に電気的
に接続されて操作用端末器のケースの側面に露出するリ
ード板に保持接触片を接触させるので、操作用端末器の
ケースを取付枠に取着するだけで、保持ばねを介して信
号線の送り配線が可能となり、別途に送り配線のための
結線作業を施す必要がないという利点がある。また、金
属製のベース枠に絶縁基台を介して保持ばねを固定して
いるので、保持ばねとベース枠との絶縁が保たれるとと
もに、ベース枠によって十分な強度を得ることができる
という効果を奏する。しかも、保持接触部は、操作用端
末器のケースの側面に突設された保持爪を側片との間に
保持するように屈曲されているのであって、操作用端末
器のケースの後部を取付窓に挿入すれば、ケースが取付
枠に取着されることになって、取付枠に対するケースの
着脱が容易になるという利点がある。
【0034】請求項2の発明は、保持爪に弾接する保持
片とリード板に接触する接触片とを側片の長手方向に並
設しているので、ケースの機械的保持とリード板との電
気的接続とを異なる箇所で行なうことになり、両者を兼
用する場合に比較すれば機械的保持部分と電気的接触部
分とをそれぞれに適合するように設計することができる
という利点を有する。
【0035】請求項3の発明は、保持ばねに対して絶縁
基台の前面に突設した固定用ボスを挿通して保持ばねを
絶縁基台に固着しているので、絶縁基台に対する保持ば
ねの位置決めを正確に行い、かつベース枠に対する絶縁
を保ちながらも保持ばねを強固に固定することができる
という効果がある。請求項4の発明は、化粧プレートの
後面側に形成した取付アームに噛合する切欠溝をベース
枠の周部に形成し、取付アームの後端部に化粧プレート
の内向きに突設された取付爪をベース枠の後面に当接さ
せているのであって、取付アームは化粧プレートの周縁
に略直交する方向に可撓性を有しているから、取付アー
ムの撓みを利用して化粧プレートをベース枠に対して簡
単に取り付けることができるという利点を有する。
【図面の簡単な説明】
【図1】実施例の分解斜視図である。
【図2】実施例を示し、(a)は保持片と保持爪との関
係を示す断面図、(b)は接触片とリード板との関係を
示す断面図である。
【図3】実施例に用いる取付枠を示し、(a)は正面
図、(b)は断面図である。
【図4】実施例における取付枠と中枠との関係を示す正
面図である。
【図5】実施例における取付枠と化粧プレートとの関係
を示す一部破断した側面図である。
【図6】実施例の動作説明図である。
【図7】実施例に用いる操作用端末器を示す分解斜視図
である。
【図8】実施例に用いる操作用端末器のブロック回路図
である。
【図9】遠隔監視制御システムの概略構成図である。
【図10】遠隔監視制御システムに用いる伝送信号を説
明する動作説明図である。
【符号の説明】
1 ケース 3 リード板 4 埋込ボックス 5 化粧プレート 13 保持爪 51 中枠 55 取付アーム 56 取付爪 60 取付枠 61 ベース枠 62 絶縁基台 63 取付窓 64 側片 65 側片 66 固定用ボス 67 取付孔 69 切欠溝 70a 保持ばね 70b 保持ばね 71 橋絡片 72 固定片 73 保持接触片 73a 保持片 73b 接触片 81 伝送処理装置 82 操作用端末器 83 制御用端末器 L 負荷 Ls 信号線 SW スイッチ

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 各別にアドレスを有する複数個の端末器
    を2線式の信号線を介して伝送処理装置に時分割多重接
    続方式で接続し、操作用端末器でのスイッチの操作に基
    づいて発生する操作データを伝送処理装置を介してアド
    レスによる対応関係があらかじめ設定されている制御用
    端末器に伝送することにより制御用端末器に接続された
    負荷を制御する遠隔監視制御システムに用いられ、操作
    用端末器のケースが取着される取付枠であって、それぞ
    れケースの後部が挿入される複数個の取付窓を備えた金
    属製のベース枠と、絶縁材料よりなりベース枠の各取付
    窓の両側片の略全長に亙ってベース枠の前面に積層され
    た絶縁基台と、板ばねよりなり各取付窓を囲む両側片に
    対応して絶縁基台の前面側に各側片ごとに一対ずつ固着
    され取付窓側に突出する形状に屈曲した保持接触片を備
    える保持ばねとを備え、保持ばねの保持接触片は、ケー
    スの側面に突設された保持爪の前面側に弾接してケース
    の前方への移動を阻止するとともに信号線への接続部と
    電気的に接続されケースの側面に露出するリード板に対
    して保持爪が保持された状態で接触し、隣接する取付窓
    の間を仕切る側片に対応した保持ばねは互いに他の取付
    窓に対応した両保持接触片を連続一体に接続する橋絡片
    を備えて成ることを特徴とする操作用端末器の取付枠。
  2. 【請求項2】 保持接触片は、保持爪に弾接する保持片
    とリード板に接触する接触片とを側片の長手方向に並設
    して形成されて成ることを特徴とする請求項1記載の操
    作用端末器の取付枠。
  3. 【請求項3】 絶縁基台の前面側に突設された固定用ボ
    スを保持ばねに挿通した形で絶縁基台に保持ばねが固定
    されて成ることを特徴とする請求項2記載の操作用端末
    器の取付枠。
  4. 【請求項4】 ベース枠の前面側をスイッチの操作部を
    含むケースの前面の一部を残して覆う化粧プレートがベ
    ース枠に取着され、化粧プレートの後面側の周部には化
    粧プレートの周縁に略直交する方向に可撓性を有し後端
    部に化粧プレートの内向きに突出する取付爪が形成され
    た取付アームが形成され、ベース枠の周部には化粧プレ
    ートの取付アームが噛合し取付爪が周部の後面側に当接
    する切欠溝が形成されて成ることを特徴とする請求項1
    ないし請求項3のいずれかに記載の操作用端末器の取付
    枠。
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