JPH079716Y2 - 乗り物座席における幼児保持装置 - Google Patents
乗り物座席における幼児保持装置Info
- Publication number
- JPH079716Y2 JPH079716Y2 JP2632988U JP2632988U JPH079716Y2 JP H079716 Y2 JPH079716 Y2 JP H079716Y2 JP 2632988 U JP2632988 U JP 2632988U JP 2632988 U JP2632988 U JP 2632988U JP H079716 Y2 JPH079716 Y2 JP H079716Y2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- infant
- seat
- frame member
- vehicle seat
- backrest
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Lifetime
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- Seats For Vehicles (AREA)
- Automotive Seat Belt Assembly (AREA)
Description
【考案の詳細な説明】 「産業上の利用分野」 本考案は、乗り物座席における幼児保持装置に関する。
「従来の技術」 従来、自動車等の乗り物に幼児を乗車させる場合は、例
えば第６図に示すような幼児用の補助座席を座部の上に
載置して、大人用の安全ベルトを側材２に設けられた凹
部３に引っ掛けて保持し、幼児保持装置としているもの
があった。
えば第６図に示すような幼児用の補助座席を座部の上に
載置して、大人用の安全ベルトを側材２に設けられた凹
部３に引っ掛けて保持し、幼児保持装置としているもの
があった。
「考案が解決しようとする課題」 しかしながらこのような従来の乗り物座席における幼児
保持装置では、幼児用の補助座席を常に備えておくか、
幼児を乗車させる度に持ち運ばねばならず、場所をとっ
たり厄介であるばかりでなく、幼児用の補助座席が無い
場合に急に幼児を乗車させねばならないときには、大人
の手で支えたり抱いたりしなければならないという問題
点があった。
保持装置では、幼児用の補助座席を常に備えておくか、
幼児を乗車させる度に持ち運ばねばならず、場所をとっ
たり厄介であるばかりでなく、幼児用の補助座席が無い
場合に急に幼児を乗車させねばならないときには、大人
の手で支えたり抱いたりしなければならないという問題
点があった。
本考案は、このような従来の問題点に着目してなされた
もので、幼児が乗車していないとき場所をとらず、しか
も特別の幼児用の補助座席を必要としない乗り物座席に
おける幼児保持装置を提供することを目的としている。
もので、幼児が乗車していないとき場所をとらず、しか
も特別の幼児用の補助座席を必要としない乗り物座席に
おける幼児保持装置を提供することを目的としている。
「課題を解決するための手段」 かかる目的を達成するための本考案の要旨とするところ
は、 座席の座部上面輪郭に対応して曲折して形成された枠部
材と、該枠部材の左右両枠材にわたして縫着され、幼児
の体の前部を受けるシート状の保持部材とから成り、 前記枠部材の後端部を座部の後端部近傍において揺動可
能に支持するとともに、該枠部材を背凭れに係脱可能に
係止する係止部を備えたことを特徴とする乗り物座席に
おける幼児保持装置に存する。
は、 座席の座部上面輪郭に対応して曲折して形成された枠部
材と、該枠部材の左右両枠材にわたして縫着され、幼児
の体の前部を受けるシート状の保持部材とから成り、 前記枠部材の後端部を座部の後端部近傍において揺動可
能に支持するとともに、該枠部材を背凭れに係脱可能に
係止する係止部を備えたことを特徴とする乗り物座席に
おける幼児保持装置に存する。
「作用」 幼児が乗車していないときは、枠部材を下に下げておく
と、シート状の保持部材は座部の上面を覆い、座席カバ
ーとなっているから、場所をとらない。
と、シート状の保持部材は座部の上面を覆い、座席カバ
ーとなっているから、場所をとらない。
幼児を乗車させるときは、枠部材を上方に揚げて係止部
によって背凭れに強固に固着させ、幼児をシート状の保
持部材と背凭れとの間に入れ、体の前部を保持部材に受
けさせれば、幼児は柔らかい保持部材で拘束され、衝突
等の衝撃から幼児を守ることができる。
によって背凭れに強固に固着させ、幼児をシート状の保
持部材と背凭れとの間に入れ、体の前部を保持部材に受
けさせれば、幼児は柔らかい保持部材で拘束され、衝突
等の衝撃から幼児を守ることができる。
「実施例」 以下、図面に基づき本考案の一実施例を説明する。
第１図〜第５図は本考案の一実施例を示している。
座席10は、第１図に示すように、前後にリクライニング
角調整可能の背凭れ11と、座部12とから成り、背凭れ11
の頭頂部にはヘッドレスト13が装着されている。
角調整可能の背凭れ11と、座部12とから成り、背凭れ11
の頭頂部にはヘッドレスト13が装着されている。
乗り物座席における幼児保持装置20は座部12の上面輪郭
に対応し、その外側を囲み得る大きさに曲折されたロッ
ドまたは細管から成る枠部材21と、該枠部材21の左右両
枠部材21a,21a間に緩やかに張られて、両端部の複数個
所を前記左右両枠材21a,21aに縫着された布製等シート
状の保持部材30とから成っている。
に対応し、その外側を囲み得る大きさに曲折されたロッ
ドまたは細管から成る枠部材21と、該枠部材21の左右両
枠部材21a,21a間に緩やかに張られて、両端部の複数個
所を前記左右両枠材21a,21aに縫着された布製等シート
状の保持部材30とから成っている。
枠部材21の後端部には一部が枠材21a,21a内に挿通して
止着され、他端を座部12の後側端に止着されたばね22が
設けられており、該枠部材21を上下に回動可能となすと
ともに、前端枠材21bを引くことにより前方に延長可能
としている。
止着され、他端を座部12の後側端に止着されたばね22が
設けられており、該枠部材21を上下に回動可能となすと
ともに、前端枠材21bを引くことにより前方に延長可能
としている。
座部12前縁端には、前記枠部材を下げて前方に引っ張
り、少し押し下げたとき、その前端枠材21bを係止する
係止部14が設けられており、一方枠部材21を上方に揚げ
てヘッドレスト13をかわして係止すべくヘッドレスト支
柱15が備えられている。
り、少し押し下げたとき、その前端枠材21bを係止する
係止部14が設けられており、一方枠部材21を上方に揚げ
てヘッドレスト13をかわして係止すべくヘッドレスト支
柱15が備えられている。
さらに、枠部材21の左右の枠材21a,21aの後端部近傍に
は、第４図に示すように背凭れ11の背面を迂回して枠材
21a,21aを背凭れに引きつけておく一端が取外し可能な
バンド23が備えられている。
は、第４図に示すように背凭れ11の背面を迂回して枠材
21a,21aを背凭れに引きつけておく一端が取外し可能な
バンド23が備えられている。
保持部材30はファスナ31によって分離可能な左右の保持
部材30a,30aから成っており、それぞれ幼児の腕を通す
ための腕用の穴32および脚のための脚用の穴33が穿たれ
ている。
部材30a,30aから成っており、それぞれ幼児の腕を通す
ための腕用の穴32および脚のための脚用の穴33が穿たれ
ている。
次に作用を説明する。
幼児が乗車していないときは、枠部材21を下方に引下
げ、少し前方に引き出すようにして、座部12の前縁端に
設けられている係止部14に係止する。この状態では保持
部材30は座部12の上面を覆っているから座席カバ兼用と
なっており、場所を取らず、邪魔にならない。
げ、少し前方に引き出すようにして、座部12の前縁端に
設けられている係止部14に係止する。この状態では保持
部材30は座部12の上面を覆っているから座席カバ兼用と
なっており、場所を取らず、邪魔にならない。
幼児を乗車させるときは、枠部材21を上方に起し、少し
引き上げてヘッドレスト13をかわして前端枠材21bがヘ
ッドレスト支柱15に当るように保持させる。そしてバン
ド23を背凭れ11の背面に迂回させて左右の枠材21a,21a
を背凭れに固定する。
引き上げてヘッドレスト13をかわして前端枠材21bがヘ
ッドレスト支柱15に当るように保持させる。そしてバン
ド23を背凭れ11の背面に迂回させて左右の枠材21a,21a
を背凭れに固定する。
しかる後、ファスナ31を開き、幼児を着座させ、腕およ
び脚をそれぞれ腕用の穴32および脚用の穴33に通した後
ファスナを閉じる。
び脚をそれぞれ腕用の穴32および脚用の穴33に通した後
ファスナを閉じる。
これにより幼児は背凭れ11と保持部材30との間に挟まれ
て拘束され、保持部材30は枠部材21が係止部14により背
凭れ11に固定されているので、衝突時等の幼児が受ける
衝撃は保持部材30に分散し、幼児の安全性が確保され
る。
て拘束され、保持部材30は枠部材21が係止部14により背
凭れ11に固定されているので、衝突時等の幼児が受ける
衝撃は保持部材30に分散し、幼児の安全性が確保され
る。
幼児を下車させて、乗り物座席における幼児保持装置20
をしまうには、上記と逆の順序で行なえばよい。
をしまうには、上記と逆の順序で行なえばよい。
「考案の効果」 本考案に係る乗り物座席における幼児保持装置によれ
ば、不使用時には座部の輪郭線に沿って枠部材が納めら
れ、保持部材は座席カバ兼用としたから、場所をとら
ず、別体の幼児用の補助座席を必要としないから、幼児
の乗車毎に持ち運ぶなどの手間がかからない。
ば、不使用時には座部の輪郭線に沿って枠部材が納めら
れ、保持部材は座席カバ兼用としたから、場所をとら
ず、別体の幼児用の補助座席を必要としないから、幼児
の乗車毎に持ち運ぶなどの手間がかからない。
また、幼児の体の前部を広く保持するので、安全ベルト
と同等であり、安全性確保に対する効果が極めて高い。
と同等であり、安全性確保に対する効果が極めて高い。
第１図〜第５図は本考案の一実施例を示しており、第１
図は乗り物座席における幼児保持装置を装着した座席の
斜視図、第２図は乗り物座席における幼児保持装置を使
用状態とした座席の正面図、第３図は同じく不使用時の
座席の正面図、第４図は同じく使用状態の時の座席の背
面図、第５図は実際の使用状態を示す斜視図、第６図は
従来の乗り物座席における幼児保持装置を使用するため
の補助座席である。 10……座席、11……背凭れ 12……座部、13……ヘッドレスト 15……ヘッドレスト支柱（係止部） 20……乗り物座席における幼児保持装置 21……枠部材、21a……左右枠材 22……ばね、30……保持部材
図は乗り物座席における幼児保持装置を装着した座席の
斜視図、第２図は乗り物座席における幼児保持装置を使
用状態とした座席の正面図、第３図は同じく不使用時の
座席の正面図、第４図は同じく使用状態の時の座席の背
面図、第５図は実際の使用状態を示す斜視図、第６図は
従来の乗り物座席における幼児保持装置を使用するため
の補助座席である。 10……座席、11……背凭れ 12……座部、13……ヘッドレスト 15……ヘッドレスト支柱（係止部） 20……乗り物座席における幼児保持装置 21……枠部材、21a……左右枠材 22……ばね、30……保持部材
Claims (1)
- 【請求項１】座席の座部上面輪郭に対応して曲折して形
成された枠部材と、該枠部材の左右両枠材にわたして縫
着され、幼児の体の前部を受けるシート状の保持部材と
から成り、 前記枠部材の後端部を座部の後端部近傍において揺動可
能に支持するとともに、該枠部材を背凭れに係脱可能に
係止する係止部を備えたことを特徴とする乗り物座席に
おける幼児保持装置。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP2632988U JPH079716Y2 (ja) | 1988-02-29 | 1988-02-29 | 乗り物座席における幼児保持装置 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP2632988U JPH079716Y2 (ja) | 1988-02-29 | 1988-02-29 | 乗り物座席における幼児保持装置 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH01131649U JPH01131649U (ja) | 1989-09-06 |
| JPH079716Y2 true JPH079716Y2 (ja) | 1995-03-08 |
Family
ID=31247851
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP2632988U Expired - Lifetime JPH079716Y2 (ja) | 1988-02-29 | 1988-02-29 | 乗り物座席における幼児保持装置 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH079716Y2 (ja) |
Families Citing this family (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| AU5853600A (en) * | 1999-07-15 | 2001-02-05 | Zaza International Co., Ltd. | Seat for vehicle |
| JP4679565B2 (ja) * | 2007-12-19 | 2011-04-27 | 高光 池ノ上 | 乗物用シート装置 |
-
1988
- 1988-02-29 JP JP2632988U patent/JPH079716Y2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPH01131649U (ja) | 1989-09-06 |
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