JPH0796953B2 - 空気調和機 - Google Patents
空気調和機Info
- Publication number
- JPH0796953B2 JPH0796953B2 JP63072479A JP7247988A JPH0796953B2 JP H0796953 B2 JPH0796953 B2 JP H0796953B2 JP 63072479 A JP63072479 A JP 63072479A JP 7247988 A JP7247988 A JP 7247988A JP H0796953 B2 JPH0796953 B2 JP H0796953B2
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- JP
- Japan
- Prior art keywords
- fan
- rear plate
- air
- air conditioner
- casing
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
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- Structures Of Non-Positive Displacement Pumps (AREA)
- Air-Flow Control Members (AREA)
Description
【発明の詳細な説明】 産業上の利用分野 本発明は、空気調和機に関するものである。
従来の技術 従来、クロスフローファンを有する空気調和機において
は、サージングを防止するためにさまざまな工夫がなさ
れて来た。
は、サージングを防止するためにさまざまな工夫がなさ
れて来た。
以下図面を参照しながら、上述した従来の空気調和機の
一例について説明する。
一例について説明する。
第4図は従来のクロスフローファンを有する空気調和機
の通風回路の構造を示す。同図に示すように、吸込側に
は吸込グリル5、熱交換器6等を有し、クロスフローフ
ァン1、ケーシング前板2、ケーシング後板3等により
通風回路を構成している。また、クロスフローファン1
は第5図に示すように適数個のファンブロック10を連接
して長尺ファンロータを形成している。
の通風回路の構造を示す。同図に示すように、吸込側に
は吸込グリル5、熱交換器6等を有し、クロスフローフ
ァン1、ケーシング前板2、ケーシング後板3等により
通風回路を構成している。また、クロスフローファン1
は第5図に示すように適数個のファンブロック10を連接
して長尺ファンロータを形成している。
発明が解決しようとする課題 しかしながら上記第5図の構成では、クロスフローファ
ン1のファンロータが長いため、ファン空気吸入口の上
流側に配置されている種々の機器(たとえば熱交換器6
等)あるいは空気流通路のケーシング(たとえばケーシ
ング前板2、ケーシング後板3等)の形状等によってフ
ァン吸込側の空気抵抗分布がクロスフローファン1の全
長にそって不均一となり、クロスフローファン1の回転
時には吸入空気抵抗の大きい部分からの風量が該抵抗の
小さい部分からの風量より少く、更に最初小規模の風量
の不均衡が発生すると以後は大風量からの風が小風量の
部分からの風を誘引してその風量差は益々拡大するよう
になる。
ン1のファンロータが長いため、ファン空気吸入口の上
流側に配置されている種々の機器(たとえば熱交換器6
等)あるいは空気流通路のケーシング(たとえばケーシ
ング前板2、ケーシング後板3等)の形状等によってフ
ァン吸込側の空気抵抗分布がクロスフローファン1の全
長にそって不均一となり、クロスフローファン1の回転
時には吸入空気抵抗の大きい部分からの風量が該抵抗の
小さい部分からの風量より少く、更に最初小規模の風量
の不均衡が発生すると以後は大風量からの風が小風量の
部分からの風を誘引してその風量差は益々拡大するよう
になる。
ところで上述の経過によってある特定部分の風量が第6
図の特性曲線上のP点以下になると該部分はいわゆる不
安定領域で運転されることとなりサージング現象が発生
してクロスフローファン全体が振動および騒音を発する
ことが実験的に知られている。
図の特性曲線上のP点以下になると該部分はいわゆる不
安定領域で運転されることとなりサージング現象が発生
してクロスフローファン全体が振動および騒音を発する
ことが実験的に知られている。
ここでいう「不安定領域」とは第6図の特性曲線上のP
点より左側の部分のように風量の減少につれて静圧が減
少する領域をいうものである。
点より左側の部分のように風量の減少につれて静圧が減
少する領域をいうものである。
ここでは風量が減少すれば静圧が減少しファンには風量
が減少する方向に力が働くので風量の変動を助長する方
向に力が働く。従ってこの領域では一旦風量の変動が起
ると安定しない。また第6図の「安定領域」とは特性曲
線上のP点より右側の部分のように、風量が増大すれば
静圧が減少し、風量が減少すれば静圧が増大する領域を
いい、ファンは負荷の状態により任意の静圧、風量を有
する一点において負荷とバランスして安定運転を行うも
のである。
が減少する方向に力が働くので風量の変動を助長する方
向に力が働く。従ってこの領域では一旦風量の変動が起
ると安定しない。また第6図の「安定領域」とは特性曲
線上のP点より右側の部分のように、風量が増大すれば
静圧が減少し、風量が減少すれば静圧が増大する領域を
いい、ファンは負荷の状態により任意の静圧、風量を有
する一点において負荷とバランスして安定運転を行うも
のである。
また、一般にクロスフローファンの両端部では、風量が
少ない為静圧が小さく風量の不均衡が生じ易く、フィル
ターの目づまり等で適風抵抗が増大した場合にサージン
グ等の原因となるものであった。
少ない為静圧が小さく風量の不均衡が生じ易く、フィル
ターの目づまり等で適風抵抗が増大した場合にサージン
グ等の原因となるものであった。
本発明は上記課題に鑑み、空気調和機のサージングを防
止することを目的とするものである。
止することを目的とするものである。
課題を解決するための手段 上記課題を解決するために本発明は、クロスフローファ
ン、ケーシング前板、ケーシング後板とから通風回路を
構成し、前記ケーシング後板の吹出側の一部に、高さ、
巾、取付ピッチが均一な複数のリブをクロスフローファ
ンに対して直角方向に形成したものである。
ン、ケーシング前板、ケーシング後板とから通風回路を
構成し、前記ケーシング後板の吹出側の一部に、高さ、
巾、取付ピッチが均一な複数のリブをクロスフローファ
ンに対して直角方向に形成したものである。
また、リブを特に両端部に設けたものである。
作用 本発明は上記した構成により、仮にクロスフローファン
の吸込口の上流側に吸込抵抗の不均一分布が存在して
も、ケーシング後板に設けたリブにより静圧が増加し、
長尺ファンロータの軸方向に偏流が発生することがな
い。
の吸込口の上流側に吸込抵抗の不均一分布が存在して
も、ケーシング後板に設けたリブにより静圧が増加し、
長尺ファンロータの軸方向に偏流が発生することがな
い。
実施例 以下、本発明の一実施例を添付図面の第1図から第3図
を参考に説明する。
を参考に説明する。
第1図はセパレート型空気調和機の室内機の内部断面図
である。
である。
同図で示すように、吸込側には吸込グリル5、熱交換器
6等があり、クロスフローファン1、ケーシング前板
2、ケーシング後板3により通風回路を構成している。
ケーシング後板3の吹出側内面には本発明のリブ4が形
成されている。また吹出側には、上下偏向羽根7、左右
偏向羽根8が取付けられている。
6等があり、クロスフローファン1、ケーシング前板
2、ケーシング後板3により通風回路を構成している。
ケーシング後板3の吹出側内面には本発明のリブ4が形
成されている。また吹出側には、上下偏向羽根7、左右
偏向羽根8が取付けられている。
第2図は第1図の吹出口部分の拡大斜視図である。同図
に示すようにリブ4がケーシング後板3の吹出側内面に
形成されている(この図ではリブ4は吸込空気抵抗の小
さい吹出側両端部につけられている)。
に示すようにリブ4がケーシング後板3の吹出側内面に
形成されている(この図ではリブ4は吸込空気抵抗の小
さい吹出側両端部につけられている)。
第3図は第2図のA-A断面の拡大図である。同図に示す
ように、リブ4はケーシング後板3の内面より高さh、
巾t、長さlの大きさであり、リブとリブは等ピッチ間
隔pで一体成形されている。
ように、リブ4はケーシング後板3の内面より高さh、
巾t、長さlの大きさであり、リブとリブは等ピッチ間
隔pで一体成形されている。
この構成によれば、リブ4がない場合クロスフローファ
ン1の吸入側の通風抵抗がフィルターの目づまり等によ
り増大した場合クロスフローファン1の中央部から吸込
空気抵抗の小さい両端部に向って偏流W(矢印で示す)
が発生しようとし、ひいては前述したサージング現象を
発生するのに対し、リブ4があるため、空気抵抗の小さ
い区域(両端部)に対応してその下流となる位置に空気
吹出通路9の通風面積を狭め絞ることになり、吸込空気
抵抗の大きい方から小さい方への偏流Wの発生を防ぎ、
その結果サージング現象の発生を防止できる。
ン1の吸入側の通風抵抗がフィルターの目づまり等によ
り増大した場合クロスフローファン1の中央部から吸込
空気抵抗の小さい両端部に向って偏流W(矢印で示す)
が発生しようとし、ひいては前述したサージング現象を
発生するのに対し、リブ4があるため、空気抵抗の小さ
い区域(両端部)に対応してその下流となる位置に空気
吹出通路9の通風面積を狭め絞ることになり、吸込空気
抵抗の大きい方から小さい方への偏流Wの発生を防ぎ、
その結果サージング現象の発生を防止できる。
また、従来サージングが生じた場合、対策として角形の
ポリエチ等を貼りつけていたのに対し、リブ4はケーシ
ング後板3と一体成形であるためコストならびにポリエ
チを貼る工数を下げることができる。さらにリブ4の巾
tを広く取り面とした場合成形時ひけを生じるが、リブ
4の巾tをひけの生じない最大寸法におさえているた
め、その心配もない。
ポリエチ等を貼りつけていたのに対し、リブ4はケーシ
ング後板3と一体成形であるためコストならびにポリエ
チを貼る工数を下げることができる。さらにリブ4の巾
tを広く取り面とした場合成形時ひけを生じるが、リブ
4の巾tをひけの生じない最大寸法におさえているた
め、その心配もない。
発明の効果 以上のように、本発明の空気調和機は、ファンの軸流方
向の偏流を防ぎ、その結果サージング現象の発生を防止
し、騒音や振動のない静かで且つ安定した空気調和機の
運転を可能とする。
向の偏流を防ぎ、その結果サージング現象の発生を防止
し、騒音や振動のない静かで且つ安定した空気調和機の
運転を可能とする。
第1図は本発明の一実施例におけるセパレート型空気調
和機の室内ユニットの内部断面図、第2図は同室内ユニ
ットの吹出口部分の拡大斜視図、第3図は同吹出口部分
のA-A線断面図、第4図は従来の室内ユニットの内部断
面図、第5図はクロスフローファンの平面図、第6図は
クロスフローファンの特性図である。 1……クロスフローファン、2……ケーシング前板、3
……ケーシング後板、4……リブ、5……熱交換器。
和機の室内ユニットの内部断面図、第2図は同室内ユニ
ットの吹出口部分の拡大斜視図、第3図は同吹出口部分
のA-A線断面図、第4図は従来の室内ユニットの内部断
面図、第5図はクロスフローファンの平面図、第6図は
クロスフローファンの特性図である。 1……クロスフローファン、2……ケーシング前板、3
……ケーシング後板、4……リブ、5……熱交換器。
Claims (2)
- 【請求項1】クロスフローファン、ケーシング前板、ケ
ーシング後板とから通風回路を構成し、前記ケーシング
後板の吹出側の一部に、高さ、巾、取付ピッチが均一な
複数のリブを前記クロスフローファンに対し直角方向に
形成した空気調和機。 - 【請求項2】クロスフローファン、ケーシング前板、ケ
ーシング後板とから通風回路を構成し、前記ケーシング
後板とから通風回路を構成し、前記ケーシング後板の吹
出側の両端部に、高さ、巾、取付ピッチが均一な複数の
リブを前記クロスフローファンに対し直角方向に形成し
た空気調和機。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP63072479A JPH0796953B2 (ja) | 1988-03-25 | 1988-03-25 | 空気調和機 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP63072479A JPH0796953B2 (ja) | 1988-03-25 | 1988-03-25 | 空気調和機 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH01244237A JPH01244237A (ja) | 1989-09-28 |
JPH0796953B2 true JPH0796953B2 (ja) | 1995-10-18 |
Family
ID=13490496
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP63072479A Expired - Fee Related JPH0796953B2 (ja) | 1988-03-25 | 1988-03-25 | 空気調和機 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0796953B2 (ja) |
Families Citing this family (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
KR100652806B1 (ko) * | 2005-10-20 | 2006-12-01 | 삼성전자주식회사 | 공기조화기의 실내기 |
CN109323437B (zh) * | 2018-11-19 | 2024-06-14 | 奥克斯空调股份有限公司 | 一种风道的气流调节结构及空调器 |
Family Cites Families (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS59178534U (ja) * | 1983-05-16 | 1984-11-29 | ダイキン工業株式会社 | 空気調和機 |
JPS62156719U (ja) * | 1986-03-27 | 1987-10-05 |
-
1988
- 1988-03-25 JP JP63072479A patent/JPH0796953B2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH01244237A (ja) | 1989-09-28 |
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |