JPH07967Y2 - 掛止め具 - Google Patents

掛止め具

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JPH07967Y2
JPH07967Y2 JP5505592U JP5505592U JPH07967Y2 JP H07967 Y2 JPH07967 Y2 JP H07967Y2 JP 5505592 U JP5505592 U JP 5505592U JP 5505592 U JP5505592 U JP 5505592U JP H07967 Y2 JPH07967 Y2 JP H07967Y2
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plate
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憲一 宮永
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Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本考案は、衣服用のベルトやズボ
ン吊りのバンド等に用いられるプッシュ型の掛止め具の
改良に関する。
【0002】
【従来の技術】近年、衣服用のベルト等の掛止め具とし
て、ベルト等の両端に受金具と差込金具を夫々取り付
け、ワンタッチで受金具と差込金具の連結又は解離を行
えるようにした所謂プッシュ型の掛止め金具が広く利用
されている。
【0003】従来、この種掛止め金具としては、例えば
実公平2−16677号公報に開示された構造のものが
知られて居り、これは受金具8と差込金具9とから構成
されている。具体的には、前記受金具8は、図12及び
図13に示す如く、両側縁に折曲げ片10a及びガイド
溝10bを有する基板10と、基板10に対向状態で且
つ摺動自在に配設され、先端部に突片11a及び係合溝
11bを、後端部に突起体11cを夫々有し、後端部両
端が基板10のガイド溝10bから外方へ突出する略L
字型の二枚のスライド係止片11と、基板10の後端部
に配設され、内方側に半円状の凹溝12a及び広幅の凹
溝12bを、外方側にベルト係止孔12cを夫々有する
ベルト係止片12と、一部分が凹溝12aに係合され、
スライド係止片12を夫々離間する方向へ付勢するスプ
リング13と、両側縁に基板10の折曲げ片10aの外
面に当接する折曲げ片14aとスライド係止片12の後
端部両端が挿通されるガイド孔14bとを有し、基板1
0の上方を覆うカバー14とから構成されている。又、
差込金具9は、ベルト係止孔9aを有する後端部9b
と、後端部9bの両側部より前方へ突設され、先端内方
にスライド係止片11の係合溝11bに係合自在な係止
爪9cを有する係止突片9dとから構成されている。
【0004】而して、差込金具9の係止突片9dを受金
具8の基板10とカバー14との間に挿入すると、係止
突片9dに形成した係止爪9cがスライド係止片11の
突片11aの外側に当接し、両スライド係止片11をス
プリング13の弾性力に抗して内方へ移動させる。そし
て、差込金具9の係止突片9dが所定位置まで差し込ま
れると、係止爪9cがスライド係止片11の係合溝11
bと対向し、両スライド係止片11がスプリング13の
弾性力によって離間する方向へ摺動され、係止爪9cと
係合溝11bとが係合される。その結果、図13に示す
ように受金具8と差込金具9とが連結されることにな
る。又、スライド係止片11の後端部両端を受金具8内
に押し込むと、スライド係止片11が内方へ摺動して係
止爪9cと係合溝11bとの係合が外れる。その結果、
差込金具9を外方へ引っ張ることにより、受金具8と差
込金具9との連結が解除されることになる。この掛止め
金具は、受金具8内に板状のスライド係止片11を水平
方向へスライド自在に配設し、当該スライド係止片11
を受金具8の側方から操作する構成としている為、金具
自体の厚みを極めて薄くすることができるうえ、スライ
ド係止片11が外部からの衝撃を極めて受け難く、衝撃
による受金具8と差込金具9の解離を防止できる等、優
れた利点を有している。
【0005】
【考案が解決しようとする課題】然し乍ら、前記掛止め
金具にも解決すべき問題点が残されている。即ち、差込
金具9の係止突片9dを受金具8に挿入すると、係止突
片9dの係止爪cがスライド係止片11の突片11aの
外側に当接し、両スライド係止片11はスプリング13
の弾性力に抗して内方へ移動するようになっている。と
ころが、スライド係止片11は、その先端部外側が係止
爪9cで押される為、図13の矢印方向に回動しようと
したり、或いは回動しながら内方へ移動しようとする。
その結果、差込金具9の差し込み時に、スライド係止片
11が内方へ円滑且つスムースに移動しないことがあ
り、受金具8への差込金具9の差し込みを円滑且つスム
ースに行えないと云う問題があった。尚、スライド係止
片11を先に受金具8に押し込み、その後受金具8に差
込金具9を差し込む場合には、差込金具9の差し込みを
円滑に行えるが、この場合にはスライド係止片11の押
し込み操作を必要とし、受金具8への差込金具9の差し
込みをワンタッチで行えないことになり、操作性に劣る
ことになる。又、差込金具9に鉤状の係止爪9cを突設
している為、受金具8と差込金具9とを解離したときに
差込金具9の係止爪9cが衣服等に引っ掛かって衣服の
一部が綻びたりすると云う問題もあった。
【0006】本考案は、上記の問題点を解消する為に創
案されたものであり、その目的は受け具への差込み具の
差し込みをワンタッチで円滑且つスムースに行えると共
に、受け具と差込み具を解離したときに差込み具が衣服
等に引っ掛からないようにした掛止め具を提供するにあ
る。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成する為
に、本考案の掛止め具は、受け具とこれに差し込まれて
係止される差込み具とから成り、前記受け具を、後端部
にベルト取り付け部を設けた基板と、基板の略中央部に
上下方向へ揺動自在且つ弾性変形可能に設けられ、上面
に係止突起及び操作突起を形成した基板の前後方向に沿
う弾性係止板と、基板の上面に配設され、基板との間に
一定の幅の空間を形成するカバーと、基板とカバーとの
間に対向状態で且つ水平方向へ摺動自在に配設され、外
方縁部が基板とカバーの間から側方へ突出すると共に、
外方縁部を内方へ押したときに内方縁部が操作突起に乗
り上がって弾性係止板を下方へ弾性変形させる一対のス
ライド係止板と、二つのスライド係止板を夫々離間する
方向へ付勢する弾性体とから構成し、又、前記差込み具
を、基板とカバーの間に差し込み自在で且つ弾性係止板
の係止突起に係止自在な係止穴を有し、受け具への差し
込み時に弾性係止板を下方へ弾性変形させる板状の差込
み部と、差込み部の後端部に設けたベルト取り付け部と
から構成したものである。
【0008】
【作用】差込み具の差込み部を受け具の基板とカバーと
の間に差し込むと、基板に設けた弾性係止板が差込み部
によって下方へ押されて弾性変形する。差込み部が所定
位置まで差し込まれると、弾性係止板の係止突起と差込
み部の係止穴とが対向し、弾性係止板がその弾性力によ
って元の位置に復帰し、係止突起が係止穴に係合され
る。その結果、差込み具が受け具から抜け止めされ、受
け具と差込み具とは連結状態になる。又、受け具のスラ
イド係止板の外方縁部を内方へ押し込むと、スライド係
止板の内方縁部が弾性係止板の操作突起に乗り上がり、
弾性係止板を下方へ押す。その結果、弾性係止板が下方
へ弾性変形し、係止突起と係止穴との係合が外れる。こ
の状態で差込み具を引っ張ると、差込み具が受け具から
抜け、受け具と差込み具とは解離状態になる。この掛止
め具は、受け具の基板に上下方向へ揺動自在且つ弾性変
形可能な弾性係止板を設け、当該弾性係止板を差込み具
の差込み部で下方へ弾性変形させる構成としている為、
受け具への差込み具の差し込み時には弾性係止板が下方
へスムースに弾性変形することになる。その結果、受け
具と差込み具の連結時には差込み部を受け具に差し込む
だけで、差込み具は受け具に円滑且つスムースに差し込
まれて行く。延いては、受け具と差込み具の連結をワン
タッチで円滑且つスムースに行えることになる。又、差
込み具の差込み部が板状を呈し、且つ差込み部には係止
穴を形成しているだけである為、受け具と差込み具とを
解離したときに差込み具が衣服等に引っ掛かると云うこ
ともない。
【0009】
【実施例】以下、本考案の実施例を図面に基づいて詳細
に説明する。図1は本考案の実施例に係る掛止め具の分
解斜視図であって、当該掛止め具は、受け具1と差込み
具2とから構成されている。
【0010】前記受け具1は、ベルト取り付け部3aを
設けた基板3と、基板3の略中央部に設けた弾性係止板
3bと、基板3の上面に配設されたカバー4と、基板3
とカバー4との間に配設された一対のスライド係止板5
と、基板3とスライド係止板5との間に介装された弾性
体6とから構成されている。
【0011】具体的には、前記基板3は、図1に示す如
く、合成樹脂材により略矩形の板状に形成されて居り、
その中間部上面には、後述するスライド係止板5を基板
3の幅方向へ摺動自在にガイドする段付きの突条3c
が、基板3の前端部上面には、スライド係止板5の外方
への移動量を規制する略L字型の突部3dが夫々対称状
に形成されている。又、基板3の後端部上面には、後述
するカバー4の一部が嵌着される略T字型の溝3eが形
成されている。更に、基板3の後端部には、ベルト取り
付け穴3fを有するベルト取り付け部3aが一体的に形
成されて居り、このベルト取り付け部3aの前端面に
は、スライド係止板5の一部が摺動自在に係合される広
幅のガイド用切欠3gが対称状に形成されている。
【0012】前記弾性係止板3bは、基板3の略中央部
に上下方向へ揺動自在且つ弾性変形可能に設けられ居
り、基板3の前後方向へ沿うように基板3と一体的に形
成されている。即ち、本実施例では、弾性係止板3b
は、図3に示す如く、基板3の中央部にコの字状の切欠
3hを形成することによって基板3に一体的に形成され
て居り、遊端部側がベルト取り付け部3a側を向いてい
る。又、弾性係止板3bの上面には、図4及び図5に示
す如く、上面が遊端部側へ行くに従って順次高くなる傾
斜面になった係止突起3iと、上面が両側へ行くに従っ
て順次低くなる傾斜面になった操作突起3jとが夫々一
体的に形成されている。尚、操作突起3jは、係止突起
3iよりも遊端部側に位置している。
【0013】前記カバー4は、合成樹脂材により形成さ
れて居り、図6に示す如く、基板3の上面に配設される
天板4aと、天板4aの下面に連設され、基板3のT字
型の溝3eに嵌着される支持脚4bとを備えている。こ
のカバー4は、支持脚4bを基板3の溝3eに接着剤等
で固着することによって、基板3の上面に一定の間隔を
開けて取り付けられる。これによって、基板3とカバー
4の天板4aとの間には、後述する差込み具2及びスラ
イド係止板5が差し込まれる一定の幅の空間が形成され
ることになる。
【0014】前記スライド係止板5は、金属材により略
板状に形成されて居り、前端には基板3の突部3dに係
合自在な突起5aが、後端にはベルト取り付け部3aの
ガイド用切欠3gに摺動自在に係合される突起5bが夫
々形成されている。又、スライド係止板5の中央部裏面
には、基板3の突条3cに摺動自在に嵌合される凹溝5
cが、スライド係止板5の後端部には、カバー4の支持
脚4bに摺動自在に嵌合される嵌合溝5dが夫々形成さ
れて居り、スライド係止板5のガタツキを防止するよう
に為されている。更に、スライド係止板5の内方縁部に
は、操作突起3jの傾斜面を押圧して弾性係止板3bを
下方へ弾性変形させる突起状の押圧部5eが形成されて
いる。そして、このスライド係止板5は、外方縁部が基
板3とカバー4との間から側方へ突出すべく基板3とカ
バー4の天板4aとの間に対向状態で且つ水平方向へ摺
動自在に配設されて居り、外方縁部を押し込んだときに
押圧部5eが操作突起3jの傾斜面に乗り上がって弾性
係止板3bを下方へ弾性変形させるように為されてい
る。
【0015】前記弾性体6は、基板3とスライド係止板
5との間に介装され、二つのスライド係止板5を夫々離
間する方向へ付勢するものであり、本実施例では、弾性
体6にはコイルスプリングが使用されている。
【0016】一方、前記差込み具2は、図1及び図7に
示す如く、合成樹脂材により一体的に形成されて居り、
弾性係止板3bの係止突起3iに係止自在な係止穴2a
を有し、基板3とカバー4の天板4aとの間に差し込ま
れて弾性係止板3bに係止される板状の差込み部2b
と、差込み部2bの後端部に一体的に形成され、ベルト
取り付け穴2cを有するベルト取り付け部2dと、差込
み部2bの後端部に一体的に形成され、差込み部2bの
受け具1への差し込み時にカバー4に当接して差込み具
2の差し込み深さを規制するストッパー部2eとから構
成されている。尚、差込み部2bの厚みは、基板3とカ
バー4の天板4aとの間隔よりも若干小さめに形成され
て居り、当該差込み部2bはこれを基板3とカバー4の
天板4aとの間に差し込んだときに弾性係止板3bの係
止突起3iの傾斜面を押圧して弾性係止板3bを下方へ
弾性変形させるように為されている。
【0017】次に、前記掛止め具の作用について説明す
る。使用に際しては、ベルト(図示省略)の一端を受け
具1のベルト取り付け部3aへ固定すると共に、ベルト
の他端を差込み具2のベルト取り付け部2dへ固定す
る。差込み具2の差込み部2bを基板3とカバー4の天
板4aとの間に差し込むと、差込み部2b先端下部が弾
性係止板3bの係止突起3iの傾斜面に当接し、弾性係
止板3bを下方へ押圧する。これによって、弾性係止板
3bが下方へ弾性変形し、差込み部2bは受け具1内へ
円滑且つスムースに差し込まれて行く。差込み部2bが
所定位置まで差し込まれると、係止突起3iと係止穴2
aとが対向し、弾性係止板3bがその弾性力によって水
平位置に復帰し、係止突起3iが差込み部2bの係止穴
2aに係合される。その結果、差込み具2が受け具1か
ら抜け止めされ、受け具1と差込み具2とは連結状態に
なる(図8及び図9参照)。そして、スライド係止板5
の外方縁部を図10に示すように受け具1内に押し込む
と、スライド係止板5の押圧部5eが弾性係止板3bの
操作突起3jの傾斜面に乗り上がり、弾性係止板3bの
遊端部を下方へ押す。その結果、弾性係止板3bが下方
へ弾性変形し、係止突起3iと係止穴2aとの係合が外
れる(図11参照)。この状態で差込み具2を引っ張る
と、差込み具2が受け具1から抜け、受け具1と差込み
具2とは解離状態になる。
【0018】この掛止め具は、受け具1に差込み具2を
差し込むと、差込み部2bによって弾性係止板3bが下
方へ弾性変形する構成としている為、スライド係止板5
を押し込み操作しなくても、差込み具2は受け具1に円
滑且つスムースに差し込まれて行く。その結果、受け具
1と差込み具2の連結時には差込み部2bを受け具1に
差し込むだけで良く、受け具1と差込み具2の連結をワ
ンタッチで円滑且つスムースに行えることになる。又、
スライド係止板5が受け具1の側方から突出している
為、スライド係止板5が外部からの衝撃を極めて受け難
くなっている。その結果、掛止め具を例えばスキー用パ
ンツのズボン吊りに使用した場合、仮えスキーヤーが転
倒しても、スライド係止板5が氷結した滑走面によって
衝撃を受けると云うことが殆どなく、転倒時に於ける受
け具1と差込み具2との解離を防止できる。更に、差込
み具2の差込み部2bは、板状を呈し、且つ差込み部2
bには係止穴2aを形成しているだけである為、受け具
1と差込み具2とを解離したときに差込み具2が衣服等
に引っ掛ると云うこともない。そのうえ、基板3の上面
をカバー4で覆うようにしている為、受け具1の表面を
広い面にすることができる。その結果、受け具1の表面
に模様を形成したりすることができ、有効利用を図るこ
とができる。
【0019】上記実施例に於いては、基板3、ベルト取
り付け部3a、弾性係止板3b、カバー4及び差込み具
2を夫々合成樹脂材により形成し、スライド係止板5を
金属材により形成したが、他の実施例に於いては、全て
の部材を合成樹脂材で形成しても良く、或いは全ての部
材を金属材で形成するようにしても良い。
【0020】上記実施例に於いては、基板3とカバー4
を別体に形成したが、他の実施例に於いては、基板3と
カバー4を一体的に形成するようにしても良い。
【0021】上記実施例に於いては、基板3と弾性係止
板3bとを一体的に形成したが、他の実施例に於いて
は、両者を別体に形成し、基板3に弾性係止板3bを上
下方向へ揺動自在且つ弾性変形可能に取り付けるように
しても良い。
【0022】上記実施例に於いては、弾性係止板3bの
遊端部が基板3の後方を向くようにしたが、他の実施例
に於いては、弾性係止板3bの遊端部が基板3の前方を
向くようにしても良い。この場合には、係止突起3iと
操作突起3jの位置を逆にする必要がある。
【0023】上記実施例に於いては、弾性体6を基板3
とスライド係止板5との間に介装したが、他の実施例に
於いては、弾性体6をカバー4とスライド係止板5との
間若しくはスライド係止板5間に介装するようにしても
良い。
【0024】
【考案の効果】上述の通り、本考案の掛止め具は、基板
に設けた一枚の弾性係止板を差込み具の差込み部で下方
へ弾性変形させ、弾性係止板に形成した係止突起と差込
み部に形成した係止穴とを係合させるようにしている
為、差込金具によって受金具の二枚のスライド係止片を
内方へ摺動させるようにした従来の掛止め金具に比較し
て、受け具への差込み具の差し込みを円滑且つスムース
に行える。その結果、受け具と差込み具の連結時には差
込み部を受け具に差し込むだけで良く、受け具と差込み
具の連結をワンタッチで円滑且つスムースに行えること
になる。又、差込み具の差込み部は、板状を呈し、且つ
差込み部には係止穴を形成しているだけである為、受け
具と差込み具とを解離したときに差込み具が衣服等に引
っ掛かると云うこともない。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の実施例に係る掛止め具の分解斜視図で
ある。
【図2】掛止め具の受け具の拡大平面図である。
【図3】カバーを外した状態の受け具の拡大平面図であ
る。
【図4】図2のA−A線断面図である。
【図5】図4のB−B線断面図である。
【図6】底面方向から見たカバーの斜視図である。
【図7】底面方向から見た差込み具の斜視図である。
【図8】受け具と差込み具の連結状態を示す拡大平面図
でる。
【図9】図8のC−C線断面図である。
【図10】スライド係止板を受け具の内方へ押し込んだ
状態の縦断面図である。
【図11】スライド係止板を受け具の内方へ押し込んで
弾性係止板と差込み部との係合を外した状態の縦断面図
である。
【図12】従来の掛止め金具を示し、受金具と差込金具
とを解離した状態の分解斜視図である。
【図13】従来の掛止め金具の受金具と差込金具の連結
状態を示し、カバープレートを外した状態の平面図であ
る。
【符号の説明】
1は受け具、2は差込み具、2aは係止穴、2bは差込
み部、2dはベルト取り付け部、3は基板、3aはベル
ト取り付け部、3bは弾性係止板、3iは係止突起、3
jは操作突起、4はカバー、5はスライド係止板、6は
弾性体。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 受け具とこれに差し込まれて係止される
    差込み具とから成る掛止め具に於いて、前記受け具を、
    後端部にベルト取り付け部を設けた基板と、基板の略中
    央部に上下方向へ揺動自在且つ弾性変形可能に設けら
    れ、上面に係止突起及び操作突起を形成した基板の前後
    方向に沿う弾性係止板と、基板の上面に配設され、基板
    との間に一定の幅の空間を形成するカバーと、基板とカ
    バーとの間に対向状態で且つ水平方向へ摺動自在に配設
    され、外方縁部が基板とカバーの間から側方へ突出する
    と共に、外方縁部を内方へ押したときに内方縁部が操作
    突起に乗り上がって弾性係止板を下方へ弾性変形させる
    一対のスライド係止板と、二つのスライド係止板を夫々
    離間する方向へ付勢する弾性体とから構成し、又、前記
    差込み具を、基板とカバーの間に差し込み自在で且つ弾
    性係止板の係止突起に係止自在な係止穴を有し、受け具
    への差し込み時に弾性係止板を下方へ弾性変形させる板
    状の差込み部と、差込み部の後端部に設けたベルト取り
    付け部とから構成したことを特徴とする掛止め具。
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