JPH079666A - 印刷装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】 （修正有） 【目的】 対象物の側壁の速度を適正な印刷品質が得ら
れる印刷ローラの速度に対応するよう回転速度の調整し
うる印刷装置を提供する。 【構成】 多数の半径方向に延び回転可能に取り付けた
マンドレル１８を備えた回転可能のマンドレルホイル１
４と、マンドレルホイルを間欠的に回転運動させ各マン
ドレルを、多数のステーション（Ａ−Ｆ）まで持って来
る手段と、印刷ステーションにある対象物を印刷する手
段とマンドレルホイル１４に対してマンドレル１８を回
転させる手段を含む。前記手段はマンドレルホイル１４
に対して回転可能に取り付けられた環状リング２８を含
み、駆動手段がリング２８を連続回転させるために設け
られている。

Description

【発明の詳細な説明】

【０００１】

【産業上の利用分野】本発明は、例えば切頭円錐形カッ
プのような対象物に印刷する装置であって、それぞれ対
象物を支持するための多数の半径方向に延び回転可能に
取り付けられたマンドレルを備え、回転可能に取り付け
られたマンドレルホイルと、前記マンドレルホイルを間
欠的に回転運動させ前記マンドレルの各々を順次、例え
ば積込みステーション、事前処理ステーション、印刷ス
テーション、硬化ステーションおよび排出ステーション
のような多数のステーションまで持って来る手段と、対
象物が印刷ステーションにあるときそれを印刷する手段
とを含む印刷装置に関する。

【０００２】

【従来の技術および発明が解決しようとする課題】本発
明の目的はマンドレルを回転させる単純な装置であっ
て、マンドレルの回転速度がマンドレルホイルの回転と
は独立している装置を提供することである。この装置に
より、マンドレルに介在する対象物の側壁の速度が、適
正な印刷品質を得ることのできる印刷ローラの速度に対
応するように調整することができる。

【０００３】

【課題を解決するための手段】本発明によれば、前記装
置は前記マンドレルをマンドレルホイルに対して回転さ
せる手段を含み、前記手段が前記マンドレルホイルに対
して回転可能に取り付けられた環状リングを含み、前記
リングがマンドレルに向かって、かつそのシャフトによ
りマンドレルがマンドレルホイルに回転可能に取り付け
られている各マンドレルのシャフトの部分に対して弾圧
されており、前記リングを連続的に回転させるために駆
動手段が設けられている。

【０００４】本発明の別の局面によれば、環状リングは
前記マンドレルホイルを支持している固定された中央ハ
ブに回転可能に取り付けられた支持リングに接続され、
前記支持リングがその一部にわたって、かつモータによ
り直接あるいは間接に駆動されるプーリにわたって走行
するベルトによって駆動されている。

【０００５】環状リングとマンドレルのシャフトとの間
の滑りを阻止するために、環状リングおよび／またはシ
ャフトを摩擦材で被覆することができる。

【０００６】本発明を添付図面に示す実施例により以下
説明する。

【０００７】図１において印刷装置は１０で指示されて
おり、例えば切頭円錐形カップ１２のような対象物の外
面を印刷するために使用される。前記装置１０は中央軸
１６に回転可能に取り付けられた間欠的に回転可能のマ
ンドレルホイル１４を含む。規則的に離隔された複数の
マンドレル１８がマンドレルホイル１４の周囲に回転可
能に取り付けられ、かつそこから半径方向外方に延在し
ている。

【０００８】各マンドレル１８は、基本的にはカップ１
２の形状と対応する切頭円錐形である容器保持セクショ
ン２０を含む。各保持セクション２０は、いずれかの従
来の手段によりマンドレルホイル１４の周囲に回転可能
に取り付けられ、そこから半径方向外方に延びるシャフ
ト２２に固定されている。さらに、各セクション２０に
はその外面に複数の開口２４が形成され、該開口は容器
保持セクション２２を貫通する少なくとも１個の導管と
流体連通している。各導管は反対側の端部で真空源ある
いは加圧空気源（図示せず）と流体連通している。

【０００９】図には８個のマンドレル１８が示されてい
るがその数は変えてよい。作動時カップ１２は上方から
マンドレル１８の保持セクション２０に、積込みステー
ションである位置Ａに落下される。そのとき、開口２４
を介して真空が供給されカップ１２をしっかりと保持す
る。

【００１０】次にマンドレルホイルが回転してカップ１
２を次の位置Ｂまで持って来る。位置Ｂは事前処理ステ
ーションで、そこでカップ１２の外面が、インクが次の
印刷ステーションＣで付きやすいように放電等により事
前処理される。再びマンドレルホイル１４を回転させる
ことにより、カップ１２は印刷ステーションＣまで持っ
て来られ、そこで印刷ブランケットがカップ１２と接触
してその外面に印刷する。マンドレルホイルを次に運動
させることによりカップ１２が位置Ｄまで持って来ら
れ、ここでは何ら作業が行われず位置Ｅまで持って来ら
れる。位置Ｅは第１の硬化ステーションであり、インク
が紫外線により硬化即ち乾燥される。Ｆの位置において
紫外線による第２の硬化が行われる。

【００１１】排出ステーションＧにおいて、カップ１２
はマンドレル１８から排出される。詳しくは、開口２４
を介して供給されていた真空が解放され、加圧空源（図
示せず）からの吹出し空気が矢印で示す方向にマンドレ
ル１８を収集装置まで吹き飛ばす。

【００１２】図２から図４までに示すように、マンドレ
ル回転組立体２６は中央の固定ハブ３２の周りで同心関
係で、かつマンドレルホイル１４に対して回転可能組立
体３０により保持されたリング２８を含む。詳しくは、
環状の内側の固定サポート３４が中央ハブ３２に固定さ
れ、環状の外側のサポート３６が複数のボルト３８によ
り内側の固定サポート３４に固定されている。組立て状
態において、内側サポート３４と外側サポート３６とは
くぼみ４０を形成し、２個の円形ガイド４２，４４がく
ぼみ４０の両側の隅に固定され、かつ外方に面した円弧
レース４６，４８が設けられている。

【００１３】組立体３０は環状回転可能の内側サポート
５０と、環状回転可能の中間サポート５２と、環状回転
可能外側サポート５４とを含み、各サポートは複数のボ
ルト５６により内側および外側の固定サポート３４，３
６に対する囲繞関係で一体組立体として固定されてい
る。サポート５０，５２はくぼみ５８を画成し、該くぼ
みにガイド６０，６２が固定されている。前記ガイドは
それぞれ弧状のレース６４，６６を備えている。レース
４６，４８並びに６４，６６は共通の円６８の外面に配
置されている。このような配置により、円６８に求心さ
れた複数のボールベアリング７０がレース４６，４８，
６４，６６に乗ることにより回転可能の内側サポート５
０、中間サポート５２、外側サポート５４からなる組立
体を支持するように位置している。

【００１４】回転可能サポート５０，５４は回転可能サ
ポート５２以上に半径方向に延びることにより、サポー
ト５０の軸線方向の外端面５０ａと、中間サポート５２
の半径方向端面５２ａと回転可能サポート５４の軸線方
向内端面５４ａの間で環状くぼみを画成し、ボルト５６
を締める前環状リング２８が前記くぼみ内に位置するこ
とができる。リング２８を組立体３０と共に動かすため
に、該リングにはサポート５０の端面５０ａから延びる
ピン９２を受け入れるための多数の孔９０が設けられて
いる。ピン９２にはばね９４がリング２８をマンドレル
１８の各々のシャフト２２の関連部分に対して押圧する
ために位置されている。環状リング２８は端面５４ａは
比較的短い距離だけ離され、そのためマンドレル１８の
シャフト２２に対して確実に押圧される。リング２８
は、該リングとシャフト２２との間に何ら滑りが生じな
いようにするような材料から作られる。またリングを摩
擦材料で被覆することもできる。

【００１５】リング２８を回転可能に駆動するために、
回転可能の内側サポート５０は、その周りにベルト７４
が位置している円形外面７２ａを有している内方に向い
た突起７２が形成されている。後述のように、ベルト７
４は運動するようにされ、円形外面７２ａと係合してい
るため、回転可能内側リング５０とリング２８とが回転
するようにされる。

【００１６】特に図２と図３とに示すように、第１のプ
ーリ７６は、適当なリンクを介して直接あるいは間接に
モータ８０に接続された駆動軸７８に取り付けられてい
る。駆動ベルト８２は第１のプーリ７６と第２のプーリ
８４との間で接続され第２のプーリを駆動する。第２の
プーリ８４は回転可能のシャフト８６に固定され、第３
のプーリ８８が回転可能シャフト８６の反対側の端部に
固定されている。図２に示すように、ベルト７４が円形
外面７２ａと係合する他第３のプーリ８８の周りに位置
され、駆動される。従って、ベルト７４は、駆動軸７
８、第１のプーリ７６、駆動ベルト８２、第２のプーリ
８４、回転可能シャフト８６および第３のプーリ８８を
介してモータ８０により駆動される。従って、ベルト７
４は前述のように環状リング２８を連続回転させる。従
って、単純な回転駆動が得られることが認められる。し
かしながら、ベルト７４用駆動はマンドレルホイル１４
および本装置１０の残りの部材のための回転駆動とは相
違する。このことは、マンドレル１８の回転速度をマン
ドレルホイル１４の回転速度と独立して変えうることを
意味する。このことは、例えば容器の材質に応じてマン
ドレル１８の回転速度を増したいと思うときがあるため
重要なことである。

【００１７】本発明は図示し、かつ前述した実施例に限
定されないことが認められる。当該技術分野の専門家に
は本発明の精神から逸脱することなく種々変更や修正が
可能なことが明らかである。

【図面の簡単な説明】

【図１】本発明による装置の一部を形成するマンドレル
を備えたマンドレルホイルの概略側面図。

【図２】図１に示す装置の一部、特に本発明によるマン
ドレル回転装置の正面図。

【図３】図２の線３−３に沿って視た図２に示す装置の
一部の部分断面図。

【図４】図３に示すマンドレル回転装置の一部の拡大断
面図。

【符号の説明】

１０ 印刷装置 １２ カップ １４ マンドレルホイル １８ マンドレル ２２ シャフト ２８ 環状リング ３０ 支持リング ３４ 中央ハブ ８０ モータ ８８ プーリ

Claims (3)

【特許請求の範囲】
1. 【請求項１】 切頭円錐形カップ（１２）のような対象
   物を印刷する装置であって、各々対象物を支持するため
   の多数の半径方向に延び回転可能に取り付けられたマン
   ドレル（１８）を備えた回転可能に取り付けたマンドレ
   ルホイル（１４）と、例えば積込み、事前処理、印刷、
   および排出ステーションのような多数のステーション
   （Ａ−Ｆ）に各マンドレルを順次持って来るよう間欠的
   に回転可能にマンドレルホイルを運動させる手段と、対
   象物が印刷ステーションにあるとそれを印刷する手段と
   を含む装置において、マンドレルホイル（１４）に対し
   てマンドレル（１８）を回転させる手段を含み、前記手
   段がマンドレルホイル（１４）に対して回転可能に取り
   付けられた環状リング（２８）を含み、前記リングがマ
   ンドレル（１８）に向かって、かつマンドレルがマンド
   レルホイル（１４）に回転可能に取り付けられている各
   マンドレルのシャフト（２２）の部分に対して弾圧され
   ており、前記リング（２８）を連続回転させる駆動手段
   が設けられていることを特徴とする対象物を印刷する装
   置。
2. 【請求項２】 環状リング（２８）が、マンドレルホイ
   ル（１４）を支持している固定された中央ハブ（３４）
   に回転可能に取り付けられた支持リング（３０）に接続
   され、前記支持リング（３０）が該リングの一部および
   モータ（８０）により直接あるいは間接に駆動されるプ
   ーリ（８８）の上を走行するベルト（７４）により駆動
   されることを特徴とする請求項１に記載の装置。
3. 【請求項３】 環状リング（２８）および／またはシャ
   フト（２２）が摩擦材料により覆われていることを特徴
   とする請求項１または２に記載の装置。