JPH0796338B2 - 熱転写プリンタ - Google Patents

熱転写プリンタ

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JPH0796338B2
JPH0796338B2 JP2171961A JP17196190A JPH0796338B2 JP H0796338 B2 JPH0796338 B2 JP H0796338B2 JP 2171961 A JP2171961 A JP 2171961A JP 17196190 A JP17196190 A JP 17196190A JP H0796338 B2 JPH0796338 B2 JP H0796338B2
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JP
Japan
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heat
density
ink
reheating
amount
Prior art date
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JP2171961A
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English (en)
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JPH0459284A (ja
Inventor
伸行 林
喜明 涌井
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Victor Company of Japan Ltd
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Victor Company of Japan Ltd
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Description

【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野) この発明は熱転写プリンタに係り、特に、画像を形成し
た後に記録紙を再加熱してインクの拡散を助長する熱転
写プリンタに関する。
(従来の技術) 熱転写プリンタは、周知のように、多数の抵抗素子が配
設されたサーマルヘッドとプラテンローラとの転写紙お
よび記録紙を挟圧し、サーマルヘッドの抵抗素子を発熱
させて転写紙に包合された熱昇華性インクを記録紙に転
写し、このインクによって記録紙に画像を形成する。そ
して、カラー画像を形成する場合には、イエロ(Y)、
マゼンダ(M)およびシアン(C)等の各色のインクを
重ねて転写する。
ところで、このような熱転写プリンタにおいては、転写
後の記録紙を再加熱するとつやのある画像が得られるこ
とが知られている。これは、サーマルヘッドの抵抗素子
をパルス駆動し、この駆動パルスのパルス幅、すなわち
抵抗素子の発熱量でインクの移動量(転写量)を制御す
るため、記録紙に付着したインクは、昇華温度以上の内
の低温で長時間加熱すれば十分な拡散が行われつやのあ
る画像が得られるが、高速プリントに対応するために昇
華温度以上の内の高温で短時間加熱すると、どうしても
十分な拡散を行うことが難しく、単に記録紙表面へ付着
したまま冷却された状態でインク層表面が荒れた状態と
なってつやのない画像となるのを、再加熱することによ
って拡散を助長するからである。換言すると、再加熱の
ない場合にはインクは80%が拡散するが残りの20%は付
着しているに過ぎず、この20%の未拡散のインクの拡散
・発色を再加熱により助長する。
従来、上述のような再加熱を行う熱転写プリンタとして
は、例えば、特開昭58−148779号公報等に記載されたも
のが知られる。この熱転写プリンタは、転写紙に昇華染
料が塗布されていない領域を設け、この領域を介して記
録紙をサーマルヘッドにより再加熱するようにしたもの
である。
(発明が解決しようとする課題) しかしながら、上述した従来の熱転写プリンタにあって
は、記録紙全体を均一に加熱するため、その発熱量の設
定が困難であった。すなわち、再加熱における発熱量は
上述した末拡散のインクの拡散を助長すれば足りるた
め、末拡散のインク量に対応する熱量が望ましいが、イ
ンクの拡散は、低濃度部より高濃度部で高温状態となる
ため、高濃度部になるほど十分な拡散が行われず、表面
荒れが起き易くつやのない画像となる。このため、再加
熱の発熱量を高濃度部分に基づき定めると、低濃度部分
で適度に拡散していたインクが再加熱によって過大に拡
散して解像度の低下や、無駄な熱量を消費する等の不都
合を生じ、また、再加熱の発熱量を低濃度部分に基づい
て定めると高濃度部分での熱量が不足してインクを十分
に拡散させることができないという不都合があった。
この発明は、上記不都合に鑑みてなされたもので、解像
度の低下や無駄な熱量の消費等の不都合を生じること無
く鮮明な画像が得られる熱転写プリンタを提供すること
を目的とする。
(課題を解決するための手段) この発明は、インクを熱転写して記録紙に画像を形成
し、この後に、記録紙を再加熱してインクの拡散を助長
する熱転写プリンタにおいて、記録紙の再加熱時には、
記録紙の画像の濃度を判別し、この濃度に応じた熱量を
記録紙に加えることが要旨である。
(作用) この発明にかかる熱転写プリンタは、画像が形成された
記録紙に画像の濃度に応じて高濃度部分には大きな、低
濃度部分に少ない熱量を加えて再加熱を行うため、低濃
度部分に解像度の低下や無駄な熱量の消費等の不都合を
生じること無く鮮明な画像を得られる。
(実施例) 以下、この発明の実施例を図面を参照して説明する。
第1図から第5図はこの発明の第1実施例にかかる熱転
写プリンタを表し、第1図がブロック図、第2図が機構
の模式図、第3図が信号波形図、第4図が画像濃度と加
熱量を決定する係数との関係を表すグラフ、第5が画像
濃度と加熱量との関係を表すグラフである。
第2図において、11はサーマルヘッド、12はサーマルヘ
ッド11の上方に回転自在に配置されたプラテンローラで
あり、これらサーマルヘッド11とプラテンローラ12との
間には転写紙13と記録紙14とがそれぞれ図中矢印A方向
への送紙成能に挟圧されている。サーマルヘッド11には
図中紙面垂直方向(送紙方向Aと直角な方向)に多数の
発熱抵抗素子15が列設され、これら発熱抵抗素子15が後
述する制御装置16と接続されてパルス駆動される。転写
紙13は、ベースフィルムにイエロ(Y)、マゼンダ
(M)およびシアン(C)の熱昇華性インクを塗布して
成り、これら各色のインク(Y),(M),(C)を塗
布した部分およびインクを塗布されない部分が送紙方向
Aに順次繰り返し配列されて形成されている。記録紙14
は、ベースフィルムにインク受容層を形成して成り、イ
ンク受容層にインクを受容する。
制御装置16は、第1図に示すように、色変換回路17、最
大濃度検出回路18、熱量算出回路19、セレクタ回路20、
テレビインタフェイス回路21およびパルス幅変調回路22
を有する。色変換回路17は、原色信号R,G,Bを基に色変
換およびγ変換を行って減色法による色濃度を表す色濃
度信号Y,M,Cを生成し、これら色濃度信号Y,M,Cを最大濃
度検出回路18とセレクタ回路20とに出力する。最大濃度
検出回路18は、第3図に示すように、各色濃度信号Y,M,
Cを基に確信号Y,M,Cの最大濃度の和集合として規定され
る最大濃度信号Dを生成し、この最大濃度信号Dを熱量
算出回路19に出力する。熱量算出回路19は、濃度に応じ
て第4図に示すように規定される算出係数Kを記憶し、
最大濃度信号Dに算出係数Kを乗じて発熱量を表す発熱
信号Hを生成し、この発熱信号Hをセレクタ回路20に出
力する。セレクタ回路20は、1画像分の色濃度信号Y,M,
Cおよび発熱信号Hを時系列的に順次テレビインタフェ
イス回路21に出力する。テレビインタフェイス回路20
は、入力する色濃度信号Y,M,Cおよび発熱信号Hを記憶
するメモリを有し、転写紙13および記録紙14の送紙に同
期して1ライン分に対応する色濃度信号Y,M,Cおよび発
熱信号Hを順次パルス幅変調回路22に出力する。
パスル幅変調回路22は、各色濃度信号Y,M,Cを基に濃度
と対応したパルス幅の駆動パルス信号を生成し、また、
発熱信号を基に発熱量と対応したパスル幅の駆動パルス
信号を生成し、これら駆動パルス信号をサーマルヘッド
11の発熱抵抗素子15に出力する。
この実施例の熱転写プリンタにあっては、前述した公報
にも記載されているように、記録紙14の走紙方向Aに画
像の部分(1ライン分)を順次形成して1つの画像を完
成させる。そして、プラテンローラ12とサーマルヘッド
11との間に転写紙13のイエロのインクを塗布した部分と
記録紙14とを密着させた状態でサーマルヘッド11の発熱
抵抗素子15に色濃度信号Yに基づく駆動パルス信号を通
電してイエロのインクを記録紙14に転写し、続いて、以
下同様にマゼンダのインクとシアンのインクとを転写
し、さらに、これらインクの転写が終了した後に、転写
紙13のインクが塗布されない部分と記録紙14とを密着さ
せ、この状態で発熱信号に基づく駆動パルスをサーマル
ヘッド11の発熱抵抗素子15に通電して記録紙14を再加熱
する。ここで、この再加熱時においては、サーマルヘッ
ド11の発熱抵抗素子15は、第5図に示すように、水平区
間の画像濃度に応じて高濃度部分で発熱量が大きく、低
濃度部分で発熱量が小さい。したがって、記録紙14の再
加熱を濃度に応じた熱量で行うことができ、低濃度部分
に解像度の低下を生じさせたり、無駄な熱量を消費させ
るること無く高濃度部分のインクを確実に拡散できる。
第6図および第7図にはこの発明の第2実施例を示す。
なお、この第2実施例および後述する第3実施例では、
前述した第1実施例と基本的構成が同一であるため対応
部分についての説明および図示を省略する。
この第2実施例は、画像最大濃度に対して第6図に示す
ような特性で再加熱時の熱量を決定する。したがって、
この第2実施例では、第7図に示されるように、最大濃
度が所定値a0未満の部分に対しては、再加熱を行なわ
ず、最大濃度が所定値a0以上所定値a1未満の部分に対し
ては最大濃度に対して線形的(一次関数的)特性で決定
される熱量を加えて再加熱を行ない、最大濃度が所定値
a1以上の部分に対しては一定の熱量を加えて再加熱を行
う。
第8図および第9図にはこの発明の第3実施例を示す。
この第3実施例では、第8図に示すような算出係数Kを
最大濃度に乗じて再加熱時の発熱量を算出する。このた
め、第9図に示すように、最大濃度が所定値未満の部分
に対しては再加熱を行なわず、最大濃度が所定値以上の
部分に対しては一定熱量を加えて再加熱を行う。
なお、上述した第1実施例では、各色Y,M,Cの濃度を合
成して得られる合成濃度に対し算出係数を乗じて再加熱
の熱量を決定するが、各色Y,M,Cの濃度にそれぞれ重み
付けを考慮した係数を乗じて得られる値を合成あるいは
平均化して再加熱の熱量を決定することも可能である。
また、上述した各実施例では、サーマルヘッド11を用い
て再加熱を行うが、別個の加熱ローラ等を再加熱専用に
設け、この加熱ローラで濃度に応じた熱量を加えて再加
熱を行うことも可能である。
(発明の効果) 以上説明したように、この発明にかかる熱転写プリンタ
によれば、画像の濃度に応じた熱量を加えて再加熱を行
うため、低濃度部分に解像度の低下等の不都合を生じる
こと無くインクを拡散でき、鮮明な画像を得られる。
【図面の簡単な説明】
第1図から第5図はこの発明にかかる熱転写プリンタの
第1実施例を示し、第1図が制御装置のブロック図、第
2図が機構の模式図、第3図が信号波形図、第4図が再
加熱の熱量算出の基礎となる算出係数の対濃度特性図、
第5図が画像濃度と再加熱の熱量との関係を示す図であ
る。第6図および第7図はこの発明の第2実施例を示
し、第6図が第4図と同様の図、第7図が第5図と同様
の図であり、第8図および第9図はこの発明の第3実施
例を示し、第8図が第4図と同様の図、第9図が第5図
と同様の図である。 11……サーマルヘッド、12……プラテンローラ、13……
転写紙、14……記録紙、15……発熱抵抗素子、16……制
御装置、18……最大濃度検出回路、19……熱量算出回
路、22……パルス幅変調回路。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 B41M 5/38 B41J 3/20 109 J 117 Z

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】インクを熱転写して記録紙に画像を形成
    し、この後に、記録紙を再加熱してインクの拡散を助長
    する熱転写プリンタにおいて、 記録紙の再加熱時には、記録紙の画像の濃度を判別し、
    この濃度に応じた熱量を記録紙に加えることを特徴とす
    る熱転写プリンタ。
JP2171961A 1990-06-28 1990-06-28 熱転写プリンタ Expired - Lifetime JPH0796338B2 (ja)

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