JPH0794316B2 - ウインチの尻手取り装置用安全装置 - Google Patents
ウインチの尻手取り装置用安全装置Info
- Publication number
- JPH0794316B2 JPH0794316B2 JP20252493A JP20252493A JPH0794316B2 JP H0794316 B2 JPH0794316 B2 JP H0794316B2 JP 20252493 A JP20252493 A JP 20252493A JP 20252493 A JP20252493 A JP 20252493A JP H0794316 B2 JPH0794316 B2 JP H0794316B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- spring
- movable cylinder
- winch
- inlet
- safety device
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Fee Related
Links
Landscapes
- Forwarding And Storing Of Filamentary Material (AREA)
- Tension Adjustment In Filamentary Materials (AREA)
Description
【０００１】
【産業上の利用分野】この発明はウインチの尻手取り装
置用安全装置に関する。
置用安全装置に関する。
【０００２】
【従来の技術】本願出願人は特公平２−１０７４号公報
により「ウインチ尻手ワイヤ操作装置」を提案した（特
許第１５７９２１１号）。上記特許発明は危険なウイン
チ尻手取り作業を初めて機械化したもので、これにより
尻手取り作業者が一瞬にして命を失う事故を未然に防げ
るようになった。
により「ウインチ尻手ワイヤ操作装置」を提案した（特
許第１５７９２１１号）。上記特許発明は危険なウイン
チ尻手取り作業を初めて機械化したもので、これにより
尻手取り作業者が一瞬にして命を失う事故を未然に防げ
るようになった。
【０００３】
【発明が解決しようとする課題】人手による尻手取り作
業の場合は、ワイヤロープを繰出している時、もつれた
部分が来てもすぐ分るから対処出来る。しかし上記発明
等により尻手取り作業を尻手ワイヤ操作装置にまかせる
と、繰出しているワイヤロープのもつれた部分が操作装
置入口でつかえてしまい、装置を破損し大事故につなが
りかねない。そのため監視員を立てゝ警戒しなければな
らなかった。この発明はワイヤロープのもつれた部分が
入口でつかえた時、自動的にウインチを停めるなり、警
笛を鳴らすなりする事が出来る安全装置の開発を目的と
する。
業の場合は、ワイヤロープを繰出している時、もつれた
部分が来てもすぐ分るから対処出来る。しかし上記発明
等により尻手取り作業を尻手ワイヤ操作装置にまかせる
と、繰出しているワイヤロープのもつれた部分が操作装
置入口でつかえてしまい、装置を破損し大事故につなが
りかねない。そのため監視員を立てゝ警戒しなければな
らなかった。この発明はワイヤロープのもつれた部分が
入口でつかえた時、自動的にウインチを停めるなり、警
笛を鳴らすなりする事が出来る安全装置の開発を目的と
する。
【０００４】
【課題を解決するための手段】この発明のウインチの尻
手取り装置用安全装置は、尻手取り用ワイヤロープ導入
管の入口付近の直円筒部外周に、軸方向摺動自在に嵌ま
った可動筒、上記導入管、可動筒それぞれの外表面に固
定したバネ受、上記両バネ受間にあって両者を押離すよ
う付勢するコイルバネ、バネ付勢された上記可動筒又は
そのバネ受を制して、上記可動筒入口を上記導入管入口
よりも所要距離外方の定位置にとどめる制止材、及び、
上記可動筒が上記バネ付勢力に抗して上記定位置からあ
る距離後退した時、これを検出して発信する検出スイッ
チ、を備えることを特徴とする。
手取り装置用安全装置は、尻手取り用ワイヤロープ導入
管の入口付近の直円筒部外周に、軸方向摺動自在に嵌ま
った可動筒、上記導入管、可動筒それぞれの外表面に固
定したバネ受、上記両バネ受間にあって両者を押離すよ
う付勢するコイルバネ、バネ付勢された上記可動筒又は
そのバネ受を制して、上記可動筒入口を上記導入管入口
よりも所要距離外方の定位置にとどめる制止材、及び、
上記可動筒が上記バネ付勢力に抗して上記定位置からあ
る距離後退した時、これを検出して発信する検出スイッ
チ、を備えることを特徴とする。
【０００５】
【作用】この発明の安全装置は、尻手取り装置のワイヤ
ロープ導入管入口に付けられ、もつれたロープが入口へ
来たら検出、発信するものである。すなわち導入管入口
外周に摺動自在な可動筒を嵌め、もつれたロープが導入
管につかえる前に、この可動筒につかえるようにした。
この可動筒はコイルバネにより常に導入管入口より外へ
伸び出ているから、もつれたロープがこれにつかえると
バネを押し縮めて導入管沿いに後退する。これにより検
出スイッチが発信するようにしたのである。発信により
警報を鳴らすとか、ウインチを停めるとか、任意の応急
処置を取る事が出来る。
ロープ導入管入口に付けられ、もつれたロープが入口へ
来たら検出、発信するものである。すなわち導入管入口
外周に摺動自在な可動筒を嵌め、もつれたロープが導入
管につかえる前に、この可動筒につかえるようにした。
この可動筒はコイルバネにより常に導入管入口より外へ
伸び出ているから、もつれたロープがこれにつかえると
バネを押し縮めて導入管沿いに後退する。これにより検
出スイッチが発信するようにしたのである。発信により
警報を鳴らすとか、ウインチを停めるとか、任意の応急
処置を取る事が出来る。
【０００６】
【実施例】図１はこの発明の一実施例である。図２はこ
れを取付けたウインチの概略図である。まず図１につい
て説明する。この実施例のワイヤロープ導入管１はウイ
ンチ尻手取り装置のそれでなく、別製の安全装置の一部
である。導入管１後端の取付部１ｂによって、図２のよ
うに尻手取り装置２のワイヤロープ受入口に接続させる
ようになっている。もっともこの接続手段は任意であ
る。図１に示すように導入管１の入口付近は直円筒部
で、こゝに可動筒が軸方向摺動自在に嵌まっている。導
入管１、可動筒３それぞれにバネ受４，５が溶接固定さ
れ、両者の間のコイルバネ６により押離す方向に付勢さ
れている。従って可動筒３は導入管１より外方へ大きく
伸び出ようとするが、これを長ボルトの制止材７，７ａ
により図の定位置に制止している。なお制止材は紐や固
定停止片に代え得る。
れを取付けたウインチの概略図である。まず図１につい
て説明する。この実施例のワイヤロープ導入管１はウイ
ンチ尻手取り装置のそれでなく、別製の安全装置の一部
である。導入管１後端の取付部１ｂによって、図２のよ
うに尻手取り装置２のワイヤロープ受入口に接続させる
ようになっている。もっともこの接続手段は任意であ
る。図１に示すように導入管１の入口付近は直円筒部
で、こゝに可動筒が軸方向摺動自在に嵌まっている。導
入管１、可動筒３それぞれにバネ受４，５が溶接固定さ
れ、両者の間のコイルバネ６により押離す方向に付勢さ
れている。従って可動筒３は導入管１より外方へ大きく
伸び出ようとするが、これを長ボルトの制止材７，７ａ
により図の定位置に制止している。なお制止材は紐や固
定停止片に代え得る。
【０００７】図は可動側バネ受５が制止材７の限度一ぱ
いに押出され、可動筒入口３ａが導入管入口１ａより所
要距離だけ外方へ伸び出た定位置にある状態を示す。所
要距離とは検出動作に十分な距離の意である。繰出され
るワイヤロープＷのもつれ部分Ｗ´（図１）が可動筒３
の入口につかえると、可動筒３がコイルバネ６を押縮め
て後退する。可動筒３のバネ受５にボルト頭を溶接した
一本の制止材７ａも共に後退する。この制止材７ａの後
端が検出スイッチ８を押す所まで後退すると、スイッチ
８が発信し、図２の電磁弁９が切換わって、ウインチ１
０の安全弁１１が開放され、ウインチ１０、尻手取り装
置２への油圧の供給が止むため、即座に停止する。
いに押出され、可動筒入口３ａが導入管入口１ａより所
要距離だけ外方へ伸び出た定位置にある状態を示す。所
要距離とは検出動作に十分な距離の意である。繰出され
るワイヤロープＷのもつれ部分Ｗ´（図１）が可動筒３
の入口につかえると、可動筒３がコイルバネ６を押縮め
て後退する。可動筒３のバネ受５にボルト頭を溶接した
一本の制止材７ａも共に後退する。この制止材７ａの後
端が検出スイッチ８を押す所まで後退すると、スイッチ
８が発信し、図２の電磁弁９が切換わって、ウインチ１
０の安全弁１１が開放され、ウインチ１０、尻手取り装
置２への油圧の供給が止むため、即座に停止する。
【０００８】あるいは又、検出スイッチ８で警報を鳴ら
すだけにし、ウインチ運転者が応急処理するようにする
等、検出信号の使い方は自由である。上記実施例は両バ
ネ受間の制止材の１本のボルト端が検出スイッチ作動端
を兼ねるが無論、制止材はそれ専用とし、別に検出スイ
ッチ作動体を可動筒３と共に動く部材に取付けてもよ
い。検出スイッチは非接触式でもよく、その種類、取付
方は設計者に任せられる。その他、この発明の要旨を変
えることなく、実施条件に応じて多様に変化、応用し得
ることは言うまでも無い。又、ウインチの尻手取り装置
は本願出願人の前記特許第１５７９２１１号に限定され
ず、ほかの構造のものであってもよい。
すだけにし、ウインチ運転者が応急処理するようにする
等、検出信号の使い方は自由である。上記実施例は両バ
ネ受間の制止材の１本のボルト端が検出スイッチ作動端
を兼ねるが無論、制止材はそれ専用とし、別に検出スイ
ッチ作動体を可動筒３と共に動く部材に取付けてもよ
い。検出スイッチは非接触式でもよく、その種類、取付
方は設計者に任せられる。その他、この発明の要旨を変
えることなく、実施条件に応じて多様に変化、応用し得
ることは言うまでも無い。又、ウインチの尻手取り装置
は本願出願人の前記特許第１５７９２１１号に限定され
ず、ほかの構造のものであってもよい。
【０００９】
【発明の効果】ワイヤロープ繰出し中、尻手取り装置の
導入管入口につかえてしまうようなもつれ部分と、もつ
れが解けて受入れられる軽いもつれ部分とがある。この
発明によれば、もつれ部分が可動筒入口３ａにつかえた
後、可動筒３の後退につれ、次第にコイルバネ６の反力
が増す。その増大する反力で、軽いもつれなら解けて導
入管へ進入し、解けない場合だけ可動筒３は後退を続け
て検出スイッチを発信させる。つまりこの発明の可動筒
３はもつれ部分を柔らかく選別する。この発明の安全装
置はまとまりよく製作出来るので、既存の尻手取り装置
又はウインチの尻手取り部に簡単に取付けることが出来
る。ウインチの巻胴（キャプスタン）は通常、複胴にな
っているので、この発明の適用により、もつれ監視員２
名が不要になる。
導入管入口につかえてしまうようなもつれ部分と、もつ
れが解けて受入れられる軽いもつれ部分とがある。この
発明によれば、もつれ部分が可動筒入口３ａにつかえた
後、可動筒３の後退につれ、次第にコイルバネ６の反力
が増す。その増大する反力で、軽いもつれなら解けて導
入管へ進入し、解けない場合だけ可動筒３は後退を続け
て検出スイッチを発信させる。つまりこの発明の可動筒
３はもつれ部分を柔らかく選別する。この発明の安全装
置はまとまりよく製作出来るので、既存の尻手取り装置
又はウインチの尻手取り部に簡単に取付けることが出来
る。ウインチの巻胴（キャプスタン）は通常、複胴にな
っているので、この発明の適用により、もつれ監視員２
名が不要になる。
【図１】この発明の一実施例説明図。
【図２】この発明を適用したウインチの概念的説明図。
３ 可動筒 ４ バネ受 ５ バネ受 ６ コイルバネ ７ 制止材 ７ａ 制止材 ８ 検出スイッチ
Claims (1)
- 【請求項１】 尻手取り用ワイヤロープ導入管の入口付
近の直円筒部外周に、軸方向摺動自在に嵌まった可動
筒、 上記導入管、可動筒それぞれの外表面に固定したバネ
受、 上記両バネ受間にあって両者を押離すよう付勢するコイ
ルバネ、 バネ付勢された上記可動筒又はそのバネ受を制して、上
記可動筒入口を上記導入管入口よりも所要距離外方の定
位置にとどめる制止材、及び、 上記可動筒が上記バネ付勢力に抗して上記定位置からあ
る距離後退した時、これを検出して発信する検出スイッ
チ、 を備えることを特徴とするウインチの尻手取り装置用安
全装置。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP20252493A JPH0794316B2 (ja) | 1993-07-26 | 1993-07-26 | ウインチの尻手取り装置用安全装置 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP20252493A JPH0794316B2 (ja) | 1993-07-26 | 1993-07-26 | ウインチの尻手取り装置用安全装置 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH0741291A JPH0741291A (ja) | 1995-02-10 |
| JPH0794316B2 true JPH0794316B2 (ja) | 1995-10-11 |
Family
ID=16458922
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP20252493A Expired - Fee Related JPH0794316B2 (ja) | 1993-07-26 | 1993-07-26 | ウインチの尻手取り装置用安全装置 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH0794316B2 (ja) |
Families Citing this family (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| NO2760515T3 (ja) * | 2014-07-03 | 2018-03-24 |
-
1993
- 1993-07-26 JP JP20252493A patent/JPH0794316B2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPH0741291A (ja) | 1995-02-10 |
Similar Documents
| Publication | Publication Date | Title |
|---|---|---|
| US10451504B2 (en) | Intelligent fiber rope termination | |
| KR102278038B1 (ko) | 작업자 추락방지 기능을 갖는 활선 고소차량용 버킷의 안전장치 | |
| US10618780B2 (en) | Crane | |
| EP2704910B1 (en) | Shackle or clevis mount fitting for steel cable and synthetic rope end loops | |
| US6966518B2 (en) | Clutch for tension reducer | |
| US11052866B2 (en) | Safety belt device for a vehicle | |
| US4170308A (en) | Hydraulic function disconnect means | |
| EP3442670B1 (en) | Load indicator for a fall protection apparatus | |
| US20240076830A1 (en) | Safe metal free and hookless winch rope | |
| JPH0794316B2 (ja) | ウインチの尻手取り装置用安全装置 | |
| KR101254767B1 (ko) | 천정기중기의 와이어로프 탈선 감지장치 | |
| JP2018040199A (ja) | 建設機械の安全装置および安全管理方法 | |
| US4219121A (en) | Safety system for use in association with material handling equipment | |
| CN210884849U (zh) | 一种立井提升钢丝绳松绳保护装置 | |
| CN112262097B (zh) | 改进的管道吊具 | |
| RU2386546C2 (ru) | Способ эвакуации машины и устройство для его осуществления | |
| US10981528B2 (en) | Occupancy sensor for wheeled mobility device restraint | |
| JPH0511115Y2 (ja) | ||
| KR100981991B1 (ko) | 선박 계류 작업용 비상 풀림장치 | |
| JPH10309011A (ja) | 延線張力監視装置 | |
| CA2093982C (en) | Main line toggle apparatus | |
| JPH08324988A (ja) | オーダーピッキング車用安全帯 | |
| JPH0224468Y2 (ja) | ||
| KR200154445Y1 (ko) | 래치기능을 가진 버클형 프리텐셔너 | |
| JPH0995940A (ja) | ネジ継手杭の保護リング |
Legal Events
| Date | Code | Title | Description |
|---|---|---|---|
| LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |