JPH0794228A - コネクタ - Google Patents

コネクタ

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JPH0794228A
JPH0794228A JP5234949A JP23494993A JPH0794228A JP H0794228 A JPH0794228 A JP H0794228A JP 5234949 A JP5234949 A JP 5234949A JP 23494993 A JP23494993 A JP 23494993A JP H0794228 A JPH0794228 A JP H0794228A
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文夫 黒鳥
Hideo Miyazawa
英夫 宮澤
Kenji Yoshida
健嗣 吉田
Yukio Ishigaki
幸男 石垣
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Fujitsu Ltd
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Fujitsu Ltd
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  • Connections By Means Of Piercing Elements, Nuts, Or Screws (AREA)
  • Details Of Connecting Devices For Male And Female Coupling (AREA)
  • Multi-Conductor Connections (AREA)
  • Connector Housings Or Holding Contact Members (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】特にコンタクトのピッチが微細で高密度のコネ
クタに関し、コネクタのコンタクトピッチを縮小可能と
すると共に、コネクタの成型不良を解消し、かつシール
ド構造を簡易化することで、コネクタの高密度化とコス
トダウンを実現することを目的とする。 【構成】ピン状のコンタクト5が多数一定のピッチで実
装されているオス側コネクタmと、これらのピンコンタ
クト5が挿入されるメスコンタクト3が一定ピッチで多
数実装されているメス側コネクタfとを有し、オス側コ
ネクタmにおける各ピンコンタクト5の間に、絶縁体か
らなる柱状部7を有している構成とする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、コネクタ、特にコンタ
クトのピッチが微細で高密度のコネクタに関する。
【0002】
【従来の技術】図8は従来のコネクタを示す図で、Cは
ケーブル側コネクタ、Pはプリント基板などの装置側に
実装されるコネクタである。(a)図は、プリント基板
側コネクタPおよびケーブル側コネクタCの正面図であ
り、プリント基板側コネクタPは、合成樹脂などからな
るハウジング1に、一定のピッチP1で、コンタクト挿
入孔2を有し、それぞれのコンタクト挿入孔2に、メス
コンタクト3が挿入支持されている。ケーブル側コネク
タCは、合成樹脂製のハウジング4に、メスコンタクト
3と同じピッチP1で、ピンコンタクト5が挿通支持さ
れている。
【0003】このケーブル側コネクタCのフランジ状の
ガイド6中に、プリント基板側コネクタPのハウジング
1が嵌入するように、両者を結合すると、ピンコンタク
ト5がプリント基板側コネクタPのメスコンタクト3の
二股状部中に挿入され、電気的に接続される。
【0004】(b)図、(c)図は、このようにして、
プリント基板側コネクタPとケーブル側コネクタCを結
合した状態であり、(b)図は、(a)図におけるb−
b断面図、(c)図は、(a)図におけるc−c断面図
である。
【0005】これらの図から明らかなように、従来のコ
ネクタは、メスコンタクト挿入孔2・2の間が、ハウジ
ング1と一体の合成樹脂製の薄板状部1aで仕切られて
おり、フランジ6とハウジング1によって、1対1で対
応するメスコンタクト3とピンコンタクト5同士が正確
に位置合わせされ、結合するようになっている。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】近年の電子機器の高密
度化に伴い、コネクタにおいても、コンタクトのピッチ
P1を縮小して、高密度化することが要求されている。
ところが、プリント基板側コネクタPにおいて、メスコ
ンタクト3のピッチP1を縮小するには、薄板状部1a
を可能な限り薄肉にしなければならないが、薄板状部1
aが薄いと、ハウジング1と一体成型する際に、樹脂が
薄板状部1aの先端中央部1bまで回り込めず、成型不
良を来す恐れがある。
【0007】メスコンタクト挿入孔2は、その中でメス
コンタクト3をある程度ガタをもって支持する必要があ
るため、薄板状部1aは、ますます薄くする必要があ
り、その結果成型が一層困難になり、コネクタの高密度
化に支障を来している。
【0008】また、別の問題として、コネクタにおける
各信号コンタクト間のシールド技術がある。すなわち、
従来はケーブル側コネクタの絶縁性ハウジングの外部全
体を導電性の板で囲い、かつ一定間隔でグランドピンを
設けていた。ところが、このような構造は構成が複雑と
なり、コネクタの高密度化の妨げとなるほか、コスト高
の要因となっている。
【0009】本発明の技術的課題は、このような問題に
着目し、コネクタのコンタクトピッチを縮小可能とする
と共に、コネクタの成型不良を解消し、かつシールド構
造を簡易化することで、コネクタの高密度化とコストダ
ウンを実現することにある。
【0010】
【課題を解決するための手段】図1は本発明によるコネ
クタの基本構成を説明する正面図と断面図であり、
(a)(b)はオス側コネクタ、(c)(d)はメス側
コネクタである。請求項1のコネクタは、ピン状のコン
タクト5が多数一定のピッチで実装されているオス側コ
ネクタmと、これらのピンコンタクト5が挿入されるメ
スコンタクト3が一定ピッチで多数実装されているメス
側コネクタfとを有し、オス側コネクタmにおける各ピ
ンコンタクト5の間に、絶縁体からなる柱状部7を有し
ている構成である。
【0011】請求項2は、請求項1の各柱状絶縁部7
が、ピンコンタクト5の列よりも、両側に突き出ている
構成である。
【0012】請求項3は、図5に例示するように、ケー
ブル側に接続されるケーブル側コネクタにおいて、各ケ
ーブルの芯線を1本ずつ圧入接続するためのスリット入
り圧接部5bを一定のピッチで実装支持してある。また、
これらのスリット入り圧接部のうち、1または複数個お
きに、ケーブルを接続せずに、各スリット入り圧接部の
上に共通の絶縁性のコネクタカバー20を被せた状態で、
該コネクタカバーに開けたスリット24、25から、コ
字状のアース板の2つのアース壁15a、15bを挿入し
て、前記のケーブルを接続しないスリット入り圧接部5b
に嵌合させ、2つのアース壁15a、15bの間に、1また
は複数本のケーブルが配置されている。
【0013】
【作用】請求項1のように、オス側コネクタmにおける
各ピンコンタクト5の間に、絶縁体からなる柱状部7を
有していると、柱状絶縁部7の部分への樹脂の回り込み
が容易なため、樹脂による柱状絶縁部7の成型が容易と
なる。また、各ピンコンタクト5が、隣接する両側の柱
状絶縁部7、7間に挟まれる恰好になるため、コネクタ
分離状態におけるピンコンタクト5の保護が可能とな
り、ピンコンタクト5の変形などを防止できる。
【0014】請求項2のように、請求項1の各柱状絶縁
部7が、ピンコンタクト5の列よりも両側に突き出てい
ると、ピンコンタクト5が柱状絶縁部7の蔭になり、外
力によるピンコンタクト5の変形防止がより確実とな
る。
【0015】請求項3のように、ケーブル側コネクタの
各スリット入り圧接部のうち、1または複数個おきに、
ケーブルを接続せずに、コ字状のアース板の2つのアー
ス壁15a、15bを挿入して嵌合させ、2つのアース壁15
a、15bの間に、1または複数本のケーブルが配置され
ている構成とすることにより、互いにクロストークを起
こす恐れのあるケーブル間のシールドが行なわれる。
【0016】しかも、絶縁性のコネクタカバーを被せた
状態で、該コネクタカバーに開けたスリットから、コ字
状のアース板の2つのアース壁15a、15bを挿入して、
前記のケーブルを接続しないスリット入り圧接部に嵌合
させる構成なため、比較的簡易な構成でシールドを実現
できる。
【0017】また、アース板で囲まれないケーブルが1
または複数本存在するように、アース板15を間隔をお
いて、すなわち各スリット入り圧接部の1または複数個
おきに、アース板15を配設した構成とすることによ
り、総てのケーブルをアース板で囲む必要がなくなるの
で、シールド構造がより簡易化される。
【0018】
【実施例】次に本発明によるコネクタが実際上どのよう
に具体化されるかを実施例で説明する。図2は図1のオ
ス側コネクタmとメス側コネクタfとが結合した状態で
あり、(a)は図1(c)におけるd−d位置の断面
図、図2(b)は図1(c)におけるb−b位置の断面
図である。
【0019】メス側コネクタfのハウジング1には、図
1(c)(d)に示すように、溝81、82が一定のピッチ
で形成され、各溝81〜82中にメスコンタクト3が挿入支
持されている。いま、オス側コネクタmのフランジ6中
に、メス側コネクタfのハウジング1を挿入すると、図
2のように、ピンコンタクト5がメス側コネクタfのメ
スコンタクト3の二股中に挿入されて、電気的な接続が
行なわれる。また、隣接するピンコンタクト5・5間の
柱状絶縁部7の部分は、メス側コネクタfの溝81、82間
の上下の凸部91〜92間に挿入されて、隣接するメス
コンタクト3・3間の絶縁および機械的位置決めが行な
われる。
【0020】メスコンタクト3は、二股状になってい
て、ピンコンタクト5を挿入できるように開閉動作する
必要があるため、図8の従来構造においても、孔2内で
メスコンタクト3がガタをもって多少移動できるよう
に、孔2を大きめに形成する必要がある。その結果、各
メスコンタクト3、3間の薄板状部1aは肉厚tを薄く
せざるを得ず、しかも高さ方向の寸法Hが大きいので、
樹脂が隅々まで流入しにくく、成型不良を来たしやす
い。
【0021】これに対し、本発明では、オス側コネクタ
mのピンコンタクト5・5間に柱状絶縁部7を有してい
るので、必然的にメス側コネクタfにおけるメスコンタ
クト3・3間の従来の薄板状部1aは不必要となる。その
結果、図1(c)に示すように、メス側コネクタfは、
メスコンタクト3を挿入支持する溝81・81間、82・82間
に凸部91、92を有しているだけなため、凸部91、
92の樹脂成型は容易である。
【0022】一方、オス側コネクタm側のピンコンタク
ト5・5間の各柱状絶縁部7は、ピンコンタクトの列よ
りも、両側に突き出ていて、高さ方向の寸法はhとな
り、図8(a)の薄板状部1aの高さ方向寸法Hに比べ
ると、はるかに縮小されているので、樹脂が容易に流入
して柱状絶縁部7を形成できる。
【0023】また、図8のようにピンコンタクト5のみ
独立して露出している構造に比べると、本発明のよう
に、ピンコンタクト5の両側に高さhの柱状絶縁部7が
存在すると、両コネクタが分離した状態で外力を受けた
とき、柱状絶縁部7に当たり、直接ピンコンタクト5に
当たることはなくなるので、ピンコンタクト5の変形防
止になる。
【0024】図3は請求項1、2の発明の実施例であ
り、(a)は両コネクタの結合状態の断面図、(b)は
(a)図におけるb−b位置の拡大断面図、(c)はオ
ス側コネクタにおけるピンコンタクトと柱状絶縁部との
関係を示す斜視図である。図1、図2における各部と対
応する部分には、同じ符号が付されている。
【0025】この実施例では、メスコンタクト3やピン
コンタクト5のピッチは、0.8mm である。このような微
小ピッチのコネクタにおいては、オス側コネクタmにお
ける隣接ピンコンタクト5・5間における柱状絶縁部7
は、コンタクト列方向への肉厚Wはさらに微小となる
が、高さhが従来の高さHに比べてはるかに小さいた
め、従来の高さHに比べて樹脂の流れは良好となる。
【0026】装置側のコネクタ、すなわちメス側コネク
タfにおけるメスコンタクト3の端子は、プリント基板
Pcに接続されるが、図示例のように、プリント基板Pcの
両面に接続してもよく、片面のみに接続してもよい。
【0027】図4〜図7は、請求項3の実施例である。
図4はケーブル側コネクタCの本体(ハウジング)の実
施例を示す図で、(a)は一部の平面図、(b)は正面
図、(c)は(a)図におけるc−c位置の拡大断面図
である。
【0028】合成樹脂製のハウジング4には、上下のフ
ランジ6、6間の開口10中に一定ピッチで柱状絶縁部
7…が形成されており、その根元部が開口奥壁11と一
体となっている。したがって、成型時には、開口奥壁1
1から各柱状絶縁部7の先端まで容易に樹脂が移動で
き、成型が容易な形状である。
【0029】また、各柱状絶縁部7、7間には、開口奥
壁11の背部からピンコンタクト5が挿通され、各ピン
コンタクト5の後半部5aはU字状に折り曲げられ、ハ
ウジング底板12に一定のピッチで形成された溝13中
に挿入ガイドされている。
【0030】図5はピンコンタクト5の圧接部5bと各
ケーブルおよびアース板との接続部を例示する図で、
(a)は(b)図におけるa−a縦断面図、(b)は
(a)図におけるb−b水平断面図、(c)は分解斜視
図である。各ピンコンタクト5のU字状に折り曲げられ
た後端の圧接部5bは、図示のように縦方向にスリット5c
が入っており、このスリット5cの上端5dは、ケーブルや
アース板を挿入する際のガイドとなるように、V字状に
開いている。なお、U字状部の長さを1本おきに変える
ことで、(b)図、(c)図に示すように、圧接部5b
が千鳥状に配置されている。
【0031】後述するカバーにケーブルを位置決めした
状態で、図4のハウジング中の圧接部5b上に被せる
と、各ケーブル14a、14b…が、圧接部5b上端のV字
状部5dに位置決めされる。この状態で、カバーを加圧
すると、各ケーブル14a、14b…の絶縁被覆にV字状部
5dが突き刺さって貫通し、ケーブルの芯線がスリット
5c中に圧入されて、電気的に接続される。
【0032】図示のように、すべての圧接部5bにケー
ブルが接続されるのではなく、一対の信号線が圧入され
ると、その上から、コの字状のアース板15が挿入さ
れ、アース板15の二つのアース壁15a、15bおよ
び天井壁15cの中に一対のケーブル14a、14bが囲ま
れる。すなわち、一対の信号ケーブル14a、14bの両側
の圧接部5b、5bには、ケーブルを圧入しないで、ア
ース板の二つのアース壁15a、15bを圧入する。
【0033】(c)図に示すように、アース板の片方の
アース壁15aには、中央部に縦方向のスリット16a
が入っていて、先端(下端)が狭くなっており、かつス
リット16aの両側が弾力で開閉できるように、スリッ
ト16aの両側にスリット17、18が入っている。ま
た、他方のアース壁15bには、圧接部5bの千鳥状の
ずれ量だけ、前記のスリット16aよりずれた位置に、
先端(下端)が狭くなったスリット16bが入ってい
る。このスリット16bの両側が弾力で開閉できるよう
に、スリット19が入っている。
【0034】したがって、矢印a1、a2で示すように、ア
ース板15を、一対の信号ケーブル14a、14bの両側の
圧接部5b、5bのV字状部5dからスリット5c中に
挿入すると、スリット16a、16bの下端の狭い部分
が、スリット5cを通過して、圧接部5bを両側から挟
む状態となり、アース板と二つの圧接部5b、5bとが
電気的に接続される。なお、アース板が接続された2本
のピンコンタクト5が、装置側コネクタのメスコンタク
ト3と結合されることで、アース板は、装置側のアース
回路に接続されて、アース板15の外側のケーブルとの
間のシールドが行なわれる。
【0035】図示例では、アース板15の両側におい
て、互いに干渉を起こさない一対のケーブル14c、1
4dが圧接部5bに接続されている。このように、ケー
ブル2本おきに、互いに干渉を起こさないケーブルを2
本ずつアース板で囲って、隣接するケーブルとの間のシ
ールドを行なっている。
【0036】アース板15の取り付けは、図6のカバー
20を被せた状態で、カバー20の外から、二つのアー
ス壁15a、15bのみを挿入することで行なわれる。
なお図5において、Sは信号ケーブル14a、14b…に接
続される圧接部を示し、Gはアース壁15a、15bに接続
される圧接部を示す。
【0037】図6において、(a)はカバー20の内側
を示す平面図、(b)は(a)図におけるb−b位置の
断面図、(c)は(a)図におけるc−c位置の断面
図、(d)は(a)図におけるd−d位置の断面図、
(e)は(a)図におけるe−e位置の断面図である。
図7は、このカバー20を、図4のハウジング4中の圧
接部5bの上から被せてケーブル側コネクタを完成した
状態であり、(a)は平面図、(b)は(a)図におけ
るb−b断面図、(c)は(a)図におけるc−c断面
図である。
【0038】カバー20の内面には、複数の本ケーブル
21を平行に収容する本ケーブル収容部22が形成さ
れ、この本ケーブル収容部22に隣接して、本ケーブル
21の軸心方向のケーブルガイド溝23が、ピンコンタ
クト5のピッチと同じピッチで形成されている。
【0039】多数のケーブルガイド溝23のうち、ガイ
ド溝2本おきに、アース板のアース壁15a、15bを
挿入するスリット24、25が形成され、かつカバー背
面には、アース板の天井板15cが入るように、天井板
15cの板厚分だけ窪んだ凹面26となっている。ま
た、各ケーブルガイド溝23を横切る方向に、千鳥配列
された2列の圧接部5b、5bが入る2本の溝27、2
8が形成されている。
【0040】このカバー20において、本ケーブル収容
部22に本ケーブル21を多数並べて収納し、それぞれ
の本ケーブル中のペアケーブル14…を、アース板挿入ス
リット24、25の無いケーブルガイド溝23に嵌め込
んで固定する。この状態で、カバー20の内面が図4の
ハウジング内の圧接部5b…と対向するように、位置合
わせして結合させると、図7(c)のようになる。
【0041】すなわち、カバー20を圧接部5bの上に
被せると、2列の圧接部5b、5bが溝27、28中に
入り込む際に、カバー20のガイド溝23中の各ケーブ
ル14が、図5で説明したように、ピンコンタクト後端
の圧接部5bのV字状部5dに嵌入し、次いでV字状部
5dがケーブル14の絶縁被覆を貫通して、ケーブル芯
線がスリット5c中に圧入され、電気的に接続される。
【0042】最後に、図6(c)のように、カバー背面
のスリット24、25から、アース板のアース壁15
a、15bを挿入して、図5で説明したように、2本の
信号ケーブル14a、14bの両側の圧接部5b、5b
のスリット5cに圧入して、電気的に接続する。このよ
うにして、ケーブルガイド溝二つおきに、すなわちペア
ケーブル14が挿入されていない位置に開けられた総て
のスリット24、25に、アース壁15a、15bを挿
入することで、シールド機構が完成する。
【0043】アース壁15a、15b間に配置されるケ
ーブルは、2本の例を説明したが、1本のみでも或いは
3本以上でもよい。また、隣接するアース板15・15
間に配設され、アース板で囲まれないケーブルも、1本
のみでも或いは3本以上でもよい。
【0044】以上の実施例において、ケーブル側コネク
タCがオス側コネクタmで、装置側(プリント基板側)
がメス側コネクタfとなっているが、逆にしてケーブル
側コネクタCをメス側コネクタfとし、装置側をオス側
コネクタmで構成してもよい。
【0045】
【発明の効果】請求項1のように、オス側コネクタmに
おける各ピンコンタクト5・5間に、ハウジングの開口
奥壁11と一体の柱状絶縁部7を有していて、柱状絶縁
部7の部分への樹脂の回り込みが容易な形状なため、樹
脂による柱状絶縁部7の成型が確実となる。また、各ピ
ンコンタクト5が、隣接する両側の柱状絶縁部7・7間
に挟まれる恰好になるため、コネクタ分離状態における
ピンコンタクト5の変形などを防止できる。
【0046】請求項2によると、請求項1の各柱状絶縁
部7が、ピンコンタクト5の列よりも、両側に突き出て
いるため、ピンコンタクト5が柱状絶縁部7の蔭にな
り、コネクタ分離状態において、外力によりピンコンタ
クト5が変形するのをより確実に防止できる。
【0047】請求項3のように、コ字状のアース板の2
つのアース壁15a、15bを、ピンコンタクトと一体の圧
接部5bに嵌合させ、2つのアース壁15a、15bの間
に、1または複数本のケーブルが配置されている構成と
することにより、互いにクロストークを起こす恐れのあ
るケーブル間のシールドが行なわれる。
【0048】しかも、コネクタカバーを被せた状態で、
スリットからコ字状のアース板の2つのアース壁15a、
15bを挿入して、ケーブル圧入用と同じ構造のスリット
入り圧接部に嵌合させる構成なため、比較的簡易な構成
でシールドを実現できる。
【0049】また、アース板で囲まれないケーブルが1
または複数本存在するように、アース板を間隔をおいて
配設する構成なため、総てのケーブルをアース板で囲む
必要がなくなり、シールド構造がより簡略化される。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明によるコネクタの基本構成を説明する正
面図と断面図である。
【図2】図1のオス側コネクタとメス側コネクタとが結
合した状態の断面図である。
【図3】請求項1、2の発明の実施例であり、(a)は
両コネクタの結合状態の断面図、(b)は(a)図にお
けるb−b位置の拡大断面図、(c)はオス側コネクタ
のピンコンタクトと柱状絶縁部との関係を示す斜視図で
ある。
【図4】図4〜図7は請求項3の実施例であり、図4は
ケーブル側コネクタのハウジングの実施例を示す図で、
(a)は一部の平面図、(b)は正面図、(c)は
(a)図におけるc−c位置の拡大断面図である。
【図5】ピンコンタクトの圧接部と各ケーブルおよびア
ース板との接続部を例示する図で、(a)は(b)図に
おけるa−a縦断面図、(b)は(a)図におけるb−
b水平断面図、(c)は分解斜視図である。
【図6】カバーの実施例であり、(a)はカバーの内側
を示す平面図、(b)は(a)図におけるb−b位置の
断面図、(c)は(a)図におけるc−c位置の断面
図、(d)は(a)図におけるd−d位置の断面図、
(e)は(a)図におけるe−e位置の断面図である。
【図7】ハウジングにカバーを被せてケーブル側コネク
タを完成した状態であり、(a)は平面図、(b)は
(a)図におけるb−b断面図、(c)は(a)図にお
けるc−c断面図である。
【図8】従来のコネクタを示す図で、(a)はプリント
基板側コネクタおよびケーブル側コネクタの正面図、
(b)、(c)はプリント基板側コネクタとケーブル側
コネクタを結合した状態で、(b)は(a)図における
b−b位置の断面図、(c)は(a)図におけるc−c
位置の断面図である。
【符号の説明】
P 装置(プリント基板)側コネクタ C ケーブル側コネクタ m オス側コネクタ f メス側コネクタ 1 メス側コネクタのハウジング 4 オス側コネクタのハウジング 5 ピンコンタクト 5b ピンコンタクトと一体のスリット入り圧接部 7 柱状絶縁部 14,14a,14b ケーブル 15 アース板 15a,15b アース壁 20 コネクタカバー 21 本ケーブル 24、25 スリット
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 吉田 健嗣 東京都練馬区旭町1丁目32番1号 株式会 社アドバンテスト内 (72)発明者 石垣 幸男 東京都練馬区旭町1丁目32番1号 株式会 社アドバンテスト内

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ピン状のコンタクトが多数一定のピッチ
    で実装されているオス側コネクタと、これらのピンコン
    タクトが挿入されるメスコンタクトが一定ピッチで多数
    実装されているメス側コネクタとを有し、 オス側コネクタにおける各ピンコンタクト(5)・ (5)の
    間に、絶縁体からなる柱状絶縁部(7) を有していること
    を特徴とするコネクタ。
  2. 【請求項2】 前記の各柱状絶縁部(7) は、ピンコンタ
    クト(7) の列よりも、両側に突き出ていることを特徴と
    する請求項1記載のコネクタ。
  3. 【請求項3】 ケーブル側に接続されるケーブル側コネ
    クタ(C) と、プリント基板などの装置側に接続される装
    置側コネクタ(P) とから成り、 ケーブル側コネクタ(C) には、各ケーブルを1本ずつ接
    続するためのスリット入り圧接部(5b)を一定のピッチで
    実装支持し、 これらのスリット入り圧接部(5b)のうち、1または複数
    個おきに、ケーブルを接続せずに、各スリット入り圧接
    部の上に共通の絶縁性のコネクタカバー(20)を被せた状
    態で、該コネクタカバー(20)に開けたスリット(24)、(2
    5)から、コ字状のアース板(15)の2つのアース壁(15a)
    、(15b) を挿入して、前記のケーブルを接続しないス
    リット入り圧接部(5b)に嵌合させ、2つのアース壁(15
    a) 、(15b)の間に、1または複数本のケーブルが配置さ
    れた構成としたことを特徴とするコネクタ。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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CN110326173A (zh) * 2017-04-20 2019-10-11 广濑电机株式会社 具有线缆连接用的立起部的线缆连接器、以及使用该线缆连接器的电连接器装置
CN110326173B (zh) * 2017-04-20 2021-10-08 广濑电机株式会社 具有线缆连接用的立起部的线缆连接器、以及使用该线缆连接器的电连接器装置

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