JPH079287Y2 - 光ダクト - Google Patents

光ダクト

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JPH079287Y2
JPH079287Y2 JP1988056777U JP5677788U JPH079287Y2 JP H079287 Y2 JPH079287 Y2 JP H079287Y2 JP 1988056777 U JP1988056777 U JP 1988056777U JP 5677788 U JP5677788 U JP 5677788U JP H079287 Y2 JPH079287 Y2 JP H079287Y2
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JP1988056777U
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靖 竹本
英孝 小宮
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Obayashi Corp
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Description

【考案の詳細な説明】 《産業上の利用分野》 本考案は屋内に太陽光線を導入する光ダクトに係り、特
に屋外側の採光部の構造を改善した光ダクトに関するも
のである。
《従来の技術》 従来、この種の光ダクトとしては例えば第7図〜第9図
に示す光ダクト1が一般に知られている。この光ダクト
1は幅広で高さが低い偏平な角筒状のダクト2を主体に
構成されている。このダクト2は建物の軒先下あるいは
上階ベランダ下から屋内へと水平に配設され、ダクト2
の屋外側端部で採光した太陽光線をダクト2を通じて屋
内まで導入するようになっている。そして、ダクト2の
採光部は採光窓3と鏡4で構成され、第9図に示す如く
採光窓3からとり入れた太陽光線を鏡4で反射してダク
ト2内の長手方向に導入するようになっている。
なお、採光窓3は透光性を有する板状のカバー5で覆わ
れている。
《考案が解決しようとする課題》 しかし、前述した光ダクト1では採光面積を大きくして
多量の太陽光を室内に導入するためにはダクト断面積を
大きくする必要があり、しかも太陽の移動に伴って特に
入射角度の小さくなる朝夕では、採光面積が少なくなり
狭いスペースを介して太陽光を効率的に伝送できないと
いう問題があった。しかも採光窓3の内側におけるダク
ト2の内側面2aに鏡が配設されてはいるものの、第8図
に示す如く朝夕の太陽光線が採光窓3から入ってきても
内側面2aに当る入射角が小さくなり、ダクト2内面での
反射回数が非常に多くなる。このため、ダクト2内面で
の反射効率が無視できなくなり、太陽光線を十分にダク
ト2の奥へ導くことはできなかった。
このため第9図に示す如く、太陽が比較的高い日中では
太陽光線を効果的に採光できるが、朝夕では採光効率が
大きく低下していた。
また従来の光ダクト1では板状のカバー5が水平に採光
窓3に取付けられていたので、第9図に示す如く太陽光
線とカバー5とが鋭角αをなし、これにより太陽光線の
一部がカバー5の表面で反射されて逃げてしまってい
た。
本考案は前記課題を有効に解決すべく創案するに至った
ものであって、その第1の目的は朝夕の太陽光線も効率
良く採光できる光ダクトを提供することにあり、また第
2の目的は採光窓のカバーで反射される太陽光線をでき
るだけ少なくすることにある。
《課題を解決するための手段》 前記目的を達成するために本考案は、屋外から屋内へと
ほぼ水平に配設された角筒状のダクトと、このダクトの
屋外端に設けられた採光窓とを備え、該採光窓から取り
入れた太陽光線を前記ダクトを通じて屋内に導入するよ
うにした光ダクトであって、前記採光窓は、前記ダクト
の屋外端をその側面部が先端に向かって下降傾斜するよ
うに切り欠くとともに、前記ダクトの下面と連続した傾
斜面を有し且つ該ダクトとほぼ同一の幅寸法をもってそ
の先端下部から屋外に向かって上昇傾斜する上昇傾斜部
と、この上昇傾斜部の内面と連続した傾斜面を有し且つ
該上昇傾斜部の側辺から平面的にみて拡幅傾斜するほぼ
三角形状をした一対の拡幅傾斜部と、この拡幅傾斜部の
内面および前記ダクトの側面と連続した傾斜面を有し且
つ該拡幅傾斜部のダクト側端辺から前記ダクトの切欠辺
まで狭幅傾斜するほぼ三角形状をした一対の拡幅傾斜部
と、少なくとも前記上昇傾斜部、拡幅傾斜部の内面に鏡
を設けたものである。
またカバーで反射される太陽光線を少なくするために前
記採光窓を上向き凸状で立体形をなす透光性のカバーで
覆うとよい。
《作用》 前記の如く構成された光ダクトでは、日中の太陽光線は
従来通り上部傾斜部の鏡で反射されてダクトの奥へ導入
され、また朝夕の太陽光線は採光窓に対して低い角度で
入射した後、拡幅傾斜部又は狭幅傾斜部の鏡で反射され
てダクトの奥へ導入されるので、朝夕においても充分採
光することができ、採光時間ないし採光効率が大幅に増
大する。
また、採光窓を平らなカバーに代えて立体形のカバーで
覆った場合には、太陽光線とカバーの表面とのなす角度
を直角に近付けることができるので、カバー表面で反射
される太陽光線を減少させて採光効率を増大させること
ができる。
《実施例》 以下に本考案の一実施例を図面に基づいて説明する。
第1図は本考案に係る光ダクト11の採光部12の分解斜視
図を示したものである。この光ダクト11の特徴部分は、
採光窓13の両側に位置するダクト14の両側壁を該ダクト
14の端部に向かって拡幅した後、再び狭幅して最終的な
端辺が該ダクト14の主部とほぼ同一の幅寸法となるよう
に該ダクト14の左右方向外側に向って略三角形状に張出
させて張出し部15とし、かつダクト14の張出し部15の内
側面に補助鏡16が配設されていることと、採光窓13を覆
うカバー17が上向き凸状で立体形をなしていることであ
る。以下、さらに詳しく説明する。
光ダクト11は幅広で高さが低いいわゆる偏平角筒状のダ
クト14を主体として構成されている。
このような偏平なダクト14を用いる理由は、建物の梁な
どにダクト14を通過させる際の施工を容易にし、かつ十
分な採光量を確保するためである。そして、光ダクト11
の採光部12は、軒先下あるいは上階ベランダ下から外側
へ突出して配設される。また、ダクト14は屋内に向って
水平に配設され、その屋内側端部には第2図に示す如く
2次鏡20が配設されている。そして、この2次鏡20で反
射した太陽光線を例えば北側の室内21などに放光するよ
うになっている。
一方、採光部12は採光窓13,1次鏡22,補助鏡16およびカ
バー17で構成されている。ここで採光窓13はダクト14の
屋外側端部をその側面部が先端に向かって下降傾斜する
ように切り欠くことにより形成されている。そして従来
の採光窓13は第7図および第8図に示す如くダクト2の
幅と同じ幅の長方形をなしていたが、本考案の光ダクト
11では採光窓13の両側がダクト14の左右方向外側に略三
角形状に張出している。従って採光窓13の面積はこの張
出した分だけ従来よりも広くなっており、低い角度で入
射する朝夕の太陽光線をもできるだけ多くとり入れるこ
とができるようになっている。
またダクト14の下面と連続した傾斜面を有し且つ該ダク
ト14とほぼ同一の幅寸法をもってその先端下部から屋外
に向かって上昇傾斜する傾斜した傾斜面14aをなし、こ
の傾斜面に1次鏡22が配設されている。この1次鏡22は
主に日中の太陽光線を反射してダクト14の奥へ導くため
のもので、その作用は従来例で説明した鏡4と同じであ
る。
さらに採光窓13の両側に位置するダクトの両側壁は第4
図および第5図に示す如く平面的にみて三角形状に左右
両側に張出している。この張出し部15は、上昇傾斜部14
aの内面と連続した傾斜面を有し且つ該上昇傾斜部14aの
側辺から平面的にみて拡幅傾斜するほぼ三角形状をした
一対の拡幅傾斜部14bと、この拡幅傾斜部14bの内面およ
びダクト14の側面と連続した傾斜面を有し且つ該拡幅傾
斜部14bのダクト14側端辺からダクト14の切欠辺まで狭
幅傾斜するほぼ三角形状をした一対の拡幅傾斜部14cと
からなり、拡幅傾斜部14bの内側面には補助鏡16が配設
されている。そして朝夕の太陽光線がこの補助鏡16で反
射されてダクト14の奥へ導入されるようになっている。
さらにまた、本実施例では、採光窓13の上方部は、上向
き凸状で立体形をなすカバー17で覆われ、ダクト14内に
雨水や埃が侵入するのを防止している。このカバー17は
透明なプラスチックなどで一体形成されている。そし
て、カバー17の形状は詳しくは第1図,第3図および第
6図に示す如くその下端縁17aが採光窓13の形状に略一
致するように構成され、前面17bは日中の太陽光線と直
角に近い角度をなすように傾斜している。
また、カバー17の側面は三角形をなす第1側面17cと第
2側面17dで構成され、後面17eはほぼ垂直になってい
る。これら側面も、上記した前面17bと同様に朝夕の太
陽光線と略直交するように配置されている。
次に本実施例の作用について簡単に説明すると、日中の
太陽光線Aは、第1図に示す如くカバー17の前面17bを
通過して1次鏡22に入射し、この1次鏡22で反射されて
反射光線A1がダクト14の奥へ導入される。一方、比較的
入射角度の小さな朝夕の太陽光線Bは、カバー17の前面
17bあるいは第1側面17cを通過して補助鏡16に入射し、
この補助鏡16で反射されてダクト14の奥へ導入される。
この際、反射光線B1がダクト14の軸線と傾斜してもダク
ト14の内面に反射材を配設することにより反射光線B1を
ダクト14の奥まで導入することができる。
このように本考案に係る光ダクト11では日中だけでなく
朝夕も採光できるので採光効率がよい。
また、太陽光線A,Bとカバー17の前面17bないし第1側面
17cとがなす角度はほぼ直角に近くなっているので、カ
バー17の表面で反射される太陽光線の量は従来よりも大
幅に少ない。従って採光効率の点で有利である。
以上本考案の一実施例につき説明したが、本考案は上記
実施例に限定されることなくその技術的思想に基づき種
々の変形が可能であって、例えば、ダクトの内面を特別
な鏡面仕上げとせず、単に反射性のよい材料を使用する
かまたは、内面の反射性能を考慮しない材料のみの使用
でもよい。
《考案の効果》 本考案は上述の如く、採光窓の両側のダクトの側壁を張
出し部とすることにより採光窓の面積拡大を図るととも
に、前記張出し部の内側面に配設した補助鏡で朝夕の太
陽光線を反射してダクトの奥へ導入するようにしている
ので、朝夕の太陽光線を効率良く採光することが可能に
なる。
また、採光窓を覆うカバーを上向き凸状をなす立体形と
した場合には、太陽光線とカバーの表面とがなす角度を
直角に近づけることができ、これによってカバー表面で
反射される太陽光線を少なくすることができるから採光
効率をより高めることができる。
【図面の簡単な説明】
第1図〜第6図は本考案の一実施例を示したものであっ
て、第1図は光ダクトの採光部の分解斜視図、第2図は
光ダクトの断面図、第3図は採光部の断面図、第4図は
採光部の平面図、第5図は第3図のV−V線矢視正面
図、第6図はカバーの平面図、第7図〜第9図は従来例
を示したもので、第7図は光ダクトの採光部の分解斜視
図、第8図は採光部の平面図、第9図は採光部の断面図
である。 11……光ダクト、12……採光部 13……採光窓、14……ダクト 15……張出し部、16……補助鏡 17……カバー、20……2次鏡 22……1次鏡
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)考案者 渡辺 真知子 東京都清瀬市下清戸4丁目640番地 株式 会社大林組技術研究所内 (56)参考文献 実開 昭59−12107(JP,U) 実開 昭59−15015(JP,U) 実開 昭62−139004(JP,U)

Claims (2)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】屋外から屋内へとほぼ水平に配設された角
    筒状のダクトと、このダクトの屋外端に設けられた採光
    窓とを備え、該採光窓から取り入れた太陽光線を前記ダ
    クトを通じて屋内に導入するようにした光ダクトであっ
    て、 前記採光窓は、前記ダクトの屋外端をその側面部が先端
    に向かって下降傾斜するように切り欠くとともに、 前記ダクトの下面と連続した傾斜面を有し且つ該ダクト
    とほぼ同一の幅寸法をもってその先端下部から屋外に向
    かって上昇傾斜する上昇傾斜部と、 この上昇傾斜部の内面と連続した傾斜面を有し且つ該上
    昇傾斜部の側辺から平面的にみて拡幅傾斜するほぼ三角
    形状をした一対の拡幅傾斜部と、この拡幅傾斜部の内面
    および前記ダクトの側面と連続した傾斜面を有し且つ該
    拡幅傾斜部のダクト側端辺から前記ダクトの切欠辺まで
    狭幅傾斜するほぼ三角形状をした一対の拡幅傾斜部と、
    少なくとも前記上昇傾斜部および拡幅傾斜部の内面に鏡
    を設けたことを特徴とする光ダクト。
  2. 【請求項2】前記採光窓を、上向き凸状で立体形をなす
    透光性のカバーで覆ったことを特徴とする請求項1記載
    の光ダクト。
JP1988056777U 1988-04-28 1988-04-28 光ダクト Expired - Lifetime JPH079287Y2 (ja)

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JPH01160607U JPH01160607U (ja) 1989-11-08
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