JPH0792160A - 採取装置、試験及び採取装置、試験方法、測定方法 - Google Patents

採取装置、試験及び採取装置、試験方法、測定方法

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JPH0792160A
JPH0792160A JP22852691A JP22852691A JPH0792160A JP H0792160 A JPH0792160 A JP H0792160A JP 22852691 A JP22852691 A JP 22852691A JP 22852691 A JP22852691 A JP 22852691A JP H0792160 A JPH0792160 A JP H0792160A
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urine
chamber
sample
cell
antigen
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JP22852691A
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English (en)
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Raouf A Guirguis
エイ ギルギス ラウーフ
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La Mina Ltd
Original Assignee
La Mina Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 生物流体からガン抗原等を短時間に、簡単
に、感度よく検出し、これと同時に、生物流体から各種
の細胞成分を濾取し、採取することである。 【構成】 容器10に流体入口及び出口を設ける。容器
10内に取り付けられた濾過膜17が、容器10のチャ
ンバーを二つの室13,15に分ける。生物流体とこの
中の抗原とは、濾過膜17を流過し、室13に入る。生
物流体中の細胞成分は、濾過膜17を通過できないの
で、室15内に濃縮される。この細胞成分室15と反対
側の室13内に、クロマトグラフィービーズ70が収容
される。入口と出口とを有する細胞成分採取カップ20
を、容器10のハウジングに取りつける。このカップ2
0は、クロマトグラフィービーズ70側の室13と反対
側の室15と流通関係にある。この採取カップ20の中
に取り付けられた細胞膜27により、生物流体を採取カ
ップ20から廃棄する際に、細胞成分の通過が防止され
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、医学的及び実験室的流
体試料を採取及び試験する装置に関するものである。更
に詳しくは、尿のような生物学的流体中の特定抗原を濾
過し、部分精製し、濃縮し、検出すると共に、この尿か
らの尿沈澱物を採取するための装置に関するものであ
る。
【0002】
【従来の技術】
(尿の細胞学)通常の条件下では、尿は、少数の細胞
と、尿路の全長から脱落した他の粒状物を含む。これら
の物質は、普通は尿沈澱物として知られている。通常の
尿沈澱物は、赤血球、白血球、上皮細胞、円柱、粘液及
び結晶からなる。更に、種々の疾病に罹患したり、特定
の活動に携わっている患者の場合、細菌、イースト、寄
生虫及び***のような尿沈澱物が散発的に生ずる。尿沈
澱物の検査は、尿分析では通例の手続である。病気にな
ると、これらの細胞や生物学的に形成された他の要素も
しばしば増加するので、傷の位置やタイプを突き止める
のに助けとなる。例えば、赤血球の数が過剰なのは、腫
瘍、結石又は炎症の存在を示しているかもしれない。白
血球の数が過剰なのは、感染や他の炎症性疾患を示して
いるかもしれない。通常の尿が有する低細胞の性質とは
対照的に、悪性条件下の膀胱上皮においては、悪性細胞
(例えば、遷移、偏平及び円柱細胞)がしばしば脱落す
る。
【0003】(生物分離法)複雑な混合物を分析するに
は、最初にこれを構成成分に分離することがしばしば必
要である。複雑な混合物中の分析物が化学的に類似して
おり、この試料中の分析物が乏しい場合でさえ、これら
の分析物の特性が互いに重なるために、十分な選択性の
ある方法や検査器が存在せず、分離が必要となりうる。
これらの場合には、分離工程が分析過程のうちの重要な
一部分をなす。化学的に顕著に異なる種が混合物に含ま
れている場合でさえ、全分析工程の一部として分離を行
なわざるを得なくする理由が、例えば、分析の速度につ
いて存在しうる。種々の分離の測定のうち一つ以上が時
間を食うものであったとすれば、そのときは一つの試料
を分析するための全時間は著しく長くなりうる。これに
対し、予備的分離を十分に迅速に行えるならば、この分
離後の各成分に対して非選択的な測定技術を適用する可
能性が開ける。もしこの分析工程が分離速度と適合する
ならば、これら二つを結合させることで、時間の問題に
対して有効な解決法が得られる。現代のクロマトグラフ
ィー技術において、分離と、この分離後の成分をほとん
ど瞬時に測定することとを結合させて成功した例があ
る。
【0004】生物分離法は、有機化合物(即ち、炭化水
素、タンパク質、脂質、ホルモン及びビタミン)及び無
機化合物(即ち、金属及びイオン)を精製するために用
いられ、クロマトグラフィー技術に基づいている。樹脂
ベースゲルクロマトグラフィーは、イオン交換、イオン
排除、リガンド交換、逆相、順相及び高度親和性のメカ
ニズムを利用している。これらの相互作用が多数の態様
からなるので、電荷(即ち、陽性、陰性及び中性電
荷)、溶解度(即ち、疎水性及び親水性)、特定のリガ
ンド又は化学基の相互作用(例えば酵素)及び抗原抗体
反応に基づいて化合物を分離できる特有の可能性があ
る。
【0005】次の表は、商業的に入手可能なカラム支持
材料を示すものである。 表1:タンパク質のイオン交換HPLC 表2:タンパク質及びペプチドの逆相HPLC 表3:タンパク質の疎水性相互作用HPLC 表4:免疫グロブリンのHPLC 表5:オリゴヌクレオチド及び関連生成物の分離 表6:オリゴ糖用の陽イオン交換重合カラム
【0006】
【表1】
【0007】
【表2】
【0008】
【表3】
【0009】
【表4】
【0010】
【表5】
【0011】
【表6】
【0012】(クロマトグラフィー)今日のクロマトグ
ラフィーは多様な形で存在しているので、それを簡潔で
かつ包括的なように定義することは不可能に近い。クロ
マトグラフィー中の移動相と呼ばれているものは気体、
液体又は臨界流体であってよく、有機分子、無機分子又
は分離工程で必要な他の調整剤を含有させてもよいこと
を知らねばならない。クロマトグラフィーの定義は、固
定相のすべてのマニホールド形態、固体、ゲル、固体中
に固定された液体、毛管の壁面上の被膜及び全く固定相
がないように見える場合さえも包含するものでなければ
ならない。更に、充分な定義であれば、二つの相を互い
に存在させる各種の方法についての考え方を包含しなけ
ればならない。例えば、カラムにおいては、プレート上
の薄層として、溶媒溜め中に吊るされた紙製の細片等と
して、二つの相が互いに出合う。展開ガスクロマトグラ
フィーは、非常に類似した揮発性の有機化合物からなる
複雑な混合物を分析するうえで、迅速、選択的かつ感度
の良い方法である。最近、液体移動相の使用に重要な進
展があり、有機物質が揮発性であろうとなかろうと、有
機物質の全範囲に対して、クロマトグラフィーが拡張さ
れた。この点で、各相の間での溶質の分配は、多大なる
興味の対象であると共に、クロマトグラフィーの主概念
の一つである。クロマトグラフィーを実施する際の成功
は、溶質の分配平衡についての基本的知識と、この平行
に対して影響を及ぼすための能力に大幅に依存してい
る。
【0013】無機種の分析化学は、大部分が水溶液中で
の電解質の分析であり、これに対してイオン交換により
顕著な利益がもたらされてきた。多くのイオン交換クロ
マトグラフィー法が考案され、有機又は無機の電荷を帯
びた分子が、陽性及び陰性の双方について、清浄に分離
された。しかし、この分離は効果的であったけれども、
これらは専ら、干渉及びマトリックス問題を解決するた
めに、現存するウエットな化学的方法に対する補助とし
て用いられた。この結果、分析速度は、比較的遅いウエ
ットな化学的方法によってしばしば決定された。今日で
は、イオン性物質のクロマトグラフィー分析が広範に応
用され、急速に発展している。測定しうる種の数は増加
し続けており、多くの科学技術の領域においてLCが重要
な役割を果している。下記の表7は、現時点におけるク
ロマトグラフィーの適用の広さを示す。
【0014】表7:クロマトグラフィーによって分析さ
れる試料のタイプ 酸性雨 鎮痛剤 化学物質 洗剤 飲料水 発酵ブロス 肥料 食品及び飲料 高純度水 鉱石 殺虫剤 薬剤 生理学的流体 めっき浴 タンパク質水解沈積物 パルプ化リカー 土壌及び植物抽出物 廃水
【0015】(免疫測定)免疫測定は、抗体によって抗
原を特異的に認識するという単純な原理に基づいて働く
ものである。ここで、特定の抗原を検出し、定量するに
は、抗原の独自性を認識する抗体が必要である。抗体の
抗原結合部位は、約6つのアミノ酸又は物質中における
これらの等価物を認識する。一つの独自な結合部位が、
そのタンパク質を同定するためのマーカーとして働く。
【0016】所与の抗原に対して確実な抗体が得られる
場合には、試料混合物中の抗原を同定するのにそれを用
いる。一旦抗体が抗原と結合すると、こうして得られた
複合体を認識する手段が必要になる。特定流体容量中に
抗原が測定可能な量で存在していない場合には、その容
量の流体から抗原を濃縮する必要がある。
【0017】多くの疾病を診断、試験するには、患者か
ら生物流体を採取することが一般に必要とされる。血
清、尿及び脳脊髄液が診断用に取られる最も一般的な試
料である。しかし、***、滑液、胸膜、心膜、腹膜、羊
膜及び汗のような他の液体も、特定の条件や疾患に関連
している。生物流体試料を採取し、処理する間には試料
の劣化、汚染及び試料からの感染が広がるのを最小化す
ることが大事である。通常、試料は大型の容器中に採取
するけれども、通常、実際の試験は比較的少量の試料、
約0.2 〜0.5ml の容量で行う。ここで、試験する量を少
なくしたので、ガン生産抗原は、そのガンが憎悪又は後
期腫瘍段階に入った後でしか確認できない。この体液試
料の残りは、別の試験に用いるか、冷凍するか又は放棄
する。尿試料を処理する際には、新たな収納の問題が生
ずる。試験試料を採取する際に、比較的多量の流体が関
連するからである。試料が劣化するおそれもある。尿の
試料棚の寿命は、特定の温度条件下に保持するか、及び
/又は各種の防腐剤で処理しない限り、比較的短いから
である。更に、採取及び/又は収納工程の間に試料が損
傷したり、こぼれる可能性もあるうえ、抗原や、尿沈澱
物のような細胞性物質のような、試料中の特定の分子成
分が破壊される可能性がある。パッケージングしても尿
が異なる化学成分へ化学変化する可能性から尿を保護で
きるわけではなく、この試料を試験する際に、この化学
変化が、得られた試験結果を無効にしたり、誤ったデー
タをもたらしうる。
【0018】ここで明らかなように、現在、疾病過程の
存在を進行の初期段階で診断するため、尿の分子成分を
濃縮し、尿沈澱物を分離濃縮する必要がある。
【0019】米国特許第4,741,346 号に典型的な試料採
取装置が示されている。この装置は、試料びんを直立さ
せた位置で支持するベーススタンドを備えている。漏斗
が、この試料びんの開放端中に装入され、このびんの上
部を囲む。このベーススタンドは上方へと延びる筒状の
壁を有し、これが蓋と連結されてびんを少なくとも部分
的に囲み、これにより使用者はびんの表面に触ることな
く、また試料と接触するすることなくびんを除去するこ
とができるようになる。尿を採取し、輸送するための種
々のタイプの液体容器が、米国特許第3,777,739 号、第
3,881,465 号、第4,042,337 号、第4,084,937 号、第4,
244,920 号、第4,492,258 号及び第4,700,714 号に例示
されている。
【0020】米国特許第4,040,791 号に示された他の試
料採取装置では、ニップルを有する採取栓受が開示さ
れ、ニップルの上に試料容器が載せられ、これが密封条
件下に所定量の試料を受け入れる。この試料容器には一
体に形成された蓋が備えられ、蓋がその開口を越えて配
置され、この開口の中に採取ニップルが装入されてい
る。米国特許第4,557,274 号が開示する中流尿採取器
は、カップ部材の中へと尿を移送する漏斗を有し、カッ
プ部材が膜カバーによって覆われている。
【0021】細片試験装置と採取装置とを結合したもの
が、米国特許第4,473,530 号に示されている。比重解読
手段と共に管の中に配置された化学試薬試験用細片を備
え、尿の試験の迅速化を可能とすることにより、試験と
採取とを一体化した装置に対して向けられたものであ
る。米国特許第4,573,983 号が対象とする液体採取装置
は、消色部の上に防腐用部材を有し、消色部では、空気
及び細菌を通さない材料からなるフィルターを用いて尿
を濾過する。
【0022】
【発明が解決しようとする課題】従って、特異的な固定
化ビーズベッドを通して尿のような流体試料を輸送し、
濃縮された量の抗原を捕捉し、この尿から尿沈澱物を分
離し、可溶性抗原と細胞との双方を更に感度良く検出で
きるようにした方法及び使い捨て可能な装置を取り扱う
簡単な方法を提供することが望まれる。また、試験試料
を相当の期間、濃縮された形でコンパクトに貯蔵できる
ようにすることで、末端の試験施設において疾病マーカ
ー試験を迅速かつ正確に行うことを可能にすることが望
まれる。
【0023】
【課題を解決するための手段】本発明は、濾過及びクロ
マトグラフィーに基づいた、尿抗原及び細胞成分を採取
する装置に向けられたものである。本発明の輸送装置
は、体液試料(例えば尿)中の可溶性溶質を捕捉又は固
定化し、溶液からその粒状物を分離するための、比較的
簡単な方法を提供する。抗原一抗体反応に干渉しうる、
尿試料中の粒状物を除去するためには、濾過が不可欠で
ある。クロマトグラフィービーズは、尿中の可溶性抗原
の濃縮と部分精製を可能とし、抗原濃度を高めるのを助
け、これらの分析的なアッセイ測定に干渉しうる他の物
質を除去するのを助ける。
【0024】本発明の装置は、二つの除去可能、シール
可能なユニットの形のものである。第一のユニットは、
多孔質支持隔壁によって分離された二つのチャンバーを
有する尿沈澱物/抗原容器である。多孔質支持隔壁が濾
過膜を挟み、流体がこの濾過膜を通って双方向的に流れ
るのを可能とする。ゲルクロマトグラフィー樹脂(ビー
ズ)を上チャンバ内に膜を越えて配置し、尿試料の尿沈
澱物を保持するように設計された底チャンバーを分離膜
の下側に配置する。この濾過膜により、可溶性物質を上
チャンバーへと向って通過させてビーズと混合させる一
方、尿沈澱物を底チャンバー内へと保持することが可能
となる。第二のユニットは細胞採取カップであり、これ
は、試料が第一のユニットを通して引かれた後に、第一
のユニットの底チャンバーに取り付けられる。
【0025】この細胞カップは、二つのねじ締め可能な
部品からなり、開放された入口(上側の部品)及び出口
(下側の部品)を備え、細胞膜を収容する。2.0 ミクロ
ンを越える細孔径寸法を有する細胞膜を、この細胞カッ
プの下側の部品の一部として、多孔質膜支持隔壁の上に
敷く。この細胞カップは、第一のユニットの底チャンバ
内に保持された尿沈澱物を、その細胞膜の上側表面上に
受け入れるように構成されている。
【0026】これら二つのユニットは、試料を処理した
後に分離でき、尿抗原及び/又は沈澱物の双方を、別個
に運搬又は処理できる。
【0027】ここで、本発明の目的は、特に、抗原のよ
うなリガンドを試験のために体液から除去し、細胞のよ
うな沈澱物を病理学的試験のために体液から除去する場
合に、体液から特異的な抗原を採取及び濃縮し、更なる
試験のために細胞及び他の粒状物を膜上へと採取するこ
とである。従来は、多数の相異なる容器と、限られた感
度しかない高価な実験器具とを用いた一連の試験によっ
て、上記の試験を行っていた。
【0028】添付した図面において、本発明の実施例を
図示する。これらから、本発明の目的、新たな特徴及び
利益が、容易に明らかとなるであろう。
【0029】
【実施例】本発明の好ましい例及び最良の態様を、図1
〜6に示す。通常、最初に採取された尿は、図3に示す
ように、勾配のついた 100ml容器 100中に収容される。
現在、こうした容器は、ベクトン ディッカーソン ラ
ブウェア (Becton Dickerson Labware) 社によって、指
定 4013 試料容器の下に製造されている。この採取容器
は 4.5オンス (約133 ml) を保持し、勾配が付けられ、
ポリエチレンスナップ蓋を備えている。抗原沈澱物輸送
容器10は、外側へと延びるフランジ14が形成されたドー
ム部12と、対応する鏡像の形で外側へと延びるフランジ
14′がやはり形成された漏斗部19とからなる。双方のフ
ランジ14及び14′は互いに結合され、濾過膜17を多孔質
隔膜支持体18の間の位置に保持し、支持体18が、二つの
部分12及び19の各々の内側面に結合されている。望まし
くは、この隔膜支持体18を裁断して各容器部分の内壁上
に平らに取り付けられるようにできるし、また各容器部
分の内壁中に切られた溝の中へと嵌めて取り付けられる
ようにできる。フランジ14と14′とは、互いに音波溶着
できるし、接着剤又はファスナーによって結合すること
もできる。多孔質隔膜支持体18内に処理濾過膜17を載
せ、この容器を別個のチャンバー13及び15に分ける。ビ
ーズへと結合された固定化抗体を備えたビーズ70のベッ
ドを、チャンバ13ー内に、フィルター17のシリンジ側の
上に堆積する。この濾過膜17は5ミクロンの濾過粒径を
有していることが好ましいが、0.5 〜5ミクロンで変動
させてもよく、または流体を流過させると共に抗原も通
過させることができ、しかもビーズ70及び尿沈澱物56の
通過を防止するのに適した寸法内で変動させてもよい。
ジェネックス社(Genex)の支社であるキシデックス (Xy
dex)が製造している水性ガラスミクロファイバーフィル
ターや、ミリポア社 (Millpore) が製造している膜部材
のように、すべての好適な濾過膜17を容器ハウジング内
で使用できる。この容器のドーム部12の一端11が突起に
取り付けられ、ベクトン ディキンソン (Becton Dicki
nson) アンド コーポレーションが製造している30 cc
シリンジ40の、ねじが切られたルーア ロック(luer lo
ck)44 の周りにねじ込んで取り付けるように前記突起が
構成されている。例えば、ジェネックス社が製造する自
動びん(autovial)ファイバーグラスフィルターのよう
な、すべてのポンプ型装置をシリンジ40の代りに使用し
うることを注意すべきである。このシリンジ40は、ルー
ア ロック44の連結された筒41、ピストン42及びピスト
ンヘッド43を有する。本発明は、すべての体液に対して
適用できるが、当初は、体内での各種のガンを試験し、
このガンの存在と段階とを決定するために、濃縮された
尿抗原と尿沈澱物とを採取する用途のために設計したも
のである。
【0030】図1〜4に示すように、ビーズ輸送(シャ
トル)容器はポリスチレンからなる。この容器ハウジン
グは、端部壁42及び44を備えた外部円柱状壁を有し、端
部壁42及び44には、端部導管21によって輪郭付けられた
尿入口46と、端部導管20によって輪郭付けられた出口48
とがそれぞれ設けられている。
【0031】細胞沈澱物カップ20が端部導管21上へと螺
合され、このカップの底壁28が最終的なスクリーンフィ
ルターとして働く。
【0032】ビーズ70は可視的であること (径10ミクロ
ンを超えていること) が好ましく、これにより、ビーズ
がシリンジ筒41中へと流れたり、容器10へ戻るのが視覚
で観察でき、ビーズと尿との接触を最大に保つことがで
きる。シリンジのネックが塞がり始めないように、ビー
ズ70の容積は、容器のチャンバ15の容積よりも大きくし
てはいけないことを注意すべきである。モノクローナル
抗体や他の適当なリガンドは、本技術で良く知られてい
るようにビーズ70上に固定化(共有結合)され、下記の
ように予め標識されたポリクローナル抗体と複合され
た、尿中を運ばれるガン抗原のエピトープに対して高い
親和性を有する結合部位を備えるように設計される。
【0033】こうしたビーズの例として、ファルマシア
社が製造する「タンパク質Gセフェロース」、バイオプ
ローブ インターナショナル社(Bio Probe internatio
nal)社が製造する「Hydrazide Avid Gel Ax 」、及びス
テロジーン バイオセパレーション インコーポレーテ
ッド (Sterogene BioSeparation Inc.) が製造する
「Actigel − ALD」がある。
【0034】「Actigel − ALD」を用いると良い理由
は、これがタンパク質と架橋せず、従ってタンパク質を
固定化した後もタンパク質の高い生物活性を保持できる
からである。やはりステロジーン バイオセパレーショ
ン インコーポレーテッドから入手できる「Actigel −
ALO SUPERFLOW 」によれば、1時間当り最大 3000cm
の直線流速が可能となり、装置内の流速(1分間当り約
10〜100 cm) と良く適合するであろう。
【0035】マトリックス及び一次リガンド(この場合
は、固定化モノクローナル抗体)を樹脂ビーズ70が備え
る。ただし、他の適当なリガンドを使用してもよい。フ
ァルマシア社が製造する NaN3 と共に、200 mM トリス
−HCl 緩衝液を添加することで緩衝された形の濾過後の
尿と、上記樹脂ビーズとが流れながら接触し、樹脂ビー
ズが、抗原/抗体反応によって又は免疫反応によって、
尿が運搬する特異的なリガンド成分、則ち、複合化抗原
/標識抗体を捕捉する。溶液中の標識されたポリクロー
ナル抗体を、緩衝された尿へと既に加えてあったことに
注意すべきである。
【0036】操作時には、手続に先立って容器10から細
胞カップ20を除去する。このカップ20は、二つのねじが
切られた部分22及び25からなる。この上側部分22にはネ
ック21が備えられ、ネック21が入口を形成し、ネック21
に形成された外側ねじが、容器10のねじ16と螺合しう
る。この部分22の他端にはねじを切ったスカート23が形
成され、スカート23が、部分25のスカートのねじ24に螺
合するように構成される。このスカート及びねじ24の有
する外径は、スカート23の内径よりも小さい。多孔質支
持部材28が部分25のスカートの内側に載置される。多孔
質支持部材28は、部分25内壁面内に切られた溝の中に載
置してよく、内壁面に音波溶着してよく、又は内壁面に
接着によって連結してよい。2.0 ミクロンを越える細胞
径寸法を有する細胞膜27を支持部材28上に敷く。好まし
く使用できる細胞膜は、ヌクレポール社 (Nuclepore)が
製造するポリカーボネート膜フィルターであり、次のよ
うに同定する。
【0037】 貯蔵番号 記 述 110412 PC MEMB 13MM 3.0 μm 110413 PC MEMB 13MM 5.0 μm 110414 PC MEMB 13MM 8.0 μm 110612 PC MEMB 25MM 3.0 μm 110613 PC MEMB 25MM 5.0 μm 110614 PC MEMB 25MM 8.0 μm 111112 PC MEMB 47MM 3.0 μm 111113 PC MEMB 47MM 5.0 μm 111114 PC MEMB 47MM 8.0 μm 113312 PC MEMB 19 × 42MM 3.0 μm 113313 PC MEMB 19 × 42MM 5.0 μm 113314 PC MEMB 19 × 42MM 8.0 μm
【0038】部分25の端部は、出口管26へと向って下向
きの漏斗状である。この細胞カップは、部分22によって
輪郭付けられたチャンバー中に尿沈澱物56を収容するよ
うに設計されている。
【0039】細胞診断においては、二つの型の膜状フィ
ルターが主として用いられている。セルロースとポリカ
ーボネートである。セルロース膜は、硝酸セルロース、
酢酸セルロース又は両者の組み合わせから製造する。セ
ルロース膜を製造する方法には、幾つかの溶媒と添加剤
とからなる流延溶液を配合し、膜に対して強度、特定の
細孔径及び空孔容積(気孔率)を与えることが含まれ
る。次いでこの流延溶液をコンベヤベルト上に流延し、
制御された加熱トンネルにコンベヤベルトを通過させ、
ここで溶媒を蒸発させる。こうして溶媒を蒸発させる
と、互い積み重なった精密で精確な膜として考えられる
所定の構造を有する多孔質材料からなる、所望厚さの薄
膜が堆積するであろう。これらの重合体糸の結合点は、
核形成部位として言及しうる。ここで、この核形成部位
を増大又は減少させることによって、細孔径と気孔率と
を指定できる。細孔寸法の測定は、手もとの材料の表面
張力、毛管を満たす流体の粘度及び毛管の径を含む「泡
立ち点」試験によってなされる。診断上重要なほとんど
すべての試料(尿、髄液等)は、測定可能な量のタンパ
ク質を含有しており、これがセルロース膜に結合して背
景染色を引き起こしうる。セルロース膜用の染色プロト
コールのほとんどは、このタンパク質染色を最小化すべ
く調整した染色を与えている。タンパク質が多く存在す
ればするほど、膜が多くこれを吸収して染色する。ま
た、診断情報が不明瞭なものとなる。
【0040】ポリカーボネート膜の組成と製造とは、セ
ルロース膜とは全く異なっている。ポリカーボネート膜
は、核反応器中でポリカーボネート材料の薄膜(10ミク
ロン) を衝撃することで製造する。原子の粒子がこの材
料を通過し、このポリカーボネートの化学結合を弱くす
る。続くエッチング浴により精密な細孔を創り出し、こ
の細孔の寸法は、どれだけ長く材料を浴中に留めておい
たかの結果として、非常に正確に制御できる。セルロー
ス膜とは異なり、ヌクレポア(Nuclepore)ポリカーボネ
ート膜の正確な寸法は走査型電子顕微鏡によって物理的
に測定することができ、適切な細孔寸法を確保すること
ができる。
【0041】尿/緩衝液の予め標識した抗体溶液の総量
が pH8.8で 10 ccとなるまで、尿55を容器100 から除去
する。細胞カップ20を容器端部16に取り付け、尿緩衝液
混合物を、ピストン42によって、容器10及び細胞カップ
20のフィルター27を通して清浄な容器中へと押し出す。
次いで細胞カップ20をこの輸送器(シャトル)から除去
する。
【0042】3ccシリンジを用い、この連結していない
細胞カップ20へと1ccの細胞固定剤を注入し、このカッ
プに蓋部材30で蓋をする。次いで、次の工程まで細胞試
料を安定にする。尿緩衝液混合物をシリンジ40中へと戻
し、取っておく。次いでこの流体を、培養の後に、輸送
容器を通して廃棄容器中へと放出させる。この点で、こ
の細胞試料を容器10へと再び取り付け、細胞試験用に、
戻すべき箱の中に配置することができるし、細胞試験
を、関連する研究室が行ってもよい。
【0043】好ましくは朝一番に***された尿である尿
試験試料55の中に、特異的なガン抗原が存在する場合に
は、このガン抗原は標識抗体と反応し、抗原/抗体複合
体を生成する。この複合化された抗原/抗体は、ビーズ
70によって運ばれる固定化抗体に捕捉され、図3に明ら
かに示したように、ここでハウジングチャンバー15内に
残留する。もし試料55中に抗原がない場合には、ビーズ
70上の固定化抗体は占有されないまま残るであろう。
【0044】緩衝された試料をシリンジ中へと引き込
み、望ましくは3〜5回吹き出させるか又は逆流させ、
ビーズを越える液体の流れを最大にする。次いでこのシ
ャトルを着色試薬で洗浄する。ビーズ70を越えて尿を流
し、固定化抗体上に複合化された抗体を堆積させた後、
このビーズベッドを ABTS 溶液に漬けることが好まし
い。OPD 又はTMB 又は他の二重基質装置を使用する場合
には、過酸化水素(H2O2)溶液を代りにビーズベッド上
に配置することができる。
【0045】ビーズマトリックス上に用いる着色溶液
は、幾つかのアクロニムス、即ち、ABTS( 2,2 ′−ア
ジノ−ジ−〔3−エチルベンズチアゾリンスルホネート
(6)〕: OPD ( オルソーフェニレン ジアミン) : 又は
TMB (テトラメチルベンジジン) のうちの一つの下に、
カークガード(Kirkegaard) アンド ペリー (Perry)ラ
ボラトリーズが製造する基質であることが好ましい。基
質を選択するには、抗体試薬を分別することによって免
疫測定の感度を測定する。これが起こるときは、一層感
度の良い基質を用いても、信号と背景とを定比で増大さ
せうるだけである。この結果は一層の着色であるが、信
号対雑音比は同じである。より感度の高い基質は解読装
置のカットオフを越えて吸収を押すが、より早い基質は
実際に信号対雑音比を低減しうる。
【0046】本発明で好ましい着色溶液は ABTS であ
る。好ましい ABTS 基質は一成分基質である。予め標識
した抗体上の HRP標識は、ABTSによって青緑色へと変わ
り、この反応を SDS (ナトリウムドデシル硫酸塩) で停
止したときには、反射率計を用いて発現色を読む間に、
色又は吸収が変化しない。もし、測定を最適化すること
が、免疫測定の感度が HRR基質によって生ずる色により
制限を受けることを示しているならば、一層感度の長い
TMB基質は、対応する背景の増加なしに色を一層発現さ
せうる。TMB 基質による他の利益は、TMB 基質がしばし
ば免疫測定に必要な試薬の量を低減させることである。
TMB 基質は二成分液体基質であり、過酸化水素を必要と
する。HRP は TMBを青色生成物へと変える。この反応が
酸性化によって停止されるときは、このTMB 生成物は黄
色になる。一般にODP は錠剤として与えられ、使用時に
緩衝液中で溶解する。HRP は OPDを黄色生成物へと変
え、黄色生成物が褐色沈澱へと酸化し続ける。酸性化に
よって、この OPD生成物は橙色になる。
【0047】このビーズベッドマトリックス及び固定化
リガンド(この場合は、固定化抗体)は、抗原/抗体反
応又は免疫反応によって抗原/抗体複合体を捕捉する。
記述したような複合体中の抗体は、着色酵素HRP で標識
して与えた。この抗体標識酵素は、ビーズ表面上へと注
がれた ABTS と反応し、このビーズの表面を青緑色へと
変える。もし試料55中に特異的な抗原がない場合には、
この標識抗体は占有されずに残り、固定化抗体には結合
されないであろう。発現する色の度合いは、試料55中に
存在する抗原の量と関連するはずである。次いで、本技
術において良く知られているように、反射率計を用い
て、ビーズ上に発現する色を読む。
【0048】現在の高親和性ビーズ70は、シリンジを満
たし、空にする回数によって、100ml又はそれ以上の試
料中に存在する複合化された抗原/抗体を捕捉しうる。
これは、ビーズによって捕捉される抗原の量に 500倍の
増加をもたらすであろう。好ましくは、シリンジを尿で
満たし、ビーズをシリンジの筒中へと自由に動かし、流
体の接触と混合とを最大にする。このシリンジを3〜5
回空にし、かつ再び満たすことで濃度を最大にし、従来
可能であった濃度にくらべて 1000 倍の抗原濃度が得ら
れる。
【0049】緩衝された試料の試料寿命は、防腐剤溶
液、例えば、0.01%アジ化ナトリウム(静菌性剤)でビ
ーズを洗浄した後には、通常の貯蔵条件下で6ケ月以上
である。
【0050】尿をシリンジ40中へと沈澱物/抗原容器10
を通して引き込み、ここで尿がフィルター17に引かれ、
通過する。フィルター17は、0.2 ミクロンを越える平均
細孔寸法を有する。フィルター17は、細胞及び細胞残渣
を尿沈澱物チャンバ (底チャンバ)15中へと遮ぎる一
方、濾過された尿流体及び関連する抗原をビーズチャン
バ (上チャンバ) 13を通して通過させる。濾過された尿
を通過させることによってシリンジ中へとビーズを移動
させ、ビーズベッドから離れるビーズをその溶液と自由
に混合させる。このクロマトグラフィービーズは、緩衝
された尿流体によって運ばれる特異的な抗原を捕捉する
能力を持つ。尿をシリンジ中へと入れる前に、尿を生理
学的pHにまで緩衝し、その細胞成分が安定な保存状態に
保たれるようにする。尿がフィルター17を通過する間、
尿細胞及び/又は沈澱物は、沈澱物/抗原容器の底チャ
ンバ15内のフィルター下側に保持される。シリンジ/沈
澱物容器の短い培養時間の後、次いで細胞カップ20の入
口21を、シリンジ/沈澱物容器の筒状の出口部材16に取
り付け、シリンジを空にする。シリンジを空にする際
に、ビーズ70はシリンジからその容器チャンバ13へと戻
り、その一方、ビーズ/沈澱物容器の底チャンバ15内に
保持された尿沈澱物は、処理液の尿によって細胞カップ
内に押し出される。取り付けられた双方のユニットと共
にシリンジを同時に空にするけれども、細胞カップ内の
細胞膜27がその上側面上に尿沈澱物を捕捉しうる。シリ
ンジを完全に空にした後、細胞カップをビーズ容器から
除去し、今度はビーズ容器をシリンジから除去する。細
胞膜上に捕捉された細胞は、細胞カップの入口から注入
できる適当な試薬を用いて、固定するか及び/又は染色
する。尿抗原容器及び/又は細胞カップは共に、現場で
スクリーニング試験のように処理できるし、または、輸
送装置として実験室へと運搬し、更に試験(分析試験)
することもできる。
【0051】本発明の方法及び装置を次の実施例によっ
て更に説明するが、これは本発明の限定を意図するもの
ではない。
【0052】実施例1 酵素免疫測定(EIA) の感度の改善 CDI-シャトル装置を用いた検出装置 目的:CDI シャトル装置である本発明の装置を用いた後
の、溶出した試料中の抗原濃度対尿中の抗原濃度の測定
感度を決定すること。
【0053】必要な材料 1 尿試料 2 10ccのベクトン及びディキンソン ルーア(Becton
and Dickenson Luer )ロックシリンジ 3 100mM トリス- HCl 緩衝液(pH7.8) 4 50mM トリス- HCl 緩衝液(pH7.8) 5 1M NaClを含む50mMトリス- HCl 緩衝液(pH7.8) 6 CDI シャトル装置 7 ヒト胎児からのシグマ(SIGMA) α‐フェトプロテイ
ン(AFP)(F-8004) 8 ダコ(DAKO)抗α‐1‐フェトプロテイン抗体(ウサ
ギのヒトに対するイムノグロビン) 9 KPL アフィニティー精製したヤギペルオキシダーゼ
(0.1mg) 標識のウサギIgG (H+L) に対する抗体 10 「KPL イライザメート(ELISAMATE) 」ペルオキシダ
ーゼ イライザ(ELISA)装置及び試薬 11 KPL-TMB ペルオキシダーゼ基質系
【0054】手順: 1.この研究目的のため、種々の病状の患者からの15種
の尿試料を、以下に示した臨床環境にある患者を代表す
る試料として選択した。 (1) 膀胱ガン (2) 膀胱ガン、PO (3) 膀胱ガンの病歴 (4) 精巣ガン(軽症) (5) 尿道結石 (6) 前立腺肥大症 (7) 前立腺ガン、段階IV (8) 前立腺肥大症 (9) 膀胱腫瘍(表面的) (10)膀胱ガン、PO (11)Rt. エピデモ‐オーシティス(Rt. epidemo-orciti
s) (12)尿道結石 (13)標準対照 (14)標準対照 (15)標準対照
【0055】2.尿のpHを以下の通り調節した:18mlの
尿を18mlの100mM トリス緩衝液(pH7.8) に1:1希釈の
割合で加えた。 3.pHを調整した尿/緩衝液混合物を用いて以下の調製
を行った。 (a) 5.0ml の尿/緩衝液混合物を背景対照として用い
た。 (b) 5ml の尿/緩衝液混合物をAFP 抗原に以下に示した
ような種々の量で加えた: 1.2μg 2.0.4 μg 3.0.08μg
【0056】4.尿の各調製物をシリンジ+CDI シャト
ル装置中へと供給した。次いで、この混合物を室温で15
分間、回転体上に配置した。 5.15分間のインキュベーションを経た後、溶液をシャ
トルからとり出し、廃棄した。各シャトルを、10mlの50
mMトリス緩衝液(pH7.8) でシリンジを満たし、及び空に
することにより洗浄した。
【0057】6.シャトル中でビーズに結合されたタン
パク質を、2mlの1M NaClを含有する50mMトリス緩衝液
(pH7.8) で、この緩衝液をシャトルを通してシリンジま
で吸引することにより、溶出させた。数分間放置して完
全に混合させた後、シリンジを空にし、溶液を試験管中
に集め、イライザ(ELISA) 試験に用いた。 7.各溶液をブラッドフォード(Bradford)分析法によ
り、バイオ‐ラッド(BIO-RAD) タンパク質分析剤を用い
て試験し、結果をμg/ml単位で報告した。
【0058】8.イライザ試験 (a) ダイナテック ラボラトリーズ(Dynatech Laborato
ries) から発売されているイムロン(Immulon) Iプレー
トを、各試料50μl+コーティング緩衝液50μl の混合液
でコートした。AFP 標準液曲線を次第に高くした濃度の
AFP 抗原を用いてプレート上に作成した。次に、全ての
プレートを4℃で一晩中インキュベートした。 (b) 全てのプレートを1%BSA ブロッキング溶液でブロ
ッキングした。300 μl を各ウエルに加え、37℃で30分
間インキュベートした。 (c) 一次抗体:ダコ抗α‐1‐フェトプロテインを0.02
%トゥイーン(Tween)PBS溶液で1:300 に希釈した。10
0 μl を各ウエルに加え、プレートを37℃で1時間イン
キュベートした。 (d) 二次抗体:KPL のヤギのウサギ抗体を0.02%トゥイ
ーンPBS 溶液で1:400 に希釈した。100 μl を各ウエ
ルに加え、プレートを37℃で1時間インキュベートし
た。 (e) 基質:100 μl のTMB ペルオキシダーゼ基質を各ウ
エルに加え、プレートを15分間放置して展開させた。 (f) 停止:15分のインキュベーションの後、各ウエルに
100 μl の1M H3PO4を加え、色反応を停止させた。次
いでプレートを450nm の波長で読み取った。
【0059】尿試料中の抗原濃度の直接EIA 測定によっ
ては、実際の濃度の増加に対して相関性に乏しい(R2>
0.4) ことが示された(図7)。しかし、同一の尿素か
ら溶出した試料によっては、シャトル法を用いた後実際
の濃度の増加に対して非常に高い相関(R2>0.9) がある
ことが示された。尿試料(体液試料)は、抗原検出装置
の妨げになりうる種々の物質を含有しているようであ
る。シャトル法は、これらの妨害物質を減少させ、尿中
に存在する抗原をさらに正確に検出できるようにするも
ののようである。
【0060】実施例2 CDI シャトル装置の標準カラムクロマトグラフィーとの
比較 目的:CDI シャトルの標準のカラムクロマトグラフィー
手法に対する利点を示すこと。
【0061】手順: 1.比較のため以下のシャトル及びカラムを以下の方法
により準備した: (a) Q‐セファロースビーズを有するシャトル6種 (b) 300 μl のQ‐セファロース粒子を有するカラム6
種 (C) 1mlのQ‐セファロースビーズを有するカラム6種
【0062】2.シャトルとカラムとの比較を試験する
ために以下の溶液を調製した: (a) BSA 1mgを50mMトリス溶液(pH7.8)10ml に溶解した
BSA 貯蔵溶液 (b) 尿#1‐100mM トリス緩衝液(pH7.8) で1:1に希
釈したもの (c) 尿#2‐100mM トリス緩衝液(pH7.8) で1:1に希
釈したもの 溶液の容量は70mlとした。
【0063】3.シャトル試験用: (a) 各試料に対して複製シャトルを用いて、溶液10mlを
各シャトル装置に入れ、回転体上で15分間インキュベー
トして、ビーズが確実に試料と均一に混合されるように
した。 (b) 15分後、各シャトルを50mMトリス溶液(pH7.8) で完
全に洗浄した。 (c) 各試料を1M のNaClを含有する50mMトリス緩衝液(p
H7.8) 2mlで溶出させ、試料をタンパク質分析用に保存
した。
【0064】4.カラム試験用: (a) 各溶液10mlを対応するカラムに入れた。各試料につ
いて複製カラムで遂行した。 (b) 溶液がカラム中を完全に通過した後、各カラムを50
mMトリス緩衝液(pH7.8) で完全に洗浄した。全ての洗浄
液がカラムを通過するのに十分な時間放置した。 (c) 各カラム内に、1M NaClを含有する50mMトリス緩衝
液(pH7.8) 2mlを通過させることによりカラムを通して
溶出させ、全ての液を集めた。 5.全ての試料について、ブラッドフォード分析法を用
いてタンパク質分析を行った。溶出試料を調製する種々
の方法を用いて、各試料から回収したタンパク質を比較
した。
【0065】CDI シャトルのカラム法に対する利点 1.時間効率 CDI シャトルにおける全工程は、20分以内に完了させる
ことができる。しかし、カラム法では、時間は試料の状
態に依存する。試料が異常に高粘度である場合、試験の
ための時間は、標準の尿試料と比較して長くなるであろ
う。
【0066】2.結合能力 以下の表8に示した結果から明らかな通り、CDI シャト
ルを用いた場合の結合能力は、同量のQ‐セファロース
を用いたカラムの場合と比較して、少なくとも50%高
い。この結合は、カラム法において試料をビーズ中に1
度だけ通過させるより、15分間懸濁させることによって
さえ、むしろ調整及び改善できる。
【0067】3.使いやすさ このCDI シャトルは、技術的な専門知識をほとんど必要
としない。必要なことは、溶液をシリンジ状装置中に入
れる能力のみである。しかし、カラム法では、操作者の
失敗によっては、ビーズがかく乱し、損失したり、また
気泡がビーズ懸濁液内に入ったりしうる。CDI シャトル
は、失敗の危険が極めて低くなるように、ビーズを制限
された場所にとどめておくものである。
【0068】 表8−CDI シャトルと従来のLC技術との比較 小型包装LCカラム 膜LC CDI LCシャトル 1 粒径 70.22 μ 膜 70.22 μ 2 フィルター細孔径 70.22 μ 70.22 μ 70.22 μ 3 カラム支持体 ビーズ 膜 ビーズおよび/ または膜 4 溶質相 移動相 移動相 移動相 5 リガンド相 定常相 定常相 移動相 6 * B/M 比 非常に高い 71 非常に高い 7 流速 低 低 高 8 官能基 非制限 有限 非制限 9 溶質及びリガン ド相の繰り返し N/A 有限 非制限 混合 10 試料の前濾過 無 有 有 11 保持時間 高 高 低 12 溶出物濃度 希 希 濃 13 精製 有 有 有 14 粒径排除クロマ 有 無 無 トグラフィー 15 イオン交換クロ 有 有 有 マトグラフィー 16 逆相クロマトグ 有 有 有 ラフィー 17 疎水反応クロマ 有 有 有 トグラフィー 18 アフィニティ−ク 有 有 有 ロマトグラフィー 19 粒状物の単離/ 無 無 有 分離 *リガンド結合に利用できる表面積/膜表面積
【0069】実施例3 細胞標本における時間の効果 目的:細胞カップ内の細胞の形態に対する時間の効果を
決定すること。
【0070】手順: 1.用いる新鮮な尿試料を2種得た。空のシャトル(粒
子なし)を用いて、9mlの尿+1mlの200mM トリス緩衝
液(pH7.8) を入れた。 2.溶液をシリンダ内で以下の時間放置した:0,5,
10, 15及び60分。 3.各試料について、適当な時間が経過した後、細胞カ
ップをシャトルの端に取り付け、できるだけ大量の尿を
押し込んだ。 4.細胞固定剤を細胞カップ中に、固定剤がカップの底
まで届くことがわかるまで注入した。カップ中の固定剤
を2分間インキュベートした。 5.ディフクイック(diffquick) の溶液Aを細胞カップ
に、固定剤がカップの底まで届くことがわかるまで注入
した。2分間インキュベートした。 6.ディフクイックの溶液Bを細胞カップに、株がカッ
プの底まで届くことがわかるまで注入した。3分間イン
キュベートした。 7.染色を完了した後、細胞カップを開け、スライド上
に膜を位置させ、放置して乾燥させた。乾燥後、膜を除
去し、細胞を顕微鏡で観察し、細胞の形態のあらゆる差
異を比較した。
【0071】結論:時間は、細胞の形態に何の影響も及
ぼさないようであった。得られた染色は、15分で十分で
あり、60分での発色が最良であった。
【0072】実施例4 Q‐セファロース免疫化抗原(例、アクチン)の安定性 目的:Q‐セファロースビーズの、シャトル内での免疫
化の後にタンパク質活性を保持する能力を測定するこ
と。室温でのインキュベーションと冷却(+4℃)とを
比較し、この活性が安定である状態を試験すること。
【0073】手順: 1.4gのアクチンを、12mlのQ‐セファロースビーズ
中に入れ、約1時間、室温で、振とう器上でインキュベ
ートした。 2.次いでビーズを20mMトリス溶液(pH7.8) で数回洗浄
した。 3.アクチンのビーズを、シャトル装置(約35) を準備
するのに用いた。 4.5個のシャトルを、1M NaClを含有する20mMトリス
溶液(pH7.8) 2mlで溶出した。溶出物をイライザプレー
ト上で試験して、ビーズ上のアクチンの活性を決定し
た。 5.残りのシャトルを、4℃及び室温におけるインキュ
ベーション用に分け、2個のシャトルを各条件で1週間
に1回試験し、初期からのアクチン活性の保持を観察し
た。
【0074】溶出物に対するイライザ試験の手順: 1.溶出物を、それぞれ90μl の試料溶出物+10μl の
濃コーティング緩衝液(10x) を用いて4回繰り返して試
験し、37℃で1時間インキュベートした。1:160 の初
期希釈及び1x コーティング緩衝液100 μl による連続
希釈による、標準曲線用の1mgのアクチンも含む。 2.1%BSA ブロッキング溶液を加え、37℃で30分間イ
ンキュベートした。 3.一次抗体:アクチン抗体をトゥイーンPBS 溶液(シ
グマロットNo. #97F-4828) で1:200 に希釈し、37℃
で1時間インキュベートした。 4.二次抗体:ヤギのウサギ抗体をトゥイーンPBS 溶液
で1:400 に希釈し、37℃で1時間インキュベートし
た。 5.基質:ABTSを適用し、反応を5分後に読み取った。 6.平均の真吸光度及び各シャトルから回収されたアク
チンのμg 数を計算した。
【0075】結論: 1.アクチンは、4℃のインキュベーションにおいて、
シャトル内で約3週間安定であるようである。この間に
おける拡大はすべて、シャトル上のビーズの乾燥の可能
性および/または初期活性の1/2 の損失を示している。
【0076】2.室温におけるインキュベーションで
は、ほとんどの活性が3週間保持されたが、活性の損失
もやはり顕著であった。従って、推せんされる貯蔵法
は、冷蔵庫の温度で、正確な結果が得られるようにシャ
トルを適切に密封することである。貯蔵容器は、シャト
ル上でビーズが乾燥してしまうのを防ぐために、少量の
水分を含んでいなければならない。
【0077】以上の説明において、本発明を特定の好適
例を参照して説明したが、示された特定の詳細部は単に
例にすぎず、本発明を請求項の思想及び範囲から逸脱し
ない他の方法により実行できることを理解すべきであ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係るシャトル装置の断面図である。
【図2】図1のシャトル装置をシリンジへと装着した抗
原/沈澱物アセンブリの断面図である。
【図3】図2のシャトル装置の抗原/沈澱物アセンブリ
が、緩衝された尿中へと浸漬され、この緩衝された尿
が、矢印Aで示すような方向に移動してシリンジへと入
っている状態を示す断面図である。
【図4】図2のシャトル装置の抗原/沈澱物アセンブリ
において、シリンジの内側で緩衝された尿とビーズが混
合される一方、尿沈澱物が沈澱物室の膜の下側に保持さ
れている状態を示す断面図である。
【図5】シャトル装置がシリンジに取り付けられ、この
抗原/沈澱物アセンブリに細胞カップが取り付けられ、
シリンジプランジャーが図3に示した方向と反対の方向
に動き、緩衝された尿が矢印Bで示した移動方向でシリ
ンジから廃棄され、シャトル容器の一室にビーズが堆積
され、細胞膜の上側面上に尿細胞沈澱物が捕捉された状
態を示す、断面図である。
【図6】図1に示したシャトル装置において、抗原/沈
澱物アセンブリをシリンジから取り外し、細胞カップを
抗原/沈澱物アセンブリから取り外した状態を示す断面
図である。
【図7】他の例による抗原/沈澱物アセンブリ及び細胞
カップを互いに取り外した状態を示す断面図である。
【符号の説明】
10 抗原沈殿物輸送容器 11 ドーム部の一端 12 ドーム部 14, 14′ フランジ 13 チャンバー、ビーズチャンバー 15 チャンバー、尿沈殿物チャンバー 16 容器10のねじ、容器端部、出口部材 17 濾過膜、フィルタ 18 多孔質膜支持体、隔膜支持体 19 漏斗部 20 細胞沈殿物カップ、細胞カップ 21 端部導管、ネック、入口 22 上側部分 23 スカート 25 下側部分 26 出口管 27 フィルター 28 カップの底部、多孔質支持部材 30 蓋部材 40 シリンジ 41 筒 42 ピストン 43 ピストンヘッド 44 ルーア ロック 55 尿、尿試験試料 56 尿沈殿物 70 ビーズ 100 容器

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 尿試料から分子試料と尿沈澱物とを採取
    する装置であって、筒状容器を備え、濾過膜支持手段を
    有するハウジングを備えた試料採取ユニットを備え、前
    記の支持手段上に敷設されて前記ハウジング内を複数の
    チャンバーに区分する濾過膜を備え、前記のハウジング
    チャンバーの一つの中に固定化抗体手段と共に配置され
    たビーズ手段を備え、尿中を運ばれる特異的な抗原を捕
    捉するように前記ビーズ手段が生物学的に構成され、前
    記試料採取ユニットのハウジング内に取り付けられた前
    記濾過膜が、固定化抗体手段と共にビーズ手段が前記尿
    試料中へと流れるのを防止する一方前記ビーズ手段を前
    記筒状容器中へと流れさせ、かつ前記採取ユニットのハ
    ウジングへと取り外し可能に装着された細胞採取カップ
    を備え、前記細胞採取カップに装着された濾過手段が、
    細胞採取カップに尿を通過させる一方、細胞採取カップ
    の中に尿沈澱物を保持してこの細胞採取カップから尿と
    共に尿沈澱物が廃棄されるのを防止している、採取装
    置。
  2. 【請求項2】 生物流体中の分子試料を試験し、この流
    体から細胞成分を採取するための装置であって、流体入
    口及び出口手段を備えると共にチャンバーを輪郭付ける
    容器ハウジングを備え、このハウジングのチャンバー内
    に取り付けられてこのチャンバーを二つの室に分ける濾
    過手段を備え、この濾過手段が、生物流体の流れとこの
    流れの中を運ばれる抗原とが濾過手段を通って一方の室
    内へと流れるのを可能とする一方、細胞成分が濾過手段
    を流過するのを防止することによって他方の室内に細胞
    成分を濃縮させ、この細胞成分側の室と反対側の室内に
    含まれたクロマトグラフィービーズ手段を備え、入口及
    び出口手段を備えて前記容器ハウジングに取り外し可能
    に装着されてクロマトグラフィービーズ手段のある室と
    反対側の前記室と流通関係にある細胞成分採取カップを
    備え、この細胞カップ内に装着された細胞膜手段が前記
    細胞カップから生物流体を廃棄する際に細胞成分の通過
    を防止する、試験及び採取装置。
  3. 【請求項3】 前記細胞成分採取カップが、上側部分、
    この上側部分に取り外し可能に連結された下側部分、こ
    の下側部分に装着された多孔質膜支持隔壁及びこの多孔
    質膜支持隔壁の上に敷設された膜部材を備える、請求項
    2記載の試験及び採取装置。
  4. 【請求項4】 前記膜部材が、尿には膜部材を通過させ
    る一方尿からの尿沈澱物は前記細胞採取カップ中に保持
    するのを可能にする細孔径寸法を有している、請求項3
    記載の試験及び採取装置。
  5. 【請求項5】 尿試料中の所定の分子体を試験する方法
    であって、 a.尿を容器中に採取する工程; b.この尿を所望のpHにまで緩衝する工程; c.緩衝された尿中の特異的な抗原と複合化する標識抗
    体をこの尿へと加える工程; d.複合化した抗体/抗原と共に緩衝後の尿を、固定化
    抗体ビーズ手段を保持した尿処理容器を通過させ、これ
    により前記尿をビーズ手段と接触させてビーズ手段の上
    に所望の複合化した試料を捕捉する工程; e.捕捉された複合化試料を含む処理容器を緩衝液によ
    って洗浄する工程;及び f.固定化抗体ビーズ手段から分析のために所望のリガ
    ンドを溶出させる工程を有する試験方法。
  6. 【請求項6】 尿中の抗原濃度の測定感度を測定する方
    法であって、 (a)ガン疾患の患者から尿試料を引き取る工程; (b)トリス緩衝液を加えることによってこの尿のpH
    を調整し、調整された尿/緩衝液混合物を生成させる工
    程; (c)0.08マイクログラム〜2マイクログラムの抗原を
    尿緩衝液へと加えて混合物を調製する工程; (d)固定化リガンドを備えたビーズ手段を含む濾過装
    置によってこの混合物を濾過する工程; (e)この濾過された混合物を室温で回転振とう器上に
    配置する工程; (f)濾過装置中のビーズに結合された捕捉タンパク質
    を溶液中へと溶出させる工程;及び (g)ブラッドフォード測定(Bradford assay)を用い
    てこの溶液を試験する工程を有する、測定方法。
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