JPH0792105B2 - 継手による部材結合方法 - Google Patents

継手による部材結合方法

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JPH0792105B2
JPH0792105B2 JP1010023A JP1002389A JPH0792105B2 JP H0792105 B2 JPH0792105 B2 JP H0792105B2 JP 1010023 A JP1010023 A JP 1010023A JP 1002389 A JP1002389 A JP 1002389A JP H0792105 B2 JPH0792105 B2 JP H0792105B2
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保夫 綾塚
正吉 三澤
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Description

【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本発明は、例えば通信衛星の組立のように複数の部分を
高精度に組み上げる必要のある組立の際に利用し得る継
手による部材結合方法に関するものである。本発明は特
に、アンテナと衛星本体との接続のように、厳しいアラ
インメントを要求される場合に有効である。
(従来の技術) 従来、2つの物体を高精度に結合させるには、2つの物
体の結合部材の部材端平面を高精度に製作するととも
に、結合後に誤差のあることが判明した場合は、結合部
にシムをかませることによって取付位置調整を行ってき
た。この方法では、シムの厚さ、及び挿入位置を細かく
修正しつつ、試行錯誤によって正確な位置出しをする必
要がある。さらに、この方法は部材端平面に垂直方向の
位置調整を主な目的とするもので、両部材端平面の軸合
わせは、両端のインロー、またはボルト孔とボルトとの
め合いによって専ら決定される。そして、該平面に平行
な方向への軸ずれ及び回転誤差がある場合は、両部材が
直接嵌合するインローを用いることができず、更に両部
材のうち少なくとも一方のボルト孔は、予想される誤差
を吸収し得る程度に大きくする必要があり、軸合わせが
機械的にできないため、着脱を繰り返す毎に改めて測
定、調整を要するばかりでなく、振動などの外力によっ
て軸ずれを起こす可能性もある。これを防ぐためには、
調整後、精度が良いピン孔を穿ち、ピン挿入によって位
置決めをする方法も考えられるが、この場合、大形で複
雑な構造物では、組立後の加工が困難な場合があると、
再調整を行なう必要がある場合にはピン孔がいくつも穿
たれて強度上の問題も生じること、という欠点がある。
(発明が解決しようとする課題) 本発明の目的は、2つの物体を結合する際に、高精度な
位置決めを行なう必要が生じるような時、結合部材端で
シムを用いた調整では、微妙な調整を確実、高精度かつ
再現性をもって行なうことが困難という点を解決した継
手を提供することにある。本発明による継手による部材
結合方法を用いれば、所定の位置に対し高精度の部材の
結合を成し得るし、その精度は、一旦スペーサ形状が定
まれば容易に再現し得るものである。
(課題を解決するための手段) 本発明によれば、少なくとも一方の部材端の平面にイン
ローを有する対向する2つの部材端の間に、このインロ
ーと対を成すインローを少なくともこの部材端の平面側
に有するスペーサを介在させ、締結用ボルトで2つの部
材端平面を互いに結合する部材結合方法であって、2つ
の部材を結合する際に、スペーサの両面間の厚さと、ス
ペーサの両面の成す角度と、スペーサの両面のインロー
位置とのみを調整することにより所望の取付位置に対し
て高精度で両部材の結合を行うようにした方法が提供さ
れる。
(作用) 両部材を所望の位置に対し高精度に位置決めして結合す
る場合において、本発明では、2つの結合部材が規定さ
れた取付位置に対して誤差を有するだろうことをあらか
じめ想定している。そして、2つの部材間に、2つの部
材とインロー関係を有するスペーサを挿入すると共に、
このスペーサの両面間の厚さ、スペーサの両面の成す角
度、及びスペーサの両面のインロー位置のみの調整によ
って高精度の位置決めを行い、再現性の高い結合を得る
ようにしている。
なお、インローは、ペアを成す2つのインロー間で精度
よくはめ合いが成されていれば、その形状に限定はな
い。ボルトは締結の役のみを担い、取付精度には関与し
ない。取付精度はスペーサの工作精度、結合面の精度及
びインローのはめ合い精度に依存する。
(実施例) 第1図は、本発明の実施例を説明する図であって、1
は、一方の被結合部材、2は、他方の被結合部材、3
は、高精度位置決めの役を担うスペーサ、4は、部材1
の接合面に付けたボルト用穴、5は、同じくスペーサ3
につけたボルト用穴、6は、同じく部材2につけたボル
ト用穴である。
ボルト用穴4,5,6は、ボルト固定に差し支えのない範囲
ならどこにあけてもよく、はめ合いも悪い状態でよい。
このような構造において、部材1,部材2,スペーサ3をボ
ルトで固定した際、部材1,2の位置は、スペーサ3の面
A,A′及びインローの位置で決まる。即ち、位置の微調
は、部材1,部材2を再工作することなくスペーサ3の工
作によって可能である。
部材1,部材2が非常に大きな物体である場合には、両者
の寸法測定を行なうことによって、あらかじめ投入すべ
きスペーサの形状を決定する。即ち、スペーサ形状は第
2図に示す如き、面間厚さt、軸合わせ誤差量Δ、及び
スペーサ両面の成す角度誤差θをもって部材1,2の取付
位置に対する誤差を補正するものである。更に、取付位
置は部材1とスペーサ3、スペーサ3と部材2とのはめ
合いによって規定されるため、組立て、分解を繰り返し
ても、最初の調整と同一の精度で復元可能である。イン
ローのオス,メスは部材端、スペーサにおいて対を成し
ていれば、どちらがオスでもメスでもよい。
このような構造になっているので、部材1と部材2の中
心線が各々の端面において構造誤差により、偏心もしく
は角度を持つ(平行でない)場合でも、スペーサ3のt,
Δ,θのみの調整により取付可能である。従って、スペ
ーサにあらかじめ、複数の偏心量のものを規定して製作
しておけば、微小な偏心なら、スペーサの交換で簡単に
吸収できる。逆に、スペーサ3を偏心させることによっ
て部材1,部材2を意識的に偏心させることも可能であ
る。
なお、実施例では部材1,2が凹部を有し、スペーサ3が
凸部を有する例を説明したが、凹凸の関係は逆となって
も差し支えない。
また、インローは必ずしも両方の部材にもうけられる必
要はなく、片方の部材(及びスペーサの片面)のみにも
うけてもよい。
(発明の効果) 以上説明したように本発明によれば、少なくとも一方の
部材端の平面にインローを有する対向する2つの部材端
の間に、このインローと対を成すインローを少なくとも
この部材端の平面側に有するスペーサを介在させ、締結
用ボルトで2つの部材端平面を互いに結合する部材結合
方法であって、2つの部材を結合する際に、スペーサの
両面間の厚さと、スペーサの両面の成す角度と、スペー
サの両面のインロー位置とのみを調整することにより所
望の取付位置に対して高精度で両部材の結合を行うよう
にしているため、高精度の位置決めが簡単かつ確実に行
える。また、部材中心線が偏心する場合や角度を持つ
(平行でない)場合にも対応可能で、取付位置及び精度
の再現性を有する、という利点を持つ。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の実施例を説明する図、第2図はスペー
サの構造例である。 1,2;被結合部材、 3;スペーサ、 4,5,6;ボルト用穴
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 昭60−8526(JP,A) 実開 平1−126423(JP,U) 実公 昭52−36922(JP,Y2)

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】少なくとも一方の部材端の平面にインロー
    を有する対向する2つの部材端の間に、該インローと対
    を成すインローを少なくとも該部材端の平面側に有する
    スペーサを介在させ、締結用ボルトで該2つの部材端平
    面を互いに結合する部材結合方法であって、前記2つの
    部材を結合する際に、前記スペーサの両面間の厚さと、
    該スペーサの両面の成す角度と、該スペーサの両面の前
    記インロー位置とのみを調整することにより所望の取付
    位置に対して高精度で両部材の結合を行うようにしたこ
    とを特徴とする、継手による部材結合方法。
JP1010023A 1989-01-20 1989-01-20 継手による部材結合方法 Expired - Fee Related JPH0792105B2 (ja)

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JPH0649936Y2 (ja) * 1988-02-22 1994-12-14 光洋精工株式会社 フランジ結合構造

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