JPH079178A - トレパニングヘッド - Google Patents
トレパニングヘッドInfo
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- JPH079178A JPH079178A JP5159566A JP15956693A JPH079178A JP H079178 A JPH079178 A JP H079178A JP 5159566 A JP5159566 A JP 5159566A JP 15956693 A JP15956693 A JP 15956693A JP H079178 A JPH079178 A JP H079178A
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- permanent magnet
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- Mechanical Optical Scanning Systems (AREA)
- Laser Beam Processing (AREA)
Abstract
集光点を移動させて、切断あるいは穴あけを行なうトレ
パニングヘッドに関し、高精度かつ高速に集光レンズを
駆動することのできるトレパニングヘッドを提供するこ
とを目的とする。 【構成】 固定されたベースと、前記ベースに対して相
対的に2次元平面内で案内されるステージ部材と、前記
ステージ部材に保持されたレンズと、前記ステージ部材
を前記ベースに対して2次元方向に駆動することのでき
る電磁駆動手段であって、ステージ部材とベースとに各
々固定された永久磁石とコイルとを含み、永久磁石から
発する磁力線がコイルの近接端と交差する電磁駆動手段
と、前記ステージ部材の変位を非接触で検出する非接触
変位センサとを含む。
Description
に集光レンズを平面内で移動することにより、集光点を
移動させて、切断あるいは穴あけを行なうトレパニング
ヘッドに関する。
加工を行なうには、加工対象物表面に集光されたレーザ
ビーム集光点を高精度に走査することが必要である。走
査速度は、加工対象物の材質、厚さや光源のパワー等の
加工条件によって決定される。
向上の要求等から、走査速度は高速化する傾向にあり、
トレパニングヘッドに高速かつ高精度の軌跡生成能力が
要求される。
配置すると、点光源の倒立実像である集光点は、光軸に
対して逆側に偏心して生じる。トレパニングヘッドは、
レーザ光を集光レンズの偏心位置で受け、集光レンズを
円運動等させることによって集光点を移動させて穴あけ
等を行なう。
xyテーブルや円筒座標型駆動装置が知られている。x
yテーブルを用いる代表的構成は、xyテーブルの各軸
を揺動モータとリンク機構を用いて駆動するものであ
る。たとえば、リンク機構を用いた1軸駆動機構を2組
組み合わせた構成を有し、各方向毎にポテンシオメータ
により変位量を検出する。
ンズまでの半径方向距離を制御する機構と、この偏心状
態を保ったまま集光レンズを軸の回りに回転させる機構
とを含む。
構を用いてxyテーブルの各軸を駆動する方式は、揺動
モータの発生する力をステージに伝達するリンク機構
に、必然的に生じる機構的ガタや摩擦等により、一般に
伝達遅れが発生し、制御精度、応答速度が制限される。
と、最終ステージの運動軌跡と計測変位量との間に誤差
が生じる。この誤差は、ステージの直交度誤差等に起因
しており、経時的な変化も発生し得る。
方向に偏心させた状態で、ラジアルベアリングで支持さ
れた軸を駆動する方式等を用い、最終ヘッドの軌跡には
機械的案内制御が大きく影響する。
と、全体が大型化、大重量化しやすい。機構が大型化す
ると、高速度かつ高精度の軌跡制御が困難になる。本発
明の目的は、高精度かつ高速に集光レンズを駆動するこ
とのできるトレパニングヘッドを提供することである。
ッドは、固定されたベースと、前記ベースに対して相対
的に2次元平面内で案内されるステージ部材と、前記ス
テージ部材に保持されたレンズと、前記ステージ部材を
前記ベースに対して2次元方向に駆動することのできる
電磁駆動手段であって、ステージ部材とベースとに各々
固定された永久磁石とコイルとを含み、永久磁石から発
する磁力線がコイルの近接端と交差する電磁駆動手段
と、前記ステージ部材の変位を非接触で検出する非接触
変位センサとを含む。
内で案内され、永久磁石とコイルとを含む電磁駆動手段
によって駆動される。ステージ部材に直接2軸方向の駆
動手段を設けることができるため、駆動力発生源とステ
ージ部材との間に介在する機構によって駆動精度を低下
させることを防止できる。
することができ、電磁駆動手段にフィードバックするこ
とができる。
ニングヘッドの要部を概略的に示す。
いる。構造体4は、構造体3およびカップリング5、6
を介してベース2に2次元方向内運動自在に保持され
る。構造体4には、コア20に巻かれたコイル9が固定
されており、コイル9と対向して永久磁石10が配置さ
れている。永久磁石10は、ベース2に固定されたヨー
ク8に接続されている。構造体4の位置は、変位センサ
11a、11bによって2軸方向でモニタされる。
り、コイル9には2次元方向の駆動力が働き、構造体4
を2次元平面内で駆動する。なお、集光レンズ17を保
持する構造体4にコイル9を設ける構成を示したが、構
造体4に永久磁石を固定し、対向してベースに固定され
たコイルを配置してもよい。構造体4に基準位置に復帰
する復帰力を作用させることもできる。
り、レーザ光18の集光点19を駆動する原理を概略的
に示す。集光レンズ17の光軸Oxに関し、レーザビー
ム18は偏心した位置から入射する。したがって、レー
ザビーム18の集光点19は、光軸Oxに関し、逆側に
発生する。集光レンズ17をレーザビーム18の軸の周
囲に回転運動させると、集光点19は円運動を行なう。
このような操作により、加工対象物に微細な円形開孔や
ビアホールを形成することができる。
駆動するため、構造体4には、コイル9と永久磁石10
の組合せを含み、2方向に力を発生させる電磁駆動手段
が設けられている。
めの概略図である。図2(A)において、ヨーク8面上
には複数個の永久磁石10が配置されている。永久磁石
の磁極は、図中上下方向に配置され、上面の極が、N
極、S極、N極、S極、と交互になるように配置されて
いる。
れたコイル9が配置されている。各コイル9は、各永久
磁石10に対応して分割して配置されている。ここで、
コイル9の1単位の幅は永久磁石10の1単位の幅より
も狭くされ、コイル9が駆動される動作域内で均等な力
を発揮できるようにされている。
ら発する磁力線Bがコイル9の下側の巻線と交差する。
このコイル9に矢印で示すような電流iを流すと、ロー
レンツ力によりコイル9には紙面垂直方向の力が発生す
る。
石のN極から隣接する永久磁石のS極に向かう。隣接す
るコイル9には逆方向の電流を供給すると、隣接するコ
イルに入射する磁力線の向きの反転を相殺して、同一方
向に推力が発生する。
0から発する磁力線は、コイル9の下側巻線を通過した
後、コア20内に入り、隣接する永久磁石に向かって進
み、コイル上側の巻線にはほとんど到達しない。
させ、隣接するコイルに逆方向の電流を供給することに
より、紙面水平方向の力を発揮させることができる。た
だし、コア20に磁性体を用いることは必須条件ではな
く、非磁性体をコアとして用いてもよい。
逆方向の力が発生するが、磁力線の分布はコイル下側で
密、上側で疎のため、全体としてはコイル下側巻線に発
生する力の方向に推力が発生する。なお、このような電
磁駆動手段については、同一出願人の特願平3−172
326号を参照することができる。
て、x方向駆動用の電磁駆動手段とy方向駆動用の電磁
駆動手段とを設けることにより、2次元方向に任意の駆
動を行なうことができる。
置制御系を示す。集光レンズ17を保持する構造体4に
は、x方向に2つのコイル9−1、9−2、およびy方
向に2つのコイル9−3、9−4が固定されている。
結され、アンプ22aから駆動電流を供給される。同
様、y方向の2つのコイル9−3、9−4は直結され、
アンプ22bから駆動で電流を供給される。
1a、21bから電流指令値24a、24bを受け、所
定の電流を発生させる。構造体4の位置は、変位センサ
11a、11bによって2軸方向の位置がモニタされ、
位置検出信号が位置制御回路21a、21bに供給され
ている。位置制御回路21a、21bは、目標値設定回
路25a、25bから目標値信号23a、23bを供給
され、変位センサ11a、11bから受ける現在の位置
と比較を行ない、目標値に向かって構造体4を駆動する
ように電流指令値を発生する。
動電流を減少させ、オーバシュートを防止することが好
ましい。構造体4に復帰力が作用していない時は、逆向
きの力を発生させてブレーキをかけることもできる。
目標値x、目標値yとして、 x=Asinωt y=Acosωt に設定する。ここで、Aは半径、ωは各速度を表す。
4の位置を変位センサ11によってモニタし、目標値に
追随するように制御することにより、集光レンズ17は
円の軌跡を描く。
ニングヘッドの構成を示す。ステージベース2は、アダ
プタ等を介してレーザ光源側に固定される。構造体3
は、クロスローラベアリングのカップリング機構5を介
して、ステージベース2に対して紙面垂直方向に摺動自
在に係合する。
ップリング機構6を介して、構造体3に対して紙面水平
方向に摺動自在に結合される。したがって、構造体4
は、ベース2に対して面内運動自在に案内される。
ヨーク8の上には、複数個の永久磁石10が固定されて
いる。さらに、構造体4下面には、ガスノズル14が固
定されている。ガスノズル14内には、集光レンズ17
も配置されている。ガスノズル14には、上部より酸素
ガス等のガスを導入し、レーザ光と酸素ガスをノズル先
端から供給する。
固定された関係に配置されたコイル9が配置されてい
る。コイル9の数は、永久磁石10の数と対応するもの
である。
10、ガスノズル14は、2次元方向に運動自在である
ため、コイル9に電流を流し、電磁駆動力を発生させる
と、面内運動を生じる。
より詳細に示す平面図である。図5(A)はコイルの配
置を示し、図5(B)は永久磁石の配置を示す。図5
(A)において、コイル9は大きく4つの組9−1、9
−2、9−3、94に分割されている。コイル9−1、
9−2はx方向に配置され、コイル9−3、9−4はy
方向に配置されている。各コイル9−1、9−2、9−
3、9−4は、さらに4つの部分に分割され、それぞれ
がlC2の幅を有する。各コイルには、コア20が貫通し
ている。
する永久磁石を示す。コイル9−1、9−2、9−3、
9−4に対向するように、永久磁石10−1、10−
2、10−3、10−4が配置されている。
に配置された4つの永久磁石部材で構成されている。各
磁極の幅lm 2は、コイルの幅lC2よりも大きく設定さ
れている。このため、コイルと永久磁石が動作領域内で
移動しても、コイルを横切る磁力線密度は実質的に変化
しない。
−2と永久磁石10−1、10−2の組により、x方向
の力を発生させ、コイル9−3、9−4および永久磁石
10−3、10−4の組によりy方向の力を発生させ
る。コイルに流す電流を制御することにより、発生する
力の大きさは任意に制御することができる。
スノズル側に永久磁石が配置され、固定側にコイルが配
置されている。コイルに電流を流すと、コイルに発熱が
生じるが、発熱は固定側で生じ、駆動されるノズル側は
発熱から保護されている。このため、より高精度の制御
が可能となる。
ことにより、可動部材の重量を軽減することが容易とな
る。また、可動部材にリード線を接続する必要がないた
め、可動部材の運動が妨げられることが少ない。
際、被駆動体の重量は常に一定であり、コイル9に流す
電流を制御することにより、高精度の制御が可能であ
る。図6は、変位センサの構成を概略的に示す。図6
(A)は側面図、図6(B)は平面図を示す。
おり、被駆動体であるヨーク8にターゲット12が結合
されている。ヨーク8上には永久磁石10が配置され、
永久磁石10と対向してベース側に固定されたコイル9
が配置されている。
12で拡散反射され、変位センサの受光面に入射する。
入射光量を検出することにより、変位センサ11とター
ゲット12との間の距離を測定することができる。
磁石10の間に駆動力が働き、永久磁石10、したがっ
てヨーク8その他も駆動される。ヨーク8が駆動される
と、ターゲット12も同時に移動し、ターゲット12の
変位は変位センサ11によって検出される。
およびターゲット12は2軸方向に配置されており、ガ
スノズル14に固定されたターゲット12の位置を2軸
方向でモニタする。このようにして、ガスノズル、した
がって集光レンズの面内位置を検出し、図3に示すよう
な位置制御系に供給することにより、高精度の位置制御
を行なうことができる。
ばよく、上述の構成のものには制限されない。非接触型
とすることにより、可動体の運動を妨げることなく、可
動体の位置を検出することができる。
本発明はこれらに制限されるものではない。たとえば、
種々の変更、改良、組み合わせ等が可能なことは当業者
に自明であろう。
集光用レンズを保持するステージ構造体を電磁駆動手段
により2次元方向に直接駆動することにより、高精度の
運動精度を得ることができる。
に計測し、電磁駆動手段にフィードバックすることによ
り、高速、高精度の制御が可能である。ステージ構造体
は面内で運動が自由なため、目標値を設定することによ
り、種々の軌跡形状に駆動することもできる。
す概略断面図である。
ある。
の構成を概略的に示す断面図である。
久磁石の配置を示す平面である。
の配置を示す側面図および平面図である。
Claims (3)
- 【請求項1】 固定されたベース(2)と、 前記ベースに対して相対的に2次元平面内で案内される
ステージ部材(4)と、 前記ステージ部材に保持されたレンズ(17)と、 前記ステージ部材を前記ベースに対して2次元方向に駆
動することのできる電磁駆動手段であって、ステージ部
材とベースとに各々固定された永久磁石とコイルとを含
み、永久磁石から発する磁力線がコイルの近接端と交差
する電磁駆動手段(9、10)と、 前記ステージ部材の変位を非接触で検出する非接触変位
センサ(11、12)とを含むトレパニングヘッド。 - 【請求項2】 前記電磁駆動手段は、前記ステージ部材
に永久磁石が固定され、前記ベースにコイルが固定され
ている請求項1記載のトレパニングヘッド。 - 【請求項3】 さらに、前記非接触変位センサの出力と
目標値信号とを入力し、前記コイルに供給する電流値を
制御する制御回路(21、22)を含む請求項1ないし
2記載のトレパニングヘッド。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP5159566A JP2828871B2 (ja) | 1993-06-29 | 1993-06-29 | トレパニングヘッド |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP5159566A JP2828871B2 (ja) | 1993-06-29 | 1993-06-29 | トレパニングヘッド |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH079178A true JPH079178A (ja) | 1995-01-13 |
JP2828871B2 JP2828871B2 (ja) | 1998-11-25 |
Family
ID=15696531
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP5159566A Expired - Lifetime JP2828871B2 (ja) | 1993-06-29 | 1993-06-29 | トレパニングヘッド |
Country Status (1)
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Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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JP2013144318A (ja) * | 2013-03-21 | 2013-07-25 | Nippon Sharyo Seizo Kaisha Ltd | レーザ切断装置 |
JP2013202679A (ja) * | 2012-03-29 | 2013-10-07 | Mitsubishi Electric Corp | レンズ駆動装置およびレーザ加工装置 |
CN110764253A (zh) * | 2018-07-26 | 2020-02-07 | 中科融合感知智能研究院(苏州工业园区)有限公司 | 一种二维矢量扫描微镜 |
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JP5364856B1 (ja) | 2013-02-27 | 2013-12-11 | 三菱重工業株式会社 | 加工装置、加工方法 |
JP6071641B2 (ja) | 2013-02-27 | 2017-02-01 | 三菱重工業株式会社 | 加工装置、加工方法 |
JP5908009B2 (ja) | 2013-08-20 | 2016-04-26 | 三菱重工業株式会社 | レーザ加工方法及びレーザ加工装置 |
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JPH03214114A (ja) * | 1990-01-18 | 1991-09-19 | Canon Inc | カメラの像ブレ抑制装置 |
-
1993
- 1993-06-29 JP JP5159566A patent/JP2828871B2/ja not_active Expired - Lifetime
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CN110764253A (zh) * | 2018-07-26 | 2020-02-07 | 中科融合感知智能研究院(苏州工业园区)有限公司 | 一种二维矢量扫描微镜 |
CN110764253B (zh) * | 2018-07-26 | 2022-04-08 | 中科融合感知智能研究院(苏州工业园区)有限公司 | 一种二维矢量扫描微镜 |
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JP2828871B2 (ja) | 1998-11-25 |
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