JPH079153Y2 - 露光機に於けるフイルムカセツト枠の位置決め機構 - Google Patents

Description

【考案の詳細な説明】 （産業上の利用分野） 本考案は、感光性版材を載置する定盤と露光用光源との
間に昇降自在に配設された焼枠に、フイルムカセツト枠
を装着する際にこれを焼枠の所定位置に正確に位置決め
できる露光機に於けるフイルムカセツト枠の位置決め機
構に関する。

（従来の技術） 一般に、フイルム画像を感光性版材に焼付けする場合に
用いる露光機は、版材を位置決め載置する定盤とこれの
上方に配設された露光用光源との間に、ネガフイルムを
貼り付けた透光性シートを張設して成るフイルムカセツ
ト枠を装着し得る焼枠を定盤に対して昇降自在に配設し
て構成されて居り、フイルムカセツト枠を装着した焼枠
を下降させて定盤上に載置された版材にネガフイルムを
重ね合せ、露光用光源による露光作用をもつてネガフイ
ルム上の画像を版材に焼付けするように為されている。

（考案が解決しようとする課題） ところで、従来この種露光機に於いては、焼枠にフイル
ムカセツト枠を一側方から差し込んで装着し、露光後に
は同一方向へ抜き出せるように構成されている為、フイ
ルムカセツト枠の差し込みと抜き出しの経路が同一であ
り、フイルムカセツト枠を焼枠から抜き出し、これを除
去した後でなければ、次のフイルムカセツト枠を焼枠に
装着することができなかつた。その結果、焼付けを連続
的に行う場合にはフイルムカセツト枠の交換に非常に時
間が掛ると云う問題があつた。

又、フイルムカセツト枠を往復移動させることによつて
焼枠に対して出し入れしている為、フイルムカセツト枠
の出し入れを自動化した場合にはフイルムカセツト枠の
出し入れ機構の作動が複雑になつて構造の複雑化及びコ
ストの高騰を招くと云う問題もあつた。

一方、露光機の焼枠を、フイルムカセツト枠を一方向か
ら差し込み可能で且つ他方向へ抜き出せるように構成し
た場合には前記の問題を解決することができる。

ところが、この場合にはフイルムカセツト枠を焼枠の所
定位置（版材にフイルム画像を焼付け得る位置）に正確
且つ迅速にセツトすることが極めて難しく、高精度の印
版を作製することが困難であつた。

本考案は、上記の問題点を解消する為に創案されたもの
であり、その目的は焼枠がフイルムカセツト枠を一方向
から差し込み可能で他方向へ抜き出し可能であつても、
フイルムカセツト枠を焼枠の所定位置に正確且つ迅速に
セツトできる露光機に於けるフイルムカセツト枠の位置
決め機構を提供するにある。

（課題を解決する為の手段） 上記目的を達成する為に、本考案のフイルムカセツト枠
の位置決め機構は、感光性の版材を位置決め載置する定
盤とこれの上方に配設された露光用光源との間に、定盤
に対して昇降自在で且つ矩形状の枠にネガフイルムを貼
り付けた透光性シートを張設して成るフイルムカセツト
枠を装着可能な焼枠を配設し、該焼枠がフイルムカセツ
ト枠を一方向から差し込み可能で且つ他方向に抜き出し
可能に構成された露光機に於いて、前記フイルムカセツ
ト枠の枠体の両端部に位置決め用穴を夫々穿設し、前記
焼枠に、フイルムカセツト枠をその進行方向と直交する
方向の位置を位置決めしながら焼枠内に搬入すると共
に、該焼枠から搬出する搬入機構と、搬入機構により焼
枠内に搬入されたフイルムカセツト枠の位置を検出する
検出器と、検出器によるフイルムカセツト枠の位置検出
時に位置決め用穴に挿入されてフイルムカセツト枠を焼
枠内の所定位置に位置決めする位置決めピンとを夫々配
設したものである。

（作用） 焼枠が上昇位置にある状態で、フイルムカセツト枠は、
搬送機構によつてその進行方向と直交する方向の位置を
位置決めされながら焼枠内に搬入されて行く。

フイルムカセツト枠が焼枠内の所定位置まで搬入される
と、焼枠に設けた検出器がこれを検出する。これによつ
て、搬送機構が停止すると共に、焼枠に設けた位置決め
用ピンが下動してフイルムカセツト枠の位置決め用穴に
挿入される。その結果、フイルムカセツト枠は、焼枠の
所定位置に位置決めされた状態でセツトされる。

フイルムカセツト枠が焼枠にセツトされたら、焼枠が下
降して定盤上に位置決め載置されている感光性の版材に
ネガフイルムを密着状に重ね合わせた後、露光が行われ
る。

そして、露光が終了すると、焼枠が上昇し、位置決めピ
ンがフイルムカセツト枠の位置決め用穴から抜けると共
に、搬送機構が作動してフイルムカセツト枠を焼枠から
搬出して行く。

（実施例） 以下、本考案の実施例を図面に基づいて詳細に説明す
る。

第１図は製版装置全体の概略平面図であつて、当該製版
装置は、感光性の版材１を給版機２から露光機３の定盤
４へ、又、ネガフイルム５を貼り付けた透光性シート６
を張設保持したフイルムカセツト枠７をカセツト枠キヤ
リヤー８から露光機３の焼枠９へ夫々供給し、焼付け後
の版材１を自動的に送り出して搬送装置10によつて現像
機11内に供給し、ここで現像、定着を行つた後、乾燥機
12で乾燥させ、一方、使用済みのフイルムカセツト枠７
を露光機３から搬出してストツカー13に収納すべく構成
されている。

尚、カセツト枠キヤリヤー８は、複数のベルトコンベヤ
をＴ字型に配列して成り、露光機３を両サイドに配置で
きるようになつて居り、フイルムカセツト枠７を各露光
機３へ夫々振り分けて供給できるように構成されてい
る。

第２図及び第３図は露光機３を示し、これは、フレーム
本体14、定盤４、版材搬入機構15、版材搬出機構16、露
光用光源17、焼枠９及びスクイージロール18等から構成
されている。

前記フレーム本体14は、型鋼及び板材等より枠箱状に構
成されて居り、その外側面には版材１の入口19、出口20
並びにフイルムカセツト枠７の入口21、出口22が夫々形
成されている。

前記定盤４は、フレーム本体14内に水平状態で配設され
て居り、版材１を支持載置するものである。又、定盤４
にはストツパーピン23がシリンダ24によつて出没自在に
設けられて居り、これは版材１を定盤４の所定位置に位
置決めするものである。

前記版材搬入機構15及び版材搬出機構16は、定盤４に設
けた駆動用ローラ25（第４図参照）と、ロツドレスシリ
ンダ26及び流体圧シリンダ27によつて駆動用ローラ25に
接する位置（第２図一点鎖線位置）と定盤４上から退出
する位置（第２図実線位置）とを取り得る押えローラ28
等から構成されて居り、定盤４への版材１の送り込み及
び定盤４からの版材１の送り出しを行うものである。

前記露光用光源17は、定盤４の上方位置に配設されて居
り、その周囲には反射ミラー29が配設されている。

前記焼枠９は、定盤４と露光用光源17との間に昇降自在
に配設されて居り、フイルムカセツト枠７を装置するも
のである。

具体的には、焼枠９は、一対の焼枠昇降用シリンダ30に
よつて、フイルムカセツト枠７の供給及び取り出しを許
容する上昇位置（第２図及び第３図参照）とフイルムカ
セツト枠７のネガフイルム５を定盤４上の版材１に密着
させる下降位置（第４図及び第５図参照）とを取り得る
ように昇降自在に支持されている。又、焼枠９は、フイ
ルムカセツト枠７を一方向から差し込み可能で且つ他方
向へ抜き出し可能に構成されている。

前記スクイージロール18は、版材１とネガフイルム５の
重合状態に於いて透光性シート６上面を押圧しながら転
動走行して版材１とネガフイルム５との間の空気を外部
に押し出すものであり、焼枠９に配設したスクイージロ
ール用駆動機構31によつて透光性シート６上面を押圧し
ながら転動走行するように為されている。このスクイー
ジロール用駆動機構31は、第４図及び第５図に示す如
く、焼枠９に配設された一対のガイド軸32と、各ガイド
軸32に沿つて配設され、同期的に周回する一対の無端状
チエーン33と、チエーン33を周回駆動させるモータ34
と、各ガイド軸32に摺動自在且つ回転不能に外嵌され、
チエーン33に連結された摺動体35と、摺動体35に俯仰自
在に枢着された摺動アーム36と、摺動体35と揺動アーム
36との間に介設された流体圧シリンダ37等から構成され
て居り、前記摺動アーム36の下端にスクイージロール18
が回転自在に横架されている。

而して、摺動アーム36を流体圧シリンダ37により摺動さ
せてスクイージロール18を透光性シート６上面に当接さ
せ、この状態でモータ34によりチエーン33を周回させる
と、スクイージロール18は透光性シート６上面を押圧し
ながら転動走行する。

尚、第２図及び第３図に於いて、38はフイルムカセツト
枠７の出入口22,21に設けたシヤツター、39はシヤツタ
ー昇降用シリンダ、40は排気用フアン、41はバキユーム
ポンプ、42は駆動用ローラ25の駆動モータである。

一方、本考案に係るフイルムカセツト枠７の位置決め機
構は、フイルムカセツト枠７を焼枠９の所定位置（版材
１への焼付け位置）へ正確且つ自動的にセツトする為の
ものであり、当該位置決め機構は、フイルムカセツト枠
７の枠体49に穿設された位置決め用穴43及び位置検出用
穴44と、焼枠９に配設された搬送機構45、検出器46、位
置決めピン47及びストツパーピン48等から構成されてい
る。

尚、フイルムカセツト枠７は、第７図乃至第９図に示す
如く、矩形状の枠体49内に透光性シート６を張設保持
し、該透光性シート６の下面にネガフイルム５を貼り付
けて構成されている。又、透光性シート６は、その長辺
の一辺が枠体49の内側に固定したＬ字型部材50に止着具
51を介して固定され、且つ長辺の他辺が枠体49の内側に
ロツド52及び圧縮スプリング53を介して附勢支持された
Ｌ字型部材50に止着具51を介して固定されて居り、枠体
49内に常時緊張状態で附勢保持されている。更に、透光
性シート６は、スクイージロール18が版材１とネガフイ
ルム５との間の空気を押し出して行く際に常に空気の逃
し用空間が確保されるように傾斜姿勢でもつて枠体49内
に張設されている。加えて、ネガフイルム５にはバーコ
ード54が設けられて居り、これをカセツト枠キヤリヤー
８に設けたバーコードスキヤナー（図示省略）で読み取
ることによつてフイルムカセツト枠７を各露光機３へ振
り分けて供給できるように為されている。

前記位置決め用穴43は、フイルムカセツト枠７の枠体49
の両端部つまり進行方向両端部で且つ片側位置に夫々一
個づつ穿設されて居り、一方の位置決め用穴43は後述す
る位置決めピン47と密に嵌合するように円形状に形成さ
れ、他方の位置決め用穴43はフイルムカセツト枠７の進
行方向に於いては位置決め用ピン47とルーズに嵌合し且
つ進行方向と直交する方向に於いては位置決めピン47と
密に嵌合するように長孔状に形成されている。又、各位
置決め用穴43の開口部は、位置決めピン47を容易に挿入
てせきるようにテーパ状に形成されている。

前記位置検出用穴44は、枠体49の位置決め用穴43近傍位
置に夫々穿設されて居り、フイルムカセツト枠７の位置
を検出するのに使用されるものである。

前記搬送機構45は、焼枠９が上昇位置にあるときにフイ
ルムカセツト枠７をカセツト枠キヤリヤー８から受け入
れ、これを進行方向と直交する方向（版材１の進行方
向）の位置を位置決めしながら焼枠９内に搬入すると共
に、該焼枠９から搬出してストツカー13へ送り出すもの
である。

具体的には、搬送機構45は、第４図乃至第６図に示す如
く、焼枠９の両側位置（第４図左右位置）で且つフイル
ムカセツト枠７の進行方向に沿つて適当間隔毎に複数設
けられ、カセツト枠キヤリヤー８からフイルムカセツト
枠７を受け取つてこれを支持する回転自在な支持ローラ
55と、焼枠９の両側位置にフイルムカセツト枠７の進行
方向に沿つて夫々配設され、外周面がフイルムカセツト
枠７の枠体49の長辺に当接可能な無端状の搬送ベルト56
と、各搬送ベルト56を同期的に周回駆動させるベルト伝
動機構57及びモータ58から成るベルト駆動装置59と、焼
枠９の両側位置にフイルムカセツト枠７の進行方向に沿
つて複数個配設され、エアシリンダ60によつてフイルム
カセツト枠７側へ移動して各搬送ベルト56の外周面を枠
体49の長辺に当接させる押え体61等から構成されてい
る。

而して、各搬送ベルト56の外周面がフイルムカセツト枠
７の枠体49の長辺に当接すべく押え体61によつて各搬送
ベルト56の位置を調整し、この状態で搬送ベルト56を周
回駆動させると、カセツト枠キヤリヤー８から支持ロー
ラ55上に受け渡されたフイルムカセツト枠７は搬送ベル
ト56によつて焼枠９内に搬入されることになる。このと
き、フイルムカセツト枠７は、その進行方向と直交する
方向の位置が搬送ベルト56によつて位置決めされながら
焼枠９内に搬入されることになる。

前記検出器46は、フイルムカセツト枠７に穿設した位置
検出用穴44が通過する経路の上方位置で且つ焼枠９に配
設されて居り、位置検出用穴44の位置を検出することに
よつて焼枠９内に搬入されたフイルムカセツト枠７の位
置を検出するものである。この検出器46には光電管が使
用されている。

前記位置決めピン47は、フイルムカセツト枠７に穿設し
た位置決め用穴43が通過する経路の上方位置で且つ焼枠
９の前後位置に夫々配設されて居り、検出器46による位
置検出用穴44の検出時に位置決め用穴43に挿入されてフ
イルムカセツト枠７を焼枠９の所定位置に位置決めする
ものである。又、位置決めピン47は、シリンダ63によつ
て昇降するように為されて居り、その下端は位置決め用
穴43に挿入され易いように円錐状に尖つている。

前記ストツパーピン48は、焼枠９の後端側に配設され、
シリンダ63によつてフイルムカセツト枠７の通過を許容
し得る非突出位置とフイルムカセツト枠７の枠体49の短
辺に当接してフイルムカセツト枠７を一時的に停止させ
る突出位置とを取り得るように為されて居り、搬送機構
45により焼枠９内に搬入されて来たフイルムカセツト枠
７を焼枠９内の所定位置で一時的に停止させ、位置決め
用穴43への位置決めピン47の挿入を確実且つ容易にする
ものである。

尚、搬送機構45は、検出器46が位置検出用穴44を検出し
たときにその作動が停止されるように為されている。
又、位置決めピン47は、検出器46が位置検出用穴44を検
出したときに下方へ突出するように為されている。

次に、前記位置決め機構の作用について説明する。

焼枠９が上昇位置にある状態で、カセツト枠キヤリヤー
８がフイルムカセツト枠７を搬送して来ると、支持ロー
ラ55及び搬送ベルト56がこれを受け取つて焼枠９内に搬
入する。このとき、フイルムカセツト枠７は、対向する
搬送ベルト56によつて進行方向と直交する方向の位置が
位置決めされながら焼枠９内に搬入される。これによつ
て、検出器46による位置検出用穴44の検出並びに位置決
め用穴43への位置決めピン47の挿入を確実に行える。

フイルムカセツト枠７が焼枠９内に搬入されて行くと、
ストツパーピン48がフイルムカセツト枠７を所定位置に
一時的に停止させると共に、検出器46が位置検出用穴44
を検出する。これに伴つて、搬送機構45が停止すると共
に、位置決めピン47が下降してフイルムカセツト枠７の
位置決め用穴43に挿入される。その結果、フイルムカセ
ツト枠７は、焼枠９の所定位置に位置決めされた状態で
セツトされる。

フイルムカセツト枠７が焼枠９にセツトされたら、焼枠
９が下降してフイルムカセツト枠７のネガフイルム５を
定盤４上に載置された版材１に重ね合せ、スクイージロ
ール18によつて両者を密着させた後、露光が行われる。

そして、露光が終了すると、焼枠９が上昇し、位置決め
ピン47が位置決め用穴43から抜けると共に、搬送機構45
が作動してフイルムカセツト枠７を焼枠９から搬出し、
ストツカー13へ収納する。

（考案の効果） 上述の通り、本考案のフイルムカセツト枠の位置決め機
構は、フイルムカセツト枠の枠体に穿設した位置決め用
穴と、フイルムカセツト枠をその進行方向と直交する方
向の位置を位置決めしながら焼枠内に搬入する搬送機構
と、焼枠内に搬入されたフイルムカセツト枠の位置を検
出する検出器と、検出器によるフイルムカセツト枠の位
置検出時に位置決め用穴に挿入される位置決めピンとか
ら構成した為、焼枠が一方向から差し込み可能で他方向
へ抜き出し可能であつても、フイルムカセツト枠を焼枠
の所定位置へ確実、正確且つ迅速にセツトすることがで
きる。その結果、極めて高精度の印版を作製することが
できる。

【図面の簡単な説明】

第１図は製版装置の概略平面図、第２図は露光機の一部
切欠概略正面図、第３図は同じく一部切欠概略側面図、
第４図は露光機の要部を示し、フイルムカセツト枠をセ
ツトした焼枠を定盤側へ下降させた状態の一部切欠拡大
正面図、第５図は同じく一部切欠拡大側面図、第６図は
同じく横断平面図、第７図はフイルムカセツト枠の平面
図、第８図は第７図のVIII−VIII線拡大断面図、第９図
はフイルムカセツト枠の要部の拡大断面図である。 １は版材、３は露光機、４は定盤、５はネガフイルム、
６は透光性シート、７はフイルムカセツト枠、９は焼
枠、17は露光用光源、43は位置決め用穴、45は搬送機
構、46は検出器、47は位置決めピン、49は枠体。

Claims (1)

【実用新案登録請求の範囲】
1. 【請求項１】感光性の版材（１）を位置決め載置する定
   盤（４）とこれの上方に配設された露光用光源（17）と
   の間に、定盤（４）に対して昇降自在で且つ矩形状の枠
   体（49）にネガフイルム（５）を貼り付けた透光性シー
   ト（６）を張設して成るフイルムカセツト枠（７）を装
   着可能な焼枠（９）を配設し、該焼枠（９）がフイルム
   カセツト枠（７）を一方向から差し込み可能で且つ他方
   向に抜き出し可能に構成された露光機（３）に於いて、
   前記フイルムカセツト枠（７）の枠体（49）の両端部に
   位置決め用穴（43）を夫々穿設し、前記焼枠（９）に、
   フイルムカセツト枠（７）をその進行方向と直交する方
   向の位置を位置決めしながら焼枠（９）内に搬入すると
   共に、該焼枠（９）から搬出する搬送機構（45）と、搬
   送機構（45）により焼枠（９）内に搬入されたフイルム
   カセツト枠（７）の位置を検出する検出器（46）と、検
   出器（46）によるフイルムカセツト枠（７）の位置検出
   時に位置決め用穴（43）に挿入されてフイルムカセツト
   枠（７）を焼枠（９）内の所定位置に位置決めする位置
   決めピン（47）とを夫々配設したことを特徴とする露光
   機に於けるフイルムカセツト枠の位置決め機構。