JPH079038U - ケーブルグランドの保持具 - Google Patents

ケーブルグランドの保持具

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JPH079038U
JPH079038U JP4145493U JP4145493U JPH079038U JP H079038 U JPH079038 U JP H079038U JP 4145493 U JP4145493 U JP 4145493U JP 4145493 U JP4145493 U JP 4145493U JP H079038 U JPH079038 U JP H079038U
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敏雄 斉藤
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 使用するケーブルの引き抜け防止と、アース
の取り出しが簡易なケーブルグランドに用いる保持具に
ある。 【構成】 外周に中央部が径大となる左右対称のテーパ
面14,15を形成し、内側にケーブル16を挿通させ
る挿通部17を形成した筒状の弾性体13で保持具1
0,19,…を構成する。そして、テーパ面14,15
から挿通部17へ至る金属片16〜19を任意数設け、
上記ケーブル14を締付け側の挿通部17側の金属片1
8,19,20の下片19a,20a,21aに突片1
9b,19c,21b,…を形成してある。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案は、ケーブルグランドの保持具に係り、特に固定するケーブルの引き抜 け防止と共に、アースの取り出しが簡易なケーブルグランドの保持具に関するも のである。
【0002】
【従来の技術】
従来、例えば防爆電磁弁の配線箱、その他の接続箱などの機器に接続させる電 線、電線管などのケーブルは、その保護のためにケーブルコネクタとも呼ばれて いるケーブルグランドを機器に取り付け、このケーブルグランドの管状部に挿通 させて、ケーブルを水密的に固定している。
【0003】 このケーブルグランドは、安全性確保のためにケーブル挿通部の確実な防水性 と、ケーブルの引き抜け防止性が特に要求されており、その構造に種々な考案が 施された製品が開発され、各種設備工事に使用されている。
【0004】 つまり、防水性が要求されるケーブルグランドにあっては、ケーブル挿通部を 通って水を浸入させないため、またケーブルの引き抜け防止のためにケーブルグ ランド内に筒状のパッキンを配設した上、金具本体に対し締結金具を締付けるこ とによって、パッキンが内周側に膨らみケーブルの外周に水密的に圧接して、防 水機能と引き抜け防止機能を発揮するように構成されている。
【0005】
【考案が解決しようとする課題】
このような構成のケーブルグランドによれば、パッキンの存在により防水性は 確保できるが、引き抜け防止は安定さを欠き、不十分であるため、締結金具にク ランプ金具を設けたものが知られている。
【0006】 しかしながら、このクランプ金具は、固定ねじを介して締結金具に取り付ける 構成であるため、部品点数が多くなり、かつ固定ねじを使用するため、狭い場所 や高所などの作業では、煩雑な作業となり、工事の簡素化、短縮化などの作業性 に問題がある。
【0007】 さらに、近時、この種ケーブルグランドを使用する各種設備工事において、ア ースを取り出す設備が多くなり、一般的にはアースタグをケーブルグランドに付 設することにより対応しているが、部品点数が多くなると共に、狭い場所などの 作業には、作業性に問題がある。
【0008】 ところで、本考案者らは実公昭56−32699号、同−38310号及び同 −38311号の各公報において、電線などを固定するための固定金具につき、 ゴムのような弾性体に複数の金属片を介在させた保持具を提案している。 これら保持具は、金属片の存在により電線などを強固に保持でき、防水性と引 き抜け防止性に優れた効果を発揮し、ケーブルグランド自体もコンパクト化でき る。 しかし、アースの取り出しには、対応できないため、本考案者らは種々研究の 結果、保持具の金属片を次に説明するような構成にすることにより、きわめて簡 易にアースの取り出しが行えるように考案したものである。
【0009】 本考案は、このような課題を解決するために創作されたものであり、特に固定 するケーブルの引き抜け防止と共に、アースの取り出しが簡易なケーブルグラン ドの保持具を提供することを目的とするものである。
【0010】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するために、本考案に係るケーブルグランドの保持具は、外周 に中央部が径大となる左右対称のテーパ面を形成し、内側にケーブルを挿通させ る挿通部を形成した筒状の弾性体で構成し、このテーパ面からそれぞれ挿通部に 至る金属片を任意数設け、さらにケーブルを締付ける挿通部と接する少なくとも 一部の金属片に任意数の突片を形成したことを特徴とするものである。
【0011】
【作用】
本考案によれば、弾性体からなる保持具と、この保持具に設けた金属片により 、ケーブルは強固に固定され、そのケーブルの引き抜けを防止できる。 さらに、ケーブルを締付ける側の挿通部に接する金属片の突片により、締付け 圧接力が作用する際、ケーブルの絶縁物を傷付け、アースを取り出すことができ る。
【0012】
【実施例】
以下、本考案の実施例を図面を参照しながら説明する。 図1は、本考案の使用例を示す一部切欠断面図、図2は、保持具の第1例を示 す一部切欠断面図、図3は、同保持具の金属片を示す説明図、図4は保持具の第 2例を示す一部切欠断面図、図5は、同保持具の金属片を示す説明図、図6は、 保持具の第3例を示す一部切欠断面図、図7は、同保持具の金属片を示す説明図 である。
【0013】 最初に、図1に示す使用例について説明すると、この使用例のケーブルグラン ド1は、筒状の金属本体2と筒状の締結金具3とで構成されている。 金具本体2は、一端部には径小な外周に雄ねじ部4が形成してあり、他端部に は角形の締結工具用の嵌着部5を経て、前記雄ねじ部4より径大な雄ねじ部6が 形成してある。
【0014】 また、金具本体2の内周は、雄ねじ部4側が径小に、雄ねじ部6側が順次径大 になるようにそれぞれ連続状の案内部7が形成してある。なお、この案内部7の 径大側は、複数の段部を介して順次テーパ状に形成してもよい。
【0015】 一方、締結金具3は、内周に雌ねじ部8が形成してあり、この雌ねじ部8を前 記金具本体2の雄ねじ部6に螺合させて、ケーブルグランド1を構成するように してある。また、この締結金具3の外周は、角形に形成してある。図中、9は締 結金具3の案内部である。
【0016】 次に、本考案に係る保持具10,11,12の構成について説明する。 保持具10は、図2に示すように、側面六角形状に形成した筒状のゴムなどの 弾性体13で構成され、外周に中央部が径大となる左右対称のテーパ面14,1 5が形成してあり、内周にケーブル16を挿通させる挿通部17が形成してある 。
【0017】 この挿通部17は、前記ケーブル16の挿入側が径大部17aに、締付け側が 径小部17bに形成することが好ましいが、同一径であってもよい。 そして、この保持具10には、左右のテーパ面14,15からそれぞれ挿通部 17に至って金属片18,19が所定間隔に任意数設けてある。
【0018】 この金属片18,19は、金属製の平板をほぼコ字形状に折り曲げ、弾性体1 3の面とほぼ同一面となるように接着剤などにより取り付けてある。 具体的には、取り付ける弾性体13に凹部を設けることが好ましいが、薄くか つ弾性に優れた金属材を使用して、弾性体13より若干突出するように金属片1 8,19を設けてもよい。
【0019】 さらに、金属片19の下片19aには、任意数の突片19b,19c,…が形 成してある。つまり、ケーブル16の締付け側の保持具10における径小部17 bに設ける金属片19の下片19aには、図3に示すような突片19b,19c ,…が任意数形成してある。 この突片19bは、金属片19の下片19aの先端部において、角形に3辺を 切り取って、1辺を残して立ち上がらせて四角形状に形成してある。また、突片 19c,19cは、下片19aの先端両端部において、2辺を切り取って、1辺 を残して立ち上がらせて四角形状に形成してある。
【0020】 また、図4,図5に示す金属片20は、下片20aに上記突片19bと同様な 突片20bと共に、先端両端部において、2辺を切り取って、1辺を残して立ち 上がらせて三角形状の突片20c,20cを形成した例である。
【0021】 図6,図7に示す金属片21は、下片21aに三角形状の突片21bを形成し た例である。 このように本考案の保持具10,11,12の一方に設ける金属片20,21 ,22には、上記する突片19b,19c,20b,20c,…を形成してある が、この図示の例に限定されるものでなく、各種形状の突片を形成でき、その突 片の形状、数などは設計事項である。
【0022】 例えば、図示の三例を組み合わせたり、別構成の突片を金属片19,20,… に接着剤などで取り付けるなど任意に形成できる。また、これら金属片19〜2 1は、平板状に形成し、ケーブル16に接する挿通部17にのみ取り付けてもよ い。
【0023】 上記するように、図1に示す使用例は、金属片18,19を形成した保持具1 0であり、その金具本体2と締結金具3の案内部7,9に保持具10を、挿入側 が径大部15aに、締付け側が径小部15bに位置するように挿入する。 そして、被覆材を所定寸法に至って切り取ったケーブル16を締結金具3側に 位置する保持具10の挿通部15側から挿入し、ケーブル16の先端部を金具本 体2の案内部7の端部から突出させ、所望の機器にケーブル16端部を取り付け る。
【0024】 次に、締結金具3の雌ねじ部8を金具本体2の雄ねじ部6に強く螺合させるこ とにより、保持具10はその弾性力が働くと共に、介在させた金属片18,19 ,…がケーブル16に強い圧接力が作用し、ケーブル16は強固に固定される。
【0025】 また、この金属片19には、下片19aに突片19b,19c,…が形成され ており、金属片19のケーブル16に対する圧接力が作用して、ケーブル16の 絶縁物などを傷付けることができ、そのアースを取り出すことが可能となる。
【0026】
【考案の効果】
以上説明したように、本考案に係るケーブルグランドの保持具によると、弾性 体からなる保持具と、この保持具に設けた金属片により、挿通されるケーブルは 、強固に固定でき、その引き抜けを防止できる。
【0027】 また、本考案に係る保持具の締付け側の金属片には、突片が形成してあるため 、保持具がケーブルに対し圧接力が作用する際、ケーブルの絶縁物などを傷付け ることができ、そのアースをきわめて簡易に取り出すことができる。 しかも、この保持具を用いるケーブルグランドは、部品点数が少ない構造のも のを使用できるなど安価な設備工事が可能となるものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の使用例を示す一部切欠断面図。
【図2】保持具の第1例を示す一部切欠断面図。
【図3】同保持具の金属片を示す説明図。
【図4】保持具の第2例を示す一部切欠断面図。
【図5】同保持具の金属片を示す説明図。
【図6】保持具の第3例を示す一部切欠断面図。
【図7】同保持具の金属片を示す説明図である。
【符号の説明】
10,11,12 保持具 15 弾性体 14,15 テーパ面 16 ケーブル 17 挿通部 18,19,20 金属片 19b,19c,20b,20c 突片

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 外周に中央部が径大となる左右対称のテ
    ーパ面を形成し、内側にケーブルを挿通させる挿通部を
    形成した筒状の弾性体で構成し、このテーパ面からそれ
    ぞれ挿通部に至る金属片を任意数設け、さらにケーブル
    を締付ける挿通部と接する少なくとも一部の金属片に任
    意数の突片を形成したことを特徴とするケーブルグラン
    ドの保持具。
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