JPH0788938A - パリソンの肉厚制御方法 - Google Patents
パリソンの肉厚制御方法Info
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- JPH0788938A JPH0788938A JP5234749A JP23474993A JPH0788938A JP H0788938 A JPH0788938 A JP H0788938A JP 5234749 A JP5234749 A JP 5234749A JP 23474993 A JP23474993 A JP 23474993A JP H0788938 A JPH0788938 A JP H0788938A
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- Japan
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- parison
- pattern
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- B—PERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
- B29—WORKING OF PLASTICS; WORKING OF SUBSTANCES IN A PLASTIC STATE IN GENERAL
- B29C—SHAPING OR JOINING OF PLASTICS; SHAPING OF MATERIAL IN A PLASTIC STATE, NOT OTHERWISE PROVIDED FOR; AFTER-TREATMENT OF THE SHAPED PRODUCTS, e.g. REPAIRING
- B29C48/00—Extrusion moulding, i.e. expressing the moulding material through a die or nozzle which imparts the desired form; Apparatus therefor
- B29C48/25—Component parts, details or accessories; Auxiliary operations
- B29C48/30—Extrusion nozzles or dies
- B29C48/32—Extrusion nozzles or dies with annular openings, e.g. for forming tubular articles
- B29C48/325—Extrusion nozzles or dies with annular openings, e.g. for forming tubular articles being adjustable, i.e. having adjustable exit sections
-
- B—PERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
- B29—WORKING OF PLASTICS; WORKING OF SUBSTANCES IN A PLASTIC STATE IN GENERAL
- B29C—SHAPING OR JOINING OF PLASTICS; SHAPING OF MATERIAL IN A PLASTIC STATE, NOT OTHERWISE PROVIDED FOR; AFTER-TREATMENT OF THE SHAPED PRODUCTS, e.g. REPAIRING
- B29C48/00—Extrusion moulding, i.e. expressing the moulding material through a die or nozzle which imparts the desired form; Apparatus therefor
- B29C48/03—Extrusion moulding, i.e. expressing the moulding material through a die or nozzle which imparts the desired form; Apparatus therefor characterised by the shape of the extruded material at extrusion
- B29C48/09—Articles with cross-sections having partially or fully enclosed cavities, e.g. pipes or channels
-
- B—PERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
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- B29C—SHAPING OR JOINING OF PLASTICS; SHAPING OF MATERIAL IN A PLASTIC STATE, NOT OTHERWISE PROVIDED FOR; AFTER-TREATMENT OF THE SHAPED PRODUCTS, e.g. REPAIRING
- B29C49/00—Blow-moulding, i.e. blowing a preform or parison to a desired shape within a mould; Apparatus therefor
- B29C49/02—Combined blow-moulding and manufacture of the preform or the parison
- B29C49/04—Extrusion blow-moulding
-
- B—PERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
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- B29C49/00—Blow-moulding, i.e. blowing a preform or parison to a desired shape within a mould; Apparatus therefor
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- B29C49/04116—Extrusion blow-moulding characterised by the die
Landscapes
- Engineering & Computer Science (AREA)
- Mechanical Engineering (AREA)
- Manufacturing & Machinery (AREA)
- Processing And Handling Of Plastics And Other Materials For Molding In General (AREA)
- Blow-Moulding Or Thermoforming Of Plastics Or The Like (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】 既存のパリソンパターンを利用して，既存の
パリソンパターンに類似した修正パリソンパターンを短
時間で容易に作成し，これに基づいて直ちに実操業を再
開するパリソンの肉厚制御方法を目的とするものであ
る。 【構成】 ブロー成形機１のノズルスリット５から樹脂
を押し出して成形されるパリソンＰの肉厚制御方法であ
って，成形中の射出ストロークとノズルスリット５のダ
イギャップ量とを軸とする直交２軸上の画面に予め設定
されたパリソンパターンに基づいてダイギャップ量を制
御するとともに，既存のパリソンパターンに対してゲイ
ンとオフセットの修正係数を設定し，各設定値にゲイン
係数を乗じ，オフセット係数を加算した修正パリソンパ
ターンに基づいてダイギャップ量を制御するものであ
る。
パリソンパターンに類似した修正パリソンパターンを短
時間で容易に作成し，これに基づいて直ちに実操業を再
開するパリソンの肉厚制御方法を目的とするものであ
る。 【構成】 ブロー成形機１のノズルスリット５から樹脂
を押し出して成形されるパリソンＰの肉厚制御方法であ
って，成形中の射出ストロークとノズルスリット５のダ
イギャップ量とを軸とする直交２軸上の画面に予め設定
されたパリソンパターンに基づいてダイギャップ量を制
御するとともに，既存のパリソンパターンに対してゲイ
ンとオフセットの修正係数を設定し，各設定値にゲイン
係数を乗じ，オフセット係数を加算した修正パリソンパ
ターンに基づいてダイギャップ量を制御するものであ
る。
Description
【０００１】
【産業上の利用分野】本発明は，ブロー成形機における
パリソンの肉厚制御方法に係り，特に設定されたパリソ
ン肉厚特性曲線（パリソンパターンと呼ぶ）以外に，既
存のパリソンパターンに修正を加えた類似のパリソンパ
ターンを簡便に作成して直ちに実操業するパリソンの肉
厚制御方法に関する。
パリソンの肉厚制御方法に係り，特に設定されたパリソ
ン肉厚特性曲線（パリソンパターンと呼ぶ）以外に，既
存のパリソンパターンに修正を加えた類似のパリソンパ
ターンを簡便に作成して直ちに実操業するパリソンの肉
厚制御方法に関する。
【０００２】
【従来の技術】ブロー成形機から押し出されて垂下され
る溶融樹脂からなるパリソンは，目的の製品形状により
パリソンの長手方向に均一でなく，必要に応じて肉厚に
変化をつけて成形される。この場合のパリソンの肉厚制
御方法として従来採用されていた方法のひとつに，射出
ストローク量（あるいは成形時間）とダイギャップ調整
量を直交２軸上の画面に予め設定したパリソン肉厚特性
曲線を設定し，この成形時間を複数等分した設定ポイン
ト毎のダイギャップ（換言すると所要肉厚）設定値を取
り出して経時的に押出プランジャの下降動作を制御す
る，いわゆる，パリソンパターンによる制御方法が採用
されていた。
る溶融樹脂からなるパリソンは，目的の製品形状により
パリソンの長手方向に均一でなく，必要に応じて肉厚に
変化をつけて成形される。この場合のパリソンの肉厚制
御方法として従来採用されていた方法のひとつに，射出
ストローク量（あるいは成形時間）とダイギャップ調整
量を直交２軸上の画面に予め設定したパリソン肉厚特性
曲線を設定し，この成形時間を複数等分した設定ポイン
ト毎のダイギャップ（換言すると所要肉厚）設定値を取
り出して経時的に押出プランジャの下降動作を制御す
る，いわゆる，パリソンパターンによる制御方法が採用
されていた。
【０００３】
【発明が解決しようとする課題】このように，上述した
パリソンパターンによる制御方法では，一旦製品の形状
が決まり，その製品の強度に見合って必要に応じて肉厚
を厚くしたり，あるいは薄くしたりしたパリソンパター
ンを形成し，以下これに做って同一形状，同一肉厚変化
を有する同一の製品を繰り返し成形する１種大量生産を
する場合には，非常に簡便で効率的である。しかしなが
ら，現場製品の状況を見て少し修正を加えたり，生産の
都合により既存のパリソンパターンを少し変更して新た
なパリソンパターンによる製品をつくる場合には，あら
ためて前記した直交２軸上の画面に新しいパリソンパタ
ーンを始めからつくり直して新規のパリソンパターンに
よる生産を始めなければならず，設定をすべて変更する
ことを余儀なくされていた。
パリソンパターンによる制御方法では，一旦製品の形状
が決まり，その製品の強度に見合って必要に応じて肉厚
を厚くしたり，あるいは薄くしたりしたパリソンパター
ンを形成し，以下これに做って同一形状，同一肉厚変化
を有する同一の製品を繰り返し成形する１種大量生産を
する場合には，非常に簡便で効率的である。しかしなが
ら，現場製品の状況を見て少し修正を加えたり，生産の
都合により既存のパリソンパターンを少し変更して新た
なパリソンパターンによる製品をつくる場合には，あら
ためて前記した直交２軸上の画面に新しいパリソンパタ
ーンを始めからつくり直して新規のパリソンパターンに
よる生産を始めなければならず，設定をすべて変更する
ことを余儀なくされていた。
【０００４】
【課題を解決するための手段】以下のような課題を解決
するために，本発明においては，マンドレルとブローヘ
ッドとの間に形成される間隙に供給した溶融樹脂を押出
プランジャの下降により間隙下端のノズルスリットから
押し出して成形されるパリソンの肉厚制御方法であっ
て，かつ，成形中の射出ストロークと前記ノズルスリッ
トのダイギャップ量とを軸とする直交２軸上の画面に予
め設定されたパリソン肉厚特性曲線に基づいてダイギャ
ップ量を制御するとともに，既に設定された既存のパリ
ソン肉厚特性曲線に対してゲイン（振幅比）とオフセッ
ト（定常偏差）とからなる修正係数を設定し，各設定値
にゲイン係数を乗算し，かつ，オフセット係数を加算し
た修正設定値の各々から形成される修正されたパリソン
肉厚特性曲線に基づいて該ダイギャップ量を制御するこ
ととした。
するために，本発明においては，マンドレルとブローヘ
ッドとの間に形成される間隙に供給した溶融樹脂を押出
プランジャの下降により間隙下端のノズルスリットから
押し出して成形されるパリソンの肉厚制御方法であっ
て，かつ，成形中の射出ストロークと前記ノズルスリッ
トのダイギャップ量とを軸とする直交２軸上の画面に予
め設定されたパリソン肉厚特性曲線に基づいてダイギャ
ップ量を制御するとともに，既に設定された既存のパリ
ソン肉厚特性曲線に対してゲイン（振幅比）とオフセッ
ト（定常偏差）とからなる修正係数を設定し，各設定値
にゲイン係数を乗算し，かつ，オフセット係数を加算し
た修正設定値の各々から形成される修正されたパリソン
肉厚特性曲線に基づいて該ダイギャップ量を制御するこ
ととした。
【０００５】
【作用】本発明では，既存のパリソンパターンに少し修
正を加えた別のパリソンパターンによる製品を得ようと
した場合に，パリソンパターンを全て作り直しすること
なく，既存パリソンパターンの各設定値にゲイン（振幅
比）を掛けて縦軸（ダイギャップ量）方向に拡大または
縮小したり，あるいはオフセット（定常偏差）を一律に
加えてレベル変更したりすることによって，画面上に既
存のパリソンパターンと修正を加えた新規のパリソンパ
ターンを比較しながら試考錯誤しつつ容易に作成するこ
とができ，設定変更の時間短縮を図ることができる。し
たがって，制御機器の利便性と汎用性が一層向上する。
正を加えた別のパリソンパターンによる製品を得ようと
した場合に，パリソンパターンを全て作り直しすること
なく，既存パリソンパターンの各設定値にゲイン（振幅
比）を掛けて縦軸（ダイギャップ量）方向に拡大または
縮小したり，あるいはオフセット（定常偏差）を一律に
加えてレベル変更したりすることによって，画面上に既
存のパリソンパターンと修正を加えた新規のパリソンパ
ターンを比較しながら試考錯誤しつつ容易に作成するこ
とができ，設定変更の時間短縮を図ることができる。し
たがって，制御機器の利便性と汎用性が一層向上する。
【０００６】
【実施例】以下図面に基づいて本発明の実施例について
詳細に説明する。図１〜図４は本発明の実施例に係り，
図１はパリソン肉厚制御装置の構成図，図２〜図４はパ
リソンパターン修正曲線の説明図である。ブロー成形機
１は，図１に示すように，断面矩形状のブローヘッド２
ａとそれに接続されるノズル２ｂとからなるダイスハウ
ジング２の内部中央に下端に下方に向かって拡径するマ
ンドレル４を固設したロッド３を上下方向往復動自在に
配設するとともに，樹脂入口６より供給され樹脂通路１
０に貯留された樹脂をマンドレル４とノズル２ｂとの間
隙となる出口スリット５より下方外部へパリソンＰを押
し出すための押出プランジャ７を昇降自在に配設し，そ
れぞれパリコンシリンダ９および押出シリンダ８によっ
て駆動されるように構成されている。出口スリット５の
最下端の空隙を特にダイギャップ（またはダイギャップ
量）と呼び，押出し成形されるパリソンＰの肉厚を規制
する。押出シリンダ８のピストンロッド８ａには位置検
出器２０が対向しており，ピストンロッド８ａの上下位
置を測定する。またノズル２ｂの下方のパリソンＰの吐
出部にはパリソンＰの降下速度を測定する速度検出器３
０が配設される。パリコンシリンダ９と押出シリンダ８
はともに油圧ユニット４０と油圧配管で接続され，また
マンドレル４の下降位置の制御や押出プランジャ７の動
作を制御するための制御装置５０とこれに接続された表
示装置６０や入力装置７０が配設され，油圧ユニット４
０への動作信号を発信したり，位置検出器２０や速度検
出器３０の計測信号を受信する。制御装置５０は増幅器
５２，操作器（調節器を含む）５４，記憶装置５６，設
定器５８等で構成される。表示装置６０内には演算装置
が内蔵される。以上を総称してパリソン肉厚制御装置２
００と呼ぶ。
詳細に説明する。図１〜図４は本発明の実施例に係り，
図１はパリソン肉厚制御装置の構成図，図２〜図４はパ
リソンパターン修正曲線の説明図である。ブロー成形機
１は，図１に示すように，断面矩形状のブローヘッド２
ａとそれに接続されるノズル２ｂとからなるダイスハウ
ジング２の内部中央に下端に下方に向かって拡径するマ
ンドレル４を固設したロッド３を上下方向往復動自在に
配設するとともに，樹脂入口６より供給され樹脂通路１
０に貯留された樹脂をマンドレル４とノズル２ｂとの間
隙となる出口スリット５より下方外部へパリソンＰを押
し出すための押出プランジャ７を昇降自在に配設し，そ
れぞれパリコンシリンダ９および押出シリンダ８によっ
て駆動されるように構成されている。出口スリット５の
最下端の空隙を特にダイギャップ（またはダイギャップ
量）と呼び，押出し成形されるパリソンＰの肉厚を規制
する。押出シリンダ８のピストンロッド８ａには位置検
出器２０が対向しており，ピストンロッド８ａの上下位
置を測定する。またノズル２ｂの下方のパリソンＰの吐
出部にはパリソンＰの降下速度を測定する速度検出器３
０が配設される。パリコンシリンダ９と押出シリンダ８
はともに油圧ユニット４０と油圧配管で接続され，また
マンドレル４の下降位置の制御や押出プランジャ７の動
作を制御するための制御装置５０とこれに接続された表
示装置６０や入力装置７０が配設され，油圧ユニット４
０への動作信号を発信したり，位置検出器２０や速度検
出器３０の計測信号を受信する。制御装置５０は増幅器
５２，操作器（調節器を含む）５４，記憶装置５６，設
定器５８等で構成される。表示装置６０内には演算装置
が内蔵される。以上を総称してパリソン肉厚制御装置２
００と呼ぶ。
【０００７】次に本発明のパリソン肉厚制御方法の処理
手順について説明する。入力装置７０と表示装置６０を
使用して，縦軸をダイギャップ量Ｄ，横軸を射出ストロ
ーク（あるいは射出時間）Ｓとする直交２軸上の画面
に，図２に示すようなパリソン肉厚特性曲線（パリソン
カーブまたはパリソンパターンと称す）を作成する。パ
リソンパターンの作成手順は，横軸の射出ストロークを
複数等分の制御領域に分割し，各々の制御領域の始点ま
たは中央点の設定値（ダイギャップ量）を設定し，これ
らを結んだ直線を滑らかな曲線に補間し修正したカーブ
をつくる。これが設定されたパリソンパターンであり，
制御装置５０の記憶装置５６に記憶格納し，実操業の際
しては，設定されたパリソンパターンより入力装置７０
を介して設定器５８へ指示した所要の射出ストローク毎
に設定値を抽出し，操作器５４および増幅器５２を経由
して油圧ユニット４０へパリコンシリンダ９や押出シリ
ンダ８への作動指令を発信するようになっている。一
方，これらの設定されたパリソンパターンにしたがって
成形品を生産する現場において，出来上がった製品の状
況から，一様に肉厚を増加したり，あるいは肉厚の厚い
ところをさらに増強して厚くし，当初肉厚の薄いところ
をさらに薄くしたり，肉厚変化の細かな修正を迫られた
りする場合がある。こうした場合には，このような新規
なパリソンパターンをあらたに作成する手間は煩雑で比
較的長い時間を要する。そこで，本発明ではこのような
ことをせず，既存の設定されたパリソンパターンをベー
スとしてこれに修正を加えて使用することとした。図２
に示すものは，既設定曲線Ａに対して，射出ストローク
Ｓの各点に対応するダイギャップ量Ｄを各々ゲイン（振
幅比）がα倍とした修正曲線Ｘを作成したものである。
また，図３に示すものは，一律にダイギャップ量Ｄを増
減するもので，図３の場合は各点とも一定のオフセット
（定常偏差）βを加算したものである。実際には，これ
らゲインαとオフセットβを同時に修正した図４の修正
曲線Ｚが使用される。したがって，所要の修正曲線Ｚと
なるよう入力装置７０へゲインαとオフセットβを適正
に選択し，かつ，画面に作成曲線を表示させながら入力
する。このようにして，所要の修正パリソンパターンが
完成すると，再操業に入り前述した操作手順によりブロ
ー成形機１を運転し，ブロー成形品を得る。
手順について説明する。入力装置７０と表示装置６０を
使用して，縦軸をダイギャップ量Ｄ，横軸を射出ストロ
ーク（あるいは射出時間）Ｓとする直交２軸上の画面
に，図２に示すようなパリソン肉厚特性曲線（パリソン
カーブまたはパリソンパターンと称す）を作成する。パ
リソンパターンの作成手順は，横軸の射出ストロークを
複数等分の制御領域に分割し，各々の制御領域の始点ま
たは中央点の設定値（ダイギャップ量）を設定し，これ
らを結んだ直線を滑らかな曲線に補間し修正したカーブ
をつくる。これが設定されたパリソンパターンであり，
制御装置５０の記憶装置５６に記憶格納し，実操業の際
しては，設定されたパリソンパターンより入力装置７０
を介して設定器５８へ指示した所要の射出ストローク毎
に設定値を抽出し，操作器５４および増幅器５２を経由
して油圧ユニット４０へパリコンシリンダ９や押出シリ
ンダ８への作動指令を発信するようになっている。一
方，これらの設定されたパリソンパターンにしたがって
成形品を生産する現場において，出来上がった製品の状
況から，一様に肉厚を増加したり，あるいは肉厚の厚い
ところをさらに増強して厚くし，当初肉厚の薄いところ
をさらに薄くしたり，肉厚変化の細かな修正を迫られた
りする場合がある。こうした場合には，このような新規
なパリソンパターンをあらたに作成する手間は煩雑で比
較的長い時間を要する。そこで，本発明ではこのような
ことをせず，既存の設定されたパリソンパターンをベー
スとしてこれに修正を加えて使用することとした。図２
に示すものは，既設定曲線Ａに対して，射出ストローク
Ｓの各点に対応するダイギャップ量Ｄを各々ゲイン（振
幅比）がα倍とした修正曲線Ｘを作成したものである。
また，図３に示すものは，一律にダイギャップ量Ｄを増
減するもので，図３の場合は各点とも一定のオフセット
（定常偏差）βを加算したものである。実際には，これ
らゲインαとオフセットβを同時に修正した図４の修正
曲線Ｚが使用される。したがって，所要の修正曲線Ｚと
なるよう入力装置７０へゲインαとオフセットβを適正
に選択し，かつ，画面に作成曲線を表示させながら入力
する。このようにして，所要の修正パリソンパターンが
完成すると，再操業に入り前述した操作手順によりブロ
ー成形機１を運転し，ブロー成形品を得る。
【０００８】以上説明したように，本発明では，既存の
パリソンパターンをベースとして，これにゲイン（振幅
比）αやオフセット（定常偏差）βを適正に選択し，所
望の修正したパリソンパターンを短時間で簡便に作成で
きるので，成形条件の変更に伴う時間が短縮され，パリ
ソン厚さの微量調整が容易に遂行できる。
パリソンパターンをベースとして，これにゲイン（振幅
比）αやオフセット（定常偏差）βを適正に選択し，所
望の修正したパリソンパターンを短時間で簡便に作成で
きるので，成形条件の変更に伴う時間が短縮され，パリ
ソン厚さの微量調整が容易に遂行できる。
【０００９】
【発明の効果】以上述べたように，本発明のパリソンの
肉厚制御方法によれば，成形条件変更に伴う時間短縮が
達成され，実稼働率が上昇するので生産性が向上すると
ともに，運転操作性が改善される。
肉厚制御方法によれば，成形条件変更に伴う時間短縮が
達成され，実稼働率が上昇するので生産性が向上すると
ともに，運転操作性が改善される。
【図１】本発明の実施例に係るパリソン肉厚制御装置の
構成図である。
構成図である。
【図２】本発明の実施例に係るパリソンパターンの説明
図である。
図である。
【図３】本発明の実施例に係るパリソンパターンの説明
図である。
図である。
【図４】本発明の実施例に係るパリソンパターンの説明
図である。
図である。
１ ブロー成形機 ２ ダイスハウジング ２ａ ブローヘッド ２ｂ ノズル ３ ロッド ４ マンドレル ５ 出口スリット ６ 樹脂入口 ７ 押出プランジャ ８ 押出シリンダ ９ パリコンシリンダ １０ 樹脂通路 ２０ 位置検出器 ３０ 速度検出器 ４０ 油圧ユニット ５０ 制御装置 ５２ 増幅器 ５４ 操作器（調節器含む） ５６ 記憶装置 ５８ 設定器 ６０ 表示装置 ７０ 入力装置 １００ パリソン肉厚制御装置 Ｐ パリソン Ａ 既設定曲線 Ｘ 修正曲線 Ｙ 修正曲線 Ｚ 修正曲線 Ｄ ダイギャップ量 Ｓ 射出ストローク
Claims (1)
- 【請求項１】 マンドレルとブローヘッドとの間に形成
される間隙に供給した溶融樹脂を押出プランジャの下降
により間隙下端のノズルスリットから押し出して成形さ
れるパリソンの肉厚制御方法であって，かつ，成形中の
射出ストロークと前記ノズルスリットのダイギャップ量
とを軸とする直交２軸上の画面に予め設定されたパリソ
ン肉厚特性曲線に基づいてダイギャップ量を制御すると
ともに，既に設定された既存のパリソン肉厚特性曲線に
対してゲイン（振幅比）とオフセット（定常偏差）とか
らなる修正係数を設定し，各設定値にゲイン係数を乗算
し，かつ，オフセット係数を加算した修正設定値の各々
から形成される修正されたパリソン肉厚特性曲線に基づ
いて該ダイギャップ量を制御するパリソンの肉厚制御方
法。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP5234749A JPH0788938A (ja) | 1993-09-21 | 1993-09-21 | パリソンの肉厚制御方法 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP5234749A JPH0788938A (ja) | 1993-09-21 | 1993-09-21 | パリソンの肉厚制御方法 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH0788938A true JPH0788938A (ja) | 1995-04-04 |
Family
ID=16975758
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP5234749A Pending JPH0788938A (ja) | 1993-09-21 | 1993-09-21 | パリソンの肉厚制御方法 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH0788938A (ja) |
Cited By (3)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPH1110721A (ja) * | 1997-06-25 | 1999-01-19 | Kishimoto Akira | パリソンの肉厚制御方法および装置 |
| JP2000025098A (ja) * | 1998-07-14 | 2000-01-25 | Tahara:Kk | 中空成形機におけるパリソン肉厚コントロール方法及びその装置 |
| JP2008254267A (ja) * | 2007-04-03 | 2008-10-23 | Japan Steel Works Ltd:The | パリソン肉厚調整方法及び装置 |
-
1993
- 1993-09-21 JP JP5234749A patent/JPH0788938A/ja active Pending
Cited By (3)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPH1110721A (ja) * | 1997-06-25 | 1999-01-19 | Kishimoto Akira | パリソンの肉厚制御方法および装置 |
| JP2000025098A (ja) * | 1998-07-14 | 2000-01-25 | Tahara:Kk | 中空成形機におけるパリソン肉厚コントロール方法及びその装置 |
| JP2008254267A (ja) * | 2007-04-03 | 2008-10-23 | Japan Steel Works Ltd:The | パリソン肉厚調整方法及び装置 |
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