JPH078851U - スクリーンの収納抽出し及び収納装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】 【目的】 投影機に使用するスクリーンを部屋のスペー
スを無駄にせずに簡単に且手軽に使用できるスクリーン
の収納抽出し及び収納装置を提供せんとするものであ
る。 【構成】 キャビネット９の抽出し２の内部に円筒状の
スクリーン１の収容筒３を収容し、その収容筒３から上
方に引き出されるスクリーン１には天棒４を取付けると
共にスクリーン１の収容筒３の中央部に隣接させてリン
クの支持函１２を設け、この支持函１２に中間部に於て
くの字形に伸長するリンクの屈伸腕７・７の下端を枢着
し、このリンクの屈伸腕７・７の下端は支持函１２に取
付けられたシリンダー８によって上方へ押圧し、且上記
リンクの屈伸腕７・７の上端を天棒４の中央に枢着した
ことを特徴とするキャビネット９に使用するスクリーン
の収納抽出し及び収納装置。

Description

【考案の詳細な説明】

【０００１】

【産業上の利用分野】

本考案は一般家庭や企業の研修、会議等で使用される投影機に使用されるスク リーンの収納抽出し及び収納装置に関する考案である。

【０００２】

【従来の技術】

従来、投影機に使用されるスクリーンは、三脚の上端から懸下したものや、キ ャビネットの天板の前面部又は後面部の上板が開口し、そこからスクリーンが上 方へ突出することにより、スクリーンとしての役目を果たす収納箱があった。

【０００３】

【考案が解決しようとする課題】

ところが、上記の様な方法では、三脚を用意した場合は手間暇がかかりすぎた り、三脚の設置スペースが十分に確保できずに転倒したりする虞れがあった。又 、キャビネットの天板の前面部又は後面部の上板が開口し、スクリーンが上方へ 突出する収納箱では、天板の上に載置した置物やステレオ等の載置物が天板の前 面部又は後面部の上板に重なり、上板が開かなくなったりすることが生じたりし て実際の使用時には、時間がかかりすぎる等の兎角の問題点があった。

【０００４】

【課題を解決するための手段】

本考案は上記の様な従来の問題点に鑑み、下記の様なスクリーンの収納抽出し 及び収納装置を提供せんとするものである。 即ち、キャビネット９の抽出し２の内部に円筒状のスクリーン１の収容筒３を 収容し、その収容筒３から上方に引き出されるスクリーン１には天棒４を取付け ると共にスクリーン１の収容筒３の中央部に隣接させてリンクの支持函１２を設 け、この支持函１２に中間部に於てくの字形に伸長するリンクの屈伸腕７・７の 下端を枢着し、このリンクの屈伸腕７・７の下端は支持函１２に取付けられたシ リンダー８によって上方へ押圧し、且上記リンクの屈伸腕７・７の上端を天棒４ の中央に枢着したことを特徴とするキャビネット９に使用するスクリーンの収納 抽出し及び収納装置である。

【０００５】

【作用】

本考案に係るスクリーンの収納抽出し及び収納装置は上記の様に構成されてい るので、之を使用する場合には、キャビネット９の前面の抽出し２を引き出して から、天棒４を上方へ引っ張ると天棒４に取付けたスクリーン１はスクリーンの 収容筒３の引出口１１から上方へ引っ張られ、同時に背面に設置されたくの字形 に伸長するリンクもリンクの屈伸腕７・７の下端に取付けられたシリンダー８の 引っ張り力により上方へ引っ張られてスクリーンの張設使用が容易に行なわれる ものである。又、使用が終れば天棒４を下へ押し下げ、抽出し２をキャビネット ９へ押し込めば簡単に収納することが出来るから、保存も使用も極めて容易に行 うことが出来るものである。

【０００６】

【実施例】

本考案の実施例を図面に従って説明すれば下記の通りである。 図中１は、円筒形状の天棒４に取り付けられ、四角形状を有する布製又は樹脂 製の市販のスクリーンであり、円筒状の収納筒３の中にロール状に収容され、収 容筒３の長手方向に設けた引出口１１から自在に引き出すことが出来るものであ る。又、スクリーン１の天棒４の背面には、中間部に於て互に反対にくの字形に 伸長するリンクを連結することにより、上下に伸縮自在とし、リンクの屈伸腕７ ・７の下端は収容筒３の中央部に隣接させた支持函１２に枢着し、さらにリンク の屈伸腕７・７の下端と支持函１２との間には油圧シリンダー８又はスプリング を設け、リンクの屈伸腕７・７の下端を上方へ押圧し、くの字形に伸長するリン クの上下の伸縮がスムーズに行なえるようにしてある。上記のスクリーン１及び くの字形に伸長するリンク及びリンクの支持函１２を含めたスクリーン張設装置 ６がキャビネット９等の収納箱の抽出し２の中に収納されている。

【０００７】

【考案の効果】

本考案は上記の様に構成されているので下記の様な優れた特徴を有する。 即ち、スクリーンの張設装置がキャビネットの抽出しの中に収納されているので 、投影機を用いた映像を見ようとすればいつでも簡単に、抽出しを手前に引き出 し中に収納されたスクリーンを上へ引っ張り上げるだけで、用意することができ る。又、キャビネット等インテリア収納箱の抽出しの中にスクリーン張設装置が 収納してあるので、キャビネット等収納箱の天板の上面は自由に使用することが 出来るものである。 さらに、スクリーン張設装置は収納箱の抽出しの中に収納することができるので 普段は室内のスペースを無駄なく広く使用することができるので、部屋のインテ リアを壊すことなく、投影機の映像を楽しむことができるのである。 加えて、スクリーン張設装置と収納抽出し及び収納装置とが一体として製作され ているので、経済的にも安価に提供できるものである。

【図面の簡単な説明】

【図１】本考案に係るスクリーンの収納抽出し及び収納
装置の斜視図。

【図２】本考案に係るスクリーンの収納抽出し及び収納
装置のスクリーンを抽出し使用状態を示す斜視図。

【図３】本考案に係るスクリーンの収納抽出し及び収納
装置の実施例。

【図４】本考案に係るスクリーンの収納抽出し及び収納
装置の別の実施例。

【符号の説明】

１ スクリーン ２ 抽出し ３ 収容筒 ４ 天棒 ５ 投影機 ６ スクリーン張設装置 ７ リンクの屈伸腕 ８ シリンダー ９ キャビネット １０ 天板 １１ 引出口 １２ 支持函

Claims (1)

【実用新案登録請求の範囲】
1. 【請求項１】 キャビネット９の抽出し２の内部に円筒
   状のスクリーン１の収容筒３を収容し、その収容筒３か
   ら上方に引き出されるスクリーン１には天棒４を取付け
   ると共にスクリーン１の収容筒３の中央部に隣接させて
   リンクの支持函１２を設け、この支持函１２に中間部に
   於てくの字形に伸長するリンクの屈伸腕７・７の下端を
   枢着し、このリンクの屈伸腕７・７の下端は支持函１２
   に取付けられたシリンダー８によって上方へ押圧し、且
   上記リンクの屈伸腕７・７の上端を天棒４の中央に枢着
   したことを特徴とするキャビネット９に使用するスクリ
   ーンの収納抽出し及び収納装置。