JPH0787852A - 植え穴への植樹方法 - Google Patents
植え穴への植樹方法Info
- Publication number
- JPH0787852A JPH0787852A JP5238295A JP23829593A JPH0787852A JP H0787852 A JPH0787852 A JP H0787852A JP 5238295 A JP5238295 A JP 5238295A JP 23829593 A JP23829593 A JP 23829593A JP H0787852 A JPH0787852 A JP H0787852A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- planting hole
- planting
- soil
- porous material
- root
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
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Landscapes
- Cultivation Receptacles Or Flower-Pots, Or Pots For Seedlings (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】地盤に形成された植え穴へ植木を植える方法に
おいて、植え穴内に埋め戻された土の水はけを良くして
植木の根腐れを防ぐ。 【構成】地盤１に形成された植え穴３の周面に接触させ
て、透水性の多孔質体からなる筒体４を配置し、この植
え穴３の上部に植木２の根２１を埋める。 【効果】この筒体４の多数の孔から植え穴３内の余分な
水が排出されるため、植え穴３の周囲の土壌に砂層など
の排水しやすい部分がない場合でも、植え穴３内の土の
水はけが良くなる。
おいて、植え穴内に埋め戻された土の水はけを良くして
植木の根腐れを防ぐ。 【構成】地盤１に形成された植え穴３の周面に接触させ
て、透水性の多孔質体からなる筒体４を配置し、この植
え穴３の上部に植木２の根２１を埋める。 【効果】この筒体４の多数の孔から植え穴３内の余分な
水が排出されるため、植え穴３の周囲の土壌に砂層など
の排水しやすい部分がない場合でも、植え穴３内の土の
水はけが良くなる。
Description
【０００１】
【産業上の利用分野】本発明は、庭、公園、街路などの
地盤に穴を掘って、その穴に樹木の苗などを植える方法
に関するものである。
地盤に穴を掘って、その穴に樹木の苗などを植える方法
に関するものである。
【０００２】
【従来の技術】従来の植木の一般的な植え込み方法は以
下のようなものである。すなわち、まず、植木の根が広
がっている部分の大きさに応じ、上面が円形でその直径
が前記根の広がり部分の概略円の二倍程度であり、深さ
が、植木の根の先端が配置される位置より２０ｃｍ以上
深い植え穴を掘る。次に、この植え穴に根の先端となる
位置まで土を入れてから、この植え穴の中央に植木の根
の部分を置き、植え穴に土を埋め戻すことにより植木と
植え穴との隙間を塞ぐ。
下のようなものである。すなわち、まず、植木の根が広
がっている部分の大きさに応じ、上面が円形でその直径
が前記根の広がり部分の概略円の二倍程度であり、深さ
が、植木の根の先端が配置される位置より２０ｃｍ以上
深い植え穴を掘る。次に、この植え穴に根の先端となる
位置まで土を入れてから、この植え穴の中央に植木の根
の部分を置き、植え穴に土を埋め戻すことにより植木と
植え穴との隙間を塞ぐ。
【０００３】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、前記従
来の方法によると、植え穴の周囲の地盤である側壁部分
は崩れやすいため、植え穴に土を密に埋め戻しても前記
側壁部分に隙間ができることが多い。そして、この隙間
に雨水などが入り込むと、特に、植え穴の周囲の土壌に
砂層などの排水しやすい部分がない場合には、入り込ん
だ雨水などが植え穴内の土から排出されないため、根に
新鮮な空気が供給されずに根腐れが生じるという問題点
があった。
来の方法によると、植え穴の周囲の地盤である側壁部分
は崩れやすいため、植え穴に土を密に埋め戻しても前記
側壁部分に隙間ができることが多い。そして、この隙間
に雨水などが入り込むと、特に、植え穴の周囲の土壌に
砂層などの排水しやすい部分がない場合には、入り込ん
だ雨水などが植え穴内の土から排出されないため、根に
新鮮な空気が供給されずに根腐れが生じるという問題点
があった。
【０００４】本発明は、このような従来技術の問題点に
着目してなされたものであり、地盤に形成された植え穴
へ植木を植える方法において、植え穴内に埋め戻された
土の水はけを良くして、当該植え穴に植えられた植木の
根腐れを防ぐことのできる方法を提供することを目的と
する。
着目してなされたものであり、地盤に形成された植え穴
へ植木を植える方法において、植え穴内に埋め戻された
土の水はけを良くして、当該植え穴に植えられた植木の
根腐れを防ぐことのできる方法を提供することを目的と
する。
【０００５】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明は、地盤に形成された植え穴の下部に透水性
の多孔質材を配置し、その上方に植木の根を埋めること
を特徴とする植え穴への植樹方法を提供する。
に、本発明は、地盤に形成された植え穴の下部に透水性
の多孔質材を配置し、その上方に植木の根を埋めること
を特徴とする植え穴への植樹方法を提供する。
【０００６】
【作用】本発明の方法によれば、植え穴の下部に透水性
の多孔質材が配置してあるため、植え穴に埋め戻された
土内に大量の雨水などが入り込んだ時に、この多孔質材
の孔から植え穴内の余分な水が排出される。これによ
り、植え穴内の土の水はけが良くなるため、植え穴の周
囲の土壌に砂層などの排水しやすい部分がない場合で
も、植え穴に植えられた植木の根腐れを防ぐことができ
る。
の多孔質材が配置してあるため、植え穴に埋め戻された
土内に大量の雨水などが入り込んだ時に、この多孔質材
の孔から植え穴内の余分な水が排出される。これによ
り、植え穴内の土の水はけが良くなるため、植え穴の周
囲の土壌に砂層などの排水しやすい部分がない場合で
も、植え穴に植えられた植木の根腐れを防ぐことができ
る。
【０００７】
【実施例】以下、本発明の実施例を図面に基づき説明す
る。図１は本発明の方法の一実施例を説明するための断
面図であり、図２はこの実施例で使用された多孔質材を
示す斜視図である。図１に示すように、まず、地盤１の
所定位置に、植木２の根２１の広がり部分の大きさに応
じて、上面の径が底面よりやや大きな円筒状の植え穴３
を掘り、この植え穴３内に、図２に示すような、外周面
が植え穴３の内周面に対応する形状に作製された筒体４
をはめ込む。
る。図１は本発明の方法の一実施例を説明するための断
面図であり、図２はこの実施例で使用された多孔質材を
示す斜視図である。図１に示すように、まず、地盤１の
所定位置に、植木２の根２１の広がり部分の大きさに応
じて、上面の径が底面よりやや大きな円筒状の植え穴３
を掘り、この植え穴３内に、図２に示すような、外周面
が植え穴３の内周面に対応する形状に作製された筒体４
をはめ込む。
【０００８】すなわち、筒体４を、設定された植え穴３
の大きさに合わせた形状に予め作製し、この筒体４が、
例えば、その上端面位置が地面より２０〜３０ｃｍ下側
となるように設置されるような形状に植え穴３を掘る。
この筒体４は、例えば、市販の標準砂（直径が２ｍｍ以
下）等の粒径が揃った砂と、エポキシ樹脂系等の熱硬化
型接着剤とを容器内で混練して均一に混じり合わせた材
料を、型枠内において締め固めた状態で硬化，養生する
ことにより作製される。ここでは、粒径がほぼ０．３ｍ
ｍ程度に揃った砂と、この砂に対して重量比で約８％と
なる量のエポキシ系接着剤とを混練したものにより作製
した。この筒体の微細構造を図３に示すが、この図から
分かるように、砂の粒子４１間に比較的大きな多数の空
隙４２が均一に形成されているため、この筒体４は高い
透水性を備えている。
の大きさに合わせた形状に予め作製し、この筒体４が、
例えば、その上端面位置が地面より２０〜３０ｃｍ下側
となるように設置されるような形状に植え穴３を掘る。
この筒体４は、例えば、市販の標準砂（直径が２ｍｍ以
下）等の粒径が揃った砂と、エポキシ樹脂系等の熱硬化
型接着剤とを容器内で混練して均一に混じり合わせた材
料を、型枠内において締め固めた状態で硬化，養生する
ことにより作製される。ここでは、粒径がほぼ０．３ｍ
ｍ程度に揃った砂と、この砂に対して重量比で約８％と
なる量のエポキシ系接着剤とを混練したものにより作製
した。この筒体の微細構造を図３に示すが、この図から
分かるように、砂の粒子４１間に比較的大きな多数の空
隙４２が均一に形成されているため、この筒体４は高い
透水性を備えている。
【０００９】次に、植え穴３内に設置された筒体４内の
下部４ａに全体の深さの１／３程度まで土を入れてか
ら、この植え穴３の中央上部に植木２の根２１の部分を
置き、植え穴３（筒体４内を含む）に土を埋め戻すこと
により植木２と植え穴３との隙間を塞ぐ。したがって、
植え穴３に埋め戻された土内に大量の雨水などが入り込
んだ時に、筒体４の多数の孔４２から植え穴３内の余分
な水が排出される。これにより、植え穴３内の土の水は
けが良くなるため、植え穴３の周囲の土壌に砂層などの
排水しやすい部分がない場合でも、植え穴３に植えられ
た植木２の根腐れを防ぐことができる。
下部４ａに全体の深さの１／３程度まで土を入れてか
ら、この植え穴３の中央上部に植木２の根２１の部分を
置き、植え穴３（筒体４内を含む）に土を埋め戻すこと
により植木２と植え穴３との隙間を塞ぐ。したがって、
植え穴３に埋め戻された土内に大量の雨水などが入り込
んだ時に、筒体４の多数の孔４２から植え穴３内の余分
な水が排出される。これにより、植え穴３内の土の水は
けが良くなるため、植え穴３の周囲の土壌に砂層などの
排水しやすい部分がない場合でも、植え穴３に植えられ
た植木２の根腐れを防ぐことができる。
【００１０】また、この例では、多孔質材として筒体４
を使用し、この筒体４の外周面を植え穴３の周面の大部
分に接触させているため、植え穴３の周囲の地盤である
側壁部分１１が崩れにくくなる。これにより、植え穴３
の側壁部分１１に隙間ができにくくなり、植え穴３内に
大量の雨水が入りにくくすることができる。さらに、植
え穴３の下部においては植え穴３の全周面が筒体４で保
護されるため、植え穴３の底に入れた肥料が植え穴３か
ら流出することが抑えられる。
を使用し、この筒体４の外周面を植え穴３の周面の大部
分に接触させているため、植え穴３の周囲の地盤である
側壁部分１１が崩れにくくなる。これにより、植え穴３
の側壁部分１１に隙間ができにくくなり、植え穴３内に
大量の雨水が入りにくくすることができる。さらに、植
え穴３の下部においては植え穴３の全周面が筒体４で保
護されるため、植え穴３の底に入れた肥料が植え穴３か
ら流出することが抑えられる。
【００１１】地盤１の状態などにより前記側壁部分１１
が崩れにくいと予想される場合には、図４に示すよう
に、植え穴３の下部に、前記筒体４と同様の材料で作製
された多孔質体からなる複数個の板材５を、植え穴３の
周面に沿って間隔を開けて設置してもよい。この場合に
は、植え穴３の下側の地盤に前記板材５を差し込んでか
ら植え穴３の下部に土を入れる。
が崩れにくいと予想される場合には、図４に示すよう
に、植え穴３の下部に、前記筒体４と同様の材料で作製
された多孔質体からなる複数個の板材５を、植え穴３の
周面に沿って間隔を開けて設置してもよい。この場合に
は、植え穴３の下側の地盤に前記板材５を差し込んでか
ら植え穴３の下部に土を入れる。
【００１２】
【発明の効果】以上説明してきたように、本発明の方法
によれば、地盤に形成された植え穴の下部に透水性の多
孔質材を配置することにより、植え穴内の土の水はけが
良くなるため、植え穴の周囲の土壌に砂層などの排水し
やすい部分がない場合でも、当該植え穴に植えられた植
木の根腐れを防ぐことができる。これにより、庭、公
園、街路などに植えられた大切な樹木を枯らさずに保護
することができる。
によれば、地盤に形成された植え穴の下部に透水性の多
孔質材を配置することにより、植え穴内の土の水はけが
良くなるため、植え穴の周囲の土壌に砂層などの排水し
やすい部分がない場合でも、当該植え穴に植えられた植
木の根腐れを防ぐことができる。これにより、庭、公
園、街路などに植えられた大切な樹木を枯らさずに保護
することができる。
【図１】本発明の方法の一実施例を説明するための断面
図である。
図である。
【図２】この実施例で使用された多孔質材を示す斜視図
である。
である。
【図３】この実施例で使用された多孔質材の微細構造を
示す拡大図である。
示す拡大図である。
【図４】本発明の方法の別の実施例を説明するための斜
視図である。
視図である。
１ 地盤 ２ 植木 ２１ 根 ３ 植え穴 ４ 筒体（多孔質材） ５ 板材（多孔質材）
Claims (1)
- 【請求項１】 地盤に形成された植え穴の下部に透水性
の多孔質材を配置し、その上方に植木の根を埋めること
を特徴とする植え穴への植樹方法。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP5238295A JPH0787852A (ja) | 1993-09-24 | 1993-09-24 | 植え穴への植樹方法 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP5238295A JPH0787852A (ja) | 1993-09-24 | 1993-09-24 | 植え穴への植樹方法 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH0787852A true JPH0787852A (ja) | 1995-04-04 |
Family
ID=17028076
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP5238295A Pending JPH0787852A (ja) | 1993-09-24 | 1993-09-24 | 植え穴への植樹方法 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH0787852A (ja) |
Cited By (3)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| KR100331202B1 (ko) * | 2000-03-22 | 2002-04-06 | 이종화 | 바이거러스 수목 식재 공법 |
| KR100433668B1 (ko) * | 2001-05-17 | 2004-05-31 | 레인보우스케이프주식회사 | 나무 성장촉진을 위한 지반 조성방법 및 그 지반조성용 코어 |
| CN100455184C (zh) * | 2006-04-29 | 2009-01-28 | 刘宝全 | 免浇水植树方法 |
-
1993
- 1993-09-24 JP JP5238295A patent/JPH0787852A/ja active Pending
Cited By (3)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| KR100331202B1 (ko) * | 2000-03-22 | 2002-04-06 | 이종화 | 바이거러스 수목 식재 공법 |
| KR100433668B1 (ko) * | 2001-05-17 | 2004-05-31 | 레인보우스케이프주식회사 | 나무 성장촉진을 위한 지반 조성방법 및 그 지반조성용 코어 |
| CN100455184C (zh) * | 2006-04-29 | 2009-01-28 | 刘宝全 | 免浇水植树方法 |
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Legal Events
| Date | Code | Title | Description |
|---|---|---|---|
| FPAY | Renewal fee payment (prs date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20081031 Year of fee payment: 11 |
|
| FPAY | Renewal fee payment (prs date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20091031 Year of fee payment: 12 |
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| LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |