JPH0787628B2 - 低音再生用スピーカシステム - Google Patents
低音再生用スピーカシステムInfo
- Publication number
- JPH0787628B2 JPH0787628B2 JP4017189A JP4017189A JPH0787628B2 JP H0787628 B2 JPH0787628 B2 JP H0787628B2 JP 4017189 A JP4017189 A JP 4017189A JP 4017189 A JP4017189 A JP 4017189A JP H0787628 B2 JPH0787628 B2 JP H0787628B2
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- JP
- Japan
- Prior art keywords
- acoustic tube
- speaker
- bass
- speaker system
- speaker unit
- Prior art date
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- Expired - Lifetime
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- Obtaining Desirable Characteristics In Audible-Bandwidth Transducers (AREA)
Description
【発明の詳細な説明】 （イ）産業上の利用分野 この発明は低音再生用スピーカシステムに関する。
（ロ）従来技術・発明が解決しようとする問題点 従来より、低音再生用スピーカシステムとしては、例え
ば、特開昭63−120586号公報に記載されたような、低音
再生用スピーカシステムが知られている。
ば、特開昭63−120586号公報に記載されたような、低音
再生用スピーカシステムが知られている。
第４図は上記したスピーカシステムを示す断面図であ
る。
る。
しかし、上記した従来のものにおいては、不要な高域成
分が音響管10を経て開口部11からスピーカシステム前方
12に漏れるという欠点があった。
分が音響管10を経て開口部11からスピーカシステム前方
12に漏れるという欠点があった。
この発明は上記した点に鑑みてなされたものであり、そ
の目的とするところは、不要な高域成分をより減衰させ
ることのできる低音再生用スピーカシステムを提供する
ことにある。
の目的とするところは、不要な高域成分をより減衰させ
ることのできる低音再生用スピーカシステムを提供する
ことにある。
（ハ）問題を解決するための手段 この発明はスピーカユニットの背面から連続的に形成し
た音響管と、前記スピーカユニットの前面に設けた空室
と、この空室に設けたバスレフのポートとからなる低音
再生用スピーカシステムにおいて、前記音響管の開口部
が空室に連結するように構成したものである。
た音響管と、前記スピーカユニットの前面に設けた空室
と、この空室に設けたバスレフのポートとからなる低音
再生用スピーカシステムにおいて、前記音響管の開口部
が空室に連結するように構成したものである。
また、バスレフのポートの共振周波数と音響管に半波長
がのる周波数とは略同一であるように構成したものであ
る。
がのる周波数とは略同一であるように構成したものであ
る。
（ニ）作用 この発明によれば、スピーカユニットの背面から連続的
に形成した音響管と、前記スピーカユニットの前面に設
けた空室と、この空室に設けたバスレフのポートとから
なる低音再生用スピーカにおいて、前記音響管の開口部
が空室に連結するように構成したので、スピーカユニッ
トで再生される高域成分は空室のフィルタ効果によって
減衰する。
に形成した音響管と、前記スピーカユニットの前面に設
けた空室と、この空室に設けたバスレフのポートとから
なる低音再生用スピーカにおいて、前記音響管の開口部
が空室に連結するように構成したので、スピーカユニッ
トで再生される高域成分は空室のフィルタ効果によって
減衰する。
また、バスレフのポートの共振周波数と音響管に半波長
がのる周波数とは略同一になるように構成したので、ス
ピーカユニットの前面側に放音された音とスピーカユニ
ットの背面側に放音された逆位相の音とは同相になって
空室とポートからなる部分に加えられる。
がのる周波数とは略同一になるように構成したので、ス
ピーカユニットの前面側に放音された音とスピーカユニ
ットの背面側に放音された逆位相の音とは同相になって
空室とポートからなる部分に加えられる。
そして、空室とポートとはバスレフ形のスピーカシステ
ムを構成するから低音域は能率よく外部に放射される。
ムを構成するから低音域は能率よく外部に放射される。
（ホ）実施例 この発明に係る低音再生用スピーカシステムの実施例を
第１図乃至第３図に基づき説明する。
第１図乃至第３図に基づき説明する。
図中、１はスピーカエンクロージャ、２はスピーカユニ
ット、３はスピーカユニット２の背面側2aから連続して
形成した音響管、４は音響管３を形成するために設けた
仕切板、５はスピーカユニット２の前面2bに設けた空
室、６は空室５とスピーカエンクロージャ１の外部７と
を結ぶポート、８は音響管３の開口部であって、この開
口部８では音響管３と空室５とは連結している。
ット、３はスピーカユニット２の背面側2aから連続して
形成した音響管、４は音響管３を形成するために設けた
仕切板、５はスピーカユニット２の前面2bに設けた空
室、６は空室５とスピーカエンクロージャ１の外部７と
を結ぶポート、８は音響管３の開口部であって、この開
口部８では音響管３と空室５とは連結している。
また、ポート６の共振周波数と音響管３に半波長がのる
周波数とは略同一になるように構成している。
周波数とは略同一になるように構成している。
このように構成された低音再生用スピーカにおいて、ス
ピーカユニット２の前面2bに放音された音は空室５に導
かれるが、スピーカユニット２の前面2bには空室５とポ
ート６とからなるバスレフ形のスピーカシステムＢを形
成しているから、ポート６の共振周波数付近の低音域は
略逆相となってスピーカエンクロージャ１の外部７に導
かれる。
ピーカユニット２の前面2bに放音された音は空室５に導
かれるが、スピーカユニット２の前面2bには空室５とポ
ート６とからなるバスレフ形のスピーカシステムＢを形
成しているから、ポート６の共振周波数付近の低音域は
略逆相となってスピーカエンクロージャ１の外部７に導
かれる。
一方、スピーカユニット２の背面側2aに放音された音は
音響管３を経て音響管３の開口部８に導かれるが、この
低音再生用スピーカシステムの音響管３に半波長がのる
周波数付近の低音域は開口部８では再び逆位相となって
いる。
音響管３を経て音響管３の開口部８に導かれるが、この
低音再生用スピーカシステムの音響管３に半波長がのる
周波数付近の低音域は開口部８では再び逆位相となって
いる。
そして、音響管３を通った音も前記バスレフ形のスピー
カシステムＢに加えられるから、このバスレフ形のスピ
ーカシステムＢではスピーカユニット２の前面2b側の音
と背面部2aの音とが加算され、更に、低音域が能率よく
再生される。
カシステムＢに加えられるから、このバスレフ形のスピ
ーカシステムＢではスピーカユニット２の前面2b側の音
と背面部2aの音とが加算され、更に、低音域が能率よく
再生される。
特に、この発明ではポート６の共振周波数と音響管３に
半波長がのる周波数とは略同一になるように構成したの
で再生能率は著しく向上する。
半波長がのる周波数とは略同一になるように構成したの
で再生能率は著しく向上する。
さて、音響管３に放射された音はその波長が音響管３の
長さの２倍になる周波数で最も強調され開口部８の外側
（空室５）に放射されるが、この際、上記した以外の周
波数も開口部３の外側に放射される。このうち、波長が
音響管３の長さの整数倍になるような周波数の音は位相
が逆相となりスピーカユニット２の前面2b側の音と打消
しあって減衰するか、それ以外の音も空室５に導かれる
ので、特に、高域成分は空室５のフィルタ効果により能
率よく減衰する。
長さの２倍になる周波数で最も強調され開口部８の外側
（空室５）に放射されるが、この際、上記した以外の周
波数も開口部３の外側に放射される。このうち、波長が
音響管３の長さの整数倍になるような周波数の音は位相
が逆相となりスピーカユニット２の前面2b側の音と打消
しあって減衰するか、それ以外の音も空室５に導かれる
ので、特に、高域成分は空室５のフィルタ効果により能
率よく減衰する。
なお、空室５と音響管３の開口部８とが連結しているこ
とから、音響管３からみれば音響管３が等価的に長くな
ることになり、空室５からみれば等価的に空室５の容積
が大きくなることになるから低音域の再生帯域が広が
る。
とから、音響管３からみれば音響管３が等価的に長くな
ることになり、空室５からみれば等価的に空室５の容積
が大きくなることになるから低音域の再生帯域が広が
る。
第２図と第３図とはこの発明の他の実施例を示し、第２
図においては仕切板4Aを設けることにより、音響管３の
他に別の音響管3Aを設け、２つの音響管3,3Aのそれぞれ
開口部8,8Aと空室５とを連結されている。
図においては仕切板4Aを設けることにより、音響管３の
他に別の音響管3Aを設け、２つの音響管3,3Aのそれぞれ
開口部8,8Aと空室５とを連結されている。
第３図においてスピーカユニットを２つの設け、一方の
スピーカユニット２には音響管３を設けると共に他方の
スピーカユニット2A用として別の音響管3Aを形成し、２
つの音響管3,3Aのそれぞれの開口部8,8Aと空室５とを連
結している。
スピーカユニット２には音響管３を設けると共に他方の
スピーカユニット2A用として別の音響管3Aを形成し、２
つの音響管3,3Aのそれぞれの開口部8,8Aと空室５とを連
結している。
なお、第２図及び第３図において、音響管3,3Aの長さは
同じでも異なっていてもよい。
同じでも異なっていてもよい。
また、空室も１つでなく２つに分けて設けてもよい。
（ヘ）発明の効果 この発明に係る低音再生用スピーカによれば上述のよう
に構成したので以下のような効果を奏する。
に構成したので以下のような効果を奏する。
不用な高域成分を著しく減衰させることができる。
低音の再生能率を向上させることができる。
スピーカシステムの開口部分は１箇所であるから設置
場所の自由度が向上する。
場所の自由度が向上する。
しかも、構造が簡単であって、また安価に構成すること
ができるため実施も容易である等の優れた特長を有して
いる。
ができるため実施も容易である等の優れた特長を有して
いる。
第１図乃至第３図はこの発明に係る低音再生用スピーカ
システムの実施例を示し、第１図は断面図、第２図及び
第３図はこの発明の他の実施例を示す断面図である。 第４図は従来の実施例を示す断面図である。 主な符号の説明 1:スピーカエンクロージャ 2:スピーカユニット 3:音響管 4:仕切板 5:空室 6:ポート 8:開口部
システムの実施例を示し、第１図は断面図、第２図及び
第３図はこの発明の他の実施例を示す断面図である。 第４図は従来の実施例を示す断面図である。 主な符号の説明 1:スピーカエンクロージャ 2:スピーカユニット 3:音響管 4:仕切板 5:空室 6:ポート 8:開口部
Claims (2)
- 【請求項１】スピーカユニットの背面から連続的に形成
した音響管と、前記スピーカユニットの前面に設けた空
室と、この空室に設けたバスレフのポートとからなる低
音再生用スピーカシステムにおいて、 前記音響管の開口部が空室に連結するように構成したこ
とを特徴とする低音再生用スピーカシステム。 - 【請求項２】バスレフのポートの共振周波数と音響管に
半波長がのる周波数とは略同一であることを特徴とする
請求項１記載の低音再生用スピーカシステム。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP4017189A JPH0787628B2 (ja) | 1989-02-22 | 1989-02-22 | 低音再生用スピーカシステム |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP4017189A JPH0787628B2 (ja) | 1989-02-22 | 1989-02-22 | 低音再生用スピーカシステム |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH02220599A JPH02220599A (ja) | 1990-09-03 |
| JPH0787628B2 true JPH0787628B2 (ja) | 1995-09-20 |
Family
ID=12573321
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP4017189A Expired - Lifetime JPH0787628B2 (ja) | 1989-02-22 | 1989-02-22 | 低音再生用スピーカシステム |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH0787628B2 (ja) |
Families Citing this family (4)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2555136Y2 (ja) * | 1991-01-29 | 1997-11-19 | 株式会社ケンウッド | 低音用スピーカシステム |
| DE69129664T2 (de) * | 1991-04-19 | 1998-12-03 | Noise Cancellation Technologies, Inc., Lithicum, Md. | Vorrichtung zur geräuschunterdrückung |
| JP2582887Y2 (ja) * | 1991-06-06 | 1998-10-15 | 株式会社ケンウッド | 低音再生用スピーカシステム |
| US9479861B2 (en) * | 2014-06-26 | 2016-10-25 | Anthony Allen BISSET | Compact wideband bass and midrange horn-loaded speaker system |
-
1989
- 1989-02-22 JP JP4017189A patent/JPH0787628B2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPH02220599A (ja) | 1990-09-03 |
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| JPH07114516B2 (ja) | バスレフ型スピーカシステム |
Legal Events
| Date | Code | Title | Description |
|---|---|---|---|
| FPAY | Renewal fee payment (prs date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20070920 Year of fee payment: 12 |
|
| FPAY | Renewal fee payment (prs date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20080920 Year of fee payment: 13 |
|
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