JPH0786994A - 電磁誘導結合を用いた通信装置 - Google Patents

電磁誘導結合を用いた通信装置

Info

Publication number
JPH0786994A
JPH0786994A JP5228438A JP22843893A JPH0786994A JP H0786994 A JPH0786994 A JP H0786994A JP 5228438 A JP5228438 A JP 5228438A JP 22843893 A JP22843893 A JP 22843893A JP H0786994 A JPH0786994 A JP H0786994A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
coil
communication device
electromagnetic induction
writer
reader
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP5228438A
Other languages
English (en)
Inventor
Yoshito Ishibashi
義人 石橋
Takahiko Takeuchi
宇彦 武内
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Tokimec Inc
Original Assignee
Tokimec Inc
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Tokimec Inc filed Critical Tokimec Inc
Priority to JP5228438A priority Critical patent/JPH0786994A/ja
Publication of JPH0786994A publication Critical patent/JPH0786994A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Classifications

    • HELECTRICITY
    • H02GENERATION; CONVERSION OR DISTRIBUTION OF ELECTRIC POWER
    • H02JCIRCUIT ARRANGEMENTS OR SYSTEMS FOR SUPPLYING OR DISTRIBUTING ELECTRIC POWER; SYSTEMS FOR STORING ELECTRIC ENERGY
    • H02J5/00Circuit arrangements for transfer of electric power between ac networks and dc networks
    • HELECTRICITY
    • H02GENERATION; CONVERSION OR DISTRIBUTION OF ELECTRIC POWER
    • H02JCIRCUIT ARRANGEMENTS OR SYSTEMS FOR SUPPLYING OR DISTRIBUTING ELECTRIC POWER; SYSTEMS FOR STORING ELECTRIC ENERGY
    • H02J50/00Circuit arrangements or systems for wireless supply or distribution of electric power
    • H02J50/10Circuit arrangements or systems for wireless supply or distribution of electric power using inductive coupling
    • HELECTRICITY
    • H01ELECTRIC ELEMENTS
    • H01FMAGNETS; INDUCTANCES; TRANSFORMERS; SELECTION OF MATERIALS FOR THEIR MAGNETIC PROPERTIES
    • H01F38/00Adaptations of transformers or inductances for specific applications or functions
    • H01F38/14Inductive couplings
    • H01F2038/143Inductive couplings for signals

Landscapes

  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Power Engineering (AREA)
  • Computer Networks & Wireless Communication (AREA)
  • Near-Field Transmission Systems (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 電池等の電源を持たない通信装置に対して電
磁誘導結合により電源を供給するとともに双方向通信を
行う場合に通信距離を長くする。 【構成】 プリント基板1には磁性体2が形成され、磁
性体2にはその受信磁界が送信コイル13の送出磁界と
空間的に直交するようにコイル14aを巻回することに
より受信コイル14が構成されている。リーダライタ1
0側はメモリモジュール20に対して信号を常時送信し
ているが、リーダライタ10の受信コイル14はその受
信磁界が送信コイル13の送出磁界と空間的に直交する
ので電磁誘導が発生しない。リーダライタ10とメモリ
モジュール20が近接すると、メモリモジュール20の
受信コイル21にはリーダライタ10の送信コイル13
による電磁誘導により交流が誘起され、この交流が電源
回路27に印加されて整流及び平滑され、メモリモジュ
ール20内の電源電圧+Vccが生成される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、電池等の電源を持たな
い通信装置に対して電磁誘導結合により電源を供給する
とともに双方向通信を行う電磁誘導結合を用いた通信装
置に関する。
【0002】
【従来の技術】図6は電磁誘導結合を用いた通信装置の
一例として、電池等の電源を持たないデータ記憶体(メ
モリモジュール)20に対して、例えば商用電源により
駆動されるリーダライタ10から電磁誘導結合により電
源を供給するとともにデータ書き込みや読み出しを行う
データ伝送システムを示し、この構成は本出願人が特願
平3−27061号において提案したものである。
【0003】図6に於いて、リーダライタ10はコント
ローラ(MPU)11と、送信用のFSK変調器12及
びコイル13と、受信用のコイル14、基準メモリ15
及び相関回路16を有し、メモリモジュール20は受信
用のコイル21及びFSK復調器22と、コントローラ
(MPU)23と、不揮発性メモリ(例えばEEPRO
M)24と、送信用の擬似ランダム信号発生器25及び
送信用のコイル26と、リーダライタ10からの受信信
号から電源を生成するための電源回路27を有する。
【0004】リーダライタ10側のコントローラ11は
メモリモジュール20に対する書き込み制御と読み出し
制御を実行し、コントローラ11からのコマンドやデー
タ等はFSK変調器12によりビット「1」で周波数f
1、ビット「0」で周波数f2の2周波数信号の組み合
わせに変調され、送信コイル13に供給される。リーダ
ライタ10とメモリモジュール20が図のように近接す
ると、メモリモジュール20の受信コイル21にはリー
ダライタ10の送信コイル13による電磁誘導により交
流が誘起され、この交流が電源回路27に印加されて整
流及び平滑され、メモリモジュール20内の電源電圧+
Vccが生成される。また、受信コイル21により受信さ
れた信号はFSK復調器22によりビット「1」又は
「0」に復調され、コントローラ23はこの信号に基づ
いて読み出しコマンドの場合には不揮発性メモリ24の
読み出しを実行する。
【0005】また、書き込みコマンドの場合には、コン
トローラ23からの返信コマンドが直列データに変換さ
れた後、ビット単位で擬似ランダム信号発生器25に印
加されて擬似ランダム系列信号に変換され、送信コイル
26に供給される。なお、擬似ランダム信号発生器25
が発生する擬似ランダム信号としては、例えば15ワー
ド長(=24 −1)の場合に、そのデータを予め保持し
ておき、そのデータを順次送出することにより構成する
ことができる。
【0006】メモリモジュール20の送信コイル26か
ら供給された擬似ランダム信号は、電磁誘導によりリー
ダライタ10の受信コイル14に誘起され、相関回路1
6はこの受信信号と基準メモリ15に予め格納されたメ
モリモジュール20側の擬似ランダム信号との自己相関
を計算し、相関値が閾値以上の場合にはメモリモジュー
ル20内の電源電圧+Vccが充分であると判断して書き
込みを実行する。
【0007】すなわち、上記通信プロトコルでは、読み
出し時、すなわちリーダライタ10がメモリモジュール
20から受信する場合にはリーダライタ10は読み出し
コマンド等の信号を間欠的に送信して送信を中止してい
る期間を作り出しその期間のみメモリモジュール20か
らの受信状態になっている。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】ところで、このような
システムでは、例えば商用電源により駆動されるリーダ
ライタ10側の送信コイル13からは比較的高出力が放
出され、リーダライタ10からの受信信号から電源が供
給されるメモリモジュール20の送信コイル26からは
比較的低出力が放出される。
【0009】したがって、このような通信システムで
は、読み出しコマンドを実行時、すなわちメモリモジュ
ール20の送信コイル26によりリーダライタ10の受
信コイル14に電流を誘起させる場合には、リーダライ
タ10側の送信コイル13からの出力を停止しないと、
リーダライタ10の受信コイル14に誘起される信号は
リーダライタ10側の送信コイル13によるもののみと
なり、メモリモジュール20の送信コイル26からの信
号を受信することができなくなるので、リーダライタ1
0側の送信コイル13からの出力を停止しなければなら
ない。
【0010】したがって、このような電磁誘導結合を用
いた通信装置では、メモリモジュール20はリーダライ
タ10からの受信信号から電源が供給されるので、リー
ダライタ10側の送信コイル13からの出力を停止する
と、充電用コンデンサに応じたある時間後に動作を停止
し、結果として通信距離が短くなるという問題点があ
る。
【0011】また、図6に示す例では、リーダライタ1
0とメモリモジュール20においては送信コイルと受信
コイルの1つしか駆動することができないが、他の例と
してリーダライタ10とメモリモジュール20がそれぞ
れ1つの送受信兼用コイルを備え、この送受信兼用コイ
ルを切り換えて駆動する場合にも同様な問題が発生す
る。なお。この構成では送受信兼用コイルを切り換える
回路が必要になる。
【0012】本発明は、このような従来の問題点に鑑
み、電池等の電源を持たない通信装置に対して電磁誘導
結合により電源を供給するとともに双方向通信を行う場
合に通信距離を長くすることができる電磁誘導結合を用
いた通信装置を提供することを目的とする。
【0013】
【課題を解決するための手段】本発明は、この目的を達
成するために、第1の送信コイル及び第1の受信コイル
を備えた第1の通信装置と、第2の送信コイル及び第2
の受信コイルを備えると共に第2の受信コイルに誘起さ
れた電圧を電源とする第2の通信装置との間で電磁誘導
結合を用いたで双方向通信を行う電磁誘導結合を用いた
通信装置に於いて、第1の送信コイルと第1の受信コイ
ルは第1の送信コイルの送出磁界と第1の受信コイルの
受信磁界が空間的に直交するように配置され、第1の通
信装置は第1の送信コイルを介して常に信号を送出しな
がら第1の受信コイルを介して受信することを特徴とす
る。
【0014】具体的には、プリント基板上に導電性薄膜
を形成することにより第1の送信コイルが形成され、プ
リント基板上に磁性体を形成して磁性体にコイルを巻き
付けることにより第1の受信コイルが形成される。ま
た、具体的には、ボビンにコイルを巻き付けることによ
り第1の送信コイルが形成され、ボビン上に磁性体を形
成して磁性体にコイルを巻き付けることにより第1の受
信コイルが形成される。
【0015】また、磁性体がプリント基板上又はボビン
上に十字状に直交して形成され、各磁性体にコイルを巻
き付けることにより第1の受信コイルが形成される。
【0016】
【作用】本発明では、第1の通信装置の第1の送信コイ
ルと第1の受信コイルは第1の送信コイルの送出磁界と
第1の受信コイルの受信磁界が空間的に直交するように
配置されているので、第1の送信コイルから送出された
磁界により第1の受信コイルに電流が誘起されず、第1
の通信装置が第1の送信コイルを介して常に信号を送出
しても第2の通信装置の第2の送信コイルから送出され
た磁界により第1の受信コイルに電流が誘起される。
【0017】したがって、第1の通信装置と第2の通信
装置が近接した状態では第1の通信装置から第2の通信
装置に対して常に電磁誘導結合により電源を供給するこ
とができるので、通信距離を長くすることができる。
【0018】
【実施例】図1は本発明に係る電磁誘導結合を用いた通
信装置の一実施例として図6に示すリーダライタ10の
送信コイル13と受信コイル14の一例を示し、特に図
1(a)は平面図、図1(b)は側面図である。図1に
於いて、送信コイル13は例えば円形のプリント基板1
上に導電性薄膜13aをスパイラル状に形成することに
より構成され、したがって、この送信コイル13はプリ
ント基板1の厚さ方向を軸として巻回されている。ま
た、プリント基板1の略中央の両面にはアモルファスシ
ート等の磁性体2が貼り付け又は塗り付けられ、この磁
性体2にはその受信磁界が送信コイル13の送出磁界と
空間的に直交するように、プリント基板1の水平方向を
軸としてコイル14aを巻回することにより受信コイル
14が構成されている。なお、コイル14aはプリント
基板1に形成されたスルーホールを通して磁性体2に巻
回されている。
【0019】図2はリーダライタ10の送信コイル13
及び受信コイル14の他の例と、メモリモジュール20
の受信コイル21及び送信コイル26の一例を示す。な
お、図2ではリーダライタ10側とメモリモジュール2
0側が同一の大きさで示されているが、実際にはメモリ
モジュール20側の大きさはかなり小さい。この例で
は、リーダライタ10の送信コイル13はプリント基板
1a上に導電性薄膜13aを円弧状に形成することによ
り構成され、また、受信コイル14はプリント基板1a
の略中央の両面にアモルファスシート等の磁性体2aが
貼り付け又は塗り付けられ、この磁性体2aにその受信
磁界が送信コイル13の送出磁界と空間的に直交するよ
うにコイル14aを巻回することにより構成されてい
る。尚、送信コイル13は図6に示すFSK変調器12
に接続され、受信コイル14は相関回路16に接続され
ている。
【0020】メモリモジュール20の受信コイル21
は、リーダライタ10の送信コイル13と同様にプリン
ト基板1b上に導電性薄膜を円弧状に形成することによ
り構成され、また、送信コイル26はリーダライタ10
の受信コイル14と同様に、プリント基板1bの略中央
にアモルファスシート等の磁性体2が貼り付け又は塗り
付けられてこの磁性体2bにその送出磁界が受信コイル
21の受信磁界と空間的に直交するようにコイルを巻回
することにより構成されている。
【0021】プリント基板1b上にはまた図6に示すメ
モリモジュール20の回路用ICチップ3が実装され、
受信コイル21はこのチップ3内のFSK復調器21と
電源回路27に接続され、送信コイル26は擬似ランダ
ム信号発生回路25に接続されている。また、このメモ
リモジュール20は持ち運び等が容易なように、破線で
示すようなカード型やコイン型、正方形等の種々の形状
で構成される。
【0022】図3は図2に示すリーダライタ10の送信
コイル13及び受信コイル14とメモリモジュール20
の受信コイル21と送信コイル26の電磁誘導結合状態
を示している。矢印方向Aに示すようにリーダライタの
送信コイル13から送出される磁束は、メモリモジュー
ル20の受信コイル21には電磁誘導させるが、リーダ
ライタ10の受信コイル14に対してはその受信磁界が
送信コイル13の送出磁界と空間的に直交するので電磁
誘導が発生しない。またメモリモジュール20の送信コ
イル26にも同様に電磁誘導が発生しない。更に、メモ
リモジュール20の送信コイル26から送出される磁束
はその方向がリーダライタ10の受信コイル14と交叉
するのでリーダライタ10の受信コイル14が受信する
ことができる。
【0023】図4及び図5はリーダライタ10の送信コ
イル13及び受信コイル14の他の例を示している。こ
の例ではボビン4が薄型の略円筒形で形成され、円周回
り方向に溝が形成されてこの溝に沿ってコイル13aを
巻回することにより送信コイル13が構成されている。
ボビン4の略中央の両面にはまた、アモルファスシート
等の磁性体2が貼り付け又は塗り付けられたり、蒸着又
はスパッタリングにより形成され、この磁性体2にはそ
の受信磁界が送信コイル13の送出磁界と空間的に直交
するようにコイル14aを巻回することにより受信コイ
ル14が構成されている。この場合にもリーダライタの
送信コイル13から送出される磁束は図3に示す矢印方
向Aと同一であり、したがって、この磁束により受信コ
イル14には電磁誘導は発生しない。
【0024】ここで、メモリモジュール20側の受信コ
イル21と送信コイル26の直交関係は、リーダライタ
10の送信コイル13と受信コイル14のそれより厳し
くない。この理由は、メモリモジュール20側の送信磁
界が受信電力以下であるのでICチップ3を破壊するこ
ともないからであり、リーダライタ10側の送信コイル
13及び受信コイル14と電磁誘導結合すれば角度は多
少誤差があってもよい。これに対し、リーダライタ10
の送信コイル13と受信コイル14は、受信感度を高く
かつ送信パワーを大きくするために同一平面に各磁界が
空間的に直交するように配置することが望ましい。
【0025】また上記実施例では、リーダライタ10の
受信コイル14は、プリント基板1、1aやボビン4上
の1枚の磁性体2、2aにコイル14aを巻回すること
により構成したが、別の実施例として、2枚の磁性体
2、2aをプリント基板1、1aやボビン4上に十字状
に直交して形成し、各磁性体2、2aにコイル14aを
巻き付けることにより構成してもよい。この点はメモリ
モジュール20側の送信コイル26も同様に構成する。
【0026】次に、このような送受信コイルを図6に示
すデータ伝送装置に適用した場合の通信方法を説明す
る。リーダライタ10のコントローラ11からのコマン
ドやデータ等はFSK変調器12によりビット「1」で
周波数f1、ビット「0」で周波数f2の2周波数信号
の組み合わせに変調され、送信コイル13に供給され
る。この場合、リーダライタ10側はメモリモジュール
20に対して、読み出しコマンド等のアクセスコマンド
を常時送信しているが、リーダライタ10の受信コイル
14はその受信磁界が送信コイル13の送出磁界と空間
的に直交するので電磁誘導が発生しない。
【0027】そして、リーダライタ10とメモリモジュ
ール20が図3のように近接すると、メモリモジュール
20の受信コイル21にはリーダライタ10の送信コイ
ル13による電磁誘導により交流が誘起され、この交流
が電源回路27に印加されて整流及び平滑され、メモリ
モジュール20内の電源電圧+Vccが生成される。ま
た、受信コイル21により受信された信号はFSK復調
器22によりビット「1」又は「0」に復調され、コン
トローラ23はこの信号に基づいて読み出しコマンドの
場合には不揮発性メモリ24の読み出しを実行する。
【0028】また、書き込みコマンドの場合には、コン
トローラ23からの返信コマンドが直列データに変換さ
れた後、ビット単位で擬似ランダム信号発生器25に印
加されて擬似ランダム系列信号に変換され、送信コイル
26に供給される。メモリモジュール20の送信コイル
26から供給された擬似ランダム信号は、電磁誘導によ
りリーダライタ10の受信コイル14に誘起され、相関
回路16はこの受信信号と基準メモリ15に予め格納さ
れたメモリモジュール20側の擬似ランダム信号との自
己相関を計算し、相関値が閾値以上の場合にはメモリモ
ジュール20内の電源電圧+Vccが充分であると判断し
て書き込みを実行する。
【0029】すなわち、上記通信プロトコルでは、読み
出し時、すなわちリーダライタ10がメモリモジュール
20から受信する場合にリーダライタ10が信号を常時
送信しているので、メモリモジュール20はリーダライ
タ10に近接している限り受信信号から電源が供給さ
れ、したがって、通信距離を長くすることができる。ま
た、リーダライタ10が信号を常時送信するので、この
信号を用いてクロックをリーダライタ10からメモリモ
ジュール20に供給することができ、この場合にはクロ
ック生成用の発振器をメモリモジュール20から省略す
ることができるので、メモリモジュール20を低消費電
力化及び小型化することができるという効果も有する。
【0030】更に、本発明の通信装置は、リーダライタ
10とメモリモジュール20がそれぞれ1つの送受信兼
用コイルを備え、この送受信兼用コイルを切り換えて駆
動する方を用いたと異なるので、送受信兼用コイルを切
り換える回路も不要である。
【0031】
【発明の効果】以上説明したように本発明によれば、第
1の送信コイル及び第1の受信コイルを備えた第1の通
信装置と、第2の送信コイル及び第2の受信コイルを備
えると共に第2の受信コイルに誘起された電圧を電源と
する第2の通信装置との間で電磁誘導結合を用いたで双
方向通信を行う電磁誘導結合を用いた通信装置に於い
て、第1の送信コイルと第1の受信コイルは第1の送信
コイルの送出磁界と第1の受信コイルの受信磁界が空間
的に直交するように配置され、第1の通信装置は第1の
送信コイルを介して常に信号を送出しながら第1の受信
コイルを介して受信するので、第1の送信コイルから送
出された磁界により第1の受信コイルに電流が誘起され
ず、第1の通信装置が第1の送信コイルを介して常に信
号を送出しても第2の通信装置の第1の送信コイルから
送出された磁界により第1の受信コイルに電流が誘起さ
れ、したがって、第1の通信装置と第2の通信装置が近
接した状態では第1の通信装置から第2の通信装置に対
して常に電磁誘導結合により電源を供給することができ
るので、通信距離を長くすることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の電磁誘導結合を用いた通信装置の一実
施例としてリーダライタの送信コイルと受信コイルの一
例を示した実施例構成図
【図2】本発明によるリーダライタの送信コイル及び受
信コイルの他の実施例とメモリモジュールの受信コイル
及び送信コイルの実施例を示した実施例構成図
【図3】図2のリーダライタの送信コイル及び受信コイ
ルとメモリモジュールの受信コイル及び送信コイルの電
磁誘導結合状態を示した説明図
【図4】本発明によるリーダライタの送信コイル及び受
信コイルのさらに他の実施例を示した斜視図
【図5】図4の送信コイル及び受信コイルを示した側面
【図6】本願発明者等が既に提案している電磁誘導結合
を用いた通信装置のリーダライタとメモリモジュールを
示したブロック図
【符号の説明】
1,1a,1b:プリント基板 2,2a,2b:磁性体 3:メモリモジュールICチップ 4:ボビン 10:リーダライタ 11,23:コントローラ 12:FSK変調器 13,26:送信コイル 13a:導電性薄膜 13b:コイル 14,21:受信コイル 14a:コイル 15:基準メモリ 16:相関回路 20:メモリモジュール 22:FSK復調器 24:不揮発性メモリ 25:擬似ランダム信号発生器

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】第1の送信コイル及び第1の受信コイルを
    備えた第1の通信装置と、第2の送信コイル及び第2の
    受信コイルを備えると共に該第2の受信コイルに誘起さ
    れた電流を電源とする第2の通信装置との間で電磁誘導
    結合式で双方向通信を行う電磁誘導結合を用いた通信装
    置に於いて、 前記第1の送信コイルと第1の受信コイルは第1の送信
    コイルの送出磁界と第1の受信コイルの受信磁界が空間
    的に直交するように配置され、前記第1の通信装置は前
    記第1の送信コイルを介して常に信号を送出しながら前
    記第1の受信コイルを介して受信することを特徴とする
    電磁誘導結合を用いた通信装置。
  2. 【請求項2】請求項1記載の電磁誘導結合を用いた通信
    装置に於いて、 プリント基板上に導電性薄膜を形成することにより前記
    第1の送信コイルを形成すると共に、前記プリント基板
    上に磁性体を形成して該磁性体にコイルを巻き付けるこ
    とにより前記第1の受信コイルを形成したことを特徴と
    する電磁誘導結合を用いた通信装置。
  3. 【請求項3】請求項1記載の電磁誘導結合を用いた通信
    装置に於いて、 ボビンにコイルを巻き付けることにより前記第1の送信
    コイルを形成すると共に、前記ボビン上に磁性体を形成
    して該磁性体にコイルを巻き付けることにより前記第1
    の受信コイルを形成したことを特徴とする電磁誘導結合
    を用いた通信装置。
  4. 【請求項4】請求項1記載の電磁誘導結合を用いた通信
    装置に於いて、 前記磁性体を前記プリント基板上又はボビン上に十字状
    に直交して形成し、各磁性体にコイルを巻き付けること
    により前記第1の受信コイルを形成したことを特徴とす
    る電磁誘導結合を用いた通信装置。
  5. 【請求項5】請求項1乃至4のいずれかに記載の電磁誘
    導結合を用いた通信装置に於いて、 前記第2の通信装置はデータを記憶するための不揮発性
    メモリを有し、前記第1の通信装置は前記不揮発性メモ
    リの書き込みと読み出しを制御することを特徴とする電
    磁誘導結合を用いた通信装置。
JP5228438A 1993-09-14 1993-09-14 電磁誘導結合を用いた通信装置 Pending JPH0786994A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP5228438A JPH0786994A (ja) 1993-09-14 1993-09-14 電磁誘導結合を用いた通信装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP5228438A JPH0786994A (ja) 1993-09-14 1993-09-14 電磁誘導結合を用いた通信装置

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH0786994A true JPH0786994A (ja) 1995-03-31

Family

ID=16876497

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP5228438A Pending JPH0786994A (ja) 1993-09-14 1993-09-14 電磁誘導結合を用いた通信装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH0786994A (ja)

Cited By (8)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2005134942A (ja) * 2003-10-28 2005-05-26 Mitsubishi Materials Corp Rfidリーダ/ライタ及びアンテナの構造
JP2009124683A (ja) * 2008-08-26 2009-06-04 Sony Corp アンテナモジュール
JP2009124192A (ja) * 2007-11-09 2009-06-04 Sony Corp 通信装置、通信方法及び通信システム
WO2012074166A1 (ko) * 2010-11-30 2012-06-07 주식회사 한림포스텍 근거리 무선 전력 통신용 코일 공진 커플러 및 이를 포함하는 근거리 무선 전력 전송 장치
WO2014073395A1 (ja) * 2012-11-09 2014-05-15 株式会社村田製作所 電気部品およびアンテナ
US9114717B2 (en) 2009-10-14 2015-08-25 Panasonic Intellectual Property Management Co., Ltd. Electric machine and power supply system having battery pack
CN107147221A (zh) * 2017-07-05 2017-09-08 广东电网有限责任公司电力科学研究院 六边形凹面螺旋式左手材料及输电线路能量传输***
KR101890362B1 (ko) * 2017-10-17 2018-08-21 국방과학연구소 유도장입형 신관 장치 및 이의 제어 방법

Cited By (11)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2005134942A (ja) * 2003-10-28 2005-05-26 Mitsubishi Materials Corp Rfidリーダ/ライタ及びアンテナの構造
JP2009124192A (ja) * 2007-11-09 2009-06-04 Sony Corp 通信装置、通信方法及び通信システム
US8240562B2 (en) 2007-11-09 2012-08-14 Sony Corporation Communication apparatus, communication method, antenna module and communication system
JP2009124683A (ja) * 2008-08-26 2009-06-04 Sony Corp アンテナモジュール
US9114717B2 (en) 2009-10-14 2015-08-25 Panasonic Intellectual Property Management Co., Ltd. Electric machine and power supply system having battery pack
US9573485B2 (en) 2009-10-14 2017-02-21 Panasonic Intellectual Property Management Co., Ltd. Electric machine and power supply system having battery pack
WO2012074166A1 (ko) * 2010-11-30 2012-06-07 주식회사 한림포스텍 근거리 무선 전력 통신용 코일 공진 커플러 및 이를 포함하는 근거리 무선 전력 전송 장치
WO2014073395A1 (ja) * 2012-11-09 2014-05-15 株式会社村田製作所 電気部品およびアンテナ
CN107147221A (zh) * 2017-07-05 2017-09-08 广东电网有限责任公司电力科学研究院 六边形凹面螺旋式左手材料及输电线路能量传输***
CN107147221B (zh) * 2017-07-05 2023-04-25 广东电网有限责任公司电力科学研究院 六边形凹面螺旋式左手材料及输电线路能量传输***
KR101890362B1 (ko) * 2017-10-17 2018-08-21 국방과학연구소 유도장입형 신관 장치 및 이의 제어 방법

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US4720626A (en) IC card processing method and processing device therefor, and IC card
JP3519491B2 (ja) Icカード
US4742470A (en) Tool identification system
US6791447B2 (en) Configuration for producing electrical power from a magnetic field
JP4396046B2 (ja) Idタグ用リーダライタ
JP2001076111A (ja) 共振回路
JPH06111081A (ja) Icカードの処理方法
JPH03502269A (ja) 均一磁界発生用のアンテナ装置
JPH0786994A (ja) 電磁誘導結合を用いた通信装置
JPH09191281A (ja) 受動的携行可能目標物とステーションの間の情報の遠隔交換のための装置、およびこの装置に対応する目標物およびステーション
JP3491931B2 (ja) データ送受信装置及びそれに用いる可搬情報記録媒体
US5751765A (en) Non-contact IC card, non-contact IC card system, and non-contact IC card data communication method
JPH03209589A (ja) 送受信方式
JP2001313515A (ja) アンテナ装置及び非接触icカードリーダライタ装置
JPH11216627A (ja) 電波方式idシステムに使用されるidタグ
JP2001250096A (ja) データキャリア
JPH09171541A (ja) 通信装置
JP2001243432A (ja) 非接触icカード及び非接触icカードリーダライタ
JP2002246830A (ja) アンテナ装置及び非接触icカードリーダライタ装置
KR20010075050A (ko) 비접촉형 용량성 데이터 전송 시스템 및 방법
JP3669217B2 (ja) Idタグ
JPH11272826A (ja) 無線受信装置
JP2001283164A (ja) 送受信システム、送受信装置、リーダライタシステム、応答装置、非接触icカード、ラベルタグ
CN211827314U (zh) 智能信息识别装置
JPH07271941A (ja) 半導体記憶媒体、半導体記憶媒体への非接触電源供給方法および供給装置