JPH078602A - 遊技機 - Google Patents

遊技機

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JPH078602A
JPH078602A JP5154979A JP15497993A JPH078602A JP H078602 A JPH078602 A JP H078602A JP 5154979 A JP5154979 A JP 5154979A JP 15497993 A JP15497993 A JP 15497993A JP H078602 A JPH078602 A JP H078602A
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game
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JP5154979A
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English (en)
Inventor
Kichihei Niiyama
吉平 新山
Koji Ito
広司 伊東
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Sophia Co Ltd
Original Assignee
Sophia Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 本発明は、遊技状態において最適な遊技手順
(状態)を示唆する遊技機を提供することを目的とす
る。 【構成】 ガラス板8bの遊技盤5と対向する全面に、
ガラス板30aに挟持された分散型液晶30bにより構
成された液晶表示部30を取り付け、遊技の進行状態に
応じて遊技手順及び遊技状態を、その遊技の進行状態に
関連する遊技領域9内の各部に表示して、遊技者に視覚
的に遊技手順及び遊技状態を明示するように構成する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、パチンコ遊技機等で代
表される弾球遊技機に係り、特に、遊技領域の前面が透
明な被覆部で構成されている遊技機に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、遊技手順を明示しているものは少
なく、専門誌、または、遊技店員等に遊技の説明を受け
て遊技を行っているのが現状である。また、遊技手順を
明示しているものも文書等で記載されており、明示場所
も遊技領域の下部に配置されるのが一般的である。
【0003】また、遊技機の連チャン発生時に遊技者が
他の遊技者に連チャンの状態が継続していることを示す
手段としては、ドル箱を積み上げる程度である。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、このよ
うな従来の遊技機にあっては、明示手段が遊技機の下部
に配置される構成となっていたため、遊技中は明示手段
が見ずらい位置にあり、例えば、権利が発生してから、
遊技を行いながら明示手段を確認することができないと
いった問題点があった。
【0005】また、初心者にあっては、明示手段により
明示された遊技手順が文書であるため、遊技手順を把握
することができず、例えば、権利が発生しても操作要領
を得られずにチャンスを逃してしまうという問題もあっ
た。
【0006】さらに、遊技者の心理として、連チャン発
生時に他の遊技者に連チャンの状態を明示する手段とし
てドル箱を積み上げるだけでなく、より明確に他の遊技
者に連チャンの状態を明示して、遊技中の満足感を得ら
れるようにする他の明示手段が望まれている。
【0007】〔目的〕上記問題点に鑑み、本発明は、遊
技状態において最適な遊技手順(状態)を示唆する遊技
機を提供することを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】請求項1記載の発明は、
所定の検出信号に基づいて、遊技の進行状態を制御する
遊技制御手段と、遊技領域前面に透明部材からなる被覆
部とを有する遊技機であって、前記被覆部の少なくとも
一部に、液晶セルからなる遊技状態表示手段と、前記遊
技制御手段により制御される遊技の進行状態に対応して
該遊技状態表示手段を駆動する遊技状態表示駆動手段
と、を設けることにより、上記目的を達成している。
【0009】この場合、上記目的は、例えば、請求項2
に記載するように、前記遊技状態表示手段たる液晶セル
は、分散型液晶で構成することが有効であり、また、請
求項3に記載するように、前記遊技状態表示駆動手段
は、前記遊技制御手段により表示データを受取り、遊技
進行手順及び所定の遊技価値を表示することが有効であ
る。
【0010】
【作用】請求項1記載の発明によれば、遊技領域前面の
ガラス部全面に一体に遊技状態表示部を設けたので、ガ
ラス面全体を有効表示領域とすることができ、種々の遊
技情報を制約なしに自由に表示することができる。
【0011】また、遊技状態表示手段を単独に設けたた
め、遊技制御手段(役物回路等)の制御する負荷の増加
を抑制することができ、遊技制御手段のコストダウンを
図ることができる。
【0012】また、請求項2記載の発明によれば、前記
遊技状態表示手段たる液晶セルは、分散型液晶で構成さ
れるため、分散型液晶をガラス板で挟持した液晶セル
を、従来から2枚使用しているガラス板の1枚として利
用することができるとともに、遊技球の衝撃に対しても
液晶セルの電極間が短絡することを防止することができ
る。
【0013】さらに、請求項3記載の発明によれば、前
記遊技状態表示駆動手段では、前記遊技制御手段から表
示データを受取って遊技進行手順及び所定の遊技価値が
表示されるため、遊技手順を視覚的により明確に表現す
ることができ、初心者にとっても安心して遊技を楽しむ
環境を提供することができる。また、所定期間内に特別
遊技が再び発生する(いわゆる連チャン)時に連チャン
状態を第三者に継続して表示することができ、遊技者の
興趣及び満足度を高めることができる。
【0014】
【実施例】以下、本発明の好適な実施例を、図1〜図8
を参照して説明する。
【0015】まず、本実施例の構成を説明する。
【0016】図1は、本実施例の遊技機1の正面図であ
り、この遊技機1は、第3種パチンコ遊技機の例であ
る。
【0017】図1において、遊技機1は、機枠2に前面
枠3がヒンジ4を介して片開き形式に開閉可能に取り付
けられており、該前面枠3の裏側にはその前面枠3の枠
組みに沿うようにフレーム(図示せず)が取り付けられ
ている。
【0018】このフレームの内側には遊技盤5が取り付
けられており、また、このフレームの外側には遊技媒体
としての遊技球の賞球排出装置を制御したり遊技盤5に
取り付けられた役物を制御する制御システム等で構成さ
れる裏機構(図示せず)が取り付けられている。
【0019】図1において、遊技盤5の前面には、操作
ダイヤル6により駆動される遊技球発射装置(図示せ
ず)によって発射された遊技球を遊技盤5の図中上方部
まで案内するガイドレール7が配設され、ガイドレール
7と遊技盤5と前面ガラス板8とによって囲まれた空間
内に遊技領域9が形成されている。また、前面ガラス板
8は、ガラス収納枠(図示せず)に収納されており、こ
のガラス収納枠は、片開き形式に開閉可能に取り付けら
れている。
【0020】図1において、遊技領域9の図中中央部上
方には、誘導装置10が配設され、この誘導装置10に
は、普通入賞口11、遊技球が通過する通路入口12及
び通路出口13が設けられている。また、この誘導装置
10には、装飾ランプ(図示せず)が設けられており、
この装飾ランプは、遊技の進行状態に応じて点滅表示等
を行うようにしている。
【0021】この誘導装置10の図中下方には、特定入
賞領域14が形成され、この特定入賞領域14には普通
電動役物(特定入賞口)15と、普通電動役物15に入
賞して流下する遊技球を保持して回転し、権利発生状態
を生じさせる遊技球と、所定の賞球を与える遊技球とに
振り分ける回転体16が設けられている。この回転体1
6は、時計方向へ回転するとともに、遊技球を6個保持
するように切り欠き部が形成されており、この切り欠き
部に保持されて回転する際に権利発生領域に入賞させる
遊技球と、所定の賞球領域に入賞させる遊技球とに振り
分けられる。
【0022】また、この特定入賞領域14には、権利発
生検出スイッチ(図示せず)が設けられており、図中1
7で示す特別権利発生領域に入賞する遊技球を検出し、
その検出信号を後述する制御システムに出力する。さら
に、この特定入賞領域14には、特別権利発生時の動作
状態に応じて点滅表示する作動表示ランプ18が設けら
れている。
【0023】この特定入賞領域14の図中下方には、大
入賞口19が設けられている。この大入賞口19を開放
状態にする条件としては、特別権利発生中、後述する第
3種始動口22に遊技球が入賞することであり、この入
賞により開放し、所定時間経過するか、大入賞口19に
遊技球が所定個数入賞すると閉じるようになっている。
また、上記誘導装置10及び特定入賞領域14の図中
左側には、普通入賞口20及び普通図柄表示装置作動ゲ
ート21が設けられ、その図中右側には、第3種始動口
22及び普通図柄表示装置作動ゲート23が設けられて
いる。また、上記大入賞口19の図中両サイドにも普通
入賞口24、25が設けられている。
【0024】普通入賞口11、20、24、25に遊技
球が入賞した時には、例えば、遊技球1個の入賞に対し
て7個の遊技球を獲得できる。
【0025】普通図柄表示装置作動ゲート21、23に
は、通過する遊技球を検出して作動する普通図柄作動ス
イッチ21a、23aが設けられており、その作動信号
を後述する制御システムに出力する。また、普通図柄表
示装置作動ゲート21には、ラッキーNo.表示器26
が設けられており、ラッキーNo.表示器26は、例え
ば、2つの図柄を所定の順序で変化させて、所定時間経
過後に停止した図柄の組み合わせにより当たり/外れを
決定する。このラッキーNo.表示器26は、特別権利
発生領域、すなわち、権利発生検出スイッチ51を遊技
球が通過してから図柄の変動表示を開始し、所定時間経
過後、停止するようになっている。
【0026】このラッキーNo.表示器26における図
柄の変動表示によるゲームでは、例えば、「1,2,
3,4,5,6,7,8,9,0」の図柄が、遊技者の
目で追えない速度で循環して変動表示され、変動表示が
停止した時点の停止図柄が、「3、3」、「5、5」、
「7,7」、となった場合に当りと決定される。そし
て、当たりとなった場合は、特別権利消滅後、次の特別
権利が発生するまで、普通図柄表示器27aの確率値を
高確率に変動する。
【0027】また、普通図柄表示装置作動ゲート23に
は、普通図柄表示器27aと高確率表示器27bが設け
られており、普通図柄表示器27aは、普通図柄作動ス
イッチ21a、23aの作動、すなわち、普通図柄表示
装置作動ゲート21、23を遊技球が通過してから図柄
の変動表示を開始し、所定時間経過後に停止した図柄の
組み合わせにより当たり/外れが決定され、当たりの場
合に、普通電動役物15が遊技者に有利な状態に変換さ
れる。
【0028】この普通図柄表示器27aによる図柄の可
変表示ゲームの当り確率は、上記ラッキーNo.表示器
26による可変表示ゲームの結果が当たりの場合に、特
別権利消滅を契機として高確率に切り替わるようになっ
ており、高確率の時は、高確率表示器27bを表示させ
て高確率状態であることを遊技者に知らせる。
【0029】また、図1において、第3種始動口22に
は、常時時計方向に回転する回転体22aと入賞する遊
技球の通過を検出して作動する第3種始動スイッチ(図
示せず)が設けられており、入賞する遊技球を第3種始
動スイッチが検出して作動すると、すなわち、回転体2
2aに保持された遊技球が第3種始動スイッチの通過を
検出して作動し、その作動信号を後述する制御システム
に出力する。具体的には、特別権利発生中、第3種始動
スイッチの作動により上記大入賞口19を開放させる。
また、大入賞口19が開放した後、所定個数の遊技球が
大入賞口19に入賞、あるいは、所定時間経過すると、
大入賞口19は閉じられる。
【0030】また、図1において、風車と呼ばれる遊技
球方向変換部材28が回転自在に複数設けられており、
遊技領域9の図中中央下部にはアウト球回収口29が設
けられている。
【0031】また、図2に示すように、上記前面ガラス
板8は、ガラス板8aと空間部8bを介して、遊技盤5
と対向する全面には、ガラス板30aに挟持された分散
型液晶30bにより構成された液晶表示部30が取り付
けられている。この液晶表示部30は、図3に示すよう
に、液晶駆動回路31から入力される表示制御信号によ
り表示制御され、遊技手順や特定遊技に関する表示等を
行う。
【0032】また、図3において、液晶駆動回路31に
は、後述する制御システムとの間がデータ信号線とスト
ローブ信号線により接続されており、このデータ信号線
とストローブ信号線を介して制御システムから入力され
る遊技手順等の表示に関するデータ信号及びストローブ
信号に応じて液晶表示部30を駆動制御する。
【0033】また、この液晶駆動回路31は、液晶表示
部30が取り付けられる前面ガラス板8を収納するガラ
ス収納枠の所定位置に取り付けられ、制御システムとの
間は所定の接続コネクタを介してデータ信号線とストロ
ーブ信号線が接続され、上記遊技盤5及び裏機構に設け
られる制御システムからは分離可能となっている。
【0034】図4は、本実施例の遊技機1の制御システ
ム40のブロック構成図である。
【0035】図4において、制御システム40は、CP
U41、ROM42、RAM43、発振回路44、電源
回路45、サウンドジェネレータ46、アンプ47、ス
ピーカ48、第3種始動スイッチ49、大入賞口カウン
トスイッチ50、権利発生検出スイッチ51、普通図柄
作動スイッチ52、ローパスフィルタ54、バッファゲ
ート55、出力ポート56及びドライバ57により構成
される。また、図4において、CPU41、ROM4
2、バッファゲート55及び出力ポート56は、バス7
1に接続されている。
【0036】CPU(Central Processing Unit)41
は、遊技機1の上記図1に示した遊技領域9に設けられ
る各種装置の遊技動作をROM42内に格納される制御
プログラムに基づいて制御するものである。
【0037】すなわち、CPU41は、第3種始動スイ
ッチ49、大入賞口カウントスイッチ50、権利発生検
出スイッチ51、普通図柄作動スイッチ52及び図外の
排出制御回路からローパスフィルタ54、バッファゲー
ト55及びバス71を介して入力される検出信号、カウ
ントデータ及び要求信号53等に応じて遊技の進行状態
を検出し、バス71、出力ポート56及びドライバ57
を介して遊技の進行状態を制御する各種制御信号を出力
する。
【0038】図4において、ドライバ57には、大入賞
口ソレノイド58、普電ソレノイド59(上記図1の普
通電動役物15の駆動源)、普通図柄表示器60(上記
図1の普通図柄表示器27a)、高確率表示器61(上
記図1の高確率表示器27b)、ラッキーNo.表示器
62(上記図1のラッキーNo.表示器26)、モータ
63、権利発生状態表示器64、ランプ65、LED6
6、データ信号線67及びストローブ信号線68が接続
されている。
【0039】したがって、CPU41から出力する制御
信号としては、大入賞口ソレノイド58及び普電ソレノ
イド59を励磁する制御信号、高確率表示器61、ラッ
キーNo.表示器62、権利発生状態表示器64、ラン
プ65及びLED66の表示タイミングを制御する表示
タイミング制御信号、上記図3に示した液晶駆動回路3
1に出力する遊技手順等の表示に関するデータ信号及び
ストローブ信号、図外の排出制御回路へ出力す送信クロ
ック信号69及び賞球データ信号70がある。ROM
(Read Only Memory)42は、CPU41により実行さ
れる制御プログラムや各種表示データ及び各種効果音デ
ータ等を格納する。RAM(Random Ac-cesss Memory)
43は、CPU41に内蔵され、遊技機1を動作させる
ために必要な各種パラメータ等を記憶するメモリエリア
を形成する。
【0040】発振回路44は、水晶発振器等により構成
され、CPU41を動作させるための基本クロックパル
スを生成してCPU41に供給する。電源回路45は、
制御システム40内の各部に各種電源電圧を供給する。
【0041】サウンドジェネレータ46は、バス71を
介してCPU41から入力される効果音データに基づい
て所定の効果音信号を生成し、その生成した効果音信号
をアンプ47に出力する。アンプ47は、サウンドジェ
ネレータ46から入力される効果音信号を所定の増幅率
で増幅してスピーカ48に出力し、スピーカ48を駆動
して効果音を発生させる。
【0042】次に、本実施例の動作を説明する。
【0043】まず、本実施例の遊技機1の遊技の進行に
ついて図1に示した遊技領域9における各部の動作及び
図4に示した制御システム40のブロック図を参照して
説明する。
【0044】図1において、遊技者の操作ダイヤル6の
操作により駆動される遊技球発射装置(図示せず)によ
って発射された遊技球が、ガイドレール7に案内されて
遊技盤5の図中上方に達して遊技領域9に落下し、普通
入賞口20、24、25あるいは誘導装置10の入賞口
11に入賞した場合は、その入賞した1個の遊技球に対
して7個の遊技球を獲得することができる。
【0045】また、遊技領域9を落下する遊技球が、普
通図柄表示装置作動ゲート21、23を通過し、普通図
柄作動スイッチ21a、23aによって通過が検出され
ると、その作動信号が図4の制御システム40のローパ
スフィルタ54、バッファゲート55及びバス71を介
してCPU41に伝達される。CPU41は、出力ポー
ト56及びドライバ57を介して普通図柄表示器27a
に表示タイミング制御信号を出力して可変表示を開始さ
せる。
【0046】次いで、普通図柄表示器27aにおける表
示図柄の変動が停止し、停止した表示図柄が「7,7」
になった場合は、普通電動役物(特定入賞口)15が開
いて、落下する遊技球が入賞し易くなる。そして、落下
する遊技球が開放状態にある普通電動役物(特定入賞
口)15に入賞し、回転体16の切り欠き部に保持され
て回転し、権利発生領域に振り分けられて入賞すると、
特別権利発生スイッチ51が作動し、その作動信号が図
4の制御システム40のローパスフィルタ54、バッフ
ァゲート55及びバス71を介してCPU41に伝達さ
れる。CPU41では、特別権利の発生を受けると、出
力ポート56及びドライバ57を介して権利発生状態表
示器64に表示タイミング制御信号を出力して特別遊技
の権利が発生していることを表示させる。
【0047】この特別遊技の権利が発生しているとき
に、遊技領域9に対して右打ちを行って第3種始動口2
2に遊技球を入賞させるとことにより、大入賞口19が
開放されてより多くの遊技球を獲得することができる。
本実施例では、大入賞口19に遊技球が1個入賞する
と、15個の遊技球を獲得することができる。
【0048】このとき、本実施例では、遊技者に右打ち
を指示する遊技手順表示を液晶表示部30に行うため、
CPU41は、特別遊技の権利発生に関する表示を行っ
た後、遊技領域9の第3種始動口22への遊技球の入賞
を誘導するように、出力ポート56及びドライバ58か
らデータ信号線67とストローブ信号線68を介して、
その遊技手順の表示に関するデータ信号及びストローブ
信号を図3に示した液晶駆動回路31に出力する。
【0049】液晶駆動回路31では、この遊技手順表示
に関するデータ信号及びストローブ信号を受けて表示制
御信号を液晶表示部30に出力する。液晶表示部30で
は、例えば、図5に示すように、遊技領域9の第3種始
動口22の上部に指示マーク81と第3種始動口22部
分を白抜き表示して、第3種始動口22に対する遊技球
の入賞が必要であることを明示する。
【0050】この液晶表示部30の遊技手順表示によっ
て、遊技球の発射方向を第3種始動口22の方向に向け
る必要があることを視覚的に明示して、遊技者に対して
明確に認識させることができる。
【0051】次いで、この液晶表示部30の表示により
遊技球が第3種始動口22に入賞すると、図4の第3種
始動スイッチ49が作動し、その作動信号が図4の制御
システム40のローパスフィルタ54、バッファゲート
55及びバス71を介してCPU41に伝達される。C
PU41では、その作動信号を受けると、出力ポート5
6及びドライバ58を介して大入賞口ソレノイド58を
励磁する励磁信号を出力して大入賞口19を開放させ
る。この後、CPU41は、所定時間経過するか、大入
賞口カウントスイッチ50から入力されるカウント信号
により所定個数の遊技球の入賞を受けると、大入賞口ソ
レノイド58への励磁信号の出力を停止して大入賞口1
9を閉じさせる。
【0052】すなわち、大入賞口19に対する遊技球の
入賞個数は、大入賞口カウントスイッチ50によって検
出されてカウントされており、そのカウント信号は、ロ
ーパスフィルタ54、バッファゲート55及びバス71
を介してCPU41に伝達される。
【0053】この大入賞口19が開放状態にあるとき、
本実施例では、遊技者に大入賞口19方向への遊技球の
発射を指示する遊技手順表示を液晶表示部30に行うた
め、図4の制御システム40のCPU41は、大入賞口
19の開放直後、遊技領域9の大入賞口19への遊技球
の入賞を誘導するように、出力ポート56及びドライバ
58からデータ信号線67とストローブ信号線68を介
して、その遊技手順の表示に関するデータ信号及びスト
ローブ信号を図3に示した液晶駆動回路31に出力す
る。
【0054】液晶駆動回路31では、この遊技手順表示
に関するデータ信号及びストローブ信号を受けて表示制
御信号を液晶表示部30に出力する。液晶表示部30で
は、例えば、図6に示すように、遊技領域9の大入賞口
19の右側に指示マーク83と大入賞口19部分を白抜
き表示して、大入賞口19に対する遊技球の入賞が必要
であることを明示する。この表示状態は、大入賞口19
が開放状態にある期間継続して表示される。
【0055】この液晶表示部30の遊技手順表示によっ
て、遊技球の発射方向を大入賞口19の方向に向ける必
要があることを視覚的に明示して、遊技者に対して明確
に認識させることができる。
【0056】また、特別権利発生中、いわゆる大当り状
態となったとき、本実施例では、遊技者に大当り状態で
あることを知らせるため、図4の制御システム40のC
PU41では、出力ポート56及びドライバ58からデ
ータ信号線67とストローブ信号線68を介して、その
遊技状態の表示に関するデータ信号及びストローブ信号
を図3に示した液晶駆動回路31に出力する。
【0057】液晶駆動回路31では、この遊技状態表示
に関するデータ信号及びストローブ信号を受けて表示制
御信号を液晶表示部30に出力する。液晶表示部30で
は、例えば、図7に示すように、遊技領域9に大当りマ
ーク85を表示して視覚的に明示し、遊技者及び第三者
に対して大当り状態であることを明確にしている。
【0058】この液晶表示部30における大当りマーク
85の表示位置は、遊技領域9内の遊技球の挙動及び各
部の遊技に関する動作が見える範囲を邪魔しない位置に
設定される。すなわち、遊技領域9内で進行中の遊技の
邪魔にならない範囲で、大当りマーク85の表示位置は
変更可能である。
【0059】また、上記特別遊技の権利発生中に、特別
権利発生領域17、すなわち、権利発生検出スイッチ5
1を再度遊技球が通過するか、第3種始動口22に所定
個数(例えば、16個)の遊技球が入賞すると、特別遊
技の権利発生状態は消滅する。この特別権利発生状態の
消滅に係る遊技球の権利発生検出スイッチ51及び第3
種始動口22への通過状態は、権利発生検出スイッチ5
0及び第3種始動スイッチ49によって検出されてCP
U41に伝達され、CPU41によって権利消滅の条件
が判断されて、権利発生状態表示器64の表示が消灯さ
れる。
【0060】また、本実施例では、大入賞口19の開放
は、特別遊技の権利発生中に、上記第3種始動口22に
遊技球が入賞することを条件として、例えば、初回を含
めて16回まで継続して行われる。すなわち、上記権利
消滅条件を除いて、特別権利発生状態は、第3種始動口
22に遊技球が合計16個入賞するまで継続され、16
個目が入賞した時点で権利発生状態が消滅する。
【0061】また、ラッキーNo.表示器26で当たり
が確定しており、次の特別遊技の権利発生が短時間で出
現する場合、いわゆる連チャン状態が発生したとき、本
実施例では、遊技者に連チャン状態であることを知らせ
るため、図4の制御システム40のCPU41では、出
力ポート56及びドライバ58からデータ信号線67と
ストローブ信号線68を介して、その遊技状態の表示に
関するデータ信号及びストローブ信号を図3に示した液
晶駆動回路31に出力する。
【0062】液晶駆動回路31では、この遊技状態表示
に関するデータ信号及びストローブ信号を受けて表示制
御信号を液晶表示部30に出力する。液晶表示部30で
は、例えば、図8に示すように、遊技領域9にドル箱マ
ーク86を表示して視覚的に明示し、遊技者及び第三者
に対して連チャン状態であることを明確にしている。こ
の液晶表示部30におけるドル箱マーク86の表示位置
は、遊技領域9内の遊技球の挙動及び各部の遊技に関す
る動作が見える範囲を邪魔しない位置に設定される。す
なわち、遊技領域9内で進行中の遊技の邪魔にならない
範囲で、ドル箱マーク86の表示位置は変更可能であ
る。
【0063】以上説明したように、本実施例では、ガラ
ス板8aの遊技盤5と対向する全面に、ガラス板30a
に挟持された分散型液晶30bにより構成された液晶表
示部30を取り付け、遊技の進行状態に応じて遊技手順
及び遊技状態を、その遊技の進行状態に関連する遊技領
域9内の各部に表示するようにしたため、遊技者に視覚
的に遊技手順及び遊技状態を明示することができる。
【0064】したがって、前面ガラス板8の全面に一体
に液晶表示部30を設けたので、ガラス面全体を有効表
示領域とすることができ、種々の遊技情報を制約なしに
自由に表示することができる。また、遊技手順や遊技状
態を表示するようにしたため、初心者にとっても安心し
て遊技を楽しむことができる環境を提供することができ
る。また、所定期間内に特別遊技が再び発生する(連チ
ャン)時に連チャン状態を第三者に継続して表示するこ
とができ、遊技者の興趣及び満足度を高めることができ
る。
【0065】また、本実施例では、液晶表示部30にガ
ラス板30aに挟持された分散型液晶30bを用いたた
め、ガラス板30aを従来から2枚使用されている全面
ガラス板8の1枚として利用することができるととも
に、遊技球の衝撃に対しても液晶セルの電極間が短絡す
ることを防止することができる。
【0066】さらに、本実施例では、液晶駆動回路31
が制御システム40から遊技手順及び遊技状態に関する
データ信号及びストローブ信号を受けて液晶表示部30
を駆動制御するようにしたため、液晶表示部30を設け
たことによる制御システム40内のCPU41の制御負
荷が増大することを避けることができる。
【0067】また、液晶表示部30及び液晶駆動回路3
1は、前面ガラス板8を収納するガラス収納枠に一体的
に設けられ、遊技盤5が取り付けられるフレームの裏機
構に設けられる制御システム40とは接続コネクタによ
り分離可能としているため、遊技盤5が交換されても液
晶表示部30及び液晶駆動回路31は、継続して使用す
ることができ、遊技機1の製造コストを低減することが
できる。
【0068】以上、本発明者によってなされた発明を好
適な実施例に基づき具体的に説明したが、本発明は上記
実施例に限定されるものではなく、その要旨を逸脱しな
い範囲で種々変更可能であることはいうまでもない。
【0069】例えば、上記実施例では、遊技手順表示と
して第3種始動口22及び大入賞口19への遊技球の発
射方向表示と、遊技状態表示として大当りマーク85及
びドル箱マーク86の表示を行うようにしたが、遊技の
進行状態に応じて、その他の遊技手順及び遊技状態を液
晶表示部30の任意の表示位置に適宜表示することが可
能であるまた、本発明を適用可能な遊技機は、上記実施
例に示した第3種パチンコ遊技機に限定されるものでは
なく、第1種、第2種等のあらゆる機種のパチンコ遊技
機に対して適用可能であることは勿論である。
【0070】
【発明の効果】請求項1記載の発明によれば、遊技領域
前面のガラス部全面に一体に遊技状態表示部を設けたの
で、ガラス面全体を有効表示領域とすることができ、種
々の遊技情報を制約なしに自由に表示することができ
る。
【0071】また、遊技状態表示手段を単独に設けたた
め、遊技制御手段(役物回路等)の制御する負荷が減
り、遊技制御手段のコストダウンを図ることができる。
【0072】また、請求項2記載の発明によれば、前記
遊技状態表示手段たる液晶セルは、分散型液晶で構成さ
れるため、分散型液晶をガラス板で挟持した液晶セル
を、従来から2枚使用しているガラス板の1枚として利
用することができるとともに、遊技球の衝撃に対しても
液晶セルの電極間が短絡することを防止することができ
る。
【0073】さらに、請求項3記載の発明によれば、前
記遊技状態表示駆動手段では、前記遊技制御手段から表
示データを受取って遊技進行手順及び所定の遊技価値が
表示されるため、遊技手順を視覚的により明確に表現す
ることができ、初心者にとっても安心して遊技を楽しむ
環境を提供することができる。また、所定期間内に特別
遊技が再び発生する(連チャン)時に連チャン状態を第
三者に継続して表示することができ、遊技者の興趣及び
満足度を高めることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本実施例における遊技機の正面図である。
【図2】図1の前面ガラス板に取り付けられた液晶表示
部の断面図である。
【図3】本実施例の液晶表示部及び液晶駆動回路のブロ
ック構成図である。
【図4】本実施例の遊技機の制御システムを示すブロッ
ク構成図である。
【図5】本実施例の遊技機の第3種始動口への遊技球の
発射を指示する遊技手順を示す場合の表示例を示す図で
ある。
【図6】本実施例の遊技機の大入賞口への遊技球の発射
を指示する遊技手順を示す場合の表示例を示す図であ
る。
【図7】本実施例の遊技機の大当り状態を明示する場合
の表示例を示す図である。
【図8】本実施例の遊技機の連チャン状態を明示する場
合の表示例を示す図である。
【符号の説明】
1 遊技機 5 遊技盤 8 前面ガラス板 9 遊技領域 30 液晶表示部 31 液晶駆動回路 41 CPU

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】所定の検出信号に基づいて、遊技の進行状
    態を制御する遊技制御手段と、 遊技領域前面に透明部材からなる被覆部とを有する遊技
    機であって、 前記被覆部の少なくとも一部に、液晶セルからなる遊技
    状態表示手段と、 前記遊技制御手段により制御される遊技の進行状態に対
    応して該遊技状態表示手段を駆動する遊技状態表示駆動
    手段と、 を設けたことを特徴とする遊技機。
  2. 【請求項2】前記遊技状態表示手段たる液晶セルは、分
    散型液晶で構成されていることを特徴とする請求項1記
    載の遊技機。
  3. 【請求項3】前記遊技状態表示駆動手段は、前記遊技制
    御手段により表示データを受取り、前記遊技状態表示手
    段に遊技進行手順及び所定の遊技価値を表示することを
    特徴とする請求項1、2記載の遊技機。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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