JPH0785768A - 漏電遮断器 - Google Patents

漏電遮断器

Info

Publication number
JPH0785768A
JPH0785768A JP23318293A JP23318293A JPH0785768A JP H0785768 A JPH0785768 A JP H0785768A JP 23318293 A JP23318293 A JP 23318293A JP 23318293 A JP23318293 A JP 23318293A JP H0785768 A JPH0785768 A JP H0785768A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
trip
earth leakage
leakage
conductive material
conductor
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP23318293A
Other languages
English (en)
Other versions
JP3361574B2 (ja
Inventor
Yukie Yamada
幸英 山田
Tomoyoshi Saitou
友好 斉藤
Wataru Teraoka
渉 寺岡
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Hitachi Ltd
Original Assignee
Hitachi Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Hitachi Ltd filed Critical Hitachi Ltd
Priority to JP23318293A priority Critical patent/JP3361574B2/ja
Publication of JPH0785768A publication Critical patent/JPH0785768A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP3361574B2 publication Critical patent/JP3361574B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Breakers (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 配線スペースの省力化及び配線作業の簡素化
等を図ること。 【構成】 漏電引き外し装置8の取付台10に基板18
を介し漏電検出引き外し回路7と接続する接続用導電材
14が形成される一方、底蓋17に対し基板18,可動
接点台53に接続されたリード線22,貫通導体3と接
続する埋設導体17Aが形成され、該埋設導体17Aと
接続用導電材14の位置が固定されているので、従来技
術のように柔軟性のあるリード線を用いるものに比較す
ると、それだけ配線に必要なスペースを省力化すること
ができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、漏電を検出して主接点
を開離する漏電遮断器に係り、特に零相変流器を挿通す
る貫通導体を用いる漏電遮断器に関するものである。
【0002】
【従来の技術】漏電遮断器の従来技術として、特開平3
−110735号公報に示される技術のものがある。こ
の従来技術は、漏電を検出して漏電引き外し装置に出力
する漏電検出引き外し回路部を搭載した基板と、主回
路,零相変流器,漏電引き外し装置の夫々とがリード線
及びこれに接続された端子とによって接続され、またそ
のリード線がケース内の空間部に露出している。また他
の従来技術として、図9に示す技術のものがある。同図
に示す従来技術は、詳細に図示していないが、漏電検出
引き外し回路部を搭載した基板18と漏電引き外し装置
8と零相変流器6とがリード線によって接続されると共
に、零相変流器6を挿通する貫通導体3もリード線に接
続されている。また、漏電引き外し装置に設けられた漏
電テストスイッチ部13と、これと接続すべき部品との
間もリード線によって接続されている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところで、上記に示す
何れの従来技術も、下記の点について配慮されていなか
った。即ち、漏電検出引き外し回路部の基板18と漏電
引き外し装置8と零相変流器6とを接続するのにリード
線を用いているが、このリード線は柔軟性があって位置
が定まらない。そのため、リード線の配線スペースを余
分にとる必要があるので、配線スペースを省力化するこ
とができない問題がある。しかも、リード線を多数本用
いているので、それだけ部品点数が多く、かつ接続作業
に多くの手間がかかり、組立性も低下する問題がある。
さらに、リード線には主接点がトリップ動作によって開
離したとき、その主接点から金属溶融物やカーボン等が
飛散してリード線に付着し、該リード線の被覆が破損す
る問題がある。リード線の被覆破損を防止しようとする
と、金属溶融物やカーボンの飛散に耐えうる別部品をリ
ード線に装着しなければならず、そのため、部品点数及
び作業工数の増加をいっそう招く問題がある。
【0004】本発明の目的は、上記従来技術の問題点を
解消し、配線スペースの省力化及び配線作業の簡素化等
を図ると共に、接続の信頼性を図り得る漏電遮断器を提
供することにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明においては、漏電
引き外し装置の取付台を、動作時間切替スイッチと漏電
テストスイッチとトリップアクチュエータとを収納可能
にモールド樹脂によって形成すると共に、その取付台に
対しこれに収納される動作時間切替えスイッチと漏電テ
ストスイッチとトリップアクチュエータと一端が接続さ
れる配線用導電材を埋設し、かつ該配線用導電材は、取
付台を漏電検出引き外し回路部の基板に取付けたとき、
漏電検出引き外し回路部と漏電引き外し装置とを接続す
ることを特徴とするものである。
【0006】
【作用】本発明では、漏電引き外し装置の取付台に漏電
検出引き外し回路部と接続する接続用導電材が形成され
ているので、接続用導電材により配線位置が固定されて
いるので、従来技術のように柔軟性のあるリード線を用
いるものに比較すると、それだけ配線に必要なスペース
を省力化することができる。これに加え、従来のような
リード線を用いることがないので、それだけ部品点数を
低減することができ、しかも主接点のトリップ動作によ
って金属溶融物やカーボン等か飛散した場合、接続用導
電材に付着するおそれがないので、主接点の近傍位置に
漏電引き外し装置,基板などが配置されてあっても、そ
れに拘ることがなくなり、別部品を用いることが不要に
なり、それだけ部品点数のいっそうの低減を図り得る。
また、接続部品を互いに組み付けることによって接続作
業を行うことができるので、接続作業が容易となるばか
りでなく、その接続を安定した状態で的確に行うことが
できるので、耐電圧性能を安定化させることができる。
【0007】
【実施例】以下、本発明の実施例を図1乃至図8により
説明する。図1乃至図5は本発明による漏電遮断器の第
一の実施例を示している。実施例の漏電遮断器は、図3
(a),(b)に示すように、ケース16とカバー15
とによって画成される空間内に主接点が設けられてい
る。該主接点は、固定接点台51に設けられた固定接点
52と、可動接点台53に設けられた可動接点54とで
形成され、図3(b)に示す如く可動接点54が固定接
点52に対し接触することにより、主回路を閉成する。
本例では三相用の漏電遮断器であるので、主接点は三個
設置されている。固定接点台51の一端には図2及び図
3に示すように電源側端子1が設けられ、また可動接点
台53の一端にはリード線22,過電流引き外しリレー
4,貫通導体3等を介し負荷側端子5に接続されてい
る。過電流引き外しリレー4は図2及び図3に示すよう
に、可動接点台53にリード線22を介して接続され、
主回路に過電流が流れると、それを検出して励磁作動
し、開閉引き外し機構2のラッチ2aを吸引させる。開
閉引き外し機構2は、過電流引き外しリレー4にラッチ
2aが吸引されると、トグルリンク部がくずれることに
より、可動接点台53を固定接点台51から引き離し、
これによって主接点を開離させ、その開離状態にあると
き、操作ハンドル9を操作してトグルリンク部を介し可
動接点台53を固定接点台51側に動作させることによ
り、主接点を閉じる。なお、操作ハンドル9の操作によ
っても主接点を開閉し得る。零相変流器6は図2に示す
ように、過電流引き外しリレー4に接続された前記貫通
導体3を挿通すると共に、漏電検出引き外し回路部7に
接続されている。該漏電検出引き外し回路部7は主回路
及び漏電引き外し装置8に接続され、零相変流器6から
の出力に基づいて主回路に生じる漏電を検出し、漏電引
き外し装置8を作動させる。漏電引き外し装置8は、漏
電検出引き外し回路部7によって漏電が検出されると、
開閉引き外し機構2のラッチ部を外し、そのトグルリン
ク部がトリップ動作時と同様にくずれることにより、主
接点を開離させる。一方、ケース16とカバー15とに
よって画成された空間には前記主接点が配置される他、
図3(b)に示すように、漏電引き外し装置8が配置さ
れている。該漏電引き外し装置8は図4に示すように、
取付台10の所定位置にトリップアクチュエータ11,
動作時間切替スイッチ12,漏電テストスイッチ13等
を夫々有している。従って、取付台10は、上記の部品
11〜13を収納可能に形成されている。そして、取付
台10は樹脂モールド成形されたものであり、トリップ
アクチュエータ11,動作時間切替スイッチ12,漏電
テストスイッチ13を組み込んだとき、それらと接続さ
れる接続用導電材14が埋設されている。即ち、該接続
用導電材14は、取付台10を形成するモールド樹脂A
に組み込まれ、その一端が取付台10におけるトリップ
アクチュエータ11と動作時間切替スイッチ12と漏電
テストスイッチ13と接続すべき位置に配線され、その
他端が取付台10の下端に設けられた接続部14Aに接
続されている。さらに具体的に述べると、接続用導電材
14は例えば図5(a)に示すように、取付台10の配
線個所に凹部Bを形成し、その凹部B内にシリコン等の
絶縁材Cによって埋設された状態で夫々配線されてい
る。或いは図5(b)に示すように、取付台10の成形
時、予め金型に接続用導電材14をセットしておき、そ
の後、取付台10のモールド樹脂Aを注入することによ
って接続用導電材14を取付台10と一体的に形成す
る。なお、トリップアクチュエータ11は漏電検出引き
外し回路部7が漏電を検出すると、作動することによっ
て開閉引き外し機構2をトリップ動作させるものであ
る。動作時間切替スイッチ12はトリップアクチュエー
タ11が作動する時間を切替え設定するものである。他
方、ケース16の底部には図1及び図3(b)に示す如
く底蓋17が取付けられ、その底蓋17の内側に漏電検
出引き外し回路部7の基板18が設置されている。該基
板18は図1に示すように漏電引き外し回路部7を構成
する各種電子部品が搭載され、漏電引き外し装置8の取
付台10を組み込むと、漏電引き外し装置8と漏電検出
引き外し回路部7とが接続用導電材14によって接続さ
れるようにしている。そのため、基板18には取付台1
0を組み込んだとき、該取付台10の接続用導電材14
の接続部14Aを差し込むコネクタ孔18Aが設けられ
ている。また、前記底蓋17には埋設導体17Aが埋設
されている。該埋設導体17Aは、基板18及び零相変
流器6を設置したとき、これらと互いに接続するように
形成されている。なお、埋設導体17Aを有する底蓋1
7は取付台10,ケース16,カバー15と同様にモー
ルド樹脂によって成形されているので、埋設導体17A
の形成は、取付台10の14Aの場合と同様に図5
(a)若しくは(b)の如く形成されるから、ここでは
その説明を省略する。さらに底蓋17の所定位置には図
1に示すように埋設導体17Aの一部から引き出された
接続部17Bが設けられている。該接続部17Bは詳細
に図示していないが、三相に対応して三個設けられてお
り、底蓋17の底部から締め付けられる接続ねじ19に
より、貫通導体の一端3Aと、可動接点台53に接続さ
れたリード線22の一端とが互いに接続されるようにし
ている。従って、基板18に漏電引き外し装置8が組み
込まれた状態にあるとき、接続ねじ19によって可動接
点台53とリード線22と貫通導体3と漏電検出引き外
し回路部7の基板18と漏電引き外し装置8とを接続す
ることとなる。なお、貫通導体3の他端3Bにはねじに
より過電流引き外しリレー4が接続される。
【0008】実施例の漏電遮断器は、上記の如く、漏電
引き外し装置8の取付台10に接続用導電材14が埋設
され、該取付台10を基板18に組み込むと、接続用導
電材14の接続部14Aが基板18のコネクタ孔Aに差
し込まれることによって漏電引き外し装置8と漏電検出
引き外し回路部7とが接続される。また、底蓋17には
埋設導体17Aが設けられ、これに基板18及び零相変
流器6を設置すると、漏電検出引き外し回路部7と零相
変流器とを接続し得る。そして、その状態にあるとき、
底蓋17の埋設導体17Aの一部に設けた接続部17B
に対し、該可動接点台53に接続されたリード線22の
先端と貫通導体3の一端3Aとを接続ねじ19で締め付
けると、該接続ねじ19によって可動接点台53とリー
ド線22と貫通導体3と漏電検出引き外し回路部7の基
板18と漏電引き外し装置8とを接続することができ
る。従って、漏電引き外し装置8の取付台10に対し基
板18を介し漏電検出引き外し回路7と接続する接続用
導電材14が形成されている一方、底蓋17に対し基板
18,可動接点台53に接続されたリード線22,貫通
導体3と接続する埋設導体17Aが形成され、該埋設導
体17Aと接続用導電材14との双方の配線位置が固定
されているので、従来技術のように柔軟性のあるリード
線を用いるものに比較すると、それだけ配線に必要なス
ペースを省力化することができる。これに加え、以下に
述べる利点もある。即ち、従来のようなリード線を用い
ることがないので、それだけ部品点数を低減できると共
に、組立性を向上することができる。しかも主接点のト
リップ動作によって金属溶融物やカーボン等か飛散した
場合、接続用導電材14や埋設導体17Aに付着するお
それがないので、主接点の近傍位置に漏電引き外し装置
8,基板8などが配置されてあっても、それに拘ること
がなく、また別部品を用いることが不要になり、それだ
け部品点数の低減及び組立性の向上をいっそう図り得
る。また、接続部品を互いに組み付けることによって接
続作業を行うことができるので、接続作業が容易となる
ばかりでなく、その接続を安定した状態で的確に行うこ
とができるので、耐電圧性能を安定化させることができ
る。
【0009】次に、漏電引き外し装置8の取付台10,
底蓋17のように配線用導電材14,埋設導体17Aを
夫々設けたモールド樹脂体40と、これに電気的に接続
される接続部品との接続例を図6に基づいて説明する。
図6(a)において、モールド樹脂体40内に配線用導
電材140が埋設され、その配線用導電材140の所定
位置に対し、例えば他の接続部品からなるモールド埋設
導電材23,リード線24,接点部25が差し込まれ、
しかも上方から半田26によって接続されている。この
場合、半田26は勿論のこと、モールド埋設導電材2
3,リード線24,接点部25の夫々の先端がモールド
樹脂体40から外部に露出することがないよう、モール
ド樹脂体40に凹部41が設けられ、しかも夫々の凹部
41の大きさを可及的に小さくかつ同寸法に形成してい
る。また、モールド樹脂体40の上部には接続用保護板
42が装着され、該保護板42により、トリップ動作時
に飛散する金属溶融物やカーボン等が何れの接続部にも
付着しないようにしている。従って、モールド樹脂体4
0と接続部品間の接続部が主接点の近傍に位置してあっ
ても、カーボン等の付着を確実に防止し得る。
【0010】図6(b)においては、配線用導電材14
0に対しモールド埋設導電材23,リード線24,接点
部25がカシメ部材27を用いてカシメられたものであ
り、モールド埋設導電材23が配線用導電材140と重
なり合って接続されている。図6(c)においては、モ
ールド埋設導電材23と接点部25を用い、モールド間
埋設導電材23の部品23′と接点部25の部品25′
とがモールド樹脂体40に対し夫々ありぼそ状に係合す
ることによって組み込まれている。そして、モールド樹
脂体40の配線用導電材140は、モールド埋設導電材
23及び接点部25との接続部に差込式のコネクタ部1
41,142が形成され、該コネクタ部にモールド埋設
導電材23,接点部25を差し込むようにしている。そ
の際、差し込んだとき、モールド樹脂体40に部品2
3′,25′がありぼそ係合することによって組み込ま
れる。これら図6(b)及び(c)においても、カシメ
27,コネクタ部141・142がモールド樹脂体40
から外部に露出しないようになっており、また接続用保
護板42を用いているので、図6(a)と同様の効果が
ある。特に、図6(c)のようにありぼそ係合すれば、
配線導電材140に対するモールド埋設導電材23,接
点部25の接続が確実となり、振動等に対しても信頼性
が得られる。
【0011】また漏電引き外し装置8に装着される漏電
テストスイッチ13,動作時間切替スイッチ12の内部
構造を図7に基づいて説明する。図7(a)における漏
電テストスイッチ13は、テストボタン131が支持壁
132に対し上方に付勢するように支持され、その下部
の接点台133には可動接点134と固定接点135と
が設けられ、テストボタン131を押下すると、可動接
点134が押されて固定接点135と接触することによ
り、テスト機能がオンするようにしている。図7(b)
における動作時間切替スイッチ12は、接点板121の
表面上に第一,第二,第三の各接点122〜124が埋
設され、各接点122〜124間を移動し得る切替つま
み125が上壁126の孔を突出している。切替つまみ
125の底部には接触片127が固定され、切替つまみ
125が何れか一方向に選択的に操作されたとき、その
接触片127が接点122と123とに、或いは接点1
23と124とに接触し、これによって、動作時間を切
り換えるようにしている。
【0012】図8は本発明による漏電遮断器の第二の実
施例を示している。この場合は、ケース16の下部側に
漏電引き外し装置8が配置され、該漏電引き外し装置8
の取付台10が、ケース16内の上方位置に配置された
漏電検出引き外し回路部7の基板18に組み込まれるこ
とにより、漏電検出引き外し回路部7と漏電引き外し装
置8とを接続するようにしている。そのため、取付台1
0には詳細に図示していないが、トリップアクチュエー
タ,動作時間切替スイッチ,漏電テストスイッチと接続
する接続用導体が埋設されると共に、該接続用導体の上
端に、基板18のコネクタ孔18に差し込み得る接続部
14Aが設けられている。また、ケース16内には零相
変流器6と基板18と負荷側端子5とを接続し得る第
一,第二埋設導体171,172が夫々設けられてい
る。第一埋設導体171はケース16内においてその一
端が基板18に接続され、かつ他端が零相変流器6のコ
ネクタ6Aを差込み得る形状をなしている。第二埋設導
体172はケース16内においてその一端が基板18に
接続され、かつ他端が負荷側端子5と対応する位置まで
延設されている。さらに零相変流器6及びこれを挿通す
る貫通導体3の双方を収納し得る収容部品30が形成さ
れている。該収容部品30は、ケース16と同様に絶縁
性のモールド樹脂によって形成されており、零相変流器
6及び貫通導体3の双方を収容したとき、各相毎の貫通
導体3が互いに確実に絶縁されるよう絶縁壁で仕切ら
れ、しかもその収容状態でケース16に組み込まれたと
き、零相変流器6のコネクタ6Aが第一埋設導体171
に差し込まれることにより基板18と接続する。そのた
め、収容部品30にはこれに組み込まれた零相変流器6
のコネクタ6Aが突出するように形成される一方、ケー
ス16には収容部品30を載置し得る溝が形成されてい
る。そして、ケース16に収容部品30が組み込まれた
とき、ケース止めねじ21によって負荷側端子5と第二
埋設導体172とを各相毎に夫々接続する。ケース止め
ねじ21は負荷側端子5をケース16に取付けるための
ものであり、従って、負荷側端子5を取付けると、両者
5,172を互いに接続する。この実施例によれば、漏
電引き外し装置8をケース16内の基板18に組み付け
ることによって両者を接続でき、また零相変流器6及び
貫通導体3を収容した収容部材30をケース16に組み
込むと、零相変流器6が第一埋設導体171によって基
板18に接続できるので、配線用導体14及び埋設導体
17Aを設けた第一の実施例とほぼ同様の作用効果を得
ることができる。また、ケース止めねじ21によって負
荷側端子5をケース16に取付けると、基板18が第二
埋設導体172を介し主回路と接続されるので、負荷側
端子5の取付けと、主回路及び基板18間の接続との双
方を同時に行うことができ、それだけ組立作業性を改善
し得る。そして、収納部品30に、零相変流器6のみな
らず、これを挿通した状態で貫通導体3も収納し、しか
も該貫通導体3が各相毎に確実に絶縁状態で仕切られて
いるので、トリップ動作によって金属溶融物やカーボン
が飛散しても、それらが貫通導体3に付着するのを極力
抑えることができる。
【0013】
【発明の効果】以上述べたように、本発明によれば、漏
電検出引き外し回路部の基板に漏電引き外し装置を組み
込むことによって両者を接続し、また配線用導電材や埋
設導体を有するモールド樹脂製の部品とこれに接続すべ
き部品との接続部に、トリップ動作によって飛散する金
属溶融物やカーボン等が付着しないように構成したの
で、下記の効果がある。 1)漏電検出引き外し回路部の基板と漏電引き外し装置
と零相変流器との接続部間の耐電圧性能が向上し、接続
の信頼性を図る。 2)リード線の不要により配線スペースの省略化と共
に、部品点数を削減でき、組立性を改善し得る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明による漏電遮断器の第一の実施例を示す
要部の分解斜視図。
【図2】漏電遮断器の回路図。
【図3】漏電遮断器を示すカバー取り外し状態の平面図
(a)及び縦断面の全体図。
【図4】漏電引き外し装置を示す説明用分解斜視図。
【図5】接続用導電材を取付台に埋設したときの説明図
(a)及び同じく一体的に成形したときの説明図
(b)。
【図6】モールド樹脂体とこれに接続される部品との種
々の接続例を示す説明図。
【図7】漏電テストスイッチ内部の接続構造を示す説明
図(a)及び動作時間切替スイッチ内部のスイッチ構造
を示す説明図(b)。
【図8】本発明による漏電遮断器の他の実施例を示す要
部の説明用斜視図。
【図9】従来の漏電遮断器の一構成例を示す縦断面図
(a)及びカバー取り外し状態の平面図(b)。
【符号の説明】
1…電源側端子、52,54…主接点、2…開閉引き外
し機構、3…貫通導体、4…過電流引き外しリレー、5
…負荷側端子、6…零相変流器、7…漏電検出引き外し
回路部、18…漏電検出引き外し装置の基板、8…漏電
引き外し装置、10…取付台、11…トリップアクチュ
エータ、12…動作時間切替スイッチ、13…漏電テス
トスイッチ、14…接続用導電材、14A…接続部、1
5…カバー、16…ケース、17…底蓋、17A…埋設
導体。

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 モールド樹脂によって形成されたケース
    とカバー間の空間内に、固定接点と可動接点とで形成さ
    れる主接点,主接点に流れる過電流を検出する過電流引
    き外しリレー,過電流引き外しリレーの検出によって主
    接点を開離する開閉引き外し機構,主接点間に生じる漏
    電を零相変流器を介して検出する漏電検出引き外し回路
    部,漏電検出引き外し回路部の検出により作動して前記
    開閉機構をトリップ動作させる漏電引き外し装置を夫々
    有し、漏電引き外し装置が動作時間切替スイッチと漏電
    テストスイッチとトリップアクチュエータとを有する漏
    電遮断器において、前記漏電引き外し装置の取付台を、
    動作時間切替スイッチと漏電テストスイッチとトリップ
    アクチュエータとを収納可能にモールド樹脂によって形
    成すると共に、その取付台に対しこれに収納される動作
    時間切替えスイッチと漏電テストスイッチとトリップア
    クチュエータと一端が接続される配線用導電材を埋設
    し、かつ該配線用導電材は、取付台を漏電検出引き外し
    回路部の基板に取付けたとき、漏電検出引き外し回路部
    と漏電引き外し装置とを接続することを特徴とする漏電
    遮断器。
  2. 【請求項2】 前記漏電検出引き外し回路部の基板は、
    ケースの底部に取付けられかつモールド樹脂によって形
    成される底蓋に設置され、該底蓋に埋設された埋設導体
    により貫通導体と接続するように構成したことを特徴と
    する請求項1に記載の漏電遮断器。
JP23318293A 1993-09-20 1993-09-20 漏電遮断器 Expired - Fee Related JP3361574B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP23318293A JP3361574B2 (ja) 1993-09-20 1993-09-20 漏電遮断器

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP23318293A JP3361574B2 (ja) 1993-09-20 1993-09-20 漏電遮断器

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH0785768A true JPH0785768A (ja) 1995-03-31
JP3361574B2 JP3361574B2 (ja) 2003-01-07

Family

ID=16951025

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP23318293A Expired - Fee Related JP3361574B2 (ja) 1993-09-20 1993-09-20 漏電遮断器

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP3361574B2 (ja)

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2005166274A (ja) * 2003-11-28 2005-06-23 Fuji Electric Fa Components & Systems Co Ltd 回路遮断器
FR2910697A1 (fr) * 2006-12-25 2008-06-27 Fuji Elec Fa Components & Sys Disjoncteur de fuite a la terre
JP2011124217A (ja) * 2009-11-13 2011-06-23 Mitsubishi Electric Corp 漏電遮断器

Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2005166274A (ja) * 2003-11-28 2005-06-23 Fuji Electric Fa Components & Systems Co Ltd 回路遮断器
FR2910697A1 (fr) * 2006-12-25 2008-06-27 Fuji Elec Fa Components & Sys Disjoncteur de fuite a la terre
US7876181B2 (en) 2006-12-25 2011-01-25 Fuji Electric Fa Components & Systems Co., Ltd. Earth leakage circuit breaker
JP2011124217A (ja) * 2009-11-13 2011-06-23 Mitsubishi Electric Corp 漏電遮断器

Also Published As

Publication number Publication date
JP3361574B2 (ja) 2003-01-07

Similar Documents

Publication Publication Date Title
EP1670013B1 (en) Electrical switching apparatus including a housing and a trip circuit forming a composite structure
EP1600993A1 (en) Rotating display device and electrical apparatus employing the same
JP2008159456A (ja) 漏電遮断器
JP3794451B2 (ja) 漏電しゃ断器
JP2010009919A (ja) 漏電遮断器
JPH0785768A (ja) 漏電遮断器
KR0145723B1 (ko) 몰드된 하우징 및 분류 경로를 갖고 있는 차단기
EP1643527B1 (en) Actuator for auxiliary switch and circuit breaker incorporating the same
JP3357168B2 (ja) 漏電遮断器
JP4012098B2 (ja) 漏電遮断器
JP3318583B2 (ja) 漏電遮断器
JP3661581B2 (ja) 回路遮断器
JP2506388Y2 (ja) 開閉器
JPH05325775A (ja) 漏電しゃ断器
JP2585763B2 (ja) 漏電遮断器
JP2000173438A (ja) 漏電遮断器
US6005203A (en) In-line switch assembly
JPH10294054A (ja) 回路遮断器
JP2002298717A (ja) 回路しゃ断器の付属スイッチ装置
KR101045414B1 (ko) 회로 차단기
JP4306506B2 (ja) 漏電表示付ブレーカ
JPH0817323A (ja) 回路基板装着形の単極低圧遮断器
JP2003132775A (ja) 回路遮断器
JPH0547285A (ja) 回路遮断器
JPH06325677A (ja) プリント板搭載用の電気機器

Legal Events

Date Code Title Description
LAPS Cancellation because of no payment of annual fees