JPH0785084A - 画像記憶システムおよび画像検索システム - Google Patents

Abstract

(57)【要約】 【目的】この発明は、専用の通信端末装置等がなくて
も、一般のファクシミリ装置を用いて、遠隔地からの画
像データを、画像ファイリング装置の光ディスクに記憶
したり、あるいは遠隔地から、画像ファイリング装置の
光ディスクにファイリングしてある画像データを検索
し、その画像データを入手できる。 【構成】この発明は、登録時、ファクシミリ装置３から
画像を送信するとともに、付属の電話機3eを用いて音声
による検索キーデータを送信し、画像ファイリング装置
１は送信された音声から検索キーデータを認識し、この
認識した検索キーデータに対応して画像を光ディスク20
に記憶し、検索時、ファクシミリ装置３の付属の電話機
3eを用いて音声による検索キーデータを送信し、画像フ
ァイリング装置１は送信された音声から検索キーデータ
を認識し、この認識した検索キーデータに対応する画像
を光ディスク20から検索し、ファクシミリ装置３へ送信
する。

Description

【発明の詳細な説明】

【０００１】

【産業上の利用分野】この発明は、公衆回線を介して接
続されるファクシミリ装置と、画像ファイリング装置か
らなる画像記憶システムおよび画像検索システムに関す
る。

【０００２】

【従来の技術】近年、多量に発生する文書などの画像を
スキャナ（２次元走査装置）によって読取り、この読取
った画像を光ディスクに記憶し、この記憶されている任
意の画像を検索して読出し、それを出力装置たとえばＣ
ＲＴディスプレイ装置あるいは記録装置で目視し得る状
態に出力する画像ファイリング装置が実用化されてい
る。

【０００３】このような画像ファイリング装置では、遠
隔地からの画像データを光ディスクに記憶したり、ある
いは光ディスクに記憶されている画像データを遠隔地か
ら検索し画像データを入手するためには、専用の通信端
末装置等が必要であった。

【０００４】そこで、専用の通信端末装置等がなくて
も、一般のファクシミリ装置を用いて、遠隔地からの画
像データを、画像ファイリング装置の光ディスクに記憶
したり、あるいは遠隔地から、画像ファイリング装置の
光ディスクに記憶されている画像データを検索し、その
画像データを入手することができるものが要望されてい
た。

【０００５】

【発明が解決しようとする課題】上記のように、専用の
通信端末装置等がなくても、一般のファクシミリ装置を
用いて、遠隔地からの画像データを、画像ファイリング
装置の光ディスクに記憶したり、あるいは遠隔地から、
画像ファイリング装置の光ディスクに記憶されている画
像データを検索し、その画像データを入手することがで
きるものが要望されているもので、専用の通信端末装置
等がなくても、一般のファクシミリ装置を用いて、遠隔
地からの画像データを、画像ファイリング装置の光ディ
スクに記憶したり、あるいは遠隔地から、画像ファイリ
ング装置の光ディスクに記憶されている画像データを検
索し、その画像データを入手することができる画像検索
システムを提供することを目的とする。

【０００６】

【課題を解決するための手段】この発明の画像記憶シス
テムは、公衆回線を介して接続される第１、第２の装置
からなるものにおいて、上記第１の装置が、検索情報を
音声で入力する音声入力手段、原稿を読取る読取手段、
およびこの読取手段で読取った読取り画像と上記音声入
力手段により入力された音声情報とを上記第２の装置へ
送信する送信手段から構成され、上記第２の装置が、上
記第１の装置からの送信画像と音声情報とを受信する受
信手段、この受信手段で受信した音声情報から検索情報
を判定する判定手段、およびこの判定手段により判定し
た検索情報に基づいて上記受信手段で受信した画像を記
憶する記憶手段から構成される。

【０００７】この発明の画像検索システムは、公衆回線
を介して接続される第１、第２の装置からなるものにお
いて、上記第１の装置が、検索情報を音声で入力する音
声入力手段、この音声入力手段により入力された音声情
報を上記第２の装置へ送信する送信手段、上記第２の装
置からの検索画像を受信する第１の受信手段、およびこ
の第１の受信手段で受信した検索画像をプリント出力す
るプリント出力手段から構成され、上記第２の装置が、
複数の画像をこれら画像個々に対応した検索情報ととも
に記憶する記憶手段、上記第１の装置からの音声情報を
受信する第２の受信手段、この第２の受信手段で受信し
た音声情報から検索情報を判定する判定手段、この判定
手段により判定された検索情報に対応する画像を上記記
憶手段から検索する検索手段、およびこの検索手段によ
り検索された検索画像を上記第１の装置へ送信する第２
の送信手段から構成される。

【０００８】この発明の画像記憶システムは、公衆回線
を介して接続されるファクシミリ装置と、画像ファイリ
ング装置からなるものにおいて、上記ファクシミリ装置
が、検索情報を音声で入力する音声入力手段、原稿を読
取る読取手段、この読取手段で読取った読取り画像と上
記音声入力手段により入力された音声情報とを上記画像
ファイリング装置へ送信する送信手段から構成され、上
記画像ファイリング装置が、上記ファクシミリ装置から
の送信画像と音声情報とを受信する受信手段、この受信
手段で受信した音声情報から検索情報を判定する判定手
段、およびこの判定手段により判定した検索情報に基づ
いて上記受信手段で受信した画像を記憶する記憶手段か
ら構成される。

【０００９】この発明の画像検索システムは、公衆回線
を介して接続されるファクシミリ装置と、画像ファイリ
ング装置からなるものにおいて、上記ファクシミリ装置
が、上記画像ファイリング装置と回線を接続する回線接
続手段、検索情報を音声で入力する音声入力手段、この
音声入力手段により入力された検索情報を上記回線接続
手段で接続されている上記画像ファイリング装置へ送信
する第１の送信手段、上記画像ファイリング装置からの
検索画像を受信する第１の受信手段、およびこの第１の
受信手段で受信した検索画像をプリント出力するプリン
ト出力手段から構成され、上記画像ファイリング装置
が、複数の画像をこれら画像個々に対応した検索情報と
ともに記憶する記憶手段、上記ファクシミリ装置からの
音声情報を受信する第２の受信手段、この第２の受信手
段で受信した音声情報から検索情報を判定する判定手
段、この判定手段により判定された検索情報に対応する
画像を上記記憶手段から検索する検索手段、および上記
検索手段により検索された検索画像を上記ファクシミリ
装置へ送信する第２の送信手段から構成される。

【００１０】

【作用】この発明は、公衆回線を介して接続される第
１、第２の装置からなるものにおいて、上記第１の装置
が、検索情報を音声で入力し、原稿を読取り、この読取
った読取り画像と上記入力された音声情報とを上記第２
の装置へ送信し、上記第２の装置が、上記第１の装置か
らの送信画像と音声情報とを受信し、この受信した音声
情報から検索情報を判定し、この判定した検索に基づい
て上記受信手段で受信した画像を記憶するようにしたも
のである。

【００１１】この発明は、公衆回線を介して接続される
第１、第２の装置からなるものにおいて、上記第１の装
置が、検索情報を音声で入力し、この入力された音声情
報を上記第２の装置へ送信し、上記第２の装置からの検
索画像を受信し、この受信した検索画像をプリント出力
し、上記第２の装置が、複数の画像をこれら画像個々に
対応した検索情報とともに記憶手段で記憶し、上記第１
の装置からの音声情報を受信し、この受信した音声情報
から検索情報を判定し、この判定された検索情報に対応
する画像を上記記憶手段から検索し、この検索された検
索画像を上記第１の装置へ送信するようにしたものであ
る。

【００１２】

【実施例】以下、この発明の一実施例について図面を参
照して説明する。図１はこの発明の画像記憶検索装置た
とえば画像ファイリング装置と公衆回線を介して接続さ
れるファクシミリ装置の構成例を示すものである。

【００１３】すなわち、画像ファイリング装置１は、公
衆回線２を介してファクシミリ装置３と接続されてい
る。ファクシミリ装置３は、原稿（文書）を二次元的に
読取って公衆回線２を介して他の機器に送信したり、電
話機からの音声信号（音声情報）としての検索キー（検
索情報）を公衆回線２を介して他の機器に送信したり、
あるいは他の機器から公衆回線２を介して送信されてき
た画像をプリントアウトするものであり、たとえば、キ
ー入力部３ａ、スキャナ部３ｂ、プリント部３ｃ、圧縮
伸長回路３ｄ、電話機３ｅ、送受信部３ｆ、および各部
を制御するＣＰＵ３ｇによって構成されている。

【００１４】キー入力部３ａは、送信先のＦＡＸ番号や
スタートの指示等をキー入力するものである。スキャナ
部（読取手段）３ｂは原稿（文書）を２次元走査するこ
とにより、原稿上の画像に応じた電気信号（イメージデ
ータ）を得るものである。

【００１５】プリント部３ｃは、受信した画像等を用紙
Ｐに印字出力（ハードコピー；プリントアウト）するも
のである。圧縮伸長回路３ｄは、ＭＨ(Modified Huffma
n)方式、あるいはＭＲ(ModifiedRead) 方式などを用い
て、帯域圧縮、あるいは帯域伸長が行われるものであ
る。

【００１６】電話機３ｅは、音声入力手段として用いら
れ、上記スキャナ部３ｂで読取った読取り画像に対応す
る検索キーデータ（検索情報）を音声で入力したり、あ
るいは所望画像の検索キーデータ（検索情報）を音声で
入力するものである。

【００１７】送受信部３ｆは、画像の登録処理時、スキ
ャナ部３ｂで読取った読取り画像に電話機３ｅからのそ
の読取り画像に対応する検索キーの音声信号を付加して
公衆回線２を介して送信したり、画像の検索処理時、電
話機３ｅからの検索する画像に対応する検索キーデータ
の音声信号を送信したり、公衆回線２を介して供給され
る検索画像を受信するものである。

【００１８】ＣＰＵ３ｇは、上記各部を制御するもので
ある。上記画像ファイリング装置１は、制御モジュール
１０、メモリモジュール１２、画像処理モジュール１
４、通信制御モジュール１６、スキャナ装置（読取手
段）１８、光ディスク（記憶手段）２０並びに光ディス
ク装置２２、キーボード２３ａ、マウス２３ｂ、ＣＲＴ
ディスプレイ装置２４、プリンタ装置２５、磁気ディス
ク２６並びに磁気ディスク装置２７、システムバス３
０、および画像バス３２によって構成されている。

【００１９】制御モジュール１０は、画像の記憶、検索
および編集処理等のための各種制御を行うＣＰＵ３４、
および光ディスク装置２２、キーボード２３ａ、マウス
２３ｂ磁気ディスク装置２７とＣＰＵ３４を接続するイ
ンターフェース回路３６から構成されている。

【００２０】メモリモジュール１２は、画像の記憶、検
索、編集等の各種制御プログラムおよび管理情報等を記
憶するメインメモリ３８、Ａ４サイズの原稿数頁分の画
像に対応する記憶容量を有する画像メモリとしてのペー
ジメモリ４０、表示用インターフェースとしての表示メ
モリ４２、および表示制御部４４などから構成されてい
る。ページメモリ４０の一部には、バッファメモリ領域
４０ａが設けられている。ページメモリ４０は、例えば
光ディスク２０に記憶する画像や光ディスク２０から読
出された画像を一時記憶するメモリである。

【００２１】表示メモリ４２は、ＣＲＴディスプレイ装
置２４によって表示される画像を一時記憶するためのも
のである。この表示メモリ４２には、ＣＲＴディスプレ
イ装置２４における表示ウインドウ内に実際に表示され
る画像、たとえばページメモリ４０からの画像、あるい
はバッファメモリ４０ａからの画像に対して、拡大、縮
小、回転、挿入または白黒反転等を施された画像が記憶
されるものである。

【００２２】上記画像処理モジュール１４は、画像の拡
大、縮小処理を施す拡大縮小回路４６、画像の回転処理
を行う縦横変換回路４８、画像の圧縮（冗長度を少なく
する）を行う符号化処理を施しおよび伸長（少なくされ
た冗長度を元に戻す）を行う復号化処理を施す圧縮伸長
回路（ＣＯＤＥＣ）５０、スキャナ装置１８用のスキャ
ナインターフェース５２、プリンタ装置２５用のプリン
タインターフェース５４、および拡大縮小回路４６並び
に縦横変換回路４８と、圧縮伸長回路５０、スキャナイ
ンターフェース５２、プリンタインターフェース５４と
を接続する内部バス５６によって構成されている。

【００２３】圧縮伸長回路５０は、ＭＨ(Modified Huff
man)方式、あるいはＭＲ(ModifiedRead) 方式などを用
いて、帯域圧縮、あるいは帯域伸長が行われるものであ
り、たとえば上記ファクシミリ装置３内の圧縮伸長回路
３ｄと同じ方式となっている。

【００２４】通信制御モジュール１６は、たとえばファ
クシミリ装置（ＦＣＰ；ファクシミリ接続機構）３に接
続されるUCP (Universal Communication Processor) 等
の通信インターフェース５８によって構成されている。
ファクシミリ装置だけでなくパソコン等の外部機器が接
続されていても良い。

【００２５】また、通信制御モジュール１６には、ＬＡ
Ｎとインターフェースを介して接続されるBCP (Bus Com
munic-ation Processor)が設けられたものであっても良
い。通信インターフェース５８は、ファクシミリ装置３
に対する着信動作完了後に、公衆回線２を介して供給さ
れる信号がＦＡＸ送受信のための制御信号であるか音声
信号であるかを判別し、音声信号である場合には、音声
認識装置２９に出力するようになっている。

【００２６】通信インターフェース５８には、音声認識
装置（ＶＲ）２９が接続されている。音声認識装置２９
は、通信インターフェース５８から供給される音声信号
を解析して認識することにより、コードデータよりなる
検索キーデータ（検索コード）に変換し、通信インター
フェース５８へ返送するものである。

【００２７】また、ＣＰＵ３４は、通信インターフェー
ス５８にファクシミリ装置３から音声信号のみが供給さ
れた場合、ファクシミリ装置３からの検索処理を判断
し、音声信号と画像データとが供給された場合、登録処
理を判断するようになっている。

【００２８】システムバス３０は、各種装置の制御信号
用のバスであり、制御モジュール１０とメモリモジュー
ル１２、画像処理モジュール１４、通信制御モジュール
１６とを接続するものである。また、画像バス３２は画
像用のバスであり、メモリモジュール１２と画像処理モ
ジュール１４、通信制御モジュール１６とを接続するも
のである。

【００２９】スキャナ装置１８は２次元走査装置で、原
稿（文書）上をレーザビーム光で２次元走査することに
より、原稿上の画像に応じた電気信号（イメージデー
タ）を得るものである。

【００３０】光ディスク装置２２は、スキャナ装置１８
で読取られた原稿Ａの画像を光ディスク２０に順次記憶
するものである。また、キーボード２３ａ等によって指
定される検索コードに対応した画像、あるいはファクシ
ミリ装置３から送信されてきた検索キーデータ（検索コ
ード）に対応した画像を光ディスク２０から検索するも
のである。

【００３１】キーボード２３ａは、光ディスク２０に記
憶する画像に対応する固有の検索コードおよび記憶、検
索、編集処理等の各種動作指令などを入力するものであ
る。また、マウス２３ｂは、たとえばＣＲＴディスプレ
イ装置２４の表示ウインドウ上に表示されるカーソル
（図示しない）を上下、左右方向に任意に移動させ、
（種々の動作モード、画像編集のための領域指定または
アイコン等）を選択または指示するものである。

【００３２】ＣＲＴディスプレイ装置（陰極線管表示装
置）２４は、スキャナ装置１８で読取られた画像並びに
光ディスク２０から検索された画像を表示するものであ
る。この表示ウインドウ上の上端、下端、右端にアイコ
ン等が表示される。

【００３３】プリンタ装置２５は、スキャナ装置１８で
読取られた画像、光ディスク２０から検索された画像ま
たはＣＲＴディスプレイ装置２４で表示している画像を
印字出力（ハードコピー）するものである。

【００３４】磁気ディスク装置２７は、この磁気ディス
ク装置２７に装着された磁気ディスク２６に各種制御プ
ログラムを記憶するとともに、キーボード２３ａから入
力された検索コードやファクシミリ装置３からの検索キ
ーデータ（検索コード）と、その検索コードに対応する
画像が記憶される光ディスク２０上の記憶アドレス、画
像サイズ等からなる検索データ（検索情報）を記憶する
ものである。

【００３５】上記検索データは文書管理テーブルによっ
て管理されるようになっており、この文書管理テーブル
は、図２の（ａ）（ｂ）（ｃ）に示すように、タイトル
管理テーブル２６ａ、頁管理テーブル２６ｂ、およびレ
コード管理テーブル２６ｃによって構成されている。上
記タイトル管理テーブル２６ａには、図２の（ａ）に示
すように、少なくとも１つの検索キーからなる検索コー
ド（画像名）ごとに対応して１つの書類番号が記憶され
ている。上記頁管理テーブル２６ｂには、図２の（ｂ）
に示すように、１つの書類の頁単位にレコード番号が記
憶されるもので、１つの頁ごとに１つのレコード番号が
対応して記憶されている。上記レコード管理テーブル２
６ｃには、図２の（ｃ）に示すように、レコード番号ご
とに画像の光ディスク１９における記憶アドレス（記憶
開始位置）、文書サイズ（画像サイズ）が記憶されてい
る。

【００３６】上記記憶アドレスは、論理アドレスであ
り、アクセス時にはここから物理トラックアドレスおよ
び物理セクタアドレスが算出されるようになっている。
次に、このような構成において、ファクシミリ装置３か
らの画像データと音声信号としての検索キーとを画像フ
ァイリング装置１に送信することにより、画像ファイリ
ング装置１で画像を記憶する記憶（登録）処理につい
て、図３に示すフローチャートを参照しつつ説明する。

【００３７】たとえば今、ファクシミリ装置３のスキャ
ナ部３ｂに登録用の原稿をセットするとともに、ファク
シミリ装置３により、相手先としての画像ファイリング
装置１のＦＡＸ番号を入力し、スタートを指示する。す
ると、ファクシミリ装置３は公衆回線２に対してダイヤ
ル発信することにより相手先の画像ファイリング装置１
との回線を接続する（ＳＴ１）。ついで、ファクシミリ
装置３の電話機３ｅで、上記原稿の画像に対する検索キ
ーを喋ることにより、その検索キーに対応する音声信号
を公衆回線２を介して画像ファイリング装置１の通信イ
ンターフェース５８へ送信される。この際、ファクシミ
リ装置３は、画像送信モードに切換わる。

【００３８】これにより、ファクシミリ装置３はスキャ
ナ部３ｂによる原稿の読取り（二次元的に走査され光電
変換される）を開始する。そして、ファクシミリ装置３
はスキャナ部３ｂによる原稿の読取り内容としての画像
データを圧縮伸長回路３ｄにより圧縮して公衆回線２を
介して画像ファイリング装置１の通信インターフェース
５８へ送信する。

【００３９】そして、画像ファイリング装置１の通信イ
ンターフェース５８によりファクシミリ装置３からの音
声信号が受信されると（ＳＴ２）、その受信した音声信
号を音声認識装置２９に出力する（ＳＴ３）。音声認識
装置２９は供給される音声信号を検索キーデータに変換
し、この変換した検索キーデータを通信インターフェー
ス５８および制御バス３０を介してＣＰＵ３４に出力す
る（ＳＴ４）。これにより、ＣＰＵ３４は、供給される
検索キーデータをメインメモリ３８に記憶する。

【００４０】また、画像ファイリング装置１の通信イン
ターフェース５８によりファクシミリ装置３からの画像
データが受信されると（ＳＴ５）、その受信した画像デ
ータは画像バス３２を介してページメモリ４０に供給さ
れ、記憶される。

【００４１】この際、ＣＰＵ３４は、ファクシミリ装置
３から音声信号と画像データとが供給されているため、
登録処理を判断する。ついで、ＣＰＵ３４はページメモ
リ４０の画像は、光ディスク装置２２に供給されて光デ
ィスク２０に記憶される（ＳＴ６）。

【００４２】光ディスク２０への画像の記憶が終了する
と、ＣＰＵ３４は検索コードを含む画像が記憶された物
理トラックアドレス、物理セクタアドレスから決定され
る論理アドレス、ブロック長で表わされる画像長、画像
属性などを検索コード（検索情報）に対応させてメイン
メモリ３８に記憶し、検索データを作成する。ついで、
ＣＰＵ３４はメインメモリ３８に記憶した第１書類の第
１頁の検索データを磁気ディスク装置２７に供給する。
これにより、磁気ディスク装置２７は、供給される検索
データを磁気ディスク２６内の各テーブル２６ａ〜２６
ｃに記憶する（ＳＴ７）。

【００４３】また、ＣＰＵ３４は、上記画像データの登
録が終了した際、上記ファクシミリ装置３との回線を切
断する（ＳＴ８）。次に、ファクシミリ装置３からの検
索する画像に対応する音声信号としての検索キーを画像
ファイリング装置１に送信することにより、画像ファイ
リング装置１から対応する画像を検索し、ファクシミリ
装置３に送信することにより、ファクシミリ装置３によ
り検索画像を出力する検索処理について、図４に示すフ
ローチャートを参照しつつ説明する。

【００４４】たとえば今、ファクシミリ装置３により、
相手先としての画像ファイリング装置１のＦＡＸ番号を
入力し、スタートを指示する。すると、ファクシミリ装
置３は公衆回線２に対してダイヤル発信することにより
相手先の画像ファイリング装置１との回線を接続する
（ＳＴ１１）。ファクシミリ装置３の電話機３ｅで、所
望画像の検索キーを喋ることにより、その検索キーに対
応する音声信号が公衆回線２を介して画像ファイリング
装置１の通信インターフェース５８へ送信される。この
際、ファクシミリ装置３は、画像受信モードに切換わ
る。

【００４５】そして、画像ファイリング装置１の通信イ
ンターフェース５８によりファクシミリ装置３からの音
声信号が受信されると（ＳＴ１２）、その受信した音声
信号を音声認識装置２９に出力する（ＳＴ１３）。音声
認識装置２９は供給される音声信号を検索キーデータに
変換し、この変換した検索キーデータを通信インターフ
ェース５８および制御バス３０を介してＣＰＵ３４に出
力する（ＳＴ１４）。これにより、ＣＰＵ３４は、供給
される検索キーデータをメインメモリ３８に記憶する。

【００４６】この際、ＣＰＵ３４は、ファクシミリ装置
３から音声信号のみが供給されているため、検索処理を
判断し、メインメモリ３８に記憶した検索キーデータを
磁気ディスク２６のタイトル管理テーブル２６ａに記憶
されている検索コードと順次比較照合し、一致する検索
コードが記憶されているか否かを順次チェックする（Ｓ
Ｔ１５）。

【００４７】そして、ＣＰＵ３４は、一致するものがあ
った場合（ＳＴ１６）、その一致する検索コードに対応
してタイトル管理テーブル２６ａに記憶されている書類
番号を参照して、その書類番号に対応するレコード番号
を磁気ディスク２６の頁管理テーブル２６ｂを用いて読
出し、この読出したレコード番号に対応する論理アドレ
スを上記磁気ディスク２６内のレコード管理テーブル２
６ｃから読出し、このアドレスに対応する物理トラック
アドレスと物理セクタアドレスとを算出し、これらのア
ドレスにより光ディスク２０からの検索コードを含む画
像の再生を光ディスク装置２２で行う（ＳＴ１７）。

【００４８】また、ＣＰＵ３４は光ディスク装置２２か
ら供給される一走査ラインごとの画像（圧縮情報）をペ
ージメモリ４０へ順次供給する。これにより、検索画像
がページメモリ４０に記憶される。

【００４９】ついで、ＣＰＵ３４は、ページメモリ４０
の検索画像データを画像バス３２、通信インターフェー
ス５８、および公衆回線２を介してファクシミリ装置３
へ送信する（ＳＴ１８）。

【００５０】ファクシミリ装置３は画像ファイリング装
置１からの検索画像データが受信されると、その受信し
た画像データは圧縮伸長回路３ｂにより伸長処理がなさ
れた後、プリント部３ｃにより用紙Ｐにプリントアウト
されて出力される。

【００５１】また、ＣＰＵ３４は、上記検索画像データ
の送信が終了した際、上記ファクシミリ装置３との回線
を切断する（ＳＴ１９）。上記したように、遠隔地のフ
ァクシミリ装置３からの画像データを画像ファイリング
装置１で登録する際、ファクシミリ装置３から登録画像
と音声による検索キーデータとを公衆回線２を介して画
像ファイリング装置１へ送信し、画像ファイリング装置
１は送信されてきた音声から検索キーデータを解析し、
この解析した検索キーデータに対応して送信されてきた
画像を光ディスク２０に記憶するようにしたものであ
る。

【００５２】また、遠隔地のファクシミリ装置３によ
り、画像ファイリング装置１から画像を検索する際、フ
ァクシミリ装置３から登録画像と音声による検索キーデ
ータとを公衆回線２を介して画像ファイリング装置１へ
送信し、画像ファイリング装置１は送信されてきた音声
から検索キーデータを解析し、この解析した検索キーデ
ータに対応した画像を光ディスク２０から検索し、公衆
回線２を介してファクシミリ装置３へ送信し、ファクシ
ミリ装置３でその検索画像をプリントアウトするように
したものである。

【００５３】これにより、専用の通信端末装置等がなく
ても、一般のファクシミリ装置を用いて、遠隔地から、
画像ファイリング装置の光ディスクに画像を登録するこ
とができる。

【００５４】すなわち、遠隔地のファクシミリ装置か
ら、画像に対応する検索キーを容易に受け取り、画像と
共に格納することにより、画像の遠隔入力を可能として
いる。また、遠隔地のファクシミリ装置には一切改造は
必要無く、既存の標準的な設備を利用して安価に遠隔入
力・検索システムの構築を可能としている。

【００５５】また、専用の通信端末装置等がなくても、
一般のファクシミリ装置を用いて、遠隔地から、画像フ
ァイリング装置の光ディスクにファイリングしてある画
像データを検索し、その画像データを入手することがで
きる。

【００５６】なお、上記実施例では、検索データが記憶
されるデータベースが磁気ディスクの場合について説明
したが、光ディスクの画像が記憶されるエリアとは別エ
リアを検索データが記憶されるデータベースとするよう
にしても良い。

【００５７】また、画像ファイリング装置とファクシミ
リ装置の圧縮伸長方式が同じ場合について説明したが、
これに限らず、画像ファイリング装置とファクシミリ装
置の圧縮伸長方式が異る場合であっても良い。この場
合、画像ファイリング装置の光ディスクから検索した画
像データの伸長を行った後、ファクシミリ装置にあう圧
縮伸長方式で圧縮してファクシミリ装置へ送信する。

【００５８】また、ファクシミリ装置側で画像ファイリ
ング装置での登録モードと検索モードとを選択指示する
ようにしても良い。この場合、画像ファイリング装置は
ファクシミリ装置での選択指示の内容に応じて登録モー
ドと検索モードとを切換えるようになっている。

【００５９】

【発明の効果】以上詳述したようにこの発明によれば、
専用の通信端末装置等がなくても、一般のファクシミリ
装置を用いて、遠隔地からの画像データを、画像ファイ
リング装置の光ディスクに記憶したり、あるいは遠隔地
から、画像ファイリング装置の光ディスクに記憶されて
いる画像データを検索し、その画像データを入手するこ
とができる画像検索システムを提供できる。

【図面の簡単な説明】

【図１】この発明の画像ファイリング装置とファクシミ
リ装置の構成を概略的に示すブロック図。

【図２】図１の磁気ディスクに記憶されている文書管理
テーブルの記憶例を説明するための図。

【図３】画像の登録処理を説明するためのフローチャー
ト。

【図４】画像の検索処理を説明するためのフローチャー
ト。

【符号の説明】

１…画像ファイリング装置 ２…公衆回線 ３…ファクシミリ装置 ３ｂ…スキャナ部 ３ｃ…プリント部 ３ｄ…圧縮伸長回路 ３ｅ…電話機 ２０…光ディスク ２９…音声認識装置 ３４…ＣＰＵ ５８…通信インターフェース。

Claims (4)

【特許請求の範囲】
1. 【請求項１】 公衆回線を介して接続される第１、第２
   の装置からなる画像記憶システムにおいて、 上記第１の装置が、 検索情報を音声で入力する音声入力手段と、 原稿を読取る読取手段と、 この読取手段で読取った読取り画像と上記音声入力手段
   により入力された音声情報とを上記第２の装置へ送信す
   る送信手段とを具備し、 上記第２の装置が、 上記第１の装置からの送信画像と音声情報とを受信する
   受信手段と、 この受信手段で受信した音声情報から検索情報を判定す
   る判定手段と、 この判定手段により判定した検索情報に基づいて上記受
   信手段で受信した画像を記憶する記憶手段とを具備した
   ことを特徴とする画像記憶システム。
2. 【請求項２】 公衆回線を介して接続される第１、第２
   の装置からなる画像検索システムにおいて、 上記第１の装置が、 検索情報を音声で入力する音声入力手段と、 この音声入力手段により入力された音声情報を上記第２
   の装置へ送信する送信手段と、 上記第２の装置からの検索画像を受信する第１の受信手
   段と、 この第１の受信手段で受信した検索画像をプリント出力
   するプリント出力手段とを具備し、 上記第２の装置が、 複数の画像をこれら画像個々に対応した検索情報ととも
   に記憶する記憶手段と、 上記第１の装置からの送信画像と音声情報とを受信する
   第２の受信手段と、 この第２の受信手段で受信した音声情報から検索情報を
   判定する判定手段と、 この判定手段により判定された検索情報に対応する画像
   を上記記憶手段から検索する検索手段と、 この検索手段により検索された検索画像を上記第１の装
   置へ送信する第２の送信手段とを具備したことを特徴と
   する画像検索システム。
3. 【請求項３】 公衆回線を介して接続されるファクシミ
   リ装置と、画像ファイリング装置からなる画像記憶シス
   テムにおいて、 上記ファクシミリ装置が、 検索情報を音声で入力する音声入力手段と、 原稿を読取る読取手段と、 この読取手段で読取った読取り画像と上記音声入力手段
   により入力された音声情報とを上記画像ファイリング装
   置へ送信する送信手段とを具備し、 上記画像ファイリング装置が、 上記ファクシミリ装置からの送信画像と音声情報とを受
   信する受信手段と、 この受信手段で受信した音声情報から検索情報を判定す
   る判定手段と、 この判定手段により判定した検索情報に基づいて上記受
   信手段で受信した画像を記憶する記憶手段とを具備した
   ことを特徴とする画像記憶システム。
4. 【請求項４】 公衆回線を介して接続されるファクシミ
   リ装置と、画像ファイリング装置からなる画像検索シス
   テムにおいて、 上記ファクシミリ装置が、 上記画像ファイリング装置と回線を接続する回線接続手
   段と、 検索情報を音声で入力する音声入力手段と、 この音声入力手段からの音声情報を上記回線接続手段で
   接続されている上記画像ファイリング装置へ送信する第
   １の送信手段と、 上記画像ファイリング装置からの検索画像を受信する第
   １の受信手段と、 この第１の受信手段で受信した検索画像をプリント出力
   するプリント出力手段とを具備し、 上記画像ファイリング装置が、 複数の画像をこれら画像個々に対応した検索情報ととも
   に記憶する記憶手段と、 上記ファクシミリ装置からの音声情報を受信する第２の
   受信手段と、 この第２の受信手段で受信した音声情報から検索情報を
   判定する判定手段と、 この判定手段により判定された検索情報に対応する画像
   を上記記憶手段から検索する検索手段と、 この検索手段により検索された検索画像を上記ファクシ
   ミリ装置へ送信する第２の送信手段とを具備したことを
   特徴とする画像検索システム。