JPH0784971B2 - 空気調和装置の運転制御装置 - Google Patents

空気調和装置の運転制御装置

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JPH0784971B2
JPH0784971B2 JP1090974A JP9097489A JPH0784971B2 JP H0784971 B2 JPH0784971 B2 JP H0784971B2 JP 1090974 A JP1090974 A JP 1090974A JP 9097489 A JP9097489 A JP 9097489A JP H0784971 B2 JPH0784971 B2 JP H0784971B2
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compressor
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fan
indoor fan
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修 田中
忠志 松下
洋二 松井
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Description

【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 従来より、例えば特開昭63−73052号公報に開示される
如く、風量の調節可能な室内ファンを備えた空気調和装
置において、室内ファンの風量をサーモオン時には標準
風量に維持する一方、暖房運転中におけるサーモオフ時
には微風量にすることにより、室内のドラフト感を緩和
しようとするものは公知の技術である。
(発明が解決しようとする課題) ところで、一台の室外ユニットに対して複数の室内ユニ
ットを接続したいわゆるマルチ形空気調和装置において
は、サーモオン、サーモオフ状態は各室内ユニット毎に
生じるので、一つの室内ユニットがサーモオンであると
きに、他の室内ユニットがサーモオフになることがあ
る。
したがって、このようなマルチ形空気調和装置の暖房運
転中におけるデフロスト運転、油回収運転等の逆サイク
ル運転を行う際、その運転に入る前に、ある室内ユニッ
トがサーモオフ状態であることがある。そして、その場
合、逆サイクル運転中には室内ファンは停止するが、逆
サイクル運転終了後に所定時間の間圧縮機が均圧等のた
めに停止する再起動待機時、サーモオフ状態で逆サイク
ル運転に入った室内ユニットの室内ファンの風量が微風
量に制御される。
すなわち、各室内ユニットのうちサーモオフ状態にある
ものでは、サーモオフ状態時の制御が適用され、微風量
で運転されることになり、室内に逆サイクル運転により
蒸発器として機能していた室内熱交換器の冷媒との熱交
換により冷却された冷風が室内に供給され、空調感を損
ねることになる。
本発明は斯かる点に鑑みてなされたものであり、その目
的は、このようなサーモオフ信号による室内ファンの微
風量運転を停止させることにより、空調感の悪化を有効
に防止することにある。
(課題を解決するための手段) 上記目的を達成するため第1の解決手段は、第1図に示
すように、圧縮器(1)及び室外熱交換器(8)を有す
る一台の室外ユニット(A)に対して、風量の調節可能
な室内ファン(12a)を付設した室内熱交換器(12)を
有する複数の室内ユニット(B)〜(F)を接続し、か
つ冷暖房サイクルの切換え可能に構成された冷媒回路
(14)を備えた空気調和装置を前提とする。
そして、空気調和装置の運転制御装置として、暖房運転
時、デフロスト運転又は油回収運転等の逆サイクル運転
の終了後、圧縮機(1)を所定時間停止したのち再起動
させるよう制御する運転制御手段(51)と、各室内ユニ
ット(B)の室内ファン(12)を、対応する室内ユニッ
ト(B)のサーモオフ時には当該室内ファン(12a)の
風量を微風量に、逆サイクル運転時には各々の室内ファ
ン(12a)の運転を停止させるように制御する風量制御
手段(52)とを設けるものとする。
さらに、上記運転制御手段(51)により逆サイクル運転
終了後の圧縮機(1)の再起動待機時、サーモオフ状態
にある室内ユニット(B)の室内ファン(12a)の上記
風量制御手段(52)による風量制御を強制的に停止し
て、該室内ファン(12a)の運転を停止させるファン停
止手段(53)を設ける構成としたものである。
第2の解決手段は、上記第1の解決手段における風量制
御手段(52)を、圧縮機(1)の再起動待機時にはサー
モオン中の室内ユニット(B)の室内ファン(12a)の
運転を停止させるよう制御するものとして構成したもの
である。
(作用) 以上の構成により、請求項(1)の発明では、暖房運転
中、油回収運転、デフロスト運転等の逆サイクル運転条
件が成立すると、運転制御手段(51)により、逆サイク
ル運転が行われた後、逆サイクル運転の終了後所定時間
の間は圧縮機(1)を停止して、均圧の完了による圧縮
機(1)の再起動を待機するよう制御される。
そのとき、風量制御手段(52)により、各室内ユニット
(B)について、その室内ユニット(B)がサーモオン
時にはその室内ファン(12a)が標準風量に、サーモオ
フ時には室内ファン(12a)が微風量になるよう制御さ
れるとともに、圧縮機(1)の再起動待機時には、ファ
ン停止手段(53)により、室内ファン(12a)が停止す
るよう制御されるので、室内への冷風の吹出が防止され
空調感が向上することになる。
請求項(2)の発明では、上記請求項(1)の発明の作
用に加えて、風量制御手段(52)により、圧縮機(1)
の再起動待機時、サーモオン中の室内ユニット(B)の
室内ファン(12a)の運転が停止されるので、いずれの
室内ユニット(B)〜(F)においても、冷風の吹出が
防止されることになる。
(実施例) 以下、本発明の実施例について、第2図以下の図面に基
づき説明する。
第2図は本発明の実施例に係るマルチ型空気調和装置の
冷媒配管系統を示し、(A)は室外ユニット、(B)〜
(F)は該室外ユニット(A)に並列に接続された室内
ユニットである。上記室外ユニット(A)の内部には、
出力周波数を30〜70Hzの範囲で10Hz毎に可変に切換えら
れるインバータ(2a)により容量が調整される第1圧縮
機(1a)と、パイロット圧の高低で差動するアンローダ
(2b)により容量がフルロード(100%)およびアンロ
ード(50%)状態の2段階に調整される第2圧縮機(1
b)とを逆止弁(1e)を介して並列に接続して構成され
る容量可変な圧縮機(1)と、上記第1,第2圧縮機(1
a),(1b)から吐出されるガス中の油をそれぞれ分離
する第1,第2油分離器(4a),(4b)と、冷房運転時に
は図中実線の如く切換わり暖房運転時には図中破線の如
く切換わる四路切換弁(5)と、冷房運転時に凝縮器、
暖房運転時に蒸発器となる室外熱交換器(6)および該
室外熱交換器(6)に付設された2台の室外ファン(6
a),(6b)と、冷房運転時には冷媒流量を調節し、暖
房運転時には冷媒の絞り作用を行う室外電動膨張弁
(8)と、液化した冷媒を貯蔵するレシーバ(9)と、
アキュムレータ(10)とが主要機器として内蔵されてい
て、該各機器(1)〜(10)は各々冷媒の連絡配管(1
1)で冷媒の流通可能に接続されている。また上記室内
ユニット(B)〜(F)は同一構成であり、各々、冷房
運転時には蒸発器、暖房運転時には凝縮器となる室内熱
交換器(12)…およびそのファン(12a)…を備え、か
つ該室内熱交換器(12)…の液冷媒分岐管(11a)…に
は、暖房運転時に冷媒流量を調節し、冷房運転時に冷媒
の絞り作用を行う室内電動膨張弁(13)…がそれぞれ介
設され、合流後手動閉鎖弁(17)を介し連絡配管(11
b)によって室外ユニット(A)との間を接続されてい
る。すなわち、以上の各機器は冷媒配管(11)により、
冷媒の流通可能に接続されていて、室外空気との熱交換
により得た熱を室内空気に放出するようにした主冷媒回
路(14)が構成されている。
次に、(11e)は、吐出管と液管側とを吐出ガス(ホッ
トガス)のバイパス可能に接続する暖房過負荷制御用バ
イパス路であって、該バイパス路(11e)には、室外熱
交換器(6)と共通の空気通路に設置された補助熱交換
器(22)、キャピラリ(28)及び冷媒の高圧時に開作動
する電磁開閉弁(24)が順次直列にかつ室外熱交換器
(6)とは並列に接続されており、冷房運転時には常
時、暖房運転時には高圧が過上昇時に、上記電磁開閉弁
(24)がオンつまり閉状態になって、吐出ガスの一部を
主冷媒回路(14)から暖房過負荷制御用バイパス路(11
e)にバイパスするようにしている。このとき、吐出ガ
スの一部を補助熱交換器(22)で凝縮させて室外交換器
(6)の能力を補助するとともに、キャピラリ(28)で
室外熱交換器(6)側の圧力損失とのバランスを取るよ
うになされている。
さらに、(11g)は上記暖房過負荷バイパス路(11e)の
液冷媒側配管と主冷媒回路(14)の吸引ラインとの間を
接続し、冷暖房運転時に吸入ガスの過熱度を調節するた
めのリキッドインジェクションバイパス路であって、該
バイパス路(11g)には圧縮機(1)のオン・オフと連
動して開閉するインジェクション用電磁弁(29と、キャ
ピラリ(30)とが介設されている。
また、(31)は、吸入管(11)中の吸入冷媒と液管(1
1)中の液冷媒との熱交換により吸入冷媒を冷却させ
て、連絡配管(11b)における冷媒の過熱度の上昇を補
償するための吸入管熱交換器である。
ここで、装置には多くのセンサ類が配置されていて、
(TH1)…は各室内温度を検出する室温サーモスタッ
ト、(TH2)…および(TH3)…は各々室内熱交換器(1
2)…の液側およびガス側配管における冷媒の温度を検
出する室内液温センサ及び室内ガス温センサ、(TH4)
は圧縮機(1)の吐出管温度を検出する吐出管センサ、
(TH5)は暖房運転時に室外熱交換器(6)の出口温度
から着霜状態を検出するデフロストセンサ、(TH6)は
上記吸入管熱交換器(31)の下流側の吸入管(11)に配
置され、吸入管温度を検出する吸入管センサ、(TH7)
は室外熱交換器(6)の空気吸込口に配置され、吸込空
気温度を検出する外気温センサ、(P1)は冷房運転時に
は冷媒圧力の低圧つまり蒸発圧力相当飽和温度Teを、暖
房運転時には高圧つまり凝縮圧力相当飽和温度Tcを検出
する圧力センサである。
なお、上記各主要機器以外に補助用の諸機器が設けられ
ている。(1f)は第2圧縮機(1b)のバイパス路(11
c)に介設されて、第2圧縮機(1b)の停止時およびア
ンロード状態時に「開」となり、フルロード状態で
「閉」となるアンローダ用電磁弁、(1g)は上記バイパ
ス路(11c)に介設されたキャピラリ、(21)は吐出管
と吸入管とを接続する均圧ホットガスバイパス路(11
d)に介設されて、サーモオフ状態等による圧縮機
(1)の停止時、再起動前に一定時間開作動する均圧用
電磁弁、(33a),(33b)はそれぞれキャピラリ(32
a),(32b)を介して上記第1,第2油分離器(4a),
(4b)から第1,第2圧縮機(1a),(1b)に油を戻すた
めの油戻し管である。
また、図中、(HPS)は圧縮機保護用の高圧圧力開閉
器、(SP)はサービスポート、(GP)はゲージポートで
ある。
そして、上記各電磁弁およびセンサ類は各主要機器と共
に後述の室外制御ユニット(15)に信号線で接続され、
該室外制御ユニット(15)は各室内制御ユニット(16)
…に連絡配線によって信号の授受可能に接続されてい
る。
第3図は上記室外ユニット(A)側に配置される室外制
御ユニット(15)の内部および接続される各機器の配線
関係を示す電気回路図である。図中、(MC1)はインバ
ータ(2a)の周波数変換回路(INV)に接続された第1
圧縮機(1a)のモータ、(MC2)は第2圧縮機(1b)の
モータ、(52C1)および(52C2)は各々周波数変換回路
(INV)およびモータ(MC2)を作動させる電磁接触器
で、上記各機器はヒューズボックス(FS)、漏電ブレー
カ(BR1)を介して三相交流電源に接続されるととも
に、室外制御ユニット(15)とは単相交流電源で接続さ
れている。また、(MF)は室外ファン(6a)のファンモ
ータ、(52FH)及び(52FL)は該ファンモータ(MF)を
作動させる電磁接触器であって、それぞれ三相交流電源
のうちの単相成分に対して並列に接続され、電磁接触器
(52FH)が接続状態になったときには室外ファン(6a)
が強風(標準風量)に、電磁接触器(52FL)が接続状態
になったときには室外ファン(6a)が弱風になるよう択
一切換え可能になされている。
次に、室外制御ユニット(15)の内部にあっては、電磁
リレーの常開接点(RY1)〜(RY8)が単相交流電源に対
して並列に接続され、これらは順に、四路切換弁(5)
の電磁リレー(20S)、周波数変換回路(INV)の電磁接
触器(52C1)、第2圧縮機(b)の電磁接触器(52
C2)、室外ファン用電磁接触器(52FH),(52FL)、ホ
ットガス用電磁用(21)の電磁リレー(SVP)、インジ
ェクション用電磁弁(29)の電磁リレー(SVT)及びア
ンローダ用電磁弁(1f)の電磁リレー(SVL)のコイル
に直列に接続され、室外制御ユニット(15)に直接又は
室内制御ユニット(16),…を介して入力される各セン
サ(TH1)〜(TH7)の信号に応じてい開閉されて、上記
各電磁接触器あるいは電磁リレーの接点を開閉させるも
のである。また、端子CNには、室外電動膨張弁(8)の
開度を調節するパルスモータ(EV1)のコイルが接続さ
れている。
なお、図中右側の回路において、(CH1),(CH2)はそ
れぞれ第1圧縮機(1a)、第2圧縮機(1c)のオイルフ
ォーミング防止用ヒータで、それぞれ電磁接触器(52
C1),(52C2)と直列に接続され上記各圧縮機(1a),
(1b)が停止時に電流が流れるようになされている。さ
らに、(51C1)はモータ(MC1)の過電流リレー、(49C
1),(42C2)はそれぞれ第1圧縮機(1a)、第2圧縮
機(1b)の温度上昇保護用スイッチ、(63H1),(63
H2)はそれぞれ第1圧縮機(1a)、第2圧縮機(1b)の
圧力上昇保護用スイッチ、(51F)はファンモータ(M
F)の過電流リレーであって、これらは直列に接続され
て起動時には電磁リレー(30FX)をオン状態にし、故障
にはオフ状態にさせる保護回路を構成している。
そして、室外制御ユニット(15)には破線で示される室
外制御装置(15a)が内蔵され、該室外制御装置(15a)
によって各室内制御ユニット(16)…あるいは各センサ
類から入力される信号に応じて各機器の動作が制御され
る。
次に、第4図は室内制御ユニット(16)の内部および接
続される各機器の主な配線を示す電気回路図である。図
中、(MF)は室内ファン(12a)のモータで、単相交流
電源を受けて各リレー端子(RY1)〜(RY3)によって風
量の大きい順に強風、弱風及び微風に切換え可能になさ
れている。そして、室内制御ユニット(16)のプリント
基板の端子CNには室内電動膨張弁(13)の開度を調節す
るパルスモータ(EV2)が接続される一方、室温サーモ
スタット(TH1)および温度センサ(TH2),(TH3)の
信号が入力されている。また、各室内制御ユニット(1
6)は室外制御ユニット(15)に信号線を介して信号の
授受可能に接続されるとともに、リモートコントロール
スイッチ(RCS)とは信号線で接続されている。そし
て、室内制御ユニット(16)には破線で示される室内制
御装置(16a)が内蔵され、該室内制御装置(16a)によ
って、各センサ類あるいは室外制御ユニット(15)から
の信号に応じて室内電動膨張弁(13)あるいは室内ファ
ン(12a)の動作が制御される。
第2図において、空気調和装置の冷房運転時、四路切換
弁(2)が図中実線側に切換わり、補助熱交換器(22)
の電磁開閉弁(24)が常時開いて、圧縮機(1)で圧縮
された冷媒が室外熱交換器(6)及び補助熱交換器(2
2)で凝縮され、連絡配管(11b)を経て各室内ユニット
(B)〜(F)に分岐して送られる。各室内ユニット
(B)〜(F)では、各室内電動膨張弁(13),…で減
圧され、各室内熱交換器(12),…で蒸発した後合流し
て、室外ユニット(A)にガス状態で戻り、圧縮機
(1)に吸入されるように循環する。
また、暖房運転時には、四路切換弁(5)が図中破線側
に切換わり、冷媒の流れは上記冷房運転時と逆になっ
て、圧縮機(1)で圧縮された冷媒が各室内熱交換器
(12),…で凝縮され、合流して液状態で室外ユニット
(A)に流れ、室外電動膨張弁(8),…により減圧さ
れ、室外熱交換器(6)で蒸発した後圧縮機(1)に戻
るように循環する。
ここで、上記室外制御装置(15a)及び室内制御装置(1
6a)による制御内容について、第5図、第6図及び第7
図に基づき説明する。第5図は制御の状態遷移図であっ
て、冷房運転時又は送風運転時には制御状態「0」で冷
房時制御、暖房運転時には制御状態「1」で暖房通常制
御をそれぞれ行う一方、暖房運転中に油回収条件が成立
しかつ圧縮機(1)がONのときには、制御状態「2」に
移行し、各室内ファン(12a),…を停止させて油回収
運転を行い、油回収運転が終了又は再起動待機が終了す
ると制御状態「1」に戻る。また、暖房運転中にディア
イサ(デフロストセンサ)(TH5)の信号がINになりか
つ圧縮機(1)がONのときには制御状態「3」に移行
し、室内ファン(12a)を停止させてデフロスト運転を
行い、ディアイサ(TH5)の信号がOUTになりかつ圧縮機
(1)がONのとき、或いは再起動待機が終了したときに
は制御状態「1」に戻るようになされている。
なお、上記デフロスト運転条件の成立及び終了は上記デ
フロストセンサ(TH5)の検知温度で判定するようにな
されている。
次に、暖房運転時における具体的な制御内容について、
第6図のフローチャート及び第7図のタイムチャートの
基づき説明するに、ステップS1で逆サイクル運転条件が
成立するか否かを判別し、成立しない間はステップS2
通常暖房運転の制御を行う。すなわち、各室内ユニット
(B)について、サーモオン時には室内ファン(12a)
の風量を標準風量「H」に、サーモオフ時には室内ファ
ン(12a)の風量を微風「LL」にするよう制御する(第
7図(a)〜(c)の時刻t1参照)。一方、逆サイクル
運転条件が成立すると、ステップS3で四路切換弁(5)
を冷房サイクル側に切換えると共に圧縮機(1)の運転
を継続し(第7図(c)の時刻t1参照)、ステップS4
室内ファン(12a)を停止して(第7図(a)及び
(b)の時刻t1参照)、上記油回収又はデフロスト運転
を行う。
そして、ステップS5で逆サイクル運転の終了条件が成立
すると、ステップS6で四路切換弁(5)を暖房サイクル
側に切換え、圧縮機(1)の運転を停止するとともに
(第7図(c)の時刻t2参照)、ステップS7でサーモオ
フ状態にある室内ユニット(例えばB)にのみ室内ファ
ン(12a)の停止指令信号を出力する(第7図(a)の
時刻t2参照)。そのとき、サーモオン状態にあった室内
ユニット(例えばC)の室内ファン(12a)は停止して
いる(第7図(b)の時刻t2参照)。
以上により、圧縮機(1)の再起動待機制御を行ってか
ら、ステップS8の判別で3分経過すると、ステップS9
圧縮機(1)を再起動して(第7図(a)〜(c)の時
刻t3参照)、制御を終了する。
上記フローにおいて、ステップS3、S6及びS9により、暖
房運転時、デフロスト運転又は油回収運転等を逆サイク
ル運転の終了後、圧縮機(1)を所定時間停止したのち
再起動させるよう制御する運転制御手段(51)が構成さ
れ、ステップS2及びS4により、各室内ユニット(B)の
室内ファン(12)を、対応する室内ユニット(B)のサ
ーモオフ時には当該室内ファン(12a)の風量を微風量
に、逆サイクル運転時には各々の室内ファン(12a)の
運転を停止させるように制御する風量制御手段(52)が
構成されている。また、ステップS7により、上記運転制
御手段(51)による逆サイクル運転終了後の圧縮機
(1)の再起動待機時、サーモオフ状態にある室内ユニ
ット(B)の室内ファン(12a)の上記風量制御手段(5
2)による風量制御を強制的に停止して、該室内ファン
(12a)の運転を停止させるファン停止手段(53)が構
成されている。
したがって、請求項(1)の発明では、暖房運転中、油
回収運転、デフロスト運転等の逆サイクル運転条件が成
立すると、運転制御手段(51)により、冷房サイクル側
における逆サイクル運転が行われた後、逆サイクル運転
の終了後所定時間の間は圧縮機(1)を停止して、均圧
の完了による圧縮機(1)の再起動を待機する。
そのとき、風量制御手段(52)により、各室内ユニット
(B)について、その室内ユニット(例えばB)がサー
モオン時にはその室内ファン(12a)が標準風量「H」
に、サーモオフ時には室内ファン(12a)が微風量「L
L」になるよう制御される。したがって、逆サイクル運
転に入る前にサーモオフ状態であって室内ユニット
(B)では、圧縮機(1)の再起動待機時に再びサーモ
オフ状態となり、室内ファン(12a)が微風量で運転さ
れ、逆サイクル運転時に蒸発器として機能していた室内
熱交換器(12)の冷媒との熱交換で冷却された冷風が室
内に供給されて、暖房運転中の空調感を損ねる虞れが生
じる(第7図(a)の破線部分参照)が、本発明で
は、ファン運転停止手段(53)により、室内ファン(12
a)が強制的に停止するように制御される(同図(a)
の時刻t2〜t3の間の実線部分参照)ので、そのような
室内への冷風の吹出しが有効に防止され、よって、空調
感の向上を図ることができるのである。
請求項(2)の発明では、上記請求項(1)の発明に加
えて、風量制御手段(52)により、圧縮機(1)の再起
動待機時、サーモオン中の室内ユニット(例えばB)の
室内ファン(12a)の運転が停止されるので、いずれの
室内ユニット(B)〜(F)においても、冷風の吹出が
有効に防止されることになり、よって、上記請求項
(1)の発明の効果をより顕著に発揮することができ
る。
(発明の効果) 以上説明したように、請求項(1)の発明によれば、風
量の調節可能な室内ファンを設置した複数の室内ユニッ
トを備えたマルチ形空気調和装置において、サーモオン
状態の室内ユニットの室内ファンは標準風量に、サーモ
オフ状態の室内ユニットの室内ファンは微風量に制御す
るとともに、暖房運転中の逆サイクル運転終了後、圧縮
機の再起動待機時に、サーモオフ状態にある室内ユニッ
トの室内ファンを強制的に停止させるようにしたので、
室内への冷風の吹出を有効に防止することができ、よっ
て、空調感の向上を図ることができる。
請求項(2)の発明によれば、上記請求項(1)の発明
に加えて、圧縮機の再起動待機時、サーモオン状態にあ
る室内ユニットの室内ファンの運転を停止するようにし
たので、全ての室内において、冷風の吹出を有効に防止
することができ、よって、上記請求項(1)の発明の効
果をより顕著に得ることができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の構成を示すブロック図である。第2図
以下は本発明の実施例を示し、第2図は空気調和装置の
冷媒配管系統図、第3図は室外制御ユニットの電気回路
図、第4図は室内制御ユニットの電気回路図、第5図は
制御状態遷移図、第6図は制御内容を示すフローチャー
ト図、第7図(a),(b)及び(c)はそれぞれサー
モオフ状態にあるときの室内ファン、サーモオン状態に
あるときの室内ファン及び圧縮機の運転状態の時間に対
する変化をそれぞれ示すタイムチャート図である。 1……圧縮機 8……室外熱交換器 12……室内熱交換器 12a……室内ファン 14……冷媒回路 51……運転制御手段 52……風量制御手段 53……ファン停止手段 A……室外ユニット B〜F……室内ユニット
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 岩田 友宏 大阪府堺市金岡町1304番地 ダイキン工業 株式会社堺製作所金岡工場内

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】圧縮機(1)及び室外熱交換器(8)を有
    する一台の室外ユニット(A)に対して、風量の調節可
    能な室内ファン(12a)を付設した室内熱交換器(12)
    を有する複数の室内ユニット(B)〜(F)に接続し、
    かつ冷暖房サイクルの切換え可能に構成された冷媒回路
    (14)を備えた空気調和装置において、 暖房運転時、デフロスト運転又は油回収運転等の逆サイ
    クル運転の終了後、圧縮機(1)を所定時間停止したの
    ち再起動させるよう制御する運転制御手段(51)と、各
    室内ユニット(B)の室内ファン(12)を、対応する室
    内ユニット(B)のサーモオフ時には当該室内ファン
    (12a)の風量を微風量に、逆サイクル運転時には各々
    の室内ファン(12a)の運転を停止させるように制御す
    る風量制御手段(52)と備えるとともに、 上記運転制御手段(51)による逆サイクル運転終了後の
    圧縮機(1)の再起動待機時、サーモオフ状態にある室
    内ユニット(B)の室内ファン(12a)の上記風量制御
    手段(52)による風量制御を強制的に停止して、該室内
    ファン(12a)の運転を停止させるファン停止手段(5
    3)を備えたことを特徴とする空気調和装置の運転制御
    装置。
  2. 【請求項2】風量制御手段(52)は、圧縮機(1)の再
    起動待機時にはサーモオン中の室内ユニット(B)の室
    内ファン(12a)の運転を停止させるよう制御すること
    を特徴とする請求項(1)記載の空気調和装置の運転制
    御装置。
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