JPH0784894A - 不揮発性メモリの書き込み方法 - Google Patents
不揮発性メモリの書き込み方法Info
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- JPH0784894A JPH0784894A JP5177701A JP17770193A JPH0784894A JP H0784894 A JPH0784894 A JP H0784894A JP 5177701 A JP5177701 A JP 5177701A JP 17770193 A JP17770193 A JP 17770193A JP H0784894 A JPH0784894 A JP H0784894A
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Abstract
(57)【要約】
【目的】 不揮発性メモリの書換中に電源機能がダウン
するようなことがあっても,デ−タ類の書込不良を起こ
す恐れがないようにする。 【構成】 不揮発性メモリに運用メモリ領域5とバック
アップ用メモリ領域4とを設け,運用メモリ領域5とバ
ックアップ用メモリ領域4とを時間的に連続して書き込
むようにした。上述した先行して書き込むメモリ領域に
は,デ−タ書き込み後にフラグ4eをセットし,後続し
て書き込むメモリ領域にデ−タ書き込み完了後に前記フ
ラグ4eをリセットするようにするのが望ましく,ま
た,バックアップ用メモリ領域4に,少なくとも,書き
込みデ−タ4aと,書き込みデ−タの標識4bと,チェ
ックデ−タ4dとを書き込むようにするのが望ましい。
さらに,バックアップ用メモリ領域4に運用メモリ領域
5よりも先行してデ−タを書き込むようにするのが望ま
しい。
するようなことがあっても,デ−タ類の書込不良を起こ
す恐れがないようにする。 【構成】 不揮発性メモリに運用メモリ領域5とバック
アップ用メモリ領域4とを設け,運用メモリ領域5とバ
ックアップ用メモリ領域4とを時間的に連続して書き込
むようにした。上述した先行して書き込むメモリ領域に
は,デ−タ書き込み後にフラグ4eをセットし,後続し
て書き込むメモリ領域にデ−タ書き込み完了後に前記フ
ラグ4eをリセットするようにするのが望ましく,ま
た,バックアップ用メモリ領域4に,少なくとも,書き
込みデ−タ4aと,書き込みデ−タの標識4bと,チェ
ックデ−タ4dとを書き込むようにするのが望ましい。
さらに,バックアップ用メモリ領域4に運用メモリ領域
5よりも先行してデ−タを書き込むようにするのが望ま
しい。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】この発明はコンピュ−タによるデ
−タ処理装置等に設けられた不揮発性メモリの書き込み
方法に係り,特に,不揮発性メモリの書き込み時に停電
が発生した場合等にも誤ったデ−タがメモリに書き込ま
れる恐れのない安全な不揮発性メモリの書き込み方法に
関する。
−タ処理装置等に設けられた不揮発性メモリの書き込み
方法に係り,特に,不揮発性メモリの書き込み時に停電
が発生した場合等にも誤ったデ−タがメモリに書き込ま
れる恐れのない安全な不揮発性メモリの書き込み方法に
関する。
【0002】
【従来の技術】各種のコンピュ−タを活用した機械類の
制御装置やデ−タ処理装置等には,その機械を運転する
制御定数をテンキ−等のデ−タ設定器から入力してこの
コンピュ−タに付属する不揮発性メモリに書き込む場合
がある。また,このようなシステムにおいては運転中の
デ−タを停電時の退避用等必要な時期に自動的に不揮発
性メモリに書き込む手段を備えている場合がある。この
ような不揮発性メモリに所定のデ−タ類を書き込み,ま
た,修正を行うには例えば図3に示すような構成によっ
て実行される。図3において,11は,例えば,EEP
ROM(electricalerasable pr
ogramable read onlymemor
y)等の不揮発性の記憶素子によって構成される不揮発
性メモリである。コンピュ−タ本体のデ−タ処理機能1
2で作成され,または,テンキ−等の設定器やセンサ−
類等の入力機器12aから入力され,書き込むためのデ
−タ類をコンピュ−タ本体に設けたレジスタ等のバッフ
ァ−記憶部13を介してメモリ11の指定番地に書き込
む。上述のように不揮発性メモリに書き込まれたデ−タ
類はこのコンピュ−タを使用したシステムの稼働用デ−
タ等に使用される。
制御装置やデ−タ処理装置等には,その機械を運転する
制御定数をテンキ−等のデ−タ設定器から入力してこの
コンピュ−タに付属する不揮発性メモリに書き込む場合
がある。また,このようなシステムにおいては運転中の
デ−タを停電時の退避用等必要な時期に自動的に不揮発
性メモリに書き込む手段を備えている場合がある。この
ような不揮発性メモリに所定のデ−タ類を書き込み,ま
た,修正を行うには例えば図3に示すような構成によっ
て実行される。図3において,11は,例えば,EEP
ROM(electricalerasable pr
ogramable read onlymemor
y)等の不揮発性の記憶素子によって構成される不揮発
性メモリである。コンピュ−タ本体のデ−タ処理機能1
2で作成され,または,テンキ−等の設定器やセンサ−
類等の入力機器12aから入力され,書き込むためのデ
−タ類をコンピュ−タ本体に設けたレジスタ等のバッフ
ァ−記憶部13を介してメモリ11の指定番地に書き込
む。上述のように不揮発性メモリに書き込まれたデ−タ
類はこのコンピュ−タを使用したシステムの稼働用デ−
タ等に使用される。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところで,上述したよ
うな不揮発性メモリの書き込み方法によると,デ−タの
書き込み動作中に停電等によって電源機能がダウンする
と,書き込み中のデ−タが破壊され,正しいデ−タがこ
のシステムから失われる恐れがある。即ち,例えば,設
定器によって新しいデ−タを設定するような場合は,設
定に時間がかかるために,このシステムに停電保護機能
を設けていても時間的に処理不能のために不揮発性メモ
リ11に誤ったデ−タが記憶される等の問題があって,
誤ったデ−タが記録されると,停電復帰後のシステム稼
働に混乱を来すことになる。本発明は上記従来の問題点
を除いて,不揮発性メモリに書き込み中に電源機能がダ
ウンするようなことがあっても,デ−タ類の書き込み不
良を起こす恐れの少ない不揮発性メモリの書き込み方法
を提供することを目的(課題)としている。
うな不揮発性メモリの書き込み方法によると,デ−タの
書き込み動作中に停電等によって電源機能がダウンする
と,書き込み中のデ−タが破壊され,正しいデ−タがこ
のシステムから失われる恐れがある。即ち,例えば,設
定器によって新しいデ−タを設定するような場合は,設
定に時間がかかるために,このシステムに停電保護機能
を設けていても時間的に処理不能のために不揮発性メモ
リ11に誤ったデ−タが記憶される等の問題があって,
誤ったデ−タが記録されると,停電復帰後のシステム稼
働に混乱を来すことになる。本発明は上記従来の問題点
を除いて,不揮発性メモリに書き込み中に電源機能がダ
ウンするようなことがあっても,デ−タ類の書き込み不
良を起こす恐れの少ない不揮発性メモリの書き込み方法
を提供することを目的(課題)としている。
【0004】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
に,本発明に基づく不揮発性メモリの書き込み方法にお
いては,不揮発性メモリに運用メモリ領域とバックアッ
プ用メモリ領域とを設け,運用メモリ領域とバックアッ
プ用メモリ領域とを時間的に連続して書き込むようにし
た。上述した運用メモリ領域とバックアップ用メモリ領
域に対するデ−タ書き込み時には,先行して書き込むメ
モリ領域には,所定のデ−タ書き込み後にフラグをセッ
トし,後続して書き込むメモリ領域に所定のデ−タ書き
込み完了後に前記フラグをリセットするようにするのが
望ましく,また,バックアップ用メモリ領域に,少なく
とも,書き込みデ−タと,書き込みデ−タの標識と,チ
ェックデ−タとを書き込むようにするのが望ましい。さ
らに,バックアップ用メモリ領域に運用メモリ領域より
も先行してデ−タを書き込むようにするのが望ましい。
に,本発明に基づく不揮発性メモリの書き込み方法にお
いては,不揮発性メモリに運用メモリ領域とバックアッ
プ用メモリ領域とを設け,運用メモリ領域とバックアッ
プ用メモリ領域とを時間的に連続して書き込むようにし
た。上述した運用メモリ領域とバックアップ用メモリ領
域に対するデ−タ書き込み時には,先行して書き込むメ
モリ領域には,所定のデ−タ書き込み後にフラグをセッ
トし,後続して書き込むメモリ領域に所定のデ−タ書き
込み完了後に前記フラグをリセットするようにするのが
望ましく,また,バックアップ用メモリ領域に,少なく
とも,書き込みデ−タと,書き込みデ−タの標識と,チ
ェックデ−タとを書き込むようにするのが望ましい。さ
らに,バックアップ用メモリ領域に運用メモリ領域より
も先行してデ−タを書き込むようにするのが望ましい。
【0005】
【作用】本発明は,上述のように,バックアップ用メモ
リ領域を設けたので,運用メモリ領域への書き込みに失
敗してもバックアップ用メモリ領域に記録したデ−タを
読出して正規の番地に書き込むことができる。先行して
書き込むメモリ領域に,少なくとも,書き込みデ−タ
と,フラグとを書き込み,後続して書き込むメモリ領域
に対する書き込みが完了した後フラグをリセットする
と,フラグを見てデ−タの書き込み完了状況が容易に判
定できる。さらに,バックアップ用メモリ領域に,書き
込みデ−タの他に,書き込みデ−タの標識を書き込むよ
うにすると,書き込みデ−タの種類数が多い場合にも,
書き込まれた標識の内容によって,このバックアップ用
メモリに記録されているデ−タがどの種類のものか,ま
たは,どの番地に書き込むべきデ−タなのかが容易に判
定できる。また,チェックデ−タを書き込み記録する
と,バックアップ用メモリに記録されたデ−タに誤りが
ないことが容易に判定できる。さらに,バックアップ用
メモリ領域に運用メモリ領域よりも先行してデ−タを書
き込むようにすると,バックアップ用メモリ領域の書き
込みに失敗しても,運用メモリの内容を保全できる確率
は高い。
リ領域を設けたので,運用メモリ領域への書き込みに失
敗してもバックアップ用メモリ領域に記録したデ−タを
読出して正規の番地に書き込むことができる。先行して
書き込むメモリ領域に,少なくとも,書き込みデ−タ
と,フラグとを書き込み,後続して書き込むメモリ領域
に対する書き込みが完了した後フラグをリセットする
と,フラグを見てデ−タの書き込み完了状況が容易に判
定できる。さらに,バックアップ用メモリ領域に,書き
込みデ−タの他に,書き込みデ−タの標識を書き込むよ
うにすると,書き込みデ−タの種類数が多い場合にも,
書き込まれた標識の内容によって,このバックアップ用
メモリに記録されているデ−タがどの種類のものか,ま
たは,どの番地に書き込むべきデ−タなのかが容易に判
定できる。また,チェックデ−タを書き込み記録する
と,バックアップ用メモリに記録されたデ−タに誤りが
ないことが容易に判定できる。さらに,バックアップ用
メモリ領域に運用メモリ領域よりも先行してデ−タを書
き込むようにすると,バックアップ用メモリ領域の書き
込みに失敗しても,運用メモリの内容を保全できる確率
は高い。
【0006】
【実施例】本発明に基づく,コンピュ−タ等のデ−タ処
理装置や制御装置に適用する不揮発性メモリの書き込み
方法を図1,図2を参照して詳細に説明する。図1
(A)には,本発明を実現する主要機能要素の概要構成
例を示していて,コンピュ−タとしての構成やメモリの
制御線等の図示は省略している。図1(B)には,本発
明を適用するバックアップ用不揮発性メモリに記録する
デ−タ類の種類例を記している。図1(A)において,
1は,例えば,EEPROM(electricale
rasable programable read
onlymemory)等の不揮発性の記憶素子によっ
て構成した不揮発性メモリ(以下メモリと記す)であ
る。コンピュ−タ本体のデ−タ処理機能2で作成され,
または,テンキ−等の設定器やセンサ−類等の入力機器
2aから入力され,書き込むためのデ−タ類(以下デ−
タと記す)をコンピュ−タ本体に設けたレジスタ等のバ
ッファ−記憶部3を介してメモリ1の指定番地に書き込
む。即ち,メモリ1は,本発明を適用するバックアップ
用メモリ領域4と,このシステムの稼働に使用される従
来の装置に設けられていた,この不揮発性メモリを装備
する上位システムの稼働時に直接運用される運用メモリ
領域(以下メモリ領域と略称する)5によって構成され
ている。デ−タ処理機能2はまた,後述するこの発明を
実現するためのデ−タ書き込み作業の指令機能も有して
いる。
理装置や制御装置に適用する不揮発性メモリの書き込み
方法を図1,図2を参照して詳細に説明する。図1
(A)には,本発明を実現する主要機能要素の概要構成
例を示していて,コンピュ−タとしての構成やメモリの
制御線等の図示は省略している。図1(B)には,本発
明を適用するバックアップ用不揮発性メモリに記録する
デ−タ類の種類例を記している。図1(A)において,
1は,例えば,EEPROM(electricale
rasable programable read
onlymemory)等の不揮発性の記憶素子によっ
て構成した不揮発性メモリ(以下メモリと記す)であ
る。コンピュ−タ本体のデ−タ処理機能2で作成され,
または,テンキ−等の設定器やセンサ−類等の入力機器
2aから入力され,書き込むためのデ−タ類(以下デ−
タと記す)をコンピュ−タ本体に設けたレジスタ等のバ
ッファ−記憶部3を介してメモリ1の指定番地に書き込
む。即ち,メモリ1は,本発明を適用するバックアップ
用メモリ領域4と,このシステムの稼働に使用される従
来の装置に設けられていた,この不揮発性メモリを装備
する上位システムの稼働時に直接運用される運用メモリ
領域(以下メモリ領域と略称する)5によって構成され
ている。デ−タ処理機能2はまた,後述するこの発明を
実現するためのデ−タ書き込み作業の指令機能も有して
いる。
【0007】バックアップ用メモリ領域4に記憶するデ
−タの種類例を図1(B)に示す。メモリ領域4には各
デ−タを記憶する夫々のデ−タ記憶領域を備えている。
図1(B)において,4aはメモリ領域5に転送し記憶
すべきデ−タ,4bはデ−タ4aの標識,例えば,メモ
リ領域5に転送する時に必要なこのデ−タ4aを記憶す
べきメモリ領域5内の番地(以下番地として説明す
る),4cはデ−タ4aを構成するバイト数,4dは上
述したデ−タの4aないし4cの内容に誤りがないかど
うかをチェックするパリティ−チェック等用に作成し記
憶するチェックデ−タである。4eは上述したデ−タ4
aないし4dを記憶した後で立てるフラグである。
−タの種類例を図1(B)に示す。メモリ領域4には各
デ−タを記憶する夫々のデ−タ記憶領域を備えている。
図1(B)において,4aはメモリ領域5に転送し記憶
すべきデ−タ,4bはデ−タ4aの標識,例えば,メモ
リ領域5に転送する時に必要なこのデ−タ4aを記憶す
べきメモリ領域5内の番地(以下番地として説明す
る),4cはデ−タ4aを構成するバイト数,4dは上
述したデ−タの4aないし4cの内容に誤りがないかど
うかをチェックするパリティ−チェック等用に作成し記
憶するチェックデ−タである。4eは上述したデ−タ4
aないし4dを記憶した後で立てるフラグである。
【0008】次に,上述した構成の使用方法を図2に示
す概要フロ−を参照して詳細に説明する。図2に示す概
要フロ−には,バックアップ用メモリ領域に,メモリ領
域よりも先行して書き込む例について記している。この
不揮発性メモリを装備したシステムが作動中にデ−タ書
き込み動作が発生すると,デ−タ処理機能2に予め設定
された指令に従って,書き込むべきデ−タ4a,このデ
−タ4aの標識になるデ−タ4aのメモリ領域5に書き
込むべき番地4b,デ−タ4aのバイト数4cを夫々バ
ックアップ用メモリ領域4の所定番地に書き込む(ステ
ップA1)。次に,ステップA1で書き込み記憶したデ
−タに対し,予め設定されている条件に従って作成した
チェックデ−タ4dをバックアップ用メモリ領域4の所
定番地に書き込む(ステップA2)。上述の書き込みが
完了するとフラグ4eを立てる(ステップA3)。次
に,このシステムを稼働するときに使用するメモリ領域
5の所定番地にデ−タ4aと同一のデ−タを書き込み
(ステップA4),正常に記憶されたかどうかを予め設
定されている条件に従ってチェックし,正常ならばステ
ップA3で立てたフラグ4eをリセットする(ステップ
A5)。上述の書き込み動作が完了すると,次のデ−タ
書き込み要求が発生するまで,このシステムは通常運転
の動作を実行する。即ち,この不揮発性メモリに記録さ
れたデ−タが必要になった場合は,デ−タ処理機能2に
よってメモリ領域5から所定のデ−タがワ−クメモリ
(図示せず)に読み出されて使用される。上述したデ−
タ書き込み動作は,実行に時間が必要で,他に実行事項
がある場合等には,その実行の空時間に分割して実行す
る。
す概要フロ−を参照して詳細に説明する。図2に示す概
要フロ−には,バックアップ用メモリ領域に,メモリ領
域よりも先行して書き込む例について記している。この
不揮発性メモリを装備したシステムが作動中にデ−タ書
き込み動作が発生すると,デ−タ処理機能2に予め設定
された指令に従って,書き込むべきデ−タ4a,このデ
−タ4aの標識になるデ−タ4aのメモリ領域5に書き
込むべき番地4b,デ−タ4aのバイト数4cを夫々バ
ックアップ用メモリ領域4の所定番地に書き込む(ステ
ップA1)。次に,ステップA1で書き込み記憶したデ
−タに対し,予め設定されている条件に従って作成した
チェックデ−タ4dをバックアップ用メモリ領域4の所
定番地に書き込む(ステップA2)。上述の書き込みが
完了するとフラグ4eを立てる(ステップA3)。次
に,このシステムを稼働するときに使用するメモリ領域
5の所定番地にデ−タ4aと同一のデ−タを書き込み
(ステップA4),正常に記憶されたかどうかを予め設
定されている条件に従ってチェックし,正常ならばステ
ップA3で立てたフラグ4eをリセットする(ステップ
A5)。上述の書き込み動作が完了すると,次のデ−タ
書き込み要求が発生するまで,このシステムは通常運転
の動作を実行する。即ち,この不揮発性メモリに記録さ
れたデ−タが必要になった場合は,デ−タ処理機能2に
よってメモリ領域5から所定のデ−タがワ−クメモリ
(図示せず)に読み出されて使用される。上述したデ−
タ書き込み動作は,実行に時間が必要で,他に実行事項
がある場合等には,その実行の空時間に分割して実行す
る。
【0009】上述した書き込み動作中等,システムが運
転中に電源がダウンした後再復帰すると(ステップB
1)デ−タ処理機能2の指令に従って,まず,バックア
ップ用メモリ領域4に記憶されたチェックデ−タ4dに
よって記憶デ−タ4aないし4cに対するチェックをす
る(ステップB2)。チェック結果が異常であれば,予
めこのシステムに設定された処理機能に従った処理を実
行する。例えば,このデ−タ4aが書き込まれるべきメ
モリ領域5のデ−タをそのまま使用する。または,警報
を出してオペレ−タによる正しいデ−タの書き込みを要
求する。チェックデ−タ4dをチェックした結果が正常
ならば,フラグ4eをチェックする(ステップB3)。
フラグ4eが立っていなければ,このデ−タ4aは正常
にメモリ領域5に記憶されていることを示しているの
で,そのままこのシステムの運転を再開する(ステップ
B5)。フラグ4eが立っていれば,このデ−タ4aは
正常にメモリ領域5に記憶されず,バックアップ用メモ
リ領域4には正しいデ−タが記憶されていることを示し
ているので,バイト数4cを参照しバックアップ用メモ
リのデ−タ4aを4bに記載されたメモリ領域5の番地
に転送し書き込む(ステップB4)。上述した書き込み
が完了するとこのシステムの運転を再開する(ステップ
B5)。
転中に電源がダウンした後再復帰すると(ステップB
1)デ−タ処理機能2の指令に従って,まず,バックア
ップ用メモリ領域4に記憶されたチェックデ−タ4dに
よって記憶デ−タ4aないし4cに対するチェックをす
る(ステップB2)。チェック結果が異常であれば,予
めこのシステムに設定された処理機能に従った処理を実
行する。例えば,このデ−タ4aが書き込まれるべきメ
モリ領域5のデ−タをそのまま使用する。または,警報
を出してオペレ−タによる正しいデ−タの書き込みを要
求する。チェックデ−タ4dをチェックした結果が正常
ならば,フラグ4eをチェックする(ステップB3)。
フラグ4eが立っていなければ,このデ−タ4aは正常
にメモリ領域5に記憶されていることを示しているの
で,そのままこのシステムの運転を再開する(ステップ
B5)。フラグ4eが立っていれば,このデ−タ4aは
正常にメモリ領域5に記憶されず,バックアップ用メモ
リ領域4には正しいデ−タが記憶されていることを示し
ているので,バイト数4cを参照しバックアップ用メモ
リのデ−タ4aを4bに記載されたメモリ領域5の番地
に転送し書き込む(ステップB4)。上述した書き込み
が完了するとこのシステムの運転を再開する(ステップ
B5)。
【0010】上述の説明は本発明の技術思想を実現する
ための基本方法とその実施のための構成例を示したもの
であって,種々応用改変することができる。例えば,上
述の実施例では,バックアップ用メモリ領域4に記憶す
るデ−タは,メモリ領域に転送し記憶すべきデ−タ4
a,デ−タ4aをメモリ領域5に転送する時にこのデ−
タ4aを記憶すべきメモリ領域5内の番地4b,デ−タ
4aを構成するバイト数4c,デ−タの4aないし4c
に誤りがないかどうかをチェックするパリティ−チェッ
ク等用に作成し記憶するチェックデ−タ4d,および,
フラグ4eのように説明したが,このシステムのデ−タ
処理条件に対応してデ−タ4aを表示する適切な標識を
番地4bに換えて記憶させれば良い。ただし,デ−タ4
aを記憶すべきメモリ領域5内の番地が予め定まってい
る等,その他の手段でデ−タ4aが明確に判定できる場
合は番地等の標識は記憶する必要はない。また,デ−タ
処理やチェックの等にバイト数の確認その他が必要なけ
れば,バイト数4cを記憶する必要はない。また,チェ
ックデ−タ4dのためのチェック方法は,各種のパリテ
ィ−チェック方法等このシステムが採用しているチェッ
ク方法を使用すれば良い。運用メモリ領域,バックアッ
プ用メモリ領域には,上述した以外に運用上適切な補助
デ−タを記録するようにしても良い。バックアップ用メ
モリ領域に対する記憶動作中に書き込みミスが発生した
場合は,このシステムの条件に対応して予め設定した指
令に従って,再書き込みを行う等適切な処置を行えば良
い。また,チェックデ−タは,バックアップ用メモリ領
域から,メモリ領域5に転送した後,転送書き込みが正
常に行われたかどうかをチェックするためのチェック用
デ−タとして使用するようにしても良い。チェックデ−
タはバックアップ用メモリ領域のみではなく,運用メモ
リ領域に記録し活用しても良いことは当然である。上述
した実施例ではバックアップ用メモリ領域を運用メモリ
領域よりも先行して書き込む例について説明したが,バ
ックアップ用メモリ領域と運用メモリ領域との書き込む
順序を逆にしても,フラグを立てるメモリ領域を変更す
ることによって同様に実行できることは当然である。バ
ックアップ用メモリ領域は,実施例に説明した以外に,
この発明を適用するシステムとその制御機能やデ−タ処
理機能の条件に対応して適切に使用すれば良いことも当
然である。また,バックアップ用メモリ領域と本来の運
用メモリ領域とは同一の記憶素子を共通に使用しても個
別に設けても良いことも当然である。また,本発明は,
本発明を適用するシステムの条件等に対応して適切に選
択設定された種類の不揮発性メモリに対応することがで
きる。
ための基本方法とその実施のための構成例を示したもの
であって,種々応用改変することができる。例えば,上
述の実施例では,バックアップ用メモリ領域4に記憶す
るデ−タは,メモリ領域に転送し記憶すべきデ−タ4
a,デ−タ4aをメモリ領域5に転送する時にこのデ−
タ4aを記憶すべきメモリ領域5内の番地4b,デ−タ
4aを構成するバイト数4c,デ−タの4aないし4c
に誤りがないかどうかをチェックするパリティ−チェッ
ク等用に作成し記憶するチェックデ−タ4d,および,
フラグ4eのように説明したが,このシステムのデ−タ
処理条件に対応してデ−タ4aを表示する適切な標識を
番地4bに換えて記憶させれば良い。ただし,デ−タ4
aを記憶すべきメモリ領域5内の番地が予め定まってい
る等,その他の手段でデ−タ4aが明確に判定できる場
合は番地等の標識は記憶する必要はない。また,デ−タ
処理やチェックの等にバイト数の確認その他が必要なけ
れば,バイト数4cを記憶する必要はない。また,チェ
ックデ−タ4dのためのチェック方法は,各種のパリテ
ィ−チェック方法等このシステムが採用しているチェッ
ク方法を使用すれば良い。運用メモリ領域,バックアッ
プ用メモリ領域には,上述した以外に運用上適切な補助
デ−タを記録するようにしても良い。バックアップ用メ
モリ領域に対する記憶動作中に書き込みミスが発生した
場合は,このシステムの条件に対応して予め設定した指
令に従って,再書き込みを行う等適切な処置を行えば良
い。また,チェックデ−タは,バックアップ用メモリ領
域から,メモリ領域5に転送した後,転送書き込みが正
常に行われたかどうかをチェックするためのチェック用
デ−タとして使用するようにしても良い。チェックデ−
タはバックアップ用メモリ領域のみではなく,運用メモ
リ領域に記録し活用しても良いことは当然である。上述
した実施例ではバックアップ用メモリ領域を運用メモリ
領域よりも先行して書き込む例について説明したが,バ
ックアップ用メモリ領域と運用メモリ領域との書き込む
順序を逆にしても,フラグを立てるメモリ領域を変更す
ることによって同様に実行できることは当然である。バ
ックアップ用メモリ領域は,実施例に説明した以外に,
この発明を適用するシステムとその制御機能やデ−タ処
理機能の条件に対応して適切に使用すれば良いことも当
然である。また,バックアップ用メモリ領域と本来の運
用メモリ領域とは同一の記憶素子を共通に使用しても個
別に設けても良いことも当然である。また,本発明は,
本発明を適用するシステムの条件等に対応して適切に選
択設定された種類の不揮発性メモリに対応することがで
きる。
【0011】
【発明の効果】本発明は上述したように構成したので,
以下に記すような優れた効果を有する。 デ−タの書き込み中等に電源がダウンしても,電源復
活後に誤ったデ−タが使用される恐れがない。 先行して書き込むメモリ領域に,少なくとも,書き込
みデ−タと,フラグとを書き込み,後続して書き込むメ
モリ領域に対する書き込みが完了した後フラグをリセッ
トすると,フラグを見て,デ−タの書き込み完了状況が
容易に判定できる。 バックアップ用メモリ領域に,書き込みデ−タの他
に,書き込みデ−タの標識を書き込むようにすると,書
き込みデ−タの種類数が多い場合にも,書き込まれた標
識の内容によって,このバックアップ用メモリに記録さ
れているデ−タがどの種類のものか,または,どの番地
に書き込むべきデ−タなのかが容易に判定できる。 チェックデ−タを書き込み記録すると,バックアップ
用メモリに記録されたデ−タに誤りがないことが容易に
判定できる。 バックアップ用メモリ領域に運用メモリ領域よりも先
行してデ−タを書き込むようにすると,停電の影響が早
期に発生する等のためにバックアップ用メモリ領域の書
き込みに失敗しても,運用メモリの内容を保全できる確
率は高い。
以下に記すような優れた効果を有する。 デ−タの書き込み中等に電源がダウンしても,電源復
活後に誤ったデ−タが使用される恐れがない。 先行して書き込むメモリ領域に,少なくとも,書き込
みデ−タと,フラグとを書き込み,後続して書き込むメ
モリ領域に対する書き込みが完了した後フラグをリセッ
トすると,フラグを見て,デ−タの書き込み完了状況が
容易に判定できる。 バックアップ用メモリ領域に,書き込みデ−タの他
に,書き込みデ−タの標識を書き込むようにすると,書
き込みデ−タの種類数が多い場合にも,書き込まれた標
識の内容によって,このバックアップ用メモリに記録さ
れているデ−タがどの種類のものか,または,どの番地
に書き込むべきデ−タなのかが容易に判定できる。 チェックデ−タを書き込み記録すると,バックアップ
用メモリに記録されたデ−タに誤りがないことが容易に
判定できる。 バックアップ用メモリ領域に運用メモリ領域よりも先
行してデ−タを書き込むようにすると,停電の影響が早
期に発生する等のためにバックアップ用メモリ領域の書
き込みに失敗しても,運用メモリの内容を保全できる確
率は高い。
【図1】図1は本発明を説明する説明図であって,図1
(A)は,本発明に基づく不揮発性メモリの書き込み方
法を実現する機能要素の概要構成例を示すブロック図で
あり,図1(B)は,本発明を適用するバックアップ用
不揮発性メモリに記録するデ−タの種類名を記している
概要マップ図である。
(A)は,本発明に基づく不揮発性メモリの書き込み方
法を実現する機能要素の概要構成例を示すブロック図で
あり,図1(B)は,本発明を適用するバックアップ用
不揮発性メモリに記録するデ−タの種類名を記している
概要マップ図である。
【図2】本発明を説明する概要フロ−図である。
【図3】従来の不揮発性メモリの書き込み方法を説明す
る機能要素の概要構成例を示すブロック図である。
る機能要素の概要構成例を示すブロック図である。
1:不揮発性メモリ 2:デ−タ処理機能 4:バックアップ用メモリ領域 4a:(メモリ)デ−タ 4b:(メモリ)番地 4c:(メモリ)バイト数 4d:(メモリ)チェックデ−タ 4e:フラグ 5:運用メモリ領域
Claims (4)
- 【請求項1】 不揮発性メモリの書き込み方法におい
て,不揮発性メモリに運用メモリ領域とバックアップ用
メモリ領域とを設け,デ−タ書き込み時には,運用メモ
リ領域とバックアップ用メモリ領域とを時間的に連続し
て書き込むようにしたことを特徴とする不揮発性メモリ
の書き込み方法。 - 【請求項2】 請求項1記載の運用メモリ領域とバック
アップ用メモリ領域に対するデ−タ書き込み時におい
て,先行して書き込むメモリ領域には,所定のデ−タ書
き込み後にフラグを立てて記録し,後続して書き込むメ
モリ領域に所定のデ−タ書き込み完了後に前記フラグを
リセットするようにした不揮発性メモリの書き込み方
法。 - 【請求項3】 請求項1または請求項2記載のバックア
ップ用メモリ領域に,少なくとも,当該書き込みデ−タ
と,該書き込みデ−タの標識と,チェックデ−タとを書
き込むようにした不揮発性メモリの書き込み方法。 - 【請求項4】 請求項1ないし請求項3記載の不揮発性
メモリの書き込み方法において,バックアップ用メモリ
領域に運用メモリ領域よりも先行してデ−タを書き込む
ようにした不揮発性メモリの書き込み方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP5177701A JPH0784894A (ja) | 1993-06-25 | 1993-06-25 | 不揮発性メモリの書き込み方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP5177701A JPH0784894A (ja) | 1993-06-25 | 1993-06-25 | 不揮発性メモリの書き込み方法 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0784894A true JPH0784894A (ja) | 1995-03-31 |
Family
ID=16035598
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP5177701A Pending JPH0784894A (ja) | 1993-06-25 | 1993-06-25 | 不揮発性メモリの書き込み方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0784894A (ja) |
Cited By (6)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH07200418A (ja) * | 1993-12-28 | 1995-08-04 | Hitachi Maxell Ltd | データ記憶装置ならびにその制御方法 |
JPH1044567A (ja) * | 1996-08-05 | 1998-02-17 | Seiko Epson Corp | プリンタ装置 |
JP2001265344A (ja) * | 2000-03-22 | 2001-09-28 | Yamaha Corp | 楽音発生装置の制御方法、音色データ転送方法、音色データ制御装置および記録媒体 |
US7181645B2 (en) | 2001-12-27 | 2007-02-20 | Denso Corporation | Method and apparatus for storing main data with two checkup data |
JP2009009602A (ja) * | 2008-08-25 | 2009-01-15 | Dainippon Printing Co Ltd | Icカード及びicカードプログラム |
JP2016224937A (ja) * | 2015-05-26 | 2016-12-28 | 華邦電子股▲ふん▼有限公司 | 不揮発性メモリのデータ管理方法およびシステム |
-
1993
- 1993-06-25 JP JP5177701A patent/JPH0784894A/ja active Pending
Cited By (6)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
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JP2016224937A (ja) * | 2015-05-26 | 2016-12-28 | 華邦電子股▲ふん▼有限公司 | 不揮発性メモリのデータ管理方法およびシステム |
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