JPH078458Y2 - 粒状物収納容器 - Google Patents

粒状物収納容器

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JPH078458Y2
JPH078458Y2 JP13657788U JP13657788U JPH078458Y2 JP H078458 Y2 JPH078458 Y2 JP H078458Y2 JP 13657788 U JP13657788 U JP 13657788U JP 13657788 U JP13657788 U JP 13657788U JP H078458 Y2 JPH078458 Y2 JP H078458Y2
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JP
Japan
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opening
take
case member
granular material
storage container
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JP13657788U
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JPH0256183U (ja
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野口  裕雄
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Toppan Inc
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Toppan Inc
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Description

【考案の詳細な説明】 【産業上の利用分野】
本考案は粒状物を収納する容器であって、被収納物を一
粒ずつ取り出すことの可能な粒状物収納容器に関するも
のである。
【従来の技術】
実公昭46−13493号公報、同57−53266号公報等によって
開示されているように、この種の容器は既に従来から周
知である。これらの容器は小型、軽量であり、しかも被
収納物を一粒ずつ取り出すことが出来るため、携帯用と
して大変便利で重宝がられている。
【考案が解決しようとする課題】
しかしながら、上記した構造の従来の粒状物収納容器に
おいては、取り出し口に対して収納部を大きくすると、
粒状の被収納物が取り出し口の手前で重なり合い、一粒
ずつ取り出すことが出来ないと云う問題点があった。こ
れは被収納物を取り出し口に整列させる何等の機構を持
たないないために、容器を取り出し口の側に傾けると被
収納物が該取り出し口に向かって一斉に押し寄せ、互い
に挟持された形となって落下することが出来ないことに
よる。このようなブロッキング現象は被収納物が錠剤の
ように扁平な粒状物である場合に特に起こり易い。 また、実公昭46−13493号公報に開示の粒状物収納容器
は構造が複雑なため、製造が煩雑となり、製造コストが
高くなると云う問題点もあった。 したがって、被収納物が扁平な錠剤等の粒状物であって
もブロッキング現象が起こることがなく、確実に一粒ず
つ取り出すことが出来、しかも構造が簡単で製造し易
く、製造コストの低減が図れる粒状物収納容器の考案が
望まれていた。
【課題を解決するための手段】
本考案は上記した従来技術の課題を解決するためになさ
れたもので、収納部が摺動可能な粒状物収納容器におい
て、摺動方向の一端に取り出し開口部を有するケース部
材は、該開口部近傍に摺動可能な側壁に対して傾斜した
案内面を有すると共に、該開口部の内側には前記側壁に
平行な、長さの異なる2枚の案内を有しており、前記収
納部を有する摺動部材はケース部材の前記開口部に出没
可能な突出した取り出し口と、傾斜した前記案内面に摺
接可能な弾性部材を有しており、取り出し口は先端部に
前記開口部の封止部を有し、ケース部材の前記長い案内
は摺動部材の摺動により前記収納部に出没可能であるこ
とを特徴とする粒状物収納容器を提供するものである。
【作用】
取り出し口の内幅より若干直径が小さい粒状物を収容
し、該取り出し口側に粒状物収納容器を傾けると、前記
粒状の被収納物が一斉に取り出し口に押し寄せる。被収
納物は前記取り出し口にスムースに一列に整列して収ま
ることもあるが、該取り出し口の手前で被収納物が互い
に挟持された、いわゆるブロツキング現象を起こし、取
り出し口に収まらないことも少なくない。このような場
合にも、本発明の粒状物収納容器は摺動部材をケース部
材の開口部の側に摺動させると、ケース部材の長い案内
が摺動部材の収納部に進入する時、取り出し口の手前で
被収納物のブロッキング状態を突き崩すので、該案内に
沿って取り出し口に進入する。したがって、ケース部材
から押し出された被収納物の取り出し口には、常に被収
納物が一粒ずつ整列して収まっているので、確実に被収
納物を取り出すこと可能である。 摺動部材から手を離せば、弾性部材の元の形状に復帰し
ようとする力によって摺動部材はケース部材の内部に自
己復帰する。この時、ケース部材の開口部には取り出し
口の封止部が当接するので該開口部は閉鎖される。
【実施例】
つぎに本考案を図示の実施例に基づいて詳細に説明す
る。 本考案になる粒状物収納容器はケース部材1、摺動部材
2および蓋体3とから構成されており、収納部Aを有す
る摺動部材2がケース部材1の側壁11と12、摺動部材2
の側壁21と22とによって摺動可能である。 ケース部材1は摺動方向の一端の上部側に粒状物取り出
し用の開口部13を有し、該開口部13から内側に向かう長
さの異なる2枚の案内14および15が摺動可能な前記側壁
11および12に平行に設けられている。長い案内14は開口
部13から直線状に設けられ、短い案内15は途中に設けら
れた傾斜した肩部13aを経て若干幅広に離間して設けら
れている。符号16は開口部13の下部から前記摺動可能な
側壁11に湾曲して連接している案内面であって、この場
合他の一端は側壁12にも連接している。符号17は摺動部
材2を摺動可能に収納した後、蓋体3を上方から被着し
て嵌合するために、外面上縁部に設けられた嵌合溝であ
る。 摺動部材2は前記側壁21および22によってケース部材1
の内部に摺動可能に挿入されるものであり、該側壁21と
22との間が粒状の被収納物4を入れるための収納部Aで
ある。該収納部Aに連通し、収納部Aの底部より傾斜し
て立ち上がり、ケース部材1の前記開口部13に出没可能
な取り出し口23が摺動方向の一端に突出して設けられて
いる。該取り出し口23の壁面23aおよび23bはそれぞれケ
ース部材1の前記案内14または15に摺接可能に設けられ
ており、先端側は切り欠かれていて被収納物4が取り出
し易くなっている。なお、壁面23bより壁面23aの側がよ
り先端部まで設けられている。取り出し口23の先端部に
は円弧状の封止部23cが立設され、被収納物4の落下を
防止すると共に、取り出し口23がケース部材1の開口部
13に収納された時、該開口部13を封止する。また、封止
部23cは蓋体3の壁面に当接可能であり。必要以上に摺
動部材2をケース部材1の内部に進入させない働きをし
ている。取り出し口23の壁面23と側壁21から延設された
壁面21aとの間にケース部材1の案内14が遊嵌可能なス
リット23a′が設けられ、前記案内14を収納部Aに出没
可能としている。側壁21の前記傾斜した案内面16を臨む
端部から、弾性部材21bが案内面16に摺接可能に延設さ
れている。取り出し口23の反対側は、収納部Aに被収納
物4を所望量収納した後、ケース部材1の側壁11と12の
間に進入可能な操作部24によって封止される。 上記構成の粒状物収納容器に、取り出し口23の内幅より
直径が若干小さい粒状の被収納物4が多数収納された時
の容器の取り扱いについて簡単に説明すると、開口部13
の側に容器を傾けると前記被収納物4が一斉に取り出し
口23に押し寄せる。被収納物4は前記取り出し口23にス
ムースに一列に整列して収まることもあるが、取り出し
口23の手前で互いに挟持された、いわゆるブロツキング
現象を起こし、該取り出し口23に一列に収まらないこと
も少なくない。しかし、本発明の粒状物収納容器は被収
納物4が第2図に示す様にブロツキング状態になった場
合にも、摺動部材2の操作部24をケース部材1の開口部
13の側に押し込むと、収納部Aに出没可能なケース部材
1の長い案内14が、取り出し口23の手前にある被収納物
43を突き上げてブロツキング状態を突き崩すので、被収
納物41、42の順に整列して取り出し口23に進入する。該
取り出し口23に一列に進入した被収納物4は、摺動部材
2を開口部13側に一杯に摺動した時、一番下の被収納物
41は封止部23cに支持された状態で開口部13の外に出る
ので取り出し可能となるが、二番目に進入した被収納物
42は、取り出し口23の壁面23aが開口部13に進入して該
開口部13を狭めるため、開口部13の肩部13aで引っ掛か
って落下することが出来ない。最初に進入した被収納物
41を取り出した後、操作部24から手を離せば、ケース部
材1の傾斜した案内面16に屈曲して摺接していた弾性部
材21bの元の形状に復帰しようとする力により、摺動部
材2はケース部材1の内部に自己復帰するので、開口部
13は取り出し口23の封止部23cによって閉鎖される。摺
動部材2がケース部材1の内部に自己復帰する時、開口
部13を狭めていた取り出し口23の壁面23aも、該開口部1
3から上方に引き上げられるので、開口部13の肩部13aに
引っ掛かっていた被収納物42が封止部23cの位置まで落
下し、次回の摺動操作が行われた時、速やかに取り出さ
れるための準備が完了する。このように、本発明の粒状
物収納容器は摺動部材2の操作一回につき、被収納物42
確実に一個取り出すことが出来る。 第4図〜第6図に示す粒状物収納容器は被収納物4が扁
平な粒状物であってもブロッキング状態を一層起こり難
くした容器例である。この場合の粒状物収納容器も第一
の実施例と同様、ケース部材1、摺動部材2および蓋体
3とから構成されており、ケース部材1にはさらに摺動
可能な側壁11および12に平行な5枚のリブ18が底部に等
間隔に設けられている。これらのリブ18は中央に長いも
のを配し、側壁11または12に近い側に短いものが配され
ており、いずれも取り出し口23側が高く、対向する側が
低い形状である。なお、開口部13から内側に設けられて
いる案内はこの場合符号14の側を短く、符号15の側を長
くしている。 摺動部材2の取り出し口23側の立ち上がっている傾斜面
を中心に、ケース部材1の前記リブ18を遊嵌可能とする
スリット25が等間隔に5条設けられている。該スリット
25も中央部が長いもので、両端部側に短いものが設けら
れている。スリット25同士の間の傾斜面の位置には円弧
状のリブ26がスリット25に平行に立設され、底部の位置
には凸条27が斜めに設けられている。摺動部材2にはさ
らに側壁21または22に対して傾斜した辺28aを有する透
孔28が底部に設けられると共に、側壁21および22の取り
出し口23側の内面には凸条29が上下方向に設けられてい
る。なお、取り出し口23の壁面23aと壁面21aはこの容器
の場合連接しており、ケース部材1の長い案内15は前記
壁面23bの内側に摺接して収納部Aに出没可能である。
また、取り出し口23の先端の封止部23cは被収納物4に
当接する面が一方向に傾斜しており、取り出し口23が開
口部13から押し出された時、被収納物4が一方向に転が
り落ちるようになっている。 上記構成の粒状物収納容器においては、扁平な被収納物
4が最初側面部で立っていても、開口部13側に傾斜した
状態で摺動部材2を摺動させると、透孔28の傾斜した辺
28aの段差によって倒れたり、凸条27または29に引っ掛
かって倒れたり、あるいはリブ26によって持ち上げられ
て倒されたりするので、取り出し口23の手前に押し寄せ
て来るまでに、何れも倒れた状体となる。したがって、
取り出し口23の手前では被収納物4は互いに円周部で接
触しているので、取り出し口23に進入し易い状態にな
る。このような状態にある被収納物4が例えブロッキン
グ状態となったとしても、第一の実施例に示したように
摺動部材2を摺動させれば長い案内15によってブロッキ
ング状態が簡単に突き崩されるので、取り出し口23に被
収納物4は整列して進入することになる。したがって、
本発明粒状物収納容器においては被収納物4が扁平な粒
状物であっても、摺動部材2をケース部材1の開口部13
の側に摺動させるだけで、取り出し口23から確実に一粒
ずつ取り出すことが出来る。 なお、開口部13と内側の案内14または15を直線状に設け
ると共に、取り出し口23の壁面23aおよび23bも広目に直
線状に設ければ、取り出し口23に一列に整列して進入し
た被収納物4を一個ずつ連続して取り出すことが出来る
ことは云うまでもないことである。ケース部材1の案内
面16は実施例に示したように湾曲させるのではなく、開
口部13の側から側壁11に直線状に傾斜して設けることも
可能であり、側壁11または開口部13と離間して設けるこ
とも可能である。弾性部材21bは幅広に設けても良い
し、側壁11と12の両方の側に設けることも出来る。
【考案の効果】
以上説明したように本考案になる粒状物収納容器は、被
収納物である粒状物が取り出し口の手前でブロッキング
状態になったとしても、摺動部材の操作により、収納部
に出没可能な長い案内がブロッキング状態を簡単に突き
崩すため、取り出し口に被収納物を一粒ずつ整列して進
入させることが可能であり、したがって確実に一粒ずつ
取り出すことが出来る。しかも、構造が簡単であるため
構成部材は何れもプラスチックを用いて射出成形等で形
成出来るので、組み立ても嵌合組み立てが可能であり、
製造コストの減少が図れると云う利点がある。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案になる粒状物収納容器例の分解斜視図、
第2図と第3図は一実施例の使用例を示す説明図、第4
図は他の実施例の分解斜視図、第5図と第6図は第4図
の実施例の使用例を示す説明図である。 1…ケース部材、11、12…側壁、13…開口部、14、15…
案内、16…案内面、18…リブ、2…摺動部材、21…側
壁、21b…弾性部材、22…側壁、23…取り出し口、25…
スリット、26…フランジ、27…凸条、28…透孔、3…蓋
体、4…被収納物、A…収納部。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】収納部が摺動可能な粒状物収納容器におい
    て、摺動方向の一端に取り出し開口部を有するケース部
    材は、該開口部近傍に摺動可能な側壁に対して傾斜した
    案内面を有すると共に、該開口部の内側には前記側壁に
    平行な、長さの異なる2枚の案内を有しており、前記収
    納部を有する摺動部材はケース部材の前記開口部に出没
    可能な突出した取り出し口と、傾斜した前記案内面に摺
    接可能な弾性部材を有しており、取り出し口は先端部に
    前記開口部の封止部を有し、ケース部材の前記長い案内
    は摺動部材の摺動により前記収納部に出没可能であるこ
    とを特徴とする粒状物収納容器。
JP13657788U 1988-10-19 1988-10-19 粒状物収納容器 Expired - Lifetime JPH078458Y2 (ja)

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JP13657788U JPH078458Y2 (ja) 1988-10-19 1988-10-19 粒状物収納容器

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JP13657788U JPH078458Y2 (ja) 1988-10-19 1988-10-19 粒状物収納容器

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Publication Number Publication Date
JPH0256183U JPH0256183U (ja) 1990-04-24
JPH078458Y2 true JPH078458Y2 (ja) 1995-03-01

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ID=31397218

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JP13657788U Expired - Lifetime JPH078458Y2 (ja) 1988-10-19 1988-10-19 粒状物収納容器

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