JPH0784426A - 画像形成装置 - Google Patents

画像形成装置

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JPH0784426A
JPH0784426A JP5227313A JP22731393A JPH0784426A JP H0784426 A JPH0784426 A JP H0784426A JP 5227313 A JP5227313 A JP 5227313A JP 22731393 A JP22731393 A JP 22731393A JP H0784426 A JPH0784426 A JP H0784426A
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toner
sensor
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JP5227313A
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Inventor
Masanori Muramatsu
正憲 村松
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Original Assignee
Canon Inc
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Publication date
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  • Dry Development In Electrophotography (AREA)
  • Control Or Security For Electrophotography (AREA)
  • Color Electrophotography (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 サンプル画像を形成し、その濃度を測定し
て、階調画像の再現性を高める際、現像剤内のトナー濃
度が基準濃度と異なっていても、最良の階調画像を得ら
れるようにする。 【構成】 感光ドラム19上にサンプル画像を形成し、
センサ600にてサンプル画像の濃度を測定し、更に、
現像剤中のトナー濃度をセンサ500により検知し、検
知したトナー濃度に応じて、画像安定化制御に必要なデ
ータ、例えばコントラスト電位VC等を補正する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は階調画像を再現できる画
像形成装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来電子写真方式の複写機、レーザビー
ムプリンタ等の画像処理装置において形成画像の出力濃
度を一定に保つために現像剤の置かれている環境変化を
環境センサにより測定し、現像剤の種類と環境条件、環
境履歴により画像形成条件や画像処理条件を制御手段に
より変化させることが行なわれている。
【0003】また、画像担持体上の形成された濃度検知
用の複数の所定濃度パターンを検知し、この結果を画像
形成条件や画像処理条件にフィードバックすることも考
案され、常に安定した所望濃度出力が可能な画像形成装
置の実現に役立っている。
【0004】このため色再現性の要求がきびしいカラー
画像形成装置ではこの技術を用いて、カラー複写機やカ
ラープリンタを実現している。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、画像形
成に用いるトナーのキャリアとの重量比であるトナー濃
度が、後述するトナー補給部とトナー濃度検知部と制御
部により一定濃度に保たれているものとして画像担持体
上の形成された濃度検知用の複数の所定濃度パターンを
検知し、画像形成条件や画像処理条件にフィードバック
しているため、トナー濃度が変動している時点で、フィ
ードバック動作を行うと、トナー濃度が基準値に復帰し
てきたときに、出力濃度が所定値に保てないという欠点
を有している。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明は上記課題を解決
するために、トナーを含んだ現像剤を供給する現像手段
を有し、記録媒体に像形成するための像形成手段と、上
記像形成手段により上記記録媒体にサンプル画像を形成
するために、所定濃度のサンプル画像を表わす画像信号
を発生する発生手段と、上記発生手段から発生された画
像信号に基づいて上記記録媒体に形成されたサンプル画
像の濃度を測定する測定手段と、上記現像手段の現像剤
中のトナー濃度を検出する検出手段と、上記測定手段に
より測定されたサンプル画像の濃度と上記検出手段によ
り検出されたトナー濃度とに基づいて上記画像形成手段
により形成される画像の階調を安定化させるための上記
像形成手段の動作条件を決定する制御手段と、を有する
ものである。
【0007】
【作用】本発明によれば、上記構成により、従来よりも
さらに安定した濃度の階調画像を出力することが可能な
画像形成装置を提供するものである。
【0008】
【実施例】図1はこの発明の一実施例を示すカラー複写
装置の構成を説明する断面図であり、1はリーダ部で、
原稿台(プラテンガラス)11、原稿照射ランプ12、
結像レンズ13、撮像素子(例えばCCD等の電荷結合
素子で構成される)14、光学用モータ15等で構成さ
れている。
【0009】2は転写給紙部で、給紙ローラ30、3
1、ピックアップローラ32、33等から構成されコン
トローラ部16からの駆動指令に従って転写紙(転写
材)63を給紙する。
【0010】3は画像形成部で、スキャナモータ17、
ポリゴンミラー18、像担持体としての感光体ドラム1
9、クリーナ部20一次帯電器250、前露光ランプ2
54から構成され、コントローラ部16が撮像素子14
の出力を処理して得られた画像信号に基づいてレーザ光
源からのレーザビームを感光ドラム19上に結像させ
て、静電潜像を形成する。
【0011】4は転写装置で、吸着帯電器21、転写帯
電器22、分離帯電器23、高圧ユニット24、内側押
し当てコロ25、分離爪26、転写材保持体27、吸着
ローラ28、レジストローラ29、転写クリーニング装
置260等から構成されている。そして給紙ローラ30
または給紙ローラ31によりレジストローラ29の位置
に一定量のループを形成して停止させ、レジストローラ
29により感光ドラム19との画像先頭位置が同期する
タイミングで再度転写紙63を給紙する。そして、レジ
ストローラ29の駆動により給送された転写紙63は、
対向電極となる吸着ローラ28と吸着帯電器21により
転写材保持体27に静電吸着される。転写帯電器22は
感光ドラム19に現像された各色現像剤を転写紙63に
転写させる。除電帯電器23a,23bは、転写材保持
体27に対してそれぞれ内側と外側に配置され、転写紙
63の電荷を除電し、転写材保持体27との吸着力を弱
める。
【0012】分離帯電器24は転写材分離時の剥離放電
による画像乱れをACコロナ放電を行うことにより防止
している。
【0013】一方、コントローラ部16は転写材保持体
27に順次吸着させる各転写紙63の給紙タイミング
を、選択された転写紙サイズおよびモータにより水平方
向に駆動される現像部5の各現像器5a〜5dの感光ド
ラム19に対する配置状態に基づいて調整し、転写材保
持体27に複数の転写紙63を所定間隔で吸着させると
ともに、後続の転写紙63の転写材保持体27への給紙
吸着タイミングを決定する。
【0014】このように、転写材保持体27に吸着され
た転写紙63が転写帯電器22の配設位置間で回転する
と、転写材保持体27の背面にトナーと逆極性の電荷を
与えて第1色目の転写を行ない現像器5a〜5dを順次
移動する。そして、必要色の現像・転写工程が終了した
ら、転写材保持体27を挟んで対向した1対の除電帯電
器23a,23bからDC分を重畳したACコロナ放電
を与えて除電し、かつ分離時の剥離放電を防止するため
分離帯電器24からACコロナ放電を行うことにより転
写紙63の転写材保持体27に対する吸着力が弱めら
れ、分離工程を行う。
【0015】図2は、図1に示したコントローラ部16
の構成を説明するブロック図であり、42はCPUで、
ROM43に格納された制御プログラムに従って複写シ
ーケンスを総括的に制御する。44はRAMで、CPU
42のワークメモリとして機能する。またRAM44の
必要部分は電源を切っても内容を破壊しないようにバッ
クアップされている。
【0016】操作部51はユーザの設定した枚数、紙サ
イズ、色モード等の種々の情報を入力するためのキーを
有する。
【0017】45はI/Oポートで、種々のモータやク
ラッチのための出力ポート及びセンサからの信号のため
の入力ポートから構成され、画像形成動作に応じて、C
PU42から制御される。
【0018】206はタイマ部であり、日付や時間を管
理するカレンダ機能や、画像形成動作中の時間計測に必
要なデータを管理している。
【0019】46はポジションセンサ(ITOPセン
サ)で図3、図4に示す転写材保持体27の所定位置
(画像先端位置PA、PB)を検出して、画像出力タイミ
ング、転写タイミング、現像タイミングを決定する画像
タイミング信号ITOPをCPU42に出力する。この
画像タイミング信号ITOPは後述する画像処理回路4
9でも使用される。
【0020】47は現像器モータコントローラで、モー
タ48を駆動して、図1に示した現像器5a〜5dをの
せた不図示の移動台を矢印方向に高速に位置決め移動さ
せる。なお、例えば4色の画像形成を行なう場合であっ
て、かつ転写紙63を複数枚(この実施例では最大2
枚)転写材保持体27に吸着させる場合には、後続する
次の転写紙63の給送タイミングを転写材保持体27の
半回転分遅延して給紙処理を行なうようにCPU42が
給紙、吸着タイミングを決定する。
【0021】49は画像処理回路で、原稿台11上の原
稿をCCD14で読み取り、周知の画像処理動作を行な
い、最終的には、出力画像信号VIDEOとして画素同
期信号CLKとともに、後述するレーザ変調部205へ
転送する。
【0022】205はレーザ変調部であり、画像処理回
路49から送られてきた画像信号VIDEOに応じて不
図示のレーザを制御する。
【0023】50は光学モータコントローラで、原稿走
査ユニットを往復動させる光学用モータ15の駆動を制
御する。
【0024】画像処理回路49の詳細ブロックを図13
に示し、詳細な説明を行う。
【0025】CCD読み取り部101にはR(レッ
ド)、G(グリーン)、B(ブルー)の各色のアナログ
画像信号を独立に得ることができるカラーセンサ14、
及び各色毎に信号増幅するためのアンプ、さらに8ビッ
トデジタル信号に変換するためのA/D変換器を有す
る。
【0026】シェーディング補正部102で各色毎にシ
ェーディング補正された信号はシフトメモリ部103で
色間、画素間のズレを補正され、後述の色判定部112
及び光濃度変換ための対数補正を行なうLOG変換部1
04に送られる。
【0027】LOG変換部104の出力である濃度信号
Y(イエロー)、M(マゼンタ)、C(シアン)は黒生
成部105に入力され、例えばMin(Y、M、C)よ
り黒信号Bkが生成される。
【0028】さらにマスキング/UCR部106では黒
生成部105の出力Y、M、C、Bk信号に対し、カラ
ーセンサーのフィルター特性やトナー濃度特性が補正さ
れ、下色が除去された後、4色の信号のうち現像される
べき1色が選択される。
【0029】次に各色の画像信号は濃度変換部107に
おいてプリンタの現像特性やオペレーターの好みに合わ
せて濃度変換された後、トリミング処理部108におい
て画像信号の所望の区間が編集処理された後、レーザ変
調部205に送られ、レーザ光に変換され感光ドラムに
照射される。
【0030】同期信号生成部109では、レーザ変調部
205から送られてくる各ラインのプリントに同期した
水平同期信号BD(ビームディテクト)信号や垂直同期
信号ITOP(イメージトップ)信号に基づいて画像処
理回路49内部で使用する水平同期信号HSYNCや画
素同期信号CLK等を生成し、各処理部に送る。
【0031】原稿位置検値部110ではシェーディング
補正を終えたグリーン(G)信号に基づいて原稿の位置
やサイズを検出する。また変倍/移動処理部111はシ
フトメモリへのデータの書き込み、読み出しの周期やタ
イミングを制御して画像の変倍や移動を実現する。
【0032】113はパターン生成部であり、CCD読
取部101からの画像信号の代わりに一定濃度の信号を
出力したり、または後述する感光体ドラム面上に形成さ
れるトナー濃度検知用画像を出力するために使用され
る。
【0033】次に、図1における画像処理動作と機構系
動作について説明する。
【0034】ピックアップローラ32またはピックアッ
プローラ33によって給紙された転写紙63は、給紙ロ
ーラ30または給紙ローラ31によってレジストローラ
29まで搬送されて斜行が取り除かれ、一定量のループ
を形成して光学系のスキャンと転写ドラム27に巻き付
けるタイミングとなるまで待機する。次いで、レジスト
ローラ29は回転し、吸着帯電器21とその対向電極を
兼ねる吸着ローラ28により転写紙63が転写ドラム2
7に吸着される。また、これと略同時に光学系(原稿走
査ユニット)はスキャンニングを開始し、撮像素子14
で読み取られた画像は画像処理回路49に取り込まれ
る。
【0035】そして、画像処理回路49にて、画像信号
は前述のように色分解され種々の色補正処理がなされ、
レーザ変調部205によりレーザ光に変換されてポリン
ゴンミラー18により感光ドラム19上を偏向走査さ
れ、帯電器(図示せず)により一様帯電されている感光
ドラム19を露光して潜像を形成する。
【0036】この潜像に対してマゼンタトナー用の現像
器5d、シアントナー用の現像器5c、イエロートナー
用の現像器5b、ブラックトナー用の現像器5aが所定
のタイミングで水平移動を行ない現像処理を行なう。
【0037】感光ドラム19上に形成されたトナー像
は、吸着された転写紙63に転写帯電器22で転写され
る。この一連の動作を必要現像色の数だけ繰り返した
後、分離帯電器23a,23bにより転写ドラム27の
吸着力が弱められてA面分離またはB面分離の動作が行
なわれる。その際、転写紙の分離による剥離放電による
画像乱れを防止する分離帯電器24により、高圧が印加
される。定着ローラ6a加圧ローラ6bでトナーが転写
紙に定着された後に転写紙は排紙トレイ6cに排紙され
る。
【0038】次に、図6〜図10により、各現像器内部
におけるトナー濃度検知、及び転写材保持体27の非転
写領域に対応する感光ドラム19上に形成される現像の
トナー濃度検知について説明する。
【0039】図6は図1における各現像器5a、5b、
5c、5dの外観図である。各現像器のトナーホッパは
図1現像器移動台(不図示)の上部に配置され、各トナ
ーホッパにはフレキシブルな補給連結部が用意され、各
現像器がどの位置に来てもトナーを補給できるようにな
っている。各トナーホッパから供給された各トナーは、
トナー補給口305に供給され、不図示のスリーブモー
タの駆動により回転する2本のスクリュー303により
図6矢印方向に循環するように構成されている。
【0040】本実施例で使用したトナーは、イエロー、
マゼンタ、シアン、ブラックで色純度、透過性に有利な
2成分現像方式を採用している。イエロー、マゼンタ、
シアンのトナーは、ポリエステル系樹脂をバインダーと
し各色の色材を分散させて形成されている。これらのト
ナーの近赤外光(960nm)での反射率は80%であ
る。
【0041】一方ブラックトナーはポリエステル系樹脂
をバインダとし、着色材としてカーボンブラックを用い
たものであり、ブラック単色コピー時のランニングコス
トの低減に役立っている。このブラックトナーの近赤外
光(960nm)での反射率は10%以下である。また
感光ドラム19の近赤外光(960nm)の反射率は約
40%である。なお感光体ドラム19はOPCドラムで
ある。
【0042】マゼンタ現像器5d、シアン現像器5c、
イエロー現像器5dは現像器内部で光学的にトナー濃度
を検知する方法を採用している。
【0043】図7は現像器の断面図であり、同図におい
て301は現像スリーブ、303はスクリューである。
トナー濃度検知センサ500は図7に示されるような位
置に配置され、現像する直前のトナー濃度を検知するよ
うになっている。トナー濃度検知センサ500は図8に
示すような構成になっており、図7のトナー濃度検知部
500を上方から見たものである。501は透明な部材
で構成された検知窓であり、現像剤と接触する側はトナ
ーやキャリアが付着しないように例えば表面エネルギー
の低いテフロン系シートでおおわれている。503はオ
ートトナーレギュレータランプ(以下ATRランプとい
う)であり、このランプ光の現像剤からの反射光を受光
部502で受けとることによってトナー濃度を検知して
いる。このランプの分光分布は、トナー剤によって選択
される。例えばトナー樹脂からの反射光が得られる波長
900〜1000nmの分光分布をもつLEDが使用さ
れる。受光部502はATRランプ503の直接光を受
光し、ATRランプ503の初期状態値と比較すること
によって、受光部502の信号量に対して経時変化など
の補正をかけられるようになっている。
【0044】サービスマンが本機械の使用開始時あるい
は調整時に所定トナー濃度に維持された各現像剤を現像
器5b、5c、5dに設置し、この所定トナー濃度に維
持された各現像剤に対して、トナー濃度検知動作を行な
い、このときの現像剤からの反射光を受光部502で受
け取ったデータをマゼンタトナーデータSGiM、シア
ントナーデータSGiC、イエロートナーデータSGi
YとしてRAM44に記憶する。また同時にATRラン
プ503からの直接光を受光部504で受けとったデー
タをRFiM,RFiC,RFiYとしてRAM44に
記憶しておく。これらSGiM,SGiC,SGiY,
RFiM,RFiYの6つのデータは電源を切ってもデ
ータが破壊されないようにバックアップされたRAM領
域に格納しておく。以下マゼンタトナー濃度制御につい
てのみ説明し、シアン、イエロー、トナー濃度制御は同
様のため、説明を省略する。
【0045】これに対し、画像形成中に受光部502で
読み取ったデータをSGcM、同様に受光部504で読
み取ったデータをRFcMとする。トナー濃度が低下す
ると現像剤からの反射信号が減るため、トナー補給動作
を行なう。トナー補給動作を行うためのトナー補給時間
Tstを決定する。以下にTstの算出式を示す。なお
Kは定数である。 Tst=(SGiM−(RFiM/RFcM)×SGc
M)×K このように決定されたトナー補給時間Tstにより補給
が行なわれ、初期トナー濃度が所定濃度範囲内で維持さ
れる。
【0046】図11にトナー濃度検知動作のタイミング
チャートを示す。現像位置Ps(図9)での静電潜像の
先端(VIDEOdVの立上り)に同期して、各現像色
対応の不図示のスリーブクラッチ(図示せず)によりス
リーブモータ(図示せず)の駆動が伝達されてスクリュ
ー303も回転し、現像器内で攪拌動作が行なわれる。
停止状態でのトナー濃度の影響をなくすため、その後し
ばらくたって(Twait)からATRランプ503を点灯
し、トナー濃度検知動作を複数回行なったのち、ATR
ランプ503を消灯してトナー補給量の計算を行ない、
トナー補給動作を行なう。これらのトナー濃度検知、ト
ナー補給動作と同時に現像も行なわれ、現像器によって
静電潜像は現像されることとなる。
【0047】図9はブラック現像器5aによる感光ドラ
ム19への現像中の様子を示している。現像された画像
は現像位置PSから距離lP分下流にある点Ppに対向し
た位置にあるブラックトナー濃度検知センサ600によ
り検知される。ブラックトナー濃度検知センサ600は
図10に示されるように、発光ランプ603と発光ラン
プ603の直接光受光部604と、感光ドラム19上の
トナー像からの反射光受光部602から構成され、さき
ほどのトナー濃度検知センサ500と同じように経時変
化の補正などをかけるようになっている。
【0048】具体的には前述したマゼンタトナーのトナ
ー濃度制御と考え方は同じである。
【0049】本機械の使用開始時あるいは調整時にサー
ビスマンが所定トナー濃度に維持されたブラック現像剤
に対して画像形成時と同様にトナー濃度検知用画像の出
力を行ない、現像を行なってトナー濃度検知動作を行な
う。このときの感光ドラム19からの反射光の受光部6
02と直接光受光部604のデータをそれぞれSGiB
k,RFiBkとし、バックアップされたRAM44領
域に格納しておく。ブラックトナー濃度が低下してくる
と、感光体ドラム19上のトナーに吸収される光量が減
り、最終的には感光体ドラム19からの反射光が増加す
るため、受光部602での受光量が多くなる。
【0050】画像形成中に受光部602でブラックトナ
ー濃度検出用トナー像を読みとったデータをSGcB
k,このときの受光部604で読み取ったデータをRF
cBkとするとトナー補給時間Tstは、 Tst=((RFiBk/RFcBk)×SGcBk−S
GiBk)×K (Kは比例定数) のように表わされる。
【0051】図12にブラックトナー濃度検知動作のタ
イミングチャートを示す。
【0052】Tdvは図7の感光ドラム19のPlから
Sまでの距離の移動に要する時間である。またTpは
図5のPlからPpまでの距離の移動に要する時間であ
り、Tpatchはトナー濃度検知用画像の出力時間であ
る。
【0053】また、このときの濃度検知用トナー画像の
感光ドラム19上の軸方向の範囲は、ブラックトナー濃
度検知センサ600の軸方向の長さ分で十分である。
【0054】このように形成された濃度検知用のトナー
像はTP時間後にブラックトナー濃度検知センサ600
の検知位置にくるため、発光ランプ603を点灯しトナ
ー濃度検知を行なう。するとCPU42がトナー補給量
を決定し、必要に応じて不図示のブラックトナーホッパ
から現像器5aへ補給動作を行なう。このとき発光ラン
プ603の分光分布については感光ドラム19の劣化を
防ぐように感光ドラム19による吸収のない波長が選択
されており、これも900〜1000nmの分布をもつ
LEDが使用される。
【0055】次に本実施例における画像形成条件の設定
について図14を用いて説明する。図14は図1と図2
から画像形成条件の設定に必要な部分を模式的に示した
ものである。
【0056】図14において、一次帯電器250に所要
の高圧を給電する一次高圧電源251、感光体ドラム1
9に与える帯電量を所望の値に制御する一次帯電器25
0のグリッドに所要のバイアス電圧を給電するグリッド
バイアス電源252、現像装置5aあるいは5b、5
c、5dに所要の現像バイアス(通常は交流電圧に直流
電圧を重畳させたもの)を印加する現像バイアス電源2
53をそれぞれ制御するCPU42が設けられている。
環境センサ201からの湿度及び温度に関するデータ信
号はこのCPU42にA/Dコンバータ203を介して
入力され、また、感光体ドラム19の表面電位を検知す
る電位センサ200からの出力信号もCPU42にA/
Dコンバータ203を介して入力される。また感光体ド
ラム19の表面上のトナー濃度を計測するためのトナー
濃度センサ600もA/Dコンバータ203を介してC
PU42に入力される。
【0057】以下、上記構成の制御系の動作について説
明する。
【0058】図15はグリッドバイアス電圧(横軸)と
感光体ドラム19の表面電位(縦軸)との関係を示すグ
ラフであり、図中のカーブVDは光照射されないときの
表面電位を表わし、また、カーブVLは光照射されたと
きの表面電位を表わす。同図より、表面電位VD、即ち
帯電量は使用範囲内ではグリッドバイアス電圧VGに比
例している。また、光照射後の表面電位VLも同様の傾
向があるが、グリッドバイアス電圧VGの変化量に対す
る変化の割合、即ち比例係数はVDの方がVLの場合より
大きい(図15に示すように、VDの比例係数をα、VL
の比例係数をβとすると、α>βの関係にある)。そこ
で、画像形成動作を行なう前に制御手段18は予め設定
されたグリッド電圧VG1及びVG2でのVD、VLの電圧値
をそれぞれ電位センサ200によって測定し、各測定デ
ータから図15に示すようなグリッド電圧の変化に対す
るVD、VLの帯電カーブを想定する。その後、実際に画
像を形成する際には、上述の動作で得られた帯電カーブ
から、画像コントラストVCONT、即ち後述の現像バイア
スの直流分と光照射後の表面電位VLとの差分又はVD
Lが所定の値になるようなグリッド電圧をCPU42
を用いて演算により求め、これによってグリッドバイア
ス電源252を制御する。さらに、CPU42は画像の
白地に対応する部分(本実施例の場合には反転現像法を
使用しているのでVDに相当する部分)にトナーが付着
しないようにVDより一定電位VBだけ低い値の現像バイ
アスを計算により求め、これによって現像バイアス電源
253を制御する。
【0059】図16は同一画像形成条件にてプリントし
たときの湿度に対する画像濃度の影響を示すグラフであ
り、同図に示すように、同一画像形成条件では湿度が低
いほど濃度が低下し、湿度が上昇するにつれて濃度が上
昇する。従って、湿度を検知してこの検知湿度に対応し
たコントラスト電位VCONTを求め、その値を基にして画
像形成条件を設定するようにすれば、環境条件の変動に
かかわらず安定した画像を得ることが可能になる。ま
た、同図に示すように、色の相違により湿度に対する濃
度が異なるため、各色毎に画像形成条件を可変にしてお
けば、現像剤の色の違いによる画像濃度の違いをも補正
することができる。
【0060】次に図17のフローチャートを用いて画像
形成条件の決定の様子を詳細に説明する。図17に示さ
れる処理Aは、現時点までの環境履歴を考慮して現時点
で最適な環境コントラスト電位VCを計算するものであ
る。この処理Aは画像形成時以外でかつ新たな環境デー
タを環境センサ201から受けとったときに自動的に行
なわれ、常に最新の環境履歴により環境コントラスト電
位VCが計算されるようになっている。
【0061】温度センサと湿度センサから構成される環
境センサ201のデータをタイマ206を用いて、例え
ば30分毎に1回測定し、又は30分間に数回測定した
平均値を8時間分メモリ(RAM44)に格納してお
く。新たに30分経過した場合には最も古いデータをと
り除き、最新8時間分のデータを格納しておくものとす
る。また電源投入時などでCPU42が動作したばかり
で過去のデータがない場合には(S2001)、現時点
での環境データを8時間分のデータとしてメモリに格納
しておく(S2002)。次に、この8時間分の環境デ
ータから水分の混合比(絶対湿度)を所定計算式により
求め、RAM44に格納しておく。また、8時間分の環
境データから過去2時間、4時間、8時間の混合比(絶
対湿度)のそれぞれ平均値x、y、zを求める(ブロッ
クS2003)。これらの平均値x、y、zは以下に示
す条件判断に使用され、後述するコントラスト電位算出
時の変数Hとして使用される。まず、判断ブロックS2
004において2時間平均値xが混合比16.5g以上
かどうかの判断を行ない、16.5g以上なら、コント
ラストフラグをCONT1にする。これは、2時間以上
高湿状態が続いたことを示している。次に、判断ブロッ
クS2005において現在値wが16.5g以上かどう
かの判断を行ない、16.5g以上ならばコントラスト
フラグをCONT2にする。これは2時間低湿状態であ
ったが現在高湿状態に向かいつつあることを示してい
る。次に、判断ブロックS2006において8時間の平
均値zが9g以上かどうかを判断し、9g以上ならばコ
ントラストフラグをCONT3にする。これにより湿度
は8時間以上中湿状態であることが指示される。次に、
判断ブロックS2007において4時間の平均値yが9
g以上かどうかを判断し、9g以上ならばコントラスト
フラグをCONT4にする。これは低湿状態から中湿状
態に向かっているということを示している。そして、上
記以外の場合、即ち4時間の平均値yが9g以下である
場合には低湿状態と判断してコントラストフラグをCO
NT5にする。
【0062】因みに、以上の処理は低湿状態から高湿状
態に向かう場合と高湿状態から低湿状態に向かう場合と
でトナーの吸湿脱湿の速さが異なるために行なう。即
ち、画像濃度は絶対湿度に比例するが、これは雰囲気の
湿度ではなくトナーがどれだけ吸湿しているかによって
決定されるため、上述の条件判断が行なわれるのであ
る。
【0063】次に、ブロックS2008においてコント
ラストフラグによりコントラスト計算の変数Hを決定す
る。これは、例えばCONT1の場合には完全に高湿状
態に調湿されているので、変数Hは2時間の平均値xに
なる。また、CONT2の場合には低湿状態と高湿状態
の中間状態であるから、変数Hは2時間の平均値xと現
在値wの平均値である(x+w)/2となる。
【0064】コントラスト電位計算の一般式は、VC
環境コントラスト電位、a、bを係数とすると、 VC=aH+b となる。ここで、Hは上述の変数である。表1はコント
ラストフラグ(CONT1、CONT2、CONT3、
…)と現像色(マゼンタM、シアンC、イエローY、ブ
ラックBK)に対応する変数H、係数a、bの一覧表の
一部である。この内容をROM43に格納しておき、コ
ントラストと現像色情報からから計算式の係数a、bと
変数Hの選択方法を検索すればよい(ブロックS200
8)。この検索結果より環境コントラスト電位VCを計
算する(ブロックS2009)。
【0065】この動作を4色分繰り返し(S201
0)、マゼンタ、シアン、イエロー、ブラックのトナー
に対する環境コントラスト電位VC、VC(M)、V
C(C)、VC(r)、VC(Bk)決定する。
【0066】
【表1】
【0067】図18は上記計算式をプロットしたもので
ある。同図に示すように、各色毎に係数を変えているの
で、図16に示す色毎による濃度変化の違いも吸収して
補正できるようになっている。
【0068】次に、処理Bについて、図14、図19を
用いて説明する。処理Bは前述の図15に示したグリッ
ドバイアス電圧VGと表面電位VSとの関係をレーザ点灯
時及びレーザ消灯時にそれぞれ測定するものである。
【0069】なお、本実施例において、レーザ変調部2
05への画像信号VIDEOは8ビットであるためレー
ザ消灯時の時はVIDEOP=00H、レーザ点灯時のと
きはVIDEOP=FFHを意味するものとする。また本
処理においては、潜像形成動作は行なうが、現像、転写
動作は行なわれないように制御されている。
【0070】通常の画像形成シーケンスと同様にCPU
42は感光体ドラム19を回転させ、一次高圧電源25
1をオンにする。次にグリッドバイアスVG=VG1を出
力するように高圧制御回路204の設定を行い、グリッ
ドバイアスVG=VG1を出力する(S1100)。その
後図13に示す、パターン生成部113に対して、レー
ザOFF用データVIDEOP=00Hとなるような、パ
ターンが画像信号VIDEOPとして出力されるように
設定し、レーザOFF状態を作り出す。感光ドラム19
上での一次高圧供与位置、レーザ露光位置電位測定位置
は、それぞれ異なるためこれらの距離関係は制御を行う
上で考慮されるようになっていることはいうまでもな
い。
【0071】グリッドバイアスVG=VG1 でレーザO
FF状態の潜像が電位センサ200の位置に来たとき感
光体ドラム19の表面電位、VD1を測定し、メモリ(R
AM44)に格納する(S1101)。次に、グリッド
バイアス電位VGは変えずに、レーザ点灯状態を作り出
すために、パターン生成部111に対して、レーザON
用データVIDEOP=FFHとなる設定を行い、レーザ
を点灯し、最大光量により感光体ドラム19を照射し、
レーザ光照射後の表面電位VL1 を測定し、メモリに格
納しておく(ブロックS1102)。次に、図15のV
D2、VL2を測定するためにグリッドバイアス電源252
からのグリッドバイアスをもう1つの所定値VG2にし
(ブロックS1103)、同様にしてVL2を測定してメ
モリに格納する(ブロックS1104)。次に、VD2
測定するためにレーザを消灯し、VD2を測定してメモリ
に格納する(ブロックS1105)。そして、一次高圧
電源251、グリッドバイアス電源252をオフにして
動作を終了する。
【0072】なお、レーザのオン/オフの順序、グリッ
ドバイアス電圧VG1、VG2の出力タイミングはシーケン
スの都合により変更してもよい。また、本実施例ではレ
ーザ点灯時及び消灯時の電位の測定を行なったが、ま
た、処理Aと処理Bは互いに独立しており、どちらを先
に行なってもよい。
【0073】次に、処理Cについて図20に基づいて説
明する。なお、処理Cは必ず処理A、Bを行なった後で
行なわなければならない。
【0074】処理Cは、処理Aで求められた環境履歴を
考慮した環境コントラスト電位VCを基本的にはコント
ラスト電位として、各トナー色に対する最適なグリッド
電圧VGと現像バイアス直流分Vdbを求めるものであ
る。
【0075】このため、以下の説明ではコントラスト電
位VCONT=環境コントラスト電位VCとして説明をす
る。
【0076】まず、VG1、VG2 及び測定データVD1
D2、VL1、VL2からVD及びVLの図15に示したそれ
ぞれの帯電カーブの傾斜α、βとα−βを次の式に従い
計算しておく(ブロックS1200)。
【0077】α=(VD2−VD1)/(VG2−VG1)、β
=(VL2−VL1)/(VG2−VG1
【0078】次に、メモリのバッファエリアに格納して
ある前述のかぶり取り電圧VBと処理Aで計算した環境
コントラスト電圧VCを読み出し、コントラスト電位V
CONTとする(ブロックS1201)。そして、グリッド
バイアス電圧VGはこのVCONTとVBの和が得られる電圧
に決定される。即ち、以下の計算を行なう(ブロックS
1202)。
【0079】VG=(VCONT+VB−(VD1−VL1))/
(α−β)+VG1 上記計算式によりグリッドバイアス電圧が求まると、次
にVDを計算により求める(ブロックS1203)。
【0080】VD=α(VG−VG1)+VD1 さらに、ブロックS1204において現像バイアスの直
流分Vdbを求める。
【0081】Vdb=VD−VB
【0082】以上の処理が4色について終了したと判断
すると(判断ブロックS1205)、処理を終了する。
【0083】以上によりグリッドバイアス制御値VG
現像バイアス制御値Vdbがマゼンタ、シアン、イエロ
ー、ブラックの4色分について求められたことになる。
【0084】このようにして求められたグリッドバイア
ス及び現像バイアスは環境条件が考慮されており、ま
た、色毎の環境条件に対する差異も考慮されているため
極めて安定した適性濃度の画像が得られる。
【0085】次に本発明の主目的である出力濃度安定制
御について説明する。
【0086】出力濃度安定制御は大きくは高濃度出力安
定制御、中濃度出力安定制御、低濃度出力安定制御の3
つに分類される。
【0087】また、出力濃度安定制御を正確に行なうた
めのトナー濃度のセンサ検出用窓の汚れによる検出誤差
の補正制御と感光ドラムの電位振れ確認制御が行なわれ
る。
【0088】ここで出力濃度安定制御の概要について説
明する。
【0089】出力濃度安定制御はブラックトナー濃度検
知センサ600を用いて、所定画像形成条件で順次形成
した一定濃度の各色のトナー像を順次読み取り、この読
み取ったデータから各色ごとの画像形成条件にフィード
バックをかけるものである。
【0090】このため、ブラックトナー濃度検知センサ
600のセンサ窓汚れ補正制御や感光ドラムの電位振れ
確認制御が必要となる。
【0091】(センサ窓汚れ補正制御)前述した初期の
ブラックのトナー濃度を記憶させる作業以前にブラック
トナー濃度検知センサ600を動作させトナーの付着し
ていない感光体ドラム19の濃度を検知させる。
【0092】このとき受光部602で読み取ったデータ
を所定値SGidrm又はその近傍になるように不図示の調
整機能を用いてセンサ600の出力を調整し、かつこの
ときの受光部604のデータをRFidrmとして、バック
アップしておく。
【0093】その後再びトナーの付着していない感光体
ドラム19を検知させたときの受光部602、604の
読み取りデータをそれぞれSGcdrm、RFcdrmとすると
SGcdrm×RFidrm/RFcdrmとSGicdrmが異なる場
合にはブラックトナー濃度センサ600の窓501がト
ナーで汚れていると考えられる。このためこの窓汚れに
対する補正値Dcrctを以下の式で計算しておく。 Dcrct=SGidrm/(SGcdrm×RFidrm/RFcdrm) これをブラックトナー濃度センサ600の受光部602
の読み取りデータに乗ずることにより補正する。
【0094】センサ窓汚れ補正制御について図21のフ
ローチャートを用いて説明する。
【0095】センサ窓汚れ補正値Dcrctを求めるために
は感光ドラム上にトナーの付着していない面が必要とな
るため、感光体ドラム19をクリーニングするため回転
させる(S1300)。感光体ドラム191回転以上ク
リーナ20でクリーニングされ、かつその面がブラック
トナー濃度検知センサ600の対向位置まで来るのを待
つ(S1301)。その後ATRランプ603を点灯さ
せ(S1302)、トナーの付着していない感光体ドラ
ム面を読みとり、このときの受光部602で読み取った
データをSGcdrm、同時に受光部604の読み取りデー
タをRFcdrmとしてRAM44に格納する(S130
3)。
【0096】そして、前述の窓汚れ補正値Dcrctを計算
する(S1304)。
【0097】窓汚れ補正値Dcrctが所定範囲内に入り切
らない(S1305)場合(例えば60%以下又は20
0%以上)には窓汚れがひどいものとして、窓汚れを行
なう旨の表示を出力し(S1308)、以後画像形成動
作を受けつけなくする。
【0098】窓汚れ補正値Dcrctが所定値以内であって
も後述する出力濃度安定制御に使用できないくらい汚れ
ているとき(例えば70%以下又は150%以上)に
は、窓汚れエラーフラグをセットして(S1309)動
作を終了する。逆に汚れていない場合には窓汚れエラー
フラグをリセットし、(S1307)、窓汚れ補正値D
crctをRAM44のバックアップ領域に格納しておき、
(S1310)動作を終了する。
【0099】(電位振れ確認制御)電位振れ確認制御は
回転する感光体ドラム19の表面上に所定光量のレーザ
光を連続的に照射し、その照射された位置を電位センサ
200で連続的に測定することにより、感光体ドラム1
9上の表面電位むらを検知し、画像形成動作に使用可能
か、または後述する出力濃度安定制御に使用可能な感光
体ドラム19であるかを判断するものである。
【0100】以下図22のフローチャートを用いて説明
する。
【0101】まず、制御を開始するために、不図示のモ
ータを回転させることにより感光体ドラム19を回転さ
せ、前露光ランプ254をONする(S1400)。そ
の後一次高圧電源251、グリッドバイアス電源252
を高圧制御回路204を介してONする(S140
1)。前露光ランプ254による感光体ドラム19の電
気的なクリーニングを確実なものにするために、感光体
ドラム19を1回転以上回転させるまで待つ(S140
2)。その後、感光体ドラム19に所定光量(例えばV
IDEOP=20H)のレーザが照射されるように画像
処理回路49内のパターン生成部113を設定し、レー
ザをONする(S1403)。
【0102】以後感光体ドラム19の一周分連続的に、
電位センサ200により電位の測定を行ない(S140
4)、測定データをRAM44に格納しておく。一周分
の測定終了後(S1405)、別のレーザ光量で電位振
れ確認制御を行なう場合にはS1403からS1405
を繰り返す(1406)。
【0103】本実施例の場合には、レーザ光量による測
定誤差をなくすためのVIDEO=20HとVIDEO
=70Hで2回測定を行なう。必要に応じてサンプルレ
ーザ光量を増減させることは可能である。
【0104】測定終了後、RAM44に格納されている
測定データの最大値、最小値を決定し(S1407)、
この差が、画像形成動作に影響を与える程大きい場合
(例えば40V)には(S1408)操作部51に電位
振れエラー表示を行ない(S1412)、以後の画像形
成動作を禁止する。
【0105】また、最大最小値の差がエラーリミッタ値
より小さい場合でも後述する出力濃度安定制御に使用で
きないと判断した場合(例えば20V)には(S140
9)電位振れエラーフラグをセットし(S1411)終
了する。
【0106】逆に出力濃度安定制御に使用できる場合に
は電位振れエラーフラグをリセットし(S1410)終
了する。
【0107】(出力濃度安定制御)出力濃度安定制御に
ついて述べる前に、ブラックトナー濃度センサ600と
感光体ドラム19に付着したトナー濃度の関係について
図23を用いて説明する。
【0108】図23は出力画像濃度とブラックトナー濃
度センサ600の出力との関係を示したものである。
【0109】トナーが感光体ドラム19に付着していな
い状態におけるブラックトナー濃度センサ600の出力
値がSGidrmになるように前述のブラックトナー初期濃
度格納動作以前にセンサ600の出力は調整されてい
る。
【0110】図23から分るように、イエロー、マゼン
タ、シアンの色トナーは面積被覆率が大きくなり出力画
像濃度が大きくなるに従い、感光ドラム19単体のとき
より反射光量が大きくなり、センサ600の出力が大き
くなる。一方、ブラックのトナーは面積被覆率が大きく
なり出力画像濃度が大きくなるに従い、感光ドラム19
単体のときより反射光量が小さくなり、センサ600の
出力が小さくなる。
【0111】これらの関係を利用すると、反射特性の異
なるトナーでも、複写用紙にトナーを転写して定着する
ことなしに、センサ出力から出力画像濃度を正確に求め
ることができる。
【0112】図43は同一画像形成条件下でマゼンタト
ナーのトナー濃度が4%,5%,6%のときの画像信号
VIDEOとブラックトナー濃度センサの出力の関係を
示したものである。キャリアに対してのトナーの重量比
が大きくなればなるほど、すなわちトナー濃度が大きい
と同一VIDEO信号に対してのブラックトナー濃度セ
ンサ出力も大きくなることがわかる。
【0113】なおマゼンタトナーだけでなく、シアント
ナー、イエロートナーについても同様な実験結果が得ら
れる。また、本実施例における基準となるトナー濃度は
マゼンタ、シアン、イエローとも5%である。
【0114】前述した処理A、処理B、処理Cにより、
環境履歴、環境条件による出力濃度の変動要因がほぼ取
り除かれているため、いずれの環境においても図43に
示す特性をマゼンタトナー、シアントナー、イエロート
ナーが示すことが発明者の実験で確認されている。
【0115】次に一定濃度のマゼンタトナーを、感光体
ドラム19全面に付与して、かつ感光体ドラム19を回
転させながら、ブラックトナー濃度検知センサ600
で、測定したときの様子を図24に示す。感光体ドラム
19の偏心により、同一レベルの入力信号が感光体ドラ
ム19の一周の周期で上下にふれてしまうことが確認で
きる。したがって以後の出力画像安定制御での濃度測定
はこの偏心による信号誤差をなくすため、ドラム一周分
のデータの平均値を使うか、180°対向した2点の位
置でのデータの平均値のどちらかで計算する。
【0116】次に高濃度出力安定制御について図25〜
図27を用いて説明する。
【0117】(高濃度出力安定制御)この処理を行なう
ために出力画像を安定化させるために前述の処理A、処
理B、処理Cを行なう(S1500)。このとき処理C
においては各現像色のコントラスト電位VCONTは処理A
で求められた環境コントラストVCとして計算が行なわ
れる。次に前述のセンサ窓汚れ補正制御を行ない(S1
501)、窓汚れ補正値Dcrctを求めておく。この次
に、センサ窓汚れフラグをチェックし、出力濃度安定制
御が実行可能か判断する(S1502)。次に前述の電
位振れ確認制御を行ない(S1503)、電位振れエラ
ーフラグをチェックし、出力濃度安定制御が実行可能か
判断する(S1504)。
【0118】次に、以下に行なう出力濃度安定制御は現
像動作を伴うため、現像動作に必要な感光体ドラム19
の回転や、種々のI/Oの設定を行ない、また後述する
トナー濃度補正制御を行う現像色のときにはトナー濃度
検知動作を行えるように設定をしておく(S150
5)。
【0119】次に、本制御をマゼンタ、シアン、イエロ
ー、ブラックの各現像色の順で行なうとすると、処理C
で求められている現像色に対応する、グリッドバイアス
値をRAM44から求め、高圧制御回路204にセット
し、一次高圧グリッドバイアスを出力する(S150
6)。
【0120】次に現像すべき色の現像器を現像位置へ移
動する(S1507)。このとき処理Cで求めた現像色
の直流現像バイアスVdbを出力する。その後、前述した
ドラム偏心による測定誤差を少なくするための感光ドラ
ム19の一周のタイミング信号ITOPを待つ(S15
08)。ITOP信号入力後、転写ドラムのクリーニン
グ動作を行なう(S1509)。これは、転写ドラム2
7がトナーで汚れていると転写シート27a(図1)が
汚れてしまうのを防止するためであり、転写クリーニン
グファーブラシ261を含む転写クリーニング外ブラシ
部を転写シート27aに当接させ、かつ内ブラシ262
を内側からバックアップさせる。この状態で転写ドラム
27が回転し、かつ、転写クリーニングファーブラシ2
61が回転すると、転写クリーニング動作が行なわれ
る。
【0121】次に測定用画像として、画像処理回路49
内パターン生成部113にVIDEOP=FFHとなるよ
うに、出力画像データを設定する。また、トリミング処
理部108を利用して測定に必要な画像以外の画像デー
タが出力されないように設定することも可能である。
(S1510)。
【0122】その後ブラックトナー濃度検知センサ60
0でタイミングを合せ測定用画像の濃度測定を開始する
(S1511)。測定されたデータはATRランプ50
3の経時変化分を補正され、次々に一定間隔でRAM4
4に格納していく。感光体ドラム19一周分の測定が終
了したならば(S1512)、RAM44に格納された
濃度データを読み出し、平均値SFFHを計算する。平均
値SFFHは感光体ドラム偏心要因が排除されたデータと
なる(S1513)。
【0123】ここでこれまでの動作を4色分繰り返し
(S1514)、平均値SFFHを4色分求めておく。
【0124】次に求めた平均値SFFHに対してセンサ窓
汚れ補正値Dcrctを乗ずることにより、窓汚れ分の補正
を行なう(S1515)。次にを図23に示した関係を
記憶しているROM43の変換テーブルをアクセスし、
補正された平均値SFFH濃度データdFFHに変換する(S
1516)。ここで理想濃度データDFFHと、測定濃度
データdFFHの差が所定範囲内でない場合には(S15
17)、例えば高圧等の故障によるものとして、以後の
画像形成動作を認めず、濃度エラー表示を行なう(S1
518)。
【0125】ここで、パターン生成部113に設定する
画像信号VIDEOPと測定出力濃度dFFHと理想出力濃
度DFFHを表わしたものが図27である。本動作が行な
われているときのコントラスト電位Vcontは処理Aで求
めた環境コントラスト電位VCであるため、Vcontが機
内昇温による感光ドラムの特性の変化等により理想環境
コントラスト電位と一致しなくなり、高濃度領域での出
力濃度が理想値DFFと異なってしまう。
【0126】または本実施形ではマゼンタ、シアン、イ
エロー、ブラックのトナー濃度が基準濃度に対して±
1.0%内で制御されているが、本高濃度出力安定制御
実行時におけるトナー濃度が基準値である5%から多少
ずれていることにより測定出力濃度dFFHと理想出力濃
度DFFHが異なってしまう。
【0127】そこで本発明においては図43に示すトナ
ー濃度とブラックトナー濃度センサ出力との関係を各色
ごとにROM43に記憶しておき、現在のトナー濃度に
対しての測定濃度dFFHを基準濃度である5.0%のト
ナー濃度時の測定濃度dcFFHに補正する。これにより
トナー濃度が基準濃度と異なっていることによる濃度変
動分を測定出力濃度dFFHからなくすことができる。
【0128】この補正動作を図44を用いて説明する。
【0129】図44は画像信号VIDEO、ブラックト
ナー濃度センサ出力、濃度の関係を示したものである。
例えば測定用画像現像中に測定した現在のトナー濃度が
4.5%であり、このときの測定センサ出力をS0、基
準濃度である5.0%のときの理想センサ出力をS1
た4.5%のときの理想センサ出力をS2とすると現在
のトナー濃度が5.0%になったときのセンサ出力値S
Cは次式のように表現でき、これを計算する(S151
9)。
【0130】なお本実施例においては、感光ドラム19
に像形成しなくてもトナー濃度検知が可能なマゼンタ、
シアン、イエローの高濃度出力安定制御時にこの補正が
行われる。
【0131】
【外1】 測定した濃度でのセンサ出力値すなわちS0に対してこ
の濃度の理想センサ出力値S2がデータとして存在する
例を示したが、種々のトナー濃度での理想センサ出力値
を用意しておき、必要に応じて線形補間等の補間を行
い、測定値トナー濃度に対応する理想センサ出力値が求
められるようになっていればよい。この補正センサ出力
値SCに対して濃度変換を行ったものがdcFFHである。
【0132】このdcFFHを用いてコントラスト電位を
補正し、測定補正出力濃度dcFFHが理想濃度値DFFH
近づくようにする。このための計算式は環境コントラス
ト電位VCのコントラスト補正値をVCSとすると、 VCS=VC×(DFFH−dcFFH)/(DFFH) で求められる(S1520)。
【0133】この他にもレーザ出力パワー、1次帯電器
への電流、原稿露光量にフィードバックする方法も考え
られる。
【0134】また、求められた補正値VCSがあまり大き
いと、過剰動作することもあるため、リミッタ内(例え
ば計算された環境コントラスト電位VCの20%)にな
い場合には(S1521)補正値VCSにリミット値をセ
ットする(S1522)。その後、回転している転写ク
リーニング装置やレーザ、感光体ドラム19や高圧をO
FFし(S1523)動作を終了する。またここで求め
た各現像色の補正コントラスト電位VCSは電源を切って
も破壊されないバックアップRAM領域にタイマ206
内の日時データとともに格納しておく。このデータは制
御の履歴を確認する際に利用される。
【0135】(低濃度出力安定制御)これから説明する
低濃度出力安定制御は、前述した高濃度出力安定制御と
類似しているため異なる部分のみを図28を用いて説明
する。異なる部分とは、サンプル画像データを2回出力
することと、フィードバック方法である。
【0136】S1600〜S1609については前述の
S1500〜S1509と同じであるため説明を省略す
る。このように低濃度出力安定制御に必要な処理A、処
理B、処理C、センサ窓汚れ補正制御、電位ブレ確認制
御を行う。
【0137】次にS1610からS1619においてV
IDEOP=10H、VIDEOP=20Hとしてパターン
生成部113に設定し、この潜像に対する現像動作を行
い、ドラム偏心やATRランプ503の経時変化や電源
変動による影響をなくしたデータS10H、S20Hを4色分
求める。
【0138】これら求めた各現像色のS1OH、S2OHに対
して、センサ窓汚れ補正制御で求めた窓汚れ補正値Dc
rctを乗じ、窓汚れ補正を行う(S1620)。
【0139】次に、補正されたS1OH、S2OHのデータに
対して前述のトナー濃度補正を必要色のみ行い、図23
に示すセンサ信号−濃度テーブルにより濃度変換を行
い、これらのデータをそれぞれd10H、d20Hとする。
【0140】この測定値d10H、d20Hと理想値D1OH
2OHとの関係を示したのが図29であり、理想値
1OH、D2OHは実線で、補正された測定値d10H、d20H
は点線で示してある。
【0141】求められた補正測定値が所定範囲内(例え
ば理想値の±20%以内)に納まらない場合には高圧制
御系やレーザ露光系の故障であるとして(S162
2)、以後の画像形成動作を禁止し、エラー表示をする
(S1624)。
【0142】次に求めた補正測定値からx軸(VIDE
P)切片Vd0を求める。x切片Vd0はVIDEOP
をVd0に設定しても濃度0となる設定値である。x切
片の理想値VD0は00Hでなく、前述のかぶりとり電
位VBとは別に低濃度出力画像信号に対して濃度出力し
ないような値になっている。
【0143】ちなみに理想x切片VD0より計算値Vd
0が大きい場合にはハイライトとびの出力画像となり、
逆に小さい場合には白地となるべき部分にトナーがのっ
てしまうかぶった出力画像となる。
【0144】このようにVIDEOP=00Hとして不
安定なVd0を測定するのではなく比較的安定なVID
EOP=10H、VIDEOP=20Hの2点からVd0
を求めるところに本実施例の特徴がある。
【0145】次に求められたVd0を利用してかぶりと
り電位VBの補正値VBSを求める方法を以下に説明す
る。
【0146】かぶった出力画像に対してはVBの値を大
きくすることによりかぶりのない正常画像になることか
らVd0<VD0のときVBSが大きくなればよい。した
がって次式が算出される。
【0147】 VBS=((VD0−Vd0)/VD0)×VB このかぶりとり電位補正値VBSをVBに加えることによ
り、即ち、VB=VB+VBSとして前述の処理Cを行うと
計算値Vd0と理想値VD0が一致する(S162
5)。
【0148】かぶりとり電位補正値VBSが所定範囲内
(例えばVBの20%)に入らない場合には(S162
6)、かぶりとり電位補正値VBSをリミッタ値に設定
し、(S1627)これらの動作を4色分行い、その後
終了動作(S1628)を行い、動作を終了する。
【0149】また、ここで求めたかぶりとり電位補正値
BSは電源を切ってもデータの破壊されないバックアッ
プRAM領域にタイマ206内の日時データとともに格
納しておく。このデータは制御の履歴を確認する際に利
用される。
【0150】(中濃度出力安定制御)中濃度出力安定制
御は前述の高濃度出力安定制御、低濃度出力安定制御の
後で行われるのが望ましいが、単独での実行も可能であ
る。
【0151】以下中濃度出力安定制御について図31〜
図35を用いて説明する。中濃度出力安定制御の概略は
中濃度の階調パターンを出力し、これをセンサ600で
測定し、いわゆるγテーブルにフィードバックするもの
である。
【0152】まず最初に処理A、処理Bを行って環境コ
ントラスト電位VCやグリッドバイアスVGと明部電位V
L、暗部電位VDの関係を求めておく(S1700)。次
に以前に高濃度出力安定制御や低濃度出力安定制御を行
っている場合には各現像色ごとのコントラスト電位V
contを補正コントラスト電位VCSで補正する。
【0153】Vcont=VC+VCS またかぶりとり電位VBもかぶりとり電位補正値VBS
補正する(S1701)。
【0154】VB=VB+VBS このとき以前に一回でも高濃度出力安定制御、低濃度出
力安定制御が行われていれば、RAM44にバックアッ
プされている補正コントラスト電位VCSや補正かぶりと
り電位VBSを使用すればよい。
【0155】また一回も高濃度出力安定制御、低濃度出
力安定制御が行われていないときにはVCS=0、VBS
0として動作を行えばよい。
【0156】この補正されたコントラスト電位Vcont
かぶりとり電位VBを用いて処理Cを行い(S170
2)、各現像色のグリットバイアス値VG、現像バイア
ス直流分Vdbを求める。
【0157】その後必要に応じて窓汚れ補正制御や電位
振れ確認制御を行い(S1703、S1705)、窓汚
れや電位ブレが大きく高濃度出力安定制御が行えないエ
ラーが発生している場合(S1704、S1706)に
は動作を終了する。
【0158】次に現像動作を行うための感光体ドラム1
9の回転等を行い、かつトナー濃度補正動作が必要な現
像色の場合にはトナー濃度検知動作が行えるようにして
おき、(S1707)、処理Cで求めた各現像色のグリ
ットバイアス値VGを出力し(S1708)、現像器を
移動させる(S1709)。また転写ドラム27の表面
の汚れを防止するために転写クリーニング動作を行う
(S1710)。
【0159】次に、中濃度出力安定制御の特徴である出
力画像選択動作について説明する。出力濃度が不安定と
なる要因は環境変動によるものが大きく、また影響の出
方も現像色によって異なることが発明者の実験で確めら
れている。したがって環境変動時にのみ、出力する測定
用画像の濃度レベルや前回の測定後所定時間経過したと
き出力する測定用画像の濃度レベルや必ず出力する測定
用画像の濃度レベルを図30に示す様なテーブルとして
記憶しておき、各色ごと最適な出力濃度レベルを選択で
きるようになっている(S1711)。
【0160】以下の例では現像色マゼンタで前回測定か
ら所定時間経過している例を示す。この例では出力レベ
ルVIDEOP=40H、60H、A0H、E0Hとな
る。これらの出力レベルの画像をITOP信号に同期さ
せ必要回数分、必要色分出力し、かつセンサ600で測
定する(S1712〜S1717)。
【0161】このときのタイミング関係を示したもの
が、図35であり、VIDEOPを40H、60H、A
0H、E0Hと変化させ、それぞれの画像を感光体ドラ
ム1周分出力し、連続してセンサで検知し、感光体ドラ
ム19の偏心によるデータ誤差を補正する。またATR
ランプ603の経時変化分も補正しておく。
【0162】次にこれら測定したデータを窓汚れ補正値
Dcrctで補正し(S1718)、かつ必要色のみ前
述のトナー濃度補正を行い、補正されたデータを濃度デ
ータd40H、d60H、dAOH、dEOHに変換する(S171
9)。このとき各データは、単調増加していなくてはな
らないので単調増加しているか否かのチェックを行い
(S1720)、エラーがあったときには、後述するγ
テーブルの作成は行わない。この場合には、前回の補正
動作によって作成したγテーブル又は、基本γテーブル
を用いてγ補正を行う。
【0163】次に理想濃度データに対して一定の値以上
データがかけ離れているものは(S1712)、濃度デ
ータにリミツタをかけ、作成するγテーブルに不具合を
生じないようにしておく(S1722)。
【0164】この状態での出力画像信号VIDEOP
出力濃度の関係を示したものが図33である。測定デー
タは点線、理想データは実線で示している。点線は測定
点を一次補間して作成したものである。この例の場合理
想データに対して濃度が出ない状態であることがわか
る。
【0165】図32は画像処理回路49内の濃度変換部
107の入力(VIDEOi)と出力(VIDEOO)の
関係を示す。これは通常γテーブルと呼ばれ、各現像色
や操作部51の不図示の濃度キーの操作により実線部の
形状が異なる。本実施例では実線部にあたる基本γは図
34に示すγROM290に格納しておき、補正γはγ
RAM291に格納し、必要に応じてSWセレクト信号
292でSW293を切り換えて使用する。
【0166】図31に示すd40H、d60H、dAOH、dEOH
の値からそれぞれの理想値D4OH、D6OH、DAOH、DEOH
になるように逆変換を行い、図32に示す補正γを作成
する(S1723)。このとき測定された濃度データd
40H、d60H、dAOH、dEOH以外の濃度データの補正方法
は任意であり、一番簡単なものでは一次補間が挙げられ
る。この動作を4色分行う。
【0167】一般に基本γのテーブルは、Y、M、C、
Bkの色毎に異なるので上述の様にカラーパッチを色毎
に作成し、色毎に補正γテーブルを作成する。
【0168】γテーブル作成後、動作させた負荷を停止
し、(S1724)動作を終了する。
【0169】以上説明してきた画像安定化の各パラメー
タは機械内にある不図示のサービスマン専用入力キー及
び操作部51のキーを押下することによって操作部51
の表示部に表示可能であり、例えば表示部に液晶ディス
プレイを採用したときの表示例を図36、図37に示
す。
【0170】図36は最新の各パラメータの値を表示さ
せた場合であり、図37は現像色別の各パラメータの履
歴を表示させた場合である。これらの表示の切換は操作
部51のキーを用いて行う。これらのデータはサービス
マンによる調整時には適切なサービス情報となる。
【0171】次に今まで説明してきた画像安定化制御を
どのように使用していくかを図38のフローチャートを
用いて説明する。(画像安定化制御に用いられる種々の
パラメータはメモリにバックアップされているため、こ
こでは何も動作させていないという意味での電源投入か
らの説明を行う。)
【0172】電源投入後、現在の環境データを8時間バ
ッファに格納し、処理Aを行う(S1800)。通常、
電源投入時は定着ローラ6a、加圧ローラ6bの温度は
室温と同じになっている。定着ローラの温度を定着ロー
ラ温度検知センサ202で検知し、測定温度が所定温度
以下の場合には(S1801)、定着ローラウォーミン
グアップの時間を利用して以下に説明する画像安定化制
御を行う。
【0173】まず処理B、処理C(S1802)、セン
サ窓汚れ補正制御(S1083)、電位振れ確認制御
(S1804)、高濃度出力安定制御、低濃度出力安定
制御、中濃度出力安定制御(S1805)を行う。ま
た、これら一連の処理をZ処理ということにする。
【0174】この時重複する部分は必要に応じて省略す
ることができる。
【0175】また、センサ窓汚れ補正制御や電位振れ確
認制御において、窓汚れエラーフラグや電位振れエラー
フラグがセットされた場合には、新たにVCS、VBS、γ
テーブルの新規作成は行わず、以前の画像安定化制御に
よりバックアップされているデータで動作を行うものと
する。
【0176】次に画像形成動作の開始が操作部51から
指示されるまでの処理として、30分毎の新環境データ
の受けとりがあったときには、処理Aを行い(S180
7)、環境コントラスト電位VCを計算し直す。
【0177】次に環境データから計算される湿度データ
を監視しておき、以前のデータから所定値以上差がある
ときには、環境変化が大きいものとして、(S180
8)、前述の一連の処理Zを行う(S1809)。
【0178】これにより環境変動による濃度不安定要素
が取り除かれることになり、画像形成時に安定した出力
画像が得られる。
【0179】次に機械内のサービス用スイッチと操作部
51よりサービスモードで画像安定制御の各要素制御を
行う指示があるか否かを判断する(S1810)。指示
があったときの様子を図39に示す。
【0180】図39は操作部51に設けられている液晶
表示部であり、操作部51のカーソル移動キーを用いて
表示部に表示されているカーソル265を移動させ、選
択した位置で不図示のスタートキーを押すと、CPU4
2が選択された処理を判定し、選択した画像安定化制御
が単独で行えるようになっている(S1811)。
【0181】次に通常モードでスタートキーが押される
と、画像形成動作が開始される(S1612)。
【0182】このとき以前の画像形成動作から所定時間
経過していると(S1813)、明部電位VL、暗部電
位VDの電位が変化するものとして、処理B、処理Cす
なわち電位制御が行われる(S1814)。そして操作
部51から指定される色モードに基づいて使用すべき現
像器を決定する(S1815)。
【0183】次に画像形成時に計数している現像器使用
カウンタをチェックする(S1816)。
【0184】このとき使用する現像器で現像器使用カウ
ンタ数が所定値を越えているものがあったら、その現像
色のみ、高濃度出力安定制御、低濃度出力安定制御、中
濃度出力安定制御を行い、現像器使用カウンタをリセッ
トしておく(S1817)。
【0185】その後画像形成動作を行い(S181
8)、使用した現像器の使用カウンタを現像動作毎にカ
ウントupしておく(S1819)。指定された枚数分
画像形成動作が終了すると(S1820)、再び30分
毎の環境データの取り込みのチェックを行い(S180
6)、電源投入中以上の動作を続ける。
【0186】第1の実施例ではマゼンタ、シアン、イエ
ローの各トナーが、出力濃度安定制御とは別にトナー濃
度を基準値5.0%の濃度になるように制御されている
が、そのリップル分(変動分)が±1.0%あるため、
この濃度差をトナー濃度検知制御により、検知し、この
基準濃度との差すべてを出力濃度安定制御にフィードバ
ックすることを示した。
【0187】しかしながら、図7に示すように、トナー
濃度検知センサ500は現像中の現像スリーブ301上
のトナー濃度を検知しているわけではなく、現像直前の
トナー濃度を検知する構成となっている。
【0188】また不図示のホッパによるトナー補給も図
6に示すように補給後直ちにトナー濃度に影響を与えな
い。
【0189】このため第1の実施例で示した出力濃度安
定制御におけるトナー濃度補正において、測定トナー濃
度と基準濃度との差を一部を出力濃度安定制御にフィー
ドバックする第2の実施例が考えられる。この考え方を
図45のフローチャートを用いて説明する。
【0190】測定したセンサ出力値S0、測定濃度での
理想センサ出力値S2、基準トナー濃度(5.0%)で
の理想センサ出力値S1、現在の測定トナー濃度が基準
トナー濃度になったときのセンサ出力値SCとし、第一
の実施例と同様に
【0191】
【外2】 を計算し(S1900)、センサ出力値SCの濃度変換
値をdcFFHとしたとき(S1901)、まず理想値D
FFHと比較し、この差が所定範囲外α(例えば濃度差
0.05以上)の場合には(S1902)環境コントラ
スト補正値VCSを次式のように計算する(S190
3)。
【0192】
【外3】 例えばK=0.8に設定し、基準濃度での理想出力濃度
FFHと補正出力dcFFHの差の8割をコントラスト補正
に用いるようにする。このように第一実施例よりも少な
めに環境コントラスト補正値を設定しておけばノイズ等
の誤動作のときにも安全であるし、また濃度差をすべて
フィードバックに使用するときに比べ、発振的な制御に
なることを防止できる。逆に測定トナー濃度と基準濃度
の差が所定値α以内であるためには、環境コントラスト
補正値VCSに0を代入し、補正がかからないようにす
る。
【0193】以上高濃度出力補正についての例を示した
が、同様の考え方は低濃度出力補正に応用できることは
いうまでもない。
【0194】また、上述した実施例においてブラックト
ナーをポリエステル系樹脂をバインダとしカーボンブラ
ックを着色材として使用した2成分トナーを考えたが、
ポリエステル系樹脂をバインダとしてブルー、レッド、
イエローの顔料を着色材として使用したブラックトナー
を使用することも可能である。
【0195】このときこのブラックトナーの近赤外光
(960nm)での反射率は80%以上であり、上述の
実施例に示したマゼンタ、シアン、イエロートナーのト
ナー濃度検知方法と同じ方法でトナー濃度検知が可能と
なり、かつ測定トナー濃度値により出力濃度安定制御時
におけるトナー濃度補正も可能となる。
【0196】したがって感光体ドラムにトナー濃度検知
用現像領域を作成しなくてもよい。
【0197】また、このときの高濃度出力安定制御、低
濃度出力安定制御、中濃度出力安定制御での出力濃度変
換に用いるテーブルは図23に示したものではなく、図
40に示したものとなる。
【0198】このように濃度変換テーブルを図40に示
したものを用い、更に信号のS/Nを高めるためトナー
の付着のない状態でのセンサ600の出力、即ち、初期
信号値SGidrmを上述の実施例に比べ、低くすれ
ば、より良い制御が行える。
【0199】また、上述した実施例で示したブラックト
ナー濃度検知動作において、センサ窓汚れ補正値Dcr
ctを導入すると、トナー補給時間Tstは Tst=((RFiBk/RFcBK)×SGcBk・
Dcrct−SGiBk)×K と表現することができる。これによりブラックトナー濃
度センサ600の外周に付着しているトナーによる受光
部602の信号値の誤差が補正され、より正確なトナー
濃度検知動作が可能となる。
【0200】また、上記の実施例における高濃度出力安
定制御、低濃度出力安定制御、中濃度出力安定制御にお
いて、感光体ドラム19の偏心による測定誤差を補正す
るために感光体ドラム19上に一周分、所定濃度の画像
形成動作を行い、連続的に測定し、平均値をとって測定
値としているが、この方法はトナー消費量が多くなった
り、測定時間の長くなるという欠点を有している。
【0201】このため、図24に示す実測定信号が感光
体ドラム19の一回転の周期で変動していることから、
濃度測定用出力画像を感光体ドラム19の180°対向
した2つのエリアに形成し、測定し、この2エリアの測
定値の平均値をとれば上記の実施例の平均値と等価とな
る。このときの感光体ドラム上の出力画像概念図を図4
1に示す。またこのときの図35に対応するタイミング
チャートを図42に示す。
【0202】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
現像剤の内部のトナー濃度が基準濃度と異なる場合で
も、実際に記録媒体に形成される画像の階調制御を正確
に行うことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明を適用できるカラー複写装置の断面図で
ある。
【図2】図1の複写装置の構成を示すブロック図であ
る。
【図3】転写ドラムへの転写紙吸着状態を示す図であ
る。
【図4】転写ドラムへの転写紙吸着状態を示す図であ
る。
【図5】転写タイミング信号の出力タイミングを説明す
るための図である。
【図6】現像器の斜視図である。
【図7】現像器の断面図である。
【図8】現像器内の濃度検知方法を示す図である。
【図9】感光ドラムとその周囲に配置されたトナー濃度
検知手段を示す図である。
【図10】トナー濃度検知手段の断面図である。
【図11】現像器内のトナー濃度検知タイミングを示す
タイミングチャートである。
【図12】感光ドラム上のトナー濃度検知タイミングを
示すタイミングチャートである。
【図13】画像処理回路の詳細ブロック図である。
【図14】画像形成条件を制御する部分の構成を表わす
ブロック図である。
【図15】表面電位とグリットバイアス電圧の関係を表
す図である。
【図16】湿度と各現像色の濃度を示す図である。
【図17】環境コントラスト電位を求める処理を示すフ
ローチャートである。
【図18】環境コントラストと湿度の関係を示す図であ
る。
【図19】VD、VLを測定する処理を示すフローチャー
トである。
【図20】VG、Vdbを求める処理を示すフローチャー
トである。
【図21】センサ窓汚れ補正制御を示すフローチャート
である。
【図22】電位振れ確認制御を示すフローチャートであ
る。
【図23】ブラックトナー濃度検知センサ出力と各現像
色濃度の関係を示す図である。
【図24】感光体ドラム一周分の偏心による測定データ
を示す図である。
【図25】高濃度出力安定制御の処理を示すフローチャ
ートである。
【図26】高濃度出力安定制御の処理タイミングを示す
タイミングチャートである。
【図27】パターン生成部に設定した画像信号と出力濃
度との関係を示す図である。
【図28】低濃度出力安定制御の処理を示すフローチャ
ートである。
【図29】パターン生成部設定画像信号VIDEOP
出力濃度の関係を示す図である。
【図30】中濃度出力安定制御時に設定するVIDEO
Pを示す図である。
【図31】パターン生成部に設定した画像信号VIDE
Pと出力濃度の関係を示す図である。
【図32】濃度変換部の入力と出力の関係を示す図であ
る。
【図33】中濃度出力安定制御の処理を示すフローチャ
ートである。
【図34】濃度変換部の構成を示すブロック図である。
【図35】中濃度出力安定制御の処理タイミングを示す
タイミングチャートである。
【図36】画像形成条件の表示例を示す図である。
【図37】画像形成条件の履歴表示を示す図である。
【図38】画像安定制御の処理を示すフローチャートで
ある。
【図39】画像安定化制御の選択画面を示す図である。
【図40】特性の異なるブラックトナーを使用したとき
の出力濃度とセンサ出力の関係を示す図である。
【図41】感光体ドラム上に複数階調の濃度検知画像を
出力したときの概念を示す図である。
【図42】感光体ドラムに複数階調の濃度検知画像を出
力し、測定するときのタイミング示すタイミングチャー
トである。
【図43】トナー濃度を変えたときの出力画像とセンサ
出力の関係を示す図である。
【図44】トナー濃度と出力画像とセンサ出力と濃度の
関係を示す図である。
【図45】環境補正コントラスト値の計算方式を示すフ
ローチャートである。

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 トナーを含んだ現像剤を供給する現像手
    段を有し、記録媒体に像形成するための像形成手段と、 上記像形成手段により上記記録媒体にサンプル画像を形
    成するために、所定濃度のサンプル画像を表わす画像信
    号を発生する発生手段と、 上記発生手段から発生された画像信号に基づいて上記記
    録媒体に形成されたサンプル画像の濃度を測定する測定
    手段と、 上記現像手段の現像剤中のトナー濃度を検出する検出手
    段と、 上記測定手段により測定されたサンプル画像の濃度と上
    記検出手段により検出されたトナー濃度とに基づいて上
    記画像形成手段により形成される画像の階調を安定化さ
    せるための上記像形成手段の動作条件を決定する制御手
    段と、 を有することを特徴とする画像形成装置。
  2. 【請求項2】 上記現像手段は複数色の現像剤を有し、
    上記制御手段は各色毎に上記像形成手段の動作条件を決
    定する。
JP5227313A 1993-09-13 1993-09-13 画像形成装置 Withdrawn JPH0784426A (ja)

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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2006163380A (ja) * 2004-11-12 2006-06-22 Canon Inc 画像形成装置及び画像制御方法
CN100414449C (zh) * 2003-12-10 2008-08-27 株式会社东芝 图像形成装置和墨粉供给方法
JP2009128697A (ja) * 2007-11-26 2009-06-11 Canon Inc 画像形成装置及び制御方法

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