JPH0784093A - 配管除染装置 - Google Patents

配管除染装置

Info

Publication number
JPH0784093A
JPH0784093A JP5231256A JP23125693A JPH0784093A JP H0784093 A JPH0784093 A JP H0784093A JP 5231256 A JP5231256 A JP 5231256A JP 23125693 A JP23125693 A JP 23125693A JP H0784093 A JPH0784093 A JP H0784093A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
pipe
work
transmission body
movement
transmitter
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP5231256A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2903963B2 (ja
Inventor
Isao Nemezawa
勲 根目沢
Tomohiko Motoki
智彦 元木
Fusaaki Ozawa
房明 小沢
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Hitachi Ltd
Original Assignee
Hitachi Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Hitachi Ltd filed Critical Hitachi Ltd
Priority to JP5231256A priority Critical patent/JP2903963B2/ja
Publication of JPH0784093A publication Critical patent/JPH0784093A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP2903963B2 publication Critical patent/JP2903963B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Cleaning In General (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【構成】原子炉一次系配管内面に付着した放射性物質を
含む酸化物を機械的に除去するため、除染作業を実行す
る作業部本体と、作業部本体を配管軸方向に移動させる
移動伝達体と、移動伝達体に移動力を付与するための移
動力発生体と、作業部本体に動力を付与する作業動力伝
達体と、作業動力発生体を基本構成とし、除染対象配管
の系統に取付けられた弁等機器の開放された狭隘空間か
ら前記作業部本体及び作業動力伝達体を連結後挿入し、
挿入場所内部近傍で前記移動伝達体を連結し、弁等機器
の開放された狭隘空間の外部に設置された移動力発生体
及び作業動力発生体から移動力及び作業動力を付与する
よう構成した配管除染装置。 【効果】配管・機器を据付状態で除染出来ると共に、除
去量を正確とすることが可能となり、プラントの信頼性
が向上すると共に、効果的な除染ができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、原子力発電プラントの
原子炉一次系配管/機器及び付属設備等の固形化した放
射性付着物の除去/除染に係り、配管及び機器の線量当
量率の低減、しいては定検プラントのメンテナンス業務
他の被ばく線量当量低減に最適な放射性付着物の除去技
術に関する。
【0002】
【従来の技術】従来の放射性付着物の除去方法は、電解
研磨を行い配管内面より放射性付着物が剥離しはじめた
所を更にブラッシングにより強制的に剥離し除去する工
法等であった。
【0003】電解研磨の原理は、被除染配管内に電極を
設定しその上で電解液を流入する。次に被除染配管内面
側が陽極となるよう特性電極(陰性)を構成及び調整し
た後に、電気的な化学反応により被除染配管内面(陽極
側)に付着している放射性付着物を分解剥離させるもの
である。
【0004】従来の放射性付着物の除去方法を採用する
ための研磨装置構造及び機能を以下に説明する。
【0005】従来の除去方法に使用している研磨装置構
造は、電解研磨の際の陰極部材を構成する芯材とブラシ
と絶縁材ブラシサポート等から構成されている。
【0006】除染に際しては水密固定用治具に被除染配
管を立置きに設置して、内部に硫酸等の電解液を満た
し、除染装置に挿入する。
【0007】このとき被除染配管を陽極,芯材を陰極と
して、電解研磨した後研磨装置をシャフトを介して回転
させ、被除染配管内面をブラッシングすることにより放
射性付着物を除去していた。
【0008】従って、従来の放射性付着物除去方法は下
記理由により原子力発電プラントでの実機適用に際し制
限があり広用する上で困難であった。
【0009】 高線量当量の配管・機器の中で分解対
象となる配管・機器にしか適用出来ず、実機設置状態の
配管等への適用が極めて困難であった。
【0010】 配管系を除染する上で取付姿勢が一定
方向であり、発電プラントの配管系の複雑な形状への適
用が困難であった。
【0011】 除染装置を回転させる目的のシャフト
が設けられており、シャフト長さ・形状に制限があるた
め、被除染配管・機器の形状・大きさに制限が生ずるた
め適用が非常に限定されていた。
【0012】 除染の際、被除染対象物を分解・持出
し移動する必要があり除染のための準備作業に要する時
間及び被ばく線量が極めて増大し除染による低減効果と
比較し、総合的な効果に着目した場合あまり効果が得ら
れない欠点があった。
【0013】 電解液に浸し、特定の効果を得るため
に電解液の数回にわたる取替えが必要となり、又、電解
液の使用量から被除染対象物の大きさ・範囲に制限が生
じ、適用上問題があった。
【0014】 更に使用後の電解液(廃液)は極めて
放射性付着物を含んでおりその処理に苦慮していた。
【0015】 電解研磨等においては、電気的作用に
より除去するので除去量が不一定となり品質的な面での
検討が必要と考えられる。
【0016】
【発明が解決しようとする課題】前記従来技術では、原
子炉一次系及び付属設備(配管・機器)が設置状態のま
ま適用すること及び、配管等広い範囲にわたり適用する
点について配慮されておらず、又、電解液を使用するた
め使用量等から、被除染対象物に制限があり実機適用を
考えた場合、改善する余地があった。
【0017】本発明の目的は、前記従来技術の改善必要
点に鑑み機械研磨機能と洗浄機能をかねた除法方法にあ
る。更に除染装置として、遠隔からの操作で容易に配管
機器内を自走させかつ、研磨精度を向上させるため自動
調芯機能を持たせ、また、予想したクラッド除去量を機
械的に除去させることを考慮したことにより、配管等が
実機設置状態のままでクラッド除去が可能となり、配管
及び機器の表面線量当量率を低減することが出来、プラ
ント定検時の被ばく線量を大巾に低減することが可能と
なることにある。
【0018】
【課題を解決するための手段】前記の目的は、原子力発
電プラントの原子炉一次系配管内面に付着した放射性物
質を含む酸化物を機械的に除去する装置において、除染
作業を実行する作業部本体と、作業部本体を配管軸方向
に移動させる移動伝達体と、移動伝達体に移動力を付与
するための移動力発生体と、作業部本体に動力を付与す
る作業動力伝達体と、作業動力発生体を基本構成とし、
除染対象配管の系統に取付けられた弁等機器の開放され
た狭隘空間から前記作業部本体及び作業動力伝達体を連
結後挿入し、挿入場所内部近傍で前記移動伝達体を連結
し、弁等機器の開放された狭隘空間の外部に設置された
移動力発生体及び作業動力発生体から移動力及び作業動
力を付与するよう構成したことを特徴とする配管除染装
置により達成される。
【0019】
【作用】本発明は、放射性付着物除去として、機械研磨
機能と洗浄機能を複合させたものであり、又、本除去技
術に使用する装置は遠隔で容易に操作可能となる動力伝
達機能と研磨精度を向上させるための自動調芯機能を設
けており、原子炉一次系及び付属設備の広範囲にわたる
配管及び機器に適用可能となる。
【0020】更に、上記適用可能となることにより、プ
ラントでの除染に係る作業者の被ばく低減が大幅に向上
される。
【0021】
【実施例】以下、本発明を添付図面に示す実施例に基づ
いて詳細に説明する。
【0022】図1はBWR発電プラントの原子炉一次系
配管の原子炉冷却材再循環系配管(以下PLR配管と略
す)への本発明による配管除染装置の第1の実施例の適
用を示す斜視図である。
【0023】図1においてPLR配管1は、RPV2内
の燃料の冷却効果を高めるためにRPV2内の冷却材を
強制循環させるための配管系であり、冷却材の流れは矢
印3の如くPLR出口ノズル4より配管内に流入し、弁
8を経由してPLRポンプ5により昇圧され、弁9,P
LR入口ノズル6を介しジェットポンプ7より再びRP
V2内に戻る。
【0024】このため原子炉冷却材再循環配管は、原子
力発電プラントの中でも最も内面に(プラント運転年数
に比例等して)放射性付着物が堆積しやすく、そのため
表面線量当量率が上昇し、一年毎に実施する定期検査際
作業員の被ばく線量当量の増加の懸念がある。しいては
対策として高線量当量率配管・機器の線量当量率を低減
すべく努力をする必要が生じていると考えられる。
【0025】同図において、本実施例による配管除染装
置は除染作業を実行する作業部本体10と、作業部本体
10を配管軸方向に移動させる移動伝達体11と、移動
伝達体に移動力を付与するための移動力発生体13と、
作業部本体10に動力を付与する作業動力伝達体12
と、作業動力発生体14を基本構成とし、さらに操作/
制御盤15から構成されている。
【0026】このうち作業部本体10,移動伝達体1
1,作業動力伝達体12は除染対象配管の系統に取付け
られた弁8の開放された狭隘空間から配管内へ挿入して
作業を実施する。
【0027】図2は本発明の第1の実施例に係る配管除
染装置の弁8の狭隘空間からの挿入状況を示す略示機構
図である。作業部本体10及び作業動力伝達体12を連
結後挿入し、挿入場所内部近傍で移動伝達体11を連結
し、開放された狭隘空間16の外部の弁8のフランジ面
17に設置された移動力発生体13に取付けられたスプ
ロケット18によって移動伝達体11の構成各要素のピ
ン19へ移動力が伝達される。また図示しない作業動力
発生体14から作業動力伝達体12へ作業動力が付与さ
れる。
【0028】これにより作業部本体10が配管1の内面
を除染しながら移動伝達体11の前進(後退)により移
動することで作業範囲全域を連続して除染する。
【0029】なお移動伝達体12は、長方体リンク43
の要素を複数個連鎖し、各要素は一方向のみわん曲可能
なよう長方体リンクの上部一辺を互いにピン19により
結合し、長方体下部リンクには配管内面を管軸方向に進
行ガイドするローラ36が設置され、管軸進行方向寸法
が前記弁等機器の開放された狭隘空間寸法以下に設定さ
れており、弁8の狭隘空間16の下部を円滑に進行する
ためガイド板41をこの部分に設置してある。
【0030】図3は本発明の第1の実施例に係る作業部
本体10の詳細を示す略示断面図、図4は図3における
本発明の第1の実施例に係る作業部本体10のA−A矢
視図、図5は図3における本発明の第1の実施例に係る
作業部本体10のB−B断面図である。
【0031】これらの図において図2と同符号のものは
同一部品である。
【0032】図3において作業部本体10は、砥石20
と砥石回転アクチュエータ21と砥石圧接アクチュエー
タ22とからなる研磨部23と、高圧水を配管内面に向
かって噴射する洗浄部24と、研磨部を回転させる駆動
部25と、駆動部外周から等間隔で管内面を一定の押し
つけ力で付圧することで作業部本体を自動調芯させる調
芯部26と、移動伝達体11との連結手段27を備えて
いる。
【0033】本実施例では砥石回転アクチュエータ21
は例えばエアーモータ,砥石圧接アクチュエータ22は
エアーシリンダであり、作業動力伝達体12の一つはエ
アーホース,作業動力発生体14の一つはエアー源であ
る。エアー源14からのエアー圧はエアーホース12,
挿入性向上のために設けられた回転継手28を介して一
方は調芯部26内部に導かれる。
【0034】これにより調芯部26の調芯用エアーシリ
ンダ29は加圧され、2個の加圧ローラ30が前進して
図示しない配管1の内面を押圧し、この前進変位は並設
された変位計31により計測される。
【0035】本実施例ではこの調芯用エアーシリンダ2
9,加圧ローラ30,変位計31の調芯要素が管周方向
等間隔に3組配置されており、各調芯用エアーシリンダ
29の押し付け力は一定であることから、反力により作
業部本体10全体が図示しない配管1の軸心に自動調芯
する。
【0036】また各変位計31の値と建設時の配管口径
の差から放射性物質の付着厚さが配管外部に設置した操
作/制御盤15により除去厚さとして計算される。回転
継手28を介して供給されたエアー圧の他方は研磨部2
3の回転支持及び作業動力であるエアー源伝達を兼用す
る固定シャフト32を経由して回転シャフト33へと導
かれる。
【0037】ここからエアーモータ21にエアーが供給
され砥石20が回転するとともに、駆動部25のエアー
モータの回転により研磨部23全体が回転し、あらかじ
め各種基礎試験で得られた上述の計算された除去厚さと
単位回転当たりの除去量の関係から操作/制御盤15に
よって研磨部23の回転が制御され、所定の厚さ放射性
物質が除去される。
【0038】なお、図4に示す様に砥石20,エアーモ
ータ21及びエアーシリンダ22は3組、等間隔に配置
されており、エアーシリンダ22により砥石20を管内
面に一定押しつけ力で接圧させることで、均一除染可能
となる。
【0039】また研磨部23の内側には洗浄部24が組
み込まれており図示しない第2の移動力発生体13であ
る高圧水ポンプ,作業動力伝達体12の高圧ホース,回
転継手28を介して高圧水が供給される。
【0040】洗浄部24の詳細は図5に示すようにリン
グ体34の周上に高圧水ノズル35が等間隔に配置され
ており、これによっても放射性物質が除去されるととも
に洗い流される。
【0041】図6は本発明の第1の実施例に係る作業動
力伝達体12の図2におけるC−C断面図である。移動
伝達体12は、前述したように各要素は一方向のみわん
曲可能なよう長方体リンクの上部一辺を互いにピン19
で結合し、長方体下部リンクには配管内面を管軸方向に
進行ガイドするローラ36が設置されている。
【0042】本実施例では同図に示すように長方形断面
の両側面はプレート37,38で構成され、上下はピン
19及びシャフト39で開放されている。
【0043】特に上側開放空間には移動力発生体13に
取付けられたスプロケット18が入り込みピン19を駆
動することで移動伝達体12を前後退させる。
【0044】図7は本発明の第1の実施例に係る作業部
本体10を弁8の開放された狭隘空間から配管内への挿
入状況を示す略示断面図、図8は本発明の第1の実施例
に係る作業部本体10と移動伝達体11の接続状況を示
す略示断面図である。
【0045】図7において作業部本体10は作業動力伝
達体12を連結後、作業部本体挿入治具40によりクラ
ンプし、弁8の開放された狭隘空間16から挿入降下さ
せ、その後除染進行方向(同図の場合左側)に移動後、
作業動力伝達体12を連結させるため待機させる。
【0046】図8において今度は移動伝達体11の一部
要素(同図では6要素)を作業動力伝達体12を通過さ
せながら吊り降ろし、待機中の作業部本体10に備えら
れた連結手段27へピン16を位置決めする。
【0047】さらに連結治具41により両者を連結す
る。
【0048】装置搬出時はこの逆の操作となる。
【0049】連結後図2に示すようにガイド板41を挿
入し、所要の機材を設置する。
【0050】この他移動伝達体11として内部補強され
た加圧チューブ,移動力発生体13として摩擦式駆動装
置等であっても同様の作用・効果が期待できる。
【0051】以上のような構成及び機能を有することか
ら、本発明の実施例によれば従来の放射性付着物除去方
法から調芯機能をもたせ除去量を規定させ正確に対応し
得る機械研磨と高圧ジェット洗浄の組合せにすることに
より、原子力発電プラントの配管・機器が据付けられた
状態のままで放射性付着物の除去が可能となりプラント
定検時のメンテナンス作業の大幅な被ばく低減につなが
りしいては原子力発電プラントの安全性及び信頼性に多
いに寄与できるものと考える。
【0052】
【発明の効果】本発明は、以上に説明したように構成さ
れているので以下に記載するような効果を奏することが
可能となる。
【0053】(1)自走及び自動調芯機能を有する機械
研磨と高圧ジェット洗浄を複合した放射性付着物除去装
置を採用したことにより、原子力発電プラントの配管・
機器に対し据付けられた状態での適用が可能となり、原
子力発電プラント内での適用及び範囲が大幅に増加が可
能となった。
【0054】(2)実機据付状態のまま、本除去方法が
採用できるため除染作業に関する準備作業に要する時間
及び被ばく線量が削減することが可能となる。
【0055】(3)電解液等を使用する必要がないた
め、通常の除染後の水処理となり、廃棄物物量の増加抑
制が可能となる。
【0056】(4)上記の(1),(2),(3)の効
果を奏することにより、配管及び機械内面の放射性付着
物の正確な除去が可能となり、又、原子力発電プラント
全般にわたり適用することも可能となるため、プラント
定検時のメンテナンス作業等での大幅な被ばく低減が可
能となり、しいては、原子力発電プラントの安全性及び
信頼性に多いに寄与できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明による配管除染装置の第1の実施例の適
用を示す斜視図である。
【図2】第1の実施例に係る配管除染装置の弁8の狭隘
空間からの挿入状況を示す略示機構図である。
【図3】第1の実施例に係る作業部本体10の詳細を示
す略示断面図である。
【図4】図3における本発明の第1の実施例に係る作業
部本体10のA−A矢視図である。
【図5】図3における本発明の第1の実施例に係る作業
部本体10のB−B断面図である。
【図6】第1の実施例に係る作業動力伝達体12の図2
におけるC−C断面図である。
【図7】第1の実施例に係る作業部本体10を弁8の開
放された狭隘空間から配管内への挿入状況を示す略示断
面図である。
【図8】第1の実施例に係る作業部本体10と移動伝達
体11の接続状況を示す略示断面図である。
【符号の説明】
1…原子炉冷却材再循環配管(PLR配管)、8…弁、
10…作業部本体、11…移動伝達体、12…作業動力
伝達体、13…移動動力発生体、14…作業動力発生
体、15…操作/制御盤、16…開放された狭隘空間、
20…砥石、21…砥石回転アクチュエータ、22…砥
石圧接アクチュエータ、23…研磨部、24…洗浄部、
25…駆動部、26…調芯部、27…連結手段、19…
ピン、36…ローラ、43…長方体リンク。
【手続補正書】
【提出日】平成5年11月2日
【手続補正1】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0050
【補正方法】変更
【補正内容】
【0050】この他移動伝達体11として内部補強され
た加圧チューブ,移動力発生体13として摩擦式駆動装
置等であっても同様の作用・効果が期待できる。また、
上述の実施例では、作業部本体10に研磨部23と洗浄
部24を搭載した構成としたが、研磨部23のみを搭載
し、研磨作業実施後、洗浄部24に取替えて作業する配
置を採用しても良い。

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】原子力発電プラントの原子炉一次系配管内
    面に付着した放射性物質を含む酸化物を機械的に除去す
    る装置において、除染作業を実行する作業部本体と、作
    業部本体を配管軸方向に移動させる移動伝達体と、移動
    伝達体に移動力を付与するための移動力発生体と、作業
    部本体に動力を付与する作業動力伝達体と、作業動力発
    生体を基本構成とし、除染対象配管の系統に取付けられ
    た弁等機器の開放された狭隘空間から前記作業部本体及
    び作業動力伝達体を連結後挿入し、挿入場所内部近傍で
    前記移動伝達体を連結し、弁等機器の開放された狭隘空
    間の外部に設置された移動力発生体及び作業動力発生体
    から移動力及び作業動力を付与するよう構成したことを
    特徴とする配管除染装置。
  2. 【請求項2】前記作業部本体は、砥石と砥石回転アクチ
    ュエータと砥石圧接アクチュエータとからなる研磨部
    と、高圧水を配管内面に向かって噴射する洗浄部と、研
    磨部を回転させる駆動部と、駆動部外周から等間隔で管
    内面を一定の押しつけ力で付圧することで作業部本体を
    自動調芯させる調芯部と、前記移動伝達体との連結手段
    を具備し、管軸進行方向寸法が前記弁等機器の開放され
    た狭隘空間寸法以下に設定されたことを特徴とする請求
    項1記載の配管除染装置。
  3. 【請求項3】前記移動伝達体は、長方体リンクの要素を
    複数個連鎖し、各要素は一方向のみわん曲可能なよう長
    方体リンクの上部一辺を互いにピン結合し、長方体下部
    リンクには配管内面を管軸方向に進行ガイドするローラ
    が設置され、管軸進行方向寸法が前記弁等機器の開放さ
    れた狭隘空間寸法以下に設定されたことを特徴とする請
    求項1記載の配管除染装置。
  4. 【請求項4】前記作業動力伝達体は、前記移動伝達体の
    内部を経由する構成を特徴とする請求項1記載の配管除
    染装置。
  5. 【請求項5】前記作業動力発生体は、前記移動伝達体の
    長方体リンクの要素を複数個連鎖し、各要素は一方向の
    みわん曲可能なよう長方体リンクの上部一辺を互いに結
    合したピンを介して移動動力を付与する構成としたこと
    を特徴とする請求項1または請求項3記載の配管除染装
    置。
JP5231256A 1993-09-17 1993-09-17 配管除染装置 Expired - Fee Related JP2903963B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP5231256A JP2903963B2 (ja) 1993-09-17 1993-09-17 配管除染装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP5231256A JP2903963B2 (ja) 1993-09-17 1993-09-17 配管除染装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH0784093A true JPH0784093A (ja) 1995-03-31
JP2903963B2 JP2903963B2 (ja) 1999-06-14

Family

ID=16920769

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP5231256A Expired - Fee Related JP2903963B2 (ja) 1993-09-17 1993-09-17 配管除染装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2903963B2 (ja)

Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2001013287A (ja) * 1999-06-30 2001-01-19 Toshiba Corp 原子炉用配管のみがき装置
CN104929238A (zh) * 2015-06-03 2015-09-23 岳绍凯 一种下水管线水疏通设备
CN104929239A (zh) * 2015-06-03 2015-09-23 岳绍凯 一种利用下水管线水疏通设备疏通下水管线的方法
KR101638003B1 (ko) * 2015-04-07 2016-07-11 두산중공업 주식회사 원자로 배관 내면의 방사성 오염물질을 제거하는 제염 장치

Cited By (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2001013287A (ja) * 1999-06-30 2001-01-19 Toshiba Corp 原子炉用配管のみがき装置
KR101638003B1 (ko) * 2015-04-07 2016-07-11 두산중공업 주식회사 원자로 배관 내면의 방사성 오염물질을 제거하는 제염 장치
CN104929238A (zh) * 2015-06-03 2015-09-23 岳绍凯 一种下水管线水疏通设备
CN104929239A (zh) * 2015-06-03 2015-09-23 岳绍凯 一种利用下水管线水疏通设备疏通下水管线的方法
CN104929238B (zh) * 2015-06-03 2019-02-05 岳绍凯 一种下水管线水疏通设备
CN104929239B (zh) * 2015-06-03 2019-02-05 岳绍凯 一种利用下水管线水疏通设备疏通下水管线的方法

Also Published As

Publication number Publication date
JP2903963B2 (ja) 1999-06-14

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US5467791A (en) Ultrasonic cleaning method and device therefor
JP3604535B2 (ja) 原子炉の点検補修装置
KR101509374B1 (ko) 방사선 차폐 방법 및 장치 및 구조체의 처리 방법
US4116766A (en) Ultrasonic dip seal maintenance system
JPH0784093A (ja) 配管除染装置
EP1914013B1 (en) Method and apparatus for removing corrosion products from a nuclear reactor
US20040131137A1 (en) Method and device for radioactive decontamination of a surface located inside an hollow body
JP2013011494A (ja) 浸透探傷試験装置及び方法
JPH0547327B2 (ja)
JPH0395494A (ja) 管状要素内で作業を行う装置
JP2661828B2 (ja) 配管内除染装置
CA1144286A (en) Decontamination apparatus
JP2009175151A (ja) 超音波燃料洗浄の化学的向上
JP2008032468A (ja) 中性子計測管の接続方法及び中性子計測管
JP2011069833A (ja) 中性子計測管の接続方法及び中性子計測管
US20110122986A1 (en) Method of inhibiting adhesion of radioactive substance and apparatus inhibited from suffering adhesion thereof
US6718002B2 (en) Method and device for removing radioactive deposits
JP2019191075A (ja) 化学除染方法及び化学除染装置
JP3730399B2 (ja) 原子炉内構造物表面検査装置
JP2766195B2 (ja) 原子炉内部構造物の取替工法
JP3955889B2 (ja) 原子炉内ショットピーニング施工装置
KR102487516B1 (ko) 증기발생기 처리 장치
JPH03152499A (ja) 部品の洗浄方法
JPS6148790A (ja) ハウジング部のリ−ク対策処理装置
Lacy et al. Decontamination experience in Ontario hydro

Legal Events

Date Code Title Description
LAPS Cancellation because of no payment of annual fees