JPH0783704A - 光学式エンコーダ - Google Patents

光学式エンコーダ

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JPH0783704A
JPH0783704A JP5248736A JP24873693A JPH0783704A JP H0783704 A JPH0783704 A JP H0783704A JP 5248736 A JP5248736 A JP 5248736A JP 24873693 A JP24873693 A JP 24873693A JP H0783704 A JPH0783704 A JP H0783704A
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JP5248736A
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Norio Tsuburaya
寛夫 圓谷
Yasuo Suzuki
康夫 鈴木
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Nikon Corp
Original Assignee
Nikon Corp
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 エンコーダ信号の中心レベルの変動を極力小
さくし、高精度の測定を可能にする。 【構成】 インデックススケール3に4種類の検出窓A
(0゜)、検出窓Aバー(180゜)、検出窓B(90
゜)、検出窓Bバー(270゜)を移動方向に2組配設
し、左列の組の検出窓A、検出窓Aバー、検出窓B、検
出窓Bバーを移動方向と垂直方向に所定の順序で配列
し、右列の組の検出窓A、検出窓Aバー、検出窓B、検
出窓Bバーを、左列の検出窓の順序と逆の順序で垂直方
向に配列して、移動方向における光量変動及び移動方向
と垂直の方向における光量変動のそれぞれに対して影響
を受けにくくした。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は光学式エンコーダに関
し、例えば光学式透過型ロータリエンコーダや光学式透
過型リニアエンコーダなどの光学式エンコーダに関す
る。
【0002】
【従来の技術】光学式透過型ロータリエンコーダでは、
光源の光がメインスケール及びインデックススケールを
通過して受光素子に至り、受光素子で通過光が検出さ
れ、メインスケールとインデックススケールとの相対移
動量を表す90゜位相差の2相正弦波出力(エンコーダ
信号)が得られる。
【0003】しかし、メインスケールとインデックスス
ケールとが互いに平行に配置されていないとき、インデ
ックススケールとメインスケールとが互いに平行に相対
移動を行わないとき、メインスケールの格子目盛りに明
暗のむらがあるとき、光源の光軸がずれ、光がメインス
ケールに対して均等に照射されていないとき等において
は、各検出窓の受光量が一定にならないため、受光素子
で得たエンコーダ信号の中心レベルが変動し、その結果
検出精度が低下する。
【0004】そこで、従来、図6及び図7に示すよう
に、インデックススケールに4種類の検出窓A(0
゜)、Aバー(180゜)、B(90゜)、Bバー(2
70゜)を設けた。各検出窓A、Aバー、B、Bバーの
位置関係は、図6(a)に示すように、検出窓Aと検出
窓B、検出窓Bバーと検出窓Aバーがそれぞれ移動方向
に沿い、検出窓Aと検出窓Bバー、検出窓Bと検出窓A
バーがそれぞれ移動方向に対して垂直の方向に沿う。
【0005】また、図6(b)に示すように、各検出窓
A、B、Aバー、Bバーを移動方向に沿って並べるよう
にしたものもある。
【0006】図9に示すように、検出窓Aに対向配置さ
れた受光素子としてのフォトダイオード14a,検出窓
Aバーに対向配置された受光素子のとしてフォトダイオ
ード14bが互いに逆極性で並列に接続され、フォトダ
イオード14a,14bの出力の和が演算増幅器15で
増幅される。不図示だが検出窓B、Bバーも検出窓A、
Aバーと同様に増幅される。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】上記の如き従来の技術
において、4種類の検出窓A、Aバー、B、Bバーをイ
ンデックススケールに配置しても、エンコーダ信号の中
心レベルの変動を完全に取り除くことができない。
【0008】以下、図8に基づいて、その理由を詳細に
説明する。
【0009】図8(a)は、光量分布が30%から60
%に変化している位置をインデックススケールが移動す
る図であり、図8(b)は、その時の検出窓Aバーから
の受光信号の光量変動を示し、図8(c)は、図8
(b)と同様の時の検出窓Aからの受光信号の光量変動
を示し、図8(d)は、検出窓Aと検出窓Aバーからの
受光信号を差動増幅した図である。
【0010】図8(a)に示す様に、インデックススケ
ールに配置されている検出窓Aと検出窓Aバーとは、メ
インスケールとインデックススケールとの移動方向にX
間隔だけずれて配置されている。
【0011】従って、範囲Sに渡って光量30%から6
0%に変化した場合、検出窓Aと検出窓Aバーとから受
光信号であるAバー信号とA信号との光量の変化にもX
間隔だけずれ、範囲Sに渡った光量変化が生じる。
【0012】即ち、Aバー信号とA信号との間には、一
定光量(30%)から光量変化(30%から60%への
変動)し、再び一定光量(60%)に落ちつくまで、X
間隔だけ受光量の変化にずれが生じる。
【0013】また、図8(b)、(c)に示す様に、A
バー信号及びA信号は、インデックススケールが受ける
光量の変化が暗い方から明るい方に変動しているので、
Aバー信号及びA信号の振幅も、光量の変化に伴って変
動する。
【0014】Aバー信号と、Aバー信号に対してX間隔
の受光量のずれがあるA信号とを差動増幅すると、図8
(d)に示す様に範囲(S+X)に渡って第1エンコー
ダ信号に中心レベルの変動が生じる。即ち、基準電圧に
対して、光量30%ではL間隔だけ中心レベルが変動
し、光量60%ではM間隔だけ中心レベルが変動するこ
とになる。
【0015】尚、説明は省略しているが、Bバー信号と
B信号とも同様であり、Bバー信号とB信号との差動増
幅から得られる第2エンコーダ信号にも中心レベルの変
動が生じてしまう。
【0016】この発明はこのような事情に鑑みてなされ
たもので、その課題はエンコーダ信号の中心レベルの変
動を極力小さくして高精度の測定を可能することができ
る光学式エンコーダを提供することである。
【0017】
【課題を解決するための手段】前述の課題を解決するた
め請求項1記載の発明の光学式エンコーダは、光源と、
一定ピッチの格子目盛りが形成されたメインスケール
と、前記格子目盛りに対応する第1参照目盛りが形成さ
れた第1の検出窓と、前記第1参照目盛りに対して90
゜位相のずれた第2参照目盛りが形成された第2の検出
窓と、前記第2参照目盛りに対して90゜位相のずれた
第3参照目盛りが形成された第3の検出窓と、前記第3
参照目盛りに対して90゜位相のずれた第4参照目盛り
が形成された第4の検出窓とを有し、前記メインスケー
ルに対して相対移動するインデックススケールと、前記
インデックススケールの各検出窓に対向して配置され、
前記メインスケールと前記インデックススケールとを通
過した前記光源からの光を受光する受光部と、前記受光
部からの受光信号に基づき、前記メインスケールと前記
インデックススケールとの相対移動量を表す90゜位相
差の2相正弦波信号に信号処理して出力する信号出力手
段とを備えた光学式エンコーダにおいて、前記インデッ
クススケールは、前記格子パターンの長手方向に配置さ
れた前記第1から第4の検出窓からなる第1窓群と、前
記第1窓群に対して90゜の位相差を有する前記第1か
ら第4の検出窓からなる第2窓群と、前記第2窓群に対
して90゜の位相差を有する前記第1から第4の検出窓
からなる第3窓群と、前記第3窓群に対して90゜の位
相差を有する前記第1から第4の検出窓からなる第4窓
群とを備え、前記信号出力手段は、前記第1窓群と前記
第2窓群との同検出窓を通過してきた受光信号をそれぞ
れ加算した後に、前記2相正弦波信号に信号処理する。
【0018】また、請求項2記載の発明の光学式エンコ
ーダは、前記インデックススケールは、前記格子パター
ンの長手方向に対して一方向から配置された前記第1か
ら第4の検出窓からなる第1窓群と、前記第1窓群に対
して90゜の位相差を有し、前記格子パターンの長手方
向に対して他方向から配置された前記第1から第4の検
出窓からなる第2窓群とを備えた。
【0019】さらに、請求項3記載の発明の光学式エン
コーダは、前記インデックススケールは、前記格子パタ
ーンの配列方向に対して一方向から配置された前記第1
から第4の検出窓からなる第1窓群と、前記第1窓群に
対して90゜の位相差を有し、前記格子パターンの配列
方向に対して他方向から配置された前記第1から第4の
検出窓からなる第2窓群とを備えている。
【0020】
【作用】前述のようにインデックススケールに、前記格
子パターンの長手方向に配置された前記第1から第4の
検出窓からなる第1窓群と、前記第1窓群に対して90
゜の位相差を有する前記第1から第4の検出窓からなる
第2窓群と、前記第2窓群に対して90゜の位相差を有
する前記第1から第4の検出窓からなる第3窓群と、前
記第3窓群に対して90゜の位相差を有する前記第1か
ら第4の検出窓からなる第4窓群とを備えているので、
移動方向並びに、移動方向と垂直の方向における光量変
動のそれぞれに対して影響を受けにくくなり、エンコー
ダ信号の中心レベルはほとんど変動しない。
【0021】
【実施例】以下この発明の実施例を図面に基づいて説明
する。
【0022】図2はこの発明の一実施例に係る光学式リ
ニアエンコーダを示す全体構成図である。
【0023】この光学式リニアエンコーダは、光源1
と、明暗50対50の比率のパターンが一定ピッチで蒸
着された透過型のメインスケール2(図4参照)と、メ
インスケール2に対向配置され、メインスケール2に対
して相対移動するインデックススケール3と、メインス
ケール2及びインデックススケール3の通過光を検出す
る8個のフォトダイオード(検出部)4a〜4hとを備
えている。
【0024】前記インデックススケール2には、メイン
スケール2とインデックススケール3との相対移動量を
表す90゜位相差の2相正弦波信号(エンコーダ信号)
検出用の4種類の検出窓A,Aバー,B,Bバーが、移
動方向に2組配設されている。検出窓Bは検出窓Aに対
して90゜位相がずれ、検出窓Aバーは検出窓Bに対し
て90゜位相がずれ、検出窓Bバーは検出窓Aバーに対
して90゜位相がずれている。図1(a)に示すよう
に、各組の検出窓A、検出窓Aバー、検出窓B、検出窓
Bバーは移動方向と垂直の方向に配列されているが、各
組の検出窓の配列順序は逆である。すなわち、図1
(a)の左列(以下左列という)では上から検出窓A、
検出窓Bバー、検出窓Aバー、検出窓Bの順に並んでい
るのに対し、図1(a)の右列(以下右列という)では
上から検出窓B、検出窓Aバー、検出窓Bバー、検出窓
Aの順に並んでいる。
【0025】前記8個のフォトダイオード4a〜4h
は、インデックススケール3の8個の検出窓A、Aバ
ー、B、Bバーにそれぞれ対向配置されている。すなわ
ち、フォトダイオード4aは左列の検出窓A、フォトダ
イオード4bは左列の検出窓Bバー、フォトダイオード
4cは左列の検出窓Aバー、フォトダイオード4dは左
列の検出窓B、フォトダイオード4eは右列の検出窓
B、フォトダイオード4fは右列の検出窓Aバー、フォ
トダイオード4gは右列の検出窓Bバー、フォトダイオ
ード4hは右列の検出窓Aに、それぞれ対向配置されて
いる。したがって、光源1の光は、メインスケール2か
らインデックススケール3の各検出窓A、Aバー、B、
Bバーを通過して、フォトダイオード4a〜4hに至
る。
【0026】図3に示すように、左列の検出窓Aに対応
するフォトダイオード4a及び右列の検出窓Aに対応す
るフォトダイオード4hと、左列の検出窓Aバーに対応
するフォトダイオード4c及び右列の検出窓Aバーに対
応するフォトダイオード4fとは、互いに逆極性で並列
に接続され、各フォトダイオード4a,4h,4c,4
fの出力の和が演算増幅器(信号出力手段)5で増幅さ
れる。
【0027】図1(a)に示すように、インデックスス
ケール3には4種類の検出窓A(0゜)、検出窓Aバー
(180゜)、検出窓B(90゜)、検出窓Bバー(2
70゜)が移動方向に2組配設され、左列の組の検出窓
A、検出窓Aバー、検出窓B、検出窓Bバーは移動方向
と垂直方向に所定の順序で配列され、右列の組の検出窓
A、検出窓Aバー、検出窓B、検出窓Bバーは、左列の
検出窓の順序と逆の順序で垂直方向に配列されているの
で、例えば受光量がインデックススケール3の下側で少
なく、上側で多い場合(移動方向と垂直な方向にリニア
な光量変動がある場合)、左列の組の検出窓Aの受光量
は80、右列の組の検出窓Aの受光量は20で、両組の
検出窓Aの受光量の和は100となり、左列の組の検出
窓Bバーの受光量は60、右列の組の検出窓Bバーの受
光量は40で、両組の検出窓Bバーの受光量の和は10
0となり、検出窓Aバー,Bについても受光量の和は1
00となる。したがって、移動方向と垂直の方向におけ
る光量変動に対して影響を受けにくく、エンコーダ信号
の中心レベルはほとんど変動しないので、高精度の測定
が可能になる。
【0028】また、例えば受光量が右列の組の検出窓側
で多く、左列の組の検出窓側で少ない場合(移動方向に
リニアな光量変動がある場合)、左列の組の検出窓Aの
受光量は40、右列の組の検出窓Aの受光量は60で、
両組の検出窓Aの受光量の和は100となり、左列の組
の検出窓Bバーの受光量は40、右列の組の検出窓Bバ
ーの受光量は60で、両組の検出窓Bバーの受光量の和
は100となり、検出窓Aバー,Bについても受光量の
和は100となる。したがって、移動方向における光量
変動に対しても影響を受けにくく、エンコーダ信号の中
心レベルはほとんど変動しないので、高精度の測定が可
能になる。
【0029】検出窓A,Aバーについていえば、両組の
検出窓Aの総受光量と両組の検出窓Aバーの総受光量と
は等しいので、図3に示すフォトダイオード4a,4h
の出力とフォトダイオード4c,4fの出力とは等し
く、各出力の和が演算増幅器5で増幅される。演算増幅
器5から出力されるエンコーダ信号の中心レベルはほと
んど変動しない。その詳細は、後述する。
【0030】図1(b)はこの発明の第2の実施例に係
るインデックススケールの検出窓の配置を示す図であ
る。
【0031】この実施例では、図1のインデックススケ
ールに2個の基準点検出用の検出窓Zと、2個の光量モ
ニタ用の検出窓Rとを付加したものであり、図1(b)
に示すように、各検出窓Z,Rは移動方向と垂直な方向
に沿って、上から検出窓Z,検出窓R,検出窓R,検出
窓Zの順序で1列に配置されている。この実施例によれ
ば、移動方向と垂直の方向における光量変動に対して影
響を受けにくく、基準点及び光量の正確な検出が可能に
なる。
【0032】図1(c)は、この発明の第3の実施例に
係るインデックススケールの検出窓の配置を示す図であ
る。
【0033】図1の実施例では、4種類の検出窓A(0
゜)、検出窓Aバー(180゜)、検出窓B(90
゜)、検出窓Bバー(270゜)が、移動方向と垂直方
向に2組配設され、上段の組の検出窓A、検出窓Aバ
ー、検出窓B、検出窓Bバーは移動方向に沿って所定の
順序で配列され、下段の組の検出窓A、検出窓Aバー、
検出窓B、検出窓Bバーは、上段の検出窓の順序と逆の
順序で移動方向に沿って配列されている。したがって、
例えば受光量がインデックススケール3の左側で少なく
右側で多い場合(移動方向にリニアな光量変動がある場
合)、上段の組の検出窓A、Bバー、下段の組の検出窓
B、Aバーの受光量は60、上段の組の検出窓Aバー、
B、下段の組の検出窓Bバー、Aの受光量は30で、上
下両組の検出窓Aの受光量の和は90となり、他の検出
窓Aバー、B、Bバーについても受光量の和は90とな
る。したがって、移動方向における光量変動に対して影
響を受けにくく、エンコーダ信号の中心レベルはほとん
ど変動しないので、高精度の測定が可能になる。
【0034】また、例えば受光量が上段の組の検出窓側
で多く、下段の組の検出窓側で少ない場合(移動方向と
垂直方向にリニアな光量変動がある場合)、上段の組の
検出窓A、Bバー、Aバー、Bの受光量は70、下段の
組の検出窓B、Aバー、Bバー、Aの受光量は30で、
上下両組の検出窓Aの受光量の和は100となり、他の
検出窓Bバー、Aバー、Bについても受光量の和は10
0となる。したがって、移動方向と垂直な方向における
光量変動に対しても影響を受けにくく、エンコーダ信号
の中心レベルはほとんど変動しないので、高精度の測定
が可能になる。
【0035】図1(d)はこの発明の第3の実施例に係
るインデックススケールの検出窓の配置を示す図であ
る。図1の実施例では、4種類の検出窓A(0゜)、検
出窓Aバー(180゜)、検出窓B(90゜)、検出窓
Bバー(270゜)を2組用いた場合について述べた
が、これに代え、図1(c)に示すように、検出窓A
(0゜)、検出窓Aバー(180゜)、検出窓B(90
゜)、検出窓Bバー(270゜)を4組用いるようにし
てもよい。これにより光量変動に対する影響をより受け
にくくなり、一層高精度の測定が可能になる。窓数は受
光面積と窓の大きさとの関係で決まり、窓数が多いほど
精度は高くなる。なお、フォトダイオードは前記各検出
窓に対向して配置される。
【0036】図1(a)、(c)、(d)と、従来のイ
ンデックススケールとを比較してみると、次の様にな
る。
【0037】即ち、図5(a)に示す様に、検出窓A、
Aバー、B、Bバーが形成されたインデックススケール
(以下、2×2のインデックススケールとする)の場合
では、基準電圧に対して、光量30%ではL間隔だけ中
心レベルが変動し、光量60%ではM間隔だけ中心レベ
ルが変動している。
【0038】しかしながら、図1(a)、(c)に示す
ような2組の検出窓A、Aバー、B、Bバーが形成され
たインデックススケール(以下4×2のインデックスス
ケール)の場合では、図5(a)に示す様に、基準電圧
に対して、光量30%から光量60%に変化する時に微
妙に変化するだけであって、基準電圧からほとんど変動
することはない。
【0039】さらに、図1(d)に示すような4組の検
出窓A、Aバー、B、Bバーが形成されたインデックス
スケール(以下4×4のインデックススケール)の場合
では、図5(d)に示すように、4×2のインデックス
スケールよりも中心レベルの変動が小さくなることがわ
かる。
【0040】なお、この実施例では、本願発明を光学式
透過型リニアエンコーダに適用した場合について述べた
が、光学式ロータリエンコーダに適用してもよいし、反
射型エンコーダに適用してもよい。
【0041】
【発明の効果】以上説明したようにこの発明の光学式エ
ンコーダによれば、移動方向における光量変動及び移動
方向と垂直の方向における光量変動のそれぞれに対して
影響を受けにくく、エンコーダ信号の中心レベルはほと
んど変動しないので、高精度の測定が可能になる。
【図面の簡単な説明】
【図1】図1はこの発明の一実施例に係る光学式エンコ
ーダのインデックススケールの検出窓の配置を示す図で
ある。
【図2】図2はこの発明の一実施例に係る光学式リニア
エンコーダを示す全体構成図である。
【図3】図3は図1の実施例の光学式エンコーダの検出
回路図である。
【図4】図4はメインスケールの正面図である。
【図5】図5は中心レベルの変動比較図である。
【図6】図6は従来の光学式エンコーダのインデックス
スケールの検出窓の配置を示す図である。
【図7】図7は図6の各検出窓の関係を示す図である。
【図8】図8は移動方向の受光量の変化による中心レベ
ルの変動を説明するための曲線図である。
【図9】図9は従来の光学式エンコーダの検出回路図で
ある。
【符号の説明】
1 光源 2 メインスケール 3 インデックススケール 4a〜4h フォトダイオード 5 演算増幅器 A,Aバー,B,Bバー 検出窓

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 光源と、 一定ピッチの格子目盛りが形成されたメインスケール
    と、 前記格子目盛りに対応する第1参照目盛りが形成された
    第1の検出窓と、前記第1参照目盛りに対して90゜位
    相のずれた第2参照目盛りが形成された第2の検出窓
    と、前記第2参照目盛りに対して90゜位相のずれた第
    3参照目盛りが形成された第3の検出窓と、前記第3参
    照目盛りに対して90゜位相のずれた第4参照目盛りが
    形成された第4の検出窓とを有し、前記メインスケール
    に対して相対移動するインデックススケールと、 前記インデックススケールの各検出窓に対向して配置さ
    れ、前記メインスケールと前記インデックススケールと
    を通過した前記光源からの光を受光する受光部と、 前記受光部からの受光信号に基づき、前記メインスケー
    ルと前記インデックススケールとの相対移動量を表す9
    0゜位相差の2相正弦波信号に信号処理して出力する信
    号出力手段と、 を備えた光学式エンコーダにおいて、 前記インデックススケールは、前記格子パターンの長手
    方向に配置された前記第1から第4の検出窓からなる第
    1窓群と、前記第1窓群に対して90゜の位相差を有す
    る前記第1から第4の検出窓からなる第2窓群と、前記
    第2窓群に対して90゜の位相差を有する前記第1から
    第4の検出窓からなる第3窓群と、前記第3窓群に対し
    て90゜の位相差を有する前記第1から第4の検出窓か
    らなる第4窓群と、を備え、 前記信号出力手段は、前記第1窓群と前記第2窓群との
    同検出窓を通過してきた受光信号をそれぞれ加算した後
    に、前記2相正弦波信号に信号処理することを特徴とす
    る光学式エンコーダ。
  2. 【請求項2】 前記インデックススケールは、前記格子
    パターンの長手方向に対して一方向から配置された前記
    第1から第4の検出窓からなる第1窓群と、 前記第1窓群に対して90゜の位相差を有し、前記格子
    パターンの長手方向に対して他方向から配置された前記
    第1から第4の検出窓からなる第2窓群と、 を備えたことを特徴とする請求項1に記載の光学式エン
    コーダ。
  3. 【請求項3】 前記インデックススケールは、前記格子
    パターンの配列方向に対して一方向から配置された前記
    第1から第4の検出窓からなる第1窓群と、 前記第1窓群に対して90゜の位相差を有し、前記格子
    パターンの配列方向に対して他方向から配置された前記
    第1から第4の検出窓からなる第2窓群と、 を備えていることを特徴とする請求項1に記載の光学式
    エンコーダ。
JP5248736A 1993-09-09 1993-09-09 光学式エンコーダ Withdrawn JPH0783704A (ja)

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