JPH0783054A - 建設機械のラジエータ冷却構造 - Google Patents

建設機械のラジエータ冷却構造

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JPH0783054A
JPH0783054A JP23190793A JP23190793A JPH0783054A JP H0783054 A JPH0783054 A JP H0783054A JP 23190793 A JP23190793 A JP 23190793A JP 23190793 A JP23190793 A JP 23190793A JP H0783054 A JPH0783054 A JP H0783054A
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JP
Japan
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radiator
wind
filter
air
fan
Prior art date
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Pending
Application number
JP23190793A
Other languages
English (en)
Inventor
Michiya Tanabe
道也 田部
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Yanmar Agribusiness Co Ltd
Original Assignee
Seirei Industry Co Ltd
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Filing date
Publication date
Application filed by Seirei Industry Co Ltd filed Critical Seirei Industry Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 ラジエータの目詰り等を防止して、同ラジエ
ータの機能を正常に確保すること。 【構成】 原動機部に、ラジエータと、同ラジエータに
送風ダクトを通して送風するシロッコファンとを設け、
同シロッコファンのファン軸をファン駆動用油圧モータ
に連動連設し、同ファン駆動用油圧モータを油圧ポンプ
に油圧供給路を介して連通連結した建設機械のラジエー
タ冷却構造において、送風ダクトの先端開口部にフィル
ターを着脱自在に張設すると共に、同送風ダクトに風圧
検出センサを取付け、同風圧検出センサを制御部の入力
側に接続する一方、同制御部の出力側に上記油圧供給路
の途中に設けた可変リリーフバルブと、フィルターの目
詰りを警報する警報器とを接続した。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、建設機械のラジエータ
冷却構造に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、建設機械の一種としての掘削装置
の原動機部には、ラジエータと、同ラジエータに送風ダ
クトを通して送風するシロッコファンとを設け、同シロ
ッコファンのファン軸をファン駆動用油圧モータに連通
連設し、同ファン駆動用油圧モータを油圧ポンプに油圧
供給路を介して連動連結したものがある。
【0003】そして、油圧ポンプからファン駆動用モー
タに油圧供給路を通して油を供給して、同ファン駆動用
モータを回転作動させることにより、シロッコファンを
駆動させて、風を送風ダクトを通してラジエータに送
り、同ラジエータ内の冷媒を冷却することができるよう
にしている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】ところが、上記したパ
ワーショベルの原動機部では、次のような問題点を有し
ている。
【0005】すなわち、ラジエータが土ぼこりや他の異
物で詰った場合、シロッコファンによるラジエータ内の
冷媒の冷却が確実に行なえず、そのために冷媒によるエ
ンジンの冷却能力が低下して、エンジンがオーバーヒー
トする危険性があった。
【0006】そして、上記したようなラジエータの目詰
り等を防止して、同ラジエータの機能を正常に確保する
ためには、同ラジエータを洗浄する等の保守・点検を行
なう必要があるが、かかる保守・点検作業を行なう場合
には、ラジエータの周辺機器を取外さなければ、同ラジ
エータも機体から取外せないという煩わしさがあった。
【0007】
【課題を解決するための手段】そこで、本発明では、原
動機部に、ラジエータと、同ラジエータに送風ダクトを
通して送風するシロッコファンとを設け、同シロッコフ
ァンを油圧モータにより駆動可能とした建設機械のラジ
エータ冷却構造において、送風ダクトの先端開口部にフ
ィルターを着脱自在に張設すると共に、同送風ダクトに
風圧検出センサを取付け、同風圧検出センサを制御部の
入力側に接続する一方、同制御部の出力側に上記油圧供
給路の途中に設けた可変リリーフバルブと、フィルター
の目詰りを警報する警報器とを接続したことを特徴とす
る建設機械のラジエータ冷却構造を提供せんとするもの
である。
【0008】
【作用】ラジエータ内の冷媒の冷却は、油圧モータによ
りシロッコファンを回転させることにより、風を送風ダ
クトを通してラジエータに向けて送ることにより行な
う。
【0009】この際、送風ダクトの先端開口部には、フ
ィルターを張設して、同フィルターを通してラジエータ
に送風がなされるようにしているために、同フィルター
が送風中の異物をろ過して、ラジエータへの異物の目詰
りを防止することができる。
【0010】また、送風ダクトを通してラジエータに向
けて送られる風の圧力は、風圧検出センサにより検出し
て、同検出値を制御部に出力するようにしており、同検
出値がフィルターのわずかな目詰り等により基準設定値
よりも高くなった場合には、制御部が可変リリーフバル
ブを介してファン駆動用油圧モータを増速回転制御し、
シロッコファンの回転数を増大させて、風力を増大させ
ることにより、フィルターを通してラジエータに送風さ
れる風量を一定以上に保って、ラジエータの機能を正常
に確保する。
【0011】そして、風圧検出センサによる検出値が、
フィルター要交換設定値よりも高くなった場合には、制
御部が警報器を警報作動させて、フィルターの交換が必
要である旨を作業者に報知する。
【0012】この場合、フィルターに目詰り等が生じて
いなければ、シロッコファン等の他の機器に異常が生じ
ていることを報知していることになる。
【0013】
【実施例】以下に、本発明の実施例を図面を参照しなが
ら説明する。
【0014】図1に示すAは、本発明に係るラジエータ
冷却構造を具備する建設機械としての掘削装置であり、
同掘削装置Aは、左右一対のクローラ式の走行部1,1
間に基台2を架設し、同基台2上に旋回台3を載設し、
同旋回台3の前部に運転部4を設け、後部に原動機部5
を設けており、旋回台3の前端には掘削部6を取付け、
また、基台2には排土部7を取付けている。
【0015】原動機部5は、図2及び図3に示すよう
に、旋回台3上にエンジン10と、同エンジン10を冷媒を
介して冷却するためのラジエータ11と、同ラジエータ11
内の冷媒を冷却するためのシロッコファン12と、同シロ
ッコファン12を駆動するファン駆動用油圧モータ13と、
同ファン駆動用油圧モータ13に圧油送り流路14を介して
供給する油圧ポンプ15と、同ファン駆動用油圧モータ13
から圧油を圧油戻し流路17を介して回収する油圧タンク
18と、オイルクーラー19と、リザーバ20とを配設て、こ
れらを原動機部ケース21と開閉自在のボンネット22によ
り被覆している。23はカウンタウエイト、aは風の流れ
である。
【0016】ラジエータ11は、図2及び図3に示すよう
に、原動機部ケース21内の後側中央部に立設しており、
同ラジエータ11の前側下方位置にシロッコファン12を配
設し、同シロッコファン12を囲繞するファンケース25に
送風ダクト26の基端を一体的に連通連設し、同送風ダク
ト26を上方へ立上げると共に、先端開口部26a をラジエ
ータ11の前面に近接配置して対面させ、同先端開口部26
a にフィルター27を着脱自在に張設している。
【0017】そして、送風ダクト26には、図2及び図3
に示すように、風圧検出センサ29を取付け、同風圧検出
センサ29によりシロッコファン12によりラジエータ11に
向けて送られる風の圧力を検出するようにしている。
【0018】シロッコファン12は、図2及び図3に示す
ように、ファン軸12a を左右幅方向に向けて軸架し、同
ファン軸12a にファン駆動用油圧モータ13の出力軸13a
を連動連結している。
【0019】ファン駆動用油圧モータ13は、図3に示す
ように、油圧ポンプ15に吸込口を圧油送り流路14を介し
て連通連結する一方、油圧タンク18に吐出口を圧油戻し
流路17を介して連通連結しており、圧油送り流路14の中
途部に可変リリーフバルブ28を取付け、また、圧油戻し
流路17の中途部に逆止弁29を取付けている。
【0020】また、運転部4には、制御部30を設けてお
り、図2及び図3に示すように、同制御部30の入力側に
は風圧検出センサ29を接続する一方、同制御部30の出力
側には、可変リリーフバルブ28と、運転部4に設けた警
報器31とを接続している。
【0021】そして、警報器31は、作業者に異常を報知
すべくランプ(図示せず)が点滅すると共に、警報音を
発するようにしている。
【0022】本発明の実施例は、上記のように構成して
いるものであり、本実施例によれば次のような作用効果
が生起される。
【0023】ラジエータ11内の冷媒の冷却は、油圧ポン
プ15によりファン駆動用油圧モータ13を回転させて、同
ファン駆動用油圧モータ13に連動連設したシロッコファ
ン12を回転させることにより、風を送風ダクト26を通し
てラジエータ11に向けて送ることにより行なう。
【0024】この際、送風ダクト26の先端開口部26a に
は、フィルター27を張設して、同フィルター27を通して
ラジエータ11に送風がなされるようにしているために、
同フィルター27が送風中の異物をろ過して、ラジエータ
11への異物の目詰りを防止することができる。
【0025】また、送風ダクト26を通してラジエータ11
に向けて送られる風の圧力は、風圧検出センサ29により
検出して、同検出値を制御部30に出力するようにしてお
り、同検出値がフィルター27のわずかな目詰り等により
基準設定値よりも高くなった場合には、制御部30が可変
リリーフバルブ28を介してファン駆動用油圧モータ13を
増速回転制御し、シロッコファン12の回転数を増大させ
て、風力を増大させることにより、フィルター27を通し
てラジエータ11に送風される風量を一定以上に保って、
ラジエータ11の機能を正常に確保する。
【0026】そして、風圧検出センサ29による検出値
が、フィルター要交換設定値よりも高くなった場合に
は、制御部30が警報器31を警報作動させて、フィルター
27の交換が必要である旨を作業者に報知する。
【0027】この場合、フィルター27に目詰り等が生じ
ていなければ、シロッコファン12等の他の機器に異常が
生じていることを報知していることになる。
【0028】また、図4に示すように、シロッコファン
12の略中央部に仕切板35を設けて、同仕切板35によりシ
ロックファン12を左側半部ファン12a と右側半部ファン
12bとに仕切って形成し、左側半部ファン12a の近傍に
コンデンサ36を配設することもできる。
【0029】このようにして、原動機部ケース21内のエ
ンジン10により熱せられた熱気は、右側半部ファン12b
により吸引されてラジエータ11に送風される一方、左側
半部ファン12a 側には熱気が仕切板35により伝わること
がないようにして、同左側半部ファン12a により冷気の
みをコンデンサ36及びラジエータ11に向けて圧送するこ
とができるようにしている。
【0030】従って、コンデンサ36を原動機部ケース21
内に収納することができて、土砂等による破損を防止す
ることができると共に、機体の外的美感を高めることが
でき、さらに作業者の視界性を良好にすることができる
上に、コンデンサ36の熱交換を効率良く行なうことがで
きる。
【0031】
【発明の効果】本発明によれば、次のような効果が得ら
れる。
【0032】 送風ダクトの先端開口部に張設したフ
ィルターによりろ過した風をラジエータに送ることがで
きるために、ラジエータに異物が目詰り等するのを防止
することができる。
【0033】 フィルターに異物が目詰り等した場合
には、同フィルターを洗浄するか、又は、新たなものと
交換することにより、楽にメンテナンスを行なうことが
できる。
【0034】 フィルターにわずかな目詰り等が生じ
た場合にも、風圧検出センサによる検出値にもとづいて
制御部によりシロッコファンの回転数を増大させて、ラ
ジエータの機能を正常に確保して、エンジンのオーバー
ヒートを確実に防止することができる。
【0035】 フィルターに交換を要する程の目詰り
等が生じた場合には、警報器が警報作動して、作業者に
報知することができるために、作業者は速やかにフィル
ターを新しいものに交換して、ラジエータの機能を正常
に確保することができる。
【0036】 上記のように、警報器が警報作動し
ているにもかかわらず、フィルターに目詰りが生じてい
ない場合には、シロッコファン等の他の機器に異常が生
じていることがわかるために、作業者は迅速な処置を採
ることができ、この点からもラジエータの機能を正常に
確保することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係るラジエータ冷却構造を具備する掘
削装置の側面図。
【図2】同要部の側面説明図。
【図3】同要部の平面説明図。
【図4】他の実施例としての要部の平面説明図。
【符号の説明】
A 掘削装置 5 原動機部 10 エンジン 11 ラジエータ 12 シロッコファン 13 ファン駆動用油圧モータ 27 フィルター

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 原動機部に、ラジエータと、同ラジエー
    タに送風ダクトを通して送風するシロッコファンとを設
    け、同シロッコファンを油圧モータにより駆動可能とし
    た建設機械のラジエータ冷却構造において、 送風ダクトの先端開口部にフィルターを着脱自在に張設
    すると共に、同送風ダクトに風圧検出センサを取付け、
    同風圧検出センサを制御部の入力側に接続する一方、同
    制御部の出力側に上記油圧供給路の途中に設けた可変リ
    リーフバルブと、フィルターの目詰りを警報する警報器
    とを接続したことを特徴とする建設機械のラジエータ冷
    却構造。
JP23190793A 1993-09-17 1993-09-17 建設機械のラジエータ冷却構造 Pending JPH0783054A (ja)

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JP23190793A JPH0783054A (ja) 1993-09-17 1993-09-17 建設機械のラジエータ冷却構造

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JP23190793A JPH0783054A (ja) 1993-09-17 1993-09-17 建設機械のラジエータ冷却構造

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JP (1) JPH0783054A (ja)

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH1068142A (ja) * 1996-08-28 1998-03-10 Shin Caterpillar Mitsubishi Ltd 建設機械の冷却装置
WO2002044479A1 (fr) * 2000-12-01 2002-06-06 Hitachi Construction Machinery Co., Ltd Machines de chantier
JP2020159307A (ja) * 2019-03-27 2020-10-01 日立建機株式会社 作業機械

Cited By (4)

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