JPH0780921A - 把手付二軸延伸ブロー成形ボトルの製造方法及び把手 - Google Patents
把手付二軸延伸ブロー成形ボトルの製造方法及び把手Info
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- JPH0780921A JPH0780921A JP5231376A JP23137693A JPH0780921A JP H0780921 A JPH0780921 A JP H0780921A JP 5231376 A JP5231376 A JP 5231376A JP 23137693 A JP23137693 A JP 23137693A JP H0780921 A JPH0780921 A JP H0780921A
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- Manufacturing & Machinery (AREA)
- Details Of Rigid Or Semi-Rigid Containers (AREA)
- Blow-Moulding Or Thermoforming Of Plastics Or The Like (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】量産時の成形安定性が良く、把手使用時に外れ
る危惧がなく、しかも外観が良好な把手付二軸延伸ブロ
ー成形ボトルの製造方法を提供する。 【構成】ボトル本体に別体の把手をインサート成形する
二軸延伸ブロー成形法において、ボトル本体に嵌着する
嵌合子と金型の位置決めピンが嵌通する位置決め孔をも
つ把手部とからなる別体の把手を、二軸延伸ブロー成形
金型の胴部金型キャビティ面の、突起する位置決めピン
と位置ずれ防止凹部とをもつ把手装着凹部に装着しての
ち、ボトル本体を二軸延伸ブロー成形して把手付二軸延
伸ブロー成形ボトルを製造する。
る危惧がなく、しかも外観が良好な把手付二軸延伸ブロ
ー成形ボトルの製造方法を提供する。 【構成】ボトル本体に別体の把手をインサート成形する
二軸延伸ブロー成形法において、ボトル本体に嵌着する
嵌合子と金型の位置決めピンが嵌通する位置決め孔をも
つ把手部とからなる別体の把手を、二軸延伸ブロー成形
金型の胴部金型キャビティ面の、突起する位置決めピン
と位置ずれ防止凹部とをもつ把手装着凹部に装着しての
ち、ボトル本体を二軸延伸ブロー成形して把手付二軸延
伸ブロー成形ボトルを製造する。
Description
【０００１】
【産業上の利用分野】本発明は、果汁飲料、液体調味
料、液体洗剤及び現像液などの液体内容物に使用される
把手付二軸延伸ブロー成形ボトルの製造方法に関するも
のである。
料、液体洗剤及び現像液などの液体内容物に使用される
把手付二軸延伸ブロー成形ボトルの製造方法に関するも
のである。
【０００２】
【従来の技術】最近、プラスチック製ボトルは、液体内
容物の容器として適用範囲を拡大するにつれて内容量も
大きくなり、１リットル以上の把手付ボトルの需要が増
えてきている。プラスチック製ボトルに把手を付ける方
法としては、従来から、ブロー成形法では、ボトルの成
形時にボトル胴部の一部を凹部に形成して把手状にした
もの、把手内側のパリソン（溶融管状の成形材料）を押
し潰して成形し、この押し潰した把手の内側を切り取っ
て把手を形成したもの、または、実開平１−１３７８３
１号公報などで開示されたように、ボトル胴部に嵌合凸
部を形成し、この凸部に把手を嵌合係止する方法や、さ
らには、特開昭６３−９５９３１号公報などで開示され
たように、プリフォーム（加熱した有底パリソン）と別
体の把手とを予め正しく隣接保持しておき、両者を同時
に二軸延伸ブロー成形用金型内に搬送して把手付二軸延
伸ブロー成形ボトルを成形するものであった。
容物の容器として適用範囲を拡大するにつれて内容量も
大きくなり、１リットル以上の把手付ボトルの需要が増
えてきている。プラスチック製ボトルに把手を付ける方
法としては、従来から、ブロー成形法では、ボトルの成
形時にボトル胴部の一部を凹部に形成して把手状にした
もの、把手内側のパリソン（溶融管状の成形材料）を押
し潰して成形し、この押し潰した把手の内側を切り取っ
て把手を形成したもの、または、実開平１−１３７８３
１号公報などで開示されたように、ボトル胴部に嵌合凸
部を形成し、この凸部に把手を嵌合係止する方法や、さ
らには、特開昭６３−９５９３１号公報などで開示され
たように、プリフォーム（加熱した有底パリソン）と別
体の把手とを予め正しく隣接保持しておき、両者を同時
に二軸延伸ブロー成形用金型内に搬送して把手付二軸延
伸ブロー成形ボトルを成形するものであった。
【０００３】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、ボトル
胴部の一部を凹部に形成して把手状にしたボトルは、使
用時に持ちにくく、また、表面が滑り易い問題があっ
た。把手内側を潰して成形し切り取って把手を形成した
把手付きボトルは、材質にポリエチレンテレフタレート
などを用いた延伸プロー成形法によるボトルでは、成形
法の形状の制約と把手内部に出来るピンチオフ（溶融し
たパリソンの食い切り部の外縁の融着部）の融着不十分
のため、適用することが無理であった。また、実開平１
−１３７８３１号公報などで開示されたボトル胴部に嵌
合凸部を形成して把手を嵌合係止する方法は、ボトル胴
部の嵌合凸部をしっかりと形成することに成形上の難し
さがあり、使用時に把手が外れる危惧があった。また、
特開昭６３−９５９３１号公報で開示されたパリソンと
別体の把手を同時に二軸延伸ブロー成形用金型内に搬送
して把手付二軸延伸ブロー成形ボトルを成形する方法
は、別体の把手を金型キャビティ面にパーティングライ
ンを跨がらせて装着するため、成形されたボトルの正面
側に縦方向のパーティングライン跡が残り、ボトルの外
観を損なうものであった。本発明は、量産時の成形安定
性が良く、把手使用時に外れる危惧がなく、しかもボト
ル正面側にパーティングライン跡がなく外観が良好な把
手付二軸延伸ブロー成形ボトルの製造方法を提供するも
のである。
胴部の一部を凹部に形成して把手状にしたボトルは、使
用時に持ちにくく、また、表面が滑り易い問題があっ
た。把手内側を潰して成形し切り取って把手を形成した
把手付きボトルは、材質にポリエチレンテレフタレート
などを用いた延伸プロー成形法によるボトルでは、成形
法の形状の制約と把手内部に出来るピンチオフ（溶融し
たパリソンの食い切り部の外縁の融着部）の融着不十分
のため、適用することが無理であった。また、実開平１
−１３７８３１号公報などで開示されたボトル胴部に嵌
合凸部を形成して把手を嵌合係止する方法は、ボトル胴
部の嵌合凸部をしっかりと形成することに成形上の難し
さがあり、使用時に把手が外れる危惧があった。また、
特開昭６３−９５９３１号公報で開示されたパリソンと
別体の把手を同時に二軸延伸ブロー成形用金型内に搬送
して把手付二軸延伸ブロー成形ボトルを成形する方法
は、別体の把手を金型キャビティ面にパーティングライ
ンを跨がらせて装着するため、成形されたボトルの正面
側に縦方向のパーティングライン跡が残り、ボトルの外
観を損なうものであった。本発明は、量産時の成形安定
性が良く、把手使用時に外れる危惧がなく、しかもボト
ル正面側にパーティングライン跡がなく外観が良好な把
手付二軸延伸ブロー成形ボトルの製造方法を提供するも
のである。
【０００４】
【課題を解決するための手段】第１の本発明は、ボトル
本体に別体の把手をインサート成形する二軸延伸ブロー
成形法において、図１に示すように、ボトル本体に嵌着
する嵌合子（１２０）と金型の位置決めピンが嵌通する
位置決め孔（１３０）をもつ把手部（１１０）とからな
る別体の把手（１００）を、図２に示すように、二軸延
伸ブロー成形金型の胴部金型（３００）キャビティ面
（３１０）の、突起する位置決めピン（３３０）と位置
ずれ防止凹部（３２１，図４に示す）とをもつ把手装着
凹部（３２０）に装着してのち、図５に示すように、ボ
トル本体（２１０）を二軸延伸ブロー成形することを特
徴とする把手付二軸延伸ブロー成形ボトル（２００）の
製造方法である。
本体に別体の把手をインサート成形する二軸延伸ブロー
成形法において、図１に示すように、ボトル本体に嵌着
する嵌合子（１２０）と金型の位置決めピンが嵌通する
位置決め孔（１３０）をもつ把手部（１１０）とからな
る別体の把手（１００）を、図２に示すように、二軸延
伸ブロー成形金型の胴部金型（３００）キャビティ面
（３１０）の、突起する位置決めピン（３３０）と位置
ずれ防止凹部（３２１，図４に示す）とをもつ把手装着
凹部（３２０）に装着してのち、図５に示すように、ボ
トル本体（２１０）を二軸延伸ブロー成形することを特
徴とする把手付二軸延伸ブロー成形ボトル（２００）の
製造方法である。
【０００５】第２の本発明は、第１の本発明の把手付二
軸延伸ブロー成形ボトルの製造方法に用いる、ボトル本
体に嵌着する嵌合子と、金型の位置決めピンが嵌通する
位置決め孔をもつ把手部とを有することを特徴とする把
手である。
軸延伸ブロー成形ボトルの製造方法に用いる、ボトル本
体に嵌着する嵌合子と、金型の位置決めピンが嵌通する
位置決め孔をもつ把手部とを有することを特徴とする把
手である。
【０００６】上述の二軸延伸ブロー成形金型（１０）
は、図３に示すように、通常、二つに分割する胴部金型
（３００，４００）と頸部金型（５００）と底部金型
（６００）とから構成され、頸部金型に加熱したプリフ
ォーム（７００）を吊着して型締めされるものである。
このプリフォームは、型締めされた二軸延伸ブロー成形
金型内で、延伸ロットで縦方向に延伸されたのち、プリ
フォーム内にエアが吹き込まれてボトルに成形されるも
のである。なお、二軸延伸ブロー成形に使用される成形
材料は、ポリエチレンテレフタレート、アクリロニトリ
ル系樹脂、ポリプロピレン、ポリ塩化ビニル、ポリ塩化
ビニリデンなどである。
は、図３に示すように、通常、二つに分割する胴部金型
（３００，４００）と頸部金型（５００）と底部金型
（６００）とから構成され、頸部金型に加熱したプリフ
ォーム（７００）を吊着して型締めされるものである。
このプリフォームは、型締めされた二軸延伸ブロー成形
金型内で、延伸ロットで縦方向に延伸されたのち、プリ
フォーム内にエアが吹き込まれてボトルに成形されるも
のである。なお、二軸延伸ブロー成形に使用される成形
材料は、ポリエチレンテレフタレート、アクリロニトリ
ル系樹脂、ポリプロピレン、ポリ塩化ビニル、ポリ塩化
ビニリデンなどである。
【０００７】また、別体の把手の胴部金型キャビティ面
の把手装着凹部への装着は、インサーターで機械的に行
っても、手で人的に行っても良い。そして、把手の形状
によっては、図４に示すようなバキューム孔（３８０）
を把手装着凹部（３２０）の適切な位置に設けて、別体
の把手を吸引して、成形時の把手の位置ずれを防いでも
良い。
の把手装着凹部への装着は、インサーターで機械的に行
っても、手で人的に行っても良い。そして、把手の形状
によっては、図４に示すようなバキューム孔（３８０）
を把手装着凹部（３２０）の適切な位置に設けて、別体
の把手を吸引して、成形時の把手の位置ずれを防いでも
良い。
【０００８】また、別体の把手のボトル本体との固着性
は、ボトル本体の周壁と把手の嵌合子との嵌合によって
得られるが、必要に応じては、嵌合子以外の把手のボト
ル本体の周壁との接触部に嵌合突起や嵌合部を設けても
良い。なお、嵌合子のボトル本体の周壁との嵌合部は、
嵌合子の上下左右（把手をボトルに取り付けた状態で）
の四方に必要個数だけ設けるものである。
は、ボトル本体の周壁と把手の嵌合子との嵌合によって
得られるが、必要に応じては、嵌合子以外の把手のボト
ル本体の周壁との接触部に嵌合突起や嵌合部を設けても
良い。なお、嵌合子のボトル本体の周壁との嵌合部は、
嵌合子の上下左右（把手をボトルに取り付けた状態で）
の四方に必要個数だけ設けるものである。
【０００９】そして、別体の把手の材質は、ボトル本体
との熱融着性や使用後の分別回収を考慮すると、ボトル
本体の材質と同系統の樹脂が好ましいが、他の材質を使
用しても良い。
との熱融着性や使用後の分別回収を考慮すると、ボトル
本体の材質と同系統の樹脂が好ましいが、他の材質を使
用しても良い。
【００１０】
【作用】本発明の把手付二軸延伸ブロー成形ボトルの製
造方法においては、別体の把手が、胴部金型内の把手装
着凹部の位置決めピンと位置ずれ防止凹部とに嵌着する
ため、正確な位置にしっかりと装着され、しかも、位置
決めピンの先端で把手の嵌合子の背面を支持しており、
ボトル本体の成形時に位置ずれを生じたり、ブロー圧に
よって変形することが極めて少なくなる。
造方法においては、別体の把手が、胴部金型内の把手装
着凹部の位置決めピンと位置ずれ防止凹部とに嵌着する
ため、正確な位置にしっかりと装着され、しかも、位置
決めピンの先端で把手の嵌合子の背面を支持しており、
ボトル本体の成形時に位置ずれを生じたり、ブロー圧に
よって変形することが極めて少なくなる。
【００１１】また、把手のボトル本体の周壁側に嵌合子
が形成されており、この嵌合子の上下左右（把手をボト
ルに取り付けた状態で）の四方方向の複数の嵌合部とボ
トル本体の周壁とがしっかりと嵌合しているため、別体
の把手のボトル本体の周壁との固着性が極めて良好とな
る。このため、ボトルの使用中に、把手がボトルから外
れたり、ぐらつくことが防げる。
が形成されており、この嵌合子の上下左右（把手をボト
ルに取り付けた状態で）の四方方向の複数の嵌合部とボ
トル本体の周壁とがしっかりと嵌合しているため、別体
の把手のボトル本体の周壁との固着性が極めて良好とな
る。このため、ボトルの使用中に、把手がボトルから外
れたり、ぐらつくことが防げる。
【００１２】また、胴部金型のキャビティ中央部の所定
位置に形成された把手装着凹部に、別体の把手が装着さ
れてボトル本体が成形されるため、成形された把手付二
軸延伸ブロー成形ボトルの胴部金型のパーティングライ
ンの跡は、把手取付け側をボトルの裏面側とすると、ボ
トル胴部の左右側面に形成され、表面側のボトル胴部に
はパーティングラインの跡はない。
位置に形成された把手装着凹部に、別体の把手が装着さ
れてボトル本体が成形されるため、成形された把手付二
軸延伸ブロー成形ボトルの胴部金型のパーティングライ
ンの跡は、把手取付け側をボトルの裏面側とすると、ボ
トル胴部の左右側面に形成され、表面側のボトル胴部に
はパーティングラインの跡はない。
【００１３】
【実施例】まず、本実施例に係わる別体の把手を作製す
るために、図１に示すボトル本体に嵌着する嵌合子（１
２０）と金型の位置決めピンが嵌通する位置決め孔（１
３０）をもつ把手部（１１０）と嵌合突起（１４０）と
からなる別体の把手（１００）を、インジェクション成
形機でポリエチレンテレフタレートを用いて作製した。
るために、図１に示すボトル本体に嵌着する嵌合子（１
２０）と金型の位置決めピンが嵌通する位置決め孔（１
３０）をもつ把手部（１１０）と嵌合突起（１４０）と
からなる別体の把手（１００）を、インジェクション成
形機でポリエチレンテレフタレートを用いて作製した。
【００１４】次に、図２（ａ）に示すように、二軸延伸
ブロー成形金型の裏面側胴部金型（３００）のキャビテ
ィ（３１０）の上方中央に設けられた、突起する位置決
めピン（３３０）と位置ずれ防止凹部（３２１，図４に
示す）とをもつ把手装着凹部（３２０）に、図２（ｂ）
に示すように、作製した別体の把手（１００）を装着し
た。なお、この把手装着凹部には、さらに図４に示すよ
うなバキューム孔（３８０）を設けて、成形時に把手が
位置ずれを起こさないように吸着した。また、嵌合子
（１２０）の背面を位置決めピン（１３０）の先端で支
持し、成形中のブロー圧による変形を防いだ。
ブロー成形金型の裏面側胴部金型（３００）のキャビテ
ィ（３１０）の上方中央に設けられた、突起する位置決
めピン（３３０）と位置ずれ防止凹部（３２１，図４に
示す）とをもつ把手装着凹部（３２０）に、図２（ｂ）
に示すように、作製した別体の把手（１００）を装着し
た。なお、この把手装着凹部には、さらに図４に示すよ
うなバキューム孔（３８０）を設けて、成形時に把手が
位置ずれを起こさないように吸着した。また、嵌合子
（１２０）の背面を位置決めピン（１３０）の先端で支
持し、成形中のブロー圧による変形を防いだ。
【００１５】次に、図３に示すように、頸部金型に加熱
したプリフォームを吊着して型締を行い、プリフォーム
を延伸ロットで縦方向に延伸し、図５に示すように、ボ
トル本体（２１０）をブロー成形して把手付二軸延伸ブ
ロー成形ボトル（２００）を作製した。なお、この本実
施例の把手付二軸延伸ブロー成形ボトルの製造方法で、
連続して把手付二軸延伸ブロー成形ボトルを作製してみ
たが、連続成形性は良好であった。
したプリフォームを吊着して型締を行い、プリフォーム
を延伸ロットで縦方向に延伸し、図５に示すように、ボ
トル本体（２１０）をブロー成形して把手付二軸延伸ブ
ロー成形ボトル（２００）を作製した。なお、この本実
施例の把手付二軸延伸ブロー成形ボトルの製造方法で、
連続して把手付二軸延伸ブロー成形ボトルを作製してみ
たが、連続成形性は良好であった。
【００１６】作製した把手付二軸延伸ブロー成形ボトル
を評価するために、４０°Ｃの充填温度で温水を充填し
て注出口をキャップで密封し、冷却後、通常の流通過程
を経て後に、図６に示すように、ボトルの把手（１０
０）の指挿入凹部に右手の人指し指（９１０）、中指
（９２０）、薬指（９３０）、小指（９４０）を挿入
し、親指とで把手を掴んでボトルを持って振ったり、開
栓して、内容物を排出したりしてみたが、把手の嵌合子
の嵌合部とボトル周壁とがしっかりと嵌合し、把手にガ
タを生じたり、外れることはなかった。また、成形時に
形成されるパーティングライン跡が、ボトルの正面側に
ないため、ボトルの外観が良好であった。
を評価するために、４０°Ｃの充填温度で温水を充填し
て注出口をキャップで密封し、冷却後、通常の流通過程
を経て後に、図６に示すように、ボトルの把手（１０
０）の指挿入凹部に右手の人指し指（９１０）、中指
（９２０）、薬指（９３０）、小指（９４０）を挿入
し、親指とで把手を掴んでボトルを持って振ったり、開
栓して、内容物を排出したりしてみたが、把手の嵌合子
の嵌合部とボトル周壁とがしっかりと嵌合し、把手にガ
タを生じたり、外れることはなかった。また、成形時に
形成されるパーティングライン跡が、ボトルの正面側に
ないため、ボトルの外観が良好であった。
【００１７】
【発明の効果】本発明の把手付二軸延伸ブロー成形ボト
ルの製造方法によると、嵌合子と位置決め孔とをもつ別
体の把手が胴部金型のキャビティ面の指定位置の把手装
着凹部に、位置決めピンと位置ずれ防止凹部とで、しっ
かりと装着されてボトル本体の成形と同時に一体成形さ
れて把手付二軸延伸ブロー成形ボトルが製造されるた
め、量産時の成形安定性が良く、しかも、製造されたボ
トルは、使用時に把手が外れる危惧がなく、そのうえ、
ボトル正面側に胴部金型のパーティングライン跡がなの
で、外観が極めて良好である。
ルの製造方法によると、嵌合子と位置決め孔とをもつ別
体の把手が胴部金型のキャビティ面の指定位置の把手装
着凹部に、位置決めピンと位置ずれ防止凹部とで、しっ
かりと装着されてボトル本体の成形と同時に一体成形さ
れて把手付二軸延伸ブロー成形ボトルが製造されるた
め、量産時の成形安定性が良く、しかも、製造されたボ
トルは、使用時に把手が外れる危惧がなく、そのうえ、
ボトル正面側に胴部金型のパーティングライン跡がなの
で、外観が極めて良好である。
【図１】（ａ）は、実施例の把手の断面図であり、
（ｂ）は、把手の平面図であり、（ｃ）は、把手の底面
図であり、（ｄ）は、把手のＡ−Ａ’断面図である。
（ｂ）は、把手の平面図であり、（ｃ）は、把手の底面
図であり、（ｄ）は、把手のＡ−Ａ’断面図である。
【図２】実施例における把手取り付け側の二軸延伸ブロ
ー成形金型の平面図であり、（ａ）は、把手を金型内に
装着していない状態を示し、（ｂ）は、把手を金型内の
把手装着凹部に装着した時の状態を示している。
ー成形金型の平面図であり、（ａ）は、把手を金型内に
装着していない状態を示し、（ｂ）は、把手を金型内の
把手装着凹部に装着した時の状態を示している。
【図３】実施例における二軸延伸ブロー成形金型内に、
プリフォームと別体の把手とを装着した状態を示す断面
図である。
プリフォームと別体の把手とを装着した状態を示す断面
図である。
【図４】図３におけるＢ−Ｂ’断面図である。
【図５】二軸延伸ブロー成形金型内でプリフォームを延
伸ブローして、実施例の把手付二軸延伸ブロー成形ボト
ルを成形した状態を示す断面図である。
伸ブローして、実施例の把手付二軸延伸ブロー成形ボト
ルを成形した状態を示す断面図である。
【図６】実施例の把手付二軸延伸ブロー成形ボトルの把
手に右手の指を入れて、ボトルを傾斜し、ボトルから内
容物を注出しようとする状態を示す説明図である。
手に右手の指を入れて、ボトルを傾斜し、ボトルから内
容物を注出しようとする状態を示す説明図である。
【符号の説明】 １０……二軸延伸ブロー成形金型 １００……把手 １１０……把手部 １２０……嵌合子 １２１，１４１……嵌合部 １３０……位置決め孔 １４０……嵌合突起 ２００……把手付二軸延伸ブロー成形ボトル ２１０……ボトル本体 ２２０……周壁 ２３０……パーティングライン跡 ３００，４００……胴部金型 ３１０，４１０……キャビティ ３２０……把手装着凹部 ３３０……位置決めピン ３４０，４４０……パーティング面 ３５０……頸部金型嵌合凹部 ３６０……底部金型嵌合凹部 ３７０……ガイドピン ５００……頸部金型 ６００……底部金型 ７００……プリフォーム ８００……内容物 ９１０……人指し指 ９２０……中指 ９３０……薬指 ９４０……小指
Claims (2)
- 【請求項１】ボトル本体に別体の把手をインサート成形
する二軸延伸ブロー成形法において、ボトル本体に嵌着
する嵌合子と金型の位置決めピンが嵌通する位置決め孔
をもつ把手部とからなる別体の把手を、二軸延伸ブロー
成形金型の胴部金型キャビティ面の、突起する位置決め
ピンと位置ずれ防止凹部とをもつ把手装着凹部に装着し
てのち、ボトル本体を二軸延伸ブロー成形することを特
徴とする把手付二軸延伸ブロー成形ボトルの製造方法。 - 【請求項２】請求項１に記載の把手付二軸延伸ブロー成
形ボトルの製造方法に用いる、ボトル本体に嵌着する嵌
合子と、金型の位置決めピンが嵌通する位置決め孔をも
つ把手部とを有することを特徴とする把手。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP5231376A JPH0780921A (ja) | 1993-09-17 | 1993-09-17 | 把手付二軸延伸ブロー成形ボトルの製造方法及び把手 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP5231376A JPH0780921A (ja) | 1993-09-17 | 1993-09-17 | 把手付二軸延伸ブロー成形ボトルの製造方法及び把手 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH0780921A true JPH0780921A (ja) | 1995-03-28 |
Family
ID=16922654
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP5231376A Pending JPH0780921A (ja) | 1993-09-17 | 1993-09-17 | 把手付二軸延伸ブロー成形ボトルの製造方法及び把手 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH0780921A (ja) |
Cited By (8)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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| KR20020067741A (ko) * | 2001-02-17 | 2002-08-24 | 신성기업 주식회사 | 생수용기 제조방법 및 그 생수용기 |
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-
1993
- 1993-09-17 JP JP5231376A patent/JPH0780921A/ja active Pending
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