JPH0780867A - ゴム製複色弾性舗装材の製造方法 - Google Patents

ゴム製複色弾性舗装材の製造方法

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JPH0780867A
JPH0780867A JP25237893A JP25237893A JPH0780867A JP H0780867 A JPH0780867 A JP H0780867A JP 25237893 A JP25237893 A JP 25237893A JP 25237893 A JP25237893 A JP 25237893A JP H0780867 A JPH0780867 A JP H0780867A
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Atsushi Mizohata
厚旨 溝畑
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 品質が一定で装飾性および透水性に優れる複
色弾性舗装材を容易に得られる製造方法を提供する。 【構成】 ゴムチップ21と接着剤とを混合した第一原
料23を金型内に投入し、内面に突部18を有する押し
型16で前記金型内の第一原料を熱プレスして前記接着
剤を硬化させることにより、表面に凹部24の形成され
たゴム製基板25を形成する基板形成工程と、前記ゴム
製基板の凹部に第一原料のゴムチップとは異なる色のゴ
ムチップ27と接着剤とを混合した第二原料26を投入
し、前記押し型で前記ゴム製基板凹部の第二原料を熱プ
レスして該第二原料の接着剤を硬化させることにより、
前記ゴム製基板と一体に装飾体を形成する装飾体形成工
程と、前記ゴム製基板と装飾体が一体になった成形品を
前記金型から取り出す脱型工程とよりなる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、表面が二色以上の複
色からなるゴム製複色弾性舗装材の製造方法に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、古タイヤ、ゴム廃材等を粉砕した
ゴムチップをウレタン系等の接着剤で板状に固めたゴム
製弾性舗装材が提案されている。このゴム製弾性舗装材
は、ゴムチップ間に形成される僅かな隙間が連通路を構
成して、その連通路により透水性が確保されるため弾性
舗装材として好適である。しかも、産業廃棄物を再利用
できるという点でも有用である。しかし、古タイヤ等の
ゴム廃材は通常黒色からなるため、そのゴム廃材からな
るゴムチップをそのまま用いて成形した弾性舗装材で
は、黒色の単調のものとなって装飾性に乏しい。そこ
で、近年、図5および図6に示されるようなゴム製二色
弾性舗装材が提案されるようになった。なお、図中の5
0と51で示す部分は互いに色が異なっている。
【0003】前記ゴム製二色弾性舗装材の従来における
製造方法としては、図7および図8に示すように、あら
かじめ所定形状に成形したゴムチップ製弾性板52を金
型53内面に載置し、その後前記弾性板52とは色の異
なるゴムチップとウレタン系の接着剤とを混合したチッ
プ原料54を金型53内に充填し、前記金型53を閉じ
て熱プレスすることにより、チップ原料の接着剤を硬化
させてゴムチップを金型内面形状に固めるとともに、弾
性板52と一体に結合させる方法がある。
【0004】また、図9に示すように、互いに色の異な
る弾性板55と弾性基板56とを各々別個にゴムチップ
より成形し、前記弾性基板56表面に設けた凹部57に
前記弾性板55を嵌めて接着する方法もある。
【0005】しかし、前者の製造方法においては、弾性
板52を金型内に正しく配置することが難しく、また正
しく配置してもその後のチップ原料の充填および熱プレ
ス時に弾性板52がずれやすく、得られる二色弾性舗装
材の品質(装飾性)が一定しない問題がある。しかも、
あらかじめ弾性板52を別成形しておかねばならない煩
わしさがある。
【0006】一方、後者の製造方法においては、前記弾
性板55外周面と凹部57内周面間の隙間58が一定に
ならず、品質が一定しないのみならず、前記隙間58か
ら接着剤がはみ出して、見栄えが損なわれる問題があ
る。しかも、弾性板55と弾性基板56の両者をあらか
じめ別成形しておかねばならない煩わしさがある。な
お、後塗装により二色にする方法もあるが、その場合に
は塗装作業が面倒であるのみならず、ゴムチップ間に形
成される連通路が塗膜により塞がれて透水性が損なわれ
る問題もある。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】そこでこの発明は、前
記の点に鑑みてなされたもので、品質が一定で装飾性お
よび透水性に優れる複色弾性舗装材を容易に得られる製
造方法を提供するものである。
【0008】
【課題を解決するための手段】すなわちこの発明は、所
望の色のゴムチップと接着剤とを混合した第一原料を金
型内に投入し、内面に突部を有する押し型で前記金型内
の第一原料を熱プレスして前記接着剤を硬化させること
により、表面に凹部の形成されたゴム製基板を形成する
基板形成工程と、前記ゴム製基板の凹部に第一原料のゴ
ムチップとは異なる色のゴムチップと接着剤とを混合し
た第二原料を投入し、前記凹部に対向する突部を有する
押し型で前記ゴム製基板凹部の第二原料を熱プレスして
該第二原料の接着剤を硬化させることにより、前記ゴム
製基板と一体に装飾体を形成する装飾体形成工程と、前
記ゴム製基板と装飾体が一体になった成形品を前記金型
から取り出す脱型工程とよりなることを特徴とするゴム
製複色弾性舗装材の製造方法に係る。
【0009】
【実施例】以下添付の図面に従ってこの発明を詳細に説
明する。図1はこの発明の実施例における基板形成工程
の一例を示す金型の断面図、図2は同実施例において基
板凹部に第二原料を投入する状態を示す金型の断面図、
図3は同じく装飾体形成工程の一例を示す金型の断面
図、図4は同実施例により得られたゴム製複色弾性舗装
材の断面図である。
【0010】この発明のゴム製複色弾性舗装材の製造方
法は、基板形成工程と装飾体形成工程と脱型工程とから
なる。図1にこの発明の製造方法を実施する金型の一例
を示す。符号10は金型で、成形品の取り出しが容易な
ように下型12、中型14および押し型16の3分割型
よりなり、型内部が弾性舗装材の形状を規定する成形空
間になっている。
【0011】押し型16は、その内面に突部18を有し
ている。この突部18は、弾性舗装材のゴム製基板に異
なった色の装飾体を形成するための凹部を設けるための
もので、前記押し型16の内面に複数設けてもよく、ま
た弾性舗装材の外周が異なった色となるように内面の外
周全体を突形状としてもよい。
【0012】なお、この実施例において前記金型10の
成形空間は、150×200×15mmに形成されてい
る。また、前記突部18は、押し型16の内面略中央部
に100×150の大きさで、高さ5mmに形成されて
いる。
【0013】次に、前記金型10を用いて、この発明の
製造方法における基板形成工程について説明する。ま
ず、図1に示されるように、所望の色のゴムチップ21
と接着剤とを混合してなる第一原料23を、前記金型1
0の成形空間に投入する。この第一原料23の金型内へ
の充填は、熱プレス時にゴムチップが圧縮されるように
過充填とするのが好ましい。
【0014】そして、押し型16で前記第一原料23を
熱プレスする。この熱プレスによって第一原料23内の
接着剤が硬化して、ゴムチップ21が金型10の内面形
状に固められてゴム製基板25が形成される。このゴム
製基板25の表面には、前記突部18によって凹部24
が形成されている。なお、この熱プレスの条件は、用い
られるゴムチップや接着剤の種類や量にもよるが、16
0℃で3分程度が好適である。前記ゴム製基板25の成
形に用いられるゴムチップ21は、前記した古タイヤや
ゴム廃材などの粉砕品が好適で、黒色または有色のもの
をそのまま、あるいは必要により着色して使用される。
なお、前記ゴムチップ21には、ウレタンスポンジチッ
プや木チップなどのようなゴム以外のチップ類を含んで
いてもよい。接着剤には、ウレタン系などゴムチップの
接着に用いられている公知のものが使用される。
【0015】次いで、装飾体形成工程によって前記ゴム
製基板25に装飾体を形成する。図2に示されるよう
に、前記基板成形工程によって得られたゴム製基板25
の凹部24内に装飾体を構成する第二原料26が投入さ
れる。この第二原料26も、第一原料23と同様に、熱
プレス時にゴムチップが圧縮されるように過充填とする
のが好ましい。
【0016】この第二原料26は、前記第一原料23に
用いられたゴムチップ21とは異なった色を有するゴム
チップ27に適宜の接着剤が混合されてなるもので、前
記ゴム製基板25の表面に装飾体を形成する。なお、前
記ゴムチップ27は前記ゴム製基板25の色とは異なる
所望の色とされるが、前記ゴム製基板25の色が黒以外
の場合には着色せずに黒のままにされることもある。
【0017】その際、前記ゴム製基板25の表面におい
て、凹部24以外の部分には治具29が配される。この
治具29はゴム製基板表面を覆うとともに、少なくとも
前記凹部24の周囲をゴム製基板25の上面より高く壁
状に包囲して、ゴム製基板25の表面を平滑に保ち、か
つ前記凹部24内に過充填された第二原料26がゴム製
基板25の他の部分に至るのを防ぐためのもので、前記
突部18の突出高さとほぼ同じ厚みに形成されている。
【0018】続いて、図3に示されるように、前記押し
型16を前記治具29を介して下型12方向に押し付
け、前記凹部24に対向する突部18によって凹部24
内の第二原料26を熱プレスする。プレス時の熱によっ
て第二原料26内の接着剤が硬化して、前記ゴム製基板
25の表面に一体に装飾体が形成される。図3におい
て、符号13はスペーサーである。このスペーサー13
は、前記突部29が第二原料26を過剰にプレスするの
を防ぐためのもので、前記凹部24の深さ(突部18の
突出高さ)と同じ寸法の厚みを有している。なお、この
実施例において、前記装飾体を形成するためのプレス条
件は160℃で5分である。
【0019】その後、押し型16を開け、中型14を下
型12から分離させて成形品を金型10から脱型すれ
ば、図4に示される複色弾性舗装材30が得られる。符
号31は装飾体である
【0020】
【発明の効果】以上図示し説明したように、この発明方
法によれば、装飾部分の位置が一定でその境界部におけ
る色の混ざりがない一定した品質からなる、装飾性に優
れるゴム製複色弾性舗装材を容易に得ることができる。
しかも、得られるゴム製複色弾性舗装材は、ゴムチップ
間の隙間からなる連通路により透水性が確保されるた
め、舗装材として最適である。また、この発明の製造方
法は、ゴム製基板と装飾体をあらかじめ別成形しておく
必要がなく、連続して成形できるため、きわめて作業性
に優れる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の実施例における基板形成工程の一例
を示す金型の断面図である。
【図2】同実施例において基板凹部に第二原料を投入す
る状態を示す金型の断面図である。
【図3】同じく装飾体形成工程の一例を示す金型の断面
図である。
【図4】同実施例により得られたゴム製複色弾性舗装材
の断面図である。
【図5】一般的なゴム製二色弾性舗装材の断面図であ
る。
【図6】その他の例を示す断面図である。
【図7】従来の製造方法における弾性板配置時を示す断
面図である。
【図8】従来の製造方法におけるチップ原料充填状態を
示す断面図である。
【図9】別の従来方法により製造されたゴム製二色弾性
舗装材の一例を示す断面図である。
【符号の説明】
10 金型 12 下型 14 中型 16 押し型 18 突部 21 ゴムチップ 23 第一原料 24 凹部 25 ゴム製基板 26 第二原料 27 ゴムチップ 30 複色弾性舗装材 31 装飾体

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 所望の色のゴムチップと接着剤とを混合
    した第一原料を金型内に投入し、内面に突部を有する押
    し型で前記金型内の第一原料を熱プレスして前記接着剤
    を硬化させることにより、表面に凹部の形成されたゴム
    製基板を形成する基板形成工程と、 前記ゴム製基板の凹部に第一原料のゴムチップとは異な
    る色のゴムチップと接着剤とを混合した第二原料を投入
    し、前記凹部に対向する突部を有する押し型で前記ゴム
    製基板凹部の第二原料を熱プレスして該第二原料の接着
    剤を硬化させることにより、前記ゴム製基板と一体に装
    飾体を形成する装飾体形成工程と、 前記ゴム製基板と装飾体が一体になった成形品を前記金
    型から取り出す脱型工程とよりなることを特徴とするゴ
    ム製複色弾性舗装材の製造方法。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2020147916A (ja) * 2019-03-11 2020-09-17 清田軌道工業株式会社 踏切用舗装板の製造方法

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