JPH0780349A - イオナイザー電極 - Google Patents

イオナイザー電極

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JPH0780349A
JPH0780349A JP22980293A JP22980293A JPH0780349A JP H0780349 A JPH0780349 A JP H0780349A JP 22980293 A JP22980293 A JP 22980293A JP 22980293 A JP22980293 A JP 22980293A JP H0780349 A JPH0780349 A JP H0780349A
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JP
Japan
Prior art keywords
electrode
plastic plate
holes
conducting plastic
conductive plastic
Prior art date
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Withdrawn
Application number
JP22980293A
Other languages
English (en)
Inventor
Hidehiro Iwase
英裕 岩瀬
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Kyocera Chemical Corp
Original Assignee
Toshiba Chemical Corp
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Filing date
Publication date
Application filed by Toshiba Chemical Corp filed Critical Toshiba Chemical Corp
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 タングステン等の金属により構成されていた
従来のイオナイザー電極は、材料の加工性による形状の
制約があり高効率のものとし難く、また高価となりがち
である。本発明は加工性により形状を制約されず、しか
も安価なイオナイザー電極を提供する。 【構成】 導電性フィラーを充填した導電性プラスチッ
ク板1と、絶縁性プラスチック板2とを交互に積層して
電極集合体3を形成し、この電極集合体3に前記各層を
貫通してイオン化する流体の通路となる透孔4を穿設し
て、イオナイザー電極とする。隣接する導電性プラスチ
ック板が逆極性となるように電圧を印加すれば、それら
の透孔周面に露出した導電性のフィラー5ガ放電電極と
なって、放電が行われそれらの透孔を通過する流体のイ
オンかがなされる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は例えば空気清浄器等にお
いて使用されるイオナイザー電極に関する。
【0002】
【従来の技術】従来の空気清浄器においては、金属板を
電極として空中放電をさせ、空気をイオン化することに
よって浮遊する塵埃を集塵するようにしている。上記の
電極は通常イオナイザー電極と呼ばれ、タングステンに
よって構成されている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】従来のイオナイザー電
極はタングステンによって構成されているため、高価と
なりがちであるだけでなく、タングステンは加工性がよ
くないため形状に制約があった。
【0004】本発明は上記の事情に基づきなされたもの
で、安価でしかも電極として最適の形状に形成し得るイ
オナイザー電極を提供するものである
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明のイオナイザー電
極は、導電性プラスチック板と絶縁性プラスチック板と
を交互に積層して電極集合体を構成し、この電極集合体
の各層を貫通してイオン化する流体の通路となる透孔を
穿設したことを特徴とする。
【0006】
【作用】上記構成の本発明のイオナイザー電極において
は、相隣る導電性プラスチック板を正負逆の極性とする
ことにより、各導電性プラスチック板の透孔周面に露出
した導電性を付与するフィラー間に空中放電が行われ、
前記透孔を流れる流体はイオン化される。そして、本発
明の電極集合体は安価でしかも加工性に優れたプラスチ
ックを主として構成されているから、安価に提供できる
だけでなくイオナイザー電極として最適な形状のものと
することができ、効率のよいイオナイザー電極とするこ
とがる。
【0007】
【実施例】本発明のイオナイザー電極においては、電極
をタングステン等の金属に代え導電性プラスチックによ
り構成する。導電性プラスチックはタングステンに比し
て安価であり、加工性にも優れているので、安価でしか
も効率のよいイオナイザー電極を構成することができ
る。
【0008】すなわち、本発明のイオナイザー電極は導
電性プラスチック板と絶縁性プラスチック板とを交互に
配置して電極集合体とし、この電極集合体に各層を貫通
してイオン化する流体の通路を設けてなるものである。
【0009】以下、図面を参照して上記本発明のイオナ
イザー電極を具体的に説明する。図1は本発明の一実施
例の平面図、図2はその正面図、図3は導電性プラスチ
ック板の一部拡大斜視図である。図1に示すように、3
枚の導電性プラスチック板1の間には、2枚の絶縁性プ
ラスチック板2が挟持、一体化され、電極集合体3が形
成されている。また、上記電極集合体3の各板1、2を
貫通して、イオン化すべき流体(この場合空気)の流路
となる透孔4が穿設されている。
【0010】電極集合体3の形成は次のようにしてなさ
れる。すなわち、押出成型、射出成型等による一体成型
によって形成するか、個々に成型した導電性プラスチッ
ク板と絶縁性プラスチック板とを接着によって一体化し
て形成する。なお、導電性プラスチックとしては、導電
性が高く通電時の安定性に優れたものがよく、例えばエ
ミクリア(東芝ケミカル株式会社商品名)として知られ
る熱可塑性樹脂に銅繊維を充填してなる導電性プラスチ
ックが推奨される。また、絶縁性プラスチックとして
は、加工性に優れたものがよく導電性プラスチックを構
成する樹脂と同種の樹脂を使用することが望ましい。
【0011】上記のような電極集合体3に図2に示すよ
うに各層を貫通する透孔4を穿設すると、導電性プラス
チック板1の透孔4周面に図3に示すようにフィラー
(この場合銅繊維)5が露出し、これが空中放電の電極
となる。上記透孔4の大きさは、通過させる流体の性
質、流量、圧力損失等を考慮して決定すればよいが、透
孔による開口率(開口総面積/導電性プラスチック板面
積)が40%を超えると、導電性が不均一となり好まし
くない。
【0012】図4は上記本発明の実施例を使用して構成
した空気清浄器の一例の概略斜視図、図5はその作動を
説明するための電極集合体の模式的斜視図である。図4
において、電極集合体3は筐体11の一つの面に取り付
けられ、筐体11の他の面にはファン12が取り付けら
れている。図5に示すように、電極集合体3の3枚の導
電性プラスチック板1の外層の2枚を+側、中間の1枚
を−側として、2〜6kVの直流電圧を印加して、ファ
ン12を回転させて空気清浄器の運転を行う。このよう
にして空気清浄器を運転することにより、ファン12の
作用で筐体11の外面に面した導電性プラスチック板1
(+側)から筐体11の内側に面した導電性プラスチッ
ク板1(+側)に向けて、図5に黒染めの矢符で示すよ
うに透孔4内に空気が流れ込む。前述のように、導電性
プラスチック板1の透孔4の周面に突出したフィラー
(銅繊維)5が空中放電の電極として作用するから、両
側の導電性プラスチック板の透孔周面と中間に挟持され
た導電性プラスチック板の透孔周面との間に、空中放電
が行われ、透孔4を通過する空気はイオン化される。そ
の結果、空気中に浮遊する塵埃は筐体11に面する導電
性プラスチック板の透孔周面に吸着、捕集され、清浄化
された空気が図5の白抜き矢符で示すように筐体11内
に流入する。
【0013】なお、上記図4に示した空気清浄器におい
て導電性プラスチック板に印加する電圧は、例示した2
〜6kV程度が適当であり、あまり高い電圧を印加する
とO3 の発生したり、電極の消耗が激しかったりするの
で、好ましくない。
【0014】上記のように本発明のイオナイザー電極
は、タングステン等に比して安価で加工性に優れた材料
によって構成されているため、安価でしかも最適な形状
のイオナイザー電極とすることができる。
【0015】なお、本発明は上記実施例のみに限定され
ない。絶縁性プラスチック板、導電性プラスチック板共
にその使用樹脂としては任意適宜のものを使用すること
ができるし、導電性プラスチックに導電性を付与するフ
ィラーとしても銅繊維以外の適宜材料を使用することが
できる。さらに、導電性プラスチック板の枚数も例示の
3枚に限定されず、適宜奇数枚数として最外層の導電性
プラスチック板を+側、中間の導電性プラスチック板を
交互に+側、−側として電極集合体を構成するようにし
てもよい。
【0016】
【発明の効果】上記から明らかなように本発明のイオナ
イザー電極は、加工性に優れた材料によって構成される
ものであるから、加工性による形状に対する制約はな
く、空気清浄器用のイオナイザー電極として最適の形状
のものを得ることができ、その上タングステン電極を使
用する従来のイオナイザー電極よりも安価に提供するこ
とができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例の平面図。
【図2】その正面図。
【図3】その導電性プラスチック板の一部拡大斜視図。
【図4】上記本発明の実施例を使用して構成した空気清
浄器の一例の概略斜視図。
【図5】その作動を説明するための電極集合体の模式的
斜視図。
【符号の説明】
1………導電性プラスチック板 2………絶縁性プラスチック板 3………電極集合体 4………透孔 5………フィラー(銅繊維) 11………筐体 12………ファン

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 導電性プラスチック板と絶縁性プラスチ
    ック板とを交互に積層して電極集合体を構成し、この電
    極集合体の各層を貫通してイオン化する流体の通路とな
    る透孔を穿設したことを特徴とするイオナイザー電極。
JP22980293A 1993-09-16 1993-09-16 イオナイザー電極 Withdrawn JPH0780349A (ja)

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JP22980293A JPH0780349A (ja) 1993-09-16 1993-09-16 イオナイザー電極

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JP22980293A JPH0780349A (ja) 1993-09-16 1993-09-16 イオナイザー電極

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JPH0780349A true JPH0780349A (ja) 1995-03-28

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ID=16897901

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2016027635A1 (ja) * 2014-08-18 2016-02-25 株式会社クリエイティブテクノロジー 集塵装置

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Effective date: 20001128