JPH0779544A - 水冷式電動機 - Google Patents
水冷式電動機Info
- Publication number
- JPH0779544A JPH0779544A JP5225599A JP22559993A JPH0779544A JP H0779544 A JPH0779544 A JP H0779544A JP 5225599 A JP5225599 A JP 5225599A JP 22559993 A JP22559993 A JP 22559993A JP H0779544 A JPH0779544 A JP H0779544A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- electric motor
- stator core
- cooling
- winding
- pipe
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
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- Motor Or Generator Frames (AREA)
- Motor Or Generator Cooling System (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】 本願発明は電動機における冷却性能の向上を
行ない、小型で高出力の電動機を得ることを目的とす
る。 【構成】 電動機の固定子コア3の端面と巻線4の近傍
に冷却パイプ5を樹脂一体成形を行なって固定し、また
固定子コア3の内部を冷却パイプ5を貫通し、固定子コ
ア3の端面で冷却パイプ5を連結して水等の冷媒で固定
子コア3内を直接冷却することにより、より熱源に近い
部分を冷却することで冷却性能を高め、小型で高出力の
電動機を得る。
行ない、小型で高出力の電動機を得ることを目的とす
る。 【構成】 電動機の固定子コア3の端面と巻線4の近傍
に冷却パイプ5を樹脂一体成形を行なって固定し、また
固定子コア3の内部を冷却パイプ5を貫通し、固定子コ
ア3の端面で冷却パイプ5を連結して水等の冷媒で固定
子コア3内を直接冷却することにより、より熱源に近い
部分を冷却することで冷却性能を高め、小型で高出力の
電動機を得る。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、一般,産業用に使用さ
れる電動機の冷却に関するものである。
れる電動機の冷却に関するものである。
【0002】
【従来の技術】近年、産業機械の高出力化,高速化に伴
い、それに搭載される電動機も同様に高出力化,高速化
が要求される傾向にある。
い、それに搭載される電動機も同様に高出力化,高速化
が要求される傾向にある。
【0003】以下に、従来の電動機の冷却について説明
する。図3は特開平2−55551に開示された従来の
電動機の冷却水の流れを示す説明図である。図3(a)
は従来の電動機のフレームの斜視図であり、図3(b)
は冷却水の流水を示している。図において、31は貫通
穴を設けたフレームであり、35aと35bは貫通穴で
あり、32aと32bはフレームの両端に設けたブラケ
ットである。
する。図3は特開平2−55551に開示された従来の
電動機の冷却水の流れを示す説明図である。図3(a)
は従来の電動機のフレームの斜視図であり、図3(b)
は冷却水の流水を示している。図において、31は貫通
穴を設けたフレームであり、35aと35bは貫通穴で
あり、32aと32bはフレームの両端に設けたブラケ
ットである。
【0004】以上のように構成された電動機について、
以下にその動作について説明する。貫通穴35aと35
bを冷却水が流れ、フレームの両端に固定されたブラケ
ットが水流を連結し、フレーム全体を冷却する。
以下にその動作について説明する。貫通穴35aと35
bを冷却水が流れ、フレームの両端に固定されたブラケ
ットが水流を連結し、フレーム全体を冷却する。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら上記従来
の構成では、熱の発生源である固定子と回転子から離れ
たフレームを冷却するため、モータの高出力かつ小型化
が要望された場合、温度上昇が大きくなり冷却能力が不
足するケースが発生する。
の構成では、熱の発生源である固定子と回転子から離れ
たフレームを冷却するため、モータの高出力かつ小型化
が要望された場合、温度上昇が大きくなり冷却能力が不
足するケースが発生する。
【0006】本発明は上記従来の問題点を解決するもの
で、電動機の冷却性を向上させ小型で高出力の電動機を
提供することを目的とする。
で、電動機の冷却性を向上させ小型で高出力の電動機を
提供することを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】この目的を達成するため
に本発明の電動機は、固定子コアの端面と巻線の端面の
近傍に冷却パイプを設け樹脂成形で固定し、また固定子
コアを貫通する冷却パイプを備えた構造を有している。
に本発明の電動機は、固定子コアの端面と巻線の端面の
近傍に冷却パイプを設け樹脂成形で固定し、また固定子
コアを貫通する冷却パイプを備えた構造を有している。
【0008】
【作用】この構成によって、熱の発生源に冷媒を近づけ
ることが可能になり、また熱発生源から冷媒までの熱伝
導が良好となるので冷却性のよい電動機を得ることがで
き小型で高出力の電動機が可能となる。
ることが可能になり、また熱発生源から冷媒までの熱伝
導が良好となるので冷却性のよい電動機を得ることがで
き小型で高出力の電動機が可能となる。
【0009】
(実施例1)以下本発明の一実施例について、図面を参
照しながら説明する。
照しながら説明する。
【0010】図1は本発明の第1の実施例を示す電動機
の半断面図である。図1(a)は正面からの半断面図で
あり、図1(b)はA−A′の半断面図である。図1に
おいて、1はフレーム、2a,2bはブラケット、3は
固定子コア、4は巻線、5は冷却パイプ、6は樹脂、7
は回転子である。
の半断面図である。図1(a)は正面からの半断面図で
あり、図1(b)はA−A′の半断面図である。図1に
おいて、1はフレーム、2a,2bはブラケット、3は
固定子コア、4は巻線、5は冷却パイプ、6は樹脂、7
は回転子である。
【0011】以上のような構成において、冷却パイプ5
は巻線4の近傍の固定子コア3の端面に設けられ、さら
に樹脂一体成形を行なうことにより固定される。冷却パ
イプには水等の冷媒が流され熱交換を行なうが、熱の発
生源である巻線と巻線から発生する熱を伝導する固定子
コアの近傍に冷媒を流すことが可能となり、効率のよい
冷却を行なうことが可能となる。
は巻線4の近傍の固定子コア3の端面に設けられ、さら
に樹脂一体成形を行なうことにより固定される。冷却パ
イプには水等の冷媒が流され熱交換を行なうが、熱の発
生源である巻線と巻線から発生する熱を伝導する固定子
コアの近傍に冷媒を流すことが可能となり、効率のよい
冷却を行なうことが可能となる。
【0012】また、冷却パイプを巻線と固定子コアに一
体に樹脂成形を行なうことにより振動等による冷却パイ
プと巻線の接触によるパイプ破損や断線等を防止し、よ
り冷却効率を高める効果がある。
体に樹脂成形を行なうことにより振動等による冷却パイ
プと巻線の接触によるパイプ破損や断線等を防止し、よ
り冷却効率を高める効果がある。
【0013】(実施例2)以下本発明の第2の実施例に
ついて、図面を参照しながら説明する。
ついて、図面を参照しながら説明する。
【0014】図2は本発明の第2の実施例を示す電動機
の半断面図である。図2(a)は半側面図、図2(b)
は正面のO−Cの半断面図、図2(c)はB−B′の半
断面図である。21はフレーム、22a,22bはブラ
ケット、23は固定子コア、24は巻線、25は冷却パ
イプ、26a,26b,26cは連結パイプ、27は冷
媒出入口、28は回転子である。
の半断面図である。図2(a)は半側面図、図2(b)
は正面のO−Cの半断面図、図2(c)はB−B′の半
断面図である。21はフレーム、22a,22bはブラ
ケット、23は固定子コア、24は巻線、25は冷却パ
イプ、26a,26b,26cは連結パイプ、27は冷
媒出入口、28は回転子である。
【0015】以上のような構成において、冷媒の出入口
27から入った水等の冷媒は冷却パイプ25を通って固
定子コア23内を冷却しながら固定子コア端面に設けら
れた連結パイプ26aに達し再度固定子コア内を通って
連結パイプ26bに達する。この繰り返しにより固定子
コア全体を冷却する。特に固定子コア内部にある巻線よ
り発生する熱を効率よく冷却できる。
27から入った水等の冷媒は冷却パイプ25を通って固
定子コア23内を冷却しながら固定子コア端面に設けら
れた連結パイプ26aに達し再度固定子コア内を通って
連結パイプ26bに達する。この繰り返しにより固定子
コア全体を冷却する。特に固定子コア内部にある巻線よ
り発生する熱を効率よく冷却できる。
【0016】なお、第1の実施例において巻線と冷却パ
イプを樹脂一体成形としたが、樹脂一体成形をしなくと
も固定子コア端面に冷却パイプを密着させても効果があ
ることはいうまでもなく、第2の実施例において連結パ
イプも固定子コア端面に設けるため冷却性能を有するこ
とはいうまでもない。また、本実施例において連結パイ
プ26bは電動機のフレーム外部に設けているが、内部
に設けても特に影響はなく、冷媒の出入口を1箇所とし
ているが複数箇所としてもかまわないことはいうまでも
ない。また、第1の実施例と第2の実施例とを組み合わ
せることにより大きな効果が得られることはいうまでも
ない。
イプを樹脂一体成形としたが、樹脂一体成形をしなくと
も固定子コア端面に冷却パイプを密着させても効果があ
ることはいうまでもなく、第2の実施例において連結パ
イプも固定子コア端面に設けるため冷却性能を有するこ
とはいうまでもない。また、本実施例において連結パイ
プ26bは電動機のフレーム外部に設けているが、内部
に設けても特に影響はなく、冷媒の出入口を1箇所とし
ているが複数箇所としてもかまわないことはいうまでも
ない。また、第1の実施例と第2の実施例とを組み合わ
せることにより大きな効果が得られることはいうまでも
ない。
【0017】
【発明の効果】以上のように本発明は、冷却パイプを固
定子コア端面と巻線の近傍に設けて一体成形することに
より、また固定子コア内部を貫通する冷却パイプを設け
ることにより、より効率的な冷却が可能となり小型で高
出力の電動機を得ることができる。
定子コア端面と巻線の近傍に設けて一体成形することに
より、また固定子コア内部を貫通する冷却パイプを設け
ることにより、より効率的な冷却が可能となり小型で高
出力の電動機を得ることができる。
【図1】(a)は本発明の第1の実施例における電動機
の正面半断面図 (b)は(a)における電動機のA−A′面半断面図
の正面半断面図 (b)は(a)における電動機のA−A′面半断面図
【図2】(a)は本発明の第2の実施例における電動機
の側面半断面図 (b)は(a)における電動機の正面のO−C面半断面
図 (c)は(b)における電動機のB−B′面半断面図
の側面半断面図 (b)は(a)における電動機の正面のO−C面半断面
図 (c)は(b)における電動機のB−B′面半断面図
【図3】(a)は従来の電動機のフレームの斜視図 (b)は従来の電動機の水の流れを示す説明図
1,21,31 フレーム 3,23 固定子コア 4,24 巻線 5,25 冷却パイプ 6 樹脂 7,28 回転子 27 冷媒出入口 2a,2b,22a,22b,32a,32b ブラケ
ット 26a,26b 連結パイプ 35a,35b 貫通穴
ット 26a,26b 連結パイプ 35a,35b 貫通穴
Claims (2)
- 【請求項1】回転自在に軸支された回転子と巻線を巻回
した固定子コアとを備えた電動機において、前記固定子
コア端面に冷却パイプを備え、前記冷却パイプを巻線の
ラジアル方向の外周端面と固定子コアとの近傍に配し樹
脂成形にて前記巻線と前記固定子コアに固定したことを
特徴とする水冷式電動機。 - 【請求項2】回転自在に軸支された回転子と巻線を巻回
した固定子コアとを備えた電動機において、前記固定子
コアを貫通する複数の冷却パイプと前記冷却パイプを連
結する連結パイプとを備え、前記冷却パイプと前記連結
パイプとを連結し、この両端部を電動機に固定したこと
を特徴とする水冷式電動機。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP5225599A JPH0779544A (ja) | 1993-09-10 | 1993-09-10 | 水冷式電動機 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP5225599A JPH0779544A (ja) | 1993-09-10 | 1993-09-10 | 水冷式電動機 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0779544A true JPH0779544A (ja) | 1995-03-20 |
Family
ID=16831857
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP5225599A Pending JPH0779544A (ja) | 1993-09-10 | 1993-09-10 | 水冷式電動機 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0779544A (ja) |
Cited By (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2005354821A (ja) * | 2004-06-11 | 2005-12-22 | Honda Motor Co Ltd | モータ |
JP2008515366A (ja) * | 2004-09-27 | 2008-05-08 | シーメンス アクチエンゲゼルシヤフト | 電気機械の冷却装置 |
US7514826B2 (en) | 2003-02-14 | 2009-04-07 | Toyota Jidosha Kabushiki Kaisha | Stator coil cooling and method of manufacturing |
JP2010504725A (ja) * | 2006-09-22 | 2010-02-12 | シーメンス アクチエンゲゼルシヤフト | 液体冷却式電気機械の固定子 |
-
1993
- 1993-09-10 JP JP5225599A patent/JPH0779544A/ja active Pending
Cited By (5)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US7514826B2 (en) | 2003-02-14 | 2009-04-07 | Toyota Jidosha Kabushiki Kaisha | Stator coil cooling and method of manufacturing |
JP2005354821A (ja) * | 2004-06-11 | 2005-12-22 | Honda Motor Co Ltd | モータ |
JP4519533B2 (ja) * | 2004-06-11 | 2010-08-04 | 本田技研工業株式会社 | モータの製造方法 |
JP2008515366A (ja) * | 2004-09-27 | 2008-05-08 | シーメンス アクチエンゲゼルシヤフト | 電気機械の冷却装置 |
JP2010504725A (ja) * | 2006-09-22 | 2010-02-12 | シーメンス アクチエンゲゼルシヤフト | 液体冷却式電気機械の固定子 |
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A621 | Written request for application examination |
Effective date: 20060227 Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621 |
|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20061122 |
|
A02 | Decision of refusal |
Effective date: 20070322 Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02 |