JPH0778957B2 - ディスク演奏装置の時間軸制御方式 - Google Patents

ディスク演奏装置の時間軸制御方式

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JPH0778957B2
JPH0778957B2 JP63024663A JP2466388A JPH0778957B2 JP H0778957 B2 JPH0778957 B2 JP H0778957B2 JP 63024663 A JP63024663 A JP 63024663A JP 2466388 A JP2466388 A JP 2466388A JP H0778957 B2 JPH0778957 B2 JP H0778957B2
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Description

【発明の詳細な説明】 技術分野 本発明は、記録ディスクに記録されている映像情報等の
情報を再生するディスク演奏装置の時間軸制御方式に関
する。
背景技術 いわゆる高品位(High Definition)ビデオ信号のサン
プリングを行ない、得られたサンプルデータに対して一
定の手順に従って間引きや並べ換え等のデータ処理を行
ない、その後被処理信号をD/A変換によってアナログ信
号に戻すようにして得られるビデオ信号(以下、サンプ
ル化ビデオ信号と称する)をベースバンド信号として伝
送或いは記録再生する方式が提案されている。
かかるサンプル化ビデオ信号を使用した例としては、高
品位ビデオ信号を帯域幅が約8MHzになるまで帯域圧縮し
て放送衛生による伝送を可能にするMUSE(Multiple Sub
−Nyquist Sampling Encoding)方式がある。
このMUSE方式によれば、高品位ビデオ信号を光学式ビデ
オディスク等の記録媒体に記録することも容易になる。
第8図にMUSE信号の波形例を示す。MUSE信号には水平同
期信号(以下、HD信号と称す)が画像信号と同一極性で
付加されており、画像信号のp−p値の約1/2の振幅を
有する。また、i+1番目のラインのHD信号波形は、i
番目のラインのHD信号波形を反転したものである。
第9図にHD信号の波形を示す。MUSE信号は、1水平走査
期間が480のサンプル値からなり、第9図にサンプル番
号として示されている数字は、1水平走査期間の最初の
サンプルから何番目のサンプルであるかを表わしてい
る。ここで、サンプル番号6の振幅値は、HDポイントと
称される位相基準点であり、MUSE信号をデコードするデ
コーダにおいてMUSE信号のリサンプリングのために生成
されるクロックの位相制御に使用される。
また、第9図にレベルとして示されている数字は、MUSE
信号を256レベルに量子化した場合の各サンプルのレベ
ルを表わしている。上記HDポイントのレベルは128レベ
ルであり画像信号振幅の中央値である。
また、MUSE信号にはHD信号と共に第10図(A)及び同図
(B)に示す如きフレームパルスが1番目及び2番目の
ラインにそれぞれ挿入されている。このフレームパルス
によりHD信号波形の反転がリセットされている。
一方、ビデオディスクプレーヤ等のディスク演算装置
は、ディスクを回転駆動するスピンドルモータの駆動制
御によってディスクと信号読取手段としてのピックアッ
プとの相対速度を制御することにより時間軸の粗調整を
行ない、ピックアップによってディスクから得られた読
取信号CCD、メモリ等を使用して読取信号中の同期信号
と別途生成した基準信号との位相差に応じた時間だけ遅
延することによりディスクの偏心等による時間軸変動を
除去する時間軸の微調整を行なうように構成されてい
る。
ところが、上記の如くMUSE信号の同期信号は正極同期で
あり、同期信号の振幅が画像信号のレベル内に存在す
る。この結果、MUSE信号においては従来のNTSC信号の場
合のように振幅分離等の方法で同期信号を検出すること
は困難であり、正常な時間軸で信号が再生されていない
と同期分離は難しい。
このため、正常な再生がなされていない場合、例えばビ
デオディスクプレーヤにおける再生の際のスピンドルモ
ータの立ち上がりやバースト的な大きなドロップアウト
によって回転速度の乱れが生じたとき或いはスキャン、
サーチ等のトリックプレイの後通常再生に戻るときのよ
うにディスクの回転が正常でない状態での時間軸制御に
は、MUSE信号の同期信号を使用できないことになる。
そこで、MUSE信号をビデオディスクに記録する際に映像
FM変調信号にこの映像FM変調信号の下側波帯より低い帯
域に正弦波のパイロット信号を周波数多重し、再生時に
このパイロット信号を分離して時間軸誤差の検出を行な
うようにすることが提案されている。
しかしながら、かかる方式においてはパイロット信号の
みによって時間軸制御を行なうので、複数の記録ディス
クに記録された互いに異なる複数の映像を合成するため
に複数のプレーヤを外部から供給されたフレームパルス
に同期させるいわゆる外部同期は行なえず、複数の映像
を合成する場合にはフレームシンクロナイザ等の同期を
とるための装置が別途必要になりプレーヤの構成が複雑
になるという欠点があった。
発明の概要 本発明は、上記した点に鑑みてなされたものであって、
パイロット信号による良好な時間軸制御をなすことがで
きると共に外部同期が可能なディスク演奏装置の時間軸
制御方式を提供することである。
本発明によるディスク演奏装置の時間軸制御方式は、指
令に応答して前記信号読取手段によって得られた読取信
号中のパイロット信号等の付随信号の周波数に応じて記
録ディスクの回転速度を一旦制御し、その後に前記読取
信号中の第2同期信号が検出されたとき検出された第2
同期信号と第1基準信号との位相差に応じた第1エラー
信号を生成し、この第1エラー信号及び読取信号中の付
随信号の周波数に基づいて記録ディスクの回転速度を制
御し、読取信号中の第1同期信号の位相基準点が検出さ
れたとき読取信号中の付随信号と第2基準信号との位相
差に応じた第2エラー信号を生成し、第1及び第2エラ
ー信号並びに読取信号中の付随信号の周波数に基づく記
録ディスクの回転速度の制御を開始して時間軸の粗調整
をなすことを特徴としている。
実 施 例 以下、本発明の実施例につき第1図乃至第7図を参照し
て詳細に説明する。
第1図において、ディスク1にはパイロット信号とFM変
調されたMUSE信号とが周波数多重されて記録されてお
り、ディスク1はスピンドルモータ2によって回転駆動
される。このディスク1の回転に伴ってディスク1に記
録されている信号がピックアップ3によって読み取られ
る。
ピックアップ3の出力は、RFランプ5によって増幅され
たのちFM復調器等からなる復調回路6及びバンドパスフ
ィルタ等からなるパイロット抽出回路7に供給される。
このパイロット分離回路7によって、パイロット信号が
分離抽出されて分周回路8に供給される。分周回路8
は、パイロット信号をM1に分周する構成となっている。
この分周回路8の出力は、周波数弁別回路10及び位相比
較回路11に供給される。周波数弁別回路10には、水晶発
振器等からなる基準クロック発生回路12から出力される
か又は入力端子IN1に外部から供給された基準クロック
aが切換スイッチ13を介して供給される。切換スイッチ
13は、システムコントローラ15から出力される切換指令
信号sEに応じて基準クロック発生回路12の出力及び入力
端子IN1に外部から供給された信号のうちの一方を選択
的に出力する構成となっている。
周波数弁別回路10は、分周回路8の出力の例えば立ち上
がりエッジから次の立ち上がりエッジまでの間の基準ク
ロックaのパルス数をカウントしてパイロット信号の周
波数に応じた信号を生成する構成となっている。この周
波数弁別回路10の出力は、パイロット周波数情報信号と
して制御信号生成回路16に供給される。制御信号生成回
路16にはスイッチ18及び19を介して位相比較回路11及び
20から出力されるエラー信号も供給される。制御信号回
路生成回路16は、システムコントローラ15から出力され
る出力開始指令に応答してこれらパイロット周波数情報
信号及びエラー信号を加算合成したのちループフィル
タ、ループゲイン調整アンプ等を介して出力する構成と
なっている。この制御信号生成回路16の出力は、ドライ
ブアンプ22を介してスピンドルモータ2に駆動信号とし
て供給され、スピンドルサーボループが形成される。
尚、このスピンドルサーボループは、スイッチ18及び19
が共にオフのときは、パイロット抽出回路7から出力さ
れるパイロット信号の周波数が所定周波数になるように
スピンドルモータ2を回転駆動する周波数制御ループの
みからなることとなる。
位相比較回路11には基準クロックaを分周回路24によっ
てM2に分周して得られる基準信号が供給されている。位
相比較回路11においては、分周回路8及び24の各出力の
位相が比較され、両信号間の位相差に応じたエラー信号
が生成される。このエラー信号は、スイッチ18を介して
制御信号生成回路16に供給される。スイッチ18は、シス
テムコントローラ15から出力されるオン指令信号sAに応
じてオンになる構成となっている。このスイッチ18がオ
ンになると、パイロット信号に基づくスピンドルサーボ
の位相制御ループが閉成され、パイロット信号をM1に分
周して得た信号と基準クロックaをM2分周して得た信号
の位相が一致するようにスピンドルモータ2が回転制御
される。
ここで、基準クロックaの周波数fAを16.2MHz、パイロ
ット信号の周波数fPを(200/3)fHとすると(fHは、HD
信号の周波数)、次式が成立する。
fA/fP=36/5 ……(1) 位相比較回路11における比較周波数は、スピンドルサー
ボループの帯域が十数Hzであることから、fA/1044(=f
P/145=約15.5KHz)となるようにしている。従って、分
周回路8及び24の分周比M1、M2は、それぞれ1/145、1/1
044である。
一方、復調回路6においてはMUSE信号が復調され、LPF
(ローパスフィルタ)25を介してクランプ回路26に供給
される。クランプ回路26には、スイッチ27を介して同期
検出回路30からクランプパルスfが供給される。スイッ
チ27は、システムコントローラ15から出力されるオン指
令信号sBに応じてオンになる構成となっている。また、
クランプ回路26は、供給されたクランプパルスによって
MUSE信号の所定部を例えば128/256レベルにクランプし
て直流成分を再生する構成となっている。このクランプ
回路26によって直流再生されたMUSE信号は、A/D(アナ
ログ・ディジタル)変換回路31及び同期検出回路30に供
給される。これらA/D変換回路21及び同期検出回路30に
はPLL回路33の出力パルスcが供給されている。
A/D変換回路31においてはPLL回路33の出力パルスcによ
ってMUSE信号のサンプリングがなされ、得られたサンプ
ル値が順次ディジタルデータに変換される。このA/D変
換回路31から出力されるサンプルデータは、メモリ35及
び同期検出回路30に供給される。同期検出回路30は、後
述する如くフレームパルス点が検出されたことを示すFP
検出パルスb及び同期信号の位相基準点である128レベ
ルのHDポイントに同期したHD検出信号e1を生成すると共
に、HD検出信号e1に基づいてクランプパルスfを生成す
る構成となっている。
同期検出回路30から出力されるFP検出パルスbは、位相
比較回路20に供給される。位相比較回路20には分周回路
37から出力されるか又は入力端子IN2に外部から供給さ
れる基準FPパルスが切換スイッチ38を介して供給され
る。分周回路37は、基準クロックaを1/(480×1125)
に分周して基準FPパルスを生成すると共に基準クロック
aを1/480に分周して基準HD信号を生成する構成となっ
ている。また、切換スイッチ38は、システムコントロー
ラ15から出力される切換指令信号sEに応じて分周回路37
の出力及び入力端子IN2に供給された信号のうちの一方
を選択的に出力する構成となっている。
尚、基準クロック発生回路12から出力された基準クロッ
クaが切換スイッチ13から選択的に出力されると共に分
周回路37から出力された基準FPパルスが切換スイッチ38
から選択的に出力され、かつこれら基準クロックa及び
基準FPパルスを他のプレーヤに供給するようにすること
により、基準FPパルス及び基準クロックaを生成する回
路を別途設けることなく複数台のプレーヤを互いに同期
させることができる。
位相比較回路20においてはFP検出パルスbと基準FPパル
スとの位相比較がなされ、両信号間の位相差に応じたエ
ラー信号が生成される。この位相比較回路20から出力さ
れたエラー信号は、スイッチ19を介して制御信号生成回
路16に供給される。スイッチ19は、システムコントロー
ラ15から出力されるオン指示信号sCに応じてオンになる
構成となっている。このスイッチ19がオンになると、FP
検出パルスbに基づくスピンドルサーボループが形成さ
れFP検出パルスbと基準FPパルスの位相が一致するよう
にスピンドルモータ2が回転駆動され、フレームパルス
による時間軸の粗調整がなされる。
同期検出回路30から出力されるHD検出信号e1は切換スイ
ッチ40の一入力になっている。切換スイッチ40には分周
回路37から出力された基準HD信号が他入力として供給さ
れている。切換スイッチ40は、システムコントローラ15
から出力される切換指令信号sDに応じてHD検出信号e1
び基準HD信号のうちの一方を選択的に出力する構成とな
っている。この切換スイッチ40の出力は、PLL回路33に
おける位相比較回路41に供給されて分周回路42によって
分周されたVCO(電圧制御型発振器)44の出力と比較さ
れ、両信号の位相差に応じた位相差信号が生成される。
この位相差信号は、ループフィルタ、ループゲイン調整
アンプ等からなる制御信号生成回路43を介してVCO44に
制御入力として供給され、PLLループが形成される。そ
して、VCO44からHD検出信号e1又は基準HD信号に位相同
期した16.2MHzを中心周波数とする可変タイミング信号
が出力される。このVCO44の出力がPLL回路33の出力cと
してA/D変換回路31、メモリ35及び同期検出回路30に供
給される。
メモリ35は、例えばFIFO(先入れ先出し)メモリからな
り、A/D変換回路31から出力されたサンプルデータをPLL
回路33の出力パルスcに同期して順次書き込むと共に基
準クロックaに同期して順次読み出す。
ここで、システムコントローラ15からの切換指令信号sD
によって切換スイッチ40からHD検出信号e1が選択的に出
力されると、PLL回路33からHD検出信号e1に位相同期し
た16.2MHzを中心周波数とする可変タイミング信号が出
力される。従って、この可変タイミング信号は、MUSE信
号と同一の時間軸変動を有し、この可変タイミング信号
によってサンプルデータがメモリ35に書き込まれ、書き
込まれたデータが時間軸変動のない基準クロックaによ
って読み出され、時間軸の微調整がなされる。この時間
軸の微調整によりディスクの偏心等に起因するジッタが
除去される。このメモリ35から読み出された一連のサン
プルデータは、デコーダ(図示せず)等に供給される。
システムコントローラ15は、例えばプロセッサ、ROM、R
AM等からなるマイクロコンピュータで形成されている。
このシステムコントローラ15には、同期検出回路30にお
いて生成されるFP検出パルスb、HD検出OK信号d、操作
部(図示せず)のキー操作に応じた指令等が入力され
る。システムコントローラ15において、プロセッサはRO
Mに予め格納されているプログラムに従って入力された
信号を処理し、オン指令信号sA、sB、sC及び切換指令信
号sD、sEの送出等によって各部を制御する。
ここで、上記実施例における同期検出回路30の具体的な
構成を第2図に示す。第2図に示す如く、A/D変換回路3
1の出力データはFP検出回路301、HD検出OK信号発生回路
304に供給され、クランプ回路26の出力はコンパレータ3
06に供給され、PLL回路33の出力パルスcはFP検出回路3
01、FPカウンタ302、除算回路303に供給される。
FP検出回路301は、A/D変換回路31によってディジタル化
されたMUSE信号中のフレームパルスをパターン認識によ
って検出するように構成されている。すなわち、FP検出
回路301は、MUSE信号の第1ラインに対応する部分に挿
入されているフレームパルスをパターン認識で検出し、
第2ラインに対応する部分に挿入されかつ位相反転され
ている第3図(A)に示す如きフレームパルスのパター
ンを同図(B)に示す如きパルスcによって順次認識し
てHD期間の始端から8クロック期間前方に存在するフレ
ームパルス点pを検出して同図(C)に示す如きFP検出
パルスbを発生する。このFP検出回路301から出力され
たFP検出パルスbは、FPカウンタ302に供給される。FP
カウンタ302は、連続する2つのFP検出パルスb間の間
隔に対応する期間内に発生するパルスcのパルス数を計
数してFP検出パルスbの発生周期に応じたデータを生成
する構成となっている。このFPカウンタ302の出力デー
タは、除算回路303に供給される。除算回路303の出力
は、HD検出OK信号発生回路304及びHD検出回路305に供給
される。HD検出OK信号発生回路304からHD検出OK信号d
が出力されてHD検出回路305に供給される。また、HD検
出回路305には遅延回路307によって遅延されたコンパレ
ータ306の出力が供給される。これら301〜307の各回路
によって同期信号の位相基準点である128レベルのHDポ
イントの検出がなされ、HDポイントに同期したHD検出信
号e1が生成されるのであるが、これら301〜307の各回路
については特願昭62−61496号に詳述されているので、
詳細な説明は省略する。
HD検出信号e1は、クランプパルス発生回路309に供給さ
れる。クランプパルス発生回路309は、FP検出パルスb
及びHD検出信号e1によってMUSE信号の例えば第563ライ
ンに設けられているクランプレベル期間を検出して当該
期間に亘ってクランプパルスfを出力するように構成さ
れている。
以上の構成におけるシステムコントローラ10のプロセッ
サの動作を第4図のフローチャートを参照して説明す
る。
メインルーチン等の実行中に操作部のキー操作によりス
タート指令が発せられると、プロセッサはステップS1に
移行してオン指令信号sA、sB、sC切換指令信号sDのうち
オン指令信号sAのみの送出を開始してスイッチ18、19、
27のうちスイッチ18のみがオン、かつ切換スイッチ40か
ら基準HD信号が選択的に出力されるようにする。尚、切
換スイッチ13及び38の切換制御用の切換指令信号sEはメ
インルーチン等の他のルーチンによって出力されるもの
とする。
次いで、プロセッサは制御信号生成回路16に出力開始指
令を送出してスピンドルモータ2の起動を行なう(ステ
ップS2)。次いで、プロセッサは同期検出回路30からFP
検出パルスbが出力されたか否かの判定を繰り返して行
ない(ステップS3)、FP検出パルスbが出力されたと判
定されたときのみ、オン指令信号sAの送出を停止すると
共にオン指令信号sCの送出を開始する(ステップS4)。
次いで、プロセッサは同期検出回路20からHD検出OK信号
dが出力されたか否かの判定を繰り返して行ない(ステ
ップS5)HD検出OK信号dが出力されたと判定されたとき
のみオン指令信号sA及び切換指令信号sDの送出を開始す
る(ステップS6、S7)。次いで、プロセッサは同期検出
回路20からHD検出OK信号dが出力されたか否かの判定を
繰り換して行ない(ステップS8)、HD検出OK信号dが出
力されたと判定されたときのみオン指令信号sBの送出を
開始し(ステップS9)、ステップ1に移行する直前に実
行していたルーチンの実行を再開する。
以上の動作におけるステップS1、S2によってパイロット
信号に基づくスピンドルサーボの位相周波数制御ループ
が閉成されて、パイロット抽出回路7から出力されるパ
イロット信号の周波数が(200/3)fHに等しくなり、か
つパイロット信号の位相情報を有する分周回路8の出力
と基準信号を出力する分周回路24の出力の位相が一致す
るようにスピンドルモータ2が回転駆動される。
このパイロット信号に基づくスピンドルサーボにより、
復調回路6におけるMUSE信号の復調が可能となる。復調
されたMUSE信号が同期検出回路30におけるFP検出回路30
1に供給されると、FP検出回路301からFP検出パルスbが
出力される。そうすると、ステップS2によってこのFP検
出パルスbが出力されたことが検知され、ステップS4が
実行される。このステップS4によってスイッチ18がオフ
になり、かつスイッチ19がオンになってパイロット信号
に基づくスピンドルサーボの位相制御ループがオープン
になり、かつフレームパルスに基づくスピンドルサーボ
ループが閉成される。尚、このときパイロット信号に基
づくスピンドルサーボの周波数制御ループは閉成された
ままであるため、スピンドルサーボの安定性は維持され
る。
このスピンドルサーボがロックするに従って、同期検出
回路30におけるHD検出が可能になり、HD検出OK信号dが
出力される。そうすると、ステップS5によってこのHD検
出OK信号dが出力されたことが検知され、ステップS6及
びS7が実行される。これらステップS6、S7によってスイ
ッチ18がオンになると共に切換スイッチ40からHD検出信
号e1が選択的に出力されるようになる。
スピンドルサーボ系は、ディスク偏心によって発生する
ジッタには追従しないため、切換スイッチ40の切換によ
るロック位相の変動はほとんどなく、より正確なFP位相
情報が供給されることとなり、またスイッチ18をオンに
することによってスピンドルサーボの安定性が高められ
る。
ステップS8によって同期検出回路30からHD検出OK信号d
が出力されたことが検知されると、ステップS9が実行さ
れてスイッチ27がオンとなり、MUSE信号のクランプが開
始される。尚、クランプが開始されるまではMUSE信号は
交流結合されているものとする。
これらステップS7〜S9によってPLL回路33及びメモリ35
によるHD信号の位相基準点に基づく時間軸の微調整が開
始される。
第5図は、同期検出回路30の他の構成例を示すブロック
図であり、A/D変換回路31の出力データは、FP検出回路5
0、HDパターン検出回路51、遅延回路52に供給される。
また、PLL回路33の出力パルスcはFP検出回路50、HD検
出窓発生回路53、HDパターン検出回路51、遅延回路52、
HD位相検出回路54、クランプパルス発生回路55に供給さ
れる。
FP検出回路50は、FP検出回路301と同様にMUSE信号中の
フレームパルスをパターン認識によって検出してFP検出
パルスgを出力する。このFP検出パルスgは、HD検出窓
発生回路53及びクランプパルス発生回路55に供給され
る。HD検出窓発生回路53は、FP検出パルスgによってフ
レームパルス点pの直後のHD信号を検出するための24ク
ロック期間に亘って存在する検出窓信号hを発生し、こ
ののちHDパターン検出回路51から出力されるHD検出信号
e2の立ち上がり点を基準にして465クロック期間後の時
点から489クロック期間後の時点までの24クロック期間
に亘って存在する信号を検出窓信号hとして出力すると
いう動作をFP検出パルスgが発生する毎に繰り返して行
なう。
検出窓信号hは、HDパターン検出回路51に供給される。
HDパターン検出回路51は、検出窓信号hが存在するとき
のみ第6図(A)に示す如きHD信号の存在をパターンに
よって認識し、同図(B)に示す如きクロックパルスc
に同期して同図(C)に示す如くHD検出信号e2を生成す
る。このHDパターン検出回路51におけるパターン認識
は、例えばHDポイントの直前及び直後の3クロック期間
程度におけるパターンに対して行なわれる。HDポイント
は、ジッタがない場合、HD検出信号e2の立ち上がり点か
ら477クロック期間離れて存在することになるので、HD
検出窓発生回路43から出力されるHD検出窓信号hは次の
HDポイントに中心に24クロック期間に亘って存在するこ
ととなる。この24クロック期間幅がHD検出範囲となる。
また、MUSE信号をA/D変換して得られたデータは、遅延
回路52によって所定クロック期間だけ遅延されたのちHD
位相検出回路54に供給される。HD位相検出回路54は、最
初のHD検出信号e2の発生後の最初のクロックパルスcに
同期して遅延回路54の出力データからHDポイントの基準
値である128レベルを差し引いて得た値に対応するレベ
ルを有するアナログ信号をHD検出信号e1として出力し、
以後480クロック期間おきに同様にして得たアナログ信
号をHD検出信号e1として出力する。また、それと共にHD
位相検出回路54は、480クロック期間毎のHD検出信号e1
及びe2の発生によってHD検出OK信号dを出力する。この
HD位相検出回路54から出力されたHD検出信号e1は、HDポ
イントに対するクロックパルスcの位相誤差情報を有し
ている。このHD検出信号e1をループフィルタ等を介して
VCOに供給し、このVCOからクロックパルスcを得るよう
にすることによりHDポイントに同期したクロックパルス
cが得られ、また、このクロックパルスcよって時間軸
の微調整をなすことができる。
尚、HD検出信号e2の発生時点から3クロック期間前にHD
ポイントが位置するので、遅延回路42は、この遅延調整
をなすために設けられたものであり、ラッチ回路等によ
って構成される。
また、クランプパルス発生回路55は、FP検出パルスg及
びHD検出OK信号dによってMUSE信号の例えば第563ライ
ンに設けられているクランプレベル期間を検出して当該
期間に亘ってクランプパルスfを出力する。このクラン
プパルスfは、MUSE信号の直流再生のためになすクラン
プの際に使用することができる。
以上の構成においてはHD検出信号e1は、HDポイントに対
するクロックパルスcの位相誤差情報を有しているの
で、第1図の装置においてクロックパルスcを発生する
PLL回路33を形成している各ブロック、分周回路37及び
切換スイッチ40の接続を第7図に示す如くすることがで
きる。
第7図において、HD検出信号e1は切換スイッチ40の一入
力になっている。切換スイッチ40の出力は、制御信号生
成回路43に供給される。この制御信号発生回路43の出力
は、VCO44に制御入力として供給される。このVCO44の出
力がパルスcとして出力される。このVCO44の出力は、
分周回路42によって分周されたのち位相比較回路41に供
給され、分周回路42の出力と比較とされる。この位相比
較回路41の出力は切換スイッチ40の他入力になってい
る。
尚、上記実施例においては、ステップS1においてオン制
御信号sAの送出が開始されるとしたが、ステップS1にお
いてオン制御信号sAの送出を開始せず、周波数制御ルー
プのみによってスピンドルモータ2の駆動制御を開始し
てもよい。
また、上記実施例においては、スピンドル制御系はパイ
ロット信号等の付随信号(外部同期をかけるときはFP信
号も含む)を用い、ジッタ制御系はHD信号を用いる構成
としているので、ジッタ制御系の位相検出精度に比して
スピンドル制御系の検出精度は低くてよいため、パイロ
ット信号の多重レベルは、パイロット信号が再生画像に
影響を及ぼさないように低い値に設定することができ
る。
また、上記実施例においてはパイロット信号を付随信号
として用いたが、音声情報等を担持するEFM信号が周波
数多重されている場合は、EFM信号を付随信号として用
いることもできる。
以上、起動時について説明したが、本発明は、サーチ、
スキャン等のトリックプレイ終了後に通常再生を開始す
る場合にも適用することができる。
発明の効果 以上詳述した如く本発明によるディスク演奏装置の時間
軸制御方式は、指令に応答して前記信号読取手段によっ
て得られた読取信号中のパイロット信号等の付随信号の
周波数に応じて記録ディスク回転速度を一旦制御し、そ
の後に前記読取信号中の第2同期信号が検出されたとき
検出された第2同期信号と第1基準信号との位相差に応
じた第1エラー信号を生成し、この第1エラー信号及び
読取信号中の付随信号の周波数に基づいて記録ディスク
の回転速度を制御し、読取信号中の第1同期信号の位相
基準点が検出されたとき読取信号中の付随信号と第2基
準信号との位相差に応じた第2エラー信号を生成し、第
1及び第2エラー信号並びに読取信号中の付随信号の周
波数に基づく記録ディスクの回転速度の制御を開始して
時間軸の粗調整をなすので、第1基準信号として外部か
ら供給された外部同期信号を用いることにより、外部同
期信号に同期した時間軸制御がなされることとなり、プ
レーヤを外部から供給されたフレームパルスに同期させ
るいわゆる外部同期が可能となる。
【図面の簡単な説明】
第1図は、本発明の一実施例を示すブロック図、第2図
は、第1図の装置における同期検出回路30の具体的な構
成を示すブロック図、第3図は、第2図の装置の各部の
動作を示す波形図、第4図は、第1図の装置におけるプ
ロセッサの動作を示すフローチャート、第5図は、同期
検出回路30の具体的な構成の他の例を示すブロック図、
第6図は、第5図の回路の一部の動作を示す波形図、第
7図は、同期検出回路30として第5図の回路を使用した
ときの第1図の装置の各ブロック間の接続を示す図、第
8図は、MUSE信号の波形図、第9図は、HD信号の波形
図、第10図は、フレームパルスの波形図である。

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】所定レベル点をサンプリング用タイミング
    信号の位相基準点とする第1同期信号と前記第1同期信
    号のN(Nは自然数)倍の周期をもって発生する第2同
    期信号とが挿入されたサンプル化ビデオ信号と共に所定
    周波数の付随信号を担う記録ディスクから信号読取手段
    によって得られた第1及び第2同期信号によって時間軸
    の粗調整及び微調整を行なうディスク演奏装置の時間軸
    制御方式であって、指令に応答して前記信号読取手段に
    よって得られた読取信号中の付随信号の周波数に応じた
    周波数検出信号を生成し、前記周波数検出信号に基づい
    て前記記録ディスクの回転速度を一旦制御し、その後に
    前記読取信号中の第2同期信号が検出されたとき検出さ
    れた第2同期信号と第1基準信号との位相差に応じた第
    1エラー信号を生成し、前記第1エラー信号及び前記周
    波数検出信号に基づいて前記記録ディスクの回転速度を
    制御し、前記読取信号中の第1同期信号の位相基準点が
    検出されたとき前記読取信号中の付随信号と第2基準信
    号との位相差に応じた第2エラー信号を生成し、前記第
    1及び第2エラー信号並びに前記周波数検出信号に基づ
    く前記記録ディスクの回転速度の制御を開始して時間軸
    の粗調整をなすことを特徴とするディスク演奏装置の時
    間軸制御方式。
  2. 【請求項2】前記読取信号中の第1同期信号の位相基準
    点が検出されたとき検出された位相基準点に位相同期し
    たタイミング信号を生成し、前記タイミング信号に基づ
    いて時間軸の微調整を行なうことを特徴とする請求項1
    記載のディスク演奏装置の時間軸制御方式。
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