JPH0777500A - 光沢のある鋼板の酸化腐食部の面積率検出方法 - Google Patents

光沢のある鋼板の酸化腐食部の面積率検出方法

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Publication number
JPH0777500A
JPH0777500A JP24620293A JP24620293A JPH0777500A JP H0777500 A JPH0777500 A JP H0777500A JP 24620293 A JP24620293 A JP 24620293A JP 24620293 A JP24620293 A JP 24620293A JP H0777500 A JPH0777500 A JP H0777500A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
steel sheet
lustrous
pixels
light source
corrosion
Prior art date
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Withdrawn
Application number
JP24620293A
Other languages
English (en)
Inventor
Koji Tanimura
宏治 谷村
Masaki Motomura
雅記 元村
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Nippon Steel Corp
Nippon Steel Texeng Co Ltd
Original Assignee
Nippon Steel Corp
Nittetsu Elex Co Ltd
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Publication date
Application filed by Nippon Steel Corp, Nittetsu Elex Co Ltd filed Critical Nippon Steel Corp
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 本発明は、鋼板または表面処理鋼板の腐食評
価に関わり、塩水噴霧試験やサイクル腐食試験に供し
た、光沢のある有機膜を有する試験片の酸化腐食部面積
を検出するための方法を提供する。 【構成】 光沢のある有機膜を有する鋼板表面の一部分
が酸化した試験片2の表面に対して、斜め方向より照射
する点光源1と、該点光源1による前記鋼板表面の正反
射光を投影するスクリーン3と、該スクリーン3上を撮
像するテレビカメラ4と、該テレビカメラ4の映像明度
信号を2値化信号とする2値化器5と、該2値化画像処
理信号を各画素について光沢部を黒[1]と酸化腐食部
を白[0]の画像信号としてアナログ/デジタル交換
し、一時的に記録するフレームメモリ6と、該フレーム
メモリ6に記録した[0]となった画素を計数すると共
に、 {0となった部分の画素数/(1となった部分の画素数
+0となった部分の画素数)}×100 の演算を行う演算装置を具備することを特徴とする光沢
のある鋼板の酸化腐食部の面積率検出方法を提供する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は鋼板または表面処理鋼板
の腐食評価に関わり、例えばカチオン電着塗装、さらに
は2コート、3コートを行った有機被覆鋼板を腐食試験
に供した後の、酸化腐食部の面積を検出するための方法
に関するものである。
【0002】
【従来の技術】近年、自動車や家電・建材向けの鋼板に
対して、製品の耐食性という市場ニーズが高まり、これ
に呼応した新製品の開発研究が盛んに行われている。し
たがって、鋼板の耐食性評価が開発研究に占めるウエイ
トは非常に高い。
【0003】鋼板表面に光沢のある有機膜を有する試験
片の耐食性評価は暴露試験、促進試験等の腐食試験に供
した試験片に発生した酸化腐食部の膨れやクロスカット
部からの膨れ幅を測定することにより行われるが、それ
は熟練された人間の手作業に頼っている。そこで従来か
ら、劣化による色変化による自動識別方法が検討されて
きた。
【0004】色の変化によって自動的に識別する従来の
装置としては例えば、特開昭62−291522号公報
及び特開昭63−200027号公報に開示されたもの
が知られている。これら従来の装置では、カラーテレビ
カメラからR(レッド)、G(グリーン)及びB(ブル
ー)に色分解された3つの信号を取り出し、これらの信
号を複雑なデジタル処理回路で処理することによって撮
像対象の色を高精度で識別可能にしている。しかし、R
GB3色の各信号に基づいて色を識別する場合には、信
号レベルを比較する回路が少なくとも3系統以上必要で
あるので、回路構成が複雑になる。しかも、比較回路を
3系統設ける場合には、3組の回路のしきい値をそれぞ
れ調整する必要があるので、それらのしきい値を特定の
物質に合わせるためには、しきい値の調整操作に特別な
知識や経験を有する専門家を必要とする。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、光沢のある
有機膜を有する鋼板の酸化腐食部を、誰もが自動的に、
容易に、正確に検出することを実現するものである。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記課題解決のため本発
明は、光沢のある有機膜を有する鋼板表面の一部分が酸
化した試験片表面に対して、斜め方向より照射する点光
源と、該点光源による前記鋼板表面の正反射光を投影す
る投影スクリーンと、該投影スクリーン上を撮像するテ
レビカメラと、該テレビカメラの映像明度信号を2値化
画像信号とする2値化器と、該2値化器の2値化画像処
理信号を各画素について光沢部を黒[1]と酸化腐食部
を白[0]の画像信号としてアナログ/デジタル変換
し、デジタル値で一時的に記録するフレームメモリと、
該フレームメモリ記録した[0]となった画素数を計数
すると共に、 {0となった部分の画素数/(1となった部分の画素数
+0となった部分の画素数)}×100 の演算を行う演算装置、を具備することを特徴とする光
沢のある鋼板の酸化腐食部の面積率検出方法の発明に至
った。
【0007】
【作用】発明者等は、表面に光沢のある有機膜を持った
鋼板が腐食すると腐食部分の有機膜の光沢が低下もしく
は***することに着目し、点光源による反射像をスクリ
ーン上に投影し、テレビカメラのような撮像手段を用い
て撮像し、得られる映像明度信号から腐食部分を抽出す
る方法を提案した。そこで本発明においては、これに基
づいて、表面に光沢のある有機膜を有する鋼板に斜め方
向より照射する点光源と、該点光源による前記鋼板表面
の正反射光を投影するスクリーンと、該投影スクリーン
上の正反射光を撮像するテレビカメラと、該テレビカメ
ラが出力する映像明度信号を2値化画像信号とする2値
化器と、該2値化器の2値化画像処理信号を各画素につ
いて光沢部[1]と酸化腐食部[0]の画像信号として
アナログ/デジタル変換し、デジタル値で一時的に記録
するフレームメモリと、該フレームメモリに記録した
[0]となった画素数のみを計算し、鋼板全体に相当す
る画素数との比をとり、腐食部を算出する算出装置と、
を設けている。
【0008】すなわち本発明においては、表面に光沢の
ある有機膜を持つ鋼板の表面に斜め方向から光を照射し
て、その正反射像を投影スクリーンに投影すると、有機
膜が健全な光沢部は明度が高く正反射し、酸化腐食した
部分は明度が低く乱反射して投影されることから、テレ
ビカメラにてこの投影像を撮像し、映像明度信号を明る
さによって2値化することによって酸化腐食部分を認識
する。この酸化腐食部分の認識した2値化画像信号をア
ナログ/デジタル変換し、光沢部分を黒[1]、酸化腐
食部分を白[0]とし、フレームメモリに一時的に記録
する。パーソナルコンピュータは、この[0]となった
画素の数だけ計算し、鋼板全体の画素数との比を採るこ
とで、酸化腐食部分の面積率を算出することができる。
【0009】
【実施例】図1に光沢のある鋼板の酸化腐食部面積率検
出装置の構成を示す。点光源1により被試験片2の表面
を照射し、例えばスリガラスのような投影スクリーン3
に投影させる。酸化腐食していない部分は光沢があるた
め、点光源からの照射光は正反射しスクリーンに明るく
投影される。しかし、酸化腐食部分は光沢が低下もしく
は***しているため一定の方向へ反射せず乱反射となる
ので、その部分の投影スクリーン上に到達する光量は少
なくなり暗く投影される。このようにしてスクリーン上
に投影された像をテレビカメラ4で撮像し、映像明度信
号を2値化処理器5で2値化信号とし、さらにアナログ
/デジタル変換して、光沢部分を黒[0]、酸化腐食部
分を白[1]としてフレームメモリ6にデジタル画像信
号として一時的に記憶するとともにモニタ8に抽出画像
を表示する。フレームメモリ6に記憶された値はパーソ
ナルコンピュータ7で読み取り、[0]となった部分の
みの画素数を計算し、鋼板全体に相当する画素数との比
を採ることで、鋼板の中で酸化腐食部の占める面積率を
算出する。算出した結果はプリンタ9で印字記録する。
これらの動作を自動的に行うためのプログラムは記憶装
置10より読み出し実行する。
【0010】
【発明の効果】本法によれば、光沢のある有機膜を有す
る鋼板の酸化腐食部面積を誰もが自動的に、容易に、的
確に測定しうるものであり、迅速な開発研究に大きな効
果を発揮するものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例である鋼板の酸化腐食部面積
率検出装置の概略構成を示す図である。
【符号の説明】
1 点光源 2 被試験片 3 投影スクリーン 4 テレビカメラ 5 2値化処理器 6 フレームメモリ 7 パーソナルコンピュータ 8 モニタ 9 プリンタ 10 記憶装置

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 光沢のある有機膜を有する鋼板表面の一
    部分が酸化した試験片表面に対して、斜め方向より照射
    する点光源と、該点光源による前記鋼板表面の正反射光
    を投影する投影スクリーンと、該投影スクリーン上を撮
    像するテレビカメラと、該テレビカメラの映像明度信号
    を2値化画像信号とする2値化処理装置と、該2値化処
    理装置の2値化画像処理信号を各画素について光沢部を
    黒[1]と酸化腐食部を白[0]の画像信号としてアナ
    ログ/デジタル変換し、デジタル値で一時的に記録する
    フレームメモリと、該フレームメモリ記録した[0]と
    なった画素を計数すると共に、 {0となった部分の画素数/(1となった部分の画素数
    +0となった部分の画素数)}×100 の演算を行う演算装置、とを具備して鋼板の酸化腐食部
    の面積率検出を行うことを特徴とする光沢のある鋼板の
    酸化腐食部の面積率検出方法。
JP24620293A 1993-09-07 1993-09-07 光沢のある鋼板の酸化腐食部の面積率検出方法 Withdrawn JPH0777500A (ja)

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Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2000094540A (ja) * 1998-09-18 2000-04-04 Mitsuboshi Belting Ltd 歯付ベルトのゴム滲み測定方法
JP2008096429A (ja) * 2006-09-14 2008-04-24 Jfe Steel Kk 表面処理鋼板の腐食部の面積率測定装置、亜鉛めっき鋼板の白錆部の面積率測定装置及びその測定方法
CN108414430A (zh) * 2018-03-12 2018-08-17 唐山国丰钢铁有限公司 盐雾试验相对腐蚀面积的测算方法
WO2023111854A1 (en) * 2021-12-15 2023-06-22 3M Innovative Properties Company Optical inspection system for detecting surface profile defects in manufactured webs

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