JPH0777461B2 - メッセージ記憶と再送信能力を有するページング端末装置およびその方法 - Google Patents

Description

【発明の詳細な説明】 技術分野 本発明は、一般的にページング・システムに関し、さら
に詳しくは、確認を返信する能力を有するページング受
信機と共に動作することが可能であり、初め所定の時間
内に確認を返信することに失敗したページャに対するメ
ッセージを記憶し再送信するページング端末装置に関す
る。

背景技術 より多くはないが、大部分のページング・システムは、
多くの不利な動作条件下において、ページ・メッセージ
が届かない経験をしている。これはページャの携帯者が
信号の有効範囲外にいたか、または恐らく、偶然にまた
は故意にページャの電源が切られていたため、サービス
態勢になかったためである。妨害および他の不利な信号
条件は、この点で更に別の関連する問題である。

明らかに、ページング・メッセージの喪失を防止するに
とのできる何等かの方法と装置が必要である。呼び出さ
れた人にメッセージが伝わらないことに関するこの種の
問題に取り組んだ技術上周知の通信システムは、もちろ
ん存在する。電話返答装置は、メッセージを記憶、すな
わち保存して後に再生することを意図する１つのグルー
プの装置にすぎない。しかし、この種の装置は受信集団
のいる場所で記憶することを必要とし、また従来のペー
ジング・システムとはなじまない。さらに、このような
メッセージを検索するには、呼び出された集団が特定の
動作と手順を取ることが必要である。ボイス・メール・
サービスやコンピュータ・メール・ボックスのような他
の装置または技術が知られているが、これらには、同様
の欠点またはさらに別の欠点がある。

現在技術的に周知の１つのページング製品があり、これ
は特定のシステムのページャに向けた通話が意図したよ
うに完了しないという問題に取り組んでいる。これは、
特定の呼び出された集団によって特定の電話番号に電話
がかけられる迄、呼出しが周期的に送信されるように構
成されている。しかし、このメッセージの周期的な再送
信を終了させるためには、このページャの使用者が明確
な動作を行なう必要があることが、容易に理解できる。
もしこのような使用者がこれを許容しがたたい不便さで
あると感じた場合、またはいずれの理由にせよ、ページ
ング・メッセージは貴重なシステムの容量を使用して不
必要に再送信される。

大半のページング使用者は比較的電気／電子技術とペー
ジャの操作に通じていないので、ページャの使用者自身
が何等の操作を行う必要がなく、特定の時間にページャ
に正しく送信することのできなかったメッセージの記憶
と再送信を含むページング・メッセージの処理と送信を
自動的に行う構成が必要である。

発明の開示 したがって、本発明の目的は、時々ページング・メッセ
ージが届かないことのある従来のページング・システム
の欠陥を克服することである。

本発明のより特定の目的は、送信した宛先を初めに確認
しそこなったページング受信機に対するメッセージの確
認を返信しながら記憶し再送信する適当な方法論と装置
を提供することである。このような記憶と再送信は、ペ
ージングの使用者に別の動作を要求しない完全自動化を
基本とするものある。

本発明を実施する場合、ページング端末装置は確認返信
能力を有するページング受信機と共に使用され、ここで
宛先に対して送信しようと意図したメッセージは、送信
を受けたがこれを確認しなかったこのメッセージの宛先
によって、後で再送信するために記憶される。開示した
端末装置は、ページング制御装置と送受信機とを有し、
この送受信機は、ページャ・アドレスを種々のシステム
の受信機に送信し、次にかかるアドレスを受信し認識し
たことの確認を返信したページャに対してメッセージを
意図的に送信する。制御装置はさらに特定のページング
受信機に対して送信することを意図したメッセージを全
て記憶する装置を有するが、これは、これらのページャ
が自己に送信されたアドレスの確認を正しく返信するこ
とに最初失敗した場合、後で再送信を行うためである。
この制御装置は、自己に送信されたアドレスの確認を正
しく返信することに最初失敗したページャのアドレスを
周期的に再送信し、次に更に制御装置がアドレスの再送
信に応答して正しく返信されたことの確認を受信する
と、本来このページャに対して送信することを意図して
いた記憶中のメッセージを送信する装置を有する。

図面の簡単な説明 本発明の新規な機能は、添付の請求の範囲に特に詳しく
述べられる。本発明自身は、これの他の目的および利点
と共に添付の図面を参照することによって最もよく理解
される。

第１図は、本発明を有利に使用することのできる無線通
信システムのブロック図である。

第２図は、アドレスとメッセージをシステム・ページャ
に送信するのに使用するページング端末装置と関連装置
のブロック図であり、これは本発明によって与えられる
記憶能力を有する。

第３図は、開示した通信システムで動作することを意図
した確認を返信する能力を有するページング受信機のブ
ロック図である。

第４図は、第３図のページング受信機の動作を説明する
フロー・チャートである。

第５図は、ページング端末装置の「区域外」ページと種
々のシステムのページャの「区域内」確認との間の関係
を示すタイミング・チャートを表すグラフである。

第６図は、本発明によるページング・メッセージの取扱
い、記憶および再送信を含むページング端末装置の動作
を説明するフロー・チャートである。

発明を実施するための最良の形態 図面を参照して、本発明を有利に利用することが可能な
無線通信ページング・システム10が示される。このペー
ジング・システムは、一般的に参照番号20によって示さ
れる端末装置および図に示すように12で表わされる複数
のページング受信機を有する。意図していることは、関
連するページング受信機が送信されたアドレスを受信
し、これを確認した時に確認を返信する特徴を設けるこ
とである。このような特徴を有するページャは当業者に
周知であり、図に示すように確認を返信するためのエン
コーダ14を有し、これは、ページング受信機12が特定の
アドレスを受信し確認した場合に、動作する。より詳細
な説明は、ページャの機能と動作を示す第３図に関連し
て行われる。

第１図の端末装置20は、関連する付属機器および本発明
の利点を実行するために発生されるページング・ファイ
ルと共に第２図に詳細に示される。ここに示すように、
端末装置20はページング制御装置22を有し、なかんず
く、これはまたアドレスおよびデータ・エンコーダ24と
確認を返信するためのデコーダ26を有する。このページ
ング制御装置に関連するのは入力装置30,実時間クロッ
ク32およびアンテナ38とアンテナ・スイッチ40と連動す
る送信機34と受信機36である。

入力装置30を使用してページング制御装置にアクセス
し、ページャのID（識別番号）とこれに対し引き続いて
送信しようと意図しているメッセージを入力する。図示
のように、入力装置30はビデオ表示端末装置であり、こ
れは英数字を入力し、加入者リスト42にアクセスしてこ
れを更新するのに便利である。加入者リスト42は、シス
テム10で有効な全てのページャのIDのリストである。幾
つかの項目が加入者リスト42の各ページャIDにファイル
され、これらの項目は、ページング制御装置22がページ
を送る、すなわち送信するために必要であり、このペー
ジは、ページャの機種（確認返信機種または確認否返信
機種），ページャIDに対応する特定のページャ・アドレ
ス，未確認ページの最大メッセージ記憶時間およびどれ
位の周期で送信を試みるべきか等の情報を有する。

理解できるように、ページング制御装置22はシステム10
の基本となる中核であり、ページング端末装置の他の関
連機器の動作を制御する。制御装置22の保持する加入者
リスト以外に、能動ページ・ファイル44もまた保持さ
れ、これは端末装置20によって処理中のページに関する
情報を含む仮のファイルによって構成される。この能動
ページ・ファイル44は、ページャの識別すなわちIDアド
レス，メッセージおよび時間を有する。さらに、確認さ
れなかったページのファイルが同様に保持され、ここに
は引き渡されなかったメッセージを記憶する。この未確
認メッセージ用のページ・ファイルは、ページャID,こ
のページャのアドレス，それ自身のメッセージ，前回の
送信の時間，未確認ページ・ファイルへの入力時間を有
する。実時間クロック32を使用して時間情報をページン
グ制御装置に供給し、引き渡されなかったメッセージの
時間を未確認ページ・ファイル46に加える。

アドレスおよびデータ・エンコーダ24は、入力装置30に
よってページング制御装置22に供給されたアドレスとメ
ッセージを受け取る。アドレスおよびデータ・エンコー
ダ24は、この供給された情報を当業者に周知の方法で実
際の送信されるビット・パターンに変換する。これらの
ビット・パターンは、その後アンテナ・スイッチ40を介
して送信機34によってアンテナ38に送信され、このアン
テナは信号エネルギーをシステム・ページャ12に伝え
る。次に「アック・バック」デコーダ26はシステム・ペ
ージャ12によって返信されてきた全ての確認を検出処理
し、この情報をページング制御装置22に供給する。送信
機34はRF搬送周波数を区域外アドレスとメッセージによ
って変調するが、受信機36は区域内で変調されたRF搬送
周波数を復調して復元したデータをデコーダ26に供給す
る。特定のページャ12にアドレスを送信し、次にそこか
ら返信された確認を受信すると、ページング制御装置22
は即座にそれに対して目的としたメッセージを送信す
る。特定のページング受信機12のアドレスが送信され、
確認の返信が受信されない場合、この特定の受信機12に
向けられたメッセージは、後に周期的に再送信するた
め、未確認ページ・ファイル46に記憶される。このアド
レスの再送信は、確認の返信が実際上受信されこの時点
でこのアドレスに対して保持されていたメッセージがこ
れに対して送信される迄、または所定の時間が経過し、
その時点で未確認ページ・ファイル46の情報が消される
迄、周期的に継続される。

第３図はページング受信機12のブロック図を示し、第4A
図および第4B図はこれの動作を説明するフロー図を示
す。確認返信能力（以下「アック・バック」という。）
を有するページャ12（以下「アック・バック）と称す
る。）は、図示するように、RF部50と送信機部52から構
成される。RF信号はアンテナ54とアンテナ・スイッチ56
を介し、受信機部50と送信機部52との間で授受される。
通常、アック・バック・ページャ12は受信モードで動作
し、ページャの受信機部50の復調されたデータ出力は内
臓のページング・アドレス・デコーダ58に与えられる。

第4A図に示すページャのフロー図のステップ61と62に示
すように、ページング・アドレス・デコーダ58は、復元
したデータがページャ12に割り当てられた特定の選択的
呼出し信号すなわちアドレスを探しているかどうかを調
べる。この特定のアドレスは、ページャに供給すること
のできる全ての英数字メッセージまたは音声メッセージ
用の先行カーソルになる。一度このアドレスがステップ
62で検出されると、ページング・アドレス・デコーダ58
は、ステップ63でページャが特定のコード化された語に
よって構成される対応するページャの自動的に確認を返
信する応答（以下「パック」と称する）を発生し、この
デコーダは次にそのパック応答信号によって変調される
送信機52を調整し、アンテナ54からの出力信号がページ
ング制御装置22に送信され、これによって受信される。
パック応答に続いて、ページャ12は通常の受信モードに
戻り、動作促進コード（第５図の「AC」参照）を探す。
しかし、この動作促進コードを探し始める前に、ウイン
ド・カウンタ（特に図示せず）がステップ67でデクリメ
ントされ、ステップ68でこのカウントはゼロと比較され
る。もしこのカウントがゼロにデクリメントされていた
なら、ページャはアドレス・デコード状態に戻る。もし
このカウントがゼロにデクリメントされていなければ、
ページング・デコーダ58は動作促進コードを検出し続け
る。動作促進コードは、データ・メッセージのデコード
のためにページャを再同期するために使用される。

このメッセージのデコード自身は、当業者が理解してい
る従来の方法でプログラム・フローのステップ69から75
で実行されるが、このためと、これが本発明の理解にと
って重要でないという理由のため、これ以上の詳しい説
明はこの時点では不必要であると考えられる。しかし、
一度完全なメッセージまたはメッセージのデコード可能
な部分が受信されると、ページング・デコーダ58は警報
音を発生し、この警報音を受信機の変換器60に送る。ペ
ージング・デコーダ58は、またメッセージをメモリ（特
に図示せず）に記憶し、その結果、ページャの携帯者が
これらのメッセージを後に呼び出し通常の方法によって
ディスプレイ62で見ることができる。

第５図のタイミング図は、ページング端末装置20から種
々のシステム・ページャ12に送られた「区域外」信号と
このページャ12から端末装置に確認のために返信された
「区域内」信号（パック応答）との間の関係を示す。例
として、第５図において、ページャ「No.1」は、アドレ
スを受信した直後に確認を返信し、これに続いて端末装
置がこの応答を検出し、そのページャに向けられるメッ
セージを端末装置によって送信することが可能になる。
これに対して、ページャ「No.2」は何らかの理由で確認
を返信せず、したがって、ページング端末装置22はペー
ジャ［No.2」に向けられるメッセージを送信しないが、
その代わりにこのメッセージを未確認ページ・ファイル
46に記憶する。続いて、ページャ「No.3」に対するメッ
セージの送信が成功した後、確認を最初返信することに
失敗したページャ「No.2」をアドレスする試みが再び行
われる。今度は、この試みが成功したと表示され、これ
に基づいて、ページャ「No.2」に向けられるメッセージ
が端末装置によって送られ、このページは未確認ページ
・ファイル46から消去される。

第５図に図示し説明したように、メッセージを送信また
は記憶することによって信号化手順とシーケンスを実行
する手段と手順は、端末装置20のページング制御装置22
の内で、これによって前述のように実行される。これを
遂行する手順とプロトコルは、第6A図と第6B図によって
構成されるフロー・チャートで特に説明する。動作は初
期化段階80から開始され、通常この場合に必要なことは
電源の投入のみである。段階80を使用するのは、I/Oポ
ートをある種のメモリ位置をクリアする入力と出力とし
てセットアップする機能、または多分自己試験を行うよ
うな機能を実行するためである。最初の電源投入ルーチ
ンが完了した後、制御装置22は未確認ページ・ファイル
46を探し、いずれかの未確認ページの送信（再送信）を
行うタイミングであるか否かを決定する。もし未確認ペ
ージ・ファイル46中にページがなく、またこの時点で留
意を必要とするページがなければ、プログラムは段階82
に進み、ここで制御装置22はいずれかの入力装置がサー
ビスを必要としているか否かをチェックする。もしいず
れの入力装置もサービスを必要としていない場合、制御
装置は段階81に戻る。このプログラムの流れ（段階81→
段階82→段階81）は、入力サービスの必要（新らしいペ
ージの開始を必要とするサービス）または留意すること
の必要な未確認ページの存在のいずれかが生じる迄、継
続する。

段階82で入力サービス要求を検出すると、ページング制
御装置22は段階83でページ開始者に入力装置30で入力す
ることができるページャIDとメッセージの入力を促し、
次に装置30の指定キー（例えば入力キー）を叩くことを
促す。ページング制御装置22は、次に段階84で開始者の
応答を読み、段階85で加入者リスト42のマッチングする
ページャIDを探す。もしマッチングするIDがなければ、
段階86で制御装置22はメッセージを入力装置30に送り、
入力されたページャIDが無効であることを開始者に知ら
せ、段階87で入力期間が終了し、この時点でページング
制御装置22は、図に示すように、段階81に戻る。もしマ
ッチングするIDが段階85で見つかると、メッセージが段
階88で入力装置30に送られ、ページ開始者に実際に受付
けられたことを知らせ、段階89で入力期間が終了する。

一度ページが制御装置22によって受け取られると、これ
は次に段階90で能動ページ・ファイル44をセット・アッ
プするが、これはページャID,ページが送られるアドレ
ス，ページに付けられたメッセージ、および現在の日時
を有する。特定のページャIDに対応するアドレスは加入
者リスト42に位置している。ページャのアドレスとIDは
同じでもよいが、一般的に同じでない。一般的にページ
ャは３桁のページャIDを有するが、アドレスは多分６ま
たは７桁の長さである。時間は勿論実時間クロック32か
ら得られる。

次に、制御装置22は段階91で加入者リストを調べ、呼び
出し中のページャに確認を戻す装置があるか否かを決定
する。もし呼び出し中のページャにこのような装置がな
ければ、ページはただちに段階92で送られ、これによっ
て能動ページ・ファイルの入力は段階93で消去され、ペ
ージング制御装置22は、図示のように、フロー・チャー
トの段階81に戻る。

もし呼び出されているページャが確認を戻すことができ
なければ、アドレスは段階94で送信され、ページング制
御装置22は段階95でこの（パック）応答を探す。段階92
と94で指示される動作を実行する場合、ページング制御
装置22は、例えば、ASCII文字の形式で情報をアドレス
およびデータ・エンコーダ24に送り、ここでこれは必要
とされる２進数に変換され、さらにパリティ情報が加え
られ、その後送信のために送信機34に供給される。

段階95を実行するため、ページャ制御装置22は送信機34
の電源を切り、受信機36を動作させ、アンテナ38をアン
テナ・スイッチ40を介し受信機36に接続し、アック・バ
ック・デコーダ26を動作させ短時間窓カウントを行う。
段階95で示すように、もしページャ・アドレスが確認さ
れれば、段階96で動作促進コードを送り、これに特定の
メッセージが続く。以前説明したように、この動作促進
コードは、ページャ12をこれに続くデータまたはメッセ
ージに再同期させるために使用する。参照されたメッセ
ージの送信が成功すると、これに続いて能動ページ・フ
ァイル44が段階93で消去され、ページャ制御装置22は、
図示のように、フロー・チャートの段階81に戻る。

もしパック応答が段階95で検出されなければ、ページは
次に段階97で示す未確認ページ・ファイル46に置かれ
る。基本的に、能動ページ・ファイルの内容は、１つの
メッセージ、すなわち前回の送信時間を加えて共に未確
認ページ・ファイルに置かれる。したがって、未確認ペ
ージ・ファイル46内のページは、これらのページに関連
する２つの時間情報、すなわち、（１）最初送信を試み
た時間および（２）最後に通信を試みた時間を有する。
明らかに、最初試みた送信の後では、２つの時間情報
は、実際には同じものである。段階97で示す未確認ペー
ジ・ファイルの確立に続いて、プログラムの流れは段階
93を介して再び段階81に戻るが、この段階93では今や役
に立たなくなり不必要となった情報である能動ページ・
ファイル44が消去される。

段階81で決定したように前回確認されなかったページを
送ろうとする場合、プログラムの流れのページング制御
は、第6A図と第6B図のフロー・チャートの左側のブロッ
クに沿って進む。段階98で、ページ情報は未確認ページ
・ファイル46から検索され、段階99で、能動ページ・フ
ァイルがセットされる。未確認ページに対して能動ペー
ジ・ファイルをセットした後、特定のアドレスを段階10
0で再送信し、ページング制御装置22は段階101でパック
応答を探す。もし実際にパック応答が検出されれば、動
作促進コードとメッセージが段階102で送信される。さ
らに、メッセージの送信の成功に続き、もはや必要でな
くなったので、このページ段階104で未確認ページ・フ
ァイルから消去され、ページング制御装置22は段階93を
介し段階81に戻る。

一方、段階101でパック応答が受信されない場合、ペー
ジング制御装置22は経過時間が設定した所定の記憶時間
を超えたか否かを決定するため、このページが未確認ペ
ージ・ファイル46にどれ位の期間記憶されていたかを調
べる。もし記憶時間が超過していれば、このページは段
階104で未確認ページ・ファイル46から消去され、ペー
ジング制御装置22はまた段階93を介し段階81に戻る。

もし割り当てられた記憶時間を超過していなければ、未
確認ページ・ファイル46は最新の送信時間によって更新
され、ページング制御装置は段階93を介し段階81に戻
る。

そこでこのようにして、手順が確立され、これによって
通常のページング動作は従来のシステムにおいて周知の
方法で進行する。しかし、最初確認されなかったページ
については、これに対して送信しようと意図していたメ
ッセージは、後で再送信するためページング装置20に記
憶され、この時には確認がうまく返信するものと仮定し
ている。ある設定した所定の時間内にページングのシー
ケンスの終了が成功するよう周期的に試みを継続し、そ
の後この試みは停止して、情報を記憶位置から手短に消
去する。強調するべきことは、最初確認しなかったペー
ジャに到達するこうした再送信の試みは自動的に行わ
れ、ページャの使用者はいずれの時にも別の操作を行う
ことを要求されないことである。このようにして、メッ
セージが無くなるのを効果的かつ効率的に防止するた
め、全く新しい付加された領域がページング・システム
にに設けられるが、これはこれらのメッセージを保持し
て後で再送信するものであり、ページャの使用者自身に
何等の追加的な操作を要求するものではない。

Claims (10)

【特許請求の範囲】
1. 【請求項１】確認を返信する能力を有するページング受
   信機に使用するページング端末装置であって、最初確認
   の返信に失敗したページャに対するページング・メッセ
   ージは自動的に記憶され、後に再送信される前記端末装
   置において： ページャ・アドレスをシステム・ページング受信機に送
   る手段； 前記ページャから返信された確認を受信すると、特定の
   ページャに向けられたメッセージを送る手段； 所定の時間内に特定のページャから返信された確認の受
   信に失敗すると、特定のページャに向けられるメッセー
   ジを記憶し、後に再送信する手段； 確認の返信に最初失敗した呼び出されたページャのアド
   レスを周期的に再送信する手段；および 前記最初は確認を行わなかったが、アドレスの再送信に
   続いてその後確認を返信したページャの各々に、記憶し
   たメッセージを再送信する手段； によって構成されることを特徴とするページング端末装
   置。
2. 【請求項２】前記アドレス再送信手段は、これに対して
   確認が返信されるか、または所定の時間が経過してしま
   うかのいずれか迄周期的に再送信を継続することを特徴
   とする請求項１記載のページング端末装置。
3. 【請求項３】前記最初確認を戻すことに失敗したページ
   ャに対するメッセージを記憶する前記手段は、未確認ペ
   ージ・ファイルを作る手段を有し、この未確認ページ・
   ファイルに、前記メッセージの各々が、特定のページャ
   ID,そのアドレスおよび、もしあれば、最初の送信時間
   と最後の送信時間と共に置かれることを特徴とする請求
   項１記載のページング端末装置。
4. 【請求項４】最初の送信時間および最後の送信時間は、
   前記ページング端末装置と連動するする実時間クロック
   から得られることを特徴とする請求項３記載のページン
   グ端末装置。
5. 【請求項５】システム・ページャにアドレスとメッセー
   ジを送る前記手段は、能動ページ・ファイルを作る手段
   を有し、この能動ページ・ファイルに特定のページャの
   アドレスを、これに向けるメッセージ並びに特定のペー
   ジャIDとこのファイルに載置する時間と共に載置するこ
   とを特徴とする請求項１記載のページング端末装置。
6. 【請求項６】確認を返信する能力を有するがそのアドレ
   スの最初の送信時にこの確認を返信することに失敗した
   ページング受信機のためにメッセージを記憶し再送信す
   る方法において： システム・ページング受信機にページャ・アドレスを送
   る段階； 前記ページャから返信された確認を受信すると、特定の
   ページャに向けられたメッセージを送る段階； 所定の時間内に特定のページャから返信された確認の受
   信に失敗すると、特定のページャに向けられるメッセー
   ジを記憶し、再送信する段階； 確認の返信に最初失敗した呼び出されたページャのアド
   レスを周期的に再送信する段階；および 前記最初は確認を行わなかったが、その後その再送信さ
   れたアドレスに関して確認を返信したページャの各々
   に、記憶したメッセージを再送信する段階； によって構成されることを特徴とする方法。
7. 【請求項７】確認が返信されるか、または所定の時間が
   経過してしまう迄、最初確認を戻すことに失敗したペー
   ジャのアドレスの再送信を継続する段階によってさらに
   構成されることを特徴とする請求項６記載の確認を返信
   することに失敗したページング受信機のためにメッセー
   ジを記憶し再送信する方法。
8. 【請求項８】最初確認を返信することに失敗したページ
   ャに対するメッセージを記憶する段階は、未確認ページ
   ・ファイルを作る段階を有し、この未確認ページ・ファ
   イルに、前記メッセージの各々が、特定のページャID,
   そのアドレスおよび、もしあれば、最初の送信時間と最
   後の送信時間と共に置かれることを特徴とする請求項６
   記載の確認を返信することに失敗したページング受信機
   のためにメッセージを記憶し再送信する方法。
9. 【請求項９】最初の送信時間および最後の送信時間は、
   実時間クロックから読まれることを特徴とする請求項６
   記載の確認を返信することに失敗したページング受信機
   のためにメッセージを記憶し再送信する方法。
10. 【請求項１０】システム・ページャにアドレスとメッセ
    ージを送る前記段階は、能動ページ・ファイルを作る別
    の段階を有し、この能動ページ・ファイルに特定のペー
    ジャのアドレスを、これに向けるメッセージ並びに特定
    のページャIDとこのファイルに載置する時間と共に載置
    することを特徴とする請求項６記載の確認を返信するこ
    とに失敗したページング受信機のためにメッセージを記
    憶し再送信する方法。