JPH0776506B2 - 投影ブラインド - Google Patents

投影ブラインド

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JPH0776506B2
JPH0776506B2 JP23994887A JP23994887A JPH0776506B2 JP H0776506 B2 JPH0776506 B2 JP H0776506B2 JP 23994887 A JP23994887 A JP 23994887A JP 23994887 A JP23994887 A JP 23994887A JP H0776506 B2 JPH0776506 B2 JP H0776506B2
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blind
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牧雄 安部
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牧雄 安部
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Description

【発明の詳細な説明】 産業上の利用分野 この発明は遮光ならびにインテリア・グッズ的要素を備
えたブラインドに関する。
従来技術 本来、ブラインドは建物開口部から室内にさしこむ光線
の量を調整する調光、あるいは遮光のためのものである
が快適な住居空間に対する要求から調光機能ばかりでな
く、スラットの幅を小さくして見た目を軽やかにすると
か、色彩をソフトで和かなものにするなどインテリア性
を向上するための工夫がなされている。
しかし、現在のブラインドは依然として調光・遮光機能
に重点を置いていて、スラットの素材に軽合金など遮光
性の素材が用いられている。そのため、せっかくのソフ
トな色彩なども昼間は、室内からみる限りその効果が半
減してしまうし、さらに、昼間の光線を積極的に利用す
る技術的思想をまったく見出すことができないものであ
る。
発明が解決しようとする問題点 この発明は、昼間の光線を積極的に利用して従来のブラ
インドには無い、新鮮なインテリア性を持ち、しかも、
調光・遮光機能を損うことがないブラインドの提供を課
題とする。
問題を解決するための手段 ブラインドのスラットを透明な素材で、各スラットを第
1の面、中央の面および第2の面が断面において引伸ば
されたZ字様もしくはS字様となるように鈎形に形成
し、ブラインドを半遮光状態としたとき、ブラインド面
に所定の図形が現出されるように各スラットに中央の面
を主体として遮光部を形成する。
作用 各スラットはこれらに形成した遮光部により、全閉状態
に転回された時、室外からの光線をほぼ完全に遮断し、
半遮光状態に転回された時、ブラインド面から各スラッ
トの遮光部が総合して形成する所定図形が投影され、全
開状態に転回された時、各スラット間より大部分の光線
を通過させる。
実施例 第2、3図において、ブラインド1は収納ボックス2の
下部に多数のスラット3と重錘を兼ねた下板4を、それ
ぞれ左右に配したはしご紐5と吊上げ紐6とで取りつけ
ている。
はしご紐5は左右の縦紐7,7間に横紐8を一定間隔に取
りつけた全体としてはしご状を呈するもので、上端が収
納ボックス2に納められた転回装置9に取りつけられ、
下端が下板4に固着されている。そして、各横紐8に各
スラット3の両端部が載置されている。転回装置9はス
ラット転回操作紐10により回転される。
吊上げ紐6は各スラット3の両端部を拘束されることな
く貫通し、上端部は収納ボックス2に納められた巻上げ
装置11に取りつけられ、下端は下板4に固着されてい
る。巻上げ装置11はブラインド上げ下げ紐12により回転
される。
従って、ブラインド上げ下げ紐12を操作すると巻上げ装
置11により吊上げ紐6が巻上げられ、もしくは巻き戻さ
れて下板4が上下に移動される。このときブラインド1
は下方のスラット3が重ねられるようにして上げられ、
または下方のスラットの重なりが解かれるようにして下
げられる。また、スラット転回操作紐10を操作すると、
はしご紐5における両側の縦紐7,7が上下反対方向に移
動するので横紐8の傾斜が変り、各スラット3が一斉に
全開状態から全閉状態まで転回される。
前記の転回装置9、巻上げ装置11はフリクション・スト
ップあるいはクリツク・ストップ機構を備えて任意の転
回位置および巻上げ装置を維持できるようになってい
る。
以上の構成は従来のブラインドと格別異なるところはな
い。
なお、全開状態とはこの場合、室内からブラインドに向
けられる視線の方向に対し、各スラットが第6図(イ)
のように全体としてほぼ平行となった状態であり、全閉
状態とはこの面がほぼ垂直になった状態を言い、半遮光
状態はその中間であってスラットの中央の面(後述)が
視線の方向に対してほぼ平行となった状態をいうものと
する(第6,7,8図参照)。
前記のブラインド1において各スラット3は合成樹脂の
透明な素材で形成され、第3,4図に示すように、中央の
面13と、その一側から中央の面13に対し斜め上方へ約45
°の角度で屈曲し中央の面よりは狭い約1/2の幅とした
第1の屈曲面14および他側から同様に斜め下方へ約225
°の角度で屈曲し中央の面よりは狭い約1/2の幅とした
第2の屈曲面15を備え、断面において引き伸ばされたZ
字様となっている。そして、各スラット3には中央の面
13を主体に第5図に示すように、遮光性の塗料あるいは
紙、金属箔を含む遮光性のフィルムなどにより遮光部16
が形成されている。
なお、第4図はスラット3が全開状態に転回された状態
で図示され、この場合中央の面13は視線の方向pに対し
て約22.5°右に(室外側)へ傾斜している。
遮光部16は第1図に示すように、ブラインド1の各スラ
ット3が全開状態から約22.5°〜30°左に転回して半遮
光状態となったとき、ブラインド面17に現れる所定の図
形18を構成するもので、一枚のスラット3にはその一部
が形成される。その際、第5図のように遮光部16の主
体、すなわち、内側の塗りつぶし部分を中央の面13に、
上下の輪郭部分をそれぞれ第1の屈曲面14と第2の屈曲
面15に配置して、どのスラット3も中央の面13はほとん
ど遮光部16で占められるようにしている。
以上の構成のブラインド1において、ブラインド上げ下
げ紐12を操作してブラインドを下げ、また、スラット転
回操作紐10により各スラット3を第6図(イ)のように
全開状態にすると、視線pが捕えるのは同図(ロ)のよ
うに、極端な斜め方向から見た遮光部16の投影像に過ぎ
ず、また、各スラット3間に生じた大きな間隙から直接
進入してくる光線に粉されて、この遮光部16はブライン
ド面17全体から見ると細い線にしか見えない。
従って、この場合は所定の図形が現出されることはな
く、また、室外からの光線が従来のもの以上に遮断され
ることはない。
第7図(イ)のように中央の面を視線方向Pとほぼ平行
にして半遮光状態にすると、第1の面14および第2の面
15が視線pに対し適度な斜め状態に立上り、これらの面
に形成されている遮光部16の投影像は、同図(ロ)のよ
うに一定の面積と明確な輪郭を持って有意義な形状を示
す。すなわち、これらの遮光部16の総合としてブライン
ド面17に第1図に示すような所定の図形が現出される。
この図形は室外からの光線によってコントラストの強い
非常に明瞭なものとなる。
第8図(イ)のように全閉状態にすると、スラット3の
前記した各面は視線pに対しほぼ垂直に立上がるので、
中央の面13における面積の大きな遮光部の主体がそのま
まに投影され、また、重なり合った第1の面14、第2の
面15の投影像と合せ、幅広く大きく現れた遮光部16の投
影像は所定の図形18を塗りつぶした室外からの光をほぼ
完全に遮断する形のものとなる。したがって、この場合
は、従来のブライントとほぼ同等な遮光性能が発揮され
る。
以上は室外側から光線が当たるブラインド面17を室内側
から直視してブラインド面17からの投影像を直接見てい
る場合について説明したが、同じブラインド1をブライ
ンド面17に太陽の直射光線が前記の視線Pの逆方向から
当たるように使用すると、第7図の半遮光状態におい
て、室内の床面あるいは壁面に陰影によって所定の図形
18が投影される。
本発明において遮光部は半透明あるいは色彩の付いた半
透明なものであっても良く、スラットの中央の面に対す
る第1、第2の屈曲面の角度は20°〜50°、200°〜230
°の範囲で定めることができる。また、スラットの断面
形状は引伸ばされたZ字様に限らず、第9図のように引
伸ばされたS字様であっても良く、第1、第2の面と中
央の面の幅の比やスラットの枚数も実施例として説明し
たものに限らない。
さらに、本発明は窓際ばかりでなく、背部に光源を置く
などして室内空間でも有効に用いることができる。
発明の効果 所定の図形が明確に印象強く投影され、従来のブライン
ドでは不可能な興趣ある優れた雰囲気を室内に醸し出す
ことができる。
従来のブラインドにおける調光・遮光機能を損うことが
少ない。
【図面の簡単な説明】
第1図は正面図、第2図は斜視図、第3図は要部の断面
図、第4図はスラットの側面図、第5図はスラットの斜
視図、第6図は全開状態を説明するための図、第7図は
半遮光状態を説明するための図、第8図は全閉状態を説
明するための図、第9図はスラットの他の実施例を示す
斜視図。 1…ブラインド、2…収納ボックス、3…スラット、4
…下板、5…はしご紐、6…吊上げ紐、7…縦紐、8…
横紐、9…転回装置、10…スラット回転操作紐、11…巻
上げ装置、12…ブラインド上げ下げ紐、13…中央の面、
14…第1の屈曲面、15…第2の屈曲面、16…遮光部、17
…ブラインド面、18…所定の図形。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】ブラインドのスラットを透明な素材で形成
    し、各スラットは中央の面とその一側から中央の面に対
    し斜め上方へ屈曲し中央の面よりは狭い幅とした第1の
    屈曲面と、他側から斜め下方へ屈曲し中央の面よりは狭
    い幅とした第2の屈曲面を備え、かつ、ブラインドを中
    央の面が視線の方向に対してほぼ平行となる半遮光状態
    としたとき、ブラインド面に所定の図形が現出されるよ
    う遮光部が形成されていることを特徴とした投影ブライ
    ンド。
JP23994887A 1987-09-26 1987-09-26 投影ブラインド Expired - Lifetime JPH0776506B2 (ja)

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JP23994887A JPH0776506B2 (ja) 1987-09-26 1987-09-26 投影ブラインド

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JPS6483795A JPS6483795A (en) 1989-03-29
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JP3290725B2 (ja) * 1992-11-26 2002-06-10 牧雄 安部 ブラインド
JP4745154B2 (ja) * 2006-07-05 2011-08-10 株式会社ニチベイ 縦型ブラインド
JP2012057400A (ja) * 2010-09-10 2012-03-22 Takahiko Arai ブラインド

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JPS6483795A (en) 1989-03-29

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