JPH0775714B2 - 発酵処理装置用台車装置並に発酵処理装置 - Google Patents

発酵処理装置用台車装置並に発酵処理装置

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JPH0775714B2
JPH0775714B2 JP2146730A JP14673090A JPH0775714B2 JP H0775714 B2 JPH0775714 B2 JP H0775714B2 JP 2146730 A JP2146730 A JP 2146730A JP 14673090 A JP14673090 A JP 14673090A JP H0775714 B2 JPH0775714 B2 JP H0775714B2
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fermentation
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岩夫 岸
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Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は、糞尿又は汚泥を発酵処理する発酵処理装置用
台車装置及び発酵処理装置に関する。
〔従来の技術〕
従来、家畜糞尿を発酵処理する発酵処理装置用台車と発
酵処理装置として、実開昭59−181841号、実開昭61−16
4995号などに開示されているような形式のものが公知で
ある。即ち、該発酵処理装置は、長矩形の発酵槽とその
長さ方向の両側壁の上面に敷設した軌条上を往復動走行
する台車装置とから成り、且つ該台車装置は、次のよう
に構成されている。即ち、該台車装置は、囲枠基台の両
側に走行車輪を備えた台車に、円形軌条を固設し、その
円形軌条上に、攪拌装置を支持した回転車をその車輪を
介し回転自在に設置した構成から成る。而して、この台
車装置を、前記したように該発酵槽の両側壁の上面の平
行軌条上にその台車を介し載置し、往復動走行せしめ、
その両側壁の始端及び終端の各端においてリミットスイ
ッチにより該台車を停止させ、次いでその台車上の該回
転車を、台車に固定した円形軌条上を180゜回転せし
め、これにより攪拌機の向きを反転するようにし、この
ような台車装置の往復動走行の回転車の180゜回転とを
繰り返し、その走行中に、該攪拌機により糞尿混合物堆
積層を攪拌し、これにより好気的発酵条件を良好にし、
該混合物の分解とその発熱発酵による水分の蒸発を所要
時間行い、適度に乾燥した分解生成物である堆肥を生産
するように使用されるものである。
〔発明が解決しようとする課題〕
従来の上記の発酵処理装置用台車装置は、しかし乍ら、
その円形軌条面に粉塵が堆積し、更に処理場の建物の天
井に凝結した水滴が該円形軌条面に落下し、かくして生
成する滑り易い泥状物で該軌条面は濡れるので、その後
の台車装置の運転において、該回転車が該円形軌条上を
回転するとき、該回転車の車輪はスリップを起こし、所
定の180゜回転が円滑に行われなくなる不都合をもたら
す。
又、従来の発酵処理装置において、該台車装置の攪拌機
により糞堆積層を攪拌した際に、その発酵分解で生ずる
アンモニアガスなどの有害ガス及び水分を含むガスが放
出され、これにより周囲の機器や建物内の空気を汚染す
るなどの不都合を生じ、作業環境を悪化する問題を伴
う。
更に又、従来の上記発酵処理装置は、上記のように、台
車装置を発酵槽の両側上面に敷設した軌条上を走行せし
めるようにしたので、該両側壁は、台車装置の重量を支
承するに充分耐えるように堅牢肉厚のコンクリート壁で
構築しなければならず、その構築に相当の労力と時間を
要し、設備コストの増大をもたらす不都合がある。
〔課題を解決するための手段〕
本発明は、第1に、かゝる従来の発酵処理装置用台車装
置における問題、即ち、回転車の回転時に生ずるスリッ
プ現象を解消し、かゝる回転車の使用を廃し、且つ構造
が簡単で比較的安価に製造でき、攪拌装置の反転を確実
に行うことを可能とした発酵処理装置用台車装置を提供
するもので、囲枠基台の両側に走行車輪を配設して成る
台車に、その囲枠の内周面に複数個の駆動車輪を円周上
に配設し、少なくとも攪拌装置を支持した円形支持台の
円周部を、前記の円周上に配設した駆動車輪上に載置し
て成ることを特徴とする。
本発明は、第2に、従来の発酵処理装置用台車装置によ
る糞尿混合物の攪拌時に放出されるガスによる空気など
の汚染問題を解消し、作業環境を改善し得る発酵処理装
置用台車装置を提供するもので、前記の円形支持台に、
該攪拌装置の攪拌機の近傍で開口する脱臭フードを具備
した吸気脱臭装置を設けて成る。
更に、本発明は、第3に、従来の発酵処理装置に比し製
造が容易で、且つ安価な発酵処理装置を提供するもの
で、台車の囲枠基台の幅を、所定の発酵槽の両側壁外面
間の幅より広幅に構成し、且つ該囲枠基台の両側枠部に
該両側壁より高い、車輪付きの支持脚を配設して成る発
酵処理装置用台車装置を用意し、これを、その両側の支
持脚で所定の発酵槽の両側壁を跨ぎ床面に載置し、且つ
該両側壁の外面に沿い往復動走行せしめるようにして成
ることを特徴とする。
〔作 用〕
上記本発明の台車装置の該円形支持台は、その円周部の
下面を、円周上に配設した複数個の駆動車輪により支受
するようにしたので、該円形支持台の下面並にこれを支
持する車輪は、粉塵の堆積や天井から落下する水滴を受
けるおそれは全くないので、常に、該円形支持台の下面
とこれら駆動車輪との間に良好な摩擦接触が保たれ、従
って、該駆動車輪により該円形支持台の回転を、スリッ
プなしに確実に与えることができる。又、該円形支持台
の担持を、複数個の駆動車輪で分担するので、各車輪の
駆動モーターを比較的小型なもので足り、且つ該円形支
持台の適正な回転をもたらす。
この場合、該円形支持台を円周枠状の円周部とその内部
に、該円周枠と一体に縦横に交叉し配設して成る多数本
の支持枠とから構成する場合は、比較的軽量な円形支持
台が得られ、而も、これら支持枠で囲まれる空間を後記
するように有効に利用でき好ましい。
更に、本発明の台車装置の該円形支持台に、該攪拌装置
の攪拌機の近傍で開口する脱臭フードを具備した吸気脱
臭装置を設けることが好ましい。この場合は、攪拌によ
り、例えば、糞尿混合物堆積層より立ち上るアンモニア
ガスなどの発酵分解ガス及び水蒸気を含むガスは、該脱
臭フードより吸引され、且つ該吸気脱臭装置で脱臭され
るので、かゝるガスにより機器や建物内の空気の汚染は
防止され、環境衛生、作業環境が改善される。
更に、上記の本発明の発酵処理装置は、台車装置の両側
の車輪付きの支脚が発酵槽の両側壁を跨いでその台車装
置の重量を、該両側壁の外側の床面で支承するので、該
台車装置の重量は該発酵槽の該両側壁に全くかゝらな
い。従って、該両側壁を所望の材料で比較的簡単に、且
つ軽量肉薄に構築できる。
この場合、該成形壁板として合成樹脂成形壁板や断熱性
成形壁板を使用するときは、発酵処理中の被処理堆積物
の熱が外部に放出されにくく、良好な高熱発酵を維持す
ることができる。又、発酵槽として、長さ方向の両側壁
のみで構成し、その間に形成されるピットの両端を開放
面としたものに構成するときは、その構築が更に容易と
なり、又、発酵乾燥を終了した堆肥の取り出し作業を容
易になし得られる。
〔実施例〕
次に、本発明の発酵処理装置用台車装置及び発酵処理装
置の実施例を添付図面に基づいて説明する。
先ず、本発明の発酵処理装置用台車装置の実施例につい
て説明する。
第1A図において1は、囲枠基台2の両側の枠部2a,2aに
夫々複数個の走行車輪3を配設した台車を示す。囲枠基
台2は、正方形、矩形が一般であり、H形、L形、コ
形、中空角形などの断面形状並に太さの異なる鋼材から
適宜選択し、例えば、図示の例では、正方形の囲枠基台
に構成した。本発明によれば、該台車1の囲枠基台2
に、その囲枠の内部空間内にその内周面より突出させ
て、円周上に複数個の駆動車輪4を配設し、第1B図に1
例として示す円形支持台5を、その円周部5aで載置せし
め、該円形支持台5をこれら駆動車輪4により、その円
周部5aの下面と係合するこれら駆動車輪4を駆動せしめ
ることにより該円形支持台5を回転せしめるようにし、
該円形支持台5に第3図に示すように少なくとも攪拌装
置6を設置し、該円形支持台5の回転に伴い回転するよ
うにし、かくして、本発明の台車装置Aの1例を構成し
た。
これらの駆動車輪4は、円周上の等間隔を存して配設す
ることが好ましく一般であり、これにより該円形支持台
5の荷重を均等に分担し、且つ該円形支持台5に均等な
回転を与えることができる。従って、各駆動車輪を駆動
せしめる後記する各駆動モーターは比較的小型ですむ。
図示の例では、該正方形囲枠基台2の4隅に直交する枠
部2a,2a間に斜めに張り渡した鋼材から成る4本の駆動
車輪取り付け枠7,7,7,7の中央部に、これら駆動車輪4,
4,4,4の軸を回動自在に取り付けて、円周上に等間隔に
4個の駆動車輪4を配設した。更に好ましくは、円形支
持台5をこれら駆動車輪4により支受する際の負担を軽
減するべく、囲枠基台2の四辺の枠部2a,2a,2a,2aの夫
々の中央部に、即ち、これらの駆動車輪4,4,4,4の各中
間に支持車輪8,8,8,8を配設し、全体として該円形支持
台5の該円周部5aを等間隔で配設した8個の車輪で支受
するようにした。而して、これら駆動車輪4,4,4,4は、
該囲枠基台2の4隅に設けた前記の取り付け枠7,7,7,7
と直交し、囲枠2の4隅の角部まで延びる一対の鋼材か
ら成る駆動装置用取り付け枠9,9上に設けた駆動装置10
により駆動せしめるようにした。該駆動装置10は、駆動
モーター11と減速機12とチェーンスプロケット伝達装置
13とから成る。
該円形支持台5は、鋼材その他の堅牢な金属製で円形板
から構成してもよいが、好ましくは、図示の例のよう
に、その円周部5aを、断面コ字状の円周枠で構成し、そ
の円周枠5aで囲まれる内部空間は、その円周枠5a内周面
と一体に溶接により結着した縦横に交叉する多数本の適
当な太さと断面形状を有する鋼材から成り、攪拌装置6
その他の各種装置を取り付ける支持枠5bで構成する。か
くして、該円形支持台5全体は、比較的軽量となり、
又、これら支持枠5b間の空間を後記するように、有効に
利用することができる。
而して、該円形支持台5は、その円周枠5a内のこれら支
持枠5b,5b…に、その直径の1側半部に前記の攪拌装置
6を設置し、その他側の半部に家畜糞尿又は汚泥から成
る被処理物を散布する散布装置14を設置するようにする
ことが好ましい。
該攪拌装置6は、これら支持枠5bにより下垂する左右一
対のロータリー攪拌機駆動用チューンケース15,15の下
端に回転自在に支持された横型ロータリー攪拌機16と該
撹拌機16を駆動する駆動装置17から成る。該駆動装置17
は、駆動モーター17aとスプロケット17bとから成り支持
枠5bの上面に設置された収容ボックス18内に収納され、
その上面は、開閉蓋18aで被覆される。16aは、攪拌爪を
示す。尚、該横型ロータリー攪拌機16のやゝ前方で左右
に一対の竪型攪拌機19,19を付設することが好ましい。
その駆動装置は、前記の収容ボックス18内に収容されて
いる。
該散布装置14は、回動傾倒する被処理物を収容するタン
ク20と該タンク20の開口部の後端縁近傍に、これに沿っ
て幅方向に延びる散布用羽根車21とから成る。該タンク
20は、その中心に回転軸22を有し、該回転軸22の外端に
設けたスプロケット22aを、駆動モーター23により減速
機24のチェーンスプロケットを介して駆動することによ
り、該タンク20を後方へ、矢示方向に徐々に回動し、想
像線図のように傾倒せしめられるようにした。該散布用
羽根車21は、その回転軸21aの周面に複数枚の羽根21bを
放射状に配設して成り、その回転軸21aの外端に設けた
スプロケット25を、該タンク20の開口端の前部に設置し
た駆動モーター26とチェーン接続し、該モーター26の駆
動により、該羽根車21を回転させ、該タンク20から流出
する被処理物をその羽根21によりはね飛ばして分散せし
めるようにした。
尚、該台車1の囲枠基台2の両側枠部2aの下面に配設し
た走行車輪3は、図示の例では4個づつとし、そのうち
の中間の2個の車輪3,3を、駆動モーター26によりスプ
ロケット−チェーン接続を介し駆動せしめるようにし
た。図面で27は減速機、28は減速機27の回転軸に設けた
二重のスプロケット、29は、前後の車輪3,3の各回転軸
の外端に設けたスプロケット、30は、スプロケット28及
び29間を夫々接続するチェーンを示す。
尚、これら駆動モーター26及び減速機27は、図示しない
が、必要に応じ、該囲枠基台2上面に設置するようにし
てもよい。図面で31は、該囲枠基台2上に設置された外
部電源に接続するコードを巻き付けるコードリール、32
は、該円形支持台5の略中心の鋼材から成る支柱33の頂
部に設置したスリップリングを示す。34は、各駆動車輪
3を駆動するモーター11、前記の横型並に竪型攪拌機の
モーター、散布装置、その他のモーターを制御する各種
装置制御用操作盤、35は、該囲枠基台2上に設けられた
前記の走行車輪3を駆動するモーター26を制御する操作
盤を示す。而して、該コードリール31からの電源供給線
は、2本に分岐し、その1本は前記のスリップリング32
を介して各種装置制御用操作盤34に接続し、他の1本は
操作盤3へ直接接続する。又、該操作盤34から該スリッ
プリング32を介して走行車輪駆動モーター制御用操作盤
35には、該操作盤35へ信号を送る制御送信線で接続する
ことが好ましい。図面では、これらの接続線は省略し
た。
上記の本発明の台車装置Aは、従来の長矩形のコンクリ
ート製発酵槽の長さ方向の両側壁の上面に敷設したレー
ル上に、その台車の両側の走行車輪3,3を載置し、本発
明の発酵処理装置を構成し、次のように作動せしめる。
即ち、その走行車輪駆動モーター制御用盤35のスイッチ
をONして走行させ、台車装置側と発酵槽側に配設した公
知のリミットスイッチ機構による自動制御により、台車
装置を該発酵槽の所定長さ間を往復動させると共に、そ
の往復動走行の両端で、台車1の走行を一旦停止させ、
この状態でその内部の円形支持台5を180゜回転させ
て、これに支持されている攪拌装置6と散布装置14の向
きを反転させ、再び台車1を走行させる。一方、該各種
装置制御用操作盤34のスイッチをONにより、その台車1
の往復動走行中、該円形支持台の1側及び他側に支持さ
れている攪拌装置6と散布装置14を作動させて、発酵槽
で囲まれた長矩形のピット内には、その往復動走行にお
いて、その全幅全長に亘り、その1側及び他側に同時に
交互に該散布装置14により被処理物の分散堆積と該攪拌
装置6による堆積された被処理物の攪拌とが同時に行わ
れ、かくして、所望高さに堆積した被処理層の良好な好
気的発酵条件をもたらし、その分解と水分蒸発乾燥を所
望期間行い、例えば、水分35%程度に乾燥した熟成した
堆肥を生産することができる。
所で、本発明の台車装置によれば、上記のように、台車
1の囲枠基台2の囲枠内に、円周上に複数個の駆動車輪
4を配設し、その駆動車輪4上に円形支持台5をその円
周部5aを載置したので、該円形支持台5の該円周部5aの
下面とこれら車輪4は、塵埃の堆積及び発酵槽を設置し
た敷地の建物の天井から落下する水滴から完全に護られ
るため、常に、その円周部5aの下面、実施例では円周枠
5aの下面とこれら駆動車輪4との係合は良好に維持され
るので、これら駆動車輪4により該円周部5aの回転を常
にスリップなしに適確に与えることができる。従って、
常に、円形支持台5の180゜回転を確実に与えることが
でき、前記従来の台車に円形レールを固定し、このレー
ル上に回転車の車輪を載せる式の台車装置では不可避の
回転車のスリップを解消し得られると共に、その構造が
簡単で、比較的安価に製造できるなどの効果をもたら
す。
更に、本発明の台車装置Aには、その円形支持台5に、
第3図〜第7図に明らかなように、その横型ロータリー
攪拌機16の後方に、前端から後端に至るに従い上昇する
傾斜状態に被処理物搬送用チューンコンベアー36を、そ
の左右一対の支持枠5b,5bから下垂せしめた左右一対の
支持腕37,37を介して支持して設けた。該チェーンコン
ベアー36は、その上端のスプロケット38と下端のスプロ
ケット39により矢示方向に回転自在に支持される。即
ち、上端のスプロケット38は、円形支持台5の支持枠5b
に設置した駆動モーター40により、減速機41とチェーン
スプロケット42を介して駆動せしめられる。
該チェーンコンベアー36の作動は、その前方の横型ロー
タリー攪拌機16により攪拌された被処理物を受け、これ
を後方へ移動堆積せしめる。かくして、該攪拌機16の後
側の被処理物堆積層は除去されるので、該攪拌機16の攪
拌時の負荷は軽減され、円滑な攪拌を可能にする一方、
被処理物堆積層は後方へ移送できると共に、そのコンベ
アー36の後端の高さまで被処理物を高く堆積できる。従
って、それだけ外気により発酵堆積層内が冷却されるこ
とが防止され、高温発酵を良好に行うことができる。
更に、本発明の台車装置Aの円形支持台5に、第3図等
に示すように、該攪拌機16の近傍で開口する脱臭フード
43を具備した吸気脱臭装置44を設置することが好まし
い。該脱臭フード43は、該攪拌装置6に隣接する位置に
配備した支持枠5bにより構成される方形囲枠上に、その
方形囲枠内の空間45(第18図参照)を被覆し、下向きに
開口するべく設置する。而して、該脱臭フード43の頂壁
より導出した吸気パイプ43aに接続する脱気脱臭装置44
の脱臭筐44aを、該円形支持台5内面域の前部に、即
ち、該円周枠5aと幅方向に延びる支持枠5bとの間の空間
部に縦横に横設した支持枠5bにより形成した棚台46(第
1B図参照)上に脱臭装置44aを設置した。該脱気装置44b
は、ブロアー47とこれを駆動するモーター48とから成
り、該ブロアー47を前記の吸気パイプ43aに介在して設
ける。図示の例では、該脱気装置44bは左右に2個設
け、前記の収容ボックス18内に収容し、前記の操作盤34
で操作される。該脱臭装置44aは、筐体49と該筐体49の
内部に、下部に空間50を存して横設した金網、格子など
から成る通気性棚51とその上面に充填した活性炭などの
脱臭剤から成る脱臭層52と筐体49の底壁に設けたドレン
装置53とから成り、該下部空間50は、前記の吸気パイプ
43aと連通している。該ドレン装置53は、ドレンパイプ5
3aと開閉バルブ53bとから成る。
該脱臭団周装置44の作動は次の通りである。
即ち、その吸気装置44bを作動するときは、台車装置A
の走行中、そのロータリー攪拌機16と竪型攪拌機19とに
より被処理物堆積層が攪拌されるときに、該被処理物の
発酵により生成するアンモニアガスその他の分解ガス並
に含有水分の蒸気を含む汚染ガスが該堆積層から霧状に
立ち上るが、その攪拌機16の近傍で、その上方に開口す
る脱臭フード43内に、該ブロアー47の作動により吸い込
まれ、該吸気パイブ43aを通り該脱臭装置44aの下部空間
50に入り、次に該通気性棚51を通して該脱臭層52内に入
り、これにより吸着される。一方、冷却により生ずる凝
縮水は、該ドレン装置53より排出される。
このように、該脱気脱臭装置44により、台車装置Aの往
復動走行中に攪拌により放出される汚染ガスによる空気
や設備機器などの汚染が防止され、作業環境を改善する
効果をもたらす。
所で、上記のように、本発明の台車装置Aを、従来のよ
うに発酵槽の両側壁上に架設し往復動走行せしめるとき
は、台車装置の重量が両側壁にかゝる。特に、前記のよ
うな諸設備を全て具備せしめるときは、相当の重量とな
る。従って、その両側壁は、その重量の負担に堪えるよ
うに、充分に肉厚堅牢なコンクリートで構築しなければ
ならないので、相当のコストと労力、時間を要する。従
って、発酵槽の両側壁に台車装置Aの荷重をかけない発
酵処理装置が望ましい。この点に鑑み、本発明は、かゝ
る要求を満足する台車装置と発酵処理装置を提供するも
ので、その実施例を次に説明する。
第1A図、第2図に示すように、該囲枠基台2を、その幅
を所定の発酵槽の両側壁54,54間の外壁面間の幅より広
幅のものに構成すると共に、その両側枠部2a,2aに該両
側壁54,54の高さよりは高い、下端に走行車輪3を備え
た支持脚55,55を設けた背高の囲枠基台2に構成した。
実施例では、各側に4個の支持脚55を配設した。従っ
て、これに上記のように、その円周上に配設した駆動車
輪3上に該円形支持台5を回転自在に載置し、且つこれ
に少なくとも攪拌装置6を備えた本発明の台車装置Aを
構成する。好ましくは、第3図示のように、前記のよう
に、該散布装置14、該チェーンコンベアー36及び脱臭フ
ード43を備えた吸気脱臭装置44を備えた最も好ましい本
発明の背高の台車装置Aを構成する。従って、該台車装
置Aを第4図乃至第7図に例示する該所定の発酵槽Bの
該両側壁54,54を跨いで、その外面の敷地に施工したコ
ンクリート床面56,56上にその両側の支持脚55,55を、そ
の走行車輪3,3で走行自在に載置することにより、該台
車装置Aの重量が該発酵槽Bの両側壁54,54に全くかゝ
らない本発明の発酵処理装置Cを構成することができ
る。
この支持脚付きの台車装置Aは、その枠部2aの下方に相
隣る支持脚55,55間に挟まれた空間56を生ずるので、第
2図に明示のように、該枠部2aの下面に吊棚57を設け
て、これに駆動モーター26と減速機27を設置し、その下
部空間56を有効に利用することが好ましい。
この場合、該床面58,58上に、該両側壁54,54に沿い平行
に軌条59,59を敷設し、その平行軌条59,59に該台車の両
側の支持脚55,55の車輪3,3を載置せしめ、往復動走行を
行うようにすることが好ましい。
上記のように、該両側壁54,54には、台車装置Aの荷重
がかゝらないので、必ずしも従来のような肉厚堅牢なコ
ンクリートで構築する必要がなく、より肉薄のものとす
ることができるばかりでなく、任意の材料で作製した成
形壁板で簡単に構築でき、市販のブロック塀に用いられ
る無機質成形ブロックをそのまゝ使用でき、又成樹脂成
形パネル、任意の材料の補強成形パネル、断熱性パネル
等を両側壁54,54の構築に用いることができ、比較的容
易、迅速且つ安価に発酵槽Bの構築ができる。
発酵槽Bは、第10図示のように、両側壁54,54のみで構
成し、その両側壁54,54間に形成されるピット60の両端
を開放面61,61のまゝとするときは、長矩形の囲壁から
成る発酵槽に比し、容易且つ安価に構築し得られる一
方、発酵処理ずみの堆肥の取り出し作業を高能率に行う
ことができる。
発酵槽Bの両側壁54,54の長さ及び高さ、ピット60の幅
は所望に応じ定められるが、第4図乃至第10図示の実施
例の場合は、側壁54の全長100m、高さ1m、両側壁54,54
間のピット60の幅7.5mとし、これを跨ぐ台車1の幅は8.
7m、支持脚55の高さ1.5mとした。尚、側壁54の厚さは肉
薄とし、例えば、100mmとした。
図面で62は、ピット60の底面に敷いた砕石層63は、その
砕石層62内に、幅方向に一定の間隔を存して埋設した複
数本のエア噴気用通気性パイプ、64は、該発酵層Bのビ
ニールハウス式の建物、65は、該建物64の外部の被処理
物供給槽66より上昇し、該建物64の側壁を貫通し、該発
酵槽Bの長さの中間部の上方まで延びる被処理物供給用
スクリューコンベアーを示す。該コンベアー65は、その
発酵槽Bのピット60の幅の1側半部と他側半部に位置し
て落し口65a,65bを有し、供給側の65bは、自動制御で開
閉する開閉蓋65cを有する。
次に、第10図を参照し、該発酵処理装置Cの作動を説明
する。
該台車装置Aは、発酵槽Bの中間位置で台車1上の散布
装置14のタンク20内に上方の被処理物供給用スクリュー
コンベアー65より、その落し口65aを介して被処理物、
例えば、家畜糞、厳密には、糞を主体とした糞尿混合物
(以下単に糞と言う)、を所定量落装填した後、該操作
盤34,35のスイッチをONし、該台車装置Aの走行と、該
円形支持台5上の全ての装置16,19,21,22,36,44aの作動
を行う。該台車装置Aが発酵槽Bに沿い走行せしめる。
例えば、図面で右方へ走行せしめ、その一端に達したと
き、台車1は停止し、その状態で該円形支持台5は矢示
のように180゜回転し、その上の諸装置の180度回転が行
われる。次で台車装置Aの左方への走行が開始され、該
台車装置Aが該発酵槽Bの前記の中間位置に来たとき、
台車1は停止し、同時に前記の諸装置も停止する。この
状態で、該スクリューコベアー65の落し口65bを介し
て、空になった該タンク20内に所定量の糞を供給する。
次で再び該操作盤34,35のスイッチをONし、左側への走
行と前記の諸装置の作動を開始せしめ、該台車装置Aが
該発酵槽Bの他端に達したとき、台車1は停止し、次で
該円形支持台5は矢示のように180゜回転し、諸装置の1
80゜反転が行われる。次で、台車装置Aは、該発酵槽B
の該中間位置で停止し、諸装置も停止する。この状態
で、該スクリューコンベアー65の落し口65aを介して該
タンク20内に所定量の糞を供給する。以後上記と同じ台
車2の往復動走行と該円形支持台5の180゜回転、即
ち、諸装置の180゜反転が行われる。
上記の台車装置Aの発酵槽Bの両端での180度回転、中
間部での停止は、台車装置Aと発酵槽Bとに備えたリミ
ットスイッチ機構により行われるが、その1例の配備状
態を第11図に示す。
aは、両側壁54,54の1側壁54の中間部に設けた走行停
止バー、bは、該台車1の囲枠基台2に設けた、前記バ
ーaに当たる走行停止リミットスイッチ、cは、該両側
壁54,54の中間部に夫々配設した円形支持台5上の全装
置停止用バー、dは該台車1の円形支持台5上に設け
た、該バーc,cに当たる該全装置停止リミットスイッ
チ、e及びfは、該1側壁54の一端に配設した走行停止
バー及び回転バー、g及びhは、該1側壁54の他端に配
設した走行停止バー及び回転バー、iは、該台車1の囲
枠基台2に設けた、前記走行停止バーeに当たる走行停
止リミットスイッチ、jは、該台車1の該円形支持台5
上に設けた、前記の回転バーfに当たる回転リミットス
イッチ、kは、該台車1の囲枠基台2に設けた、前記の
走行停止バーgに当たる走行停止リミットスイッチ、1
は該円形支持台5上に設けた、前記の回転バーhに当た
る回転リミットスイッチ、m及びnは、該囲枠基台2に
180゜回転角度位置関係に配置した回転停止バー、o
は、該円形支持台5上に設けた、前記の回転停止バーm
及びnに当たる回転停止リミットスイッチ、p及びq
は、該円形支持台5に180゜回転角度位置関係に配設し
た走行逆転バー、rは、該囲枠基台2上に設けた、前記
の走行逆転バーp及びqに当たる走行逆転リミットスイ
ッチを示す。
かくして、上記の発酵処理装置Cにより、所要期間経過
せしめて発酵処理を終了し、水分約35%程度に乾燥した
堆肥を得ることができる。
前記したように、該両側壁54,54を、無機質又は有機質
材料より作製したブロック或いはパネルから成る成形壁
板の多数板を使用し構築するには、例えば、その多数枚
を長さ方向に並べ、セメントなどの接着剤を介し、相隣
る成形壁板を互いに結着して構築することができるが、
好ましくは、接着剤を使用することなく、例えば、第12
図及び第13図示の如く構築することができる。即ち、断
面コ字状の鋼材を背中合わせに溶接して、その両側面に
嵌合溝67a,67aを形成した嵌合用支柱67を、例えば、高
さ1mのものを多数本用意し、これを一定の間隔でコンク
リート床面58上に長さ方向に配設する。この場合、該支
柱67は、その下端の両側面から突出する水平基板67bに
穿設した孔67cを介してアンカーボルト68を床面58に打
ち込み、その上面からナット69締めすることにより固設
される。かくして、このように配設された支柱67,67,…
の各相隣る支持67,67間の相対向する嵌合溝67a,67a内
に、成形壁板70を嵌合することにより、所定長さの側壁
54を構築することができる。図示の例では、成形壁板70
として合成樹脂成形壁板又は発泡成形板などの断熱性成
形壁板を使用するときは、ピット60内部の被処理物堆積
層の好気的発酵により発生する熱を両側壁54,54を通し
て外部に放散されることを良好に防止し得られ、高温発
酵を維持することができる。
図示の成形壁板70は、無機又は有機繊維断熱層70aを、
その両面に硬質プラスチック被覆板70b,70bを貼着して
成る断熱性成形壁板を使用した例である。
成形壁板70のその他の寸法は勿論任意であり、又、その
複数枚を積み重ねて所望の高さの側壁54を構築するよう
にしても良いことは言うもでもない。
〔発明の効果〕
このように本発明による発酵処理装置用台車装置は、台
車の囲枠基台に円周上に複数個の駆動車輪を配設し、こ
れら円周上に配設した駆動車輪上に少なくとも攪拌装置
を支持する円形支持台を、その円周部で載置するように
したので、その円周部の下面とこれを支受し且つ回転せ
しめるこれら駆動車輪とは、塵埃の堆積や建物の天井か
ら滴下する水滴を受けるおそれが全くないので、これら
該支持台下面とこれら受動車輪との係合は良好に保た
れ、これら駆動車輪による該円形支持台の回転を、スリ
ッピのおそれなく確実に行うことができる効果をもたら
す。
この場合、該円形支持台を、その円周部を円周枠で構成
し、且つその該円周枠内の空間に、該円周枠と一体の縦
横に交叉して多数本の支持枠を配設した構成としたの
で、軽量且つ堅牢な円形支持台が得られ好ましい。
又、該円形支持台に、該攪拌装置の攪拌機の近傍で開口
する脱臭フードを具備した吸気脱臭装置を設けるとき
は、該台車装置を発酵槽に沿い走行させ、該攪拌機によ
り攪拌されるピット内の被処理物堆積層より立ち上る汚
染ガスを、該脱臭フードを介し吸引脱臭することがで
き、該ガスによる空気を汚染することなく作業環境を良
好にする効果をもたらす。
又、該円形支持台に、その円周部内の1側に該攪拌装置
を、その他側に散布装置を配設したので、該台車装置を
発酵槽に沿い往復動走行させ、且つその一端及び他端
で、該円形支持台を180゜回転せしめるように作動せし
めるときは、そのピット内の1側及び他側に同時に且つ
交互に被処理物の攪拌と被処理物の散布を行うことがで
き、発酵処理作業を高能率に行うことができる効果を有
する。
更に、該円形支持台に、攪拌機として横型ロータリー攪
拌機を設け、その後方に、後端に至るに従い上昇する被
処理物搬送用コンベアーを設けるときは、攪拌された被
処理物を後方へ移送し且つ比較的高く積層することがで
きると同時に、該攪拌機の後方に空間を生じ、攪拌機の
作動を軽快にする効果を有する。
更に、該台車の囲枠基台の幅を所定の発酵槽の両側壁外
面間の幅より広幅に構成し、且つ該囲枠基台の両側枠部
に該両側壁より高い、車輪付きの支持脚を配設して成る
台車装置とするときは、該台車装置をその両支持脚で該
発酵槽の両側壁を跨いでその両側の床面上に載置せしめ
る発酵処理装置を構成できる。これにより、該台車装置
の重量が、該発酵槽の両側壁にかゝることを避けること
ができ、該両側壁を、従来のように台車装置の荷重に堪
える肉厚堅牢なコンクリートで構築する必要がなく、比
較的容易且つ安価に構築でき、又、所望の材料でブロッ
ク状又はパネル状の成形壁板で組み立てることができ
る。この場合、該両側壁を合成樹脂成形板又は断熱性成
形壁板で構築するときは、そのピット内の発酵被処理堆
積層の放熱冷却が防止できる効果をもたらす。
尚、更にこの場合、該床面に該両側壁の外面に沿い軌条
を敷設し、該台車装置の両側の支持脚の車輪を載せ走行
せしめるようにするときは、円滑且つ適正な往復動走行
をもたらす。
又、該発酵槽の両側壁の中間部の上方に、被処理物供給
用コンベアーを設けることにより、台車上の散布装置
に、被処理物を所定量供給することを繰り返し行うよう
にすることができる。
又、本発明の発酵槽の両側壁を成形壁板の組み立てによ
り構築するに当たり、両側に嵌合溝をもつ支柱の多数本
を、一定間隔を有して配設し、各相隣る支柱の互いに対
向する嵌合溝に、成形壁板を嵌合することにより、接着
剤を使用することなしに、容易、迅速に所要長さの側壁
を構築できる便利をもたらす。
更に、本発明によれば、発酵槽を両側壁のみで構成し、
該両側壁間に形成されるピットの両端を開放面とした場
合は、更に容易且つ安価な発酵槽を得ることができると
共に、内部の発酵が終了して生成した堆肥の外部への取
り出し作業を容易にすることができる効果をもたらす。
【図面の簡単な説明】
第1A図は、本発明の実施の1例の台車装置に用いる台車
の平面図、第1B図は、円形支持台の平面図、第2図は、
台車の側面図、第3図は、本発明実施の1例の台車装置
の平面図、第4図は、該台車装置を発酵槽に装備して成
る本発明の実施の1例の発酵処理装置の正面図、第5図
は、その背面図、第6図は、その右側面図、第7図は、
その左側面図、第8図は、第3図のVIII−VIII線裁断面
図、第9図は、第3図のIX−IX線裁断面図、第10図は、
一部を裁除した発酵処理装置の平面図、第11図は、該発
酵処理装置の作動機構を説明する平面図、第12図は、発
酵槽の側壁の1例の一部の側面図、第13図は、その平面
図を示す。 1……台車、2……囲枠基台 2a……枠部、3……走行車輪 4……駆動車輪、5……円形支持台 5a……円周部、円周枠、6……攪拌装置 10……駆動装置、11……走行車輪駆動装置 14……散布装置 16……横型ロータリー攪拌機 17……駆動装置、20……タンク 21……散布用羽根車、23……駆動モーター 26……走行車輪駆動用モーター 34……各種装置制御用操作盤 35……走行車輪駆動モーター制御用操作盤 36……被処理物搬送用コンベアー 40……駆動用モーター、43……脱臭フード 43a……吸気パイプ、44……吸気脱臭装置 44a……脱臭装置、44b……吸気装置 52……脱臭層、54……側壁 55……支持脚、59……軌道 60……ピット、61……開放面 65……被処理物供給用コンベアー 67……嵌合用支柱、70……成形壁板 69a……断熱層 69b……硬質プラスチック被覆板 A……台車装置、B……発酵槽 C……発酵処理装置

Claims (14)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】囲枠基台の両側に走行車輪を配設して成る
    台車に、その囲枠の内周面に複数個の駆動車輪を円周上
    に配設し、少なくとも攪拌装置とを支持した円形支持台
    の円周部を、前記の円周上に配設した駆動車輪上に載置
    して成ることを特徴とする発酵処理装置用台車装置。
  2. 【請求項2】該円形支持台は、円周枠状の円周部と、該
    円周枠の内部に該円周枠と一体に縦横に交叉し、配設し
    て成る多数本の支持枠とから成る請求項1記載の発酵処
    理装置用台車装置。
  3. 【請求項3】該円形支持台に、該攪拌装置の攪拌機の近
    傍で開口する脱臭フードを具備した吸気脱臭装置を設け
    て成る請求項1又は2記載の発酵処理装置用台車装置。
  4. 【請求項4】該円形支持台に、その円内の1側に該攪拌
    装置を、その他側に散布装置を配設して成る請求項1,2
    又は3記載の発酵処理装置用台車装置。
  5. 【請求項5】該円形支持台に、該攪拌装置の該攪拌機と
    して、横型ロータリー攪拌機を設け、且つ該攪拌機の後
    方に、後端に至るに従い上昇する被処理物搬送用コンベ
    アーを設けて成る請求項1,2,3又は4記載の発酵処理装
    置用台車装置。
  6. 【請求項6】該台車の囲枠基台の幅を、所定の発酵槽の
    両側壁外面間の幅よりは広幅に構成し、且つ該囲枠基台
    の両側枠部に該両側壁より高い、車輪付きの支持脚を配
    設して成る請求項1乃至5のいずれか1つに記載の発酵
    処理装置用台車装置。
  7. 【請求項7】請求項1乃至5のいずれか1つに記載の該
    台車装置を、長手の発酵槽の両側壁に沿い往復動走行せ
    しめるようにすると共に、その走行の両端において、該
    円形支持台を180゜回転せしめるようにし、且つ該両側
    壁間のピットの長さの中間部の上方に、被処理物供給用
    コンベアーを設けたことを特徴とする発酵処理装置。
  8. 【請求項8】請求項1乃至5のいずれか1つに記載の該
    台車装置を、発酵槽の長さ方向の両側壁の上面に敷設し
    た軌条上を往復動走行せしめるようにして成る請求項7
    記載の発酵処理装置。
  9. 【請求項9】請求項6記載の台車装置を、その両側の支
    持脚で所定の発酵槽の両側壁を跨ぎ床面に載置し、且つ
    該両側壁の外面に沿い往復動走行せしめるようにして成
    ることを特徴とする請求項7記載の発酵処理装置。
  10. 【請求項10】該両側壁の外面に沿い、床面に軌条を敷
    設して成る請求項9記載の発酵処理装置。
  11. 【請求項11】該発酵槽の両側壁は、成形壁板の組立て
    により構築して成る請求項7,9又は10記載の発酵処理装
    置。
  12. 【請求項12】該発酵槽の両側壁は、両側に嵌合溝をも
    つ支柱の多数本を、一定間隔を存して配設し、各相隣る
    支柱の互いに対向する嵌合溝に、少なくとも1枚の成形
    壁板を嵌合することにより構築して成る請求項9,10又は
    11記載の発酵処理装置。
  13. 【請求項13】該成形壁板は、合成樹脂成形壁又は断熱
    性成形壁板である請求項9乃至12のいずれか1つに記載
    の発酵処理装置。
  14. 【請求項14】該発酵槽を両側壁のみで構成し、その間
    に形成されるピットの両端を開放面として成る請求項9
    乃至13のいずれか1つに記載の発酵処理装置。
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