JPH0775702B2 - 屎尿乾燥装置 - Google Patents

屎尿乾燥装置

Info

Publication number
JPH0775702B2
JPH0775702B2 JP1305062A JP30506289A JPH0775702B2 JP H0775702 B2 JPH0775702 B2 JP H0775702B2 JP 1305062 A JP1305062 A JP 1305062A JP 30506289 A JP30506289 A JP 30506289A JP H0775702 B2 JPH0775702 B2 JP H0775702B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
container
human waste
rotary
heat storage
rotary cylinder
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Lifetime
Application number
JP1305062A
Other languages
English (en)
Other versions
JPH03165884A (ja
Inventor
光宏 岸
Original Assignee
株式会社彦間製作所
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by 株式会社彦間製作所 filed Critical 株式会社彦間製作所
Priority to JP1305062A priority Critical patent/JPH0775702B2/ja
Publication of JPH03165884A publication Critical patent/JPH03165884A/ja
Publication of JPH0775702B2 publication Critical patent/JPH0775702B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Lifetime legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Heat Treatment Of Water, Waste Water Or Sewage (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は、浄化処理装置のない屋外、船舶、電車等の交
通機関、バキュームカーが入り込めないトンネル内での
屎尿の処理を行うことができる屎尿乾燥装置に関する。
〔従来の技術〕
人体から***された屎尿は、通常の家屋においては水洗
トイレ等により下水に放出するか、浄化槽に一時貯入し
て浄化した後で一般河川に放出させるものであた。しか
しながら、屋外で行う催物、例えば運動会、見本市、集
会等の人員が多数繰り出す会場では仮設の便所を設け
て、一時的に屎尿の処理を行っていた。
従来における屋外や浄化施設の無い場所での屎尿の処理
では、移動できる仮設の便所が用いられていたが、その
多くは屎尿を収納する便槽を持ち、人体より***された
屎尿はこの便槽の中に蓄えられるものであった。従っ
て、催物の終了後における仮設便所に収納された屎尿の
処分をしなければならない。このため、バキュームカー
等によって貯留された屎尿を吸引し、タンクで回収した
後で浄化あるいは放流して処理しなければならないもの
であり、手数が掛かるものであった。
また、長距離を移動する電車、バス、船舶等の交通機関
内では、***された屎尿を保管する専用のタンクを備え
付けており、このタンク内に屎尿を収納し、屎尿を化学
薬品等で防臭処理を行った後、終着駅や中継地点等でバ
キュームカーで回収する方法が一般的であった。
このように、従来の仮設あるいは、移動できる交通機関
の屎尿の処理においては、人体より***された原形の状
態で貯留し、その後回収するものが殆どであり、極めて
非衛生的なものであるといわざるをえなかった。このた
め、長期に使用していると***した屎尿がタンク内に残
留し、悪臭の原因となるばかりでなく、作業員が嫌がる
ため処理の近代化のためからも好ましいものではなかっ
た。
こういった目的のために、従来より衛生的に処理する各
種の方法が考えられている。例えば、屎尿とともに化学
薬品を投入し殺菌および防臭する方法がある。これは新
幹線等の交通機関に多く用いられているが、薬品がタン
ク内で循環するため長期に使用ができず、また、薬品の
使用による経費が高くなる欠点を有していた。
また、ビニール等の袋に屎尿を収納し、ビニール袋をパ
ッキングすることにより、臭いの発散を防止する方法も
考えられている。しかし、一回の***においてかなり広
い面積のビニール袋を使用しなければならず、処理費用
が高くなるとともに後日ビニール袋から屎尿を分離する
ための後処理が煩わしいものであった。
また、***された屎尿をバーナ等の火力で直接乾燥させ
る方法も考えられている。しかし、屎尿の大部分に成分
は水分であるため、この水分を除去するためには、多く
のエネルギーを要するとともに一回の処理時間が長くな
るものであった。
このような観点から、本願の出願人と同一の発明者は、
屎尿を収納するタンク内に回転する羽根を設け、タンク
内に蓄熱体を収納させた屎尿処理装置を提案している。
この構成では、タンクを外部から加熱する同時に羽根を
回転させることで、迅速に屎尿を乾燥させ、屎尿の大部
分の水分を蒸発させることができるものであった(例え
ば、特願昭63年124150号、特願昭63年172852号、特願昭
62年190857号等)。
しかしながら、これらの乾燥の方法においては、タンク
内で羽根が回転する際に羽根がタンクの底部に接近して
回転するため、タンクの周囲に付着した屎尿を粉砕する
ことができないものであった。また、羽根によって蓄熱
体を直接移動させようとするため、蓄熱体がタンクの底
で引っ掛かった場合には無理に蓄熱体を回転させること
になり、動作がぎこちなく、モーター等に負担が掛かる
ものであった。
〔発明が解決しようとする課題〕
本発明は上述の欠点に鑑み、人体より***された屎尿を
タンク内に収納し、タンクを外部から加熱することによ
って、蓄熱体を加熱し収納した屎尿を迅速に乾燥しよう
とするものである。そして、この撹拌する羽根はタンク
の底部に接近するとともに内周壁にも接近しており、そ
の形状が大きな面積を移動するようにしてある。このた
めタンクの内周壁に付着した屎尿を削ぎ落とすことがで
き、同時にコの字形の中央にある開口より、蓄熱体を通
過させることができ、無理な力を蓄熱体に与えないよう
にすることができる屎尿乾燥装置を提供するものであ
る。
〔問題点を解決するための手段〕
本発明では、屎尿を収納する耐熱性のある容器と、この
容器を外部から加熱する加熱手段と、容器内に収納され
た複数個の球形をした蓄熱体と、容器内に収納した屎尿
と蓄熱体を撹拌する撹拌手段とから成る屎尿乾燥装置に
おいて、容器を外周が円筒形でその底を閉鎖した形状に
形成し、容器の底の中央には上下端が開口した円筒形の
導入管を垂直に固着し、この導入管の下端の開口より回
転軸を回転自在に挿通し、導入管の上端から容器の底付
近に向けて導入管よりやや径大の回転筒を回転自在に挿
通し、回転軸の上端と回転筒の上部とを連結し、回転軸
の側面にはその下辺が容器の底に接近するように位置さ
せ、その側辺が容器の内周面に接近するように位置させ
たややコの字形をした回転羽根を固着したことを特徴と
する屎尿乾燥装置を提供するものである。
本発明では、望ましくは、前記回転羽根は、回転筒の下
部側面に水平に固着した押動棒と、回転筒の上部側面に
その一端を固着し、他端を押動棒の先端に固着したL字
形をした回転側片とから構成され、押動棒の断面形状を
半円形に形成してその曲面を上方に向け、押動棒と回転
側片によって形成されたコの字形の空間を蓄熱体の外径
より大きく形成し、回転筒と共に押動棒が回転すると、
この押動棒の上面に蓄熱体を押し上げてコの字形の空間
を通過させるようにしたことを特徴とする屎尿乾燥装置
を提供するものである。
本発明では、望ましくは、回転筒の側面に固着した押動
棒は、その軸線を回転筒の軸線と直角に交差させ、か
つ、押動棒の軸線と回転筒の軸線を水平方向に離して配
置させたことを特徴とする屎尿乾燥装置を提供するもの
である。
本発明では、望ましくは、前記回転軸と回転筒を着脱自
在に結合したことを特徴とする屎尿乾燥装置を提供する
ものである。
本発明では、屎尿を収納する耐熱性のある容器と、この
容器を外部から加熱する加熱手段と、容器内に収納され
た複数個の球形をした蓄熱体と、容器内に収納した屎尿
と蓄熱体を撹拌する撹拌手段とから成る屎尿乾燥装置に
おいて、容器はその内周が円筒形でその上部と底部を閉
鎖して外囲より閉鎖した中空の形状であり、容器の底の
中央には上下端が開口した円筒形の導入管を垂直に固着
し、この導入管の下端の開口より回転軸を回転自在に挿
通し、導入管の上端から容器の底付近に向けて導入管よ
りやや径大の回転筒を回転自在に挿通し、回転軸の上端
と回転筒の上部とを連結し、回転軸の側面にはその下辺
が容器の底に接近するように位置させ、その側辺が容器
の内周面に接近するように位置させたややコの字形をし
た回転羽根を固着し、導入管と回転軸の隙間から容器内
に空気を送る送風機を接続し、容器の上部には空気と塵
埃を分離できる集塵機を接続したことを特徴とする屎尿
乾燥装置を提供するものである。
本発明では、屎尿を収納する耐熱性のある容器と、この
容器を外部から加熱する加熱手段と、容器内に収納され
た複数個の球形をした蓄熱体と、容器内に収納した屎尿
と蓄熱体を撹拌する撹拌手段とから成る屎尿乾燥装置に
おいて、容器はその内周が円筒形でその上部と底部を閉
鎖して外囲より閉鎖した中空の形状であり、容器の底の
中央には上下端が開口した円筒形の導入管を垂直に固着
し、この導入管の下端の開口より回転軸を回転自在に挿
通し、導入管の上端から容器の底付近に向けて導入管よ
りやや径大の回転筒を回転自在に挿通し、回転軸の上端
と回転筒の上部とを連結し、回転軸の側面にはその下辺
が容器の底に接近するように位置させ、その側辺が容器
の内周面に接近するように位置させたややコの字形をし
た回転羽根を固着し、導入管と回転軸の隙間から容器内
に空気を送る送風機を接続し、容器の上部には触媒によ
り悪臭を酸化還元する防臭機を接続したことを特徴とす
る屎尿乾燥装置を提供するものである。
〔作用〕
本発明では、耐熱性のある容器内に屎尿を収納させ、こ
の容器を外部から加熱することで、屎尿を乾燥させる。
そして、容器内にセラミック等の耐熱性の蓄熱体を収納
させてあり、かつ撹拌手段の羽根によってこの蓄熱体と
屎尿を撹拌させることができるので、容器の外部からの
熱は容器自体とその蓄熱体全体を温め、蓄熱体の表面か
ら発散される熱が屎尿を熱して水分を迅速に蒸発させる
ことができる。
そして、この撹拌手段にはややコの字形に形成した羽根
が固定してあるので、この羽根の下面はタンクの底部に
接近して回転し、タンクの底に固着した屎尿を削ぎ落と
す同時に蓄熱球を移動させることができる。そして、羽
根の側面はタンクの内周壁に接近して移動するので、タ
ンクの内周壁に乾燥して付着した屎尿を削ぎ落とすこと
ができる。このため、タンク内は常時清潔に保たれ、乾
燥した屎尿は粉砕され、風等の移送方法で次の処理に廻
すことができる。さらに、タンク内で回転される蓄熱体
はこの羽根の中央に開口した窓孔を通過させることがで
きるので、蓄熱体がタンクの底で引っ掛かった場合に
は、この羽根の窓孔を通過して移動させることができる
ので、羽根に無理な力を与えることが無くなり、撹拌手
段を円滑に動作をさせることができる。
〔実施例〕
以下、本発明の一実施例を図面により説明する。
本実施例においては、屎尿乾燥装置を移動させることが
できる仮設便所1に利用した場合に付いて説明する。
この仮設便所1は、例えばプラスッチクや強化合成樹脂
等で形成された箱状の形をしており、地面に載置される
基台2は立方体形をしており、この基台2の上部には屋
根を取付けたハウス3が固定してあり、このハウス3の
全面には前方に開いて利用者がハウス3内に入ることが
できるドアー4が取付けてある。
この仮設便所1の内部には、この基台2の上部に位置し
て屎尿乾燥装置5が取付けてあり、この屎尿乾燥装置5
の上部には屎尿を受け止めるための便器6が固定してあ
る。また、基台2の側面には吸塵防臭装置7が取付けて
あり、この吸塵防臭装置7の上部には、水蒸気を外部に
放散させるための拡散パイプ8が取付けてある。
次に、第2図は第1図で示した屎尿乾燥装置5の内部の
構造を示す断面図である。
この屎尿乾燥装置5はユニット状に組立ててあり、外周
は円柱形をした薄肉鋼板で形成された外箱11より構成さ
れており、この外箱11の上部は蓋板12によって閉成され
ている。そして、外箱11の下部より少し高い位置には水
平に中板13が固着してあり、この中板13と蓋板12によっ
て燃焼室が形成されている。この外箱11の内側であっ
て、蓋板12と中板13の間には、外箱11の内壁と少しの間
隔を置くようにしていて保持筒14が固定してあり、外箱
11と保持筒14の間にはガラス繊維等の断熱材が充填して
ある。
また、この保持筒14の内部には蓋板12の下面より吊下げ
るようにして、乾燥釜16が固定してあり、この乾燥釜16
の底面は前記中板13と間隔を置いて固定してある。この
乾燥釜16はその外周が円筒形をしており、底面が平坦な
形状であるが、その底部中央には上方に向かって延長し
た円筒形をした導入筒17が固定してある。この燃焼釜16
と導入筒17によって、燃焼釜16の内部の空間はリング状
をした空間に形成されていることになる。
そして、前記中板13には加熱ヒーター18がリング状に取
り付けて固定してあり、この加熱ヒーター18はスパイラ
ル状に巻いた部材を円盤状に配置したものであって、中
板13の上面と乾燥釜16の下面との間に設置されている。
この加熱ヒーター18の中央には、前記導入筒17の内径よ
りやや広い空間が形成されている。この中央板13の中央
にはやや径大の通気孔23が開口させてあり、さらに通気
孔23の周囲の位置には複数の連通孔41が開口させてあ
る。前述の中板13の上面と乾燥釜16の下面との間の空間
であって、加熱ヒーター18より下方には皿状をした、そ
の表面を鏡面仕上げをしてある、輻射熱を反射させるた
めの反射板42が設けてある。この反射板42の中央には通
口43が開口させてあり、反射板42は中板13と加熱ヒータ
ー18の何れとも離れて位置させてある。
次に、外箱11の内部であって、その下部には底板19がや
や水平に固定されていて、この底板19の中央には軸受20
がその軸線を垂直にして固定されている。この軸受20の
内部には回転軸21が挿通されており、軸受20と回転軸21
とはベアリング22によって保持されている。この回転軸
21は中板13の中央に開口されたやや径大の通気孔23を抜
けて前記導入筒17の内部を延長し、その上端は導入筒17
の上端開口より上方に位置されている。この回転軸21の
外形は前記通気孔23の内径よりも小さく、また導入筒17
の内径よりも小さく形成してある。このため、導入筒17
の内部を通じて、中板13、底板19の空間と乾燥釜16の内
部とは空気が流通できるだけの余裕が形成されている。
そして、この回転軸21の頂上には、水平方向に一筋の噛
合い溝24が加工してある。また、外箱11の側面であっ
て、中板13と底板19の間に形成された空間に位置して外
部と連通できる導通筒40が固定してある。
次に、この回転軸21には撹拌装置が固定されているが、
この撹拌装置は前記回転軸21の頂部において着脱自在に
組合わされているものであり、その中心は円筒形をした
回転筒25から構成されている。この回転筒25の一方の開
口は、円盤形をした閉鎖板26によって閉鎖されている。
そして、回転筒25の内径は前記導入筒17の外形よりもや
や大きく形成してあり、導入筒17の外側と回転筒25の内
壁の間には、空気が流動できる空間が形成してある。ま
た、回転筒25の内部上端であって閉鎖板26の下面には、
回転筒25の軸線と直角方向に向けて結合片27が固定して
ある。この結合片27は前記係合溝24と組合わせられ、回
転軸21に回転筒25を固定して連結できるものである。こ
の回転筒25の外側であってその下部には、断面を半円形
とした押動棒28が水平方向に延長して固定してあり、こ
の押動棒28の下面は前記乾燥釜16の底面に接近するよう
に位置させてある。また、回転筒25の側面のやや上部に
はL字形を逆にした回転側片29が固定してあり、この回
転側片29の下端は前記押動棒28の上面先端に固着してあ
る。この回転側片29の外側面は前記乾燥釜16の内周壁に
接近するように位置させてある。この回転側片29と押動
棒28によって断面がややコの字形をした回転羽根が形成
されることになる(なお、この押動棒28と回転側片29の
取付け形状については後で説明する)。さらに、この乾
燥釜16の内部にはアルミナ(二酸化アルミ)等のセラミ
ック、ステンレス等の鉄鋼等の材料で形成された球形状
をした蓄熱体30が複数個収納されている。
そして、前記上蓋12には前記6と連通させた導入パイプ
31が固定してありこの導入パイプ32は外部とこの乾燥釜
16の内部を連通させている。そして、この上蓋12の上部
には燃焼された空気を外部に流動させるための放出パイ
プ32が固定してあり、この放出パイプ32によって乾燥釜
16の内部は前記吸塵防臭装置7と連通されている。
また、回転軸21の下端であって底板19の下方に位置し
て、スプロッケットホイール33が固着してある。そし
て、この外箱11の側面図には水平に伸びた取付け板35が
固着してあり、この取付け板35にはモータ34が固着して
あり、このモータ34の出力軸は下方に向けられていて、
この出力軸にはスプロッケトホイール36が固着してあ
る。そして、この二つのスプロッケホイール33、36の間
にはチェーン37が巻廻してある。
次に、第4図は前記撹拌機構における撹拌羽根の位置を
示す平面図であり、回転筒25をその上方から見た状態を
示している。
前記押動棒28は回転筒25の側面下部において、回転筒25
の接線方向に延長する方向には、押動棒28の軸線が回転
筒25の中心軸とは交差しないように傾斜させてある。同
様に回転側片29もその平面が回転筒25の軸線と交差しな
いように固定してある。そして、第4図において示され
るように、この押動棒28と回転側片29の回転方向は、そ
の傾斜角が回転筒25に対して前方に向かって傾斜した側
を先頭にして回転するものであり、この押動棒28の回転
によって蓄熱体30は回転筒25の側壁に向けて集められる
ように作用される。
次に、第5図はこの屎尿乾燥装置5と前記集塵防臭装置
7の配管の接続状況を説明したものである。
前記導通筒40には送風機45が連結してあり、この送風機
45の内部には、モーター46と、このモーター46によって
回転させられるファン47が収納してある。このファン47
の回転により、導通筒40より中板13と底板19の間の空間
に外部からの空気を圧送することができることになる。
また、便器6と接続している導入パイプ32の途中には、
外囲と乾燥釜16内部を遮蔽するためのシャッター48、49
が設けてある。このシャッター48、49は水平に移動でき
るものであり、交互に動作して***物を乾燥釜16内に導
くとともに、乾燥釜16からの悪臭と熱を外囲に放出させ
ないようにしている。
次に、前記放出パイプ32から連続して処理される集塵防
臭装置7の内部の構造を説明する。
この放出パイプ32には延長させるための連通パイプ51が
接続してあり、この連通パイプ51の終端は集塵装置52内
にあるサイクロン集塵器53内に連結されている。このサ
イクロン集塵器53は内部で空気を高速で旋回させ、塵埃
を分離して下方に放出させる作用をするもので、その内
部中央には分離管54が設けてある。このサイクロン集塵
器53の下部開口には塵埃を受け止める滓皿55が設けてあ
り、滓皿55の下部には加熱用のヒーター56が設けてあ
る。
そして、分離管54の排出側には再加熱室57が接続されて
おり、この再加熱室57内にはヒーター58が収納されてい
る。さらに、この再加熱室57の排出側には触媒室59が接
続され、触媒室59の内部には白金、プラチナ等で形成さ
れた触媒60が収納されている。そして、この触媒室59の
排出側には吸引筒61がT字形になるように接続してあ
り、吸引筒61内には内径を絞るエジェクター62が収納し
てある。この吸引筒61のエジェクター62側の端部には送
風機63が接続してあり、送風機63内にはモーター64と、
このモーター64によって駆動されるファン65が収納して
ある。この吸引筒61はオリフェスの原理で空気を触媒室
59から引き出す作用をするもので、吸引筒61の排出側に
は前記拡散パイプ8が接続されている。
次に、本実施例の作用を説明する。
用便しようとする人は、まず仮設便所1の中に入り、便
器6に向けて***する。この***された糞尿は便器6よ
り導入パイプ31を介して落下し、乾燥釜16の内部に一時
貯留される。この時、シャッター48が先ず開き、シャッ
ター49の上に糞尿が載置された後でシャッター48が閉じ
る。その後にシャッター49が開いて糞尿は乾燥釜16内部
に落下して収納される。この動作は自動的に行われ、糞
尿が便器6内に残留して次の使用者に不快感を与えない
とともに、乾燥釜16から糞尿の悪臭が仮設便所1内に上
昇するのを防止している。ある程度の回数だけこの仮設
便所1が利用され、乾燥釜16の内部に屎尿が一定量以上
貯留された時、タイマー、センサー等の指令によって乾
燥が開始される。
この乾燥の処理においては、先ずヒーター18に通電さ
れ、このヒーター18を発熱させるとともにモーター34を
作動させてスプロケットホイール36、チエーン37、スプ
ケットホイール33を介して回転軸21を一定の速度で回転
させる。この回転の作動では、前述したように回転軸21
の回転方向は押動棒28、回転側片29がその傾斜した面を
前方に向けて回転するように動作され、第4図において
Aで示す方向に回転することになる。
同時にモータ46、64も駆動され、それぞれファン47、65
を回転させる。この動作により、外部からの空気は導通
筒40を介して中板13と底板19の間に流入され、圧入され
た空気は通気孔23、連通孔41を通過してに中板13の上方
に流入する。そして、流入した空気は反射板42の周囲と
通口43を廻ってヒーター18に接触するように流動する。
このヒーター18に接触することで熱せられた空気はさら
に上昇し、回転軸21と動入筒17の間に形成された隙間B
を通過し、動入筒17の上端で放出され、ついで導入筒17
の外部と回転筒25の内壁で形成された隙間Cを下方に向
けて移動することになる。最終的には、空気は回転筒25
の下部の開口より乾燥釜16の内部に放出されることにな
り、この温められた空気が乾燥釜16の内部に放出され
る。
また、前記ヒーター18は乾燥釜16をその底面より温めて
おり、反射板42によって輻射熱は乾燥釜16底面方向に集
中されるため、乾燥釜16の内部に収納された屎尿は温め
られる。同時に、乾燥釜16内の蓄熱体30にも熱は伝えら
れ、この蓄熱体30は熱を保持することから、乾燥釜16の
内部の屎尿は、ヒーター18による下部からの熱、蓄熱体
30から発生される熱及び回転筒25の下部開口からより放
出された温められた空気によってそれぞれ熱せられ、屎
尿の水分蒸発と乾燥が開始される。
この時、回転筒25が回転させられているため、連結片27
によって組み合わされた回転筒25が回転し、押動棒28と
回転側片29を乾燥釜16の内部の空間でゆっくりと回転さ
せることになり、押動棒28は蓄熱体30を押しながら乾燥
釜16の下部の底面において順次回転させる。このため、
蓄熱体30は乾燥釜16の内部底面で移動するとから、蓄え
られた屎尿はこの乾燥釜16と常時密着することから屎尿
の乾燥速度が早くなる。同時に、蓄熱体30が屎尿を撹拌
するため、屎尿は細かく裁断され、灰になったときの形
状が細かく砕かれることになり、空気による舞い上げが
容易となるものである。
さらに、回転側片29は乾燥釜16の内壁に接近しながら回
転するので、その側面の一直線状となった先端は乾燥処
理の最中において、乾燥釜16の内壁にこびり付いた屎尿
の残渣を削ぎ落とし、乾燥釜16の内壁に屎尿の滓が固着
しないように常時清掃している。このため、乾燥釜16の
内壁には屎尿が固まらず、乾燥釜16から屎尿への熱の伝
導は極めて効率の良いものとなる。
この押動棒28による蓄熱体30の移動においては、押動棒
28が蓄熱体30を押すことによって行われるものである
が、蓄熱体30は乾燥釜16の底面にこびり付いた滓などと
接触することで移動に抵抗が生ずる場合がある。この場
合において、押動棒28が無理に蓄熱体30を押すと、モー
ター34の負荷になると共に不要な負担を掛けることとな
るが、押動棒28が複数の蓄熱体30を押していると蓄熱体
30は回転筒25の外側面と押動棒28の根元付近に集められ
る。
このため、押動棒28に一番接近している内側の蓄熱体30
は、他の蓄熱体30の作用力によって押し上げられ、押動
棒28の上面に持ち上げられるように作用力Dが働き、こ
の結果先頭の蓄熱体30は第6図中30Dで示すように、押
動棒28の上面に乗り上げ、次いで押動棒28の上面を落下
し、第6図中E方向に移動し、押動棒28の後部に30Eで
示すように落下させられる。これにより、順次蓄熱体30
はD、Eの方向に移動し、押動棒28によって無理に蓄熱
体30が押されないように逃げを作っている。また、同時
に蓄熱体30が押動棒28から落下する際には、乾燥釜16の
底面に軽い衝撃をもって接触するため、蓄熱体30の表面
に付着した屎尿の滓はその衝撃によって落下することに
なり、蓄熱体30の清掃にも役立つことになる。
このようにして、ヒーター18の発熱と回転軸21の回転に
よって、乾燥釜16の内部にある屎尿はその水分が蒸発さ
せられて、屎尿の大部分の成分は水蒸気となって発散さ
せられる。この水蒸気は放出パイプ32より流動し、連通
パイプ51を介して集塵装置52に伝えられる。
この集塵装置52内のサイクロン集塵器53では、流入した
空気は高速でサイクロン集塵器53内壁で旋回し、質量の
ある滓は下方に落下し、屎尿の滓や蒸発しない灰は滓皿
55上で回収させられる。この滓皿55に溜まった滓、灰に
は水蒸気の成分が残っていて、サイクロン集塵器53内で
温度が下がると水滴となって滓皿55上に沈澱することに
なる。このため、ヒーター56で滓皿55を加熱して水分を
再度蒸発させ、再加熱室57方向に移送させる。この再加
熱室57では再加熱ヒーター58があり、流入してきた空気
は再加熱ヒーター58で再度加熱される。そして、温めら
れた空気は触媒室59に送られ、内部にある触媒60の表面
に接触することによって、悪臭の原因となるアンモニア
等の成分が酸化され、臭いが除去される。
また、前記ファン65が作動していると、外部の空気は吸
引筒61より拡散パイプ8に常時移送されていることにな
る。この流動している空気はエジェクター62を通過する
際に高速となって、吸引筒61の周囲の圧力を下げるた
め、触媒室59からの空気を吸引して吸引筒61側に吸い込
むことになる。このため、集塵装置52、再加熱室57、触
媒室59の内部の空気は順次排出され、送風機63からの空
気と混じり合って拡散パイプ8の上端より大気中に放出
される。
以上のサイクルを繰り返すことによって、乾燥釜16の内
部の内部にある屎尿はその大部分の水分が蒸発され、乾
燥釜16が空になるまで乾燥のサイクルが続けられる。そ
して、内部の屎尿が全て乾燥し、乾燥釜16の内部に保留
している屎尿が無くなったときに、ヒーター18、モータ
ー44、64、ヒーター56、再加熱ヒーター58の動作が停止
し、次の乾燥処理のために待機することになる。
次に、第7図は本発明の他の実施例を示すものである。
この実施例においては、第1図、第3図と共通の部材に
付いては同一の符号を付し、その説明を省略した。
前記回転筒25の側面左右には、薄い板金で形成されたコ
字形をした羽根板70、71が対向する位置に固着されてい
る。この羽根板70、71はその下辺が乾燥釜16の底面に接
近するように形成され、さらに、羽根板70、71の側辺は
乾燥釜16の内周壁に接近するような形状に形成されてい
る。そして、各羽根板70、71の中央にはコ字形をした切
り欠き72、73が形成されており、この切り欠き72、73に
よって羽根板70、71と回転筒25の側面との間には長方形
状をした窓穴が形成されている。
この実施例では、羽根板70、71の下辺が回転しながら蓄
熱体30を押し廻し、乾燥釜16の底面において順次移動さ
せることができるので、蓄熱体30の回転移動において、
屎尿の内固形成分を粉砕させることができるものであ
る。
〔発明の効果〕 本発明は上述のように構成したので、撹拌機構が乾燥釜
の内部で回転する場合において、乾燥釜の底面及び内周
壁に接近して羽根が回転し、付着した残留物を掻き落と
すことができる。このため、乾燥釜の内壁は常に清掃さ
れ、熱伝導率を高めることができるとともに、不必要な
残渣を除去させて自動清掃をおこなうことができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明における屎尿乾燥装置を仮設便所に応用
した例を示す外観斜視図、第2図は本発明の屎尿処理装
置の内部の構造を示す断面図、第3図は乾燥釜と撹拌機
構の構成を示す分解斜視図、第4図は撹拌機構の平面
図、第5図は屎尿乾燥装置と吸塵防臭装置の接続の状況
を示す説明図、第6図は撹拌機構の動作を示す説明図、
第7図は撹拌機構の他の実施例を示す分解斜視図であ
る。 1……仮設便所、5……屎尿乾燥装置、16……乾燥釜、
18……加熱ヒーター、25……回転筒、28……押動棒、29
……回転側片、30……蓄熱体、70、71……羽根板。

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】屎尿を収納する耐熱性のある容器と、この
    容器を外部から加熱する加熱手段と、容器内に収納され
    た複数個の球形をした蓄熱体と、容器内に収納した屎尿
    と蓄熱体を撹拌する撹拌手段とから成る屎尿乾燥装置に
    おいて、 容器を外周が円筒形でその底を閉鎖した形状に形成し、
    容器の底の中央には上下端が開口した円筒形の導入管を
    垂直に固着し、この導入管の下端の開口より回転軸を回
    転自在に挿通し、導入管の上端から容器の底付近に向け
    て導入管よりやや径大の回転筒を回転自在に挿通し、回
    転軸の上端と回転筒の上部とを連結し、回転軸の側面に
    はその下辺が容器の底に接近するように位置させ、その
    側辺が容器の内周面に接近するように位置させたややコ
    の字形をした回転羽根を固着したことを特徴とする屎尿
    乾燥装置。
  2. 【請求項2】前記回転羽根は、回転筒の下部側面に水平
    に固着した押動棒と、回転筒の上部側面にその一端を固
    着し、他端を押動棒の先端に固着したL字形をした回転
    側片とから構成され、押動棒の断面形状を半円形に形成
    してその曲面を上方に向け、押動棒と回転側片によって
    形成されたコの字形の空間を蓄熱体の外径より大きく形
    成し、回転筒と共に押動棒が回転すると、この押動棒の
    上面に蓄熱体を押し上げてコの字形の空間を通過させる
    ようにしたことを特徴とする請求項1記載の屎尿乾燥装
    置。
  3. 【請求項3】回転筒の側面に固着した押動棒は、その軸
    線を回転筒の軸線と直角に交差させ、かつ、押動棒の軸
    線と回転筒の軸線を水平方向に離して配置させたことを
    特徴とする請求項2記載の屎尿乾燥装置。
  4. 【請求項4】前記回転軸と回転筒を着脱自在に結合した
    ことを特徴とする請求項1記載の屎尿乾燥装置。
  5. 【請求項5】屎尿を収納する耐熱性のある容器と、この
    容器を外部から加熱する加熱手段と、容器内に収納され
    た複数個の球形をした蓄熱体と、容器内に収納した屎尿
    と蓄熱体を撹拌する撹拌手段とから成る屎尿乾燥装置に
    おいて、 容器はその内周が円筒形でその上部と底部を閉鎖して外
    囲より閉鎖した中空の形状であり、容器の底の中央には
    上下端が開口した円筒形の導入管を垂直に固着し、この
    導入管の下端の開口より回転軸を回転自在に挿通し、導
    入管の上端から容器の底付近に向けて導入管よりやや径
    大の回転筒を回転自在に挿通し、回転軸の上端と回転筒
    の上部とを連結し、回転軸の側面にはその下辺が容器の
    底に接近するように位置させ、その側辺が容器の内周面
    に接近するように位置させたややコの字形をした回転羽
    根を固着し、導入管と回転軸の隙間から容器内に空気を
    送る送風機を接続し、容器の上部には空気の塵埃を分離
    できる集塵機を接続したことを特徴とする屎尿乾燥装
    置。
  6. 【請求項6】屎尿を収納する耐熱性のある容器と、この
    容器を外部から加熱する加熱手段と、容器内に収納され
    た複数個の球形をした蓄熱体と、容器内に収納した屎尿
    と蓄熱体を撹拌する撹拌手段とから成る屎尿乾燥装置に
    おいて、 容器はその内周が円筒形でその上部と底部を閉鎖して外
    囲より閉鎖した中空の形状であり、容器の底の中央には
    上下端が開口した円筒形の導入管を垂直に固着し、この
    導入管の下端の開口より回転軸を回転自在に挿通し、導
    入管の上端から容器の底付近に向けて導入管よりやや径
    大の回転筒を回転自在に挿通し、回転軸の上端と回転筒
    の上部とを連結し、回転軸の側面にはその下辺が容器の
    底に接近するように位置させ、その側辺が容器の内周面
    に接近するように位置させたややコの字形をした回転羽
    根を固着し、導入管と回転軸の隙間から容器内に空気を
    送る送風機を接続し、容器の上部には触媒により悪臭を
    酸化還元する防臭機を接続したことを特徴とする屎尿乾
    燥装置。
JP1305062A 1989-11-24 1989-11-24 屎尿乾燥装置 Expired - Lifetime JPH0775702B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1305062A JPH0775702B2 (ja) 1989-11-24 1989-11-24 屎尿乾燥装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1305062A JPH0775702B2 (ja) 1989-11-24 1989-11-24 屎尿乾燥装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH03165884A JPH03165884A (ja) 1991-07-17
JPH0775702B2 true JPH0775702B2 (ja) 1995-08-16

Family

ID=17940661

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP1305062A Expired - Lifetime JPH0775702B2 (ja) 1989-11-24 1989-11-24 屎尿乾燥装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH0775702B2 (ja)

Families Citing this family (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2511344B2 (ja) * 1991-09-17 1996-06-26 株式会社ジャパニック 屎尿処理装置
JPH0741235B2 (ja) * 1993-01-28 1995-05-10 一彦 香味 し尿処理装置ならびにこれを有する自動車および船舶
US5698095A (en) * 1993-01-28 1997-12-16 Kami; Kazuhiko Method and apparatus for human waste treatment
WO2014126226A1 (ja) 2013-02-18 2014-08-21 京セラ株式会社 太陽電池装置

Family Cites Families (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS6111103A (ja) * 1984-06-27 1986-01-18 Ngk Insulators Ltd ボ−ル型乾燥機

Also Published As

Publication number Publication date
JPH03165884A (ja) 1991-07-17

Similar Documents

Publication Publication Date Title
EP0491461B1 (en) Raw sewage disposal apparatus
EP0343817B1 (en) Raw sewage drying apparatus
KR930001606B1 (ko) 시뇨 건조장치
KR950000466B1 (ko) 오물처리장치
EP0600132B1 (en) Raw sewage disposal apparatus
KR960013345B1 (ko) 시뇨건조장치
JP2784378B2 (ja) 屎尿処理装置
JPH0775702B2 (ja) 屎尿乾燥装置
US5832623A (en) Dirt drying processing equipment
JPH0632805B2 (ja) 屎尿乾燥装置
JPH084570B2 (ja) 小便乾燥機の清掃機構
JPH0459090A (ja) 屎尿乾燥装置の清掃機構
JP2683522B2 (ja) 屎尿処理装置
JPH03114582A (ja) 屎尿乾燥装置
JP2510101B2 (ja) 屎尿処理装置
JPH0632806B2 (ja) 屎尿乾燥装置
KR960008092B1 (ko) 시뇨처리장치 및 그 처리방법
JPH055494B2 (ja)
JPH0632807B2 (ja) 屎尿乾燥装置
JPH0221829A (ja) 屎尿乾燥装置
JPH04281889A (ja) 屎尿処理装置の処理能力検知機構
JPH06261840A (ja) トイレ装置
JPH07136638A (ja) 屎尿処理装置
JPH05161569A (ja) 汚物処理装置および処理方法
JPH04222684A (ja) 屎尿処理装置