JPH0775593B2 - コーヒーメーカー - Google Patents

コーヒーメーカー

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JPH0775593B2
JPH0775593B2 JP63146156A JP14615688A JPH0775593B2 JP H0775593 B2 JPH0775593 B2 JP H0775593B2 JP 63146156 A JP63146156 A JP 63146156A JP 14615688 A JP14615688 A JP 14615688A JP H0775593 B2 JPH0775593 B2 JP H0775593B2
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JP
Japan
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coffee
adsorbent
coffee maker
caffeine
filter
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JP63146156A
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昇 成尾
一 大藪
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Panasonic Holdings Corp
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Matsushita Electric Industrial Co Ltd
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Description

【発明の詳細な説明】 産業上の利用分野 本発明は一般家庭用などに使用されるコーヒーメーカー
に関するものである。
従来の技術 従来、この種のコーヒーメーカーは粉砕されたコーヒー
豆やお茶、紅茶の葉などを網もしくは紙フィルタに受
け、上からお湯が注ぐことにより、しかるべき抽出液が
下に溜る構造をしていた。また、サィフォン式コーヒー
メーカーや急須などのように豆や葉がお湯に浸漬されて
抽出される構造をしているものもある。コーヒーやお茶
の味を良くするために、水そのものに対し天然の石やバ
クハン石を用いたり、活性炭などで濾過したり、あるい
はアルカリ水作製器(特開昭61−97099号公報)などを
用いて味を良くする例が知られている。
発明が解決しようとする課題 従来のこの種のコーヒーメーカーでは、積極的に味を変
化させることは困難であった。
浄水器や天然石やアルカリ水作製器の場合などは水その
ものに対しある種のイオンを加除することが主眼であ
り、コーヒー中の成分との反応を積極的に図れるもので
はなかった。
また、活性炭を用いる代表例として家庭用浄水器がある
が、一般にこれらの活性炭は常温以下の比較的低温で効
果を有するため、高温での使用はなされていないのが実
情であった。特に熱湯に対しての吸着はあまり効果がな
いと思われていた。
一方、コーヒー中のカフェインは有効成分であり乍らカ
フェインレスのコーヒーが欲しいというときがあった
り、コーヒー中の渋味を抑えたいときなど、その場合に
応じてさまざまな欲求があった。
本発明は上記問題を解決するもので、積極的に味を変化
させることができるコーヒーメーカーを提供することを
目的とするものである。
課題を解決するための手段 上記問題を解決するために本発明は、粉砕されたコーヒ
ー豆と湯をドリップもしくはサイフォンにより接触させ
て抽出するコーヒーメーカーにおいて、吸着剤として、
コーヒーの有効成分としてのカフェインを対象に、平均
細孔半径が10Å付近に分布した活性炭を使用し、この吸
着剤を内蔵するフィルタ部を着脱自在にコーヒー抽出部
の下に設けたものである。
作用 上記構成により、コーヒー抽出液がフィルタ部を通過す
るときに、対象の成分を効率よく、吸着し、減少させる
ことができる。
コーヒー抽出液中にはカフェインが1000PPM前後含まれ
ており、高分子黒褐色成分としてたとえばクロロゲン酸
の多量体が考えられるが、このクロロゲン酸も同じよう
に1000PPM前後含まれている。
これらの成分は分子量がかなり大きいため、熱湯下でも
吸着剤の細孔分布などを選べば、かなりの吸着能を有す
るものであり、コーヒーの味を積極的に変えることがで
きる。すなわち、吸着剤として平均細孔半径が10Å付近
に分布した活性炭を使用することにより、分子量194の
カフェインが選択的に吸着除去される。また、平均細孔
半径が30〜100Å付近に分布した活性炭を使用すること
により、コーヒーの不良成分としての高分子黒褐色成分
が選択的に吸着除去される。
実施例 以下、本発明の一実施例を図面に基づいて、説明する。
第1図は本発明の一実施例のコーヒーメーカーの断面図
である。第1図において、粉砕されコーヒー豆1は網も
しくは紙フィルタ2の上におかれ、V型抽出部3上にお
かれる。所定量の水は水タンク4に入れられ、ヒータ5
と近接するパイプ6に注がれ、加熱されたお湯は第1図
の矢印aに沿って上から豆1に注がれる。そして、抽出
部3で必要な抽出が行なわれ、さらに下に落下してフィ
ルタ部7に注がれる。
第2図はフィルタ部7の拡大図の一例を示す。フィルタ
部7の吸着剤8として、カフェインを除去したい場合
は、ヤシ殻活性炭で細孔分布の比較的大きい、平均細孔
半径が10Å付近に分布し、細孔容積が0.35ml/g以上の破
砕炭(粒径0.15〜1.6mm程度)が選ばれる。
他の吸着剤8として、ゼオライトで平均細孔半径が5〜
15Åのものでも良い。また、高分子黒褐色成分を除去し
たい場合は平均細孔半径が30〜100Åで細孔容積が0.1ml
/g以上のピッチ系活性炭が良い。
このフィルタ部7は吸着剤8を通さず、コーヒーの抽出
液を通す網目状の金属メッシュの金網もしくはポリプロ
ピレンなどの不織布により、この吸着剤8を上下面で包
み、側面およびガイド9は抽出液を通さないステンレス
などの金属もしくはポリプロピレンなどのプラスチック
成型体により形成した。吸着剤8の使用量は550mlのコ
ーヒー抽出液当り5g〜10gを用いれば1回のコーヒー抽
出には十分であるが、数回に亘って使用するとか、長期
間使用する場合は吸着能(破過能力)に合せて増量して
用いる。
フイルタ部7と接触した抽出液はサーバー10に溜り、保
管される。フィルタ部7は使用したいときのみ使えるよ
うに、簡単なスライド機構(図示せず)または回転機構
(図示せず)などによりレバーなど(図示せず)により
矢印bのように可動できるように構成されている。
コーヒー抽出液の温度は、通常のドリップ式コーヒーメ
ーカーの場合90〜95℃、サイフォン式で93〜98℃であっ
た。
サイフォン式の場合の実施例を第3図に示す。第3図に
おいて、フィルタ部11は前述の実施例とほぼ同様に形成
されている。12はコーヒー豆を示す。13はアルコールラ
ンプであるが、電気ヒータでもよい。この場合のフィル
タ部11には必要なときに出し入れできるように紐14が取
付けられている。
対象とするカフェインは以下の分子構造を有している。
また、高分子黒褐色成分は糖分、各種有機酸、タンパク
質など複雑に反応したものであろうと予想されるが、そ
の中で量的にも多いクロロゲン酸の2量体、3量体など
が考えられる。
分子構造でも分るように、カフェインの分子量M=19
4、トリゴネリンの分子量M=353と非常に大きいもので
あり、通常浄水器などで対象とするCl2(M=70)、ト
リハロメタン(CHCl3でM=113)および臭いのものであ
るアルデヒド、アミン酢酸など分子量的には数10〜100
程度と少さいものが圧倒的であり、したがって高温度に
なると吸着されにくいので除去しにくいものであった。
今回、カフェインの分子の大きさや高分子黒褐色成分の
分子の大きさから細孔の比較的大きい吸着剤を選定する
ことにより、高温下でも吸着されるように設定したもの
である。実施例に基づく除去のレベルを第1表に示す。
なお、使用した豆はモカで、粒度は中びき40gを550ml
(5人分)の水で湯温を沸騰〜95℃で約3分間注ぎ、抽
出した。
酸度は中和滴定で測定し、高分子黒褐色成分は液体クロ
マトグラフィーで測定した無次元の数値で示す。*部分
が通常の出し方で出したコーヒー抽出液に比べて大きく
変った部分である。
発明の効果 以上のように、本発明によれば、コーヒー中の有効成分
であるカフェインを除去することにより、心臓に負担を
かけたくない人や、寝る前にコーヒーを飲みたいときな
ど病気がちで刺激物を摂取するといけない人などに対し
て、非常に有効なものである。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の一実施例を示すコーヒーメーカーの断
面図、第2図はフィルタ部の拡大図、第3図は他の実施
例を示すサィフォン式コーヒーメーカーの断面図であ
る。 1……コーヒー豆、2……網もしくは紙フィルタ、3…
…抽出部、4……水タンク、5……ヒータ、6……パイ
プ、7……フィルタ部、8……吸着剤、9……ガイド、
11……フィルタ部、12……コーヒー豆。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】粉砕されたコーヒー豆と湯をドリップもし
    くはサイフォンにより接触させて抽出するコーヒーメー
    カーであって、吸着剤として、コーヒーの有効成分とし
    てのカフェインを対象に、平均細孔半径が10Å付近に分
    布した活性炭を使用し、この吸着剤を内蔵するフィルタ
    部を着脱自在にコーヒー抽出部の下に設けたコーヒーメ
    ーカー。
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