JPH0775303A - アクチュエータ装置及びアクチュエータ - Google Patents

アクチュエータ装置及びアクチュエータ

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JPH0775303A
JPH0775303A JP5311860A JP31186093A JPH0775303A JP H0775303 A JPH0775303 A JP H0775303A JP 5311860 A JP5311860 A JP 5311860A JP 31186093 A JP31186093 A JP 31186093A JP H0775303 A JPH0775303 A JP H0775303A
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drive
output
motor
rotation
motors
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JP5311860A
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Takayoshi Noji
孝義 野地
Sadayoshi Narisawa
貞良 成沢
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NIPPON MINI MOTOR KK
Tamron Co Ltd
Original Assignee
NIPPON MINI MOTOR KK
Tamron Co Ltd
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Publication date
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  • Power Engineering (AREA)
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 出力トルクのリップルをゼロにする。 【構成】 ブラシレス・モータ20A,20Bは、一定
の駆動電流に対して出力トルクが正弦波特性になる。モ
ータ20A,20Bの出力軸を、それらの出力トルクの
位相差が実質的に90度になるように連結する。モータ
20Aには、駆動回路24Aが、モータ20Aの出力ト
ルクに同期した正弦波駆動信号を印加する。モータ20
Bには、駆動回路20Bが、モータ20Bの出力トルク
に同期した正弦波駆動信号を印加する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、アクチュエータ装置及
びアクチュエータに関する。
【0002】
【従来の技術】電動制御のためのアクチュエータとし
て、低速高トルクであって、速度制御及び位相制御の容
易なものが望まれている。従来は、DCモータやACモ
ータとそのモータ出力を減速する減速ギヤの組み合わせ
が使用されている。
【0003】しかし減速機構を設ける構成では、DCモ
ータやACモータは回転数が数1,000rpmと高速
であり、使用により減速ギヤが摩耗することから、耐久
性が3,000時間程度と短いという欠点がある。DC
モータも、ブラシを有するものは、当該ブラシが摩耗す
るので一般に短寿命である。
【0004】比較的低速で回転でき、しかも耐久性のあ
るアクチュエータとして、ロータを永久磁石としたブラ
シレス・モータ又はムービング・マグネット式メータが
ある。ブラシレス・モータでは、ステータの界磁コイル
に、ロータの回転位相と同期して極性反転するパルス電
流を印加することにより、所望方向に所望速度で回転さ
せることができる。ロータの回転位相を検出する回転検
出手段としてホール素子などの磁気センサを用い、その
検出出力で界磁コイル印加電流をスイッチングするよう
になっている。
【0005】図2は、ブラシレス・モータの断面図であ
る。円筒状のヨーク10内に、界磁コイル12を巻き付
ける円筒状のボビン14が収納されている。円筒(又は
円盤)状の永久磁石からなるロータ16が、ボビン14
の内部の円筒状空間に収容されている。ロータ16はボ
ビン14に対して一定距離に配置されている。ホール素
子18が、ボビン14の周方向の適当な位置、例えば、
界磁コイル12のコイル面に直交する位置で、且つ、感
応方向が界磁コイル12の励磁方向に合致する向きに配
置される。
【0006】図3は、界磁コイル12に一定電圧を印加
した場合の、トルク出力特性及びホール素子出力特性を
示す。トルク出力特性及びホール素子出力特性はきれい
な正弦波となる。図3に示すように、ホール素子18の
出力特性とトルク特性は90゜の位相差を具備する。1
80゜を越えた点からトルクが負になるになるので、界
磁コイル12に逆極性の電圧を印加すれば、ロータ16
は同じ方向に回転し続ける。図4は、一方向に回転する
ときの、出力トルク特性と界磁コイル12の印加電圧の
波形図を示す。図4(1)は出力トルク特性、同(2)
は界磁コイル12の印加電圧である。出力トルク特性
は、正弦波の絶対値となる。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】アクチュエータとして
は、低速回転で1,0000時間以上の耐久性と、静粛
且つ円滑な動きが要求される。更には、精確な速度制御
及び位置制御が望まれる。これらのためには、例えば、
減速ギヤ無しで広い速度範囲を実現でき、出力トルクの
リップルもゼロ又は極めて少ないことが望まれる。従来
例は、このような要望を満たしていない。
【0008】本発明は、これらの要望を満たすアクチュ
エータ装置及びアクチュエータを提示することを目的と
する。
【0009】
【課題を解決するための手段】本発明では、回転角度に
対して正弦波形の出力トルク特性を具備する第1及び第
2のモータを、出力トルクの位相差が実質的に90度に
なるように、軸方向若しくは横方向で連結し、又は同一
出力軸上に結合する。
【0010】そして、継続的な回転のための駆動手段と
して、当該第1のモータの出力トルクに同期した正弦波
駆動信号を当該第1のモータに印加する第1の駆動手段
と、当該第2のモータの出力トルクに同期した正弦波駆
動信号を当該第2のモータに印加する第2の駆動手段と
を設ける。上記第1の駆動手段は、上記第2のモータの
回転を検出する第1の回転検出手段と、当該第1の回転
検出手段の検出出力に従い、検出した回転角度に従って
正弦波形で変化する正弦波駆動信号を生成する第1の駆
動信号生成手段とからなり、上記第2の駆動手段は、上
記第1のモータの回転を検出する第2の回転検出手段
と、当該第2の回転検出手段の検出出力に従い、検出し
た回転角度に従って正弦波形で変化する正弦波駆動信号
を生成する第2の駆動信号生成手段とからなる。
【0011】回転位置を外部操作するための駆動手段
は、当該第1のモータの回転を検出し、回転角度に応じ
た所定位相の正弦波信号を出力する第1の回転検出手段
と、当該第1の回転検出手段の出力と当該第1の外部入
力との差を出力する第1の差動増幅手段と、当該第1の
差動増幅手段の出力を電力増幅して当該第1のモータの
駆動コイルに印加する第1の電力増幅手段と、当該第2
のモータの回転を検出し、回転角度に応じた所定位相の
正弦波信号を出力する第2の回転検出手段と、当該第2
の回転検出手段の出力と当該第2の外部入力との差を出
力する第2の差動増幅手段と、当該第2の差動増幅手段
の出力を電力増幅して当該第2のモータの駆動コイルに
印加する第2の電力増幅手段とからなる本発明に係るア
クチュエータはまた、出力シャフトに固定され、2つの
磁極を具備するロータと、互いに直交するように配置さ
れた第1及び第2の駆動コイルと、当該ロータの回転角
度を検出する回転検出手段とを具備する。
【0012】そして、継続的な回転のための駆動手段と
して、当該第1の駆動コイルにより当該ロータに発生す
るトルクに同期した正弦波駆動信号を当該第1の駆動コ
イルに印加する第1の駆動手段と、当該第2の駆動コイ
ルにより当該ロータに発生するトルクに同期した正弦波
駆動信号を当該第2の駆動コイルに印加する第2の駆動
手段とを設ける。
【0013】回転位置を外部操作するための駆動手段
は、当該ロータの回転を検出し、当該第1の駆動コイル
により生じる出力トルクから実質的に90度位相のずれ
た正弦波信号を出力する第1の回転検出手段の出力と第
1の外部入力との差を出力する第1の差動増幅手段と、
当該第1の差動増幅手段の出力を電力増幅して当該第1
の駆動コイルに印加する第1の電力増幅手段と、当該ロ
ータの回転を検出し、当該第2の駆動コイルにより生じ
る出力トルクから実質的に90度位相のずれた正弦波信
号を出力する第2の回転検出手段の出力と第2の外部入
力との差を出力する第2の差動増幅手段と、当該第2の
差動増幅手段の出力を電力増幅して当該第2の駆動コイ
ルに印加する第2の電力増幅手段とからなる。
【0014】
【作用】上記手段により、第1及び第2の駆動手段又は
駆動回路で駆動される第1及び第2のモータ又は第1の
駆動コイル及び第2の駆動コイルはそれぞれ、正弦波の
二乗及び余弦波の二乗で変化する出力トルクを発生す
る。従って、その合成トルクは一定値となる。即ち、理
想的にはリップルがゼロになる。
【0015】駆動電流と合成出力トルクとの間に一定の
関係が成立するので、トルク測定値又は定トルク発生装
置として利用できる。
【0016】上記駆動回路では、第1のモータ又は第1
の駆動コイルが、第1の外部入力に従った回転位置に向
くトルクを発生し、第2のモータ又は第2の駆動コイル
が第2の外部入力に従った回転位置に向くトルクを発生
する。第1のモータ又は第1の駆動コイルと、第2のモ
ータ又は第2の駆動コイルとは、互いに90度位相差の
あるトルクを発生し、両者の合成値は理論的には一定に
なるので、第1及び第2の外部入力で指定される回転位
置まで定トルクで回転する。
【0017】
【実施例】以下、図面を参照して、本発明の実施例を説
明する。
【0018】図1を参照して、本発明の基本原理を説明
する。20A,20Bは、一定駆動電流に対して出力ト
ルク特性が図3に示すような正弦波波形になるモータ
(例えば、図2に示すような構造のブラシレス・モー
タ)であり、その両出力は、電気的に90度位相のずれ
た状態で結合部材22により機械的に加算されて出力さ
れる。24A,24Bはそれぞれモータ20A,20B
を駆動する駆動回路であり、モータ20A,20Bの出
力トルク位相に合致する正弦波形の駆動電流をモータ2
0A,20Bに印加する。
【0019】例えば、モータ20Aの出力トルク特性が
sinθ、モータ20Bの出力トルク特性がcosθで
あるとする。駆動回路24AはKsinθの駆動電流
(Kは比例定数)をモータ20Aに印加し、駆動回路2
4BはKcosθの駆動電流をモータ20Bに印加す
る。従って、モータ20Aの出力トルクはKsin
2θ、モータ20Bの出力トルクはKcos2θとなる。
モータ20A,20Bの出力トルクを加算した出力トル
クは、 Ksin2θ+Kcos2θ=K となり、原理的に出力トルクのリップルがゼロになる。
【0020】このような駆動回路24A,24Bとして
は、例えば、モータ20Aに印加する正弦波を発生する
正弦波発生回路と、当該正弦波発生回路の出力を90゜
位相シフトしてモータ20Bに印加する位相シフト回路
とで構成してもよい。しかし、直流近辺を含む広い周波
数範囲で利用できるようにしたい場合、その広い周波数
範囲に適合する正弦波発生回路及び位相シフト回路は、
設計が困難であり、できても大規模な回路になってしま
う。
【0021】他方、図2、図3及び図4で説明したよう
に、ブラシレス・モータで、界磁コイル12のコイル面
に直交する位置、即ち、界磁コイル12を貫通する中心
線上にホール素子18を配置すると、ホール素子18が
界磁コイル12から最も離れることになり、界磁コイル
12の発生磁界は、ホール素子18の位置でロータ16
の発生磁界に比べて非常に弱くなり、実質的に無視でき
る。この結果、ホール素子18の出力は、界磁コイル1
2の発生磁界に影響されない正弦波形になる。また、当
該ホール素子18の感応方向を界磁コイル12の励磁方
向と合致させると、ホール素子18の出力は、出力トル
クと90゜位相のずれた正弦波形になる。
【0022】従って、駆動回路24Aとしては、モータ
20Bのホール素子出力を、その波形及び位相を維持し
ながら増幅してモータ20Aに駆動電圧として印加し、
駆動回路24Bとしては、モータ20Aのホール素子出
力を、その波形及び位相を維持しながらモータ20Bに
駆動電圧として印加するものとするのがよい。駆動回路
24A,24Bをこのような回路構成とすると、直流近
辺を含む広い周波数範囲に適合する。
【0023】図5は、2つのモータを軸方向で結合した
第1実施例の分解斜視図、図6はその側面図、図7は、
図6のA−A線から見た断面図、図8は図6のB−B線
から見た断面図である。
【0024】本実施例では、基本的には同じ構造のブラ
シレス・モータ30A,30Bを軸方向に2個直結して
ある。モータ30A,30Bのロータ32A,32Bの
回転シャフト34A,34Bは、連結部材35により同
軸になるように強固に連結されている。回転シャフト3
4A,34Bを一体の棒材で構成してもよいことは勿論
である。ロータ32A,32Bは円盤状又は円柱状であ
り、周方向に1つのS極と1つのN極を具備する。本実
施例では、ロータ32Aの着磁方向はロータ32Bの着
磁方向と一致している。
【0025】ロータ32A,32Bの外側には、等間隔
の空隙を隔てて、ボビン36A(36A−1,36A−
2),36B(36B−1,36B−2)が配置されて
いる。ボビン36A,36Bは、2分割された半体36
A−1,36A−2;36B−1,36B−2が結合さ
れた構造になっている。
【0026】モータ30Aのボビン36Aには、界磁用
の駆動コイル38Aと、駆動の補助、制御又は制動用の
補助コイル40Aが、互いに平行に巻き付けられてい
る。同様に、モータ30Bのボビン36Bには、界磁用
の駆動コイル38Bと、駆動の補助、制御又は制動用の
補助コイル40Bが互いに平行に巻き付けられている。
【0027】ボビン36A,36Bは、不図示の支持材
により、駆動コイル38Aと駆動コイル38Bが所定の
位置関係になるように、不図示の支持部材により固定さ
れる。ボビン36A及び同36Bの一方を位置調節自在
とするのが好ましい。
【0028】42A,42Bはロータ32A,32Bの
回転位相を検出するホール素子であり、駆動コイル38
A,38Bのコイル面に直交する位置で、その感応方向
がそれぞれ駆動コイル38A,38Bの励磁方向に合致
する向きに配置されている。これにより、ホール素子4
2A,42Bは、モータ30A,30Bを単体で見た場
合に、それぞれモータ30A,30Bの出力トルクと9
0゜位相のずれた正弦波電圧を出力する。ボビン36
A,36Bの外面にはそれぞれ、ホール素子42A,4
2Bを収容する凹み44A,44Bを設けてある。
【0029】以上の素子は円筒状のヨーク46に収容さ
れる。ヨーク46は一端面が開放されているが、他端面
が非磁性材料からなる板材47で閉成されている。板材
47の中心には、回転シャフト34Bの軸受け48が埋
め込まれている。ヨーク46内にロータ32A,32B
及びボビン36A,36B等を収容した状態で、ヨーク
46の開放端面は円盤状の端板50で閉塞される。端板
50の中央にも回転シャフト34Aの軸受け52を設け
てある。端板50の外周縁には、モータ30A,30B
の駆動コイル38A,38B及び補助コイル40A,4
0Bのリード線及びホール素子42A,42B用の(フ
レキシブル・プリント基板からなる)リード線を通すた
めの複数の切り欠きを設けてある。
【0030】モータ30A,30Bのようなブラシレス
・モータでは一定電流を印加した場合に、出力トルク特
性及びホール素子の出力特性は、ほぼ理想的な正弦波特
性になる。従って、図5乃至図8に示す実施例では、ホ
ール素子42A,42Bの出力をオフセット調節及び振
幅調節した後、電力増幅して、それぞれ駆動コイル38
B,38Aに印加すると、駆動コイル38A,38Bに
は目的の位相の正弦波電流が流れる。
【0031】即ち、図9(1)に示すように、駆動コイ
ル38A,38Bに所定周期で極性反転する一定電流の
パルス信号を印加すると、図9(2)に示すようにロー
タ32Aの出力トルクが|cosθ|特性、ロータ32
Bの出力トルクが|sinθ|特性になる。これらを単
純に合成すると、合成トルクは、図9(3)に示すよう
に大きなリップルを持つことになる。
【0032】先に説明したように、ロータ32A,32
Bの回転に対して、ホール素子42A,42Bの出力信
号は正弦波形になり、そのオフセット及び振幅を調整し
た信号は、図9(4)に示すようになる。この、ホール
素子42A,42Bの調整出力電圧をそれぞれ駆動コイ
ル38B,38Aに印加すると、モータ30Aの出力ト
ルク、モータ30Bの出力トルク及びこれらの合成トル
クは、図9(5)に示すようになる。即ち、モータ30
Aの出力トルクはsin2θで変化し、モータ30Bの
出力トルクはcos2θで変化し、この結果、両者の合
成トルクはリップルの無い一定値となる。
【0033】図9(5)に示すような理想的な状態を実
現するには、2つのモータのロータの着磁方向が平行に
なるように回転シャフトが連結されているときには、駆
動コイル38Aと同38Bが直交し、ホール素子42
A,42Bを、駆動コイル38A,38Bのコイル面に
直交する位置で、当該駆動コイル38A,38Bの励磁
方向と当該ホール素子42A,42Bの感応方向とが一
致する向きに配置する必要がある。これらの条件が満た
されないと、合成トルクにリップルが出現する。特に、
駆動コイル38Aと同38Bの直交条件が重要であり、
図5乃至図8に示す実施例では2つのモータ30A,3
0Bとすることで、ロータ32A,32B、駆動コイル
38A,38B及びホール素子42A,42Bを互いに
自由に且つ精密に位置及び角度調節できるようにしてい
る。
【0034】図9(6)は、一定負荷を加えたときに、
駆動コイル38Aに流れる駆動電流の絶対値と駆動コイ
ル38Bに流れる駆動電流の絶対値を加算した信号波形
を示す。ロータの回転角度をθとしたとき、この駆動電
流Iはθに対して、 I=L(1+2|sinθcosθ|)1/2 となる。Lは実測により決定される比例係数である。
【0035】後述するように、ホール素子42A,42
Bの出力からロータの回転角度を検出できるので、駆動
電流の測定値とロータの回転角度θから各アクチュエー
タの比例係数Lを決定できる。決定した係数Lを使用す
ることにより、駆動電流からそのときの出力トルクを知
ることができる。即ち、出力トルクと駆動電流の間の関
係を定量的に把握することができ、任意の一定トルクを
発生する定トルク発生装置として、及びトルクを測定す
る装置としても利用できるようになる。
【0036】図10は、図5乃至図8に示す実施例の駆
動回路であって、正転、逆転及び回転位置の外部操作を
選択可能な駆動回路の回路図を示す。図10において、
L1mは駆動コイル38A、L1sは補助コイル40
A、L2mは駆動コイル38B、L2sは補助コイル4
0B、H1はホール素子42A、H2はホール素子42
Bをそれぞれ示す。
【0037】60,62は、図示しない電源回路からそ
れぞれ+6V及び−6Vを供給される電源入力端子、6
4はアース端子である。電源入力端子60は抵抗R1及
び定電圧ダイオードZD1を介してアース端子64に接
続し、電源入力端子62は、抵抗R2及び定電圧ダイオ
ードZD2を介してアース端子64に接続する。定電圧
ダイオードZD1,ZD2は、ホール素子H1,H2に
一定電流を流すための5V程度の一定電圧を形成する。
即ち、定電圧ダイオードZD1,ZD2の降服電圧は約
2.5Vであり、ホール素子H1,H2には、定電圧ダ
イオードZD1のカソードと、定電圧ダイオードZD2
のアノードとの間に形成される一定電圧が印加され、こ
れによりホール素子H1,H2に一定電流が流れる。
【0038】ホール素子H1,H2の電圧出力はそれぞ
れ、演算増幅器、所謂オペアンプOP1,OP2の反転
入力端子及び非反転入力端子間に印加される。なお、オ
ペアンプOP1,OP2の非反転入力端子にはまた、定
電圧ダイオードZD1及び同ZD2により形成された定
電圧をポテンショメータVR1,VR2及びその摺動子
に接続した抵抗R3,R4により調整した直流電圧が印
加されている。これにより、ホール素子H1,H2の出
力のオフセットを調節する。オペアンプOP1,OP2
の出力は抵抗R5,R6を介して反転入力端子に帰還接
続する。これにより、オペアンプOP1;OP2及び抵
抗R5;R6からなる回路は、周知の通り反転増幅器と
して機能し、ホール素子H1,H2の出力を反転増幅す
る。
【0039】オペアンプOP1,OP2の出力は、抵抗
R7,R8を介してオペアンプOP3,OP4の反転入
力端子に接続し、オペアンプOP3,OP4の出力は半
固定抵抗VR3,VR4を介してオペアンプOP3,O
P4の反転入力端子に帰還接続する。オペアンプOP
3,OP4及び抵抗R7,VR3;R8,VR4からな
る回路は、オペアンプOP1,OP2の出力電圧を反転
増幅し、その増幅度は半固定抵抗VR3,VR4で調節
できる。即ち、オペアンプOP3,OP4の出力は、ホ
ール素子H1,H2の出力電圧を、位相及び波形を維持
して所望の振幅まで増幅した電圧信号になっている。
【0040】オペアンプOP3,OP4の出力は、抵抗
R9,R10を介してオペアンプOP5,OP6の反転
入力端子に接続し、オペアンプOP5,OP6の出力
は、抵抗R11,R12を介してオペアンプOP5,O
P6の反転入力端子に帰還接続されている。抵抗R1
0,R12の抵抗値をそれぞれ抵抗R9,R11の抵抗
値と等しくすることにより、オペアンプOP5;OP6
及び抵抗R9,R11;R10,R12からなる回路は
極性反転回路として機能し、オペアンプOP5,OP6
の出力は、オペアンプOP3,OP4の出力を極性反転
した信号になっている。
【0041】オペアンプOP3,OP4の出力はまた、
出力端子66,68から外部に取り出すことができる。
これにより、ホール素子H1,H2の調整出力電圧を外
部でモニタできると共に、回転位相及び速度を示す信号
を得ることができる。出力端子66,68の電圧信号
は、図9(4)に示す信号に相当する。
【0042】スイッチSW1,SW2のa接点にはオペ
アンプOP3,OP4の出力が接続し、b接点にはオペ
アンプOP5,OP6の出力が接続する。スイッチSW
1と同SW2は連動して切り換わる。例えば、スイッチ
SW1がa接点に接続するとき、スイッチSW2もa接
点に接続し、スイッチSW1がb接点に接続するとき、
スイッチSW2もb接点に接続する。スイッチSW1,
SW2の連動関係は、ホール素子H1,H2の出力特性
に依存する。
【0043】スイッチSW2,SW1の共通端子からの
出力は、それぞれ、スイッチSW5,SW6のa接点に
接続する。スイッチSW5のb接点にはオペアンプOP
3の出力が接続し、スイッチSW6のb接点にはオペア
ンプOP6の出力が接続する。スイッチSW5,SW6
の共通端子からの出力はそれぞれ、抵抗R13,R14
を介してオペアンプOP7,OP8の反転入力端子に接
続する。70,72は後述する操作装置により本実施例
を所望の回転位置に制御する制御電圧信号の入力端子で
あり、スイッチSW3,SW4のb接点に接続する。ス
イッチSW3,SW4のa接点にはアース端子64から
のアース電位が接続する。スイッチSW3,SW4はス
イッチSW1,SW2と同様に連動する。
【0044】スイッチSW3,SW4の共通端子は抵抗
R15,16を介してオペアンプOP7,OP8の非反
転入力端子に接続し、その非反転入力端子はまた、抵抗
R17,18を介してアースに接続する。オペアンプO
P7,OP8の出力は抵抗R19,R20を介して反転
入力端子に帰還接続する。
【0045】これらの構成により、オペアンプOP7;
OP8及び抵抗R13,R15,R17,R19;R1
4,R16,R18,R20からなる回路は差動増幅器
として機能する。この回路部分は、入力端子70,72
に入力する位置制御信号による外部操作を可能にするた
めに設けられたものであり、外部操作を必要としないと
きには、設けなくてもよい。
【0046】オペアンプOP7,OP8の出力は抵抗R
21,R22を介してオペアンプOP9,OP10の反
転入力端子に接続し、その非反転入力端子はアース電位
に接続し、出力は抵抗R23,R24を介して非反転入
力端子に帰還接続する。オペアンプOP9;OP10及
び抵抗R21,R23;R22,R24からなる回路
は、電力増幅器として機能する。
【0047】オペアンプOP9,OP10の出力は、駆
動コイルL1m,L2mを介してアースに接続する。ま
た、オペアンプOP9,OP10の反転入力端子は補助
コイルL1s,L2s及び可変抵抗VR5,VR6を介
してアースに接続する。本実施例では、補助コイルL1
s,L2sをロータ32A,32Bの速度検出用として
用いており、補助コイルL1s,L2sはロータ32
A,32Bの角速度及び角度位置に応じた電圧を発生
し、この電圧がオペアンプOP9,OP10に帰還され
る。その帰還量は、可変抵抗VR5,VR6により調節
できる。
【0048】抵抗R23,R24に並列に接続したコン
デンサC1,C2は発振防止用である。
【0049】可変抵抗VR5,VR6を例えば2連可変
抵抗器とし、その抵抗値を変更することで、起動トルク
を変更することなしに回転速度を大幅に変更することが
できる。簡単なテストでは、30rpmから3,000
rpmの範囲で回転速度を変更できた。
【0050】図10に示す回路の動作を説明する。外部
操作せずに連続回転させたい場合を説明する。この場
合、スイッチSW3,SW4,SW5,SW6を共にa
接点に接続する。そして、正転させたいときにはスイッ
チSW1,SW2を共にa接点に接続し、逆転させると
きにはb接点に接続する。
【0051】電源入力端子60,62に図示しない電源
回路から供給される電源電圧はオペアンプOP1〜OP
10に+電源及び−電源として供給される。定電圧ダイ
オードZD1,ZD2は電源入力端子60,62からの
電源電圧から一定電圧を形成し、ホール素素子H1,H
2に定電流を供給する。また、ポテンショメータVR
1,VR2を適宜に調節して、ホール素子H1,H2の
出力電圧のオフセットを調節する。
【0052】ホール素子H1,H2はそれぞれ、ロータ
32A,32Bの回転角度位置に応じた電圧を出力す
る。ホール素子H1,H2の出力電圧は、それぞれ、オ
ペアンプOP1;OP2及び抵抗R5;R6からなる回
路により反転増幅される。また、オペアンプOP3,O
P4及び抵抗R7,VR3;R8,VR4からなる回路
は、オペアンプOP1,OP2の出力電圧の振幅を調節
する。半固定抵抗VR3,VR4の抵抗値を調節するこ
とで、ゲインを調節する。オペアンプOP3,OP4の
出力は、ホール素子H1,H2の出力電圧を、位相及び
波形を維持して所望の振幅まで増幅した電圧信号になっ
ている。
【0053】従って、出力端子66,68からは、回転
角度θに応じて正弦波形で変化し、互いに90゜位相の
異なる2つの信号を得ることができる。この2つの信号
の比、即ちtan又はcotanにより回転角度θを絶
対測定できる。
【0054】また、オペアンプOP5;OP6及び抵抗
R9,R11;R10,R12からなる回路が、オペア
ンプOP3,OP4の出力を極性反転する。これは、逆
転のためである。
【0055】即ち、スイッチSW1,SW2を共にa接
点に接続すると、ホール素子H1,H2の出力電圧と同
じ位相の、オペアンプOP3,OP4の出力電圧が、ス
イッチSW1,SW6;SW2,SW5を介してオペア
ンプOP7,OP8を主体とする差動増幅器に印加さ
れ、スイッチSW1,SW2を共にb接点に接続する
と、ホール素子H1,H2の出力電圧と180度位相の
異なる、オペアンプOP5,OP6の出力電圧が、スイ
ッチSW1,SW6;SW2,SW5を介してオペアン
プOP7,OP8を主体とする差動増幅器に印加され
る。
【0056】通常のモータのように連続回転させるとき
には、スイッチSW3,SW4はa接点に接続している
ので、オペアンプOP7;OP8及び抵抗R13,R1
5,R17,R19;R14,R16,R18,R20
からなる回路の他方の入力には、アース電位が入力して
いる。従って、オペアンプOP7;OP8はそれぞれ、
ホール素子H1,H2の調整出力電圧とアース電位との
差を(増幅して)出力する。即ち、オペアンプOP7,
OP8の出力波形は、基本的にスイッチSW1,SW2
の出力波形と同じである。
【0057】オペアンプOP9;OP10及び抵抗R2
1,R23;R22,R24からなる回路は、オペアン
プOP7,OP8の出力を電力増幅し、夫々、ホール素
子H2,H1の出力電圧と同じ波形で同じ位相(又は反
転位相)の電流を駆動コイルL1m,L2mに供給す
る。これにより、図9(5)に示したように、ロータ3
2A,32Bの出力トルクは、正弦波又は余弦波の二乗
波形になり、その合成出力トルクは一定値になる。
【0058】なお、補助コイルL1s,L2sは、ロー
タ32A,32Bの角速度及び角度位置に応じた電圧を
発生し、この電圧がオペアンプOP9,OP10に帰還
される。これにより、ロータ32A,32Bの回転速度
が制御される。可変抵抗VR5,VR6が帰還量を決定
する。
【0059】いうまでもないが、正転逆転の切換えが不
要なときには、オペアンプOP5,OP6に関する回路
部分とスイッチSW1,SW2は不要であり、外部操作
を選択できる必要が無い場合には、スイッチSW3,S
W4,SW5,SW6及びオペアンプOP7,OP8に
関する回路部分は不要である。即ち、ホール素子H1,
H2の出力でそれぞれ駆動コイルL2m,L1mを駆動
するだけでよいのであれば、より簡単な回路で済む。
【0060】図10に示す回路での外部操作のときの動
作を説明する前に、入力端子70,72に供給する制御
電圧信号を発生する遠隔操作装置の実施例を説明する。
図11は、その遠隔操作装置の実施例と、図5乃至図8
に図示したアクチュエータの実施例とを接続した状態の
斜視図を示す。80が、図5乃至図8で説明したアクチ
ュエータ、82が、図10に図示した回路を実装した回
路基板である。84が遠隔操作装置の一実施例であり、
回転操作部86と、当該回転操作部86の操作信号を処
理する回路を実装した回路基板88とからなる。回転操
作部86の断面図を図12に、回路基板88の回路図を
図13に示す。
【0061】図12を参照して、回転操作部86を説明
する。回転操作部86は基本的に、モータ30A,30
Bのようなブラシレス・モータから駆動コイル及び補助
コイルを除去した構造になっている。但し、2つのホー
ル素子Hx,Hyを90゜の位相差になる位置に配置し
てある。即ち、一方向に着磁された円盤状のロータ90
が回転シャフト92に固定されている。ロータ90は、
ボビン36A,36Bと同様の材料からなる円筒材94
内に、一定の空隙を隔てて収容されている。円筒材94
に上記ホール素子Hx,Hyを直交位置に固定してあ
る。円筒材94の外側にヨーク96が配置されている。
回転シャフト92は、回転操作ノブ86aで回転操作す
ることができる。
【0062】図13を参照して回路基板88上の回路を
説明する。この回路は、図10に示す回路で、ホール素
子H1,H2の出力をオフセット調節及び振幅調節する
回路と基本的に同じである。即ち、電源端子98には図
示しない電源回路回路+電源電圧が印加され、電源端子
100には−電源電圧が印加される。ホール素子Hx,
Hyはそれぞれ、抵抗R30,R32;R31,R33
により一定電流を印加され、磁気検出出力の2つの出力
端子は、一方がオペアンプOP11,OP12の反転入
力端子に接続し、他方がオペアンプOP11,OP12
の非反転入力端子と抵抗R34,R35に接続する。
【0063】抵抗R34,R35の他端は、ポテンショ
メータVR7,VR8の摺動子に接続する。ポテンショ
メータVR7,VR8には電源電圧が印加されており、
抵抗R34,35及びポテンショメータVR7,VR8
が、ホール素子Hx,Hyの磁気検出出力電圧のオフセ
ットを決定する。
【0064】オペアンプOP11,OP12の出力は半
固定抵抗VR9,VR10を介して、その非反転入力端
子に帰還接続されている。オペアンプOP11,OP1
2の出力は、出力端子102,104から外部に出力さ
れる。出力端子102,104はそれぞれ、図10の入
力端子70,72に接続される。
【0065】ポテンショメータVR7,VR8及び半固
定抵抗VR9,VR10を調節して、出力端子102,
104の出力電圧が、それぞれ図10の出力端子68,
66の出力電圧と同じレベルになるように調節する。こ
れにより、出力端子102,104からは、図10の出
力端子68,66での信号と同じ位相及び同じ振幅の正
弦波形の電圧信号が出力される。出力端子102,10
4の出力波形を図14に示す。
【0066】遠隔操作装置84を使用するとき、図10
のスイッチSW3,SW4,SW5,SW6は共にb接
点に接続しておく。これにより、オペアンプOP7は、
モータ30A自体のホール素子H1の調整出力電圧と、
遠隔操作装置84からの入力端子70の制御電圧信号と
の差を出力し、その差に比例する電流が駆動コイルL1
mに流れる。他方、オペアンプOP8は、モータ30B
自体のホール素子H2の反転調整出力電圧と、遠隔操作
装置84からの入力端子72の制御電圧信号との差を出
力し、その差に比例する電流が駆動コイルL2mに流れ
る。この結果、ロータ32A,32Bは、ホール素子H
1,H2の(正又は逆の)調整出力電圧と、遠隔操作装
置84からの制御電圧信号とが一致する位置まで回転
し、停止する。
【0067】即ち、アクチュエータ80は、遠隔操作装
置84の手動回転に追随して回転し、遠隔操作装置84
は、アクチュエータ80の回転速度のみならず、回転角
も精密に遠隔操作できる。
【0068】遠隔操作装置84として、90度位相の異
なる2つの正弦波を機械的に生成する構成を例示した
が、例えば、マイクロプロセッサ等のディジタル演算手
段により同様の正弦波を発生させてもよい。そうすれ
ば、回転角及び回転速度をより精密に制御できる。
【0069】図5乃至図8では、2つのモータ30A,
30Bを軸方向で連結したが、横方向に連結してもよ
い。以下、その実施例を説明する。図15は、その実施
例の平面図、図16は、図15のC−C線から見た断面
図、図17は分解斜視図である。
【0070】110A,110Bはそれぞれ、モータ3
0A,30Bと同じ構造のブラシレス・モータであり、
2枚の取付け板112,114間に固定されている。モ
ータ110A,110Bの回転シャフト116A,11
6Bは、取付け板112,114の孔を貫通して回転自
在である。回転シャフト116A,116Bにはそれぞ
れ、同じ歯数のギヤ118A,118Bが固定され、ギ
ヤ118Aと同118Bは連結ギヤ120により相互に
連結されている。連結ギヤ120の回転シャフト122
は、取付け板114の軸受け124により回転自在に支
持されている。回転シャフト122が、本実施例の出力
シャフトになる。
【0071】なお、取付け板112,114間には、そ
の4隅に一定長さの円筒状のスペーサ126を配置し、
その内部にネジ128を通して、取付け板112と同1
14を一定間隔で相互に固定してある。
【0072】図16を参照して、モータ110A,11
0Bの内部構造を説明する。個別的には、モータ110
Aの断面構造は、モータ30Aの内部構造(図7参照)
と同じであり、モータ110Bの断面構造は、モータ3
0Bの内部構造(図8参照)と同じである。
【0073】モータ110A,110Bのロータ132
A,132Bは円盤状又は円柱状であり、周方向に1つ
のS極と1つのN極を具備する。ロータ132A,13
2Bの外側には、等間隔の空隙を隔てて、ボビン136
A(136A−1,136A−2),136B(136
B−1,136B−2)が配置されている。ボビン13
6A,136Bは、2分割された半体136A−1,1
36A−2;136B−1,136B−2が結合された
構造になっている。
【0074】モータ110Aのボビン136Aには、界
磁用の駆動コイル138Aと、駆動の補助、制御又は制
動用の補助コイル140Aが、互いに平行に巻き付けら
れている。同様に、モータ110Bのボビン136Bに
は、界磁用の駆動コイル138Bと、駆動の補助、制御
又は制動用の補助コイル140Bが互いに平行に巻き付
けられている。
【0075】142A,142Bはロータ132A,1
32Bの回転位相を検出するホール素子であり、その感
応方向がそれぞれ駆動コイル138A,138Bの励磁
方向に合致するように配置されている。これにより、ホ
ール素子142A,142Bは、モータ110A,11
0Bを単体で見た場合に、それぞれモータ110A,1
10Bの出力トルクと90゜位相のずれた正弦波電圧を
出力する。ボビン136A,136Bの外面にはそれぞ
れ、ホール素子142A,142Bを収容する凹み14
4A,144Bを設けてある。
【0076】以上の素子は、円筒状のヨーク146A,
146Bに収容され、外部から保護される。
【0077】本実施例では、ロータ132Aの着磁方向
がロータ132Bの着磁方向と一致し、且つ、駆動コイ
ル138A,138Bの励磁方向が互いに直交するよう
に、ギヤ118A,118Bと連結ギヤ120が噛み合
わされている。即ち、ロータ132A,132B及び駆
動コイル138A,138Bが図16に示す位置関係に
なるように、モータ110A,110Bが連結ギヤ12
0により相互に連結される。
【0078】図15乃至図17に示す横結合のアクチュ
エータも、図5乃至図8に図示した縦結合のアクチュエ
ータと全く同じに動作する。即ち、理想的な状態で出力
トルクのリップルをゼロにできる。図10に示す駆動回
路も同様に利用できる。図10のL1mを駆動コイル1
38A、L1sを補助コイル140A、L2mを駆動コ
イル138B、L2sを補助コイル140B、H1をホ
ール素子142A、H2をホール素子142Bとそれぞ
れ考えればよい。従って又、図12及び図13で説明し
た遠隔操作装置84により、回転角位置及び回転速度を
遠隔操作することができる。
【0079】モータ30A,110Aとモータ30B,
110B間の、ロータの着磁方向と駆動コイル及びホー
ル素子の位置関係は、上記実施例に限定されない。基本
的には、一方のモータで最大トルク出力位置に駆動コイ
ルとロータを位置決めし、他方のモータをゼロ・トルク
出力位置に位置決めして、両者の出力シャフトを連結す
ればよい。
【0080】図18は、2つのモータを縦又は横結合す
る場合の、ロータの着磁方向と駆動コイル及びホール素
子の位置関係の別の例を示す。図18は、図7、図8及
び図16に示す断面図と同様の断面図を示す。図18
で、LaはモータAの駆動コイル(及び補助コイル)、
LbはモータBの駆動コイル(及び補助コイル)、Ha
はモータAのホール素子、HbはモータBのホール素
子、RaはモータAのロータ、RbはモータBのロータ
である。
【0081】ホール素子Ha,Hbは勿論、駆動コイル
La,Lbの巻き平面に直交する位置、即ち、コイル中
心線上で、且つロータRa,Rbの回転を検出できる方
向に向けて配置されている。ロータRa,Rbの着磁方
向は、絶対的ではない。駆動コイルLa,Lbの巻き方
向又は駆動電流方向を変えることで対応できるからであ
る。また、ホール素子Ha,Hbが、回転対称位置でも
よいことは勿論である。
【0082】図18(1)は、先に説明した実施例と同
様に、ロータRa,Rbの着磁方向を一致させた例であ
り、駆動コイルLa,Lbを直交させることにより、両
モータの出力トルクに90゜の位相差を保たせている。
【0083】図18(2)は、ロータRa,Rbの着磁
方向を直交させた例であり、駆動コイルLa,Lbを平
行にすることで、両モータA,Bの出力トルクに90゜
の位相差を持たせている。
【0084】図18(3)は、上記2例と少し異なり、
モータAでは、ロータRaの着磁方向を駆動コイルLa
の励磁方向に一致させ、モータBでは、ロータRbの着
磁方向を、駆動コイルLbによる励磁方向に直交する方
向、即ち、駆動コイルLbの巻き平面方向に一致させて
いる。これにより、両モータA,Bの出力トルクに90
゜の位相差が生じる。図示例では、ロータRaの着磁方
向とロータRbの着磁方向は約45゜傾いているが、こ
の角度自体は重要ではない。
【0085】上記実施例は物理的には2つのモータから
なるが、これらを一体化することにより小型にできる。
以下にこの実施例を説明する。図19は回転シャフト軸
に垂直な横断面図、図20は背面図、図21は、図19
のDーD線から見た中央縦断面図、図22は図19のE
−E線から見た中央縦断面図である。
【0086】回転シャフト210には、円盤状又は円柱
状であり、周方向に1つのS極と1つのN極を具備する
ロータ212が固定されている。図19に示すように、
ロータ212の外側には、図19の0゜−180゜面内
に駆動コイル214A及び補助コイル216Aを巻き付
けるボビン218Aを配置し、図19の90゜−270
゜面内に駆動コイル214B及び補助コイル216Bを
巻き付けるボビン218Bを配置してある。
【0087】駆動コイル214A,214B、補助コイ
ル216A,216B及びボビン218A,218Bは
円筒状のヨーク220に収容される。ヨーク220の内
部にはまた、図19の90゜位置と180゜位置のそれ
ぞれにホール素子222A,222Bが配置される。ホ
ール素子222Aは、その感応方向が駆動コイル214
Aの励磁方向と一致するように配置され、他方、ホール
素子222Bは、その感応方向が駆動コイル214Bの
励磁方向と一致するように配置される。即ち、ホール素
子222A,222Bはそれぞれ、コイル214A,2
16A;214B,216Bによるロータ212の出力
トルクから90゜位相のずれた正弦波を出力する位置に
配置される。
【0088】図示位置では、コイル214B,216B
の発生磁界をホール素子222Aを通過せず、また、コ
イル214A,216Aの発生磁界はホール素子222
Bを通過しない。先に説明したように、ホール素子22
2A,222Bのこのような位置では、ホール素子22
2A,222Bはそれぞれ、コイル214A,216
A;214B,216Bから最も離れることになり、コ
イル214A,216A;214B,216Bの発生磁
界は、ホール素子222A,222Bの位置でロータ2
12の発生磁界に比べて非常に弱くなり、実質的に無視
できる。
【0089】ボビン218A,218Bの外周にはそれ
ぞれ、ホール素子222B,222Aを収容するための
凹み224A,224Bを形成してある。
【0090】ヨーク220の一端面は、ヨーク220の
当該端面と同じ大きさの端板226で閉塞され、他端面
は、より大きな端板228で閉塞される。端板226に
は回転シャフト210のための軸受け230が固定さ
れ、端板228には回転シャフト210のための軸受け
232が固定されている。
【0091】ホール素子222A,222BはL字型の
支持板234A,234Bの一端に固定されている。端
板228の外周には、この支持板234A,234Bの
ための切り欠き228A,228Bを形成してある。支
持板234Aの他端は、ビス236Aにより端板228
を介してボビン218Bに固定され、支持板234Bの
他端は、ビス236Bにより端板228を介してボビン
218Aに固定される。支持板234A,234Bの、
ビス236A,236Bを通す孔は、横方向に細長く形
成してあり、これにより、ホール素子222A,222
Bの周方向角度位置を微調整できるようになっている。
なお、ビス236A,236Bはボビン218B,21
8Aを端板228に固定する機能も果たす。
【0092】ボビン218Aはまた、回転シャフト21
0に対してビス236Bとは反対側でビス238により
端板228に固定される。同様に、ボビン218Bは、
回転シャフト210に対してビス236Aとは反対側で
ビス240により端板228に固定される。但し、端板
228の、ビス240を通す孔は横方向に細長く形成し
てあり、これにより、ボビン218B、即ちコイル21
4B,216Bの取付け位置を微調整できるようになっ
ている。
【0093】駆動コイル214B(及び補助コイル21
6B)の位置調整方法としては、例えば、回転シャフト
210を外部から定速回転させ、そのときの駆動コイル
214Aの出力電圧と駆動コイル214Bの出力電圧で
オシロスコープ上にリサージュ波形を描かせ、これが真
円になる位置で、ボビン218Bを固定すればよい。
【0094】また、ホール素子222A,222Bにつ
いても、コイル214A,216A;214B,216
Bと同様に、回転シャフト210を外部から定速回転さ
せる。そして、そのときの駆動コイル214Aの出力電
圧とホール素子222Aの出力が90゜の位相差になる
ように、ホール素子222Aを位置決めし、駆動コイル
214Bの出力電圧に対してホール素子222Bの出力
が90゜の位相差になるようにホール素子222Bを位
置決めする。
【0095】図19乃至図22に示した実施例も、図5
乃至図8に示した実施例と同様に、ホール素子222
A,222Bの出力をオフセット調節及び振幅調節した
後、電力増幅して、それぞれ駆動コイル214A,21
4Bに印加すると、駆動コイル214A,214Bには
目的の位相の正弦波電流が流れ、図5乃至図8に図示し
た実施例と同じ作用効果を奏する。即ち、図9で説明し
たのと同じ作用効果を得ることができ、理想的にはリッ
プル・ゼロの出力トルクを得ることができる。
【0096】図10に示す駆動回路は図19乃至図22
に図示したアクチュエータの実施例にも、そのまま適用
することができる。但し、図10において、L1mは駆
動コイル214A、L1sは補助コイル216A、L2
mは駆動コイル214B、L2sは補助コイル216
B、H1はホール素子222A、H2はホール素子22
2Bをそれぞれ示す。従ってまた、図11乃至図13に
示す遠隔操作装置も、そのまま、図19乃至図22に図
示したアクチュエータの実施例に適用できる。
【0097】上記各実施例では、駆動コイル38A,3
8A;138A,138B;214A,214Bの横に
平行に補助コイル40A,40B;140A,140
B;216A,216Bを配置しているが、駆動コイル
38A,38A;138A,138B;214A,21
4Bの外側、内側若しくは内部に補助コイル40A,4
0B;140A,140B;216A,216Bを配置
してもよい。図19に示す実施例に対して、補助コイル
216A,216Bを駆動コイル214A,214Bの
外側に配置した変更例の断面図を図23に示す。図1
9、図21及び図22には、補助コイルと駆動コイルが
ほぼ同じ断面積を有するかのように図示してあるが、こ
れは作図上の都合であり、それぞれに必要な巻き数など
に応じた断面積が割り当てられることはいうまでもな
い。
【0098】上記実施例では、回転シャフトの回転角度
に応じた正弦波形を得るのにホール素子を使用している
が、ロータリ・エンコーダ、例えばアブソリュート型又
は疑似アブソリュート型のロータリ・エンコーダにより
回転の絶対角度情報を得て、それから正弦波形を生成し
てもよい。勿論、ホール素子を使用した方が回路を簡略
化でき、機構部も小型化できる。
【0099】駆動回路としてアナログ回路を例示した
が、勿論、ディジタル回路であってもよい。特に、ホー
ル素子の代わりに、ロータリ・エンコーダを使用すると
き、駆動回路をディジタル回路とする利点がある。
【0100】図10に示すようなアナログ回路を用いる
ことで、モータ及び回路に流れる電流は、理論的にモー
タの回転角に対応する正弦波形になり、現実にもほぼ理
想的なものになる。電波障害を発生させるような高調波
成分が含まれないので、種々の電波規制を容易にクリア
できるという利点がある。
【0101】
【発明の効果】以上の説明から容易に理解できるよう
に、本発明によれば、理論的にリップル・ゼロの出力ト
ルクを得ることができる。機構的及び回路的に簡単な構
成で広い回転速度範囲に対応できる。また、機構的及び
回路的に簡単な構成で実現できるので、小型化しやす
い。負荷トルクの測定や所望の一定トルクの発生も容易
になる。
【0102】更には、駆動手段をアナログ回路とするこ
とで、理論的には高調波が発生せず、電波障害をひきお
こさないという効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の基本原理図である。
【図2】 ブラシレス・モータの断面図である。
【図3】 図2で界磁コイル12に一定電圧を印加した
場合のトルク出力特性及びホール素子出力特性である。
【図4】 図2に示すモータで、一方向回転時の、出力
トルク特性と界磁コイル12の印加電圧の波形図を示
す。
【図5】 本発明の第1実施例の分解斜視図である。
【図6】 図5に示す実施例の側面図である。
【図7】 図6のA−A線から見た断面図である。
【図8】 図6のB−B線から見た断面図である。
【図9】 第1実施例の特性を説明する波形図である。
【図10】 第1実施例の駆動回路の一例の回路図であ
る。
【図11】 遠隔操作する構成例の斜視図である。
【図12】 遠隔操作装置84の回転操作部86の断面
図である。
【図13】 回転操作部86の出力の処理回路の回路で
ある。
【図14】 図13に示す回路の出力端子102,10
4の出力波形である。
【図15】 横結合の実施例の平面図である。
【図16】 図15のC−C線から見た断面図である。
【図17】 図15に示す実施例の分解斜視図である。
【図18】 2つのモータを縦又は横結合する場合の、
ロータの着磁方向と駆動コイル及びホール素子の位置関
係の別の例を示す。
【図19】 本発明に係るアクチュエータの一体化式の
実施例の、回転シャフト軸に垂直な横断面図である。
【図20】 図19に示す実施例の背面図である。
【図21】 図19のDーD線から見た中央縦断面図で
ある。
【図22】 図19のE−E線から見た中央縦断面図で
ある。
【図23】 補助コイル216A,216Bを駆動コイ
ル214A,214Bの外側に配置した、図19の変更
例の断面図である。
【符号の説明】
10:ヨーク 12:界磁コイル 14:ボビン 1
6:ロータ 18:ホール素子 20A,20B:モー
タ 22:結合部材 24A,24B:駆動回路 30A,30B:ブラシレス・モータ 32A,32
B:ロータ 34A,34B:回転シャフト 35:連
結部材 36A,36B:ボビン 36A−1,36A
−2;36B−1,36B−2:ボビン半体 38A,
38A:駆動コイル 40A,40B:補助コイル 42A,42B:ホール
素子 44A,44B:凹み 46:ヨーク 48:軸
受け 50:端板 52:軸受け 60,62:電源入
力端子 64:アース端子 66,68:出力端子 7
0,72:制御信号入力端子 80:アクチュエータ
82:図10に示す回路を実装した回路基板 84:遠
隔操作装置 86:回転操作部 86a:回転操作ノブ
88:回路基板 90:ロータ 92:回転シャフト
94:円筒材 96:ヨーク 98,100:電源端子 102,104:出力端子
110A,110B:ブラシレス・モータ 112,1
14:取付け板 116A,116B:回転シャフト
118A,118B:ギヤ 120:連結ギヤ 12
2:回転シャフト 124:軸受け 126:スペーサ 128:ネジ 1
32A,132B:ロータ 136A,136B:ボビ
ン 136A−1,136A−2;136B−1,13
6B−2:ボビン半体 138A,138B:駆動コイ
ル 140A,140B:補助コイル 142A,14
2B:ホール素子 144A,144B:凹み 146
A,146B:ヨーク 210:回転シャフト 21
2:ロータ 214A,214B:駆動コイル 216A,216
B:補助コイル 218A,218B:ボビン 22
0:ヨーク 222A,222B:ホール素子 224
A,224B:凹み 226:端板 228:端板 2
28A,228B:切り欠き 230:軸受け 23
2:軸受け 234A,234B:支持板 236A,
236B:ビス 238,240:ビス L1m:駆動
コイル L1s:補助コイル L2m:駆動コイル L
2s:補助コイル H1,H2:ホール素子 La:モ
ータAの駆動コイル(及び補助コイル) Lb:モータ
Bの駆動コイル(及び補助コイル) Ha:モータAの
ホール素子 Hb:モータBのホール素子 Ra:モー
タAのロータ Rb:モータBのロータ

Claims (58)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 回転角度に対して正弦波形の出力トルク
    特性を具備する第1及び第2のモータと、 当該第1及び第2のモータの出力軸を、それらの出力ト
    ルクの位相差が実質的に90度になるように連結する連
    結部材と、 当該第1のモータの出力トルクに同期した正弦波駆動信
    号を当該第1のモータに印加する第1の駆動手段と、 当該第2のモータの出力トルクに同期した正弦波駆動信
    号を当該第2のモータに印加する第2の駆動手段とから
    なることを特徴とするアクチュエータ装置。
  2. 【請求項2】 上記連結部材が、上記第1及び第2のモ
    ータの回転軸を横方向で連結する横連結部材である請求
    項1に記載のアクチュエータ装置。
  3. 【請求項3】 上記連結部材が、上記第1及び第2のモ
    ータの回転軸を軸方向で連結する軸連結部材である請求
    項1に記載のアクチュエータ装置。
  4. 【請求項4】 上記第1及び第2のモータが、ブラシレ
    ス・モータである請求項1、2又は3に記載のアクチュ
    エータ装置。
  5. 【請求項5】 上記連結部材が、上記第1及び第2のモ
    ータのロータの着磁方向が同一平面を含む平行面内にあ
    り、且つ、上記第1及び第2のモータの駆動コイルの巻
    き平面が直交するように、当該第1及び第2のモータを
    連結する請求項4に記載のアクチュエータ装置。
  6. 【請求項6】 上記連結部材が、上記第1及び第2のモ
    ータのロータの着磁方向が互いに直交し、且つ、上記第
    1及び第2のモータの駆動コイルの巻き平面が実質的に
    同一平面を含む平行面内にあるように、当該第1及び第
    2のモータを連結する請求項4に記載のアクチュエータ
    装置。
  7. 【請求項7】 上記第1の駆動手段が、上記第2のモー
    タの回転を検出する第1の回転検出手段と、当該第1の
    回転検出手段の検出出力に従い、検出した回転角度に従
    って正弦波形で変化する正弦波駆動信号を生成する第1
    の駆動信号生成手段とからなる請求項1乃至6の何れか
    1項に記載のアクチュエータ装置。
  8. 【請求項8】 上記第1の回転検出手段が、上記第2の
    モータのロータの発生磁界を検出する第1の磁気検出手
    段である請求項7に記載のアクチュエータ装置。
  9. 【請求項9】 上記第1の磁気検出手段がホール素子か
    らなり、上記第2のモータの駆動コイルを貫通する中心
    線上に配置されている請求項8に記載のアクチュエータ
    装置。
  10. 【請求項10】 上記第1の駆動信号生成手段が、上記
    第1の回転検出手段の出力を、波形を維持しつつ正相及
    び逆相のいずれかで増幅する第1の増幅手段と、当該第
    1の増幅手段の出力を増幅して上記第1のモータの駆動
    コイルに印加する第2の増幅手段とからなる請求項9に
    記載のアクチュエータ装置。
  11. 【請求項11】 上記第2の駆動手段が、上記第1のモ
    ータの回転を検出する第2の回転検出手段と、当該第2
    の回転検出手段の検出出力に従い、検出した回転角度に
    従って正弦波形で変化する正弦波駆動信号を生成する第
    2の駆動信号生成手段とからなる請求項1乃至10の何
    れか1項に記載のアクチュエータ装置。
  12. 【請求項12】 上記第2の回転検出手段が、上記第1
    のモータのロータの発生磁界を検出する第2の磁気検出
    手段である請求項11に記載のアクチュエータ装置。
  13. 【請求項13】 上記第2の磁気検出手段がホール素子
    からなり、上記第1のモータの駆動コイルを貫通する中
    心線上に配置されている請求項12に記載のアクチュエ
    ータ装置。
  14. 【請求項14】 上記第2の駆動信号生成手段が、上記
    第2の回転検出手段の出力を、波形を維持しつつ正相及
    び逆相のいずれかで増幅する第3の増幅手段と、当該第
    1の増幅手段の出力を増幅して上記第1のモータの駆動
    コイルに印加する第4の増幅手段とからなる請求項13
    に記載のアクチュエータ装置。
  15. 【請求項15】 上記第1の駆動手段が、上記第2のモ
    ータの回転を磁気的に検出する第1の磁気検出手段と、
    当該第1の磁気検出手段の出力から、波形を維持した正
    相の第1の信号及び波形を維持した反転位相の第2の信
    号を生成する第1の信号生成手段と、当該第1の信号生
    成手段による第1及び第2の信号の一方を選択する第1
    の選択手段と、所定レベルに対して当該第1の選択手段
    の選択出力を差動増幅する第1の差動増幅手段と、当該
    第1の差動増幅手段の出力を電力増幅し、上記第1のモ
    ータの補助コイルが帰還接続されている第1の電力増幅
    手段とからなり、 上記第2の駆動手段が、上記第1のモータの回転を磁気
    的に回転を検出する第2の磁気検出手段と、当該第2の
    磁気検出手段の出力から、波形を維持した正相の第3の
    信号及び波形を維持した反転位相の第4の信号を生成す
    る第2の信号生成手段と、当該第2の信号生成手段によ
    る第3及び第4の信号の一方を選択する第4の選択手段
    と、所定レベルに対して当該第4の選択手段の選択出力
    を差動増幅する第2の差動増幅手段と、当該第2の差動
    増幅手段の出力を電力増幅し、上記第2のモータの補助
    コイルが帰還接続されている第2の電力増幅手段とから
    なることを特徴とする請求項1乃至6の何れか1項に記
    載のアクチュエータ装置。
  16. 【請求項16】 回転角度に対して正弦波形の出力トル
    ク特性を具備し、それらの出力トルクの位相差が実質的
    に90度になるように同一出力軸上に結合されている第
    1及び第2のモータと、 当該第1のモータの出力トルクに同期した正弦波駆動信
    号を当該第1のモータに印加する第1の駆動手段と、 当該第2のモータの出力トルクに同期した正弦波駆動信
    号を当該第2のモータに印加する第2の駆動手段とから
    なることを特徴とするアクチュエータ装置。
  17. 【請求項17】 上記第1及び第2のモータが、ブラシ
    レス・モータである請求項16に記載のアクチュエータ
    装置。
  18. 【請求項18】 上記第1及び第2のモータのロータの
    着磁方向が同一平面を含む平行面内にあり、且つ、上記
    第1及び第2のモータの駆動コイルの巻き平面が直交す
    るように、当該第1及び第2のモータが結合されている
    請求項16に記載のアクチュエータ装置。
  19. 【請求項19】 上記第1及び第2のモータのロータの
    着磁方向が互いに直交し、且つ、上記第1及び第2のモ
    ータの駆動コイルの巻き平面が実質的に同一平面を含む
    平行面内にあるように、当該第1及び第2のモータが結
    合されている請求項16に記載のアクチュエータ装置。
  20. 【請求項20】 上記第1の駆動手段が、上記第2のモ
    ータの回転を検出する第1の回転検出手段と、当該第1
    の回転検出手段の検出出力に従い、検出した回転角度に
    従って正弦波形で変化する正弦波駆動信号を生成する第
    1の駆動信号生成手段とからなる請求項16乃至19の
    何れか1項に記載のアクチュエータ装置。
  21. 【請求項21】 上記第1の回転検出手段が、上記第2
    のモータのロータの発生磁界を検出する第1の磁気検出
    手段である請求項20に記載のアクチュエータ装置。
  22. 【請求項22】 上記第1の磁気検出手段がホール素子
    からなり、上記第2のモータの駆動コイルを貫通する中
    心線上に配置されている請求項21に記載のアクチュエ
    ータ装置。
  23. 【請求項23】 上記第1の駆動信号生成手段が、上記
    第1の磁気検出手段の出力を、その位相及び波形を維持
    して増幅する増幅手段である請求項22に記載のアクチ
    ュエータ装置。
  24. 【請求項24】 上記第2の駆動手段が、上記第1のモ
    ータの回転を検出する第2の回転検出手段と、当該第2
    の回転検出手段の検出出力に従い、検出した回転角度に
    従って正弦波形で変化する正弦波駆動信号を生成する第
    2の駆動信号生成手段とからなる請求項16乃至23の
    何れか1項に記載のアクチュエータ装置。
  25. 【請求項25】 上記第2の回転検出手段が、上記第1
    のモータのロータの発生磁界を検出する第2の磁気検出
    手段である請求項24に記載のアクチュエータ装置。
  26. 【請求項26】 上記第2の磁気検出手段がホール素子
    からなり、上記第1のモータの駆動コイルを貫通する中
    心線上に配置されている請求項25に記載のアクチュエ
    ータ装置。
  27. 【請求項27】 上記第2の駆動信号生成手段が、上記
    第2の磁気検出手段の出力を、その位相及び波形を維持
    して増幅する増幅手段である請求項26に記載のアクチ
    ュエータ装置。
  28. 【請求項28】 上記第1の駆動手段が、上記第2のモ
    ータの回転を磁気的に検出する第1の磁気検出手段と、
    当該第1の磁気検出手段の出力から、波形を維持した正
    相の第1の信号及び波形を維持した反転位相の第2の信
    号を生成する第1の信号生成手段と、当該第1の信号生
    成手段による第1及び第2の信号の一方を選択する第1
    の選択手段と、所定レベルに対して当該第1の選択手段
    の選択出力を差動増幅する第1の差動増幅手段と、当該
    第1の差動増幅手段の出力を電力増幅し、上記第1のモ
    ータの補助コイルが帰還接続されている第1の電力増幅
    手段とからなり、 上記第2の駆動手段が、上記第1のモータの回転を磁気
    的に回転を検出する第2の磁気検出手段と、当該第2の
    磁気検出手段の出力から、波形を維持した正相の第3の
    信号及び波形を維持した反転位相の第4の信号を生成す
    る第2の信号生成手段と、当該第2の信号生成手段によ
    る第3及び第4の信号の一方を選択する第4の選択手段
    と、所定レベルに対して当該第4の選択手段の選択出力
    を差動増幅する第2の差動増幅手段と、当該第2の差動
    増幅手段の出力を電力増幅し、上記第2のモータの補助
    コイルが帰還接続されている第2の電力増幅手段とから
    なることを特徴とする請求項16乃至19の何れか1項
    に記載のアクチュエータ装置。
  29. 【請求項29】 2つの磁極を具備するロータと、互い
    に直交するように配置された第1及び第2の駆動コイル
    と、当該ロータの回転角度を検出する回転検出手段とを
    具備するモータと、 当該第1の駆動コイルにより当該ロータに発生するトル
    クに同期した正弦波駆動信号を当該第1の駆動コイルに
    印加する第1の駆動手段と、 当該第2の駆動コイルにより当該ロータに発生するトル
    クに同期した正弦波駆動信号を当該第2の駆動コイルに
    印加する第2の駆動手段とからなることを特徴とするア
    クチュエータ装置。
  30. 【請求項30】 上記第1の駆動手段が、上記回転検出
    手段の検出出力に従い、回転角度に応じて正弦波状に変
    化すると共に、当該第1の駆動コイルにより当該ロータ
    に発生するトルクに同期した駆動信号を生成する第1の
    駆動信号生成手段である請求項29に記載のアクチュエ
    ータ装置。
  31. 【請求項31】 上記第2の駆動手段が、上記回転検出
    手段の検出出力に従い、回転角度に応じて正弦波状に変
    化すると共に、当該第2の駆動コイルにより当該ロータ
    に発生するトルクに同期した駆動信号を生成する第2の
    駆動信号生成手段である請求項29又は30に記載のア
    クチュエータ装置。
  32. 【請求項32】 上記回転検出手段が、上記第1の駆動
    コイルの巻き平面に実質的に直交する位置であって、当
    該第1の駆動コイルの発生磁束に影響されない位置に配
    置され、当該ロータの発生磁界を検出する第1の磁気検
    出手段と、当該第2の駆動コイルの巻き平面に実質的に
    直交する位置であって、当該第2の駆動コイルの発生磁
    束に影響されない位置に配置され、当該ロータの発生磁
    界を検出する第2の磁気検出手段とからなる請求項29
    に記載のアクチュエータ装置。
  33. 【請求項33】 上記第1の駆動手段が、上記第2の磁
    気検出手段の出力を、その位相及び波形を維持して増幅
    する増幅手段である請求項32に記載のアクチュエータ
    装置。
  34. 【請求項34】 上記第2の駆動手段が、上記第1の磁
    気検出手段の出力を、その位相及び波形を維持して増幅
    する増幅手段である請求項32又は33に記載のアクチ
    ュエータ装置。
  35. 【請求項35】 上記第1の駆動手段が、上記第2の磁
    気検出手段の出力から、波形を維持した正相の第1の信
    号及び波形を維持した反転位相の第2の信号を生成する
    第1の信号生成手段と、当該第1の信号生成手段による
    第1及び第2の信号の一方を選択する第1の選択手段
    と、所定レベルに対して当該第1の選択手段の選択出力
    を差動増幅する第1の差動増幅手段と、当該第1の差動
    増幅手段の出力を電力増幅し、上記第1のモータの補助
    コイルが帰還接続されている第1の電力増幅手段とから
    なり、 上記第2の駆動手段が、上記第2の磁気検出手段の出力
    から、波形を維持した正相の第3の信号及び波形を維持
    した反転位相の第4の信号を生成する第2の信号生成手
    段と、当該第2の信号生成手段による第3及び第4の信
    号の一方を選択する第4の選択手段と、所定レベルに対
    して当該第4の選択手段の選択出力を差動増幅する第2
    の差動増幅手段と、当該第2の差動増幅手段の出力を電
    力増幅し、上記第2のモータの補助コイルが帰還接続さ
    れている第2の電力増幅手段とからなることを特徴とす
    る請求項32に記載のアクチュエータ装置。
  36. 【請求項36】 回転角度に対して正弦波形の出力トル
    ク特性を具備する第1及び第2のモータと、 当該第1及び第2のモータの出力軸を、それらの出力ト
    ルクの位相差が実質的に90度になるように連結する連
    結部材と、 当該第1のモータのロータの回転を検出し、その回転角
    度に応じた検出信号を出力する第1の回転検出部材と、 当該第2のモータのロータの回転を検出し、その回転角
    度に応じた検出信号を出力する第2の回転検出部材とか
    らなることを特徴とするアクチュエータ。
  37. 【請求項37】 上記第1の回転検出部材が、上記第1
    のモータのロータの発生磁界を検出する磁気検出手段で
    ある請求項36に記載のアクチュエータ。
  38. 【請求項38】 上記第1の回転検出手段がホール素子
    からなり、上記第1のモータの駆動コイルを貫通する中
    心線上に配置されている請求項37に記載のアクチュエ
    ータ。
  39. 【請求項39】 上記第2の回転検出部材が、上記第2
    のモータのロータの発生磁界を検出する磁気検出手段で
    ある請求項36乃至38に記載のアクチュエータ。
  40. 【請求項40】 上記第2の回転検出手段がホール素子
    からなり、上記第2のモータの駆動コイルを貫通する中
    心線上に配置されている請求項39に記載のアクチュエ
    ータ。
  41. 【請求項41】 上記連結部材が、上記第1及び第2の
    モータの回転軸を横方向で連結する横連結部材である請
    求項36乃至40に記載のアクチュエータ。
  42. 【請求項42】 上記連結部材が、上記第1及び第2の
    モータの回転軸を軸方向で連結する軸連結部材である請
    求項36乃至40に記載のアクチュエータ。
  43. 【請求項43】 上記第1及び第2のモータが、ブラシ
    レス・モータである請求項36乃至42の何れか1項に
    記載のアクチュエータ。
  44. 【請求項44】 上記連結部材が、上記第1及び第2の
    モータのロータの着磁方向が同一平面を含む平行面内に
    あり、且つ、上記第1及び第2のモータの駆動コイルの
    巻き平面が直交するように、当該第1及び第2のモータ
    を連結する請求項43に記載のアクチュエータ。
  45. 【請求項45】 上記連結部材が、上記第1及び第2の
    モータのロータの着磁方向が互いに直交し、且つ、上記
    第1及び第2のモータの駆動コイルの巻き平面が実質的
    に同一平面を含む平行面内にあるように、当該第1及び
    第2のモータを連結する請求項43に記載のアクチュエ
    ータ。
  46. 【請求項46】 回転角度に対して正弦波形の出力トル
    ク特性を具備し、それらの出力トルクの位相差が実質的
    に90度になるように同一出力軸上に結合されている第
    1及び第2のモータと、 当該第1のモータのロータの回転を検出し、その回転角
    度に応じた検出信号を出力する第1の回転検出部材と、 当該第2のモータのロータの回転を検出し、その回転角
    度に応じた検出信号を出力する第2の回転検出部材とか
    らなることを特徴とするアクチュエータ。
  47. 【請求項47】 上記第1の回転検出部材が、上記第1
    のモータのロータの発生磁界を検出する磁気検出手段で
    ある請求項46に記載のアクチュエータ。
  48. 【請求項48】 上記第1の回転検出手段がホール素子
    からなり、上記第1のモータの駆動コイルを貫通する中
    心線上に配置されている請求項47に記載のアクチュエ
    ータ。
  49. 【請求項49】 上記第2の回転検出部材が、上記第2
    のモータのロータの発生磁界を検出する磁気検出手段で
    ある請求項46乃至48に記載のアクチュエータ。
  50. 【請求項50】 上記第2の回転検出手段がホール素子
    からなり、上記第2のモータの駆動コイルを貫通する中
    心線上に配置されている請求項49に記載のアクチュエ
    ータ。
  51. 【請求項51】 上記第1及び第2のモータが、ブラシ
    レス・モータである請求項46乃至50の何れか1項に
    記載のアクチュエータ。
  52. 【請求項52】 上記第1及び第2のモータのロータの
    着磁方向が同一平面を含む平行面内にあり、且つ、上記
    第1及び第2のモータの駆動コイルの巻き平面が直交す
    るように、当該第1及び第2のモータが結合されている
    請求項51に記載のアクチュエータ。
  53. 【請求項53】 上記第1及び第2のモータのロータの
    着磁方向が互いに直交し、且つ、上記第1及び第2のモ
    ータの駆動コイルの巻き平面が実質的に同一平面を含む
    平行面内にあるように、当該第1及び第2のモータが結
    合されている請求項51に記載のアクチュエータ。
  54. 【請求項54】 2つの磁極を具備するロータと、互い
    に直交するように配置された第1及び第2の駆動コイル
    と、当該ロータの回転角度を検出する回転検出手段とか
    らなることを特徴とするアクチュエータ。
  55. 【請求項55】 上記回転検出手段が、上記第1の駆動
    コイルを貫通する中心線上であって当該第1の駆動コイ
    ルの発生磁束に影響されない位置に配置され、上記ロー
    タの発生磁界を検出する第1の磁気検出手段と、上記2
    の駆動コイルを貫通する中心線上であって、当該第2の
    駆動コイルの発生磁束に影響されない位置に配置され、
    当該ロータの発生磁界を検出する第2の磁気検出手段と
    からなる請求項54に記載のアクチュエータ。
  56. 【請求項56】 回転シャフトに固定され、横方向の所
    定位置に磁極を具備するロータと、 互いに直交するように配置された第1及び第2の駆動コ
    イルと、 当該ロータの回転を検出し、当該第1の駆動コイルによ
    り生じる出力トルクから実質的に90度位相のずれた正
    弦波信号を出力する第1の回転検出部材と、 当該ロータの回転を検出し、当該第2の駆動コイルによ
    り生じる出力トルクから実質的に90度位相のずれた正
    弦波信号を出力する第2の回転検出部材とからなること
    を特徴とするアクチュエータ。
  57. 【請求項57】 出力トルク特性が回転角度に対して正
    弦波形の出力トルク特性を具備する第1及び第2のモー
    タと、当該第1及び第2のモータの出力軸を、それらの
    出力トルクの位相差が実質的に90度になるように連結
    する連結部材と、第1及び第2の外部入力に従い、当該
    第1及び第2のモータを駆動する駆動回路からなり、当
    該第1及び第2の外部入力により出力回転位置を制御自
    在なアクチュエータ装置であって、 当該駆動回路が、当該第1のモータの回転を検出し、回
    転角度に応じた所定位相の正弦波信号を出力する第1の
    回転検出手段と、当該第1の回転検出手段の出力と当該
    第1の外部入力との差を出力する第1の差動増幅手段
    と、当該第1の差動増幅手段の出力を電力増幅して当該
    第1のモータの駆動コイルに印加する第1の電力増幅手
    段と、当該第2のモータの回転を検出し、回転角度に応
    じた所定位相の正弦波信号を出力する第2の回転検出手
    段と、当該第2の回転検出手段の出力と当該第2の外部
    入力との差を出力する第2の差動増幅手段と、当該第2
    の差動増幅手段の出力を電力増幅して当該第2のモータ
    の駆動コイルに印加する第2の電力増幅手段とからなる
    ことを特徴とするアクチュエータ装置。
  58. 【請求項58】 回転シャフトに固定され、横方向の所
    定位置に磁極を具備するロータと、互いに直交するよう
    に配置された第1及び第2の駆動コイルと、当該ロータ
    の回転を検出し、当該第1の駆動コイルにより生じる出
    力トルクから実質的に90度位相のずれた正弦波信号を
    出力する第1の回転検出手段と、当該ロータの回転を検
    出し、当該第2の駆動コイルにより生じる出力トルクか
    ら実質的に90度位相のずれた正弦波信号を出力する第
    2の回転検出手段とからなるアクチュエータ、及び第1
    及び第2の外部入力に従い当該アクチュエータを駆動す
    る駆動回路からなるアクチュエータ装置であって、 当該駆動回路が、当該第1の回転検出手段の出力と当該
    第1の外部入力との差を出力する第1の差動増幅手段
    と、当該第1の差動増幅手段の出力を電力増幅して当該
    第1の駆動コイルに印加する第1の電力増幅手段と、当
    該第2の回転検出手段の出力と当該第2の外部入力との
    差を出力する第2の差動増幅手段と、当該第2の差動増
    幅手段の出力を電力増幅して当該第2の駆動コイルに印
    加する第2の電力増幅手段とからなることを特徴とする
    アクチュエータ装置。
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