JPH077452B2 - 画像特徴量抽出装置 - Google Patents

画像特徴量抽出装置

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JPH077452B2
JPH077452B2 JP63150228A JP15022888A JPH077452B2 JP H077452 B2 JPH077452 B2 JP H077452B2 JP 63150228 A JP63150228 A JP 63150228A JP 15022888 A JP15022888 A JP 15022888A JP H077452 B2 JPH077452 B2 JP H077452B2
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【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は、画像からの特徴量抽出に好適な画像特徴量抽
出装置、特に並列処理によって画像特徴量抽出を行なう
画像特徴量抽出装置に関する。
〔従来の技術〕
画像の特徴量抽出に関する従来例には、「コンピュータ
画像処理入門」(田村秀行監修、総研出版。85頁〜86
頁,173頁〜174頁)がある。
この従来例は、画像の特徴量の種類とその内容について
述べ、併せて画像処理のためのシステムについても述べ
ている。特に、画像処理システムにあっては、並列処理
機能を組み込んだプロセッサについて開示がある。この
プロセッサには、完全並列型、局所並列型の2種類の他
に、パイプライン型プロセッサ及びマルチプロセッサが
存在することも併せて記載されている。
〔発明が解決しようとする課題〕
上記従来例は、画像特徴量について基本的な考え方の他
に、並列処理システムの概念について述べてある。
例えば、マルチプロセッサを使用したシステムの例にあ
っては、多数の演算器(ALUからマイクロコンピュータ
まで)を、接続構造が可変なもの(バス,リング,クロ
スバーなど)でで接続し、柔軟に画像処理解析を行う旨
記載がある。
しかし、ALUの構造については具体例がなく、あくまで
基本的な考え方で止まる。
本発明の目的は、簡単な計算機を利用して画像特徴量の
抽出をはかってなる画像特徴量抽出装置を提供するもの
である。
更に本発明の目的は上記演算器を並列接続させてより複
雑で規模の大きい特徴量の抽出をはかってなる画像特徴
量抽出装置を提供するものである。
〔課題を解決するための手段〕
上記目的は、画像の特徴量を抽出するための演算とし
て、2値画像に対しては面積,y軸回りの一次モーメン
ト,x軸回りの一次モーメント,x座標の最大値または最小
値,y座標の最大値または最小値を求める演算のいずれか
を行い、濃淡画像に対しては平均濃度抽出のための累積
濃度,同一濃度面積,最大濃度,最小濃度を求める演算
の何れかを行う画像特徴量抽出装置において、 濃淡画像信号と設定濃度との比較結果または2値画像信
号の一方を選択する第1マルチプレクサと、画像のラス
タ走査に対応して画素毎に出力されるクロックにて動作
する第1レジスタと、該第1レジスタに加算結果を格納
する加算器であって前記第1マルチプレクサの選択結果
をキャリー入力端子に取り込み一方の入力端子に常に
‘0'が入力され他方の入力端子に前記第1レジスタの内
容が入力される第1加算器と、 x,xの反転,y,濃淡画像信号,濃淡画像信号の反転信号の
いずれかを選択する第2マルチプレクサと、キャリー入
力端子に‘0'または‘1'が入力され一方の入力端子に前
記第2マルチプレクサの選択した信号が入力され他方の
入力端子に後記の第2レジスタの内容が入力され加算結
果を出力する第2加算器と、x,濃淡画像信号,前記第2
加算器の加算結果のいずれかを選択して格納する第2レ
ジスタと、 前記第2加算器のキャリー出力信号またはその反転信号
と前記クロックとの論理積信号と、前記第2加算器のキ
ャリー出力信号またはその反転信号と前記クロックと2
値画像信号との論理積信号と、前記クロックと2値画像
信号との論理積信号と、前記クロックとのいずれかを選
択して前記第2レジスタの動作クロック信号とする第1
手段と、 ‘0',y,yの反転,濃淡画像信号のいずれかを選択する第
3マルチプレクサと、キャリー入力端子に‘1'または前
記第2加算器のキャリー出力信号が入力され一方の入力
端子に前記第3マルチプレクサの選択した信号が入力さ
れ他方の入力端子に後記の第3レジスタの内容が入力さ
れ加算結果を出力する第3加算器と、y,濃淡画像信号,
前記第3加算器の加算結果のいずれかを選択して格納す
る第3レジスタと、 前記第3加算器のキャリー出力信号またはその反転信号
と前記クロックとの論理積信号と、前記第3加算器のキ
ャリー出力信号またはその反転信号と前記クロックと2
値画像信号との論理積信号と、前記クロックと2値画像
信号との論理積信号と、前記クロックとのいずれかを選
択して前記第3レジスタの動作クロック信号とする第2
手段と を設けることで、達成される。
[作用] 第2,第3マルチプレクサ、第1,第2,第3加算器のキャリ
ー入力、第2,第3レジスタの入力、第1,第2手段の出力
を選択することで、前記11種類の特徴量の中から最大3
種類、最小2種類の特徴量を前記第1レジスタ,第2レ
ジスタ,第3レジスタから同時に並列に得ることが可能
となる。
〔実施例〕
第1図は本発明の特徴量抽出装置の全体構成の実施例図
である。特徴量抽出装置は、n個の演算器30A、30B、…
…、30C、x,yカウンタ10、x,y発生器20、座標レジ
スタ50、MPU40より成る。
x,yカウンタ10とは、x,yの直交座標系からみた画像の位
置指定や画像への距離計算や位置計算のためのカウンタ
であり、xカウンタ、yカウンタの2つより成る。
,y発生器20とは、x,yカウンタで計数したx,yを入
力し、任意の指数p,qを与えてべき乗x,yをそれぞ
れ発生する関数発生器であり、x発生器、y発生器
の2つより成る。ここで、p、qは求めるべき特徴量に
よって決まる数値であり、例えばモーメント計算に利用
する。尚、この発生器20のキャリー出力はキャリーの累
積用に使用する(第4図、第7図参照)。
座標レジスタ50は、座標最大値(x max,y max)が座標
最小値(x min,y min)の格納レジスタであり、演算器3
0A、30B、30Cの演算結果そのものを格納する。
演算器30A、30B、30Cは、同一回路構成であるが、入力
条件、出力条件等が抽出対象の特徴量によって種々変っ
ている。この入力条件、出力条件等とは、演算器の構成
回路たるマルチプレクサの入力条件、出力条件等のこと
を云う。この演算器30Aへのキャリー入力とは下位装置
からのキャリー信号であり、キャリーの累積用に入力す
る。
MPU(マイクロプロセッサ)40は、各演算器30A、30B、3
0Cの処理結果である各種特徴量情報を受けて画像処理
(画像認識、各種変換等)を行う。ここで、各種特徴量
とは、演算器30Aが画像の平均濃度、演算器30Bがモーメ
ント、演算器30Cが画像の最大、最小座標値、を求める
といった場合の、平均濃度、モーメント、最水、最小座
標値を云う。
更に、この特徴量抽出装置へは、入力信号f1(x,y)、f
2(x,y)が入力する。f1(x,y)とは、画像を多階調表
示形式とした場合の、画像信号を示し、x,yとは直交座
標系で画像座標系を示した場合の座標を示す。f2(x,
y)とは、多階調画像を2値化して得られる2値化画像
信号を示す。従って、f2(x,y)は、f2(x,y)=1から
f2(x,y)=0かのいずれかである。
更に、図示してあるキャリーとは、桁上げ信号である。
このキャリーを特徴量抽出に積極的に利用する。
第2図は、演算器30A、30B、30Cの回路の実施例であ
り、30A、30B、30C共に第2図で示す構成をなす。
第2図の演算器は、第1、第2、第3のマルチプレクサ
100、110、120、加算器200、レジスタ300より成る。マ
ルチプレクサ100へは、x,yカウンタ10の出力x,y、多階
調画像信号f1(x,y)、ゼロ信号(“0")、他演算器レ
ジスタ出力(他演算器のレジスタ300の出力)、x,y
発生器20の出力x,yが入力する。マルチプレクサ
110は、2値信号(“1"及び“0")、他演算器キャリー
(他演算器のキャリー出力C2)、2値画像信号f2(x,
y)が入力する。
抽出特徴量の種類によって各演算器30で異なってくるの
は、マルチプレクサ100、110への入力信号の種類であ
り、抽出特徴量によって前記入力信号が選択される。
尚、マルチプレクサ120においても、図では加算器200の
出力とマルチプレクサ100の出力との選択例を示した
が、これ以外の入力の選択例もある。
第2図の演算器の動作は以下となる。マルチプレクサ10
0、110は抽出特徴量の種類によって選択すべき入力信号
の内容と種類及び選択順序が決まる。この選択結果を加
算器200は第1入力端A、キャリー入力端C1から取込
む。更に、レジスタ300のラッチ出力を入力端Bから取
込む。加算器200は、その3入力の加算を行う。この加
算結果は出力端Yより出る。加算の結果、キャリーがあ
ればキャリー出力端C2より他演算器へ送る。
マルチプレクサ120は、加算出力端Yの出力とマルチプ
レクサ100の出力とを演算過程に応じて選択し、レジス
タ300に送り、ラッチさせる。レジスタ300のラッチ結果
は、加算器200のB入力端に帰還され、更新量(累積値
と同じ)として使用する。最終更新結果が抽出特徴量で
あり、この結果は、MPU40へ送られる。
1つの演算器中の加算精度は、取扱う濃淡画像データf1
(x,y)の階調と想定する対象画像の画素数から、最も
演算精度が小さくて済む特徴を演算するのに最低限必要
な大きさとする。更に演算精度の必要な特徴量を演算す
る場合は、演算器間をキャリーにより縦続接続すること
により演算することで、単純な回路構成で高速な並列画
像特徴量抽出装置を実現できる。
第2図の演算器を使っての特徴量抽出例を説明する。
〔モーメント抽出〕
モーメント抽出の実施例を第3図に示す。本実施例は2
つの演算器30A、30Bを利用した。演算器30Aはマルチプ
レクサ100A、110A、120A、加算器200A、レジスタ300Aよ
り成り、演算器30Bはマルチプレクサ100B、110B、120
B、加算器200B、レジスタ300Bより成る。この他に、ア
ンドゲート11、レジスタ12、x,y発生器20、MPU40
を持つ。
マルチプレクサ100Aはx,y発生器20の出力たる
,yのみを選択する。マルチプレクサ110A、100Bは
“0"入力のみを選択する。マルチプレクサ100Bは加算器
200Aのキャリー出力のみを選択する。マルチプレクサ12
0Aは加算器200Aの加算出力のみを選択し、マルチプレク
サ120Bは加算器200Bの加算出力のみを選択する。
特徴量としてのモーメントとは、x,y直交座標系のもと
でのx軸方向回りのモーメント、y軸方向回りのモーメ
ントのことであり、1次モーメント、2次モーメント等
の各種のモーメントがある。1次モーメントであれば、
p=1、q=1、2次モーメントであればp=2、q=
2となる。p=1、q=2といった1次、2次の組合せ
もありうる。この2つの例では、x,yの2つの例を
示したが、xとyとの組合せモーメント(例えばxy、x2
y、x2y2等)の例も存在する。
モーメント量は、例えばx軸回りのq次モーメントの場
合、下記のMoqとなる。
y軸回りのp次モーメントの場合、下記のMopとなる。
かかるモーメント演算にあっては、面積等の他の特徴量
の演算と異なり、累積(更新)演算を行う前に、x,y
を演算し、それをf2(x,y)=1の場合に累積してゆ
く。このためレジスタ300A及びレジスタ12を設ける。こ
のレジスタ300A、12はリセット端子Rを有し、演算開始
時点に初期化信号(INIT)でリセットさせる。
このリセット後、レジスタ12を介してx,yを演算器
30A送り累積加算する。この累積加算は、加算器200Aと
レジスタ300とで行う。ここで、レジスタ12と300Aへの
クロックCKは、f2(x,y)=1で且つクロックCLKがあり
の条件によって、“1"となる。即ち、f2(x,y)=1の
条件下でx(又はy)が繰返し加算され、モーメン
トを算出する。
この演算はキャリーが発生すれば、このキャリーC2を第
2の演算器30Bのキャリー入力端C1に入力し、桁上げ分
についての累積加算を、加算器200Bとレジスタ300Bとで
行わせる。
最終累積加算結果は、レジスタ300A、300Bとから並列し
て得られる。
尚、キャリーが発生しない程度の累積加算回数であれ
ば、演算器30Bは不要である。
更に、モーメント以外の特徴量と併せて並列に検出しよ
うとすれば、モーメント演算にあっては現条演算しよう
とする座標の1つ先の座標についてモーメント演算を行
わせることによって、他の特徴量と同一の速度で演算が
可能となる。
第4図は、モーメント特徴量の演算精度を拡張させる場
合の実施例図を示す。下位装置500と上位装置600とを有
し、下位装置500は、x,y発生器20、レジスタ13、
演算器30Aより成る。上位装置600は、第1の演算器30C
と演算器30Dとを有する。演算器30A、30C、30Dは、加算
器とレジスタとマルチプレクサより成る。尚、これらの
演算器30A、30B、30Cは累積加算処理用に使う。更に、
演算器30Aの代りに、第3に示した演算器30Aと30Bとの
2つの合成した演算器であってもよい。
本実施例の特徴は、下位装置500中のx,y発生器20
のキャリー出力を上位装置600の演算器30Cの加算器200C
のキャリー入力端C1に入力せしめた点にある。これによ
って、演算器30Cはキャリーの累積を行い、キャリー相
当分の座標計算を行う。演算器30Dは、この演算器30Cの
出力を取込みキャリー相当分についてモーメント演算を
行う。かくして、演算器30A、30Dからは並列にモーメン
ト特徴量を得ることができる。
尚、演算器30Cにおいてもキャリーが発生する場合に
は、更に上位の装置を設けておき、入力させればよい。
また、レジスタ300Cからは、このレジスタの内容がすべ
て“1"であることを示す信号を上位の装置に出し、演算
の歩調を合わせることが好ましい。
かくして、何台の装置を使って演算精度を拡張しても、
装置間のキャリーをキャリールックアヘッドによって連
結することにより、累積器の演算に対して、キャリー伝
搬がなくなり、演算速度を、キャリー伝搬速度に影響さ
れることなく、一定にできる。また、x,y発生器の
演算精度以上の演算が可能になる。
但し、この演算方法では、累積器の出力を読出すだけで
は、真値を得られないので、以下に示す補正演算を必要
とする。
累積結果の総合処理(補正処理)は以下となる。
第5図に、累積結果の統合方法を示す。図中のS0,S1,…
…,Sn−1は、累積器400で得られた累積結果である。
下位の装置の累積結果はS0、上位は、Sn−1である。
最終累積結果TSは、次式により求められる。
ここで、n1は、x,y発生器20の演算精度である。
すなわち、最終累積結果TSを求める為には、x,y
生器20と加算器200Cの演算精度n1,n2からシフト量を計
算して、それぞれの装置の累積結果のビットを左にシフ
トとして、それらを加算すればよい。
〔各種特徴量の並列抽出〕
第6はその実施例図である。本実施例は、加算器200A〜
200C、レジスタ300A〜300C、マルチプレクサ100B、100
C、110A〜110C、120B、120C、930B、930C、940B、940
C、同一濃度抽出用レジスタ800、比較器810、アンドゲ
ート970B、970C、950B、950C、960B、960Cより成る。ア
ンドゲート950B、950C、960B、960C、970B、970Cは、特
徴量に応じたレジスタ300B、300Cのデータの取込みのタ
イミングを決定するものであり、そのアンドゲートのい
ずれの選択かは、マルチプレクサ930B、930Cが行う。
ここで、比較器810は画像信号f1(x,y)とレジスタ800
内の設定濃度Vとが同一か否かを比較し、同一の場
合、“1"出力する。
本実施例にて演算できる特徴量の種類は、2値画像f
2(x,y)に対しては面積Σf2(x,y)、 x座標の最大値x max及び最小値x min、y座標の最大値
y max及び最小値y minである。濃淡画像f1(x,y)に対
しては、平均濃度抽出のための累積濃度Σf1(x,y)、
同一濃度面積、最大濃度f1(x,y)max、最小濃度f1(x,
y)minである。かかる11種類の特徴の中から、最大3種
類、最小2種類の特徴量を同時(並列)に演算する。
本実施例の動作を、加算器200A〜200Cが、それぞれ単体
で動作する場合について述べる。この場合の、演算でき
る特徴量は、Σf2(x,y)、x max、x min、y max、y mi
n、f1(x,y)max、f1(x,y)min、及び同一濃度面積の
8種類である。
まず、加算器200Aについて、説明する。
ここで、演算できる特徴量は、Σf2(x,y)と同一濃度
面積である。加算器200AのA入力は、常に0が入力さ
れ、B入力には、レジスタ300Aの出力が入力されてお
り、C入力をマルチプレクサ110Aにて選択することによ
って演算する特徴量を決定する。すなわち、C入力に、
f2(x,y)を選べば、Σf2(x,y)、比較器810の出力を
選べば、同一濃度面積となる。又、レジスタ300Aに入力
されるクロックCLKは、画像のラスタ走査に対応し、画
素毎に出力されるタイミング信号である。
次に、加算器200Bについて、説明する。
ここで、演算できる特徴量は、x max、x min、f1(x,
y)max、f1(x,y)minである。加算器200BのA入力は、
マルチプレクサ100Bによって、xの反転又は、f1(x,
y)の反転が、入力される。マルチプレクサ110Bによ
り、C入力は、常に“1"を選択する。レジスタ300Bの入
力は、マルチプレクサ120Bによって、x又は、f1(x,
y)を選択する。ここで、x座標の演算の場合は、マル
チプレクサ930にてレジスタ300BのCK入力に、CLKとf
2(x,y)とマルチプレクサ940Bの出力をアンドゲした信
号を選ぶ。f1(x,y)の演算の場合は、同様に、CLKとマ
ルチプレクサ940Bの出力をアンドした信号を選ぶ。最大
値か最小値かは、マルチプレクサ940Bにより、加算器20
0Bのキャリー出力と、キャリーの反転出力を選ぶことに
より決定される。すなわち、キャリーを選べば最大値、
キャリーの反転を選べば最小値となる。
加算器200Cの動作については、x座標をy座標に置き換
えるだけで、加算器200Bの動作と全く同じである。
次に、加算器200Bとと加算器200Cをキャリーによって縦
続接続する場合の動作について、説明する。
ここで、演算できる特徴量は、演算精度を必要とするΣ
f1(x,y)、y軸回りの1次モーメントM10、x軸回りの
1次モーメントM01である。
この場合、加算器200Cの構成は、常にA入力は0、C入
力は、加算器200Bのキャリー、レジスタ300Cの入力は、
加算器200Cの出力となり、加算器200Bも、マルチプレク
サ110Bは、“0"に、マルチプレクサ120Bは、加算器200B
出力に固定される。
特徴量の決定は、加算器200Bの入力用マルチプレクサ10
0Bとマルチプレクサ930Bによって行われる。つまり、Σ
f1(x,y)を演算する場合は、マルチプレクサ100Bは、f
1(x,y)を選び、マルチプレクサ930Bは、CLKを選ぶ。
又、M01、M10を演算する場合は、マルチプレクサ930B
は、CLKとf2(x,y)のアンドの信号を選ぶ。マルチプレ
クサ100B、100Cは、M10の場合は、xを、M01の場合は、
yを選ぶ。
以上、述べてきた、各構成に対して、加算器で演算し、
その結果で、レジスタを更新することによって、全ての
演算が、行われる。
本実施例によれば、演算する特徴量に対応した特殊な演
算器を用意することなしに同一構成の加算器への組合せ
を変えるだけで、特徴量を並列に演算できる。
マルチプレクサの制御により、1度に演算する特徴量を
任意に選択できる。
また、最大3個の特徴量を同時に演算できるので、視覚
認識装置において、認識処理速度を向上することができ
る。
〔2次モーメント算出例〕 第7図は本発明の2次モーメントM20の演算精度拡張に
よる算出のための実施例図である。本実施例は、加算器
200D〜200F、レジスタ300D〜300F、(x+1)発生器
20A、レジスタ13A、マルチプレクサ610を持つ下位装置5
00と、この下位装置500と同一構成になる上位装置600と
より成り、上位装置600は発生器20Aのキャリー出力を取
込む構成となっている。
レジスタ300E、300Fは、演算を開始する初期化の時点で
のみリセット信号によってリセットされる。レジスタ30
0D、13Aは、初期化の時点と、画像の1ライン分の走査
が終わった時点で、リセット信号によって、リセットさ
れる。特に、レジスタ300Dは、上位で使う場合と、下位
で使う場合とで、画像の1ライン分の走査が終わった時
点でのリセット信号を、入力するかどうか選択する(上
位で使う場合のみ、リセット信号を入力する)。
各レジスタのCLK入力は、画像のラスタ走査に対応して
画素毎に出力されるタイミング信号をXCLKとすると、レ
ジスタ300D、13AのCLK入力には、XCLKそのものが入力さ
れる。レジスタ300E、300FのCLK入力には、XCLKとf
2(x,y)とをアンドした信号を入力する。すなわち、f2
(x,y)=1の場合にのみ、レジスタ300E、300Fの内容
が、更新される。
以上の点をふまえて下位の装置500の動作を説明する
と、加算器200Dは、C入力から、f2(x,y)を入力し、
2値画像面積Σf2(x,y)の演算を行う。(x+1)
発生器20Aにx座標を入力し、x2レジスタ13Aとの組合せ
で、x2の座標を出力する。これを、マルチプレクサ610
を経て、加算器200Eの一方のA入力に入力する。
加算器200Eと200Fは、互いにキャリーで縦続接続され、
y軸回りの2次モーメントM20を演算する。
上位の装置600は、下位の装置500において加算器200Eの
C入力を、f2(x,y)から(x+1)発生器20Aのキャ
リーに変え、マルチプレクサ610の出力を、レジスタ13A
の出力からレジスタ300Dの出力に変え、レジスタ300Dの
リセット信号が画像走査の1ラインが終了した時点でも
入力されるようにしただけで、後の動作は下位の装置50
0と同じである。
したがって、上位の装置600中の加算器200Fでは、下位
の装置からのキャリーの累積を行うことになり、加算器
200Fにて、その累積結果をf2(x,y)=1の場合にの
み、累積を行う。最終の累積結果は、レジスタ300F中に
格納される。
本実施例によれば、y軸回りの2次モーメントM20の演
算精度を、2L+nの精度で演算できる。ここで、Lは、
加算器の演算精度であり、nは、(x+1)発生器の
演算精度である。
さらに、それと同時に、2値画像面積Σf2(x,y)も演
算できるという効果がある。
〔発明の効果〕
本発明によれば、簡単な演算器の構成によって種々の特
徴量の抽出が可能となった。
更に本発明によれば、視覚認識において、物体の形状特
徴を表わす画像特徴量をn個同時に演算ができるので、
従来n回必要であった画像走査が、1回で済む。このこ
とによって、認識処理速度を向上させる効果がある。
また、本発明によれば、モーメント特徴を求めるような
演算では、その演算精度の拡張をキャリーの伝搬速度に
影響されることなく行え、座標データの演算器の演算精
度に影響を受けずに、対象とする画像サイに必要な演算
精度で、しかも画像走査と同速度で演算することができ
るという効果がある。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の複数演算器使用の特徴量抽出装置の実
施例図、第2図は本発明の演算器使用の特徴量抽出装置
の実施例図、第3図、第4図はモーメント抽出装置の実
施例図、第5図は累積統合の説明図、第6は本発明の複
数特徴量抽出装置の実施例図、第7図は本発明の2次モ
ーメント抽出装置の実施例図である。 30A〜30C……演算器(累積器)、100,110,120……マル
チプレクサ。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 村山 典男 茨城県日立市大みか町5丁目2番1号 日 立プロセスコンピュータエンジニアリング 株式会社内 (72)発明者 大沼 邦彦 茨城県日立市大みか町5丁目2番1号 株 式会社日立製作所大みか工場内 (72)発明者 浅田 和佳 茨城県日立市大みか町5丁目2番1号 株 式会社日立製作所大みか工場内 (56)参考文献 特開 昭60−157672(JP,A) 特開 昭61−2485(JP,A) 特開 昭62−46386(JP,A)

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】画像の特徴量を抽出するための演算とし
    て、2値画像に対しては面積,y軸回りの一次モーメン
    ト,x軸回りの一次モーメント,x座標の最大値または最小
    値,y座標の最大値または最小値を求める演算の何れかを
    行い、濃淡画像に対しては平均濃度抽出のための累積濃
    度,同一濃度面積,最大濃度,最小濃度を求める演算の
    何れかを行う画像特徴量抽出装置において、 濃淡画像信号と設定濃度との比較結果または2値画像信
    号の一方を選択する第1マルチプレクサと、画像のラス
    タ走査に対応して画素毎に出力されるクロックにて動作
    する第1レジスタと、該第1レジスタに加算結果を格納
    する加算器であって前記第1マルチプレクサの選択結果
    をキャリー入力端子に取り込み一方の入力端子に常に
    ‘0'が入力され他方の入力端子に前記第1レジスタの内
    容が入力される第1加算器と、 x,xの反転,y,濃淡画像信号,濃淡画像信号の反転信号の
    いずれかを選択する第2マルチプレクサと、キャリー入
    力端子に‘0'または‘1'が入力され一方の入力端子に前
    記第2マルチプレクサの選択した信号が入力され他方の
    入力端子に後記の第2レジスタの内容が入力され加算結
    果を出力する第2加算器と、x,濃淡画像信号,前記第2
    加算器の加算結果のいずれかを選択して格納する第2レ
    ジスタと、 前記第2加算器のキャリー出力信号またはその反転信号
    と前記クロックとの論理積信号と、前記第2加算器のキ
    ャリー出力信号またはその反転信号と前記クロックと2
    値画像信号との論理積信号と、前記クロックと2値画像
    信号との論理積信号と、前記クロックとのいずれかを選
    択して前記第2レジスタの動作クロック信号とする第1
    手段と、 ‘0',y,yの反転,濃淡画像信号のいずれかを選択する第
    3マルチプレクサと、キャリー入力端子に‘1'または前
    記第2加算器のキャリー出力信号が入力され一方の入力
    端子に前記第3マルチプレクサの選択した信号が入力さ
    れ他方の入力端子に後記の第3レジスタの内容が入力さ
    れ加算結果を出力する第3加算器と、y,濃淡画像信号,
    前記第3加算器の加算結果のいずれかを選択して格納す
    る第3レジスタと、 前記第3加算器のキャリー出力信号またはその反転信号
    と前記クロックとの論理積信号と、前記第3加算器のキ
    ャリー出力信号またはその反転信号と前記クロックと2
    値画像信号との論理積信号と、前記クロックと2値画像
    信号との論理積信号と、前記クロックとのいずれかを選
    択して前記第3レジスタの動作クロック信号とする第2
    手段と を備えて成り、前記11種類の特徴量の中から最大3種
    類、最小2種類の特徴量を前記第1レジスタ,第2レジ
    スタ,第3レジスタから同時に並列に得ることを特徴と
    する画像特徴量抽出装置。
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