JPH0773945A - 接続装置 - Google Patents

接続装置

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JPH0773945A
JPH0773945A JP4876494A JP4876494A JPH0773945A JP H0773945 A JPH0773945 A JP H0773945A JP 4876494 A JP4876494 A JP 4876494A JP 4876494 A JP4876494 A JP 4876494A JP H0773945 A JPH0773945 A JP H0773945A
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JP
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conductor
bottom region
flaps
region
passage
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JP4876494A
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English (en)
Inventor
Anders Karlstroem
カールシュトロム アンデルス
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WL Gore and Associates GmbH
Original Assignee
WL Gore and Associates GmbH
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Publication date
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    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F16ENGINEERING ELEMENTS AND UNITS; GENERAL MEASURES FOR PRODUCING AND MAINTAINING EFFECTIVE FUNCTIONING OF MACHINES OR INSTALLATIONS; THERMAL INSULATION IN GENERAL
    • F16LPIPES; JOINTS OR FITTINGS FOR PIPES; SUPPORTS FOR PIPES, CABLES OR PROTECTIVE TUBING; MEANS FOR THERMAL INSULATION IN GENERAL
    • F16L3/00Supports for pipes, cables or protective tubing, e.g. hangers, holders, clamps, cleats, clips, brackets
    • F16L3/01Supports for pipes, cables or protective tubing, e.g. hangers, holders, clamps, cleats, clips, brackets for supporting or guiding the pipes, cables or protective tubing, between relatively movable points, e.g. movable channels
    • F16L3/015Supports for pipes, cables or protective tubing, e.g. hangers, holders, clamps, cleats, clips, brackets for supporting or guiding the pipes, cables or protective tubing, between relatively movable points, e.g. movable channels using articulated- or supple-guiding elements
    • HELECTRICITY
    • H02GENERATION; CONVERSION OR DISTRIBUTION OF ELECTRIC POWER
    • H02GINSTALLATION OF ELECTRIC CABLES OR LINES, OR OF COMBINED OPTICAL AND ELECTRIC CABLES OR LINES
    • H02G11/00Arrangements of electric cables or lines between relatively-movable parts

Landscapes

  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • General Engineering & Computer Science (AREA)
  • Mechanical Engineering (AREA)
  • Electric Cable Arrangement Between Relatively Moving Parts (AREA)
  • Mechanical Coupling Of Light Guides (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 本発明は、互いに対して相対移動できる2つ
の装置を結合するための導体収容通路の形状のフレキシ
ブルな導体装置用の接続装置に関し、従来に比較してさ
らに広範な柔軟性をもたせることを目的とする。 【構成】 この接続装置は、フレキシブルな導体収容通
路(31)を有し、この導体収容通路の底領域(27)
と上側領域の間には少なくとも1つのフレキシブルな導
体(37,39)、特に電気導体あるいは電気ケーブル
の形状の導体を収容する通路空間(35)が設けられて
いる。導体収容通路(31)は本発明によればフレキシ
ブルで塑性変形可能なフラット材料から形成されてい
る。導体収容通路(31)の上側領域は、通路長手方向
に互いに連続し、底領域(27)から側方に突出し、底
領域(27)の上方に距離をおいて永久的に屈曲された
フラット材料からなる多数のフラップ(15,17)に
よって形成されている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、底領域と上側領域との
間に少なくとも1つのフレキシブルな導体、特に電線あ
るいは電気ケーブルの形状の導体を収容する通路空間を
有するフレキシブルな導体収容通路を備え、互いに対し
て相対的に移動することができる2つの装置を結合する
ための導体収容通路の形状のフレキシブルな導体装置用
の接続装置に関するものである。
【0002】フレキシブルな導体という概念は、ここで
は、例えば流体用のホース並びにグラスファイバーある
いはグラスファイバーケーブルおよびパイプも含むもの
とする。
【0003】この種の接続装置を用いて例えは双方向に
移動可能な装置を固定の装置と結合することができる。
【0004】
【従来の技術】従来は、そのために、内部で個々の導体
が案内されている金属あるいはプラスチックからなる2
つあるいは多数のチェーンベルトを有するドラッグチェ
ーンあるいはドラッグチェーン装置が使用されていた。
固定の装置と双方向に移動可能な装置が互いに上下に配
置され、ドラッグチェーンが可動の装置の必要な動作に
関して所定の長さを越えると、ドラッグチェーンの上方
ベルト部分が下方ベルト部分上に接触し、それによって
ドラッグチェーンの激しい機械的な負荷がもたらされる
か、あるいはそれをドラッグチェーン用のガイド通路内
の滑り薄板の形状の中間床によって防止しなければなら
ず、その場合にドラッグチェーンの上方ベルト部分は滑
り薄板上に接触する。さらに、この種のドラッグチェー
ンは製造および組立コストが高いので高価になってしま
い、大きな移動騒音をもたらす場合があり、かつチェー
ンの環部分の遊びによって互いに対して長手方向の延び
が可能となり、それは好ましくない場合が多い。この種
のドラッグチェーンは、形状安定のための繊維強化を有
する射出成形プラスチックからなる硬いチェーンの環部
分を有する。大きなスペースが必要とされ、かつ重量が
大きくなる。重量が大きくなることによってさらに複雑
な固定機構が必要となる。
【0005】本出願人のヨーロッパ特許出願番号第91
105430.2号から接続装置が知られており、そこ
では案内すべき導体あるいは導体装置に、少なくとも導
体あるいは導体装置の両ベルト部分が互いに向き合う側
に導体に沿った方向に有効な滑り装置が設けられてお
り、この滑り装置によって両ベルト部分が互いに接した
場合でも両ベルト部分間の摩擦が防止される。この特許
出願に記載されているものは、導体あるいは導体装置を
滑り装置として作用する導体収容通路内に挿入すること
ができる。本出願人のヨーロッパ特許出願番号第911
20167.1号からは、この種の導体収容通路を原則
的に閉鎖された通路として形成することが知られてお
り、この導体収容通路の壁にその全長にわたって延在す
る圧入スリットを設けて、それを通して導体収容通路に
よって収容すべき導体あるいは導体装置を外側から導体
通路内に圧入することができる。
【0006】同様にヨーロッパ特許出願番号第9110
5430.2号から知られているこの種の接続装置は、
壁状の滑り装置からなり、その上に案内すべき導体ある
いは導体装置が載置され、その側方端縁には導体長手方
向に互いに隔てられた多数のアングル片が挿入されてい
る。アングル片の滑り装置に対して平行に延びる屈曲さ
れた端部領域が、滑り装置上に載置された導体あるいは
導体装置を橋渡しする。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】従来のドラッグチェー
ンに比較して上述の種類の接続装置は余り複雑ではな
く、かつ安価である。しかし、さらにわずかな製造の手
間とコストを有する接続装置が望ましい幾つかの使用目
的がある。さらに場合によっては、上述の種類の接続装
置によって提供されるよりもさらに良好でかつ広範な柔
軟性が望ましい。
【0008】
【課題を解決するための手段】この目的は、本発明によ
れば導体収容通路が柔軟で恒久的に変形可能なフラット
な材料で形成されており、かつ上側領域が、通路長手方
向に互いに連続し、底領域から側方に突出し、底領域の
上方に距離をもって恒久的に湾曲されたフラットな材料
からなる多数のフラップから形成されることを特徴とす
る冒頭で述べた種類の接続装置によって達成される。
【0009】
【作用】フラップは好ましくは底領域と一体的に形成さ
れている。フラップは底領域のすべての側に配置され、
底領域の全幅にわたって湾曲され、好ましくはフラップ
を巻き込んでその自由端が底領域の互いに対向する側端
縁上に載置されるようにすることができ、それによって
案内すべき導体あるいは導体装置のための閉鎖された通
路が形成される。
【0010】好ましくは、底領域の上方で湾曲されるフ
ラップは底領域の両側に配置される。その場合に底領域
の反対側から突出しているフラップを通路の長手方向に
見て互いに整合させることができ、その場合に互いに対
向するフラップの自由端部は重なり合わなくても、重な
り合ってもよい。特に重なり合わない場合には、互いに
対向するフラップの自由端部間の継目箇所を通路長手方
向に互いに連続するフラップの組について通路中央線に
対して偏倚させることができる。それによってフラップ
のより良好な閉鎖効果が得られる。
【0011】本発明の好ましい実施例においては、各フ
ラップは底領域のほぼ全幅にわたって延在している。そ
の場合に底領域の一方の側から突出するフラップの間隔
パターンは底領域の他方の側から突出するフラップの間
隔パターンに対して通路の長手方向に、上側領域におい
て底領域の一方側から突出しているフラップが底領域の
他方側から突出しているフラップと交互になるように、
偏倚されている。この実施例においては底領域の一方の
側から突出する通路長手方向において互いに連続するフ
ラップは、底領域の他方の側から突出するフラップと噛
み合う。それによって導体収容通路にとって特に良好な
フラップの閉鎖効果がもたらされる。
【0012】フラップは異なる形状を有するようにする
ことができる。好ましい実施例においては、フラップは
ほぼ矩形の形状を有する。底領域の上方で湾曲された状
態において一方側から突出しているフラップは他方側か
ら突出しているフラップと通路横方向に見て部分的に重
なり合い、かつ通路長手方向に見ると完全に重なり合っ
ている。従って通路長手方向に隣接し合うフラップ間に
通路の横方向延在部の全体にわたって延びる間隙が残さ
れる。
【0013】他の好ましい実施例においては、フラップ
は鋸歯状の歯として、すなわち三角形状を有する歯とし
て形成されている。その場合に好ましくは底領域の一方
側から突出している歯の先端は底領域の他方側から突出
している歯の間隙と整合している。この歯を底領域の上
方で曲げ合わせた後に、上側領域においても特に良好に
閉鎖された導体収容通路が形成される。
【0014】特に上述の2つの実施例において、導体収
容通路の長手側両端縁において隣接し合うフラップの底
領域側端部間に、好ましくは間隙の底領域側端部を半円
状に形成して、間隙を形成することができる。これは、
導体収容通路の少なくとも一方の長手側端部を固定ない
しは可動の装置に固定するために使用することができ
る。そのために適しているホルダは、固定ないしは可動
の装置に固定され、あるいはそれと一体化され、かつ内
部輪郭が導体収容通路の外部輪郭に適した断面形状を有
する開放された、あるいは閉鎖された通路形状を有する
ので、導体収容通路の該当する長手側端部をホルダに挿
入することができる。好ましくはホルダはフラップを含
めて、導体収容通路の一部のように形成されている。ホ
ルダの底領域からその上側領域へ係止突出部が突出して
おり、この係止突出部は導体収容通路の通路長手方向に
隣接し合うフラップ間の間隙に嵌入して係止される。ホ
ルダは好ましくは金属からなり、突出部は好ましくはホ
ルダの底領域材料から打ち出して形成される。
【0015】固定の装置と可動の装置間で導体装置が1
つあるいは多数のフラットケーブルと個々の導線あるい
はケーブルを有する場合には、特に安価でかつ好ましい
実施例は、導体収容通路用のフラット材料としてフラッ
トケーブルあるいはフラットケーブルの1本が使用さ
れ、底領域の片側あるいは両側に突出するフラップまた
は歯が設けられ、その歯が底領域ないしは本来のフラッ
トケーブル領域の上方で湾曲され、個々の導線あるいは
ケーブル用の導体収容通路を形成することにある。
【0016】フラット材料としては、まず可動の装置の
移動を可能にするためにフレキシブルであって、さらに
フラップないし歯の恒久的な変形を可能にするどんな材
料も適している。そのために使用できる材料はプラスチ
ックであって、その場合にガラス繊維強化は不要であ
り、望ましくない場合も多いが、また金属、木材および
例えば紙やボール紙など木材の派生物を充分薄くしたも
のも使用できる。材料としては、まずフレキシブルであ
って、さらに例えば熱的あるいは化学的な何等かの処理
によって恒久的に変形できる材料が適しており、それに
よってフラップあるいは歯は底領域の上方で屈曲したま
まになる。そのための特に好ましい材料は、加熱によっ
て恒久的に変形できる例えばポリプロピレン(PP)お
よびポリカーボネートなど熱変形可能なプラスチックで
あって、その場合に加熱の元で行われた変形が冷却後も
維持される。しかしまた、可塑剤、例えばUV領域の、
光エネルギを一時的に作用させることによって、または
高周波エネルギによって短期間に塑性変形させることが
でき、その後その変形を恒久的に維持するプラスチック
も適している。
【0017】本発明による接続装置の大きな利点は、容
易に弾性的に撓むことができるので、接続装置をフレキ
シブルに曲げるために可動の装置を移動させる駆動力の
わずかな一部だけしか必要としないことである。本発明
による接続装置は種々の方向に容易に屈曲することも特
に好ましいことである。
【0018】本発明による接続装置は、それぞれ可動で
あって、その場合に互いに相対移動を行う2つの装置の
結合にも適している。その場合には導体収容通路の中央
領域を折り畳んで折り畳み箇所を固定することができ
る。
【0019】本発明による接続装置は、いわゆる3D使
用、従って可動の装置が唯一の平面内で移動を行うので
はなく、3次元の移動を行う3次元使用にも適してい
る。本発明の接続装置の3次元移動は、フラップないし
歯の形状をそれに応じて形成することによって保証され
る。
【0020】可動の装置がこのように3次元移動する場
合には、この種の運動を可能にするために、接続導体を
従来は自由懸架することが多かった。本発明による接続
装置を用いてこの種の導体を案内する場合には、それは
自由懸架の場合のように乱れることがない。さらに接続
装置を介して1本あるいは複数本の導体の引っ張り負荷
を除くことができる。そのために接続装置の両端部が、
例えば固定ボルトによって固定の装置ないしは可動の装
置に固定される。その場合には引っ張り応力は接続装置
によって吸収されて、導線には作用しない。
【0021】本発明はさらに本発明による接続装置を製
造する方法を提供する。この方法においては、熱作用に
よって恒久的に変形可能なフレキシブルなフィルム状の
フラット材料からなる帯から底領域の幅に相当するベー
ス領域とその側方に突出するフラップを有する帯が打ち
抜かれる。打ち抜かれた帯の少なくともベース領域とフ
ラップの移行領域が塑性(恒久)変形可能になるまで加
熱される。この加熱状態においてフラップが底領域を形
成するベース領域の上方で湾曲されて、塑性変形を可能
にする温度以下に冷却されるまで、その湾曲で維持され
る。
【0022】このようにして得られた接続装置によって
案内すべき導体あるいは導体装置を後から導体収容通路
に長手方向に挿通させないで済むように、本発明の方法
の特に好ましい実施例においては、底領域の上に導体あ
るいは導体装置を載置してから初めて底領域の上方でフ
ラップあるいは歯の恒久的な湾曲が行われる。
【0023】接続装置をほぼエンドレスの形状で形成す
ることができ、その場合にフィルム状のフラット材料と
その中で案内すべき導体あるいは導体装置をそれぞれス
トックロールから引き出して、まずフラップあるいは歯
を打ち抜き、その後で導体あるいは導体装置を打ち抜い
た材料と一緒に案内して、最後にフラップあるいは歯を
底領域および導体の上方で恒久的に湾曲させることによ
って行われる。その後フラット材料から形成された導体
通路とその中に挿入された導体をそれぞれ所望の長さに
切断することができる。導体端部を導体収容通路の端部
を越えて突出するようにする場合には、導体収容通路の
端部のみをそれに従って切断すればよい。
【0024】本発明による接続装置の特に好ましい使用
方法は、比較的わずかな重量と余り大きくない長さで充
分な可動の装置を有する機器である。その例は、カード
読み取り部分、現金払い出し部分およびプリント部分が
相対移動を行う現金自動取扱装置、切符および航空券自
動販売機およびプリンタである。
【0025】
【実施例】以下、実施例を用いて本発明を詳細に説明す
る。図1を用いて、本発明による導体収容通路の形成方
法を説明する。
【0026】図1のものにおいて、下方領域11内には
帯状のフィルム状フラット材料が配置されている。また
中央領域13はフラット材料の両端縁が鋸歯状に打ち抜
かれている。それによってフラット材料の両側にフラッ
ト材料の長手方向に延びるそれぞれ一列の歯15(図1
の右側)と歯17(図1の左側)が形成される。歯15
と17は三角形状を有する。右側の歯15の先端19と
左側の歯17の先端21とはそれぞれ打ち抜き工程前の
フラット材料の側端縁と整合している。図示の実施例に
おいては、互いに対向する歯の対15,17と歯の先端
19,21は、それぞれフラット材料の長手軸に対して
直角に延びる共通の線上に位置している。右側の歯15
の基部領域23と左側の歯17の基部領域25は打ち抜
き工程によって打ち抜かれなかったベース領域27の両
側を形成する。
【0027】図1のものにおいて、上方領域29には歯
15と17が互いに重なり合うように恒久的に湾曲され
る次の製造段階の結果が示されている。そのために、少
なくとも基部領域23と25とが塑性変形して、歯15
と17がベース領域の上方で曲がるように加熱される。
湾曲された歯15と17は、この塑性変形が可能になる
温度以下に冷却されるまで、その湾曲した状態に保持さ
れる。この冷却工程の後に歯15と17はその湾曲され
た状態を維持する。
【0028】図1に示す実施例においては、歯の先端1
9と21はベース領域27の横方向延在部の一部におい
て重なり合っている。図示の実施例では重なっている領
域はベース領域の横方向延在部の約30%である。歯1
5及び/又は17の横方向延在部の長さを変化させるこ
とによって、重なり領域を小さくしたり大きくしたりす
ることができる。重なり領域が少なくなるにつれて、フ
ラット材料を打ち抜いて成形した後に電気導体及び/又
はケーブルをそれによって形成される導体収容通路内に
挿入するのが容易になる。しかし導体収容通路内に導体
及び/又はケーブルをできるだけ確実に固定することを
優先する場合には、重なり領域はより広くされる。
【0029】(不図示の方法で)歯15と17の横方向
延在部を異なるようにすることもでき、それによって重
なり領域の中心はベース領域の長手中央線とは一致せ
ず、この長手中央線に対して側方に偏倚する。さらにフ
ラット材料の長手方向に連続する互いに対向する歯15
と17の対のうちの一方を他方よりも交互に長くするこ
ともできる。このようにして個々の歯15と17間のジ
グザグに延びる重なり領域が得られる。それによって導
体収容通路の良好な閉鎖効果が得られるが、その製造工
程後の導体及び/又はケーブルの導体収容通路内への挿
入は難しくなる。
【0030】他の方法は、互いに対向する対の歯15,
17の先端19,21をフラット材料の長手方向に対し
て直角に延在する共通の線上に設けるのではなく、フラ
ット材料の長手方向に対して互いに偏倚させることであ
る。その場合にはこのように打ち抜かれた歯の基部領域
についても当てはまる。このように打ち抜かれた歯によ
って、歯15,17がベース領域27の上方で湾曲した
後の図1に示す実施例の上方の領域29の場合よりも導
体収容通路がより完全に閉鎖される。その場合には,右
側の歯列(15)の歯の先端15,19が他の歯列(1
7)の歯間に曲げられる。
【0031】2つの歯列の歯15と17の形状および歯
の先端19,21の位置決めは、可動の装置の移動路に
従って接続装置のフレキシブルな移動可能性に関する要
求に基づいて選択することができる。可動の装置が単に
往復移動、従って2次元の移動を行う場合には、一方の
歯列の歯を他方の歯列の歯の間隙の間へ屈曲させること
ができ、その場合に異なる側から屈曲された歯の先端は
屈曲の後に共通の平面上にすることができる。このよう
に形成された導体収容通路によって、2次元の動き以外
は必要ではなく、あるいはまったく望まれない曲げ動作
に対する所定の安定性が得られる。
【0032】しかし3次元の移動可能性を有する接続装
置を必要とする場合には、互いに対向する歯列の歯1
5,17の先端19,21をベース領域27から異なる
距離で屈曲させ、できればさらに歯を図1に示す実施例
に従って配置し、それによって横方向に見て歯の先端1
9,21も歯の間隙も互いに整合するようにすることが
推奨される。この構造によって、導体収容通路の3次元
のフレキシブルな、例えば螺旋状の曲がりが得られる。
【0033】図2には、図1に示す製造工程によって形
成された導体収容通路31の横断面が図示されている。
本実施例においては導体収容通路の底領域を形成するベ
ース領域27は平らな帯状導体33を有するフラットバ
ンドケーブルから形成されている。フラットバンドケー
ブルから側方に突出する歯15と17を、ベース領域2
7から距離を保って、かつ歯19と21が重ねて屈曲さ
れることによって、閉成された通路空間35が形成され
る。図2に示す実施例においては通路空間35内に、ば
らの(他の)フラットバンドケーブル37と2つの丸ケ
ーブル39が設けられている。
【0034】図3は本発明の導体収容通路41の第2の
実施例を示すものである。これには図1に示す実施例と
は異なり矩形のフラップ43を有する。その底領域の上
方で屈曲された自由端部47は通路横方向において部分
的に重なり合っており、その場合に通路横方向に対向す
る矩形フラップ47は通路長手方向において完全に重な
っている。通路長手方向に隣接し合う矩形フラップ43
の間には間隙49が形成され、その底領域側端部51は
半円形に形成されており、底領域45の側端縁内に達し
ている。図3に示す導体収容通路は全体として矩形の断
面を有する。
【0035】図4は図3に示す導体収容通路の形成前段
階を示すものである。図4の領域53にはフィルム状の
フラット材料からなる帯が図示されており、この帯には
まだフラップは設けられていない。それに連続する図4
の下方領域55は、矩形フラップ47を打ち抜いた後の
帯状のフラット材料を示すものであって、矩形フラップ
の間にはは半円状の底領域側端部51を有する間隙49
が設けられている。底領域45の異なる長手側にある矩
形フラップ43は対をなして正確に対向している。
【0036】図5は矩形フラップ47を上へ折り曲げる
ことによって形成された図3に示す導体収容通路の側面
を示すものである。図から明らかなように、対をなして
互いに対向する矩形フラップ47の自由端部は通路横方
向延在部のかなりの範囲にわたって重なり合っている。
【0037】図6に示す導体収容通路45の縦断面図に
は、間隙49が導体収容通路41の両長手側と上側領域
にわたって延びており、換言すると、底領域45の一方
の長手側に設けられた隣接し合う矩形フラップ47間の
間隙49は、底領域45の他方の長手側に設けられた隣
接し合う矩形フラップ47間の間隙49と互いに整合す
ることが示されている。それによって導体収容通路は通
路長手方向に隣接し合う矩形フラップの上側領域が互い
に重なる方向に接近するように移動して良好に屈曲され
る。
【0038】図7に示す導体収容通路45の上面図に
は、矩形フラップ47の自由端部の重なり、その間にあ
る間隙49および底領域45の側端縁に食い込む、間隙
49の半円形状の底領域側端部51が示されている。
【0039】図8から10には導体収容通路41用の本
発明によるホルダ57の実施例が図示されている。ホル
ダ57は次のことを除いて導体収容通路41のほぼ一部
のように形成されている。すなわち、ホルダ57の断面
の内径は導体収容通路41の断面の外径に比べて大き
く、導体収容通路41をホルダ57内に挿入することが
できる。ホルダフラップ59の自由端部は重なり合って
はいない。ホルダ間隙の底領域側端部はホルダ底領域6
3の材料を押し出すことによってホルダ上側領域に向け
られた円形の係止突出部65として形成されている。こ
の係止突出部は、導体収容通路41の端部がホルダ57
に挿入された場合に、導体収容通路41の半径形状の底
領域側端部51内に嵌入する。
【0040】ホルダフラップ59とホルダ間隙61およ
び係止突出部65の形状と位置は図9に示すホルダの上
面図と図10の側面図に示されている。
【0041】ホルダは固定の装置ないしは可動の装置に
固定されており、あるいはそれと一体化される。ホルダ
は好ましくは金属薄板からなるが、しかしプラスチック
から形成することもできる。例えばホルダを導体収容通
路と同一の材料から形成することも可能である。
【0042】本発明による接続装置はその導体収容通路
41をホルダ57内に挿入して、そこに係止するだけで
済むことによって、ボルトとそれを螺合する時間を節約
することができる。従って工具を用いずに、かつわずか
な部品で済み、かつ組立を迅速かつ安価に行うことがで
きる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の接続装置用の導体収容通路の第一実施
例を種々の製造段階において示す平面図である。
【図2】電気的な導体装置を有する図1の断面図であ
る。
【図3】本発明による接続装置用の導体収容通路の他の
実施例を示す斜視図である。
【図4】図3に示す導体収容通路の製造前段階の平面図
である。
【図5】図3に示す導体収容通路の側面図である。
【図6】図3に示す導体収容通路の縦断面図である。
【図7】図3に示す導体収容通路の上面図である。
【図8】本発明によるホルダの実施例を有する図3に示
す導体収容装置の斜視図である。
【図9】図8に示すホルダの上面図である。
【図10】図8に示すホルダの側面図である。
【符号の説明】
15,17…フラップ 27…底領域 31…導体収容通路 35…通路空間 37,39…導体
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 アンデルス カールシュトロム ドイツ連邦共和国,91728 グノッツハイ ム,ダムベーク 9

Claims (15)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 底領域(27)と上側領域との間に少な
    くとも1つのフレキシブルな導体(37,39)、特に
    導線あるいは電気ケーブルの形状の導体を収容する通路
    空間(35)を有するフレキシブルな導体収容通路(3
    1)の形状であり、互いに相対移動することができる2
    つの装置を接続するための導体収容通路の形状のフレキ
    シブルな導体装置用の接続装置において、 導体通路(31)がフレキシブルで、恒久的に変形可能
    なフィルム状のフラット材料から形成され、 上側領域が、通路長手方向に互いに連続し、底領域(2
    7)から側方に突出し、底領域(27)の上方に距離を
    おいて恒久的に屈曲されたフラット材料からなる多数の
    フラップ(15,17)によって形成されることを特徴
    とする接続装置。
  2. 【請求項2】 フラップ(15,17)が底領域(2
    7)と一体的に形成されていることを特徴とする請求項
    1に記載の接続装置。
  3. 【請求項3】 底領域(27)の両側からフラップ(1
    5、17)が底領域(27)の上方へ屈曲されているこ
    とを特徴とする請求項1あるいは2に記載の接続装置。
  4. 【請求項4】 各フラップ(15,17)が底領域(2
    7)のほぼ前幅にわたって延びており、底領域(27)
    の一方側から突出しているフラップ(15,17)の間
    隔パターンが、底領域(27)の他方側から突出してい
    るフラップ(15,17)の間隔パターンに対して、上
    側領域において底領域(27)の一方側から突出してい
    るフラップ(15,17)が底領域(27)の他方側か
    ら突出しているフラップ(15,17)と交互になるよ
    うに、通路長手方向において偏倚していることを特徴と
    する請求項3に記載の接続装置。
  5. 【請求項5】 フラップが鋸歯状の歯(15,17)と
    して形成されていることを特徴とする請求項1から4ま
    でのいずれか1項に記載の接続装置。
  6. 【請求項6】 フラップが矩形フラップ(43)として
    形成されていることを特徴とする請求項1から4までの
    いずれか1項に記載の接続装置。
  7. 【請求項7】 隣接し合うフラップ(15,17,4
    3)間に間隙(49)が形成され、その間隙の底領域側
    端部(51)が底領域(27,54)の側端縁に食い込
    んでいることを特徴とする請求項1から6までのいずれ
    か1項に記載の接続装置。
  8. 【請求項8】 間隙(49)の底領域側端部(51)が
    ほぼ半円形状に形成されていることを特徴とする請求項
    7に記載の接続装置。
  9. 【請求項9】 フラット材料が熱的あるいは化学的に塑
    性変形可能であることを特徴とする請求項1から8まで
    のいずれか1項に記載の接続装置。
  10. 【請求項10】 フラット材料が、プラスチック特にポ
    リプロピレン又はポリカーボネート、木材および木材派
    生品特に紙又はボール紙、及び金属の材料グループから
    選択されることを特徴とする請求項9に記載の接続装
    置。
  11. 【請求項11】 フラット材料が側方に突出するフラッ
    プ(15,17)を有する電気的なフラットケーブルか
    ら形成され、そのフラットケーブル領域が導体収容通路
    (31)の底領域(27)を形成することを特徴とする
    請求項1から10までのいずれか1項に記載の接続装
    置。
  12. 【請求項12】 請求項1から11までのいずれか1項
    に記載の接続装置を形成する方法において、 熱作用によって塑性変形可能なフィルム状のフラット材
    料からなる帯状材から、底領域の幅に相当するベース領
    域(27)とその側方から突出するフラップ(15,1
    7)を有する帯が打ち抜かれ、 打ち抜かれた帯の少なくともベース部分(27)とフラ
    ップ(15,17)との間の領域が塑性変形可能になる
    まで加熱され、 フラップ(15,17)が前記加熱状態において底領域
    を形成するベース領域(27)の上方で屈曲され、塑性
    変形を可能にする温度より低く冷却されるまで屈曲され
    たまま保持されることを特徴とする接続装置を形成する
    方法。
  13. 【請求項13】 1つあるいは複数の導体(37,3
    9)がフラップ(15,17)の塑性変形以前にベース
    領域(27)上へ載置され、その後フラップが導体(3
    7,39)の上方へ屈曲されることを特徴とする請求項
    12に記載の方法。
  14. 【請求項14】 請求項7から11までの少なくとも1
    項に記載の接続装置用のホルダにおいて、 ホルダ(57)が、導体収容通路(41)の長手側端部
    をほぼ相補形状で挿入するために寸法決定された断面を
    有し、 ホルダ(57)のホルダ底領域(63)の長手側端縁に
    ホルダ上側領域の方向へ突出する係止突出部(65)が
    設けられており、この係止突出部は導体収容通路(4
    1)がホルダ(57)内に挿入された場合に隣接し合う
    フラップ(43)間の間隙(49)の底領域側端部(5
    1)内に嵌入して係止されることを特徴とする接続装置
    用のホルダ。
  15. 【請求項15】 ホルダ(57)が固定の装置あるいは
    可動の装置と固定され、あるいはそれと一体化されてい
    ることを特徴とする請求項14に記載のホルダ。
JP4876494A 1993-03-19 1994-03-18 接続装置 Pending JPH0773945A (ja)

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DE19934308901 DE4308901C1 (de) 1993-03-19 1993-03-19 Schleppkettenersatz
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