JPH0773510B2 - 微生物モニタリング装置 - Google Patents

微生物モニタリング装置

Info

Publication number
JPH0773510B2
JPH0773510B2 JP4098368A JP9836892A JPH0773510B2 JP H0773510 B2 JPH0773510 B2 JP H0773510B2 JP 4098368 A JP4098368 A JP 4098368A JP 9836892 A JP9836892 A JP 9836892A JP H0773510 B2 JPH0773510 B2 JP H0773510B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
fluorescent compound
oxygen
fluorescence
liquid
microorganisms
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Lifetime
Application number
JP4098368A
Other languages
English (en)
Other versions
JPH05137596A (ja
Inventor
デヴィッド・ティー・スティット
グレゴリー・ジェイ・バレル
クゥオ−ユー・フー
ジェイムズ・エフ・モンソニー
ロバート・サピトウィッツ
Original Assignee
ベクトン・ディッキンソン・アンド・カンパニー
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by ベクトン・ディッキンソン・アンド・カンパニー filed Critical ベクトン・ディッキンソン・アンド・カンパニー
Publication of JPH05137596A publication Critical patent/JPH05137596A/ja
Publication of JPH0773510B2 publication Critical patent/JPH0773510B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Lifetime legal-status Critical Current

Links

Classifications

    • CCHEMISTRY; METALLURGY
    • C12BIOCHEMISTRY; BEER; SPIRITS; WINE; VINEGAR; MICROBIOLOGY; ENZYMOLOGY; MUTATION OR GENETIC ENGINEERING
    • C12QMEASURING OR TESTING PROCESSES INVOLVING ENZYMES, NUCLEIC ACIDS OR MICROORGANISMS; COMPOSITIONS OR TEST PAPERS THEREFOR; PROCESSES OF PREPARING SUCH COMPOSITIONS; CONDITION-RESPONSIVE CONTROL IN MICROBIOLOGICAL OR ENZYMOLOGICAL PROCESSES
    • C12Q1/00Measuring or testing processes involving enzymes, nucleic acids or microorganisms; Compositions therefor; Processes of preparing such compositions
    • C12Q1/02Measuring or testing processes involving enzymes, nucleic acids or microorganisms; Compositions therefor; Processes of preparing such compositions involving viable microorganisms
    • C12Q1/04Determining presence or kind of microorganism; Use of selective media for testing antibiotics or bacteriocides; Compositions containing a chemical indicator therefor
    • CCHEMISTRY; METALLURGY
    • C12BIOCHEMISTRY; BEER; SPIRITS; WINE; VINEGAR; MICROBIOLOGY; ENZYMOLOGY; MUTATION OR GENETIC ENGINEERING
    • C12QMEASURING OR TESTING PROCESSES INVOLVING ENZYMES, NUCLEIC ACIDS OR MICROORGANISMS; COMPOSITIONS OR TEST PAPERS THEREFOR; PROCESSES OF PREPARING SUCH COMPOSITIONS; CONDITION-RESPONSIVE CONTROL IN MICROBIOLOGICAL OR ENZYMOLOGICAL PROCESSES
    • C12Q1/00Measuring or testing processes involving enzymes, nucleic acids or microorganisms; Compositions therefor; Processes of preparing such compositions
    • C12Q1/02Measuring or testing processes involving enzymes, nucleic acids or microorganisms; Compositions therefor; Processes of preparing such compositions involving viable microorganisms
    • C12Q1/18Testing for antimicrobial activity of a material
    • CCHEMISTRY; METALLURGY
    • C12BIOCHEMISTRY; BEER; SPIRITS; WINE; VINEGAR; MICROBIOLOGY; ENZYMOLOGY; MUTATION OR GENETIC ENGINEERING
    • C12QMEASURING OR TESTING PROCESSES INVOLVING ENZYMES, NUCLEIC ACIDS OR MICROORGANISMS; COMPOSITIONS OR TEST PAPERS THEREFOR; PROCESSES OF PREPARING SUCH COMPOSITIONS; CONDITION-RESPONSIVE CONTROL IN MICROBIOLOGICAL OR ENZYMOLOGICAL PROCESSES
    • C12Q2304/00Chemical means of detecting microorganisms
    • C12Q2304/40Detection of gases
    • C12Q2304/44Oxygen
    • YGENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
    • Y10TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC
    • Y10STECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
    • Y10S435/00Chemistry: molecular biology and microbiology
    • Y10S435/968High energy substrates, e.g. fluorescent, chemiluminescent, radioactive
    • YGENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
    • Y10TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC
    • Y10STECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
    • Y10S436/00Chemistry: analytical and immunological testing
    • Y10S436/80Fluorescent dyes, e.g. rhodamine

Landscapes

  • Chemical & Material Sciences (AREA)
  • Life Sciences & Earth Sciences (AREA)
  • Organic Chemistry (AREA)
  • Health & Medical Sciences (AREA)
  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Zoology (AREA)
  • Wood Science & Technology (AREA)
  • Proteomics, Peptides & Aminoacids (AREA)
  • Molecular Biology (AREA)
  • Bioinformatics & Cheminformatics (AREA)
  • Immunology (AREA)
  • Microbiology (AREA)
  • Biophysics (AREA)
  • Analytical Chemistry (AREA)
  • Physics & Mathematics (AREA)
  • Toxicology (AREA)
  • Biochemistry (AREA)
  • Biotechnology (AREA)
  • General Engineering & Computer Science (AREA)
  • General Health & Medical Sciences (AREA)
  • Genetics & Genomics (AREA)
  • Measuring Or Testing Involving Enzymes Or Micro-Organisms (AREA)
  • Investigating Or Analysing Materials By The Use Of Chemical Reactions (AREA)
  • Investigating, Analyzing Materials By Fluorescence Or Luminescence (AREA)
  • Apparatus Associated With Microorganisms And Enzymes (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、液体または半固形培地
中に存在する微生物の存在の検出および微生物の代謝活
性を評価するための改良手段に関する。
【0002】
【従来の技術】我々の環境は多数の微生物を包含し、我
々はそれらと継続的に相互作用している。これらの相互
作用は、例えばワイン、食酢または抗生物質を生産する
ための発酵の点では有益であり、ある場合には無害であ
り、あるいは感染性疾患の場合は有害でさえある。即ち
これら微生物の遍在性のため、そのような微生物の存在
または代謝活性の検出、同定および研究のための絶え間
ない要求が生じる。
【0003】この25年の間に微生物科学において顕著
な変化があったが、微生物の行動の同定および分析はい
まだ時間の浪費に終わっている。例えば、抗菌感受性試
験の分野においては、米国の病院のすべての試験のうち
のほぼ半分においてバウエル・カービーディスク法(B
auer−Kirby Disc Method)がい
まだに使用されている。この方法は、微生物の目に見え
る成長の存否により抗菌化合物の効果を示し、そして結
果を得ることができるまで微生物を生育させるために、
通常18時間から24時間を要する。そのような抗菌感
受性の情報を得るために必要な時間を短縮することが要
求される。
【0004】抗菌感受性試験のための他の一般的な方法
は、培養液微生物希釈法、例えば生物の同定および抗菌
感受性試験のためのセプターシステム(ベクトンディキ
ンソン治療機器システムズ社、スパークス、MD)であ
る。このシステムは多数の低容積のクプラ(クプラあた
り計算上0.4ml)を有する使い捨てプラスチックパ
ネルを使用し、各々のクプラはクプラ表面上で乾燥させ
た、異なる試験化合物を含むかまたは濃度の異なる一つ
の試験化合物を含む。試験される生物は所望の試験培地
に懸濁され、そしてアリコートは試験パネルの個々のク
プラに到達する。パネル上で乾燥した溶剤で試料を溶解
し、次に生物が溶剤と相互作用を示しそして目に見える
成長が現れるのに十分なように、システムを一晩インキ
ュベートする(18時間から24時間)。次に、パネル
は成長の存否に関して視覚的に調べられ、それにより生
物がこうむる試験の感受性に関する情報が得られる。追
加のウエルは生物の同定の助けとなる。しかしながら、
この試験方法は長時間のインキュベーション時間をさら
に要する欠点を有する。
【0005】インキュベート時間の短縮のための一つの
アプローチはコロニーの成長よりむしろ微生物の代謝活
性を監視することである。迅速でかつ正確にそのような
代謝活性を監視するための試みに関して、多くのアプロ
ーチが報告された。
【0006】例えば、光散乱光学手段を利用する装置を
使用して、さまざまな抗微生物化合物の存在下で微生物
の大きさの変化または数を調べることにより感受性を決
定した。これらの法則を利用する市販の機器はバイテッ
クシステム(バイオメリュークスコーポレーション社)
に代表される。このシステムは多くの微生物と薬剤の組
み合わせについて、6時間以内で微生物の抗菌剤に対す
る感受性の情報が得られるとされている。他の組み合わ
せにおいては、生物の抗菌剤に対する感受性がこの機械
により決定できるまで18時間以上を必要とする場合が
ある。
【0007】さらに、バウエル・カービー法の修飾法が
開発され、4時間から6時間で特定の試料が読まれる。
しかしながら、そのようなシステムは破壊的性質を有
し、試験プレート上に発色色素の現像液をスプレーする
ことを必要とする。即ち、後で再インキュベートするこ
とおよび読み取ることが不可能であり、そして迅速な技
術に失敗すれば後の標準的評価のために実験を続けるこ
とができない。
【0008】増殖している生物におけるATPの存在量
を基にした生物発光法において、特定の組成物に関して
は4時間半で抗菌感受性試験の結果が得られることが記
述された(ウイート(Wheat)ら)。しかしなが
ら、この方法はわずらわしくなりがちであり、広い適応
性は示されていなかった。
【0009】他のアプローチは、pHおよび/またはヘ
モグロビンの色の変化の測定、または液体試験培地の総
酸化還元の潜在能力に応答して色を変化させる染色液、
例えばトリフェニル−テトラゾリウムクロライドおよび
レゾアズリンの使用による微生物の酸素消費量の監視を
含んでいた。
【0010】それら代謝マーカーとしての微生物による
溶解酸素の消費の監視が長年研究されてきた。例えば、
クリフトン(C.F.Clifton)は、ワールブル
グフラスコを使用して1937年に数日間かかって微生
物の酸素消費を監視した。この方法は、遅くそして煩わ
しい方法で酸素濃度の変化を測定した。
【0011】新しい電気化学的装置である「クラーク」
電極も溶解酸素の測定に通常使用される。不幸なこと
に、クラーク電極は使用中に酸素を消費し(それによっ
て微生物に利用される酸素を減少させる)、それゆえ、
電極が測定を干渉するのを防ぐため標準サイズの電極は
典型的には100ml以上の体積を測定するためのみに
使用される。
【0012】小型のクラーク電極が記述されているが、
この電極は複雑な多成分部品であり、やはり測定される
溶液と接触していなければならない。膜を透過できる酸
素を使用することにより、装置の電極成分が試験溶液の
成分と相互作用することを防ぐことができるが、それで
も酸素は試験溶液と測定システムとの間で平衡化しなけ
ればならず、それゆえ膜を越えると消費される。
【0013】酸素濃度のデータを提供することができる
光学システムが開発されることにより、クラーク電極シ
ステムの欠点を克服した。そのような光学方法の主な利
点は、量的値の決定に必要な装置がそれ自体試験溶液と
物理的に接触しないことである。迅速でかつ再現性よく
実行される、酸素の測色分析および蛍光分析のための光
学技術は知られており、そしてそのような分析のコスト
はしばしば非常に低い。例えば、酸素の測定のための幾
つかの発光技術は記述されており、それらは酸素が、さ
まざまな化合物の蛍光発散または燐光発散を消す能力に
基づく。しかしながら、そのような方法は微生物の監視
に適用されなかった。
【0014】微生物の存在、同定および抗菌感受性の情
報が8時間以下で提供される他のシステムが記述されて
いる。米国特許第4,200,493号のウイルキンス
(Wilkins)とストーンズ(Stones)にお
いて開示されているシステムは、電極および高いインピ
ーダンスの電位差計を使用することにより微生物の存在
を測定する。ウイルキンス(Wilkins)らの米国
特許第3,907,646号において開示されている分
析法は、微生物の成長に伴う、フラスコ上部の空間の圧
力の変化を生物の検出および監視のために利用する。ア
ーネル(Ahnell)の米国特許第4,220,71
5号に開示されているシステムは、試験試料の上部の気
体を外部の酸素検出器に通すことにより微生物の存在を
測定する。アーネル(Ahnell)の米国特許第4,
152,213号に開示されているシステムは、試験試
料上部の密閉空間内の生物を生育させて生じる真空を監
視することによる分析システムである。チャールズ(C
harles)らの米国特許第4,116,775号
は、バクテリアの成長の検出および監視のために、生育
する生物の培養液の濁度または光学密度の増加に基づい
て光学手段を使用した例である。微生物を含む試験溶液
の複屈折の電気的測定および光学的測定の組み合わせが
EPO0092958(ロウ(Lowe)とメルツアー
(Meltzer))において記述されている。
【0015】広範囲の方法が微生物の検出および抗菌感
受性試験に応用されたことは明らかである。これらの方
法の多くは、この目的のための専用装置により監視する
ときにのみ有用なデータを提供することができる。即
ち、専用装置を必要とせずに微生物の存在および行動を
測定できるシステムの必要性がある。さらに、微生物の
習性を顕著に変えないよう、短時間で抗生物質のような
化合物の微生物試料への効果を測定するシステムの必要
性がある。
【0016】
【発明が解決しようとする課題】したがって、本発明の
目的は、液体または半固形培地中に存在する微生物の存
在の検出および微生物の代謝活性を評価するための改良
手段を提供することである。さらに、本発明の目的は、
単純に読み取ることができ、かつ視覚的に解釈でき、そ
して以前に達成された名目上の6時間以内よりも短時間
に結果が得られる微生物の監視装置またはシステムを提
供することである。さらに、本発明の目的は、専用の装
置を使用することなしに、酸素消費酵素または酵素系の
活性を検出および/または監視するための手段を提供す
ることである。
【0017】
【課題を解決するための手段】上記および関連する目的
は本発明の方法により実現される。これらの方法は蛍光
検出系を使用し、その蛍光センサー化合物は酸素に暴露
したときに定量可能な程度のクエンチング(quenc
hing)を示すものである。このセンサー化合物は試
験試料と共に接触させ(直接または酸素透過膜により分
離されて)、そして蛍光は適切な装置により測定または
視覚観察される。蛍光の増加は呼吸している好気的微生
物を示し、該微生物は試料中の酸素を利用(およびそれ
により減少)する。
【0018】即ち、このシステムを使用することにより
さまざまな呼吸する微生物が検出される。さらに、この
システムを使用することにより酵素のような酸素依存性
組成物の存在が検出されることが認識される。
【0019】本発明の方法は、呼吸している好気的微生
物の測定および/または検出のために、蛍光による測定
または視覚的な観察による、迅速で、容易で、かつ明瞭
な方法である。蛍光センサー化合物は蛍光を発する波長
を含む光で照射され、そして蛍光はあらゆる標準的な手
段により測定されるかまたは視覚的に評価される。
【0020】蛍光化合物は、試験試料に見られる標準的
な濃度(通常は0.4%)の酸素に対する暴露と同時に
大きなクエンチングを示すものでなければならない。実
質的にはそのような化合物のあらゆるものが使用される
が、本発明の好ましい蛍光化合物はトリス−2,2’−
ビピリジルルテニウム(II)塩、特にその塩化物の六
水化物(Ru(BiPy)3Cl2)、トリス−4,7−
ジフェニル−1,10−ペナンスロリンルテニウム(I
I)塩、特に塩化物(Ru(DPP)3Cl2)および
9,10−ジフェニルアントラセン(DPA)である。
【0021】蛍光化合物は、試験試料の酸素と化学的流
通性をもたせて存在させることによりクエンチングを示
さねばならない。これは化合物を直接試料に接触して存
在させることにより実施されうる。しかしながら、好ま
しい態様においては、酸素透過性であるが、他の試料化
合物は相対的に透過させにくい膜の覆いの介在により化
合物と試料を互いに分離して、それにより試料と化合物
の相互作用を防ぐ。
【0022】このシステムは、予め決定された量の時
間、未観察のまま相互作用させ、その後、蛍光の存否が
観察されそして適切な対照試料と比較されることによ
り、一回のそのような観察でしばしば得られる結果を生
じることができる。このシステムの特別な利点は、蛍光
の測定が非破壊的であり、そして一定時間後(例えば4
時間)に結果が確定されなくても、このシステムを後で
再びインキュベートし、そして再び読み取ることができ
ることである。さらに、結果は試薬対照と比較されるこ
とが認識されるが、そのような比較は絶対に必要ではな
く、そして蛍光化合物の適切な選択により、熟練した専
門家または技術者は、その結果が微生物の活性の存在を
示すか否かを対照を置かずに決定できると認識される。
【0023】蛍光の強さの検出はそのような測定におい
て通常使用されているあらゆる手段、例えば蛍光計によ
り実施できる。別法として、蛍光の強さは視覚的に観察
でき、そして必要であれば試薬対照と比較される(例え
ば、生きた生物を含まないシステムまたは試験試薬を加
えないシステム)。即ち、この方法は、蛍光計を用いた
相対的活性の定量測定、または視覚による検査によりそ
のような活性のより定性的な評価を提供するために利用
できる。
【0024】本発明の好ましい態様によれば、蛍光化合
物は酸素の存在下においてほとんどあるいはまったく蛍
光を発しないものの中から選択される。これは対照を必
要とせず、試験を行う人は感知されるあらゆる蛍光(即
ち、ごくわずかのバックグラウンドの蛍光以上のあらゆ
るもの)を微生物の活性の存在の指示として解釈するで
あろう。そのような結果は、蛍光計または他の測定器、
または好ましくは視覚による検査により得ることがで
き、そしてそのような活性の迅速な定性的評価が提供で
きる。この態様のための好ましい蛍光化合物はRu(B
iPy)3Cl2およびRu(DPP)3Cl2を含む。
【0025】この試験は空中酸素から隔離されたシステ
ム内で行うことができるが、このシステムを空中酸素に
暴露したままでも正確な結果が得られうることもわかっ
た。事実、これは2時間以上生物がインキュベートされ
なければならず、さもなくば生物がシステム内のすべて
の溶解酸素を消費し、その結果間違った値を生じる傾向
があるときに望ましい。即ち、本発明のシステムは容易
に融通がきき、広範囲の条件で使用できる。
【0026】本発明のさらなる利点は、ユニット化され
た装置を組み立てることができることである。簡単に言
えば、その装置は、試料を含む貯蔵所、またはより一般
的には多数の貯蔵所、即ち試験試料および他の液体およ
び特定の応用に必要とされるかもしれない可溶性化合物
(例えば、栄養等)を含むように設置された貯蔵所を含
む。貯蔵所は、溶液中の酸素レベルを監視するための蛍
光インディケーター成分も提供する。本発明のインディ
ケーター成分は、酸素に暴露されたときに蛍光放射の大
きなクエンチングを示すことが知られている。
【0027】本発明の好ましい態様によれば、蛍光化合
物は、酸素を透過するが、水および非気体性溶解物は透
過しないプラスチックまたはゴムの層を通して混合およ
び分配されうる。シリコーンゴムはこの応用のために特
に有用な物質である。微生物を含む試験溶液をそのよう
な試料貯蔵所に入れると、生物の代謝活性により試料中
の溶解酸素のレベルの低下が引き起こされ、そして励起
と同時に試料はより高い蛍光シグナルを生じる。微生物
を含まない試料の液体は、酸素レベルの低下を示さず、
蛍光による、高い酸素クエンチングのため、低レベルの
蛍光を示すのみである。
【0028】別法として、酸素感受性蛍光体をマイクロ
カプセルの形態または酸素透過性物質の顆粒の形態にで
きる。蛍光体は別々に製造される成分、例えばビーズ、
ディスク、またはプロン内に含ませることができ、別々
に試験溶液中に入れられうることも認識される。プロン
の使用は特に利点があり、蓋または他の装置に付けて容
易に操作できる。好ましい態様によれば、多数のプロン
を一つの膜または他のカバーにつけることにより、それ
らプロンが多数の貯蔵所を含む基体の貯蔵所に同様にし
て入れることができるように適切に配列されて保持され
る。適切な物質の選択により、プロンはインディケータ
ー分子および試料中の微生物を透過しないが酸素は透過
するように作ることができる。
【0029】蛍光体は、インディケーター分子および試
料中の微生物を透過しないが酸素は透過する膜により分
析される溶液から分離された液体層中に存在させること
もできる。さらに、感受性を低めたセンサーは、酸素透
過性の低いポリマーを使用するか、または励起状態の寿
命がより短い化合物を使用することにより製造できる。
【0030】さらに、本発明の方法は、化合物、例えば
生物の成長および/または代謝活性を激しく阻害できる
抗生物質に対する微生物の感受性を試験するためにも使
用できる。生物によって通常引き起こされる蛍光シグナ
ルの増加はそのような化合物の存在により抑圧される。
貯蔵所からの蛍光シグナルの動きは、試験化合物が貯蔵
所に加えられた生物の通常の酸素消費を低める作用をす
る能力を証明する。
【0031】
【実施例】以下の実施例は、本発明のある好ましい態様
を例示するものであり、すべての態様を例示するための
ものでない。
【0032】
【実施例1】 酸素感受性インディケーターのマイクロタイトレーショ
ントレイの製造 蛍光化合物トリス4,7−ジフェニル−1,10−フェ
ナンスロリンルテニウム(II)クロライド(Ru(D
PP)3Cl2)は、ワッツ(Watts)とクロスビー
(Crosby)(J.Am.Chem.Soc.9
3,3184(1971))の方法を用いることにより
合成された。総量3.6mgの化合物を2.0mlのジ
メチルスルフォキシド(D−5879,シグマケミカル
社、セントルイス、MO)に溶解し、次にその結果得ら
れた溶液を撹拌しながらゆっくりと1300mlのシリ
コーンゴム形成溶液(水基剤乳濁液、#3−5024、
ダウコーニング社、ミッドランド、MI)に添加した。
次に、混合物の35マイクロリットルのアリコートを9
6ウエルの平底の白いマイクロタイタートレイ(#01
1−010−7901、ダイナテック社、シャンティイ
ー、VA)の各ウエルに分配し、そして次にシステムを
低湿度(25%RH未満)の60℃インキュベーターで
一晩温置した。温置後、トレイは以下の試薬に浸けるか
またはそれぞれの試薬で数回各ウエルを満たして空ける
ことにより洗った:a)無水エタノール、b)0.1M
リン酸緩衝液pH7.2、c)暖めた蒸留水(約45
℃)およびd)周辺温度と等しい温度の蒸留水。
【0033】次に、35%ミュエラーヒントン(Mue
ller Hinton)II(BBL #12432
2、BDマイクロバイオロジーシステムズ社、コッキー
スビル、MD)、15%ブルセラ(BBL #1108
8)、および50%蒸留水からなるブロスA150マイ
クロリットルをトレイの各ウエルに分配し、そして次に
総圧力が1気圧になるようにトレイを窒素と混合し、所
望濃度の酸素を含むグローブボックスに入れた。トレイ
は、グローブボックスの中で少なくとも24時間保ち、
その後裏面に接着剤をぬったマイラーシートで覆ってボ
ックスから取り出した。。
【0034】次に、トレイの各ウエルの底の蛍光化合物
の蛍光放射は、マイクロタイターを読み取る付属物を備
えたパーキン−エルマーLS−5Bを用いて、以下のよ
うに器具をセッティングして測定した:485nm励起
波長、放射窓中の550nmカット−オンフィルター、
10nmの励起スリット、および5nmの放射スリッ
ト。結果を表1に示す。
【0035】
【表1】 表1 さまざまな酸素ガスレベルで平衡化したトレイの蛍光 トレイ 読み取り値の平均 %酸素 混合物 (窒素中) 1 803 0.00 2 759 0.28 3 738 0.53 4 524 2.45 5 484 3.40 6 445 5.35 7 208 20.9 空中酸素中で平衡化されたトレイ中のウエル(トレイ
7)中のインディケーターは低濃度の酸素を含むガス混
合物で平衡化されたウエル(トレイ1−6)よりもはる
かに低い蛍光シグナルを示した。これは、シリコーンゴ
ム中に入れられた蛍光インディケーター化合物の蛍光放
射が酸素濃度と関連しており、そしてこのシステムは酸
素レベルの変化に容易に平衡化できることを示す。この
システムは96の試料ウエル(0.1−0.3mlの試
料を含む)を、る単一ユニット内に含むことができ、操
作を容易にする。
【0036】
【実施例2】 還元剤により生じた相対酸素濃度の測定のためのインデ
ィケーターシステムの使用 実施例1の方法により作られたインディケーターマイク
ロタイタートレイのウエル内の酸素濃度は、強い還元剤
硫酸ナトリウム(酸素含量を低下させる)の添加により
変えられた。還元剤の150マイクロリットルのアリコ
ート(水中の硫酸イオンは0から1083ppmの範囲
の濃度で)をウエルのトレイにピペットで入れた。各ウ
エルは30分間反応させ、空中に開放し、そして460
nmの波長の励起帯域濾波器および570nmの放射カ
ット−オンフィルターを有するフルオロスキャンII蛍
光計(フローラボラトリーズ社、マックリーン、VA)
によりインディケーターの蛍光を測定した。結果を表2
に示す。
【0037】
【表2】 表2 蛍光への硫酸ナトリウムの効果 硫酸イオンのppm 蛍光の強さ* 0 3090 65 3513 163 3545 325 4033 542 11571 1083 11863 *4ウエルの平均 最高濃度の還元剤を含むウエル(そして結果として最も
酸素濃度が低い)は最高の蛍光の強さを有し、このこと
から酸素濃度と蛍光の関係が証明された。
【0038】
【実施例3】 微生物の存在を測定するためのインディケーターシステ
ムの使用 A−Just比濁計(アボットラブズ社、シカゴ、I
L)を用いて、約1.5×108CFU/mlの大腸菌
(ATCC #25922)の0.5マックファーラン
ド懸濁液を調製した。ブロスA(実施例1を参照)中で
懸濁液を約1×107CFU/mlまで希釈した。この
懸濁液の150マイクロリットルのアリコートを実施例
1のとおりに調製したインディケータートレイウエルに
入れ、そして37℃においてインキュベートした。1−
3時間半の間にときどき、フルオロスキャンII蛍光計
により蛍光を測定した。図1のとおり、蛍光シグナルの
増加が観察された。生物を含まないウエルからの蛍光シ
グナルはほとんど変化を示さなかった。生物を含むウエ
ルは、紫外線光源下において目で観察すると顕著に明る
かった。即ち、ウエル中の生物の代謝活性が蛍光シグナ
ルを増加させた(おそらく酸素濃度の低下による)らし
い。
【0039】
【実施例4】 生物濃度に対する蛍光の変化の依存性 A−Just比濁計(アボットラブズ社、シカゴ、I
L)を用いて、滅菌トリプチカーゼ大豆ブロス(TS
B,BBL #11768)中の大腸菌(ATCC#2
5922)の0.5マックファーランド懸濁液を調製し
た。1×107CFU/mlから約10CFU/mlま
での範囲の一連の大腸菌懸濁液を連続希釈法により作成
した。各懸濁液の200マイクロリットルのアリコート
を実施例1のとおりに調製したインディケータートレイ
の8ウエルに入れた。次に、37℃においてインキュベ
ートし、フルオロスキャンII蛍光計により30分おき
に蛍光を測定した。8ウエルの蛍光を平均し、そして滅
菌TSBウエルのバックグラウンドの蛍光を差し引い
た。蛍光の変化を図2に示す。
【0040】出発生物濃度を10倍(1ログユニット)
変化させることにより、2000蛍光ユニットを超える
のにウエル中の蛍光が約1時間遅れた。この遅れは一部
にはシステムが空中に開放されていることによると推察
される。空中酸素が置き換わろうとして自由に培地の中
に拡散でき、微生物により消費される。生物がその中に
十分な数存在するかまたは十分な数に増殖し、そして試
験溶液中に酸素が拡散する速度と同じかまたはそれ以上
の速度で酸素を消費するのに十分な代謝的活性を有する
ときにのみ、貯蔵所の底のインディケーター要素により
生じた蛍光シグナルが増加することも推察される。
【0041】
【実施例5】 別の蛍光指示薬分子を用いたインディケーターマイクロ
タイトレーショントレイの調製法 96ウエルのマイクロタイタートレイを本質的には実施
例1の方法により製造したが、シリコーン混合物中のR
u(DPP)3Cl2に換えて、トリス−(2,2’ビピ
リジル)−ルテニウム(II)塩化無水物(アルドリッ
ヒケミカルカンパニー社、ミルウオーキー、WI)[R
u(BiPy)3Cl2]を使用した。9,10−ジフェ
ニルアントラセン(DPA)を含む第二のトレイも製造
した。すべてのウエルにブロス中の150μlの1×1
7CFU/mlの大腸菌(ATCC #25922)
を入れた。表3は生物添加後0、1、2、3、および4
時間後の結果を示す。
【0042】
【表3】 表3 別の蛍光体を用いた場合の装置の蛍光カウント数 蛍光化合物 シリーコン 0時間 1時間 2時間 3時間 4時間 Ru(DPP)3Cl2(実施例3) A 2300 2315 2560 8329 9000 Ru(BiPy)3Cl2(実施例5) A 2866 -- 3449 3951 4109 DPA(実施例5) A 1300 -- 1385 1456 1572 Ru(DPP)3Cl2(実施例6) B -- 995 4334 3775 3508 A=ダウコーニング社3-5024水基剤のシリコーン B=ベッカーホワイトSWS-960+シリコーン 両蛍光センサー化合物は大きな蛍光の増加を示したが、
このことはそれらがこのシステムにおける使用に適当で
あることを示唆する。
【0043】
【実施例6】 別のシリコーンを用いたインディケーターマイクロタイ
トレーショントレイの製造法 別のマトリックスに詰められた場合に蛍光体が機能でき
ることを証明するために、96ウエルのマイクロタイタ
ートレイを本質的に実施例1の方法により製造した。こ
の実施において、1リットルあたり10マイクログラム
のRu(DPP)3Cl2を含む10μlのホワイトSWS−96
0RTVシリコーン(ベッカーシリコーンズ社、アドリ
アン、MI)をトレイの各ウエルに分配して温置した。
結果を表3に示す。実施例1のように、ブロス中に1×
107CFU/mlの大腸菌(ATCC #2592
2)150μlを含むウエルは37℃の温度で数時間
後、大変に強い蛍光をもっていた。
【0044】
【実施例7】 微生物の酸素消費に対する毒性基質の効果 A−Just比濁計を用いて、ブロスA中のシュードモ
ナスエルギノーサ(Ps eudomonas aeruginosa)(ATC
C#10145)約3×108CFU/mlを含む懸濁
液を調製した。総量150μlの懸濁液を、実施例1の
方法により製造したインディケータートレイの各ウエル
に入れ;次にこれら懸濁液をフェノールまたは硫酸銅
(微生物の成長に有害である)で希釈して最終濃度1.
5×108CFU/mlにした。トレイを37℃でイン
キュベートし、そしてそれらの蛍光をフルオロスキャン
II蛍光計により10分間隔で測定した。図3および図
4は、システムの応答に対するフェノールまたは硫酸銅
の効果を示す。
【0045】高いレベルでの添加は成長を抑制し、測定
時間中に蛍光は増加しなかった。1グラム/リットル以
上のフェノールおよび500mg/リットルを超える硫
酸銅を含むウエルは2時間未満では蛍光シグナルの増加
が見られず、このことから活性をもった代謝生物が存在
しないことが示唆された。即ち、酸素消費の測定を使用
することにより生物の代謝が検査できた。
【0046】
【実施例8】 大腸菌に対する抗生物質の効果 A−Just比濁計(アボットラブズ社、シカゴ、I
L)を用いて、ブロスA(実施例1参照)中の大腸菌
(ATCC #25922)の0.5マックファーラン
ド懸濁液を調製した。その懸濁液を1×107CFU/
mlに希釈したが、インディケータートレイのウエルは
実施例1の方法で製造され、抗生物質シプロフロキサシ
ン、セフォキシチンおよびセフロキシムを最終濃度0.
5から8μg/mlで含んだ。トレイを37℃において
4時間インキュベートし、そしてそれらの蛍光をフルオ
ロスキャンII蛍光計により測定した。結果を表4に示
す。
【0047】
【表4】 表4 大腸菌および抗生物質を含むインディケータートレイからの蛍光 4時間後の蛍光の比較 抗生物質濃度(μg/ml) シプロフロキサシン セフロキシム セフォキシチン 0.5 2537 7902 8181 1 2621 7983 8270 2 2461 7161 7120 3 2527 7598 3692 4 2424 6469 2974 全濃度にわたって見られるとおり、大腸菌はシプロフロ
キサシンに感受性であり、低い蛍光カウントが観察され
た。大腸菌はこの濃度のセフロキシムに抵抗性であり、
高い蛍光カウントが観察された。大腸菌は0.5、1、
および2μg/mlの濃度のセフォキシチンに抵抗性で
あり、4および8μg/mlにおいて低いカウントが観
察された。即ち、蛍光と抗生物質濃度には関連があり、
このことから、本発明のシステムを使用することにより
抗生物質の効果を検査することができ、そして組成物の
最小効果濃度を決定できることが証明された。
【0048】
【実施例9】 Ru(BiPy)3Cl2蛍光体インディケーターを用い
た、大腸菌の酸素消費に対する抗生物質の効果 A−Just比濁計を用いて、ブロスA(実施例1参
照)中の大腸菌(ATCC#25922)の0.5マッ
クファーランド懸濁液を調製した。その懸濁液を1×1
7CFU/mlに希釈したが、インディケータートレ
イのウエルは実施例5の方法で製造され(Ru(BiP
y)3Cl2インディケーター)、抗生物質シプロフロキ
サシン、セフォキシチンおよびセフロキシムを最終濃度
0.5から8μg/mlで含んだ。トレイを37℃にお
いて4時間インキュベートし、そしてそれらの蛍光をフ
ルオロスキャンII蛍光計により測定した。結果を表5
に示す。
【0049】
【表5】 表5 大腸菌および抗生物質を含むインディケータートレイからの蛍光 4時間後の蛍光の比較 抗生物質濃度(μg/ml) シプロフロキサシン セフロキシム セフォキシチン 0.5 507 1155 1171 1 428 1539 1491 2 308 1183 1338 4 403 1170 832 8 323 1194 559 実施例8のように、これら濃度において大腸菌はシプロ
フロキサシンに感受性であり、低い蛍光カウントが観察
された。大腸菌はこれら濃度のセフォキシチンに抵抗性
であり、高い蛍光カウントが観察された。大腸菌は0.
5、1、および2μg/mlの濃度のセフォキシチンに
抵抗性であり、高いカウントが観察された。高濃度のセ
フォキシチンに対しては感受性であり、4および8μg
/mlにおいて低いカウントが観察された。即ち、この
結果からRu(BiPy)3Cl2も蛍光体インディケー
ターに使用できることが示唆された。
【0050】
【実施例10】 DPA蛍光体インディケーターを用いた、微生物の酸素
消費に対する抗生物質の効果 A−Just比濁計を用いて、ブロスA中の大腸菌(A
TCC #25922)の0.5マックファーランド懸
濁液を調製した。その懸濁液を1×107CFU/ml
に希釈したが、インディケータートレイのウエルは実施
例5の方法で製造され(DPAインディケーター)、抗
生物質シプロフロキサシン、セフォキシチンおよびセフ
ロキシムを最終濃度0.5から8μg/mlで含んだ。
トレイを37℃において4時間インキュベートし、そし
てそれらの蛍光をフルオロスキャンII蛍光計により測
定した。結果を表6に示す。
【0051】
【表6】 表6 大腸菌および抗生物質を含むインディケータートレイからの蛍光 4時間後の蛍光の比較 抗生物質濃度(μg/ml) シプロフロキサシン セフロキシム セフォキシチン 0.5 91 183 192 1 109 197 173 2 94 195 164 4 74 160 101 8 68 161 95 これら濃度において、大腸菌はシプロフロキサシンに感
受性であり、低い蛍光カウントが観察された。大腸菌は
これら濃度のセフロキシムに抵抗性であり、高い蛍光カ
ウントが観察された。大腸菌は0.5、1、および2μ
g/mlの濃度のセフォキシチンに抵抗性であり、高い
カウントが観察された。高濃度のセフォキシチンに対し
ては感受性であり、4および8μg/mlにおいては実
施例8および9のように低いカウントが観察されたこと
から、DPAも蛍光体インディケーターに有用であるこ
とが示唆された。
【0052】
【実施例11】 酸素測定に対する開放システムおよび密閉システムの効
果 96ウエルのマイクロタイタートレイを実質的には実施
例1の方法により製造した。トレイの中の2つのウエル
に抗生物質セフロキシムを0.25から32μg/ml
の範囲の濃度で追加した。100マイクロリットルおよ
び50マイクロリットルの大腸菌(ATCC #117
75)懸濁液をウエルに添加することにより約3×10
7CFU/mlにした。各2ウエルの一つにミネラルオ
イルを重層することによりウエル中への酸素の拡散を予
防し、他方のウエルは空中に開放した。トレイを37℃
において5時間インキュベートし、蛍光をフルオロスキ
ャンII蛍光計により測定し、そして抗生物質を含まな
い幾つかのウエルの平均と比較することにより抗生物質
の各濃度における成長対照のパーセントを算出した。図
5はセフロキシムを函数とした5時間の開放ウエルおよ
び密閉ウエルの変化を示す。図6は開放した場合または
ミネラルオイルで重層した場合の成長対照ウエルの蛍光
の変化を示す。
【0053】ミネラルオイルを重層した「密閉システ
ム」は4および8μg/mlの濃度の抗生物質では酸素
消費に対して効果を示さなかったが、ミネラルオイルを
重層していないウエルにおいてはこの生物がこれらの濃
度のセフロキシムに感受性であることが正確に示され
た。この違いは、おそらく抗生物質が生物に効果を示す
までに必要なタイムラグによる。この間、酸素は進行中
の生物の代謝活性により人工的に低レベルになると信じ
られている。
【0054】即ち、生物に対する有毒物の効果を検出す
るために最大の感受性をもって本発明を利用するために
は、試料貯蔵所は空中酸素に開放した方がよい。
【0055】
【実施例12】 インディケータートレイに対する試料体積の効果 ブロスA中の大腸菌(BDMSカルチャーコレクション
#7133)の0.5マックファーランド懸濁液を1
×107CFU/mlに希釈した。異なる体積の(10
μlから300μl)希釈懸濁液を、実施例1の方法に
より製造されたインディケータートレイのウエルに入れ
た。トレイを37℃でインキュベートし、そして蛍光を
フルオロスキャンII蛍光計により30分間隔で測定し
た。同じ体積の滅菌ブロスの蛍光を差し引くことによ
り、微生物により引き起こされる蛍光の変化が得られ
た。その結果を表7に示す。
【0056】
【表7】 表7 インディケータートレイの蛍光に対する試料体積の効果 蛍光の比較 試料体積(μl) 0時間 1時間 2時間 2.5時間 3時間 3.5時間 4時間 10 0 0 0 0 0 4 139 20 0 0 275 795 814 1218 1958 40 0 245 683 1883 2108 2613 3240 60 0 80 1559 3497 4847 6226 6827 80 0 82 1798 5340 8333 8810 8801 100 0 31 1848 5952 7672 7962 7961 125 0 103 2798 6286 7580 7852 7852 150 0 32 2539 6005 6568 6759 6686 175 0 51 2574 6149 6993 6987 6798 200 0 59 2376 5355 5742 5944 5826 250 0 115 2172 5373 5695 5822 5759 300 0 107 2538 4650 4727 4825 4778 簡単に言えば、2時間以上において、40μl以下の試
料を用いたウエルは80μl以上を用いたウエルにおい
て観察されたシグナルと比較して1/2を超えない増加
を示すことが観察された。40μl以下を含むウエルに
おいては、生物のためにあまりにわずかな体積しか存在
しないため小体積の試料に酸素が拡散できるより速く酸
素を効率的に消費すると信じられている。
【0057】
【実施例13】 蛍光計を用いたインディケーターシステムの使用 インディケータートレイは実施例1の方法と同じ蛍光化
合物およびシリコーンを使用して調製されたが、トレイ
は透明プラスチックから作られ、ウエルは円形の底を有
する(#4−3918−2、BD ラブウエアーリンカ
ーンパーク NJ)。10μlシリコーン中の2ナノグ
ラムのRu(DPP)3Cl2をトレイの各ウエルに入
れ、洗浄段階を実施しなかった。シュードモナスエルギ
ノーサ(BDMSカルチャーコレクション #N11
1)および大腸菌(ATCC #25922)の試料を
ブロスA(実施例1を参照)に希釈して、0から32μ
g/mlのセフロキシム、0.12から8μg/mlの
シプロフロキサシンまたは0から32μg/mlのセフ
ォキチンを含むブロスA中に1×107CFU/mlに
なるようにし、そしてトレイに入れた。トレイを4時間
37℃においてインキュベートし、そして次に励起源と
して使用される紫外線トランスイルミネーター(#TX
−365A、スペクトニクスコーポレーション社、ウエ
ストバリー、NY)の段階に置いた。その結果得られた
蛍光は550カット−オンフィルター(#LL−550
−S−K962,コリオン社、ホリストン、MA)を通
して1フートの間隔で、トレイ上部から直接観察され
た。抗生物質を含まないかまたは生物に影響しない程度
の抗生物質を含むウエルは高いレベルの蛍光の証拠とな
ることが容易に観察された。生物を含まないかまたは高
いレベルの抗生物質を含まないウエルは大変に低いレベ
ルの蛍光を有した。各生物に対して蛍光放射を顕著に低
下させる抗生物質の最低濃度を、一晩のマイクロ希釈抗
微生物感受性試験を使用して決定されたMIC濃度によ
り表8に示す。
【0058】
【表8】 表8 装置を使用せずに得られた蛍光の結果 MIC セフロキシム シプロフロキサシン セフォキチン 視覚 対照 視覚 対照 視覚 対照 Ps . aeruginosa 〉64 〉64 1 0.5 〉64 〉64E . coli #25922 16 8 〈0.12 〈0.12 8 4
【0059】
【実施例14】 血液を含む培地中の低レベルのバクテリアの存在を検出
するためのインディケーターの使用 68ngのRu(DPP)3Cl2を含むダウコーニング
社の水基剤乳濁液3mlを一方の面にコートして組織培
養フラスコ(ファルコン #3084、BDラブウエア
ー社、リンカーンパーク、NJ)を調製した。フラスコ
はエチレンオキシドを用いて滅菌した。約0.05CF
U/mlの大腸菌(ATCC #25922)を含む1
35mlのTSBブロス(BBL #11768)、お
よび15mlのフィブリン除去された羊の血液を一つの
フラスコに添加した。対照のフラスコは135mlのT
SBおよび15mlの血液を含むが生物は含まない。フ
ラスコのキャップはあまくして通気をよくさせ、そして
フラスコを垂直の位置で37℃においてインキュベート
した。インキュベーターから数フィートの位置にあるパ
ーキンエルマー(Perkin Elmer)LS−5
Bスペクトロフルオロメーターを用いて、繊維状の光学
プローブによりフラスコからの蛍光が測定された。フル
オロメーターはフラスコを、10nmのスリット幅およ
び550nmのカット−オン放射フィルターを用いて4
85nmの励起波長で測定した。帯状のチャートをフル
オロメーターに装着して蛍光を16時間続けて監視し
た。インキュベートの間の7.5時間、10.5時間お
よび16時間目に100μlのアリコートを試験フラス
コから取り出して、滅菌TSB中で1:100に希釈
し、そして希釈液100μlをそれぞれ3つのTSAプ
レートにまくことによりフラスコに存在するCFU/m
l数値を測定した。結果を図7にグラフで示す。
【0060】本発明の非侵略的技術は血液中の生物の検
出、極めて重大でかつ苛酷な課題のために使用されう
る。フラスコは極めて濁った溶液を含み、該溶液は16
時間連続的に監視され、そして蛍光の測定により生物の
成長との直接の関連性が示された。この成長は、生物の
濃度がちょうど106CFU/mlを超えた、11時間
後に容易に検出された。
【0061】
【実施例15】 FASTトレイ蓋のプロンの球状末端にコートされたイ
ンディケーター この実施例は、商標名FASTトレイ(ベクトンディキ
ソン社)の蓋のプロンの球状末端にコートされた酸素イ
ンディケーターを用いてバクテリアの呼吸を監視した。
3つの異なるインディケーターについて評価した。
【0062】調製された第一のインディケーターは、R
u(DPP)3Cl2の2mg/mlのジクロロメタン溶
液1mlとダウ−コーニング3−5024水基剤乳濁液
10mlの混合物である。FASTトレイ蓋のプロンの
球状末端をインディケーター溶液の浅い貯蔵所に浸し、
除き、プロン側面をラックの下に入れ、そして蒸発させ
て放置した。第二のインディケーターは3mlのベッカ
ー(Wacker)SWS−960透明シリコーン分散
液、6mlのペトロリュームエーテル、および0.5m
lのRu(DPP)3Cl2の2mg/mlのジクロロメ
タン溶液を混合して調製した。FASTトレイ蓋のプロ
ンの球状末端は第一のインディケーターと同じ方法によ
りこのインディケーターを用いてコートされ、この溶剤
の蒸発させて放置し、そして大気水分で反応させた。第
三のインディケーターは第二の方法と同じように調製さ
れたがベッカー(Wacker)SWS−960白色シ
リコーンを使用した。
【0063】ミュエラーヒントン(Mueller H
inton)ブロス中の1×107CFU/mlの大腸
菌(ATCC #25922)懸濁液を調製した。15
0マイクロリットルのアリコートをピペットでマイクロ
タイタートレイの奇数ナンバーの列に加え、未接種のミ
ュエラーヒントンブロスの150マイクロリットルのア
リコートを偶数ナンバーの列のウエルにピペットで加え
た。プロンでコートされたインディケーターを含む蓋を
トレイ上に置いた。蓋をしたトレイを37℃の高湿度イ
ンキュベーター中に3時間置いた。
【0064】3時間インキュベートした後、トレイを透
明ガラス板の上に置いた。トレイの底が鏡に映るように
鏡をガラス板の下に置いた。トレイ全体を平均的に照ら
す365nm紫外線源をトレイ上部から約1インチの位
置に置いた。鏡を通して見ることができる小さい窓をも
つ箱を該アッセンブリーの上に置くことにより部屋の明
かりを遮断し、そして550nmカットーオンフィルタ
ーを箱の窓に入れた。このアッセンブリーを用いて、イ
ンディケーターでコートされたFASTトレイ蓋のプロ
ンの球状末端からの蛍光がトレイの底を通して視覚化で
きた。表9はこの方法により評価されたトレイの視覚的
観察の結果を含む。
【0065】
【表9】 表9 トレイの底を通して見られた、インディケーターをコートした蓋の プロンの視覚的観察シリコーン 観 察 ダウ−コーニング 球面からの極めて明るい蛍光が生物を含むウエル中に侵入 した。未接種ウエル内のプロンからの蛍光は極めて弱い蛍 光であった。
【0066】 ベッカー透明 プロン間で幾つかの視覚的に異なる蛍光が接種ウエルおよ び未接種ウエルに侵入した。違いはダウ−コーニングを用 いた場合よりもはるかに観察しにくかった。
【0067】 ベッカー白色 球面からの極めて明るい蛍光が接種されたウエル中に侵入 し、その強さはダウ−コーニングとほぼ等しかった。未接 種ウエル内の球面からの蛍光は相当弱かった。
【0068】即ち、3つすべてのインディケーターシス
テムは所望の結果を提供し、ダウ−コーニングとベッカ
ー白色は接種ウエルと未接種ウエルの間で明確に区別で
きる大きな違いを示した。
【0069】
【実施例16】 紫外線硬化性シリコーンゴム内に詰められたシリカゲル
粒子に吸収されたRu(DPP)3Cl2からなるインデ
ィケーター Ru(DPP)3Cl2をシリカゲル粒子に吸収させ、そ
してこれらの粒子をロクタイトヌヴァ−シル(Loct
ite Nuva−Sil)シリコーンゴムに詰めるこ
とにより、インディケーターが調製された。異なるメッ
シュサイズ、異なる量の吸収蛍光体、異なるシリカゲル
/シリコーン比、および2種類のロクタイトヌヴァ−シ
ル(Nuva−Sil 5091およびNuva−Si
l 5147)を使用して、さまざまなインディケータ
ーが調製された。表10は調製されたインディケーター
の特徴および微生物懸濁液に接触させたインディケータ
ーから得られた視覚結果を含む。インディケーターの調
製のために使用された典型的な方法は以下に示す。
【0070】10グラムの100−200メッシュのダ
ビシル(Davisil)シリカゲル(アルドリッヒ
社、ミルウオーキー、WI)を秤量して500mlの丸
底蒸発フラスコに入れた。Ru(DPP)3Cl2の0.
14mg/mlエタノール溶液43mlをピペットでフ
ラスコに入れた。エタノールを回転真空蒸発により除去
し、Ru(DPP)3Cl2をシリカゲルに吸収させて濃
度を0.6mgRu(DPP)3Cl2/gmシリカゲル
にした。このシリカゲル4グラムを16グラムのロクタ
イトヌヴァ−シル(Nuva−Sil)5091(ロク
タイト社、ニューイングトン、CT)と混合して20%
w/wのシリカ/シリコーン比にした。この混合物の
25マイクロリットルのアリコートをピペットでマイク
ロタイタートレイのウエルに入れた。シリコーンは強い
紫外線照射に15秒間、ロクタイトゼータ7200紫外
線温置チェンバー中で暴露することにより温置した。表
10の他のインディケーターは同様にして調製した。
【0071】インディケーターを評価するために、ミュ
ーラーヒントンIIブロス(BBL)中の1×107
FU/ml大腸菌(ATCC #25922)懸濁液1
50マイクロリットルを、マイクロタイタートレイの選
択されたウエルにピペットで入れ、未接種のブロスを他
のウエルにピペットで入れた。このトレイを高湿度35
℃インキュベーターの中で3時間インキュベートした。
インディケーターからの蛍光を視覚化するために、トレ
イを365nm紫外線トランスイルミネーターの段階に
置き、インディケーターからの蛍光を550nmカット
ーオンフィルターを通して上から観察した。表10の応
答カラムの+のサインは、視覚により識別できる蛍光の
増加が、生物を含むウエルから観察されたことを示唆す
る。
【0072】
【表10】 表10 インディケーターの組成および応答メッシュサイズ Ru(DPP)3Cl2 mg/gシリカ シリカの重量% シリコーン 応 答 60-100 0.2,0.4,0.6 5,10,20 5091,5147 +* 100-200 0.2,0.4,0.6 5,10,20 5091,5147 +* 200-425 0.2,0.4,0.6 5,10,20 5091,5147 +* *は全18回の試験の結果を表す(シリコーン5091、5147についてそれ ぞれ9回)。
【0073】微生物を含まないウエルを利用した繰り返
しの試験において、インディケーターはほとんどまたは
全く光を示さなかった(高濃度(0.6mg/gm)の
インディケーターにおいてはかすかな蛍光を示した
が)。
【0074】上述の本発明は、その趣旨および目的から
離れる事なく多くの修飾および変化がなされてよいこと
は明らかである。記述された特定の態様は例示としての
み提供されたものであり、本発明は特許請求の範囲によ
ってのみ制限される。
【図面の簡単な説明】
【図1】図1は、生物を含むブロスと生物を含まないブ
ロスに接触させたインディケーターの蛍光の強さを時間
の函数として表したグラフである。
【図2】図2は、異なる濃度の微生物を接種したブロス
に接触させたインディケーターの蛍光の強さを時間の函
数として表したグラフである。
【図3】図3は、同じ数の生物を接種し、異なる濃度の
フェノールを含むブロスと接触させたインディケーター
の蛍光の強さを時間の函数として表したグラフである。
【図4】図4は、同じ数の生物を接種し、異なる量の硫
酸銅を含むブロスと接触させたインディケーターの蛍光
の強さを時間の函数として表したグラフである。
【図5】図5は、同じ数の生物を接種し、異なる濃度の
セフロキシムを含むブロスと接触させたインディケータ
ーの蛍光の強さを時間の函数として表したグラフであ
る。幾つかのウエルはミネラルオイルで覆うことによ
り、酸素がウエルの中に拡散するのを防いだ。
【図6】図6は、オイルを重層するかまたは空中に開放
し、そして幾つかの異なる時間において測定されたウエ
ル中の蛍光を成長対照のパーセントとして表したグラフ
である。
【図7】図7は、連続して16時間以上測定した場合の
血液培養ボトル内のインディケーターの蛍光の強さを表
したグラフである。矢印は、存在する生物の濃度を定量
するために試料を取り出したときを示す。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 グレゴリー・ジェイ・バレル アメリカ合衆国ペンシルバニア州17356, レッド・ライオン,アコーン・レーン 3055 (72)発明者 クゥオ−ユー・フー アメリカ合衆国メリーランド州21042,エ リコット・シティー,ラムズ・ホーン・ロ ウ 8741 (72)発明者 ジェイムズ・エフ・モンソニー アメリカ合衆国メリーランド州21209,ボ ルティモア,ベイリーフ・コート 2310 (72)発明者 ロバート・サピトウィッツ アメリカ合衆国メリーランド州21009,ア ビンドン,ローレル・ヴァレー・コート 124

Claims (10)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 微生物の代謝活性により液体中の溶解酸
    素のレベルの低下が引き起こされることに基づいて、液
    体中の呼吸している微生物の存在を検出する方法であっ
    て、 (i)蛍光を生じさせる波長を含む光を照射されると酸
    素への暴露と同時に蛍光の強さが低下する蛍光化合物を
    上記液体中の酸素に暴露するが、その際、上記暴露は、
    上記蛍光化合物と上記液体とを直接接触させるかまたは
    実質的に酸素のみを透過する膜により上記蛍光化合物と
    上記液体とを隔てることにより行い; (ii)上記蛍光化合物に蛍光を生じさせる波長を含む
    光を上記蛍光化合物に照射し; (iii)上記蛍光化合物からの蛍光の強さを測定する
    かまたは視覚により観察し;そして (iv)呼吸している微生物を含まない対照の測定値と
    上記測定値とを比較したときに、蛍光の強さの増加分が
    呼吸している微生物の存在を示すことからなる、上記方
    法。
  2. 【請求項2】 上記膜により蛍光化合物と液体とを隔て
    て上記蛍光化合物を上記液体中の酸素に暴露するが、そ
    の際、上記膜内に上記蛍光化合物が含まれており、か
    つ、上記膜が、水および非気体性溶解物は相対的に透過
    しにくいが酸素の透過性が高いマトリックスである、請
    求項1記載の方法。
  3. 【請求項3】 上記蛍光化合物がトリス−4,7−ジフ
    ェニル−1,10−フェナンスロリンルテニウム(I
    I)塩およびトリス−2,2’−ビピリジルルテニウム
    (II)塩からなるグループから選択される、請求項1
    記載の方法。
  4. 【請求項4】 微生物の代謝活性により液体中の溶解酸
    素のレベルの低下が引き起こされることに基づいて、呼
    吸している微生物への抗生物質または抗微生物組成物の
    効果を測定する方法であって、 (i)微生物のブロスを調製し; (ii)蛍光を生じさせる波長を含む光を照射されると
    酸素への暴露と同時に蛍光の強さが低下する蛍光化合物
    を上記ブロス中の酸素に暴露するが、その際、上記暴露
    は、上記蛍光化合物と上記ブロスとを直接接触させるか
    または実質的に酸素のみを透過する膜により上記蛍光化
    合物と上記ブロスとを隔てることにより行い; (iii)上記ブロスを所定量の抗生物質または抗微生
    物組成物と混合し; (iv)上記蛍光化合物に蛍光を生じさせる波長を含む
    光を上記蛍光化合物に照射し; (v)上記蛍光化合物からの蛍光の強さを測定するかま
    たは視覚により観察し;そして (iv)呼吸している微生物と接触させない陰性対照の
    測定値と上記測定値とを比較したときに、対照と比較し
    た蛍光の強さの増加分が呼吸する微生物の存在を示すこ
    とにより、前記所定量の抗生物質または抗微生物組成物
    の非有効性を示すことからなる、上記方法。
  5. 【請求項5】 上記膜により蛍光化合物と液体とを隔て
    て上記蛍光化合物を上記液体中の酸素に暴露するが、そ
    の際、上記膜内に上記蛍光化合物が含まれており、か
    つ、上記膜が、水および非気体性溶解物は相対的に透過
    しにくいが酸素の透過性が高いマトリックスである、請
    求項4記載の方法。
  6. 【請求項6】 上記蛍光化合物がトリス−4,7−ジフ
    ェニル−1,10−フェナンスロリンルテニウム(I
    I)塩およびトリス−2,2’−ビピリジルルテニウム
    (II)塩からなるグループから選択される、請求項4
    記載の方法。
  7. 【請求項7】 水および非気体性溶解物は相対的に透過
    しにくいが酸素の透過性が高いマトリックス内に含まれ
    る蛍光センサーおよび試料を含むように適合された、ひ
    とつまたは複数のウエルを有する本体を含むが、上記蛍
    光センサーは、蛍光を生じさせる波長を含む光で照射し
    た場合に、酸素への暴露と同時に蛍光の強さが低下する
    蛍光化合物を含むことを特徴とする、呼吸している微生
    物の在否を蛍光により試験する装置。
  8. 【請求項8】 上記蛍光化合物がトリス−4,7−ジフ
    ェニル−1,10−フェナンスロリンルテニウム(I
    I)塩およびトリス−2,2’−ビピリジルルテニウム
    (II)塩からなるグループから選択される、請求項7
    記載の装置。
  9. 【請求項9】 微生物の代謝活性により液体中の溶解酸
    素のレベルの低下が引き起こされることに基づいて、液
    体中の呼吸している微生物の存在を検出する方法であっ
    て、 (i)トリス−4,7−ジフェニル−1,10−フェナ
    ンスロリンルテニウム(II)クロライドおよびトリス
    −2,2’−ビピリジルルテニウム(II)クロライド
    六水化物からなるグループから選択される蛍光化合物を
    上記液体中の酸素に暴露するが、その際、上記暴露は、
    上記蛍光化合物と上記液体とを直接接触させるかまたは
    実質的に酸素のみを透過する膜により上記蛍光化合物と
    上記液体とを隔てることにより行い; (ii)上記蛍光化合物に蛍光を生じさせる波長を含む
    光を上記蛍光化合物に照射し;そして (iii)上記蛍光化合物からの蛍光の強さを測定する
    かまたは視覚により観察し、識別されるあらゆる蛍光活
    性が呼吸している微生物の存在を示すことからなる、上
    記方法。
  10. 【請求項10】 微生物の代謝活性により液体中の溶解
    酸素のレベルの低下が引き起こされることに基づいて、
    呼吸している微生物への抗生物質または抗微生物組成物
    の効果を測定する方法であって、 (i)微生物のブロスを調製し; (ii)トリス−4,7−ジフェニル−1,10−フェ
    ナンスロリンルテニウム(II)クロライドおよびトリ
    ス−2,2’−ビピリジルルテニウム(II)クロライ
    ド六水化物からなるグループから選択される蛍光化合物
    を上記ブロス中の酸素に暴露するが、その際、上記暴露
    は、上記蛍光化合物と上記ブロスとを直接接触させるか
    または実質的に酸素のみを透過する膜により上記蛍光化
    合物と上記ブロスとを隔てることにより行い; (iii)上記ブロスを所定量の抗生物質または抗微生
    物組成物と混合し; (iv)上記蛍光化合物に蛍光を生じさせる波長を含む
    光を上記蛍光化合物に照射し;そして (v)上記蛍光化合物からの蛍光の強さを測定するかま
    たは視覚により観察し、識別されるあらゆる蛍光活性が
    呼吸している微生物の存在を示すことにより、前記所定
    量の抗生物質または抗微生物組成物の非有効性を示すこ
    とからなる、上記方法。
JP4098368A 1991-04-18 1992-04-18 微生物モニタリング装置 Expired - Lifetime JPH0773510B2 (ja)

Applications Claiming Priority (2)

Application Number Priority Date Filing Date Title
US68735991A 1991-04-18 1991-04-18
US687359 1991-04-18

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH05137596A JPH05137596A (ja) 1993-06-01
JPH0773510B2 true JPH0773510B2 (ja) 1995-08-09

Family

ID=24760155

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP4098368A Expired - Lifetime JPH0773510B2 (ja) 1991-04-18 1992-04-18 微生物モニタリング装置

Country Status (6)

Country Link
US (1) US5567598A (ja)
EP (1) EP0509791B1 (ja)
JP (1) JPH0773510B2 (ja)
AU (1) AU647609B2 (ja)
CA (1) CA2066329C (ja)
DE (1) DE69211895T2 (ja)

Families Citing this family (64)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US6991918B2 (en) * 1991-04-18 2006-01-31 Becton Dickinson And Co., Methods for improving sensitivity of oxygen biosensors
US6395506B1 (en) * 1991-04-18 2002-05-28 Becton, Dickinson And Company Device for monitoring cells
US6967086B2 (en) * 1991-04-18 2005-11-22 Becton Dickinson And Company Method for determining the presence or absence of respiring cells on a three-dimensional scaffold
JP3182764B2 (ja) * 1992-07-22 2001-07-03 ダイキン工業株式会社 抗菌薬検査方法およびその装置
US5876959A (en) * 1992-07-22 1999-03-02 Daikin Industries, Ltd. Method for testing infectious disease causing microorganisms
AU665854B2 (en) * 1992-07-22 1996-01-18 Daikin Industries, Ltd. Infectious disease inspection method and apparatus therefor
WO1995016052A1 (en) * 1993-12-06 1995-06-15 Fci-Fiberchem Microbial optical sensors and methods
EP0745683B1 (en) * 1995-05-31 2001-08-16 Horiba, Ltd. Process for measuring microbial activity state
EP0790861A1 (en) * 1995-09-12 1997-08-27 Becton, Dickinson and Company Device and method for dna amplification and assay
US6718053B1 (en) * 1996-11-27 2004-04-06 Chromavision Medical Systems, Inc. Method and apparatus for automated image analysis of biological specimens
AU4483997A (en) * 1996-09-18 1998-04-14 Becton Dickinson & Company Microbial monitoring device
US5863751A (en) * 1996-09-30 1999-01-26 Becton Dickinson And Company Addition of lactose or other sugars in correcting false susceptibility results for resistant microorganisms in antimicrobial susceptibility tests
EP0934428B1 (en) 1996-10-08 2004-01-02 Photonics Biosystems Microbiological assessment method and device utilizing oxygen gradient sensing
AU777812C (en) * 1996-10-08 2005-05-12 Photonics Biosystems Microbiological assessment method and device utilizing oxygen gradient sensing
CH692120A5 (de) * 1997-01-14 2002-02-15 Schweizerische Eidgenossenschaft Technische Hochschule Eth Multidimensionale modulare Sensorvorrichtung für die Prozess-Messtechnik.
US6165741A (en) * 1997-05-30 2000-12-26 The Trustees Of The University Of Pennsylvania Method for rapid detection of bacterial growth in cultures
US6001643A (en) * 1997-08-04 1999-12-14 C-Med Inc. Controlled hydrodynamic cell culture environment for three dimensional tissue growth
US7115884B1 (en) * 1997-10-06 2006-10-03 Trustees Of Tufts College Self-encoding fiber optic sensor
US7348181B2 (en) 1997-10-06 2008-03-25 Trustees Of Tufts College Self-encoding sensor with microspheres
ES2138925B1 (es) * 1998-02-12 2000-10-01 Biofusor A I E Procedimiento de medicion de la concentracion de microorganismos en agua.
US5998517A (en) * 1998-06-05 1999-12-07 Becton, Dickinson And Company Composition for the detection of microorganisms in a sample
US6610848B1 (en) 1998-07-27 2003-08-26 Lumet Llc Platinum complex dioxygen sensors
JP2002543434A (ja) 1999-04-29 2002-12-17 デイド マイクロスキャン インコーポレーテッド 迅速な抗菌物質感受性アッセイと微生物同定を組み合わせたシステム
US6432697B1 (en) * 2000-02-03 2002-08-13 Becton, Dickinson And Company Transparent sample container
US20020072084A1 (en) * 2000-11-02 2002-06-13 Meserol Peter M. Biological fluid analysis device
US7144496B2 (en) * 2000-11-02 2006-12-05 Pall Corporation Biological fluid analysis device
JP4183508B2 (ja) 2001-02-28 2008-11-19 バイオメリュー・インコーポレイテッド 一体型濾過および検出デバイス
US7211430B2 (en) * 2001-08-03 2007-05-01 Becton, Dickinson And Company System for stirring growth medium
US6989246B2 (en) * 2002-01-10 2006-01-24 Becton, Dickinson And Company Sensor formulation for simultaneously monitoring at least two components of a gas composition
DE10204531A1 (de) * 2002-02-01 2003-08-21 Inst Chemo Biosensorik Deckelelement
EP1348757A1 (de) * 2002-03-27 2003-10-01 Micronas GmbH Vorrichtung und Verfahren zur Detektion von zellulären Vorgängen mittels Lumineszenzmessungen
US6708855B2 (en) * 2002-04-03 2004-03-23 Robert W. Wilson Transverse folding apparatus
EP1501462A2 (en) * 2002-05-03 2005-02-02 Gambro, Inc. Apparatus and method for detecting bacteria in blood products
US20040107986A1 (en) * 2002-12-06 2004-06-10 Neilson Andy C. High throughput microcalorimeter systems and methods
WO2004065618A2 (en) * 2003-01-16 2004-08-05 Thermogenic Imaging Methods and devices for monitoring cellular metabolism in microfluidic cell-retaining chambers
US7276351B2 (en) * 2003-09-10 2007-10-02 Seahorse Bioscience Method and device for measuring multiple physiological properties of cells
US7198855B2 (en) * 2003-09-12 2007-04-03 Becton, Dickinson And Company Methods of surface modification of a flexible substrate to enhance cell adhesion
US20050059140A1 (en) * 2003-09-12 2005-03-17 Andrea Liebmann-Vinson Methods of surface modification to enhance cell adhesion
US20070087401A1 (en) * 2003-10-17 2007-04-19 Andy Neilson Analysis of metabolic activity in cells using extracellular flux rate measurements
US8658349B2 (en) 2006-07-13 2014-02-25 Seahorse Bioscience Cell analysis apparatus and method
US20060074348A1 (en) * 2004-09-30 2006-04-06 Gambro, Inc. Biologic Fluid Sampling Apparatus
US7604985B2 (en) * 2004-11-10 2009-10-20 Becton, Dickinson And Company System and method for determining fill volume in a container
EP1864141B1 (en) 2005-03-28 2013-03-20 Becton, Dickinson & Company An improved system and method for stirring suspended solids in liquid media
DE102005062003A1 (de) * 2005-12-22 2007-06-28 Endress + Hauser Conducta Gesellschaft für Mess- und Regeltechnik mbH + Co. KG Vorrichtung und Verfahren zur Detektion und/oder quantitativen Messung eines Zielmediums
ITBO20060531A1 (it) 2006-07-11 2008-01-12 Univ Degli Studi Roma Tre Metodo colorimetrico e relativo dispositivo per la rilevazione della carica batterica
US8613158B2 (en) 2008-04-18 2013-12-24 Ball Horticultural Company Method for grouping a plurality of growth-induced seeds for commercial use or sale based on testing of each individual seed
US8202702B2 (en) * 2008-10-14 2012-06-19 Seahorse Bioscience Method and device for measuring extracellular acidification and oxygen consumption rate with higher precision
US8398922B2 (en) * 2009-10-08 2013-03-19 The United States of America as represented by the Secretary of Commerce, the National Institute of Standards and Technology Highly sensitive oxygen sensor for cell culture
GB0918212D0 (en) * 2009-10-16 2009-12-02 Univ Strathclyde Intelligent pigments and plastics
CN102947692B (zh) * 2010-06-16 2015-09-09 英派尔科技开发有限公司 使用金属卟啉的氧检测
BR112014020083A8 (pt) 2012-02-16 2017-07-11 3M Innovative Properties Company Dispositivos indicadores biológicos de esterilização e métodos de uso
JP6466336B2 (ja) 2012-10-24 2019-02-06 ジェンマーク ダイアグノスティクス, インコーポレイテッド 一体型多重標的分析
JP6326058B2 (ja) 2012-11-13 2018-05-16 アジレント・テクノロジーズ・インクAgilent Technologies, Inc. 制御された媒体流動上での三次元組織測定のための装置、インサート、および方法
EP2929323B1 (en) 2012-12-05 2024-05-01 Agilent Technologies, Inc. Individually and flexibly deployable target-analyte sensitive particulate probes and method of making and using
JP2015175681A (ja) * 2014-03-14 2015-10-05 国立大学法人東京工業大学 リン光性色素分子を含む酸素透過性ビーズ及びそれを用いた酸素濃度の測定方法
JP6020513B2 (ja) 2014-05-29 2016-11-02 横河電機株式会社 細胞培養バッグおよび細胞培養バッグの製造方法
CN116809131A (zh) 2014-06-02 2023-09-29 安捷伦科技有限公司 用于分析生物样本的单列微板***和载体
CN107735684A (zh) * 2015-06-26 2018-02-23 柯尼卡美能达美国研究所有限公司 快速且高敏感的细菌检测
CN110678758A (zh) 2017-05-10 2020-01-10 卢克塞尔生物科学公司 实时的细胞或细胞周围微环境的氧控制
CN110621586A (zh) 2017-05-16 2019-12-27 安捷伦科技有限公司 消除顶空的微量滴定板盖以及通过盖光学地测量孔氧气浓度的方法
KR102197006B1 (ko) * 2018-11-20 2020-12-30 주식회사 케이에스 일회용 세균 콘테이너
CN109709065A (zh) * 2019-02-28 2019-05-03 中国农业大学 一种基于近红外显微成像技术的棉粕中抗生素菌渣的判别方法
WO2023196547A1 (en) 2022-04-08 2023-10-12 Agilent Technologies, Inc. Microtiter plate lid and magnetic adapter
WO2023196546A1 (en) 2022-04-08 2023-10-12 Agilent Technologies, Inc. Headspace eliminating microtiter plate lid

Family Cites Families (11)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US3509026A (en) * 1967-01-19 1970-04-28 Litton Systems Inc Method of and apparatus for indicating the sensitivity of microorganisms to antibiotics
US3612866A (en) * 1969-07-08 1971-10-12 Brian Stevens Instrument for determining oxygen quantities by measuring oxygen quenching of fluorescent radiation
US4643968A (en) * 1981-01-29 1987-02-17 Massachusetts Institute Of Technology Process for determining metabolism and growth of cells under various conditions
CA1261717A (en) * 1982-12-23 1989-09-26 John R. Bacon Method and apparatus for oxygen determination
US5030420A (en) * 1982-12-23 1991-07-09 University Of Virginia Alumni Patents Foundation Apparatus for oxygen determination
GB8416044D0 (en) * 1984-06-22 1984-07-25 Unilever Plc Carrying out microchemical and microbiological tests
US4810655A (en) * 1985-07-03 1989-03-07 Abbott Laboratories Method for measuring oxygen concentration
US4824789B1 (en) * 1986-10-10 1996-08-13 Minnesota Mining & Mfg Gas sensor
US4945060A (en) * 1988-03-15 1990-07-31 Akzo N. V. Device for detecting microorganisms
ATE132537T1 (de) * 1990-03-29 1996-01-15 Avl Photronics Corp Verfahren und apparat zum nachweis biologischer aktivitäten in einer probe
CA2075824C (en) * 1990-12-28 1996-05-21 Robert Badal Method and composition for determining antimicrobial susceptibility of the majority of clinically significant gram positive organisms

Also Published As

Publication number Publication date
JPH05137596A (ja) 1993-06-01
EP0509791A1 (en) 1992-10-21
AU647609B2 (en) 1994-03-24
CA2066329A1 (en) 1992-10-19
US5567598A (en) 1996-10-22
DE69211895D1 (de) 1996-08-08
CA2066329C (en) 2000-06-20
AU1482992A (en) 1992-10-22
DE69211895T2 (de) 1996-12-19
EP0509791B1 (en) 1996-07-03

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JPH0773510B2 (ja) 微生物モニタリング装置
US6900030B2 (en) Device for monitoring cells
US5064756A (en) Microbial susceptibility assay using 7-n-(aminoacyl)-7-amido-4-methylcoumarins
EP0333253B1 (en) Apparatus and device for detecting microorganisms
US5164301A (en) Process and kit for detecting microbial metabolism
US5079144A (en) Microorganism testing with a hydrolyzable fluorogenic substrate
US5217876A (en) Method for detecting microorganisms
KR0183402B1 (ko) 미생물의 검출방법 및 장치
EP0934428B1 (en) Microbiological assessment method and device utilizing oxygen gradient sensing
JP4404555B2 (ja) ガス組成物を検出するためのセンサー配合物およびそれを製造する方法
US5366873A (en) Device and method for use in detecting microorganisms in a sample
JPH11510051A (ja) 複数ゾーン滅菌インジケーター
JPH0246280A (ja) 蛍光および反応速度を増強するための器具ならびにその使用法
EP0472622B1 (en) Apparatus for detection of microorganisms
WO1998012348A9 (en) Microbial monitoring device
EP1021557A1 (en) Microbial monitoring device
EP0171158A1 (en) Processes and materials for carrying out microchemical and microbiological tests
US20240175819A1 (en) Diagnostic test
JP2008508526A (ja) 蛍光に基づく装置を用いた微生物の検出
WO1996014429A1 (en) Container device and method for use in detecting microorganisms in a sample
AU2005200504A1 (en) Microbiological assessment method and device utilizing oxygen gradient sensing

Legal Events

Date Code Title Description
R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20080809

Year of fee payment: 13

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20090809

Year of fee payment: 14

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20090809

Year of fee payment: 14

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20100809

Year of fee payment: 15

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20110809

Year of fee payment: 16

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120809

Year of fee payment: 17

EXPY Cancellation because of completion of term
FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120809

Year of fee payment: 17